JP3199315B2 - 穀槽における穀粒撹拌装置 - Google Patents

穀槽における穀粒撹拌装置

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JP3199315B2 JP08817898A JP8817898A JP3199315B2 JP 3199315 B2 JP3199315 B2 JP 3199315B2 JP 08817898 A JP08817898 A JP 08817898A JP 8817898 A JP8817898 A JP 8817898A JP 3199315 B2 JP3199315 B2 JP 3199315B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穀粒を穀槽に張込
んで乾燥する穀粒乾燥装置または穀粒を穀槽に張込んで
貯蔵する穀粒貯留装置における穀槽内に、そこに張込ん
で堆積させた穀粒を上下に撹拌流動させるように装設す
る穀粒撹拌装置についての改良に関する。
【0002】
【従来の技術】穀粒乾燥装置または穀粒貯留装置のうち
で、図1に示している如く、穀粒を張込む穀槽1を、竪
型の円筒状または多角筒状に形成して、それの内腔の底
部に、網体等の通気性の床板10を棚設して、その床板
10の上方を、投入した穀粒を堆積させる収容部とし、
その床板10の下方の空間を、穀槽1の外部に装設する
熱風生成装置2から送給される乾燥風を導く導風路11
に形成しておき、穀槽1の外部に装設せる送穀装置3に
より穀槽1内に投入した穀粒を、床板10上に堆積さ
せ、それに、床板10の下方から熱風または自然風より
なる乾燥風を浴せるようにした形態のものにあっては、
穀槽1内に張込まれて、床板10上に堆積する穀粒を上
下方向に撹拌流動させることが必要となる。
【0003】このため、穀槽1内には、天井部に左右方
向に沿うガイドシャフトaを、穀槽1の内壁面の上端部
位にその内壁面に沿うリング状に設けたガイドレール1
2と穀槽1の軸心部位に配設せるフレーム13との間に
渡架するように装架して、このガイドシャフトaを、モ
ーターM1の駆動により自転回動するようにするととも
に、その自転回動により外端側に設けた転輪14がガイ
ドレール12上を転動することで穀槽1の略軸心部位を
中心として公転回動するようにしておき、このガイドシ
ャフトaに、箱状に組立てた支持機枠4を、図2および
図3に示している如く、それの内面側に装設したベアリ
ング40…を介して、ガイドシャフトaの軸方向および
周方向に対して自在に滑動するように組付け支架し、か
つ、ガイドシャフトaの周面に接触して回転する駆動ロ
ールRを、ガイドシャフトaの軸方向に対し傾斜する回
転軸により軸支しておいて、ガイドシャフトの自転回動
により、駆動ロールRが、それの回転軸の傾斜角度に従
いガイドシャフトaの周面を回動して走行することによ
って、ガイドシャフトa上をゆっくりと軸方向に変位す
るようにする。そして、この支持機枠4に、竪のオーガ
ー5の上端側を組付け、支持機枠4に組付けたモーター
M2の出力軸を伝導して駆動することで、竪のオーガー
5が穀槽1内に堆積する穀粒を上下に撹拌流動させなが
ら、順次作用位置を変位させていくようにし、さらに、
ガイドシャフトaの回動端となる穀槽1の内壁面に臨む
外端部には、ガイドシャフトaに対して位置を固定した
支持機枠6を支架し、これに、穀槽1内の周縁部の穀粒
の撹拌用のオーガー7を組付けるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の穀粒乾燥装置ま
たは穀粒貯留装置の穀槽1内に装設する穀粒撹拌装置
は、ガイドシャフトaの外端部に、そのガイドシャフト
aに対し位置を固定して支架する穀槽内の周縁部の穀粒
の撹拌用の竪のオーガー7が、図4および図5にあるよ
うに、それの駆動機構の制約から穀槽の内壁面に対し一
定の間隔寸法W(通常約300ミリ)をおいた位置まで
