JP2923390B2 - 穀物乾燥及び貯蔵装置 - Google Patents

穀物乾燥及び貯蔵装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、穀物を乾燥及び貯蔵す
るために用いられる穀物乾燥及び貯蔵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、穀物、例えば籾を乾燥させる
ために穀物乾燥装置が用いられている。この種の穀物乾
燥装置の概略構成の一例を以下に簡単に説明すると、穀
物乾燥装置は箱体状の装置本体を備えており、この装置
本体の一側壁(正面壁)には穀物を張り込むための張込
ホッパや、穀物を装置本体外へ排出させるための排出樋
等が設けられている。また、装置本体内には通気性を有
する隔壁が傾斜した状態で配置されており、この隔壁に
沿って流下する穀物に装置本体下部の空調室から送給さ
れた乾燥風が吹きつけられて穀物を乾燥させるようにな
っている。そして、この乾燥処理は、穀物が所定の水分
値に達するまで行われるが、このため装置本体内にはそ
の高さ方向に沿って竪スクリューコンベヤ等の搬送手段
が配設されており、この竪スクリューコンベヤによって
流下した穀物が下部から上部へと搬送され、再び隔壁の
内側(即ち、穀槽)へと放散されることにより、穀物を
循環させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構成において、従来では竪スクリューコンベヤが装置
本体内の中央に設置されていたため、竪スクリューコン
ベヤと装置本体の正面壁との距離が遠くなる。この場合
においても、排出樋の勾配を変更する(例えば、緩勾配
にする)ことは、穀物の円滑な流下を阻害するので好ま
しくない。このため、必然的に排出樋の排出口の位置が
低くなる。従って、穀物乾燥装置から次工程(籾摺機
等)に穀物を移送するための流穀樋に適度の勾配をつけ
ることができなくなるという問題点が生じる。
【0004】一方、張込ホッパの位置は、これと竪スク
リューコンベヤの下端部とを連通させる導穀路の勾配を
変更することは前述した場合と同様に穀物の円滑な流下
を阻害するので好ましくないことから、逆に高くなる。
従って、穀物を張り込みづらくなるという問題点が生じ
る。
【0005】上記事実を考慮し、本発明は、穀物の供給
口や排出口を装置側壁の最適位置に設置することができ
る穀物乾燥及び貯蔵装置を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
係る穀物乾燥及び貯蔵装置は、箱体状の装置本体と、こ
の装置本体の幅方向中間部よりも一方の側壁寄りの位置
に前記装置本体の高さ方向に沿って立設され、穀物を前
記装置本体の下部から上部へと搬送する搬送手段と、こ
の搬送手段の周囲に配置されていると共に、前記一方の
側壁側の壁面が急勾配とされ前記一方の側壁と対向する
他方の側壁側の壁面が緩勾配とされ、前記穀物を収容す
る漏斗状の通気性隔壁と、を有することを特徴としてい
る。
【0007】請求項2記載の本発明に係る穀物乾燥及び
貯蔵装置は、請求項1記載の本発明において、前記搬送
手段は、筒状体とこの筒状体の軸芯部に配置されたスク
リューコンベヤとから成り、前記筒状体の軸方向の下端
側開口部を、前記通気性隔壁における急勾配側の壁面と
の間が狭く、前記通気性隔壁における緩勾配側の壁面と
の間が広くなるように形成したことを特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1記載の本発明によれば、装置本体の高
さ方向に沿って立設され穀物を装置本体の下部から上部
へと搬送する搬送手段が、装置本体の幅方向中間部より
も一方の側壁寄りの位置に配置されているので、搬送手
段と前記一方の側壁との距離が短くなる。従って、前述
した張込ホッパといった穀物の供給口や排出樋といった
