JP3586889B2 - 穀物貯留ビンの攪拌装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、穀物貯留ビンの撹拌装置に関する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】
従来は、荷受穀粒を受ける貯留ビンは、穀粒の水分による蒸れを防止するため一時貯留を目的とし、乾燥通風機能を有して乾燥通風される。この貯留ビン内の底部には乾燥風が通過する乾燥網が中央部へ向けて下り傾斜すべく構成され、又配穀状態を均一にすると共に、貯留中の穀粒と新規に供給された穀粒とを撹拌する移動自在な複数個の撹拌装置の取付け基部は、所定間隔に水平で垂下状態に装着された構成である。
【0003】
前記貯留ビン内の穀粒は、乾燥通風されて所定の仕上水分値まで乾燥されたり、又所定水分値まで低下すると、該貯留ビンから排出され、この穀粒は、仕上乾燥する別に設備した穀粒乾燥機等内へ供給されて仕上乾燥される。上記の貯留ビン内での乾燥通風のときに、各撹拌装置の取付け基部が、水平状態に装着されていることにより、これら撹拌装置は最外周部へ移動したときに、乾燥網上面とこの撹拌装置の下部との間は、所定の隙間を設けた構成としていることにより、これら撹拌装置が最中心部へ移動したときは、該乾燥網上面とこの撹拌装置の下部との間の隙間が、該乾燥網が傾斜していることによって広くなり、このためこの位置では穀粒の撹拌が悪くなって、穀粒に乾燥斑が発生することがあったが、これを防止しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は、穀物を受けて貯留する貯留ビン1の底部には乾燥風を通風する乾燥網14を中央部へ向けて下り傾斜すべく構成すると共に、該貯留ビン1内には撹拌による混合、及び配穀状態を均一にする移動自在な複数個の撹拌装置25の取付け基部37′を該乾燥網14の傾斜角度と同じ角度にすべく所定間隔で順次中央部へ向けて下り傾斜させて垂下状態に設けたことを特徴とする穀物貯留ビンの撹拌装置の構成とする。
【0005】
【発明の作用、及び効果】
荷受穀粒を受ける貯留ビン1は、穀粒の水分による蒸れを防止するために一時貯留を目的とし、乾燥通風機能を有して乾燥通風される。この貯留ビン1内の底部には乾燥風が通過する乾燥網14が中央部へ向けて下り傾斜すべく構成され、又配穀状態を均一にすると共に、貯留中の穀粒と新規に供給された穀粒とを撹拌する移動自在な複数個の撹拌装置25が設けられる。この攪拌装置25は乾燥網の傾斜と同じ角度に傾斜する支持枠に沿って移動自在に設けられ、複数個の攪拌装置の回転用スクリューが順次中央部に向けて下り傾斜すべく垂下状態に設けられる。
【0006】
前記貯留ビン1内の穀粒は、乾燥通風されて所定の仕上水分値まで乾燥されたり、又所定水分値まで低下すると、該貯留ビン1から排出され、この穀粒は、仕上乾燥する別に設備した穀粒乾燥機等内へ供給されて仕上乾燥される。上記の貯留ビン1内での乾燥通風のときに、攪拌装置25は乾燥網の傾斜と同じ角度に傾斜する支持枠に沿って移動自在に設けられることにより、この乾燥網14の上面部とこれら撹拌装置25の攪拌用スクリュー下部との間の隙間は、これら撹拌装置25が移動しても常に同じ隙間が保持され、このため穀粒の撹拌が部分的に悪くなる個所がなくなり、これによって穀粒の乾燥斑を防止することができた。
【0007】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図例は、穀粒を荷受して乾燥通風する穀粒貯留ビン1関係を示す図である。前記貯留ビン1の外周機壁2は、円筒形状に構成し、該機壁2上部には天井板3を設け、この天井板3中央部には穀粒を供給する穀粒供給口4を設け、この穀粒供給口4上側には空気流通室5を補助天井板6で形成した構成としている。
【0008】
