JP2901416B2 - 穀物処理装置 - Google Patents

穀物処理装置

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JP2901416B2
JP2901416B2 JP12212092A JP12212092A JP2901416B2 JP 2901416 B2 JP2901416 B2 JP 2901416B2 JP 12212092 A JP12212092 A JP 12212092A JP 12212092 A JP12212092 A JP 12212092A JP 2901416 B2 JP2901416 B2 JP 2901416B2
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惣一 山本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、穀物を乾燥処理、貯蔵
処理、攪拌処理等するための穀物処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】穀物処理装置、例えば穀物を乾燥処理及
び貯蔵処理するための穀物乾燥及び貯蔵装置が既に本件
出願人により案出されている(一例として、特願平3−
151768号公報参照)。
【0003】この構造では、箱体状の装置本体を備えて
おり、この装置本体内には通気性を有する漏斗状の隔壁
が配置されている。この隔壁内略中央部には、揚穀機が
配設されている。この揚穀機は装置本体の高さ方向に沿
って長い筒体状の揚穀筒と、この軸芯部に配置された竪
スクリューコンベヤと、から成る。これにより、装置本
体の側壁下部に配設された張込ホッパから張り込まれた
穀物又は隔壁に沿って流下する穀物を装置本体の上部へ
と搬送するようになっている。また、揚穀機の上端部に
は所定角度で傾斜配置された排出樋が接続されており、
この接続部付近に張込・循環及び排出のいずれかに切り
換えるための排出弁が開閉可能に配設されている。排出
弁によって揚穀機の揚穀筒上端部と排出樋との接続部が
開放された状態では搬送されてきた穀物が装置外へ排出
され、排出弁によって前記接続部が閉塞された状態では
搬送されてきた穀物が装置内(隔壁内)へ放散されて集
積・循環される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構造による場合、穀物の排出時に、揚穀機によって揚
穀筒の上端部に搬送されてきた穀物の一部が、排出樋と
反対側の部位から隔壁側へ放出されてしまう。すなわ
ち、穀物の排出時に、搬送されてきた穀物の全部を排出
樋側へ排出させることができない。このため、穀物の排
出のための所要時間が長くなり、穀物の排出時の排出効
率が低下するという問題点が生じる。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、張込・循環時
には確実に穀物を装置内へ案内することができ、排出時
には確実に穀物を装置外へ排出することができる穀物処
理装置を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る穀物処理装
置は、穀物を収容する穀槽と、この穀槽内に装置高さ方
向を軸方向として配置された筒体と、この筒体内に配置
されて回転することにより前記穀槽内下部の穀物を装置
高さ方向上側へ向けて搬送する搬送体と、を備えた揚穀
機と、この揚穀機の装置高さ方向上端部に設けられ、前
記揚穀機によって搬送されてきた穀物を必要に応じて装
置外へ排出する排出装置と、を有し、穀物を乾燥処理、
貯蔵処理、及び攪拌処理等するための穀物処理装置であ
って、前記排出装置は、前記筒体の軸方向上端部に配置
されていると共に前記筒体の軸方向に沿ってスライド可
能に設けられ、前記筒体の軸方向上端部に装着された状
態では前記筒体の軸方向上端部を一部開放状態に包囲し
開放された部位から穀物を装置外へ排出し、前記筒体の
軸方向上端部から離間した状態では前記筒体の軸方向上
端部との間から穀物を前記穀槽内へ案内することを特徴
としている。
【0007】
【作用】上記構成の本発明は、穀槽内に装置高さ方向を
軸方向として配置された筒体と、この筒体内に配置され
た搬送体と、を備えた揚穀機を有しており、この揚穀機
の搬送体が回転することによって、穀槽内下部の穀物が
装置高さ方向上側へ搬送される。
【0008】ここで、穀物の張込・循環時には、筒体の
軸方向上端部にその軸方向に沿ってスライド可能に設け
られた排出装置が、筒体の軸方向上端部から離間した状
態とされる。この状態では、排出装置と筒体の軸方向上
端部との間から、揚穀機によって搬送されてきた穀物が
穀槽内へ案内される。従って、穀物を確実に穀槽内へ張
込み又は循環させることができる。
【0009】一方、穀物の排出時には、排出装置は筒体
の軸方向上端部に装着された状態とされる。この状態で
は、筒体の軸方向上端部が、排出装置によって一部開放
状態に包囲され、開放された部位から穀物が装置外へ排