穀物の排出口を前記一方の側壁の適切な位置に容易に設
けることができる。
【0009】また、搬送手段の周囲に配置され穀物を収
容する漏斗状の通気性隔壁が、前記一方の側壁側の壁面
を急勾配とし前記一方の側壁と対向する他方の側壁側の
壁面を緩勾配として配置されているので、前記一方の側
壁と急勾配側の壁面との間のスペースが狭く、前記一方
の側壁と対向する他方の側壁と緩勾配側の壁面との間の
スペースが広くなる。従って、広いスペースには空調機
を容易に収納することが可能となる。また、狭いスペー
スにおいてはこれを形成する通気性隔壁の壁面が急勾配
であるために、スペースが狭くても前記張込ホッパ(開
閉式)を容易に収納することができる。
【0010】なお、上述した穀物乾燥及び貯蔵装置で
は、漏斗状の通気性隔壁内に収容された穀物は通気性隔
壁の壁面に沿って流下し、搬送手段によって装置本体の
下部から上部へと搬送されるが、穀物を乾燥させる場合
には、この過程において乾燥風が通気性隔壁側へ送給さ
れることにより、乾燥風が隔壁を通って流下する穀物を
乾燥させる。また、乾燥処理後、穀物を貯蔵する場合に
は、通気性隔壁内に収容された状態で穀物が貯蔵され
る。
【0011】請求項2記載の本発明によれば、請求項1
記載の本発明において、搬送手段を、筒状体とこの筒状
体の軸芯部に配置されたスクリューコンベヤとから成し
ている。ここで、筒状体の軸方向の下端側開口部と、通
気性隔壁における急勾配側の壁面、緩勾配側の壁面との
間に広狭の差を設けない場合には、筒状体の軸方向の下
端側開口部と急勾配側の壁面との間の方が、筒状体の軸
方向の下端側開口部と緩勾配側の壁面との間の方より
も、穀物の流下量が多くなる。しかしながら、本発明に
よれば、筒状体の軸方向の下端側開口部を、通気性隔壁
における急勾配側の壁面との間が狭く、通気性隔壁にお
ける緩勾配側の壁面との間が広くなるように形成してい
るので、両者の穀物流下量のバランスがとれる。従っ
て、穀物の循環が斑循環になるのを防止することができ
る。
【0012】
【実施例】図1〜図4には、本発明の一実施例に係る穀
物乾燥及び貯蔵装置10が示されている。
【0013】図1〜図3に示されるように、穀物乾燥及
び貯蔵装置10は、箱体形状の装置本体12を備えてい
る。この装置本体12内には、その高さ方向中間部に板
材14A〜14Dを四角錐形状に組付けて形成した通気
性隔壁としての漏斗体14が設けられており、この漏斗
体14によって装置本体12の内部空間がその高さ方向
に仕切られている。漏斗体14によって仕切られた装置
本体12の内部空間上側は穀槽13Aとされており、穀
物16が集積されている。漏斗体14の板材14Aに
は、複数の小孔18が形成されており、後述する除湿常
温風又は除湿低温風の流入用とされている。また、漏斗
体14によって仕切られた装置本体12の内部空間下側
は空調室13Bとされており、後述するヒートポンプユ
ニット46が収納されている。
【0014】また、漏斗体14内には、穀物乾燥及び貯
蔵装置10の高さ方向に長い円筒状の揚穀筒20が配置
されている。揚穀筒20の軸方向中間部には、筒状体の
軸方向の下端側開口部としての飲み込み口22が形成さ
れており、漏斗体14の下部空間と連通されている。な
お、この飲み込み口22については、後に詳述する。ま
た、揚穀筒20の下端部は台座24によって閉止されて
いる。さらに、揚穀筒20の下端部周面一部は開口され
ており、揚穀筒20に隣接して配設された導穀路26と
連通されている。導穀路26は、穀物16が流下し易い
所定勾配で配置されている。また、導穀路26の上端部
には、張込ホッパ28が開閉可能に取り付けられてい
る。図1には張込ホッパ28の開放状態が示されてお
り、この状態で穀物16が投入される。また、揚穀筒2
0の軸芯部には、装置本体12の下部に配設されたモー
タ30(図3参照)の駆動力を受けて作動する竪スクリ
ューコンベヤ32が配設されている。なお、揚穀筒20