穀粒供給筒7は、貯留ビン1内の上部の穀粒供給口4部に逆円錐形状に形成して垂下状態に設け、この穀粒供給筒7の下部中央部に軸支した拡散軸8下端部に拡散盤9を設けている。この拡散盤9上側にはプーリ10を設け、このプーリ10と該穀粒供給筒7外側に設けた拡散モータ11軸端部に設けたプーリ12との間には、ベルト13を掛け渡した構成として、該拡散盤9を回転駆動する構成としている。
【0009】
前記貯留ビン1は、底部に乾燥風が通過する乾燥網14を中央部へ向けて下り傾斜させて設け、中央部には排出口15を設けている。該乾燥網14下側には送風室16を構成している。排出移送樋17は、排出口15下側の左右方向に設け、内部には排出ベルトコンベア18を内装して設け、この排出ベルトコンベア18始端部は、該排出口15に連通させた構成である。
【0010】
供給移送樋19は、穀粒供給筒7上側の左右方向に設け、内部には供給ベルトコンベア20を内装した構成であり、この供給ベルトコンベア20終端部は、該穀粒供給筒7に連通させた構成としている。昇穀機21は、貯留ビン1外側部に設けられ、内部にはバケットコンベア22付ベルトを張設してなり、上端部は、供給移送樋19始端部との間において投出筒(図示せず)を設けて連通させ、下端部は、排出移送樋17終端部との間において供給樋(図示せず)を設けて連通させ、該昇穀機21下部には穀粒を投入する張込ホッパ23を設け、又上部には該バケットコンベア22付ベルトを回転駆動する昇穀機モータ24を設けている。
【0011】
撹拌装置25は、スクリュー部、移動部及び回動部等よりなり、貯留ビン1内の上部に設け、四角形状の支持板26の四隅を天井板3よりチエン27等を吊り下げて設け、この支持板26下側には回転自在に回動軸28を軸支し、この回動軸28下端部には、箱形状の支持枠29,29を前後両側に乾燥網14の傾斜角と同じ角度に傾斜させて設け、この支持枠29,29の上端部には回動モータ30を装着し、この回動モータ30軸端部には受ローラ31を設け、この受ローラ31は、該貯留ビン1の外周機壁2内側面上部に設けたL字形状の支持杆32の上端部へ接合させた構成としている。該回動モータ30の回転により、該支持枠29,29は該貯留ビン1内を内周方向へ回転駆動する構成としている。即ち、該貯留ビン1内にはこの傾斜と同じ角度に傾斜し回転軸に連動して回転する支持枠を構成し、該支持枠にはこの支持枠に沿って移動自在に複数個の攪拌装置25を設け、該複数個の攪拌装置25の回転用スクリューを順次中央部に向けて下り傾斜すべく垂下状態に設けている。
【0012】
各回転用スクリュー33軸37は、ケース34中央部に回転自在に垂下状態に設け、これら各回転用スクリュー33軸37の装着部である基部37′は、貯留ビン1の外周部より順次中央部へ向けて下り傾斜状態に装着し、これら各回転用スクリュー33の下端部と乾燥網14上面とは一定の隙間を設けている。
このケース34は受枠35内へ所定間隔で複数個装着し、この受枠35内の両端部の前後両側には、回転自在に回転ローラ36を軸支し、この受枠35は支持枠29,29上側へ重合させ、これら各回転ローラ36は、該支持枠29,29上面へ接触して回転する構成であり、該各回転用スクリュー33軸37上部の軸端部にはプーリ38を固着し、このプーリ38と該ケース34に設けたスクリュー用モータ39軸端部に固着したプーリ40とにはベルト41を掛け渡した構成としている。該スクリュー用モータ39の回転により、該各回転用スクリュー33軸37は、回転駆動する構成としている。該受枠35上側の左右両側には移動軸42を軸支し、これら移動軸42軸端部には移動スプロケット43を回転自在に軸支している。これら各回転用スクリュー33軸37の下端部と該乾燥網14上面部との隙間は、これら各回転用スクリュー33軸37が移動しても常に同じ隙間に保持させる構成として、穀粒の乾燥斑を防止する構成としている。
【0013】
