JP2509478Y2 - 穀物乾燥装置 - Google Patents
穀物乾燥装置Info
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- JP2509478Y2 JP2509478Y2 JP6211489U JP6211489U JP2509478Y2 JP 2509478 Y2 JP2509478 Y2 JP 2509478Y2 JP 6211489 U JP6211489 U JP 6211489U JP 6211489 U JP6211489 U JP 6211489U JP 2509478 Y2 JP2509478 Y2 JP 2509478Y2
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- drying
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、静置状態のもとに乾燥室内に収容した穀物
を攪拌混合移送作用と通風作用とにより能率よく均一に
乾燥することができる許りか、排出時には乾燥室内に残
留穀物が発生しないようその総てを円滑に排出すること
ができる穀物乾燥装置に関する。
を攪拌混合移送作用と通風作用とにより能率よく均一に
乾燥することができる許りか、排出時には乾燥室内に残
留穀物が発生しないようその総てを円滑に排出すること
ができる穀物乾燥装置に関する。
[従来の技術] 従来、乾燥室内に静置状態のもとに収容した穀物に対
し乾燥熱風を下方又は上方より一方流通せしめて乾燥し
た場合には、乾燥熱風が最初吹き当る位置の穀物のみが
早く乾燥され、乾燥熱風が排出される側に位置した穀物
は仲々乾燥されないため、静置状態の穀物を胴割れ発生
もなく均一に乾燥することが困難である。したがって、
上記の状態のもとで穀物を均一に乾燥しようとした場合
には穀物の堆積高さがおのずと限定され、大容量の穀物
を静置状態のもとに胴割れ発生もなく均一に乾燥させる
ことが困難である。
し乾燥熱風を下方又は上方より一方流通せしめて乾燥し
た場合には、乾燥熱風が最初吹き当る位置の穀物のみが
早く乾燥され、乾燥熱風が排出される側に位置した穀物
は仲々乾燥されないため、静置状態の穀物を胴割れ発生
もなく均一に乾燥することが困難である。したがって、
上記の状態のもとで穀物を均一に乾燥しようとした場合
には穀物の堆積高さがおのずと限定され、大容量の穀物
を静置状態のもとに胴割れ発生もなく均一に乾燥させる
ことが困難である。
そこで、これを解決する一手段として、静置状態のも
とに乾燥室内に収容した穀物を均一に乾燥させるため
に、静置状態の穀物に対し乾燥熱風を下方又は上方より
交互に流通せしめるようにした通風乾燥機は、本出願
前、例えば、特公昭39−14562号公報に記載されて公知
である。
とに乾燥室内に収容した穀物を均一に乾燥させるため
に、静置状態の穀物に対し乾燥熱風を下方又は上方より
交互に流通せしめるようにした通風乾燥機は、本出願
前、例えば、特公昭39−14562号公報に記載されて公知
である。
[考案が解決しようとする課題] ところで、従前の如く、静置状態の穀物に対し乾燥熱
風を下方又は上方より交互に流通せしめた乾燥機におい
ても、乾燥熱風の送風側の穀物の乾燥速度は乾燥熱風の
排風側の穀物の乾燥速度よりも早くなり、静置状態の穀
物の総てを均一に乾燥することができないという問題点
を有していた。
風を下方又は上方より交互に流通せしめた乾燥機におい
ても、乾燥熱風の送風側の穀物の乾燥速度は乾燥熱風の
排風側の穀物の乾燥速度よりも早くなり、静置状態の穀
物の総てを均一に乾燥することができないという問題点
を有していた。
このように静置状態の穀物が均一に乾燥することがで
きないのは、穀物を天地返し、即ち乾燥時に穀物を積極
的に攪拌混合しないためである。
きないのは、穀物を天地返し、即ち乾燥時に穀物を積極
的に攪拌混合しないためである。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、乾
燥熱風が流通している乾燥室内に静置状態のもとに収容
した穀物を長手方向に沿い往復移動する攪拌混合移送機
を利用して積極的に天地返しを行わせながら供給側より
排出側に向け順次円滑に移行せしめることで穀物を均一
に乾燥することができる許りか、排出時にはシャッタの
開方向の操作で残留穀物を発生させることなく、その総
てを適確に排出することができる穀物乾燥装置を提供し
ようとするものである。
みてなされたものであり、その目的とするところは、乾
