JP2901479B2 - 穀物処理装置 - Google Patents
穀物処理装置Info
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- JP2901479B2 JP2901479B2 JP6019276A JP1927694A JP2901479B2 JP 2901479 B2 JP2901479 B2 JP 2901479B2 JP 6019276 A JP6019276 A JP 6019276A JP 1927694 A JP1927694 A JP 1927694A JP 2901479 B2 JP2901479 B2 JP 2901479B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grain
- opening
- discharge
- lid
- guide cylinder
- Prior art date
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/51—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture specially adapted for storing agricultural or horticultural products
Landscapes
- Storage Of Harvested Produce (AREA)
- Screw Conveyors (AREA)
- Drying Of Solid Materials (AREA)
- Adjustment And Processing Of Grains (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、穀物を乾燥処理、貯蔵
処理、攪拌処理等するための穀物処理装置に関する。
処理、攪拌処理等するための穀物処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】穀物処理装置、例えば穀物を乾燥処理及
び貯蔵処理するための穀物乾燥及び貯蔵装置が既に本件
出願人により案出されている(一例として、特願平4−
122120号)。
び貯蔵処理するための穀物乾燥及び貯蔵装置が既に本件
出願人により案出されている(一例として、特願平4−
122120号)。
【0003】この構造では、箱体状の装置本体を備えて
おり、この装置本体内には通気性を有する漏斗状の隔壁
が配置されている。この隔壁内略中央部には、揚穀機が
配設されている。この揚穀機は装置本体の高さ方向に沿
って長い筒体状の揚穀筒と、この軸芯部に配置された竪
スクリューコンベヤと、から成る。これにより、装置本
体の側壁下部に配設された張込ホッパから張り込まれた
穀物又は隔壁に沿って流下する穀物を装置本体の上部へ
と搬送するようになっている。また、揚穀機の上端部に
は所定角度で傾斜された排出樋が配置されており、この
接続部付近に張込・循環及び排出のいずれかに切り換え
るためのスライド体が配設されている。さらに排出樋の
先端部は装置本体の外部に露出しており、排出ホース等
が連結される。
おり、この装置本体内には通気性を有する漏斗状の隔壁
が配置されている。この隔壁内略中央部には、揚穀機が
配設されている。この揚穀機は装置本体の高さ方向に沿
って長い筒体状の揚穀筒と、この軸芯部に配置された竪
スクリューコンベヤと、から成る。これにより、装置本
体の側壁下部に配設された張込ホッパから張り込まれた
穀物又は隔壁に沿って流下する穀物を装置本体の上部へ
と搬送するようになっている。また、揚穀機の上端部に
は所定角度で傾斜された排出樋が配置されており、この
接続部付近に張込・循環及び排出のいずれかに切り換え
るためのスライド体が配設されている。さらに排出樋の
先端部は装置本体の外部に露出しており、排出ホース等
が連結される。
【0004】スライド体が揚穀機の揚穀筒上端部に接近
し排出樋と接続された状態では搬送されてきた穀物が排
出樋を介して装置外へ排出され、スライド体が揚穀機の
揚穀筒上端部から離間し排出樋との接続が解除された状
態では搬送されてきた穀物が装置内(隔壁内)へ放散さ
れて集積・循環される構成である。
し排出樋と接続された状態では搬送されてきた穀物が排
出樋を介して装置外へ排出され、スライド体が揚穀機の
揚穀筒上端部から離間し排出樋との接続が解除された状
態では搬送されてきた穀物が装置内(隔壁内)へ放散さ
れて集積・循環される構成である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した構
造の従来の穀物処理装置では、前述の如く排出樋やスラ
イド体の操作用レバーが装置本体の外部に露出している
ため、装置を運搬する際に邪魔になったり外観上の見栄
えが悪い欠点があった。
造の従来の穀物処理装置では、前述の如く排出樋やスラ
イド体の操作用レバーが装置本体の外部に露出している
ため、装置を運搬する際に邪魔になったり外観上の見栄
えが悪い欠点があった。
【0006】また、排出樋が装置本体の外部に露出して
いるため、装置を乾燥運転する際の熱風や貯蔵運転する
際の冷気が排出樋を伝わって僅かながら外部に放出さ
れ、運転効率の悪化の原因でもあった。
いるため、装置を乾燥運転する際の熱風や貯蔵運転する
際の冷気が排出樋を伝わって僅かながら外部に放出さ
れ、運転効率の悪化の原因でもあった。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、張込・循環時
には確実に穀物を装置内へ案内することができ排出時に
は確実に穀物を装置外へ排出することができるのみなら
ず、コンパクトな形状で見栄えが良く、合わせて運転の
効率も向上する穀物処理装置を得ることが目的である。
には確実に穀物を装置内へ案内することができ排出時に
は確実に穀物を装置外へ排出することができるのみなら
ず、コンパクトな形状で見栄えが良く、合わせて運転の
効率も向上する穀物処理装置を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る穀物処理装