前記支持枠29,29下端部には、正逆回転する上下移動モータ44を設け、この上下移動モータ44軸端部には、スプロケット(A)45を固着し、このスプロケット(A)45と上端部の回転自在なスプロケット軸46軸端部に固着したスプロケット(B)47とにはチエン48を掛け渡した構成であり、このチエン48へ移動軸42の移動スプロケット43は噛合する構成であり、該上下移動モータ44の回転により、各回転用スクリュー33軸37は上下移動する構成としている。この各回転用スクリュー33は回転駆動しながら、上下移動及び円周方向への回転駆動により、貯留ビン1内の穀粒は、撹拌による混合及び配穀状態を均一にする構成としている。
【0014】
送風機49は、貯留ビン1外側に設けられ、加熱装置50から乾燥風をこの送風機49で、送風室16内へ送風させる構成であり、この送風された乾燥風は、乾燥網14から貯留ビン1内を経て、空気流通室5から機外へ排風される構成としている。図4は、他の実施例を示す図であり、図4の如く、貯留ビン1内の撹拌装置25の支持枠51,51はほぼ水平状態に設け、この支持枠51,51に重合する受枠52内の複数個装着したケース53の中央部に回転自在に垂下状態に各回転用スクリュー54軸55を設け、これら各回転用スクリュー54の外径部は、該貯留ビン1外周近傍位置の該回転用スクリュー54を大径とし、中央部位置へ向けて該回転用スクリュー54を順次小径に形成すると共に、回転数も外周近傍位置を高速回転とし、中央部位置へ向けて順次低速回転に構成し、該貯留ビン1内の穀粒の穀層表面部を外周側を高く、中央部を低くすべく構成して、乾燥網14から穀粒表面までの穀粒の高さを、各部ほぼ一定にする構成とし、穀槽内を吹き上がる乾燥風を一定にする構成としている。
【0015】
上記により、貯留タンク1内の穀層の高さが、各部ほぼ一定になることにより、乾燥風の通過抵抗が穀層各部でほぼ一定となり、このため穀粒の乾燥斑の防止ができる。以下、上記実施例の作用について説明する。貯留ビン1内へ収容された穀粒は、各回転スクリュー33軸37は、回転駆動しながら、上下方向へ移動及び内周方向へ回転駆動され、穀粒は撹拌及び配穀状態を均一にしながら、送風機49の回転駆動により、加熱装置50からの乾燥風は、送風室16内へ送風供給され、この乾燥風はこの送風室16から乾燥網14、該貯留ビン1内を通過して空気流通室5を経て機外へ排風されることにより、この乾燥風に該貯留ビン1内の穀粒は晒されて乾燥される。
【図面の簡単な説明】
図は、この発明の一実施例を示すものである。
【図1】穀粒貯留ビンの全体側断面図
【図2】撹拌装置部の拡大側面図
【図3】図2のA−A拡大断面図
【図4】他の実施例を示す図で、穀粒貯留ビンの全体側断面図
【符号の説明】
1 貯留ビン
14 乾燥網
25 撹拌装置
37′ 基部
【産業上の利用分野】
この発明は、穀物貯留ビンの撹拌装置に関する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】
従来は、荷受穀粒を受ける貯留ビンは、穀粒の水分による蒸れを防止するため一時貯留を目的とし、乾燥通風機能を有して乾燥通風される。この貯留ビン内の底部には乾燥風が通過する乾燥網が中央部へ向けて下り傾斜すべく構成され、又配穀状態を均一にすると共に、貯留中の穀粒と新規に供給された穀粒とを撹拌する移動自在な複数個の撹拌装置の取付け基部は、所定間隔に水平で垂下状態に装着された構成である。
【0003】
前記貯留ビン内の穀粒は、乾燥通風されて所定の仕上水分値まで乾燥されたり、又所定水分値まで低下すると、該貯留ビンから排出され、この穀粒は、仕上乾燥する別に設備した穀粒乾燥機等内へ供給されて仕上乾燥される。上記の貯留ビン内での乾燥通風のときに、各撹拌装置の取付け基部が、水平状態に装着されていることにより、これら撹拌装置は最外周部へ移動したときに、乾燥網上面とこの撹拌装置の下部との間は、所定の隙間を設けた構成としていることにより、これら撹拌装置が最中心部へ移動したときは、該乾燥網上面とこの撹拌装置の下部との間の隙間が、該乾燥網が傾斜していることによって広くなり、このためこの位置では穀粒の撹拌が悪くなって、穀粒に乾燥斑が発生することがあったが、これを防止しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は、穀物を受けて貯留する貯留ビン1の底部には乾燥風を通風する乾燥網14を中央部へ向けて下り傾斜すべく構成すると共に、該貯留ビン1内には撹拌による混合、及び配穀状態を均一にする移動自在な複数個の撹拌装置25の取付け基部37′を該乾燥網14の傾斜角度と同じ角度にすべく所定間隔で順次中央部へ向けて下り傾斜させて垂下状態に設けたことを特徴とする穀物貯留ビンの撹拌装置の構成とする。