燥熱風が流通している乾燥室内に静置状態のもとに収容
した穀物を長手方向に沿い往復移動する攪拌混合移送機
を利用して積極的に天地返しを行わせながら供給側より
排出側に向け順次円滑に移行せしめることで穀物を均一
に乾燥することができる許りか、排出時にはシャッタの
開方向の操作で残留穀物を発生させることなく、その総
てを適確に排出することができる穀物乾燥装置を提供し
ようとするものである。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案における穀物乾燥
装置は、上面を開放した横長の乾燥筐内に、供給側及び
排出側の底面を夫々円弧状に形成した水平通風盤を配設
して乾燥筐内を水平通風盤を境として上部に乾燥室を、
又下部に送風室を夫々区画形成し、前記乾燥筐上には乾
燥室内に収納した穀物を供給側より排出側に向け順次攪
拌混合させながら移行せしめる攪拌混合移送機を長手方
向に沿い往復移動自在に搭載せしめると共に、前記排出
側の弧状部に開口した排出窓には開閉自在のシャッタを
設けてなるものである。そして、排出側の弧状部に開口
した排出窓には、支持軸を軸として夫々が一斉に開閉で
きる複数枚の可動シャッタを設けたものである。
装置は、上面を開放した横長の乾燥筐内に、供給側及び
排出側の底面を夫々円弧状に形成した水平通風盤を配設
して乾燥筐内を水平通風盤を境として上部に乾燥室を、
又下部に送風室を夫々区画形成し、前記乾燥筐上には乾
燥室内に収納した穀物を供給側より排出側に向け順次攪
拌混合させながら移行せしめる攪拌混合移送機を長手方
向に沿い往復移動自在に搭載せしめると共に、前記排出
側の弧状部に開口した排出窓には開閉自在のシャッタを
設けてなるものである。そして、排出側の弧状部に開口
した排出窓には、支持軸を軸として夫々が一斉に開閉で
きる複数枚の可動シャッタを設けたものである。
[作用] 今、乾燥穀物を横長状に呈する乾燥筐内に設けられた
乾燥室の供給側の円弧部に投入すると同時に、攪拌混合
移送機及び送風機を運転して水平通風盤により区画され
た送風室内に乾燥風を送風する。
乾燥室の供給側の円弧部に投入すると同時に、攪拌混合
移送機及び送風機を運転して水平通風盤により区画され
た送風室内に乾燥風を送風する。
さすれば、供給された乾燥穀物は供給側の底面が円弧
部に形成されているので、攪拌混合移送機の往復移動操
作に伴ない略一定の堆積層を維持しながら滞留すること
なく、適確に攪拌混合されると共に、送風室より水平通
風盤を通して乾燥室内に送風される乾燥熱風を浴びて乾
燥される。
部に形成されているので、攪拌混合移送機の往復移動操
作に伴ない略一定の堆積層を維持しながら滞留すること
なく、適確に攪拌混合されると共に、送風室より水平通
風盤を通して乾燥室内に送風される乾燥熱風を浴びて乾
燥される。
したがって、収容室内に静置状態のもとに収容された
穀物は乾燥室内を供給側と排出側との間を往復移動する
攪拌混合移送機による攪拌混合(天地返し)移送作用が
満遍無く行われるので、穀物は希望する水分値(例えば
15%)に仕上げ乾燥される許りか、排出側隅部に穀物が
停滞することなく攪拌混合され、乾燥が行われる。
穀物は乾燥室内を供給側と排出側との間を往復移動する
攪拌混合移送機による攪拌混合(天地返し)移送作用が
満遍無く行われるので、穀物は希望する水分値(例えば
15%)に仕上げ乾燥される許りか、排出側隅部に穀物が
停滞することなく攪拌混合され、乾燥が行われる。
以上のようにして、乾燥された穀物を乾燥筐外に排出
させたい場合には、攪拌混合杆を時計方向に向け回転
し、次に排出側の弧状部に設けた一枚のシャッタ或は支
持軸を軸として夫々一斉に開閉作動させる複数枚のシャ
ッタを夫々開方向に操作せしめると同時に、攪拌混合移
送機を供給側より排出側に向け移動せしめる。
させたい場合には、攪拌混合杆を時計方向に向け回転
し、次に排出側の弧状部に設けた一枚のシャッタ或は支
持軸を軸として夫々一斉に開閉作動させる複数枚のシャ
ッタを夫々開方向に操作せしめると同時に、攪拌混合移
送機を供給側より排出側に向け移動せしめる。
さすれば、収容室内に静置状態のもとに収容されてい
た乾燥穀物は供給側より排出側に向け移動する攪拌混合
機により攪拌混合されながら排出側に移送され、最後に
排出側より残留穀物を発生せることなく円滑に排出され
る。
た乾燥穀物は供給側より排出側に向け移動する攪拌混合
機により攪拌混合されながら排出側に移送され、最後に
排出側より残留穀物を発生せることなく円滑に排出され
る。
なお、前記乾燥穀物の排出作業時に、排出側に至った