しか寄せられないことで、穀槽の内壁面に接する部位の
穀粒の撹拌流動を不充分にしている問題がある。
【0005】また、このことから、穀槽の内壁面には、
網体または目抜板等からなる上下方向の通気路bを、穀
槽の内壁面から膨出する多数の中空のリブ状に設けて、
それの下端側を床板10下方の導風路11に連通してお
き、この通気路b…により穀槽の内壁面に接触する部位
の動きの悪い穀粒の変質を防止することが必要となるの
で、この通気路b…を装設するためのコストが嵩む問題
がある。
【0006】本発明は、上述の従前の穀槽1内に装設す
る穀粒撹拌装置に生じている問題を解決するためになさ
れたものであって、穀槽1内に、その穀槽1の軸心部位
を中心として公転回動するよう装架するガイドシャフト
aの外端部に、そのガイドシャフトaに対して位置を固
定して支架する竪のオーガー7を、それの撹拌翼に作用
巾を拡張させる変更を殆んど加えず、しかも、竪のオー
ガー7を支架せしめてガイドシャフトaの外端部に組付
ける支持機枠6のシャフトaに対する組付位置に大きな
変更を加えることなく、穀槽1の内壁面に接する部位の
穀粒の撹拌流動が効果的に行なえるようにする新たな手
段を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そして、本発明において
は、上述の目的を達成するための手段として、穀槽1内
の天井部に、穀槽1の略軸心部を中心に公転回動するガ
イドシャフトaを支架し、そのガイドシャフトaの外端
部に支持機枠4をそのガイドシャフトaに対し回転自在
にかつ位置を固定して装架し、その支持機枠4に竪のオ
ーガー7をその支持機枠4に組付けたモーターMにより
作動するよう支架してなる穀槽の穀粒撹拌装置におい
て、支持機枠4を、ガイドシャフトaの軸心線の方向視
において、その軸心線中心に穀槽1の内壁面に略平行す
る方向に回動させてガイドシャフトaの公転回動の方向
に所定角度θに傾斜させ、傾斜支持装置8を介しガイド
レール12に懸架して、該支持機枠4に支架する竪のオ
ーガー7の下端側と穀槽1の内壁面との間の平面視にお
ける距離W1を、その竪のオーガー7の上端側と穀槽1
の内壁面との間の平面視における距離W2よりも近づけ
ることを特徴とする穀槽における穀粒撹拌装置を提起
し、かつ、これに併せて、穀槽1内の天井部に、穀槽1
の略軸心部を中心に公転回動するガイドシャフトaを支
架し、そのガイドシャフトaの外端部に支持機枠4をそ
のガイドシャフトaに対し回転自在にかつ位置を固定し
て装架し、その支持機枠4に竪のオーガー7をその支持
機枠4に組付けたモーターMにより作動するよう支架し
てなる穀槽の穀粒撹拌装置において、支持機枠4を、ガ
イドシャフトaの軸心線に対しそのガイドシャフトaの
公転回動の前方に向け所定角度θに傾斜させて傾斜支持
装置8を介しガイドレール12に懸架し、その傾斜支持
装置8には、支持機枠4を所定のバネ圧に抗して前記公
転回動の後方への傾斜回動を許容するバネを組み込むと
ともに、その支持機枠4の傾斜方向がガイドシャフトa
の公転回動の後方に切換わり、かつ、その公転回動の後
方への傾斜回動が所望に設定する傾斜角度αとなったと
きにそれを検出する検出装置9を組み付け、その検出装
置9の作動によりガイドシャフトaの公転回動の駆動お
よび竪のオーガー7の駆動を停止せしめるよう制御せし
めたことを特徴とする穀槽における穀粒撹拌装置を提起
するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明手段による穀槽における穀
粒撹拌装置は、軸線方向を竪方向とした筒型の穀槽であ
れば、穀粒を乾燥させる穀粒乾燥機の穀槽でも、穀粒を
貯留する穀粒貯蔵装置の穀槽でも適応し実施し得る。
【0009】また、穀槽の内壁面に接触する部位の穀粒
を上下に撹拌流動させるよう穀槽内の内壁面に近接する
位置に装設する竪のオーガーは、従前手段のものと同様
に、穀槽内に穀槽の軸心部位を中心に公転回動するよう
