JPH0814741A - 穀粒乾燥貯留装置 - Google Patents
穀粒乾燥貯留装置Info
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- JPH0814741A JPH0814741A JP8620095A JP8620095A JPH0814741A JP H0814741 A JPH0814741 A JP H0814741A JP 8620095 A JP8620095 A JP 8620095A JP 8620095 A JP8620095 A JP 8620095A JP H0814741 A JPH0814741 A JP H0814741A
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Abstract
ることなく床板上面付近の穀粒を撹拌することができる
穀粒乾燥貯留装置を提供する。 【構成】 タンク2内腔上部の中心部を公転回動の軸心
として公転回動するガイドアーム18には、該ガイドア
ーム18の軸方向に往復移動可能に支持機枠23を設
け、撹拌スクリュー20の下端が床板10に当接するよ
う前記支持機枠23に前記撹拌スクリュー20を支持
し、該撹拌スクリュー20には、該撹拌スクリュー20
の公転に際し、前記排出スクリューに接触しないように
上動機構34を設ける。
Description
及び貯留する円筒状型の穀粒乾燥装置に関する。
円筒状型の穀粒乾燥装置として、昭和54年度農業機械
学会東北支部研究発表会において、「撹拌型乾燥貯蔵ビ
ンによる水稲籾の仕上げ乾燥ならびに貯蔵に関する研
究」と題して発表されたものが知られている(1979
年12月第26号の農業機械学会東北支部報)。この円
筒状型の穀粒乾燥装置は、撹拌装置(撹拌スクリュー)
により穀粒を撹拌しながら穀粒層の下方から通風して穀
粒の乾燥及び貯蔵を行い、穀粒排出時には、床板上面に
横設された公転オーガ(排出スクリュー)を回転させて
穀粒排出が行われるものである。
拌装置が公転オーガに接触しないように、撹拌装置をそ
の下端が公転オーガの羽根の上端縁よりも高くなるよう
に設けているため、撹拌装置下端と床板との間の穀粒は
全く撹拌が行われず、穀粒の過乾燥や変質が発生すると
いう問題点があった。
公報に開示された筒状乾燥室型の穀粒乾燥装置は、前述
の公転オーガを昇降自在に構成するとともに、床板の一
部に、前記公転オーガを嵌入させて沈降させる谷部を装
設したものである。そして、この装置は、穀粒を乾燥室
内に張込み、乾燥するときには公転オーガを谷部に沈降
させるため、撹拌オーガの下端を床板上面付近まで接近
させても公転オーガと接触せず、したがって床板付近の
穀粒を撹拌でき、穀粒の過乾燥や変質を防止できるとい
うものである。
転オーガを昇降自在に構成しているため、その構成が複
雑であるとともに、穀粒排出の際には、公転オーガが床
板上面を一公転回動できるように、撹拌装置を公転オー
ガの後方付近に停止させなければならず、そのための制
御装置等が必要となりコストが増加するという問題点が
あった。
願人が特願平6−15966号により提案した撹拌型穀
粒貯蔵タンクは、タンク内の穀粒を撹拌する撹拌スクリ
ューの下端に可撓性部材を介して下部撹拌スクリューを
連結するとともに、該下部撹拌スクリューを、該下部撹
拌スクリューの下端が、前記排出スクリューの羽根の上
端縁よりも低く設けたものである。そして、この撹拌型
穀粒貯蔵タンクは、撹拌スクリューがタンク内を公転す
る際に、下部撹拌スクリューが公転オーガに接触するの
であるが、下部撹拌スクリューは、可撓性部材を中心に
上方側に回動し、公転オーガを乗り越えると再び可撓性
部材を中心に撹拌スクリューの同一線上へと下方側に回
動するので、タンク内の穀粒層上層から床板付近の下層
までの全ての穀粒を撹拌流動させることができる。
撹拌型穀粒貯蔵タンクは、撹拌スクリューの下端に可撓
性部材を介して下部撹拌スクリューを連結しているた
め、撹拌スクリューの自転の際に下部撹拌スクリューが
偏心して振動が発生しやすいという問題点があった。
単であり、かつ、前記可撓性部材を用いることなく床板
上面付近の穀粒をも撹拌することができる穀粒乾燥貯留
装置を提供することを技術的課題とする。