置は、装置機体内に設けられ穀物を収容する穀槽と、前
記穀槽内に上下方向に沿って配置され、前記穀槽内下部
の穀物を上方へ向けて搬送する揚穀機と、装置側壁に設
けられた排出用開口を開閉自在に取り付けられた蓋体
と、一端開口部が前記揚穀機の上端部近傍に位置すると
共に他端開口部が装置内側の前記排出用開口近傍に位置
し、前記一端開口部から他端開口部へと穀物を排出可能
な排出樋と、前記揚穀機の上端部に前記揚穀機に沿って
上下にスライド可能に取り付けられ、一方にスライドし
た状態では前記排出樋の一端開口部を閉鎖すると共に前
記揚穀機の上端部を前記穀槽に連通して穀物を前記穀槽
内へ放散し、他方にスライドした状態では前記排出樋の
一端開口部を前記揚穀機の上端部に連通して前記一端開
口部へ穀物を案内する案内筒と、前記蓋体と前記案内筒
とを装置機体内において連結し、前記蓋体の閉鎖状態に
おいて前記案内筒を一方にスライドした状態としかつ前
記蓋体の開放状態において前記案内筒を他方にスライド
した状態とする連動機構と、を備えている。
置は、装置機体内に設けられ穀物を収容する穀槽と、前
記穀槽内に上下方向に沿って配置され、前記穀槽内下部
の穀物を上方へ向けて搬送する揚穀機と、装置側壁に設
けられた排出用開口を開閉自在に取り付けられた蓋体
と、一端開口部が前記揚穀機の上端部近傍に位置すると
共に他端開口部が装置内側の前記排出用開口近傍に位置
し、前記一端開口部から他端開口部へと穀物を排出可能
な排出樋と、前記揚穀機の上端部に前記揚穀機に沿って
上下にスライド可能に取り付けられ、一方にスライドし
た状態では前記排出樋の一端開口部を閉鎖すると共に前
記揚穀機の上端部を前記穀槽に連通して穀物を前記穀槽
内へ放散し、他方にスライドした状態では前記排出樋の
一端開口部を前記揚穀機の上端部に連通して前記一端開
口部へ穀物を案内する案内筒と、前記蓋体と前記案内筒
とを装置機体内において連結し、前記蓋体の閉鎖状態に
おいて前記案内筒を一方にスライドした状態としかつ前
記蓋体の開放状態において前記案内筒を他方にスライド
した状態とする連動機構と、を備えている。
【0009】
【作用】上記構成の穀物処理装置では、穀槽内に配置さ
れた揚穀機によって、穀槽内下部の穀物が上方へ搬送さ
れる。
れた揚穀機によって、穀槽内下部の穀物が上方へ搬送さ
れる。
【0010】ここで、穀物の張込・循環時には、蓋体が
装置側壁の排出用開口を閉鎖状態とする。この状態にお
いては、連動機構により案内筒が一方にスライドした状
態とされる。これにより、排出樋の一端開口部が閉鎖さ
れると共に揚穀機の上端部が穀槽に連通される。このた
め、揚穀機によって搬送された穀物は揚穀機の上端部か
ら穀槽内へ放散され、これにより穀物が張込・循環され
る。
装置側壁の排出用開口を閉鎖状態とする。この状態にお
いては、連動機構により案内筒が一方にスライドした状
態とされる。これにより、排出樋の一端開口部が閉鎖さ
れると共に揚穀機の上端部が穀槽に連通される。このた
め、揚穀機によって搬送された穀物は揚穀機の上端部か
ら穀槽内へ放散され、これにより穀物が張込・循環され
る。
【0011】一方、穀物の排出時には、蓋体が装置側壁
の排出用開口を開放状態とする。この状態においては、
連動機構により案内筒が他方にスライドした状態とされ
る。これにより、排出樋の一端開口部が揚穀機の上端部
に連通される。このため、揚穀機によって搬送された穀
物は揚穀機の上端部から排出樋の一端開口部へ案内され
る。したがって、排出用開口の近傍に位置する排出樋の
他端開口に適宜排出ホース等を接続することにより、穀
物が装置外へ排出される。
の排出用開口を開放状態とする。この状態においては、
連動機構により案内筒が他方にスライドした状態とされ
る。これにより、排出樋の一端開口部が揚穀機の上端部
に連通される。このため、揚穀機によって搬送された穀
物は揚穀機の上端部から排出樋の一端開口部へ案内され
る。したがって、排出用開口の近傍に位置する排出樋の
他端開口に適宜排出ホース等を接続することにより、穀
物が装置外へ排出される。
【0012】このように、本発明に係る穀物処理装置で
は、張込・循環時には確実に穀物を装置内へ案内するこ
とができ排出時には確実に穀物を装置外へ排出すること
ができる。さらに、排出樋や案内筒の連動機構は装置機
体内に収納されており、穀物を排出する以外の状態にお
いては装置側壁の排出用開口が蓋体によって閉鎖されて
いるため、コンパクトな形状となり、装置を運搬する際
等に邪魔になることがなく、外観上の見栄えもよくな
る。また、乾燥運転する際の熱風や貯蔵運転する際の冷
気が排出樋を伝わって外部に放出されることがなく、運
転効率が低下することもない。
は、張込・循環時には確実に穀物を装置内へ案内するこ
とができ排出時には確実に穀物を装置外へ排出すること
ができる。さらに、排出樋や案内筒の連動機構は装置機
体内に収納されており、穀物を排出する以外の状態にお
いては装置側壁の排出用開口が蓋体によって閉鎖されて
いるため、コンパクトな形状となり、装置を運搬する際
等に邪魔になることがなく、外観上の見栄えもよくな
る。また、乾燥運転する際の熱風や貯蔵運転する際の冷
気が排出樋を伝わって外部に放出されることがなく、運
転効率が低下することもない。
【0013】
【実施例】図1には本発明の実施例に係る穀物乾燥及び
貯蔵装置10の構成が断面図にて示されており、図2に
はこの穀物乾燥及び貯蔵装置10の主要部の構成が断面
図にて示されている。
貯蔵装置10の構成が断面図にて示されており、図2に
はこの穀物乾燥及び貯蔵装置10の主要部の構成が断面
図にて示されている。
【0014】穀物乾燥及び貯蔵装置10は、箱体形状の
装置機体12を備えている。この装置機体12内には、
その高さ方向中間部に板材を四角錐形状に組付けて形成
した漏斗体14が設けられており、この漏斗体14によ
って装置機体12の内部空間がその高さ方向に仕切られ
ている。
装置機体12を備えている。この装置機体12内には、
その高さ方向中間部に板材を四角錐形状に組付けて形成
した漏斗体14が設けられており、この漏斗体14によ
って装置機体12の内部空間がその高さ方向に仕切られ
ている。
【0015】漏斗体14によって仕切られた装置機体1