装架するガイドシャフトの外端部に、そのガイドシャフ
トに対し位置を固定して組付け装架する支持機枠に組付
け支架して装設するようにしてよい。
【0010】また、この竪のオーガーの支持機枠に対す
る組付け支架も、従前手段のものと同様に行なってよ
く、かつ、竪のオーガー自体の構成も、オーガー軸の周
面に装着する螺旋翼の径を拡張させる必要はなく、従前
手段の竪のオーガーと同様に構成してよい。
【0011】しかして、本発明手段においては、竪のオ
ーガー7を支架せる支持機枠6を、図6および図7に示
しているように、穀槽1の軸心線からの仮想放射線に対
し所定の角度θで傾斜させた状態として穀槽に対して装
架し、これにより、支持機枠6に組付けた竪のオーガー
7が、図7にあるように、前述の仮想放射線の方向から
見て所定の角度θで傾斜した状態とする。
【0012】この状態は、オーガー7が前述の仮想放射
線を中心として所定の角度θで傾斜していることで、平
面視では、図6にあるように前記仮想放射線に対し横に
振れることになって、図6にあるように軸心線中心の円
弧に沿う内周壁に対し弦のようになり、オーガー7の先
端側が穀槽1の内壁面に近づいていくことになる。
【0013】オーガー7を傾けることによりそのオーガ
ー7の先端側が穀槽1の内壁面に近づいていく距離は、
穀槽1の径およびオーガー7の長さにより差異がある
が、従前の標準の穀槽と竪のオーガー7を用いた場合で
は、9度傾けたときに、図6にあるように、距離W1が
距離W2に対して約100ミリ近づいていくようにな
る。
【0014】竪のオーガー7を傾斜させるためにそれを
支架した支持機枠6を傾斜させる手段は、支持機枠6
に、その支持機枠6とともに竪のオーガー7が穀槽1の
内周面に沿い移動していく移動方向に沿って突出するア
ームを設けておいて、それの突出端部を、穀槽1の内壁
面にそれに沿うリング状に装設してあるガイドレールに
懸架するようにしてよい。
【0015】この場合、竪のオーガー7の傾斜方向は、
そのオーガー7の穀槽1の内壁面に沿い移動していく移
動方向の前方に向けて傾斜させるように設定することが
望ましい。
【0016】そして、このように傾斜方向を設定した場
合には、移動の際の穀粒の抵抗と穀粒を撹拌流動させる
ための負荷が過大となったときに、竪のオーガー7が、
逆向の傾斜方向である移動方向の後方に傾斜するように
なるから、この逆向きの傾斜回動を検知する検知手段を
支持機枠6に装設しておいて、その検知手段による逆向
きの傾斜回動の検出によって穀槽1に設けられた作動機
構の全ての作動を停止させるようにして、竪のオーガー
7の移動および駆動の負荷が過大になったときに、移動
機構および駆動機構に生ずる損傷を防止するようにす
る。
【0017】
【実施例】次に実施例を図面に従い詳述する。図8は本
発明手段を実施せる穀槽における穀物撹拌装置の要部の
組付途上における傾斜図、図9は同上の組付けた状態の
概要斜視図で、同図において、aは、穀槽1の内腔に、
その穀槽1の軸心部位を中心として公転回動するように
装架したガイドシャフト、6は、このガイドシャフトa
の外端部位に組付け支架した支持機枠、7はその支持機
枠6に組付け支架した竪のオーガー、12は穀槽1の内
壁面に沿いリング状に装架したガイドレール、8は竪の
オーガー7を傾斜させた姿勢に保持するよう支持機枠6
を傾斜支持せしめる傾斜支持装置である。
【0018】ガイドシャフトaは、前述の図3にあるよ
うに軸筒状に形成して、穀槽1の軸心部位に配設せる旋
回するフレーム13と穀槽1の内壁面に沿いリング状に
装設せるガイドレール12との間に渡架するように設け
る従来公知のものである。
【0019】支持機枠6は、このガイドシャフトaの外
端部の周面に、図10に示している如く、ベアリング4
0…を介してガイドシャフトaに対し自在に回転するよ
う組付ける通常のものである。
【0020】竪のオーガー7は、前記ガイドシャフトa
の外端部に組付けた支持機枠6に支架して穀槽1の内壁