【0005】
【発明の作用、及び効果】
荷受穀粒を受ける貯留ビン1は、穀粒の水分による蒸れを防止するために一時貯留を目的とし、乾燥通風機能を有して乾燥通風される。この貯留ビン1内の底部には乾燥風が通過する乾燥網14が中央部へ向けて下り傾斜すべく構成され、又配穀状態を均一にすると共に、貯留中の穀粒と新規に供給された穀粒とを撹拌する移動自在な複数個の撹拌装置25が設けられる。この攪拌装置25は乾燥網の傾斜と同じ角度に傾斜する支持枠に沿って移動自在に設けられ、複数個の攪拌装置の回転用スクリューが順次中央部に向けて下り傾斜すべく垂下状態に設けられる。
【0006】
前記貯留ビン1内の穀粒は、乾燥通風されて所定の仕上水分値まで乾燥されたり、又所定水分値まで低下すると、該貯留ビン1から排出され、この穀粒は、仕上乾燥する別に設備した穀粒乾燥機等内へ供給されて仕上乾燥される。上記の貯留ビン1内での乾燥通風のときに、攪拌装置25は乾燥網の傾斜と同じ角度に傾斜する支持枠に沿って移動自在に設けられることにより、この乾燥網14の上面部とこれら撹拌装置25の攪拌用スクリュー下部との間の隙間は、これら撹拌装置25が移動しても常に同じ隙間が保持され、このため穀粒の撹拌が部分的に悪くなる個所がなくなり、これによって穀粒の乾燥斑を防止することができた。
【0007】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図例は、穀粒を荷受して乾燥通風する穀粒貯留ビン1関係を示す図である。前記貯留ビン1の外周機壁2は、円筒形状に構成し、該機壁2上部には天井板3を設け、この天井板3中央部には穀粒を供給する穀粒供給口4を設け、この穀粒供給口4上側には空気流通室5を補助天井板6で形成した構成としている。
【0008】
穀粒供給筒7は、貯留ビン1内の上部の穀粒供給口4部に逆円錐形状に形成して垂下状態に設け、この穀粒供給筒7の下部中央部に軸支した拡散軸8下端部に拡散盤9を設けている。この拡散盤9上側にはプーリ10を設け、このプーリ10と該穀粒供給筒7外側に設けた拡散モータ11軸端部に設けたプーリ12との間には、ベルト13を掛け渡した構成として、該拡散盤9を回転駆動する構成としている。
【0009】
前記貯留ビン1は、底部に乾燥風が通過する乾燥網14を中央部へ向けて下り傾斜させて設け、中央部には排出口15を設けている。該乾燥網14下側には送風室16を構成している。排出移送樋17は、排出口15下側の左右方向に設け、内部には排出ベルトコンベア18を内装して設け、この排出ベルトコンベア18始端部は、該排出口15に連通させた構成である。
【0010】
供給移送樋19は、穀粒供給筒7上側の左右方向に設け、内部には供給ベルトコンベア20を内装した構成であり、この供給ベルトコンベア20終端部は、該穀粒供給筒7に連通させた構成としている。昇穀機21は、貯留ビン1外側部に設けられ、内部にはバケットコンベア22付ベルトを張設してなり、上端部は、供給移送樋19始端部との間において投出筒(図示せず)を設けて連通させ、下端部は、排出移送樋17終端部との間において供給樋(図示せず)を設けて連通させ、該昇穀機21下部には穀粒を投入する張込ホッパ23を設け、又上部には該バケットコンベア22付ベルトを回転駆動する昇穀機モータ24を設けている。
【0011】