2の内部空間上側は穀槽13Aとされており、穀物16
が集積されている。漏斗体14には、複数の小孔18が
形成されており、後述する除湿常温風又は除湿低温風の
流入用とされている。
2の内部空間上側は穀槽13Aとされており、穀物16
が集積されている。漏斗体14には、複数の小孔18が
形成されており、後述する除湿常温風又は除湿低温風の
流入用とされている。
【0016】また、漏斗体14によって仕切られた装置
機体12の内部空間下側は空調室13Bとされており、
ヒートポンプユニット46が収納されている。ヒートポ
ンプユニット46は図示しない駆動手段を備え、この駆
動手段によって作動するようになっている。また、ヒー
トポンプユニット46は、図示しないファン、凝縮器及
び蒸発器を備えており、必要に応じて除湿常温風又は除
湿低温風を発生させることができる。
機体12の内部空間下側は空調室13Bとされており、
ヒートポンプユニット46が収納されている。ヒートポ
ンプユニット46は図示しない駆動手段を備え、この駆
動手段によって作動するようになっている。また、ヒー
トポンプユニット46は、図示しないファン、凝縮器及
び蒸発器を備えており、必要に応じて除湿常温風又は除
湿低温風を発生させることができる。
【0017】装置機体12の天井壁12Aには排気口3
7が設けられ、この排気口37内には開閉可能な排気ダ
ンパ38が設けられている。排気ダンパ38が開放され
た状態では装置機体12の内気が排気され、排気ダンパ
38が閉塞された状態では装置機体12の内気は排気さ
れない。なお、この排気ダンパ38の開閉は、図示しな
い制御装置によって制御されている。
7が設けられ、この排気口37内には開閉可能な排気ダ
ンパ38が設けられている。排気ダンパ38が開放され
た状態では装置機体12の内気が排気され、排気ダンパ
38が閉塞された状態では装置機体12の内気は排気さ
れない。なお、この排気ダンパ38の開閉は、図示しな
い制御装置によって制御されている。
【0018】また、装置機体12の側壁12Bには温度
センサ40、湿度センサ42及び水分計44が配設され
ている。これらの温度センサ40、湿度センサ42及び
水分計44はいずれも漏斗体14の上端部付近に設けら
れている。温度センサ40は装置機体12内外の温度及
び穀物16の温度を検出している。湿度センサ42は装
置機体12内外の湿度を検出している。また、水分計4
4は、非破砕式とされ、漏斗体14内の穀物16の水分
値を所定時間毎に測定している。これらの温度センサ4
0、湿度センサ42及び水分計44の検出値、測定値
は、図示しない制御装置へ出力されている。なお、水分
計44は、自動水分計でなくても簡易水分計でもよい。
センサ40、湿度センサ42及び水分計44が配設され
ている。これらの温度センサ40、湿度センサ42及び
水分計44はいずれも漏斗体14の上端部付近に設けら
れている。温度センサ40は装置機体12内外の温度及
び穀物16の温度を検出している。湿度センサ42は装
置機体12内外の湿度を検出している。また、水分計4
4は、非破砕式とされ、漏斗体14内の穀物16の水分
値を所定時間毎に測定している。これらの温度センサ4
0、湿度センサ42及び水分計44の検出値、測定値
は、図示しない制御装置へ出力されている。なお、水分
計44は、自動水分計でなくても簡易水分計でもよい。
【0019】漏斗体14内には、穀物乾燥及び貯蔵装置
10の高さ方向に長い円筒状で揚穀機を構成する揚穀筒
20が配置されている。揚穀筒20の軸方向中間部に
は、飲み込み口22が形成されており、漏斗体14の下
部空間と連通している。また、揚穀筒20の下端部は台
座24によって閉止されている。さらに、揚穀筒20の
下端部周面一部は開口されており、揚穀筒20に隣接し
て配設された導穀路26と連通されている。導穀路26
の上端部には、張込ホッパ28が開閉可能に取り付けら
れており、張込ホッパ28を開放状態(実線で示された
状態)とすることにより穀物16を投入することができ
る。また、揚穀筒20の軸芯部には、揚穀筒20と共に
揚穀機を構成する竪スクリューコンベヤ32が配設され
ている。この竪スクリューコンベヤ32は装置機体12
の上部に配設されたモータ36の駆動力を受けて作動す
る。竪スクリューコンベヤ32の上端部分(揚穀筒20
の上端部に対応する部位)には、竪スクリューコンベヤ
32の半径方向へ突出する矩形平板状の跳出板34が固
着されている。この跳出板34は、竪スクリューコンベ
ヤ32が回転することにより共に回転して、竪スクリュ
ーコンベヤ32によって搬送されてきた穀物16を揚穀
筒20の外方へ放出することができる。
10の高さ方向に長い円筒状で揚穀機を構成する揚穀筒
20が配置されている。揚穀筒20の軸方向中間部に
は、飲み込み口22が形成されており、漏斗体14の下
部空間と連通している。また、揚穀筒20の下端部は台
座24によって閉止されている。さらに、揚穀筒20の
下端部周面一部は開口されており、揚穀筒20に隣接し
て配設された導穀路26と連通されている。導穀路26
の上端部には、張込ホッパ28が開閉可能に取り付けら
れており、張込ホッパ28を開放状態(実線で示された
状態)とすることにより穀物16を投入することができ
る。また、揚穀筒20の軸芯部には、揚穀筒20と共に
揚穀機を構成する竪スクリューコンベヤ32が配設され
ている。この竪スクリューコンベヤ32は装置機体12
の上部に配設されたモータ36の駆動力を受けて作動す
る。竪スクリューコンベヤ32の上端部分(揚穀筒20
の上端部に対応する部位)には、竪スクリューコンベヤ
32の半径方向へ突出する矩形平板状の跳出板34が固
着されている。この跳出板34は、竪スクリューコンベ
ヤ32が回転することにより共に回転して、竪スクリュ
ーコンベヤ32によって搬送されてきた穀物16を揚穀
筒20の外方へ放出することができる。
【0020】また、揚穀筒20の上端部には、揚穀筒2
0の軸方向に沿ってスライド可能に案内筒50が取り付
けられている。案内筒50は、上壁50A及び側壁50
Bを有し下部が開口する略円筒形に形成されており、上
壁50Aの中心部を竪スクリューコンベヤ32が貫通す