面に沿う部位の穀粒を撹拌流動させるもので、支持機枠
6に組付けたモーターM2の出力軸mと伝導する伝導機
構70を介して駆動される通常のものである。
【0021】傾斜支持装置8は、前述の支持機枠6の、
それに組付けられた前記モーターM2と反対側における
側面に一体的に組付けられる取付板80と、これにそれ
の外面側から側方に突出するアーム状に設ける固定アー
ム81と、この固定アーム81の上方に配して前記取付
板80の外面からアーム状に突出するとともに連結軸8
2中心に上下に自在に回動するように設ける回動アーム
83と、これら固定アーム81および回動アーム83の
各遊端側に、前述の穀槽1の内壁面に装設したリング状
のガイドレール12の上面側および下面側にそれぞれ当
接していくように軸支するローラー84・85と、回動
アーム83の遊端に軸支せるローラー84がガイドレー
ル12の上面に当接していくよう回動アーム83と固定
アーム81との間に張架せるバネ86・86と、そのバ
ネ86・86の強さを所望に調節する調節ネジ87・8
7とからなる。
【0022】そして、この傾斜支持装置8は、前述の調
節ネジ87・87を緩めてバネ86・86のバネ圧を解
放したときは、支持機枠6が、それに支架した竪のオー
ガー7の重量によりそのオーガー7を略垂直な姿勢とす
るようにガイドシャフトaに対して回転することで、支
持機枠6に一体的に組付けられる固定アーム81が、図
9および図11に示している如くガイドレール12から
下方に離れた状態位置を占め、回動アーム83が連結軸
82中心に下方に回動してその回動アーム83の遊端部
に軸支したローラー84がガイドレール12の上面に衝
合してくる状態となる。
【0023】そして、この状態から調節ネジ87・87
を緊め込んでバネ86・86のバネ圧を強くしていくこ
とで、固定アーム81が、それの遊端部のローラー85
がガイドレール12の下面に衝合するまで、バネ86・
86のバネ力で引き上げられて、前述の図10にあるよ
うに支持機枠6を傾斜させ、それに支架せる竪のオーガ
ー7を所定角度に傾斜させた状態とする。
【0024】次に図12は、前述の図8の状態におい
て、ガイドシャフトaが、それの駆動回転により該ガイ
ドシャフトaの外端に設けた転輪14が回転してガイド
レール12上を転動することで、穀槽1の軸心部位を中
心として図8において矢印(イ)方向に公転回動して、該
ガイドシャフトaの外端部に支架した竪のオーガー7
が、その方向に順次移動しながら穀槽1の内壁面に沿う
部位の穀粒の撹拌流動を行なっている際に、過大な負荷
を受けて、バネ86・86のバネ圧に抗してガイドシャ
フトaを中心に移動方向の後方に回動した状態を示す図
である。
【0025】同図において、9は、このように竪のオー
ガー7に過大な荷重がかかって、オーガー7の駆動機構
に無理が生ずるようになったときに、オーガー7に生ず
る逆方向の傾斜回動の作動を検出して、それによりオー
ガー7の駆動機構を停止させるための逆向き傾斜作動の
検出装置で、支持機枠6に、移動方向の前方に向けて上
向きに5度の傾きを具備する状態として取付けた水銀ス
イッチ90により構成してあり、その水銀スイッチ90
が図13に示している如く、移動方向の前方に向けて上
向きに9度の傾斜角度で傾いた時にはオンの状態を保持
し、図14に示している如く、移動方向の後方に向けて
10度の傾斜角度に傾くことでオフとなるように設定し
てある。
【0026】そして、この例においては、この水銀スイ
ッチ90が移動方向の後方に向けて上向きに前述した如
く10度傾いてオフとなったときには、穀槽1に装備し
てある全ての作動機構の作動を停止させるよう制御装置
に働くようにしてある。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による穀槽
における穀粒撹拌装置は、穀槽1の内壁面に沿う部位を
公転回動しながらその部位の穀粒を撹拌流動させるよう
装設する竪のオーガー7を、それを支架するガイドシャ