本発明は、穀粒を乾燥貯留するための通気性床板を設け
た略円筒状の穀粒タンクと、該タンク内に堆積した穀粒
に調質空気を流通させるための送風機と、前記タンク内
腔上部に、タンク中央部を回動中心として円運動するガ
イドアームと該ガイドアームに吊設され、ガイドアーム
上を移動可能であり、かつ、前記床板直上まで延設され
て、タンク内穀粒を撹拌するために自転する撹拌スクリ
ューとからなる撹拌装置と、前記床板上面に設けられ、
その床板上面中央部を公転回動中心として公転しながら
自転して床板中央部に開口した穀粒排出口に穀粒を排出
する排出スクリューと、更に、前記床板の下方に設けら
れ、前記穀粒排出口からタンク外に穀粒を搬送するスク
リューコンベアとを有する穀粒乾燥貯留装置において、
前記撹拌装置の撹拌スクリュー上部に、該撹拌スクリュ
ーが前記排出スクリューの基本位置近傍に達したとき、
該排出スクリューに接触しないように撹拌スクリュー上
動機構を設ける、という技術的手段を講じた。
前記ガイドアームに支持された支持機枠に、前記撹拌ス
クリューの上部を上下方向に摺動可能に支持するととも
に、「く」の字形状のレバーを回動自在に支持し、該レ
バーの下端は前記撹拌スクリューと接続する一方、前記
レバーの上端は自由端となして摺接部を設け、前記タン
ク内腔上部には、前記摺接部と当接しながら、前記レバ
ーの下端が前記撹拌スクリューを上昇させるように、前
記レバーを回動させるためのレバーガイドを、前記排出
スクリューの基本位置と平行に対設すると良い。
記ガイドアームに支持された支持機枠に、前記ガイドア
ームに対して該支持機枠が上下方向に摺動するジャッキ
とジャッキ用モータとを設け、前記支持機枠に回転可能
に吊設した前記撹拌スクリューが前記排出スクリューの
基本位置近傍に達したとき、前記ジャッキ用モータの駆
動を制御するモータ制御装置とを設けても良い。
スクリューはタンク内を公転しながら自転し、かつ、ガ
イドアーム上を往復移動しながら、タンク内の穀粒の上
層から床板上面付近の下層までの穀粒を撹拌流動させ
る。この時、撹拌スクリューは床板直上まで延設されて
いるので、床板上面付近の穀粒を掻き上げながら撹拌流
動させることができる。
拌スクリューが排出スクリューに接触しないように撹拌
スクリュー上動機構が作動する。すなわち、該上動機構
は、撹拌スクリューが基本位置に停止している排出スク
リューに接近すると、撹拌スクリューの下端部を排出ス
クリューのコンベアカバーに乗り上げさせるとともに、
レバー上端の摺接部をレバーガイドに当接させて、レバ
ー上端をレバー支持部を中心にして回動させる。この上
動機構により、レバー下端は撹拌スクリューを上昇させ
るように回動され、撹拌スクリューは摺接部がレバーガ
イドに当接している間に、排出スクリューを乗り越える
ことができる。
の公転回動及び自転を停止して、タンク内の穀粒を排出
するため、排出スクリューの公転回動及び自転を開始す
るときには、排出スクリューの公転回動により撹拌スク
リューの下端部に接触しないよう、撹拌スクリューの停
止位置を、摺接部とレバーガイドとが当接する排出スク
リューの基本位置にして、撹拌スクリューが上昇した状
態にする。
体的に説明する。
留装置1は、穀粒を張り込み、乾燥及び貯蔵するための
円筒状又は多角筒状の穀粒タンク2と、吸気口3から外
気を取り入れて外気を加熱、除湿又は冷却する空調装置
4と、該空調装置4の調質空気をタンク2内へ送風する
ために、タンク1の屋根部5に送風口6を連通させた送
風ファン7と、タンク2内の空気を吸引するために、吸
引口8をタンク2下部に連通させた吸引ファン9とから
構成される。
り、該タンク2の床面は網体又は多孔板等の通気性の床
板10に形成してある。
上部に設けられた穀粒供給口11から行われ、該穀粒供
給口11の下方に設けた均分器12により均等に張り込
まれる。前記床板10の下方の空間は、前記吸引口8と
連通して排風室13に形成され、該排風室13には、前
記床板10中央に形成された穀粒排出口14からタンク
2外へ穀粒を搬送するスクリューコンベア15が横設さ
れている。床板10上面には、床板10の中心部を公転
回動の軸心として公転回動しながら自転して、タンク2
内穀粒を穀粒排出口14へ搬送する排出スクリュー16
が横設されている。また、該排出スクリュー16には、