ると共に揚穀筒20の上端部に被さった状態で上下にス
ライド可能に取り付けられている。案内筒50の側壁5
0Bには、開口52及び開口54が形成されている。開
口52は開口54よりも下方に位置している。すなわ
ち、案内筒50が下方にスライドした状態においては、
開口52が揚穀筒20の側壁と重なり合うと共に開口5
4が跳出板34に対向し、一方、案内筒50が上方にス
ライドした状態においては、開口52が跳出板34に対
向すると共に開口54は跳出板34よりもさらに上方に
位置し開口直下の案内筒50の側壁50Bが跳出板34
に対向する構成である。
0の軸方向に沿ってスライド可能に案内筒50が取り付
けられている。案内筒50は、上壁50A及び側壁50
Bを有し下部が開口する略円筒形に形成されており、上
壁50Aの中心部を竪スクリューコンベヤ32が貫通す
ると共に揚穀筒20の上端部に被さった状態で上下にス
ライド可能に取り付けられている。案内筒50の側壁5
0Bには、開口52及び開口54が形成されている。開
口52は開口54よりも下方に位置している。すなわ
ち、案内筒50が下方にスライドした状態においては、
開口52が揚穀筒20の側壁と重なり合うと共に開口5
4が跳出板34に対向し、一方、案内筒50が上方にス
ライドした状態においては、開口52が跳出板34に対
向すると共に開口54は跳出板34よりもさらに上方に
位置し開口直下の案内筒50の側壁50Bが跳出板34
に対向する構成である。
【0021】案内筒50の側方には排出樋56が配置さ
れている。排出樋56は、一端開口部58が揚穀筒20
の上端部近傍すなわち案内筒50に接近して位置すると
共に、所定の勾配で傾斜しており、さらに他端開口部6
0が装置機体12の側壁12Bに設けられた排出用開口
部30の内側に位置している。この排出樋56は案内筒
50が下方にスライドした状態においては、一端開口部
58が開口54に対向し、一方、案内筒50が上方にス
ライドした状態においては、一端開口部58が開口54
よりも下方の側壁50Bに対向する構成である。したが
って、案内筒50が下方にスライドし一端開口部58が
開口54に対向した状態では、竪スクリューコンベヤ3
2によって搬送されてきた穀物16が跳出板34によっ
て開口54から一端開口部58へと放出され、この一端
開口部58から他端開口部60へと穀物を排出すること
ができる。
れている。排出樋56は、一端開口部58が揚穀筒20
の上端部近傍すなわち案内筒50に接近して位置すると
共に、所定の勾配で傾斜しており、さらに他端開口部6
0が装置機体12の側壁12Bに設けられた排出用開口
部30の内側に位置している。この排出樋56は案内筒
50が下方にスライドした状態においては、一端開口部
58が開口54に対向し、一方、案内筒50が上方にス
ライドした状態においては、一端開口部58が開口54
よりも下方の側壁50Bに対向する構成である。したが
って、案内筒50が下方にスライドし一端開口部58が
開口54に対向した状態では、竪スクリューコンベヤ3
2によって搬送されてきた穀物16が跳出板34によっ
て開口54から一端開口部58へと放出され、この一端
開口部58から他端開口部60へと穀物を排出すること
ができる。
【0022】一方、排出樋56の他端開口部60が位置
する排出用開口部30には、この排出用開口部30を開
閉可能な蓋体62が取り付けられている。この蓋体62
には、軸64によってリンク66の一端が連結されてお
り、さらにリンク66の中間部は軸68によって装置機
体12(排出用開口部30)に支持されている。したが
って、蓋体62がリンク66と共に移動することにより
(リンク66が軸68周りに回転することで)蓋体62
が排出用開口部30を開放する状態(図2に実線にて示
す状態)及び排出用開口部30を閉鎖する状態(図2に
二点鎖線にて示す状態)となる構成である。
する排出用開口部30には、この排出用開口部30を開
閉可能な蓋体62が取り付けられている。この蓋体62
には、軸64によってリンク66の一端が連結されてお
り、さらにリンク66の中間部は軸68によって装置機
体12(排出用開口部30)に支持されている。したが
って、蓋体62がリンク66と共に移動することにより
(リンク66が軸68周りに回転することで)蓋体62
が排出用開口部30を開放する状態(図2に実線にて示
す状態)及び排出用開口部30を閉鎖する状態(図2に
二点鎖線にて示す状態)となる構成である。
【0023】一方、リンク66の他端にはロッド70の
下端が連結されている。ロッド70は、装置機体12の
側壁12Bに沿って上下に配置されており、その上端に
はリンク72の一端が連結されている。リンク72は装
置機体12の天井壁12Aに沿って配置されており、中
間部は軸74によって回動自在に支持されている。リン
ク72の他端は、ブラケット76を介して前述の案内筒
50の上壁50Aに連結されている。
下端が連結されている。ロッド70は、装置機体12の
側壁12Bに沿って上下に配置されており、その上端に
はリンク72の一端が連結されている。リンク72は装
置機体12の天井壁12Aに沿って配置されており、中
間部は軸74によって回動自在に支持されている。リン
ク72の他端は、ブラケット76を介して前述の案内筒
50の上壁50Aに連結されている。
【0024】以上の如く、リンク66、ロッド70及び
リンク72は、蓋体62と案内筒50を連結して連動さ
せる連動機構を構成しており、蓋体62が排出用開口部
30を開放する状態では案内筒50が下方へスライドし
た状態となり、一方、蓋体62が排出用開口部30を閉
鎖する状態では案内筒50が上方へスライドした状態と
なる構成である。
リンク72は、蓋体62と案内筒50を連結して連動さ
せる連動機構を構成しており、蓋体62が排出用開口部
30を開放する状態では案内筒50が下方へスライドし
た状態となり、一方、蓋体62が排出用開口部30を閉
鎖する状態では案内筒50が上方へスライドした状態と
なる構成である。
【0025】なお、蓋体62が開放した状態において
は、排出樋56の他端開口部60に排出ホース78等が
適宜接続される。
は、排出樋56の他端開口部60に排出ホース78等が
適宜接続される。