フトaに対し、そのガイドシャフトaの公転回動の方向
に所定角度θで傾斜するように支架せしめることで、そ
のオーガー7の下端側を平面視において穀槽1の内壁面
に近づけるようして、その穀槽1の内壁面に沿う部位の
穀粒に作用させるようにしているのだから、竪のオーガ
ー7自体に変更を加えず、また、そのオーガー7を支架
する支持機枠6のガイドシャフトaに対する組付位置お
よび組付手段に殆んど変更を加えることなく、穀槽1の
内壁面に沿う部位の穀粒を竪のオーガー7により効果的
に撹拌流動し得るようになり、従来穀槽1の内壁面に竪
方向のリブ状に設けていた多数の通気路bの省略を可能
にする。
【0028】また、上述の竪のオーガー7を支架せる支
持機枠6を、穀槽1内に穀槽の軸心部中心に公転回動す
るよう装架したガイドシャフトaに対して、そのガイド
シャフトaの軸心線中心に旋回自在に装架して、ガイド
シャフトaの公転回動の方向の前方に向け所定角度θに
傾斜させ、かつ、その傾斜する位置に向けてバネ86・
86で付勢しておくときは、竪のオーガー7に過大な負
荷がかかることで、バネ86・86に抗して傾斜方向が
移動方向の後方に向けて傾斜回動するように切換わるか
ら、このバネ86・86に抗する逆向きの傾斜回動を検
出装置9により検出して、オーガー7の駆動機構を停止
させるよう制御することで、過負荷によりオーガー7お
よびそれの駆動機構に生ずる損傷を防止し得るようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従前の穀槽における穀粒撹拌装置の縦断面図で
ある。
【図2】同上の要部の縦断正面図である。
【図3】同上の要部の斜視図である。
【図4】同上の穀粒撹拌装置の概要平面図である。
【図5】同上の穀粒撹拌装置の概要正面図である。
【図6】本発明による穀槽における穀粒撹拌装置の概要
平面図である。
【図7】同上の概要正面図である。
【図8】同上の組立途上の斜視図である。
【図9】同上の要部の組付けた状態の概要斜視図であ
る。
【図10】同上の要部の一部破断した正面図である。
【図11】同上の要部の側面図である。
【図12】同上の過負荷状態時の要部の側面図である。
【図13】同上の過負荷時の逆向きの傾斜作動の検出装
置の通常状態時の説明図である。
【図14】同上検出装置の逆向きの傾斜作動を検出する
状態時の説明図である。
【符号の説明】
a…ガイドシャフト、b…通気路、R…駆動ロール、M
…モーター、m…出力軸、1…穀槽、10…床板、11
…導風路、12…ガイドレール、13…フレーム、14
…転輪、2…熱風生成装置、3…送穀装置、4…支持機
枠、40…ベアリング、5…オーガー、6…支持機枠、
7…オーガー、70…伝導機構、8…傾斜支持装置、8
0…取付板、81…固定アーム、82…連結軸、83…
回動アーム、84・85…ローラー、86…バネ、87
…調節ネジ、9…検出装置、90…水銀スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01F 25/14 A01F 25/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀槽1内の天井部に、穀槽1の略軸心部
    を中心に公転回動するガイドシャフトaを支架し、その
    ガイドシャフトaの外端部に支持機枠4をそのガイドシ
    ャフトaに対し回転自在にかつ位置を固定して装架し、
    その支持機枠4に竪のオーガー7をその支持機枠4に組
    付けたモーターMにより作動するよう支架してなる穀槽
    の穀粒撹拌装置において、支持機枠4を、ガイドシャフ
    トaの軸心線の方向視において、その軸心線中心に穀槽
    1の内壁面に略平行する方向に回動させてガイドシャフ
    トaの公転回動の方向に所定角度θに傾斜させ、傾斜支
    持装置8を介しガイドレール12に懸架して、該支持機
    枠4に支架する竪のオーガー7の下端側と穀槽1の内壁
