JP2599185Y2 - 穀物乾燥装置 - Google Patents

穀物乾燥装置

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JP2599185Y2
JP2599185Y2 JP1991106631U JP10663191U JP2599185Y2 JP 2599185 Y2 JP2599185 Y2 JP 2599185Y2 JP 1991106631 U JP1991106631 U JP 1991106631U JP 10663191 U JP10663191 U JP 10663191U JP 2599185 Y2 JP2599185 Y2 JP 2599185Y2
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JP
Japan
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drying
stirring
ventilation
wall
mixing
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JP1991106631U
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JPH0547794U (ja
Inventor
愛次郎 金子
正幸 土門
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KANEKONOKI CO., LTD.
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KANEKONOKI CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、横長の乾燥筐内に静置
状態のもとに収容した穀物を供給側より排出側に向け撹
拌混合させながら移送せしめる間に流通する乾燥風によ
り均一に乾燥することができる穀物乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乾燥風が流通している乾燥室内に
静置状態のもとに収容した穀物を長手方向に沿い往復移
動走行する撹拌混合移送機を用いて積極的に撹拌混合さ
せながら供給側より排出側に向け順次移行せしめること
で穀物を均一に乾燥することができる穀物乾燥機は、本
出願前例えば実開平3−3693号公報に記載されてい
て公知である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、従前のこの
穀物乾燥装置において、横長の乾燥筐は、一般に
左右両側の側壁は堆積した穀物の反転を確実にするた
め垂直状に形成され、この乾燥筐内に水平通風盤が水平
に配設されていたので、乾燥室内により多くの穀物を収
容するには乾燥筺の側壁を高くしなければならなかっ
た。
【0004】そのため、乾燥筐の左右側壁上に敷設した
レール上を長手方向に沿って往復移動走行する撹拌混合
移送機に回転自在に軸架された撹拌ロータの直径も左右
側壁が高くなることで大きくなり、その結果、撹拌混合
移送機が大型化となるのは勿論のこと撹拌ロータの反転
時における上昇高さも高くなるので乾燥建屋も高くな
り、乾燥装置全体の建設費が嵩むという問題点を有して
いた。
【0005】本考案は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、上面を開放した横長の乾燥筺内に、多数の通風
孔を穿孔した横長の水平通風壁と前記水平通風壁の左右
両側にテーパー状に傾斜した無孔状を呈する横長の傾斜
壁とにより形成した横長の通風盤体を配設して、乾燥箱
内を通風盤体を境として上部に乾燥室を、下部に吸引排
風室をそれぞれ区画形成したことにより、乾燥筺の背丈
が低くても所要量の穀物を収容することができる乾燥室
を設けて、撹拌移送ロータの直径を極力小径として撹拌
混合移送機の小型化および乾燥建屋の低位化を図って建
築費の低減化を達成させることができる穀物乾燥装置を
提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案における穀物乾燥装置は、上面を開放した横
長の乾燥筐内に、多数の通風孔を穿孔した横長の水平通
風壁と前記水平通風壁の左右両側にテーパー状に傾斜し
た無孔状を呈する横長の傾斜壁とにより形成した横長の
通風盤体を配設して、乾燥筐内を通風盤体を境として上
部に乾燥室を、下部に吸引排風室をそれぞれ区画形成し
てなり、前記乾燥筐上には長手方向に沿い往復移動走行
できる撹拌混合移送機を搭載すると共に、前記撹拌混合
移送機には、撹拌移送ロータを回転自在に軸架した軸受
部材を装着したものである。
【0007】
【作用】先ず、乾燥の開始に際し、被乾燥穀物を横長状
を呈する乾燥筐内に設けられた乾燥室の供給側に投入す
ると同時に、撹拌混合移送機、撹拌移送ロータおよび吸
引排風機を運転せしめる。
【0008】乾燥室は、全面に多数の通風孔を穿孔した
横長の水平通風壁と、この左右両側にテーパー状に傾斜
した無孔状を呈する横長の傾斜壁とにより形成されてい
るので、乾燥筐の背丈がたとえ低くても、傾斜壁による
安息角により乾燥筺よりも高く穀物を収容堆積せしめて
所要量の穀物を収容することができる。
【0009】したがって、乾燥室内に静置状態のもとに
収容された大量の穀物は、撹拌混合移送機の往復移動操
作に伴ない回転する撹拌移送ロータの回転作動で乾燥室
内を供給側より排出側に向け撹拌混合(天地返し)され
ながら順次移送される間に吸引流通する乾燥風を浴びて
所定の水分、例えば15%に仕上げ乾燥される。乾燥さ
れた穀物は乾燥室の排出側に設けた排出部より排出させ
ればよい。
【0010】そして、本考案によれば、横長の通風盤の
無孔状を呈する横長の傾斜壁が傾斜しているので、撹拌
移送ロータの回転作動により横長の通風盤の無孔状を呈
する横長の傾斜壁面に沿って穀物の撹拌混合が滞りなく
均等に行われ、穀物の均一乾燥を損なわず乾燥筺の背丈
を極力低くすることができる。
【0011】なお、前記乾燥穀物の排出作業時に、排出