【0026】次に本実施例の作用を説明する。先ず、穀
物16を張り込む場合には、蓋体62が排出用開口部3
0を閉鎖する状態(図2に二点鎖線にて示す状態)とさ
れる。これにより、リンク66を介してロッド70が引
っ張られてリンク72が連結されたブラケット76が引
き上げられ、案内筒50が上方にスライドした状態とな
る。したがって、この状態では、排出樋56の一端開口
部58は案内筒50の側壁50Bに対向して閉鎖状態と
され、さらに、開口52が跳出板34に対向して案内筒
50内が穀槽13Aに連通される。
物16を張り込む場合には、蓋体62が排出用開口部3
0を閉鎖する状態(図2に二点鎖線にて示す状態)とさ
れる。これにより、リンク66を介してロッド70が引
っ張られてリンク72が連結されたブラケット76が引
き上げられ、案内筒50が上方にスライドした状態とな
る。したがって、この状態では、排出樋56の一端開口
部58は案内筒50の側壁50Bに対向して閉鎖状態と
され、さらに、開口52が跳出板34に対向して案内筒
50内が穀槽13Aに連通される。
【0027】この状態で、作業者によって開状態にある
張込ホッパ28内へ穀物16が投入される。投入された
穀物16は導穀路26を通って、揚穀筒20の下端部へ
案内される。案内された穀物16は、竪スクリューコン
ベヤ32によって装置機体12の上部へと搬送されてい
く。装置機体12の上部へ搬送されてきた穀物16は、
回転状態にある跳出板34によって開口52から均等に
穀槽13A(漏斗体14)内へ放散されて集積される。
この場合、排出樋56の一端開口部58は、案内筒50
の側壁50Bによって閉鎖されているため、排出樋56
内へ穀物16が流入することはない。この張込作業は、
穀物16が所定の量に達するまで行われる。
張込ホッパ28内へ穀物16が投入される。投入された
穀物16は導穀路26を通って、揚穀筒20の下端部へ
案内される。案内された穀物16は、竪スクリューコン
ベヤ32によって装置機体12の上部へと搬送されてい
く。装置機体12の上部へ搬送されてきた穀物16は、
回転状態にある跳出板34によって開口52から均等に
穀槽13A(漏斗体14)内へ放散されて集積される。
この場合、排出樋56の一端開口部58は、案内筒50
の側壁50Bによって閉鎖されているため、排出樋56
内へ穀物16が流入することはない。この張込作業は、
穀物16が所定の量に達するまで行われる。
【0028】さらに、集積された穀物16は漏斗体14
の下部から再び揚穀筒20内へと案内され、竪スクリュ
ーコンベヤ32によって同様に揚穀筒20の上端へ向け
て搬送されていく。このようにして、穀物16は装置機
体12内で循環される。この循環過程において、穀物1
6が所定の水分値(15〜16(%))に達するまで乾
燥運転が行われる。すなわち、水分計44、温度センサ
40、湿度センサ42によって検出された穀物の水分
値、外気温度、内気温度、外気湿度等に基づいて、ヒー
トポンプユニット46から除湿常温風(乾燥風)が漏斗
体14側へ送給されて、穀物16が乾燥処理される。な
お、除湿常温風とする必要がない場合には、ファンのみ
を作動させて、外気をそのまま導入してもよい。
の下部から再び揚穀筒20内へと案内され、竪スクリュ
ーコンベヤ32によって同様に揚穀筒20の上端へ向け
て搬送されていく。このようにして、穀物16は装置機
体12内で循環される。この循環過程において、穀物1
6が所定の水分値(15〜16(%))に達するまで乾
燥運転が行われる。すなわち、水分計44、温度センサ
40、湿度センサ42によって検出された穀物の水分
値、外気温度、内気温度、外気湿度等に基づいて、ヒー
トポンプユニット46から除湿常温風(乾燥風)が漏斗
体14側へ送給されて、穀物16が乾燥処理される。な
お、除湿常温風とする必要がない場合には、ファンのみ
を作動させて、外気をそのまま導入してもよい。
【0029】一方、穀物16の水分値が所定値に達する
と、貯蔵運転が行われる。すなわち、ヒートポンプユニ
ット46によって除湿低温風(冷却風)とされた後、そ
のまま穀槽13A内へ送給されて再び循環される。これ
により、装置機体12内の空気は低温適湿とされ穀物1
6はこの環境下で貯蔵される。なお、除湿低温風とする
必要がない場合には、ファンのみを作動させて、内気を
そのまま循環させてもよい。その必要すらなければ、フ
ァンも停止される。また、この貯蔵運転中は、竪スクリ
ューコンベヤ32の運転を停止するようにしている。
と、貯蔵運転が行われる。すなわち、ヒートポンプユニ
ット46によって除湿低温風(冷却風)とされた後、そ
のまま穀槽13A内へ送給されて再び循環される。これ
により、装置機体12内の空気は低温適湿とされ穀物1
6はこの環境下で貯蔵される。なお、除湿低温風とする
必要がない場合には、ファンのみを作動させて、内気を
そのまま循環させてもよい。その必要すらなければ、フ
ァンも停止される。また、この貯蔵運転中は、竪スクリ
ューコンベヤ32の運転を停止するようにしている。
【0030】次いで、穀物16を装置外へ排出する場合
には、蓋体62が操作されて排出用開口部30を開放す
る状態(図2に実線にて示す状態)とされる。これによ
り、リンク66を介してロッド70が押し上げられリン
ク72が連結されたブラケット76が押し下げられ、案
内筒50が下方にスライドした状態となる。したがっ
て、この状態では、排出樋56の一端開口部58は案内
筒50の開口54に対向して開放状態とされて跳出板3
4に対向し、開口52が揚穀筒20の側壁と重なり合
う。
には、蓋体62が操作されて排出用開口部30を開放す
る状態(図2に実線にて示す状態)とされる。これによ
り、リンク66を介してロッド70が押し上げられリン
ク72が連結されたブラケット76が押し下げられ、案
内筒50が下方にスライドした状態となる。したがっ
て、この状態では、排出樋56の一端開口部58は案内
筒50の開口54に対向して開放状態とされて跳出板3
4に対向し、開口52が揚穀筒20の側壁と重なり合
う。
【0031】さらに、排出用開口部30に位置する排出
樋56の他端開口部60に排出ホース78等を接続す
る。
樋56の他端開口部60に排出ホース78等を接続す
る。