排出スクリュー16とともに床板10上面を公転するコ
ンベアカバー17が設けられている。符号18は、一側
端がタンク2内腔上部の中心部を公転回動の軸心として
公転回動するように横架され、その他側端がタンク2内
壁面上部に周設されたガイドレール19に支架されてい
るガイドアームであり、符号20は、該ガイドアーム1
8に、ガイドアーム18の軸方向に往復移動可能に吊設
され、タンク2内穀粒を撹拌流動させる撹拌スクリュー
である。なお、図示実施例では、2本の撹拌スクリュー
が設けられているが、その数は2本に限定されることは
なく、1本であっても又は2本であっても構わない。
び撹拌スクリュー上動機構について図3を参照しながら
詳述する。
上端に接続して回転軸21が設けられ、さらに、回転軸
21の同一軸線上の上端に接続してスライド軸22が設
けられている。前記ガイドアーム18には、ガイドアー
ム受け40…を備えた一対の支持台39a,39bを介
して支持機枠23を設ける。そして、穀粒を床板10上
面から上方側に流動撹拌するために、前記回転軸21の
上端にあるスライド軸22は、前記支持機枠23に回転
自在に軸支され、撹拌スクリュー20の下端部側には、
前記床板10上面と摺接するように球形ローラー24が
垂設されている。また、支持機枠23には、モータ25
を付設するとともに、前記スライド軸22を嵌挿する回
転プーリ28が軸受27により回転自在に支持されてい
る。そして、該回転プーリ28と前記モータ25のモー
タプーリ26とに、Vベルト29を連結することによ
り、前記撹拌スクリュー20は穀粒を上昇するように回
転駆動される。撹拌スクリュー20とその上方にある回
転軸21との接合部には、撹拌されて上昇した穀粒を平
らにする均分板41が軸着されている。
軸21は、軸受30,31を介してシャフトサポート3
2内に挿通され、さらに、シャフトサポート32は、支
持機枠23に固着されたリニアブッシュ33に嵌挿され
る。そして、前記撹拌スクリュー20を上下方向に昇降
可能にする撹拌スクリュー上動機構として、前記支持機
枠23には、「く」の字形状のレバー34を設けてい
る。すなわち、該レバー34の中央部は、支点軸35に
より支持機枠23に支持して回動自在にするとともに、
該レバー34の下端には長孔34aを設け、該長孔34
aに嵌入するピン36によりレバー34と前記シャフト
サポート32とを接続する。また、前記レバー34の上
端は、レバー34に力を加える力点となるため自由端と
なすととに、球状の摺接部37を設ける。そして、前記
貯蔵タンク2の内腔上部には、前記摺接部37と当接す
ることにより、レバー34の下端がシャフトサポート3
2を上昇させるように、レバー34を回動させるための
レバーガイド38が、前記排出スクリュー16の基本位
置と平行に対設されてる。
穀粒の撹拌の際に排出スクリュー16が停止している位
置のことであり、ここでは、スクリューコンベア15と
平行な床板10上面の位置を示す。なお、排出スクリュ
−16を、排出スクリュ−16の基本位置で停止させる
ために、前記排出スクリュ−16の公転軌跡上には、リ
ミットスイッチ(図示せず)等のセンサ−を設ける場合
もある。
下底44の長さが上底45の長さよりも短い逆台形状と
なっており、前記摺接部37の当接し始めの斜面42及
び当接し終わりの斜面43は、緩傾斜になっている。ま
た、下底44の長さは、前記撹拌スクリュー20が排出
スクリュー16を乗り越え得る長さとすれば良い。
ー20を前記ガイドアーム18の軸方向に往復移動可能
に吊設するために、該ガイドアーム18を嵌挿する支持
台39a,39bが固着され、該支持台39a,39b
の内腔には、前記ガイドアーム18を軸支するために、
該ガイドアーム18の周面を取り囲むようにガイドアー
ム受け40…を配位している。そして、前記ガイドアー
ム18は、一端側がタンク2内腔上部の中心部を軸心と
して公転回動しながら自転するように、ガイドアーム1
8の軸心側にガイドアーム駆動用モータ46を設けてい
る(図2参照)。
うに構成した本発明の穀粒乾燥貯留装置においては、穀
粒をタンク2内に張込んで乾燥させる際、撹拌スクリュ
ー20がタンク2内を公転しながら自転して、タンク2
内の穀粒の上層から床板10上面付近の下層までの穀粒
を撹拌流動させる。すなわち、図4を参照して説明する