側に至った撹拌混合移送機は撹拌移送ロータを持ち上げ
た状態のまま供給側に戻し、次いで撹拌移送ロータを下
して前記同様の作用を営ませればよい。
【0012】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1は一部を切欠した穀物乾燥装置の正面図、図2は図1
の拡大縦断正面図である。
【0013】図1および図2において、1は、上面を開
放した横長状を呈する乾燥筐であって、該乾燥筐1内の
適当高さ位置には、横長状の通風盤体2を配設して乾燥
筐1内を、通風盤体2を境として上部に乾燥室3を、ま
た下部に吸引排風室4となるようにそれぞれ区画形成せ
しめてある。そして、前記通風盤体2は、全面に多数の
通風孔6を穿孔した横長の水平通風壁5と、前記水平通
風壁5の左右両側にテーパー状に傾斜した無孔状を呈す
る横長の傾斜壁7,7とにより形成したことで乾燥筐1
の背丈が低くても左右の傾斜壁7,7により形成された
安息角により穀物を乾燥筐1の背丈よりも高く堆積さ
せ、その収容量を多くすることができる許りか、通風盤
体2の無孔状を呈する横長の傾斜壁7,7は、穀物が静
置状態で安定する最大角である安息角、すなわち撹拌混
合時においては堆積した穀物の滑り降りを妨げない傾斜
角としているので、水平通風壁5の両側壁が垂直でなく
ても、傾斜壁7,7上に堆積した穀物は反転が妨げられ
ることがなく、穀物の均一乾燥を損なわず乾燥筺の背丈
を極力低くすることができる。
【0014】乾燥筐1上の左右両側には、横長方向に沿
って一対のレール8,8が敷設されており、この一対の
レール8,8上には撹拌混合移送機9が往復移動走行で
きるように搭載されている。前記撹拌混合移送機9は、
走行機体10と、走行機体10より下向きに設けた左右
一対の軸受部材11,11とで構成されており、前記左
右一対の軸受部材11,11には、回転軸14に多数の
撹拌混合杆13・・・・を放射状に植着して構成した撹
拌移送ロータ12が回転自在に軸架されている。
【0015】15は、吸引排風室4の一側に開口接続せ
しめた吸引排風装置であって、該吸引排風装置15の吸
引作用で乾燥風を乾燥室3より吸引排風室4へ向け流通
せしめて乾燥室3内に静置状態のもとに収容した穀物を
乾燥せしめる。16は、走行機体10の一側に設置した
撹拌移送ロータ12を正逆回転させるための正逆回転モ
ータであり、17は、撹拌移送ロータ12を随時昇降調
節せしめて、供給側aより排出側bに向け移動された撹
拌移送ロータ12を再び供給側aに戻す時に、撹拌移送
ロータ12が収容された穀物と衝突しないように上昇さ
せるための昇降用モータである。18は、走行機体10
を往復移動させるための走行駆動装置である。19は、
乾燥室3の排出側に設けられた穀物の排出部であって、
該排出側18には開閉自在のシャッター20が回転自在
に枢着されている。
【0016】前述した穀物乾燥装置は、周囲を太陽熱透
過吸収壁で形成された乾燥建屋内に設置すれば、太陽熱
の透過吸収作用で乾燥熱風を簡単に得て穀物を経済的に
乾燥させることができる。
【0017】
【考案の効果】本考案によれば、上面を開放した横長の
乾燥筐内に、多数の通風孔を穿孔した横長の水平通風壁
と前記水平通風壁の左右両側にテーパー状に傾斜した無
孔状を呈する横長の傾斜壁とにより形成した横長の通風
盤体を配設して、乾燥筐内を通風盤体を境として上部に
乾燥室を、下部に吸引排風室をそれぞれ区画形成したこ
とにより、乾燥筺の背丈が低くても所要量の穀物を収容
することができる乾燥室を設けて、撹拌移送ロータの直
径を極力小径として撹拌混合移送機の小型化および乾燥
建屋の低位化を図って建築費の低減化を達成させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を切欠した穀物乾燥装置の正面図である。
【図2】図1の拡大縦断正面図である。
【符号の説明】
1 乾燥筐 2 通風盤体 3 乾燥室 4 吸引排風室 5 水平通風壁 6 通風孔 7,7 傾斜壁 9 撹拌混合移送機 11,11 軸受部材 12 撹拌移送ロータ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面を開放した横長の乾燥筐内に、多数
    の通風孔を穿孔した横長の水平通風壁と前記水平通風壁
    の左右両側にテーパー状に傾斜した無孔状を呈する横長
    の傾斜壁とにより形成した横長の通風盤体を配設して、
    乾燥筐内を通風盤体を境として上部に乾燥室を、下部に
    吸引排風室をそれぞれ区画形成してなり、前記乾燥筐上
    には長手方向に沿い往復移動走行できる撹拌混合移送機
    を搭載すると共に、前記撹拌混合移送機には、撹拌移送
    ロータを回転自在に軸架した軸受部材を装着したことを
    特徴とする穀物乾燥装置。
JP1991106631U 1991-11-29 1991-11-29 穀物乾燥装置 Expired - Lifetime JP2599185Y2 (ja)

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JP1991106631U JP2599185Y2 (ja) 1991-11-29 1991-11-29 穀物乾燥装置

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JP1991106631U JP2599185Y2 (ja) 1991-11-29 1991-11-29 穀物乾燥装置

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JPH0547794U JPH0547794U (ja) 1993-06-25
JP2599185Y2 true JP2599185Y2 (ja) 1999-08-30

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JP3003693U (ja) * 1994-04-28 1994-10-25 株式会社バンビ 時計バンド

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