【0032】この状態で、竪スクリューコンベヤ32が
駆動すると、案内筒50へ搬送されてきた穀物16は跳
出板34によって開口54から排出樋56の一端開口部
58へと放出され、この一端開口部58から他端開口部
60へと案内された後に排出ホース78から装置外へ排
出される。この場合、案内筒50の開口52は揚穀筒2
0の側壁と重なり合っているため、竪スクリューコンベ
ヤ32によって案内筒50へ搬送されてきた穀物16が
穀槽13A内へ放散されることはない。
駆動すると、案内筒50へ搬送されてきた穀物16は跳
出板34によって開口54から排出樋56の一端開口部
58へと放出され、この一端開口部58から他端開口部
60へと案内された後に排出ホース78から装置外へ排
出される。この場合、案内筒50の開口52は揚穀筒2
0の側壁と重なり合っているため、竪スクリューコンベ
ヤ32によって案内筒50へ搬送されてきた穀物16が
穀槽13A内へ放散されることはない。
【0033】このように本実施例では、張込・循環時に
は確実に穀物16を装置内へ案内することができ、排出
時には確実に穀物16を装置外へ排出することができ
る。さらに、排出樋56や案内筒50の連動機構は装置
機体12内に収納されており、穀物16を排出する以外
の状態においては側壁12Bに設けられた排出用開口部
30が蓋体62によって閉鎖されているため、装置機体
12がコンパクトな形状となり、装置を運搬する際等に
邪魔になることがなく、外観上の見栄えもよくなる。ま
た、乾燥運転する際の熱風や貯蔵運転する際の冷気が排
出樋56を伝わって外部に放出されることがなく、運転
効率が低下することもない。
は確実に穀物16を装置内へ案内することができ、排出
時には確実に穀物16を装置外へ排出することができ
る。さらに、排出樋56や案内筒50の連動機構は装置
機体12内に収納されており、穀物16を排出する以外
の状態においては側壁12Bに設けられた排出用開口部
30が蓋体62によって閉鎖されているため、装置機体
12がコンパクトな形状となり、装置を運搬する際等に
邪魔になることがなく、外観上の見栄えもよくなる。ま
た、乾燥運転する際の熱風や貯蔵運転する際の冷気が排
出樋56を伝わって外部に放出されることがなく、運転
効率が低下することもない。
【0034】次に、図3には本発明の他の実施例に係る
穀物乾燥及び貯蔵装置80の主要部の構成が断面図にて
示されている。
穀物乾燥及び貯蔵装置80の主要部の構成が断面図にて
示されている。
【0035】穀物乾燥及び貯蔵装置80では、揚穀筒2
0の上端部に案内筒82が取り付けられている。案内筒
82の側壁82Bには、開口84及び開口86が形成さ
れている。開口84は開口86よりも下方に位置してい
る。すなわち、案内筒82が上方にスライドした状態に
おいては、開口84が跳出板34(すなわち、排出樋5
6の一端開口部58)に対向すると共に開口86は跳出
板34よりもさらに上方に位置し開口86直下の案内筒
82の側壁82Bが跳出板34に対向し、一方、案内筒
82が下方にスライドした状態においては、開口84が
揚穀筒20の側壁と重なり合うと共に開口86が跳出板
34に対向する構成である。したがって、案内筒82が
上方にスライドし一端開口部58が開口84に対向した
状態では、竪スクリューコンベヤ32によって搬送され
てきた穀物16が跳出板34によって開口84から一端
開口部58へと放出され、この一端開口部58から他端
開口部60へと穀物を排出することができる。
0の上端部に案内筒82が取り付けられている。案内筒
82の側壁82Bには、開口84及び開口86が形成さ
れている。開口84は開口86よりも下方に位置してい
る。すなわち、案内筒82が上方にスライドした状態に
おいては、開口84が跳出板34(すなわち、排出樋5
6の一端開口部58)に対向すると共に開口86は跳出
板34よりもさらに上方に位置し開口86直下の案内筒
82の側壁82Bが跳出板34に対向し、一方、案内筒
82が下方にスライドした状態においては、開口84が
揚穀筒20の側壁と重なり合うと共に開口86が跳出板
34に対向する構成である。したがって、案内筒82が
上方にスライドし一端開口部58が開口84に対向した
状態では、竪スクリューコンベヤ32によって搬送され
てきた穀物16が跳出板34によって開口84から一端
開口部58へと放出され、この一端開口部58から他端
開口部60へと穀物を排出することができる。
【0036】一方、ロッド70の上端部に連結されたリ
ンク72の一端にはリンク88の一端が連結されてい
る。リンク88の中間部は軸90によって回動自在に支
持されている。さらに、リンク88の他端がブラケット
76を介して前述の案内筒82の上壁82Aに連結され
ている。したがって、蓋体62が排出用開口部30を開
放する状態では案内筒82が上方へスライドした状態と
なり、一方、蓋体62が排出用開口部30を閉鎖する状
態では案内筒82が下方へスライドした状態となる構成
である。
ンク72の一端にはリンク88の一端が連結されてい
る。リンク88の中間部は軸90によって回動自在に支
持されている。さらに、リンク88の他端がブラケット
76を介して前述の案内筒82の上壁82Aに連結され
ている。したがって、蓋体62が排出用開口部30を開
放する状態では案内筒82が上方へスライドした状態と
なり、一方、蓋体62が排出用開口部30を閉鎖する状
態では案内筒82が下方へスライドした状態となる構成
である。
【0037】この実施例においても、穀物16を張り込
む場合には、蓋体62が排出用開口部30を閉鎖する状
態(図3に二点鎖線にて示す状態)とされる。これによ
り、リンク66を介してロッド70が引っ張られてリン
ク72、88が連結されたブラケット76が引き下げら
れ、案内筒82が下方にスライドした状態となる。した
がって、この状態では、排出樋56の一端開口部58は
案内筒82の側壁82Bに対向して閉鎖状態とされ、さ
らに、開口86が跳出板34に対向して案内筒82内が
穀槽13Aに連通される。したがって、竪スクリューコ
ンベヤ32によって装置機体12の上部へと搬送されて
きた穀物16は、回転状態にある跳出板34によって開
口86から均等に穀槽13A(漏斗体14)内へ放散さ