と、一端をガイドレール19により支架されたガイドア
ーム18により、タンク2内を公転しながら自転する撹
拌スクリュー20は、その下端部側に設けた球形ローラ
ー24が床板10上面を摺接しながら、矢印A方向に公
転される。このため、床板10上面付近の穀粒を掻き上
げながら撹拌流動させることができる。
記撹拌スクリュー20の往復移動は、前記ガイドアーム
駆動用モータ46によりガイドアーム18が自転される
ことにより行われる。すなわち、ガイドアーム18の周
面に配位されるガイドアーム受け40…は、ガイドアー
ム18の軸線に対して偏向するように設定してある。こ
れにより、ガイドアーム18が自転したときに、ガイド
アーム受け40…の走行方向は変位し、撹拌スクリュー
20をガイドアーム18の軸方向に往復移動可能にす
る。
がら自転して、タンク2内の穀粒を撹拌流動する際に
は、排出スクリュー16は駆動されず、リミットスイッ
チ等により、床板10下方のスクリューコンベア15と
平行な基本位置で停止している。この時、撹拌スクリュ
ー20の下端部は、排出スクリュー16を乗り越えて、
排出スクリュー16との接触を防止することができる。
つまり、図4を参照すると、撹拌スクリュー20が矢印
A方向に公転して、基本位置で停止した排出スクリュー
16に接近すると、撹拌スクリュー20の下端部に設け
た球形ローラー24が、排出スクリュー14のコンベア
ーカバー17に乗り上げるとともに、支持機枠23に支
持されたレバー34の摺接部37が、タンク2内腔上部
に設けたレバーガイド38の斜面42に当接される。そ
して、撹拌スクリュー20がさらに矢印A方向に進む
と、レバー34の上端は支点軸35を中心にして矢印B
方向に回動されるとともに、レバー34の下端はシャフ
トサポート32を上昇させるように回動される。シャフ
トサポート32は、支持機枠23に固着されたリニアブ
ュ32に嵌挿され、また、撹拌スクリュー20上方にあ
るスライド軸22は、回転プーリ28に嵌挿されている
ので、撹拌スクリュー20とシャフトサポート32は、
リニアブッシュ33内を上昇し(矢印C方向)、排出ス
クリュー16を乗り越えることができる。
に進むと(図5参照)、レバー34の摺接部37がレバ
ーガイド38の斜面43を摺動しながら、レバー34の
上端が矢印D方向に回動される。また、球形ローラー2
4は、撹拌スクリュー20の自重によってコンベアーカ
バー17から離脱して床板10上面と再び摺接される
(矢印E方向)。そして、撹拌スクリュー20は、上記
同様に床板10上面付近の穀粒を掻き上げながらタンク
2内の穀粒を撹拌流動することができる。
公転回動及び自転を停止して、タンク2内の穀粒を排出
するため、排出スクリュー16の公転回動及び自転を開
始するときには、排出スクリュー16の公転回動により
撹拌スクリュー20の下端部に接触しないよう、撹拌ス
クリュー20の停止位置を、レバー34の摺動部37と
レバーガイド38の下底44とが当接する、排出スクリ
ュー16の基本位置に停止させる(図4参照)。なお、
前記撹拌スクリュ−20を、前記排出スクリュ−16の
基本位置で停止させるため、前記ガイドレール19に
は、リミットスイッチ(図示せず)等のセンサ−を設け
る場合もある。
例を図6を参照しながら説明する。なお、図3と対応す
る同じ符号はその説明を省略する。前記ガイドアーム1
8に支持する支持台39a,39bの下端には、前記ガ
イドアーム18に対して支持機枠23が上下方向に摺動
するジャッキ51を設ける。該ジャッキ51はウォーム
歯車が内装されたギアボックス54と長尺のねじ軸53
とから構成され、前記ギアボックス54の水平方向には
ウォーム歯車と軸着したウォーム軸52が設けられてい
る。前記ギアボックス54の上端はモータベース55を
介して支持台39aと固着し、ギアボックス54の下端
はねじ軸53が垂下されている。そして、ねじ軸53の
下端は、支持機枠23の底面に埋設したナット部56に
螺合し、回り止めキー等により離脱を防止しておく。
継手57を介してジャッキ用モータ58のモータ軸と連
絡する一方、ウォーム軸52の他端はジャッキ用モータ
58の正・逆回転の制御及びON・OFFの制御を行う
ギアドリミットスイッチ59を設ける。符号60は前記
ギアドリミットスイッチ59を作動する作動杆60であ