攪拌混合移送機は攪拌混合部を持ち上げた状態のまま供
給側に戻し、次いで攪拌混合部を下して前記と同様の作
用を営ませればよい。
攪拌混合移送機は攪拌混合部を持ち上げた状態のまま供
給側に戻し、次いで攪拌混合部を下して前記と同様の作
用を営ませればよい。
[実施例] 実施例について図面を参照して説明する。
第1図ないし第3図において、1は、上面を開放した
横長状を呈する乾燥筐であって、該乾燥筐1内の適当高
さ位置には多数の通風孔3・・・・を穿孔した水平通風
盤2が敷設され、これが水平通風盤2を境として、上部
に乾燥室4を、又下部に送風室5を夫々区画形成せしめ
る。そして、前記水平通風盤2の供給側a及び排出側の
底面6,7を夫々円弧状に形成せしめて、穀物が供給側a
及び排出側bに停滞されることを未然に防止せしめる。
横長状を呈する乾燥筐であって、該乾燥筐1内の適当高
さ位置には多数の通風孔3・・・・を穿孔した水平通風
盤2が敷設され、これが水平通風盤2を境として、上部
に乾燥室4を、又下部に送風室5を夫々区画形成せしめ
る。そして、前記水平通風盤2の供給側a及び排出側の
底面6,7を夫々円弧状に形成せしめて、穀物が供給側a
及び排出側bに停滞されることを未然に防止せしめる。
乾燥筐1上の左右両側には、横長方向に沿って一対の
レール8,8が敷設されており、これがレール8,8上には攪
拌混合移送機9が往復移動走行できるように搭載されて
いる。前記の攪拌混合移送機9は、走行機体10と、該走
行機体10に回転自在に横架された回転軸11に放射状に植
着された複数本の攪拌混合杆12・・・・とからなり、上
記攪拌混合杆12の先端側には、水平通風盤2面及び供給
側a、排出側bの底面6,7と夫々当接する弾性体14を先
端側に備えたヘラ状を呈する攪拌混合移送板13が装着さ
れている。
レール8,8が敷設されており、これがレール8,8上には攪
拌混合移送機9が往復移動走行できるように搭載されて
いる。前記の攪拌混合移送機9は、走行機体10と、該走
行機体10に回転自在に横架された回転軸11に放射状に植
着された複数本の攪拌混合杆12・・・・とからなり、上
記攪拌混合杆12の先端側には、水平通風盤2面及び供給
側a、排出側bの底面6,7と夫々当接する弾性体14を先
端側に備えたヘラ状を呈する攪拌混合移送板13が装着さ
れている。
そして、前記走行機体10の一側には回転軸11を正逆回
転させるための正逆回転モータ15が設置されると共に、
回転軸11と複数本の攪拌混合杆12からなる攪拌混合部16
は走行機体10の一側に配置された昇降用モータ17により
随時昇降調節されるように構成されている。又、前記攪
拌混合移送機9により、乾燥室4内に静置状態のもとに
収容された穀物を攪拌混合しながら乾燥作業を行う場合
には攪拌混合杆12を時計方向或は反時計方向に回転させ
ながら乾燥室4内を横長方向に沿って往復移動走行でき
るように切替り、又乾燥が終了した穀物を乾燥筐1の排
出側bの円弧状底面7に設けた排出窓18より排出ホッパ
ー19に排出させたい場合には攪拌混合杆12を時計方向に
回転させながら攪拌混合機9を供給側aより排出側bに
向け移動せしめると共に、攪拌混合移送機9が排出側b
に達したら、攪拌混合部16を収容した穀物と衝突しない
程度に持ち上げて供給側aに戻した後、攪拌混合部16を
下げて収容した乾燥穀物を開口された排出窓18より排出
するように作動せしめる。したがって、前記排出窓18に
は開閉自在のシャッタ20が回転自在に軸架されている。
21は、送風室5の略中央部一側に配設したバーナ付きの
送風機であって、該送風機5により起風された乾燥熱風
を送風室5内に送風せしめる。
転させるための正逆回転モータ15が設置されると共に、
回転軸11と複数本の攪拌混合杆12からなる攪拌混合部16
は走行機体10の一側に配置された昇降用モータ17により
随時昇降調節されるように構成されている。又、前記攪
拌混合移送機9により、乾燥室4内に静置状態のもとに
収容された穀物を攪拌混合しながら乾燥作業を行う場合
には攪拌混合杆12を時計方向或は反時計方向に回転させ
ながら乾燥室4内を横長方向に沿って往復移動走行でき
るように切替り、又乾燥が終了した穀物を乾燥筐1の排
出側bの円弧状底面7に設けた排出窓18より排出ホッパ
ー19に排出させたい場合には攪拌混合杆12を時計方向に
回転させながら攪拌混合機9を供給側aより排出側bに
向け移動せしめると共に、攪拌混合移送機9が排出側b
に達したら、攪拌混合部16を収容した穀物と衝突しない
程度に持ち上げて供給側aに戻した後、攪拌混合部16を