れて集積される。この場合、排出樋56の一端開口部5
8は、案内筒82の側壁82Bによって閉鎖されている
ため、排出樋56内へ穀物16が流入することはない。
む場合には、蓋体62が排出用開口部30を閉鎖する状
態(図3に二点鎖線にて示す状態)とされる。これによ
り、リンク66を介してロッド70が引っ張られてリン
ク72、88が連結されたブラケット76が引き下げら
れ、案内筒82が下方にスライドした状態となる。した
がって、この状態では、排出樋56の一端開口部58は
案内筒82の側壁82Bに対向して閉鎖状態とされ、さ
らに、開口86が跳出板34に対向して案内筒82内が
穀槽13Aに連通される。したがって、竪スクリューコ
ンベヤ32によって装置機体12の上部へと搬送されて
きた穀物16は、回転状態にある跳出板34によって開
口86から均等に穀槽13A(漏斗体14)内へ放散さ
れて集積される。この場合、排出樋56の一端開口部5
8は、案内筒82の側壁82Bによって閉鎖されている
ため、排出樋56内へ穀物16が流入することはない。
【0038】一方、穀物16を装置外へ排出する場合に
は、蓋体62が操作されて排出用開口部30を開放する
状態(図3に実線にて示す状態)とされる。これによ
り、リンク66を介してロッド70が押し上げられリン
ク72、88が連結されたブラケット76が引き上げら
れ、案内筒82が上方にスライドした状態となる。した
がって、この状態では、排出樋56の一端開口部58は
案内筒82の開口84に対向して開放状態とされて跳出
板34に対向し、開口86は跳出板34よりもさらに上
方に位置し開口86直下の案内筒82の側壁82Bが跳
出板34に対向する。これにより、竪スクリューコンベ
ヤ32によって案内筒82へ搬送されてきた穀物16は
跳出板34によって開口84から排出樋56の一端開口
部58へと放出され、この一端開口部58から他端開口
部60へと案内されて装置外へ排出される。この場合、
案内筒82の開口86は跳出板34よりもさらに上方に
位置しているため、竪スクリューコンベヤ32によって
案内筒82へ搬送されてきた穀物16が穀槽13A内へ
放散されることはない。
は、蓋体62が操作されて排出用開口部30を開放する
状態(図3に実線にて示す状態)とされる。これによ
り、リンク66を介してロッド70が押し上げられリン
ク72、88が連結されたブラケット76が引き上げら
れ、案内筒82が上方にスライドした状態となる。した
がって、この状態では、排出樋56の一端開口部58は
案内筒82の開口84に対向して開放状態とされて跳出
板34に対向し、開口86は跳出板34よりもさらに上
方に位置し開口86直下の案内筒82の側壁82Bが跳
出板34に対向する。これにより、竪スクリューコンベ
ヤ32によって案内筒82へ搬送されてきた穀物16は
跳出板34によって開口84から排出樋56の一端開口
部58へと放出され、この一端開口部58から他端開口
部60へと案内されて装置外へ排出される。この場合、
案内筒82の開口86は跳出板34よりもさらに上方に
位置しているため、竪スクリューコンベヤ32によって
案内筒82へ搬送されてきた穀物16が穀槽13A内へ
放散されることはない。
【0039】このように本実施例においても、張込・循
環時には確実に穀物16を装置内へ案内することがで
き、排出時には確実に穀物16を装置外へ排出すること
ができる。さらに、排出樋56や案内筒82の連動機構
は装置機体12内に収納されており、穀物16を排出す
る以外の状態においては側壁12Bに設けられた排出用
開口部30が蓋体62によって閉鎖されているため、装
置機体12がコンパクトな形状となり、装置を運搬する
際等に邪魔になることがなく、外観上の見栄えもよくな
る。また、乾燥運転する際の熱風や貯蔵運転する際の冷
気が排出樋56を伝わって外部に放出されることがな
く、運転効率が低下することもない。
環時には確実に穀物16を装置内へ案内することがで
き、排出時には確実に穀物16を装置外へ排出すること
ができる。さらに、排出樋56や案内筒82の連動機構
は装置機体12内に収納されており、穀物16を排出す
る以外の状態においては側壁12Bに設けられた排出用
開口部30が蓋体62によって閉鎖されているため、装
置機体12がコンパクトな形状となり、装置を運搬する
際等に邪魔になることがなく、外観上の見栄えもよくな
る。また、乾燥運転する際の熱風や貯蔵運転する際の冷
気が排出樋56を伝わって外部に放出されることがな
く、運転効率が低下することもない。
【0040】なお、前記各実施例においては、リンク6
6やロッド70等によって案内筒50、82と蓋体62
を連結し蓋体62の開閉移動に連動して案内筒50、8
2が上下にスライドする構成としたが、このようなリン
ク66やロッド70によらず、フレキシブルワイヤ等を
介して案内筒50、82と蓋体62を連結し蓋体62の
開閉移動に案内筒50、82を連動させる構成としても
よく、あるいはモータ等を用いて蓋体62の開閉移動に
連動させて案内筒50、82をスライドさせる構成とし
てもよい。
6やロッド70等によって案内筒50、82と蓋体62
を連結し蓋体62の開閉移動に連動して案内筒50、8
2が上下にスライドする構成としたが、このようなリン
ク66やロッド70によらず、フレキシブルワイヤ等を
介して案内筒50、82と蓋体62を連結し蓋体62の
開閉移動に案内筒50、82を連動させる構成としても
よく、あるいはモータ等を用いて蓋体62の開閉移動に
連動させて案内筒50、82をスライドさせる構成とし
てもよい。
【0041】また、前記各実施例においては、蓋体62
が上下に開閉移動して排出用開口部30を開閉する構成
としたが、これに限らず、ヒンジ等によって蓋体62を
取り付けこのヒンジ周りの移動(所謂観音開き)によっ
て排出用開口部30を開閉する構成としてもよく、ある
いは、蓋体62をレールによって支持しこのレールに沿
ってスライドすることにより排出用開口部30を開閉す
る構成としてもよい。
が上下に開閉移動して排出用開口部30を開閉する構成
としたが、これに限らず、ヒンジ等によって蓋体62を
取り付けこのヒンジ周りの移動(所謂観音開き)によっ