及び竪スクリューコンベヤ32が、請求項1記載の本発
明における搬送手段に相当する。また、請求項2記載の
本発明においては、揚穀筒20が筒状体に相当し、竪ス
クリューコンベヤ32がスクリューコンベヤに相当す
る。
【0015】揚穀筒20の上端部には、穀物16が流下
し易い所定勾配とされた略箱体形状の排出樋34の傾斜
上端部が接続されている。排出樋34の傾斜下端部は装
置本体12外へ突出しており、穀物16を装置本体12
外へ排出可能としている。この揚穀筒20の上端部と排
出樋34の傾斜上端部との境目には、開閉可能な排出弁
36が設けられている。排出弁36の開放状態(図2に
二点鎖線で示される状態)では、竪スクリューコンベヤ
32によって搬送されてきた穀物16が排出樋34内へ
案内され、排出弁36の閉塞状態では、前記穀物16が
漏斗体14内へ再び排出される。
【0016】装置本体12の天井壁12Aには排気口3
7が設けられ、この排気口37内には開閉可能な排気ダ
ンパ38が設けられている。排気ダンパ38が開放され
た状態(図2に示される状態)では装置本体12の内気
が排気され、排気ダンパ38が閉塞された状態では装置
本体12の内気は排気されない。なお、この排気ダンパ
38の開閉は、図示しない制御装置によって制御されて
いる。
【0017】また、装置本体12の背面壁12Bには温
度センサ40、湿度センサ42及び水分計44が配設さ
れている。これらの温度センサ40、湿度センサ42及
び水分計44はいずれも漏斗体14の上端部付近に設け
られている。温度センサ40は装置本体12内外の温度
及び穀物16の温度を検出している。湿度センサ42は
装置本体12内外の湿度を検出している。また、水分計
44は、非破砕式とされ、漏斗体14内の穀物16の水
分値を所定時間毎に測定している。これらの温度センサ
40、湿度センサ42及び水分計44の検出値、測定値
は、図示しない制御装置へ出力されている。なお、水分
計44は、自動水分計でなくても簡易水分計でもよい。
【0018】また、空調室13B内には、ヒートポンプ
ユニット46が収納されている。ヒートポンプユニット
46は図示しない駆動手段を備え、この駆動手段によっ
て作動するようになっている。また、ヒートポンプユニ
ット46は、図示しないファン、凝縮器及び蒸発器を備
えており、必要に応じて除湿常温風又は除湿低温風を発
生させることができる。
【0019】さて、上述した穀物乾燥及び貯蔵装置10
では、揚穀筒20及び竪スクリューコンベヤ32が、装
置本体12の一方の側壁としての正面壁12C寄りの位
置に配置されている。また、この配置に合わせて、漏斗
体14における前記正面壁12A側の壁面14Aは急勾
配とされており、漏斗体14における他方の側壁として
の背面壁12B側の壁面14Bは緩勾配とされている。
従って、壁面14Aと正面壁12Aとの間のスペース5
0は狭く、壁面14Bと背面壁12Bとの間のスペース
52は広くなっている。そして、前述したヒートポンプ
ユニット46は乾燥室13Bにおける広い方のスペース
52に収納されており、また導穀路26及び張込ホッパ
28は狭い方のスペース50に収納されている。
【0020】さらに、図4に示されるように、揚穀筒2
0の飲み込み口22は、その切り口が漏斗体14の壁面
14B(緩勾配側の壁面)とほぼ平行とされている。こ
れにより、揚穀筒20の飲み込み口22の周縁と漏斗体
14の壁面14A(急勾配側の壁面)との距離Pは狭
く、反対側の周縁と漏斗体14の壁面14B(緩勾配側
の壁面)との距離Qは広くされている。
【0021】以下に、本実施例の作用を説明する。ま
ず、本実施例の穀物乾燥及び貯蔵装置10の全体の作動
を簡単に説明すると、作業者によって閉状態の張込ホッ
パ28が開状態とされ、この状態で張込ホッパ28内へ
穀物16が投入される。投入された穀物16は導穀路2
6を通って、揚穀筒20の下端部へ案内される。
【0022】導穀路26に案内された穀物16は、竪ス