撹拌装置25は、スクリュー部、移動部及び回動部等よりなり、貯留ビン1内の上部に設け、四角形状の支持板26の四隅を天井板3よりチエン27等を吊り下げて設け、この支持板26下側には回転自在に回動軸28を軸支し、この回動軸28下端部には、箱形状の支持枠29,29を前後両側に乾燥網14の傾斜角と同じ角度に傾斜させて設け、この支持枠29,29の上端部には回動モータ30を装着し、この回動モータ30軸端部には受ローラ31を設け、この受ローラ31は、該貯留ビン1の外周機壁2内側面上部に設けたL字形状の支持杆32の上端部へ接合させた構成としている。該回動モータ30の回転により、該支持枠29,29は該貯留ビン1内を内周方向へ回転駆動する構成としている。即ち、該貯留ビン1内にはこの傾斜と同じ角度に傾斜し回転軸に連動して回転する支持枠を構成し、該支持枠にはこの支持枠に沿って移動自在に複数個の攪拌装置25を設け、該複数個の攪拌装置25の回転用スクリューを順次中央部に向けて下り傾斜すべく垂下状態に設けている。
【0012】
各回転用スクリュー33軸37は、ケース34中央部に回転自在に垂下状態に設け、これら各回転用スクリュー33軸37の装着部である基部37′は、貯留ビン1の外周部より順次中央部へ向けて下り傾斜状態に装着し、これら各回転用スクリュー33の下端部と乾燥網14上面とは一定の隙間を設けている。
このケース34は受枠35内へ所定間隔で複数個装着し、この受枠35内の両端部の前後両側には、回転自在に回転ローラ36を軸支し、この受枠35は支持枠29,29上側へ重合させ、これら各回転ローラ36は、該支持枠29,29上面へ接触して回転する構成であり、該各回転用スクリュー33軸37上部の軸端部にはプーリ38を固着し、このプーリ38と該ケース34に設けたスクリュー用モータ39軸端部に固着したプーリ40とにはベルト41を掛け渡した構成としている。該スクリュー用モータ39の回転により、該各回転用スクリュー33軸37は、回転駆動する構成としている。該受枠35上側の左右両側には移動軸42を軸支し、これら移動軸42軸端部には移動スプロケット43を回転自在に軸支している。これら各回転用スクリュー33軸37の下端部と該乾燥網14上面部との隙間は、これら各回転用スクリュー33軸37が移動しても常に同じ隙間に保持させる構成として、穀粒の乾燥斑を防止する構成としている。
【0013】
前記支持枠29,29下端部には、正逆回転する上下移動モータ44を設け、この上下移動モータ44軸端部には、スプロケット(A)45を固着し、このスプロケット(A)45と上端部の回転自在なスプロケット軸46軸端部に固着したスプロケット(B)47とにはチエン48を掛け渡した構成であり、このチエン48へ移動軸42の移動スプロケット43は噛合する構成であり、該上下移動モータ44の回転により、各回転用スクリュー33軸37は上下移動する構成としている。この各回転用スクリュー33は回転駆動しながら、上下移動及び円周方向への回転駆動により、貯留ビン1内の穀粒は、撹拌による混合及び配穀状態を均一にする構成としている。
【0014】
送風機49は、貯留ビン1外側に設けられ、加熱装置50から乾燥風をこの送風機49で、送風室16内へ送風させる構成であり、この送風された乾燥風は、乾燥網14から貯留ビン1内を経て、空気流通室5から機外へ排風される構成としている。図4は、他の実施例を示す図であり、図4の如く、貯留ビン1内の撹拌装置25の支持枠51,51はほぼ水平状態に設け、この支持枠51,51に重合する受枠52内の複数個装着したケース53の中央部に回転自在に垂下状態に各回転用スクリュー54軸55を設け、これら各回転用スクリュー54の外径部は、該貯留ビン1外周近傍位置の該回転用スクリュー54を大径とし、中央部位置へ向けて該回転用スクリュー54を順次小径に形成すると共に、回転数も外周近傍位置を高速回転とし、中央部位置へ向けて順次低速回転に構成し、該貯留ビン1内の穀粒の穀層表面部を外周側を高く、中央部を低くすべく構成して、乾燥網14から穀粒表面までの穀粒の高さを、各部ほぼ一定にする構成とし、穀槽内を吹き上がる乾燥風を一定にする構成としている。