下げて収容した乾燥穀物を開口された排出窓18より排出
するように作動せしめる。したがって、前記排出窓18に
は開閉自在のシャッタ20が回転自在に軸架されている。
21は、送風室5の略中央部一側に配設したバーナ付きの
送風機であって、該送風機5により起風された乾燥熱風
を送風室5内に送風せしめる。
排出側bの弧状部に設けた排出窓18に軸架された開閉
自在のシャッタ20は、第4図に示された如き構成の連動
シャッタ22であってもよい。即ち、弧状部に開口した排
出窓18には、支持軸23を軸として夫々が一斉に開閉でき
る複数枚の可動シャッタ24・・・・を鎧戸式に配設し
て、複数枚の可動シャッタ24・・・・を同時に開方向に
回動した時には排出窓18を開いて乾燥穀物を適確に排出
し、又複数枚の可動シャッタ24・・・・を同時に閉方向
に回動した時には排出窓18は閉じて乾燥穀物の排出を停
止せしめる。
自在のシャッタ20は、第4図に示された如き構成の連動
シャッタ22であってもよい。即ち、弧状部に開口した排
出窓18には、支持軸23を軸として夫々が一斉に開閉でき
る複数枚の可動シャッタ24・・・・を鎧戸式に配設し
て、複数枚の可動シャッタ24・・・・を同時に開方向に
回動した時には排出窓18を開いて乾燥穀物を適確に排出
し、又複数枚の可動シャッタ24・・・・を同時に閉方向
に回動した時には排出窓18は閉じて乾燥穀物の排出を停
止せしめる。
なお、前述した水平通風盤2は、必要に応じて複数枚
からなる開閉シャッタ25・・・・の開閉調節操作により
その一部を通風状態又は遮風状態とすることができるよ
うにしてもよく、その際においては、複数枚の回動調節
式の開閉シャッタ25・・・・を水平通風盤2が複数に等
分される位置に設けて、開閉シャッタ25・・・・を第3
図に示された実線位置に調節した時には遮風状態として
中央部の水平通風盤2より乾燥熱風を噴出せしめて、例
えば28%の高水分穀物を例えば20%以下となる水分値に
予備乾燥せしめる乾燥作業を営ませ、又鎖線位置とした
時には通風状態として乾燥熱風を水平通風盤2全面より
噴出して、穀物を希望水分値例えば15%に仕上げ乾燥さ
せることができる。又、供給側a或は排出側bに面した
側の開閉シャッタ25,25の何れかを開方向に調節操作す
れば、乾燥熱風の通風量は自動的に増加されて穀物を希
望する水分値に均一乾燥させることができる。
からなる開閉シャッタ25・・・・の開閉調節操作により
その一部を通風状態又は遮風状態とすることができるよ
うにしてもよく、その際においては、複数枚の回動調節
式の開閉シャッタ25・・・・を水平通風盤2が複数に等
分される位置に設けて、開閉シャッタ25・・・・を第3
図に示された実線位置に調節した時には遮風状態として
中央部の水平通風盤2より乾燥熱風を噴出せしめて、例
えば28%の高水分穀物を例えば20%以下となる水分値に
予備乾燥せしめる乾燥作業を営ませ、又鎖線位置とした
時には通風状態として乾燥熱風を水平通風盤2全面より
噴出して、穀物を希望水分値例えば15%に仕上げ乾燥さ
せることができる。又、供給側a或は排出側bに面した
側の開閉シャッタ25,25の何れかを開方向に調節操作す
れば、乾燥熱風の通風量は自動的に増加されて穀物を希
望する水分値に均一乾燥させることができる。
26は、排出ホッパー19の直下に回転自在となるように
配設したベルトコンベアであり、27は、走行機体10を往
復移動させるための走行駆動装置、28は、燃料タンク、
29は、制御盤である。
配設したベルトコンベアであり、27は、走行機体10を往
復移動させるための走行駆動装置、28は、燃料タンク、
29は、制御盤である。
[考案の効果] 本考案は上述のとおりに構成されているので、次に記
載する効果を奏する。
載する効果を奏する。
横長の乾燥筐内に収容した穀物がたとえば静置状態で
あっても、該穀物を横長方向に沿い往復移動する攪拌混
合移送機による攪拌混合作用(天地返し)と送風室から
水平通風盤を通して送風される乾燥熱風との相乗作用で
適確にしかも均一に乾燥させることができ、その結果、
従来の乾燥装置に見られる如き送風側の穀物のみが乾燥
されるという欠点を解決して、相当厚さに堆積された穀
物を胴割れ発生は勿論のこと、品質を劣化させることな
く有効的に乾燥させることができる許りか、水平通風盤
の供給側及び排出側の底面を夫々円弧状に形成したか
ら、攪拌混合乾燥作業時或は乾燥穀物の排出時に乾燥室
の供給側或は排出側の隅部に穀物が残留するのを確実に
無くし、総ての穀物を攪拌混合移送せしめて均一に乾燥
させることができると共に、乾燥穀物も排出側の隅部に