クリューコンベヤ32によって装置本体12の上部へと
搬送されていく。装置本体12の上部へ搬送されてきた
穀物16は、装置本体12の上端から漏斗体14内へ集
積されていく。漏斗体14内へ集積された穀物16は漏
斗体14の下部から再び揚穀筒20内へと案内され、竪
スクリューコンベヤ32によって同様に揚穀筒20の上
端へ向けて搬送されていく。このようにして、穀物16
は装置本体12内で循環される。
【0023】この循環過程において、穀物16が所定の
水分値(15〜16(%))に達するまで乾燥運転が行
われる。すなわち、水分計44、温度センサ40、湿度
センサ42によって穀物の水分値、外気温度、内気温
度、外気湿度等が検出されて図示しない制御装置に出力
される。この検出値に基づいて、ヒートポンプユニット
46から除湿常温風(乾燥風)が漏斗体14側へ送給さ
れて、穀物16が乾燥処理される。なお、除湿常温風と
する必要がない場合には、ファンのみを作動させて、外
気をそのまま導入してもよい。また、この乾燥運転中
は、穀物16を傷つけないようにするため、竪スクリュ
ーコンベヤ32の運転を約15分間回転した後約2時間
45分停止するようにしている。
【0024】一方、穀物16の水分値が所定値に達する
と、貯蔵運転が行われる。すなわち、ヒートポンプユニ
ット46によって除湿低温風(冷却風)とされた後、そ
のまま穀槽13A内へ送給されて再び循環される。これ
により、装置本体12内の空気は低温適湿とされ穀物1
6はこの環境下で貯蔵される。なお、除湿低温風とする
必要がない場合には、ファンのみを作動させて、内気を
そのまま循環させてもよい。その必要すらなければ、フ
ァンも停止される。また、この貯蔵運転中は、竪スクリ
ューコンベヤ32の運転を停止するようにしている。
【0025】なお、付言すれば、一般に蒸発器を通った
除湿低温空気は絶対湿度が低下し、凝縮器を通った高温
空気は相対湿度が低下する。それ故に、除湿された空気
は、常温又は高温になると穀物16を乾燥させる能力を
有し、低温になるとその能力を失う。
【0026】ここで、上述したように作動する穀物乾燥
及び貯蔵装置10では、揚穀筒20及び竪スクリューコ
ンベヤ32を装置本体12の正面壁12C寄りの位置に
配置したので、導穀路26の勾配を張り込まれた穀物1
6が流下し易い所定勾配にした上で張込ホッパ28の位
置を低くすることができる。従って、作業者が穀物16
を張り込みし易く作業性を向上させることができる。ま
た、同様の理由から、排出樋34の勾配を排出すべき穀
物16が流下し易い所定勾配にした上で排出樋34の傾
斜下端部(排出口)の位置を高くすることができる。従
って、次工程(籾摺機等)に移送する場合に、前記傾斜
下端部と接続され次工程へ穀物16を案内するための流
穀樋の勾配を適度な勾配とすることができる。
【0027】また、本実施例では、漏斗体14における
装置本体12の正面壁12C側の壁面14Aを急勾配と
して漏斗体14における装置本体12の背面壁12B側
の壁面14Bを緩勾配したので、壁面14Aと正面壁1
2Cとの間のスペース50は狭くなるが、壁面14Aが
急勾配とされているので、張込ホッパ28が開閉式であ
っても容易にこのスペース50内に収納させることがで
きる。一方、漏斗体14の壁面14Bと装置本体12の
背面壁12Bとの間のスペース52は広くなるので、ヒ
ートポンプユニット46を設置し易くすることができ
る。
【0028】さらに、本実施例では、揚穀筒20の飲み
込み口22の周縁と漏斗体14の壁面14A(急勾配側
の壁面)との距離Pを狭く、反対側の周縁と漏斗体14
の壁面14B(緩勾配側の壁面)との距離Qを広くした
ので、狭い方の距離P側を流下する穀物16の流下量と
広い方の距離Q側を流下する穀物16の流下量とのバラ
ンスをとることができる。従って、穀物16が斑循環す
るのを防止することができる。
【0029】なお、本実施例では、揚穀筒20の飲み込