    面との間の平面視における距離W1を、その竪のオーガ
    ー7の上端側と穀槽1の内壁面との間の平面視における
    距離W2よりも近づけることを特徴とする穀槽における
    穀粒撹拌装置。
  2. 【請求項2】 穀槽1内の天井部に、穀槽1の略軸心部
    を中心に公転回動するガイドシャフトaを支架し、その
    ガイドシャフトaの外端部に支持機枠4をそのガイドシ
    ャフトaに対し回転自在にかつ位置を固定して装架し、
    その支持機枠4に竪のオーガー7をその支持機枠4に組
    付けたモーターMにより作動するよう支架してなる穀槽
    の穀粒撹拌装置において、支持機枠4を、ガイドシャフ
    トaの軸心線の方向視において、その軸心線中心に穀槽
    1の内壁面に略平行する方向に回動させてガイドシャフ
    トaの公転回動の方向の前方に向け所定角度θに傾斜さ
    せ、傾斜支持装置8を介しガイドレール12に懸架し
    て、該支持機枠4に支架する竪のオーガー7の下端側に
    穀槽1の内壁面との間の平面視における距離W1を、そ
    の竪のオーガー7の上端側と穀槽1の内壁面との間の平
    面視における距離W2よりも近づけることを特徴とする
    穀槽における穀粒撹拌装置。
  3. 【請求項3】 穀槽1内の天井部に、穀槽1の略軸心部
    を中心に公転回動するガイドシャフトaを支架し、その
    ガイドシャフトaの外端部に支持機枠4をそのガイドシ
    ャフトaに対し回転自在にかつ位置を固定して装架し、
    その支持機枠4に竪のオーガー7をその支持機枠4に組
    付けたモーターMにより作動するよう支架してなる穀槽
    の穀粒撹拌装置において、支持機枠4を、ガイドシャフ
    トaの軸心線の方向視において、その軸心線中心に穀槽
    1の内壁面に略平行する方向に回動させてガイドシャフ
    トaの公転回動の方向の後方に向け所定角度θに傾斜さ
    せ、傾斜支持装置8を介しガイドレール12に懸架し
    て、該支持機枠4に支架する竪のオーガー7の下端側に
    穀槽1の内壁面との間の平面視における距離W1を、そ
    の竪のオーガー7の上端側と穀槽1の内壁面との間の平
    面視における距離W2よりも近づけることを特徴とする
    穀槽における穀粒撹拌装置。
  4. 【請求項4】 穀槽1内の天井部に、穀槽1の略軸心部
    を中心に公転回動するガイドシャフトaを支架し、その
    ガイドシャフトaの外端部に支持機枠4をそのガイドシ
    ャフトaに対し回転自在にかつ位置を固定して装架し、
    その支持機枠4に竪のオーガー7をその支持機枠4に組
    付けたモーターMにより作動するよう支架してなる穀槽
    の穀粒撹拌装置において、支持機枠4を、ガイドシャフ
    トaの軸心線に対しそのガイドシャフトaの公転回動の
    前方に向け所定角度θに傾斜させて傾斜支持装置8を介
    しガイドレール12に懸架し、その傾斜支持装置8に
    は、支持機枠4を所定のバネ圧に抗して前記公転回動の
    後方への傾斜回動を許容するバネを組み込むとともに、
    その支持機枠4の傾斜方向がガイドシャフトaの公転回
    動の後方に切換わり、かつ、その公転回動の後方への傾
    斜回動が所望に設定する傾斜角度αとなったときにそれ
    を検出する検出装置9を組み付け、その検出装置9の作
    動によりガイドシャフトaの公転回動の駆動および竪の
    オーガー7の駆動を停止せしめるよう制御せしめたこと
    を特徴とする穀槽における穀粒撹拌装置。
JP08817898A 1998-03-17 1998-03-17 穀槽における穀粒撹拌装置 Expired - Fee Related JP3199315B2 (ja)

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