て排出用開口部30を開閉する構成としてもよく、ある
いは、蓋体62をレールによって支持しこのレールに沿
ってスライドすることにより排出用開口部30を開閉す
る構成としてもよい。
【0042】さらに、前述した各実施例では穀物乾燥及
び貯蔵装置10を対象として本発明を適用したが、これ
に限らず、攪拌機等に適用してもよく、穀物16の張込
・循環・排出(特に、排出)が必要な穀物処理装置であ
ればすべて適用することができる。
び貯蔵装置10を対象として本発明を適用したが、これ
に限らず、攪拌機等に適用してもよく、穀物16の張込
・循環・排出(特に、排出)が必要な穀物処理装置であ
ればすべて適用することができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る穀物処理
装置は、張込・循環時には確実に穀物を装置内へ案内す
ることができ排出時には確実に穀物を装置外へ排出する
ことができるのみならず、コンパクトな形状で見栄えが
良く、合わせて運転の効率も向上するという優れた効果
を有している。
装置は、張込・循環時には確実に穀物を装置内へ案内す
ることができ排出時には確実に穀物を装置外へ排出する
ことができるのみならず、コンパクトな形状で見栄えが
良く、合わせて運転の効率も向上するという優れた効果
を有している。
【図1】本発明の実施例に係る穀物乾燥及び貯蔵装置の
全体構成を示すが断面図である。
全体構成を示すが断面図である。
【図2】本発明の実施例に係る穀物乾燥及び貯蔵装置の
主要部の構成を示す断面図である。
主要部の構成を示す断面図である。
【図3】本発明の他の実施例に係る穀物乾燥及び貯蔵装
置の主要部の構成を示す断面図である。
置の主要部の構成を示す断面図である。
10 穀物乾燥及び貯蔵装置(穀物処理装置) 12 装置機体 13A 穀槽 16 穀物 20 揚穀筒(揚穀機) 30 排出用開口部 32 竪スクリューコンベヤ(揚穀機) 50 案内筒 52 開口 54 開口 56 排出樋 58 一端開口部 60 他端開口部 62 蓋体 66 リンク(連動機構) 70 ロッド(連動機構) 72 リンク(連動機構)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01F 25/00 B02B 1/02 F26B 17/14
Claims (1)
- 【請求項1】 装置機体内に設けられ穀物を収容する穀
槽と、 前記穀槽内に上下方向に沿って配置され、前記穀槽内下
部の穀物を上方へ向けて搬送する揚穀機と、 装置側壁に設けられた排出用開口を開閉自在に取り付け
られた蓋体と、 一端開口部が前記揚穀機の上端部近傍に位置すると共に
他端開口部が装置内側の前記排出用開口近傍に位置し、
前記一端開口部から他端開口部へと穀物を排出可能な排
出樋と、 前記揚穀機の上端部に前記揚穀機に沿って上下にスライ
ド可能に取り付けられ、一方にスライドした状態では前
記排出樋の一端開口部を閉鎖すると共に前記揚穀機の上
端部を前記穀槽に連通して穀物を前記穀槽内へ放散し、
他方にスライドした状態では前記排出樋の一端開口部を
前記揚穀機の上端部に連通して前記一端開口部へ穀物を
案内する案内筒と、 前記蓋体と前記案内筒とを装置機体内において連結し、
前記蓋体の閉鎖状態において前記案内筒を一方にスライ
ドした状態としかつ前記蓋体の開放状態において前記案
内筒を他方にスライドした状態とする連動機構と、 を備えた穀物処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6019276A JP2901479B2 (ja) | 1993-12-29 | 1994-02-16 | 穀物処理装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-75260 | 1993-12-29 | ||
JP7526093 | 1993-12-29 | ||
JP6019276A JP2901479B2 (ja) | 1993-12-29 | 1994-02-16 | 穀物処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07231720A JPH07231720A (ja) | 1995-09-05 |
JP2901479B2 true JP2901479B2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=26356105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6019276A Expired - Lifetime JP2901479B2 (ja) | 1993-12-29 | 1994-02-16 | 穀物処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2901479B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108387097A (zh) * | 2018-05-03 | 2018-08-10 | 浙江如雷实业有限公司 | 一种移动式循环谷物干燥机 |
CN111017506A (zh) * | 2019-12-17 | 2020-04-17 | 南京昱晟机器人科技有限公司 | 一种粮食提升装置及其托运组件 |
CN111069168B (zh) * | 2019-12-24 | 2021-10-01 | 安徽燕之坊食品有限公司 | 一种冷冲天然谷物粉末冲剂加工用清洗设备及其工作方法 |
CN118270463B (zh) * | 2024-05-29 | 2024-10-01 | 江苏汉光实业股份有限公司 | 一种塑料粒子的双层冷却输送机 |
-
1994
- 1994-02-16 JP JP6019276A patent/JP2901479B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07231720A (ja) | 1995-09-05 |
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