り、符号61は前記作動杆60を左右に回動させるガイ
ド軸であり、該ガイド軸61は前記排出スクリュー16
の基本位置と平行にタンク内腔上部に対設されている。
について図7を参照して説明する。一端をガイドレール
19に支架されたガイドアーム18により、タンク2内
を公転しながら自転する撹拌スクリュー20は、その下
端部に設けた球形ローラ24が床板10上面と摺接しな
がら矢印A方向に公転される。このため、床板10上面
付近の穀粒を掻き上げながら撹拌流動することができ
る。
転して、基本位置で停止した排出スクリュー16に接近
すると、支持機枠23上部に設けた作動杆60が、第1
のガイド軸61に当接して矢印B方向に回動される。そ
して、作動杆60が矢印B方向に回動すると、ギアドリ
ミットスイッチ59の制御により、ジャッキ用モータ5
8が正回転するように駆動される。ジャッキ用モータ5
8が正回転することにより、ジャッキ51のねじ軸53
は、ナット部56をねじ込んで引上げていき、支持機枠
23及び撹拌スクリュー20が排出スクリュー16を乗
り越え得る高さCまで上昇する。
部56をねじ込むと、ギアドリミットスイッチ59の制
御により、ジャッキ用モータ58が停止される。そし
て、支持機枠23及び撹拌スクリュー20が上昇してい
る間に矢印D方向に公転して、排出スクリュー16を乗
り越えることができる。
転すると、支持機枠23上部に設けた作動杆60が、第
2のガイド軸62に当接して再び矢印B方向に回動され
る。これにより、ギアドリミットスイッチ59はジャッ
キ用モータ58を逆回転するための信号を出力する。ジ
ャッキ用モータ58が逆回転すると、ねじ軸53はナッ
ト部56から抜き出されていき、支持機枠23及び撹拌
スクリュー20が降下して、再び球形ローラ24が床板
10と摺接する。そして、撹拌スクリュー20は、上記
同様に床板10上面付近の穀粒を掻き上げながらタンク
2内の穀粒を撹拌流動することができる。
ンク2の屋根部5に、外気取入口48と通風路49とか
らなる太陽熱加温部47を設けて、該太陽熱加温部47
と送風ファン7とを通風胴50を介して接続すると、穀
粒乾燥貯留装置1は、太陽熱によって加温された外気を
利用することができるため、空調装置4を使用せず又は
空調装置4を併用して穀粒の乾燥を行い得る。
の撹拌スクリュー上部に、該撹拌スクリューが前記排出
スクリューの基本位置近傍に達したとき、該排出スクリ
ューに接触しないように撹拌スクリュー上動機構を設け
たので、撹拌スクリューの公転の際に、前記上動機構が
作動して排出スクリューと接触しないため、可撓性部材
を用いることなく、床板上面付近の穀粒を掻き上げなが
ら、タンク内の穀粒の上層から床板上面付近の下層まで
の穀粒を撹拌流動することができる。
持された支持機枠に、前記撹拌スクリューの上部を上下
方向に摺動可能に支持するとともに、「く」の字形状の
レバーを回動自在に支持し、該レバーの下端は前記撹拌
スクリューと接続する一方、前記レバーの上端は自由端
となして摺動部を設け、前記タンク内腔上部には、前記
摺接部と当接しながら、前記レバーの下端が前記撹拌ス
クリューを上昇させるように、前記レバーを回動させる
ためのレバーガイドを、前記排出スクリューの基本位置
と平行に対設したので、撹拌スクリューが排出スクリュ
ーに接近したときに、レバーの回動により撹拌スクリュ
ーを上昇させて排出スクリューとの接触を避ける、とい
う簡単な構成にしているため、生産コストも安価にでき
る。
に支持された支持機枠に、前記ガイドア−ムに対して該
支持機枠が上下方向に摺動するジャッキとジャッキ用モ
−タとを設け、前記支持機枠に回転可能に吊設した前記
撹拌スクリュ−が前記排出スクリュ−の基本位置近傍に
達したとき、前記ジャッキ用モ−タの駆動を制御するモ
−タ制御装置とを設けているので、比較的簡単な構成で
撹拌スクリュ−と排出スクリュ−との接触を防止するこ
とができる。また、前記「く」の字形状のレバ−を設け
た撹拌スクリュ−上動機構では、撹拌スクリュ−の上動
の際に、垂直方向だけでなく水平方向の力も加わって引
き上げられるので、撹拌スクリュ−が振動する恐れがあ
った。しかし、本実施例の撹拌スクリュ−上動機構で
は、撹拌スクリュ−の上動の際に垂直方向のみの力で引
き上げられるので、撹拌スクリュ−が振動する恐れはな