【0015】
上記により、貯留タンク1内の穀層の高さが、各部ほぼ一定になることにより、乾燥風の通過抵抗が穀層各部でほぼ一定となり、このため穀粒の乾燥斑の防止ができる。以下、上記実施例の作用について説明する。貯留ビン1内へ収容された穀粒は、各回転スクリュー33軸37は、回転駆動しながら、上下方向へ移動及び内周方向へ回転駆動され、穀粒は撹拌及び配穀状態を均一にしながら、送風機49の回転駆動により、加熱装置50からの乾燥風は、送風室16内へ送風供給され、この乾燥風はこの送風室16から乾燥網14、該貯留ビン1内を通過して空気流通室5を経て機外へ排風されることにより、この乾燥風に該貯留ビン1内の穀粒は晒されて乾燥される。
【図面の簡単な説明】
図は、この発明の一実施例を示すものである。
【図1】穀粒貯留ビンの全体側断面図
【図2】撹拌装置部の拡大側面図
【図3】図2のA−A拡大断面図
【図4】他の実施例を示す図で、穀粒貯留ビンの全体側断面図
【符号の説明】
1 貯留ビン
14 乾燥網
25 撹拌装置
37′ 基部
Claims (1)
- 穀物を受けて貯留する円筒状の貯留ビン1の底部には乾燥風を通風する乾燥網14を外周側から中央部へ向けて下り傾斜すべく構成すると共に、該貯留ビン1内にはこの傾斜と同じ角度に傾斜し回転軸に連動して回転する支持枠を構成し、該支持枠にはこの支持枠に沿って移動自在に複数個の攪拌装置25を設け、該複数個の攪拌装置25の回転用スクリューを順次中央部に向けて下り傾斜すべく垂下状態に設けたことを特徴とする穀物貯留ビンの攪拌装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP14662294A JP3586889B2 (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 穀物貯留ビンの攪拌装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0814755A JPH0814755A (ja) | 1996-01-19 |
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ID=15411905
Family Applications (1)
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JP14662294A Expired - Fee Related JP3586889B2 (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 穀物貯留ビンの攪拌装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105486043B (zh) * | 2016-01-18 | 2017-08-25 | 金陵科技学院 | 一种高效谷物烘干机 |
CN108781782B (zh) * | 2018-06-06 | 2022-07-05 | 四川广汉精力仓储设备制造有限公司 | 一种循环仓 |
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CN111891576A (zh) * | 2020-07-31 | 2020-11-06 | 黄雄景 | 一种农业种子流动散湿型持续动态存储装置 |
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1994
- 1994-06-28 JP JP14662294A patent/JP3586889B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0814755A (ja) | 1996-01-19 |
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