残留させることなく、その総てをシャッタの開方向の操
作で排出窓より円滑に排出させることができる。
あっても、該穀物を横長方向に沿い往復移動する攪拌混
合移送機による攪拌混合作用(天地返し)と送風室から
水平通風盤を通して送風される乾燥熱風との相乗作用で
適確にしかも均一に乾燥させることができ、その結果、
従来の乾燥装置に見られる如き送風側の穀物のみが乾燥
されるという欠点を解決して、相当厚さに堆積された穀
物を胴割れ発生は勿論のこと、品質を劣化させることな
く有効的に乾燥させることができる許りか、水平通風盤
の供給側及び排出側の底面を夫々円弧状に形成したか
ら、攪拌混合乾燥作業時或は乾燥穀物の排出時に乾燥室
の供給側或は排出側の隅部に穀物が残留するのを確実に
無くし、総ての穀物を攪拌混合移送せしめて均一に乾燥
させることができると共に、乾燥穀物も排出側の隅部に
残留させることなく、その総てをシャッタの開方向の操
作で排出窓より円滑に排出させることができる。
第1図は本考案に係る穀物乾燥装置の正面図、第2図は
第1図の側断面図、第3図は乾燥筐の縦断正面図、第4
図はシャッタの他例を示す一部切欠した縦断正面図であ
る。 1……乾燥筐、2……水平通風盤、4……乾燥室、5…
…送風室、6……供給側の円弧状底面、7……排出側の
円弧状底面、9……攪拌混合移送機、18……排出窓、20
……シャッタ、22……連動シャッタ、23……支持軸、24
……可動シャッタ、a……供給側、b……排出側
第1図の側断面図、第3図は乾燥筐の縦断正面図、第4
図はシャッタの他例を示す一部切欠した縦断正面図であ
る。 1……乾燥筐、2……水平通風盤、4……乾燥室、5…
…送風室、6……供給側の円弧状底面、7……排出側の
円弧状底面、9……攪拌混合移送機、18……排出窓、20
……シャッタ、22……連動シャッタ、23……支持軸、24
……可動シャッタ、a……供給側、b……排出側
Claims (2)
- 【請求項1】上面を開放した横長の乾燥筐内に、供給側
及び排出側の底面を夫々円弧状に形成した水平通風盤を
配設して乾燥筐内を水平通風盤を境として上部に乾燥室
を、又下部に送風室を夫々区画形成し、前記乾燥筐上に
は乾燥室内に収納した穀物を供給側より排出側に向け順
次攪拌混合させながら移行せしめる攪拌混合移送機を長
手方向に沿い往復移動自在に搭載せしめると共に、前記
排出側の弧状部に開口した排出窓には開閉自在のシャッ
タを設けた穀物乾燥装置。 - 【請求項2】排出側の弧状部に開口した排出窓には、支
持軸を軸として夫々が一斉に開閉できる複数枚の可動シ
ャッタを設けた請求項1記載の穀物乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6211489U JP2509478Y2 (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | 穀物乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6211489U JP2509478Y2 (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | 穀物乾燥装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH033693U JPH033693U (ja) | 1991-01-16 |
JP2509478Y2 true JP2509478Y2 (ja) | 1996-09-04 |
Family
ID=31590970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6211489U Expired - Lifetime JP2509478Y2 (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | 穀物乾燥装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2509478Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-05-29 JP JP6211489U patent/JP2509478Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH033693U (ja) | 1991-01-16 |
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