くなった。
図である。
る。
面図である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 穀粒を乾燥貯留するための通気性床板を
設けた略円筒状の穀粒タンクと、該タンク内に堆積した
穀粒に調質空気を流通させるための送風機と、前記タン
ク内腔上部に、タンク中央部を回動中心として円運動す
るガイドアームと該ガイドアームに吊設され、ガイドア
ーム上を移動可能であり、かつ、前記床板直上まで延設
されて、タンク内穀粒を撹拌するために自転する撹拌ス
クリューとからなる撹拌装置と、前記床板上面に設けら
れ、その床板上面中央部を公転回動中心として公転しな
がら自転して床板中央部に開口した穀粒排出口に穀粒を
排出する排出スクリューと、更に、前記床板の下方に設
けられ、前記穀粒排出口からタンク外に穀粒を搬送する
スクリューコンベアとを有する穀粒乾燥貯留装置におい
て、前記撹拌装置の撹拌スクリュー上部に、該撹拌スク
リューが前記排出スクリューの基本位置近傍に達したと
き、該排出スクリューに接触しないように撹拌スクリュ
ー上動機構を設けたことを特徴とする穀粒乾燥貯留装
置。 - 【請求項2】 前記撹拌スクリュー上動機構は、前記ガ
イドアームに支持された支持機枠に、前記撹拌スクリュ
ーの上部を上下方向に摺動可能に支持するとともに、
「く」の字形状のレバーを回動自在に支持し、該レバー
の下端は前記撹拌スクリューと接続する一方、前記レバ
ーの上端は自由端となして摺接部を設け、前記タンク内
腔上部には、前記摺接部と当接しながら、前記レバーの
下端が前記撹拌スクリューを上昇させるように、前記レ
バーを回動させるためのレバーガイドを、前記排出スク
リューの基本位置と平行に対設してなる請求項1記載の
穀粒乾燥貯留装置。 - 【請求項3】 前記撹拌スクリュー上動機構は、前記ガ
イドアームに支持された支持機枠に、前記ガイドアーム
に対して該支持機枠が上下方向に摺動するジャッキとジ
ャッキ用モータとを設け、前記支持機枠に回転可能に吊
設した前記撹拌スクリューが前記排出スクリューの基本
位置近傍に達したとき、前記ジャッキ用モータの駆動を
制御するモータ制御装置とを設けてなる請求項1記載の
穀粒乾燥貯留装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08620095A JP3498417B2 (ja) | 1994-04-25 | 1995-03-17 | 穀粒乾燥貯留装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6-110415 | 1994-04-25 | ||
JP11041594 | 1994-04-25 | ||
JP08620095A JP3498417B2 (ja) | 1994-04-25 | 1995-03-17 | 穀粒乾燥貯留装置 |
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JPH0814741A true JPH0814741A (ja) | 1996-01-19 |
JP3498417B2 JP3498417B2 (ja) | 2004-02-16 |
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ID=26427361
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JP08620095A Expired - Fee Related JP3498417B2 (ja) | 1994-04-25 | 1995-03-17 | 穀粒乾燥貯留装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3498417B2 (ja) |
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1995
- 1995-03-17 JP JP08620095A patent/JP3498417B2/ja not_active Expired - Fee Related
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