み口22の切り口が漏斗体14の緩勾配側の壁面14B
にほぼ平行とされているが、これに限らず、例えば図5
に示されるように切り口が階段状とされた飲み込み口5
4を備えた揚穀筒56を用いてもよい。また、揚穀筒2
0の飲み込み口22の切り口を特殊形状としない代わり
に、図6に示されるように飲み込み口58を平端面と
し、この飲み込み口58の周縁と急勾配側の壁面14A
との距離Xを狭く、かつ、揚穀筒58の周縁と緩勾配側
の壁面14Bとの距離Yを広くした上で、急勾配側の壁
面14A側の周面一部に邪魔板60を設けた揚穀筒62
を用いてもよい。この場合、飲み込み口58の周縁と急
勾配側の壁面14Aとの距離Xを狭く、かつ、飲み込み
口58の周縁と緩勾配側の壁面14Bとの距離Yを広く
したことによっても双方の穀物16の流下量をある程度
同じにすることができるが、更に邪魔板60が流下速度
の速い方の穀物16に抵抗を付与するので、双方の穀物
16の流下量のバランスをより確実にとることができ
る。
【0030】また、本発明に係る穀物乾燥及び貯蔵装置
は、籾を対象として適用する場合に有効であることはも
とより、籾以外の穀物であっても当然に有効である。
【0031】
【発明の効果】本発明に係る穀物乾燥及び貯蔵装置は、
穀物の供給口や排出口を装置側壁の最適位置に設置する
ことができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る穀物乾燥及び貯蔵装置を側方か
ら見た断面図である。
【図2】図1の穀物乾燥及び貯蔵装置の斜視図である。
【図3】図2の穀物乾燥及び貯蔵装置を張込ホッパ側か
ら見た側面図である。
【図4】図1の揚穀筒の飲み込み口付近を示す図1の4
線矢視拡大図である。
【図5】図4の揚穀筒の変形例を示す図4に対応する要
部拡大図である。
【図6】図4の揚穀筒の他の変形例を示す図4に対応す
る要部拡大図である。
【符号の説明】
10 穀物乾燥及び貯蔵装置 12 装置本体 12B 背面壁(他方の側壁) 12C 正面壁(一方の側壁) 14 漏斗体(通気性隔壁) 14A 壁面 14B 壁面 16 穀物 20 揚穀筒(搬送手段、筒状体) 22 飲み込み口(筒状体の軸方向の下端側開口部) 32 竪スクリューコンベヤ(搬送手段、スクリュー
コンベヤ) 54 飲み込み口(筒状体の軸方向の下端側開口部) 56 揚穀筒(搬送手段、筒状体) 58 飲み込み口(筒状体の軸方向の下端側開口部) 60 揚穀筒(搬送手段、筒状体)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01F 25/00 F26B 17/22 F26B 21/00 B02B 1/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱体状の装置本体と、 この装置本体の幅方向中間部よりも一方の側壁寄りの位
    置に前記装置本体の高さ方向に沿って立設され、穀物を
    前記装置本体の下部から上部へと搬送する搬送手段と、 この搬送手段の周囲に配置されていると共に、前記一方
    の側壁側の壁面が急勾配とされ前記一方の側壁と対向す
    る他方の側壁側の壁面が緩勾配とされ、前記穀物を収容
    する漏斗状の通気性隔壁と、 を有することを特徴とする穀物乾燥及び貯蔵装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送手段は、筒状体とこの筒状体の
    軸芯部に配置されたスクリューコンベヤとから成り、 前記筒状体の軸方向の下端側開口部を、前記通気性隔壁
    における急勾配側の壁面との間が狭く、前記通気性隔壁
    における緩勾配側の壁面との間が広くなるように形成し
    たことを特徴とする請求項1記載の穀物乾燥及び貯蔵装
    置。
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