出される。従って、搬送されてきた穀物の全部を確実に
装置外へ排出させることができる。この結果、穀物の排
出のための所要時間を短縮することができ、穀物の排出
時の排出効率を向上させることができる。
【0010】
【実施例】以下、図1〜図5を用いて、本発明に係る穀
物処理装置の一実施例である穀物乾燥及び貯蔵装置10
について説明する。
【0011】図2に示されるように、穀物乾燥及び貯蔵
装置10は、箱体形状の装置本体12を備えている。こ
の装置本体12内には、その高さ方向中間部に板材14
Aを四角錐形状に組付けて形成した漏斗体14が設けら
れており、この漏斗体14によって装置本体12の内部
空間がその高さ方向に仕切られている。
【0012】漏斗体14によって仕切られた装置本体1
2の内部空間上側は穀槽13Aとされており、穀物16
が集積されている。漏斗体14の板材14Aには、複数
の小孔18が形成されており、後述する除湿常温風又は
除湿低温風の流入用とされている。
【0013】また、漏斗体14によって仕切られた装置
本体12の内部空間下側は空調室13Bとされており、
ヒートポンプユニット46が収納されている。ヒートポ
ンプユニット46は図示しない駆動手段を備え、この駆
動手段によって作動するようになっている。また、ヒー
トポンプユニット46は、図示しないファン、凝縮器及
び蒸発器を備えており、必要に応じて除湿常温風又は除
湿低温風を発生させることができる。
【0014】装置本体12の天井壁12Aには排気口3
7が設けられ、この排気口37内には開閉可能な排気ダ
ンパ38が設けられている。排気ダンパ38が開放され
た状態では装置本体12の内気が排気され、排気ダンパ
38が閉塞された状態では装置本体12の内気は排気さ
れない。なお、この排気ダンパ38の開閉は、図示しな
い制御装置によって制御されている。
【0015】また、装置本体12の一側壁12Bには温
度センサ40、湿度センサ42及び水分計44が配設さ
れている。これらの温度センサ40、湿度センサ42及
び水分計44はいずれも漏斗体14の上端部付近に設け
られている。温度センサ40は装置本体12内外の温度
及び穀物16の温度を検出している。湿度センサ42は
装置本体12内外の湿度を検出している。また、水分計
44は、非破砕式とされ、漏斗体14内の穀物16の水
分値を所定時間毎に測定している。これらの温度センサ
40、湿度センサ42及び水分計44の検出値、測定値
は、図示しない制御装置へ出力されている。なお、水分
計44は、自動水分計でなくても簡易水分計でもよい。
【0016】漏斗体14内には、穀物乾燥及び貯蔵装置
10の高さ方向に長い円筒状の筒体としての揚穀筒20
が配置されている。揚穀筒20の軸方向中間部には、飲
み込み口22が形成されており、漏斗体14の下部空間
と連通されている。また、揚穀筒20の下端部は台座2
4によって閉止されている。さらに、揚穀筒20の下端
部周面一部は開口されており、揚穀筒20に隣接して配
設された導穀路26と連通されている。導穀路26の上
端部には、張込ホッパ28が開閉可能に取り付けられて
いる。なお、張込ホッパ28の開放状態(実線で示され
た状態)のときに穀物16が投入され、張込ホッパ28
が閉塞状態(二点鎖線で示された状態)のときは穀物1
6は投入されない。また、揚穀筒20の軸芯部には、装
置本体12の下部に配設されたモータ(図示省略)の駆
動力を受けて作動する搬送体としての竪スクリューコン
ベヤ32が配設されている。なお、この竪スクリューコ
ンベヤ32及び揚穀筒20が、本発明における揚穀機に
相当する。
【0017】さて、揚穀筒20の上端部には、排出装置
としての排出体50が配置されている。図1に示される
ように、排出体50は、揚穀筒20の軸方向に沿ってス
ライド可能に配置されたスライド部52と、このスライ
ド部52に接続された接続部54と、から成る。
【0018】スライド部52は、鋼板を平面視でU字形
状に形成すると共に開口側両端部が互いに離反する方向
へ屈曲された周壁52Aと、スライド部52の底部を構
成する底壁52Bと、この底壁52Bの下端部から下方
へ延出されたガイド壁52Cと、から成る。
【0019】底壁52Bは所定の勾配で傾斜しており、
その傾斜下端部から下方へ延出するガイド壁52Cは揚
穀筒20の軸方向下方へ向けて屈曲垂下されている。底
壁52Bにおける揚穀筒20と重合する部位は略円形に
開口されており、その軸芯位置には竪スクリューコンベ
ヤ32の軸方向上端部が貫通している。この貫通端部に
は、竪スクリューコンベヤ32の半径方向へ突出する矩
形平板状の板56が固着されている。この板56は、竪
スクリューコンベヤ32が回転することにより共に回転
して、竪スクリューコンベヤ32によって搬送されてき
た穀物16をスライド部52の開口端側へと送り出して
いる。また、周壁52Aの円弧状部分は揚穀筒20の半
径と一致している。このため、図1に実線で示されるよ
うに(以下、この実線で示されるスライド部52の位置
を「下降位置」という)スライド部52が揚穀筒20の
上端部に当接している状態では、揚穀筒20がその軸方
向へ周壁52Aの高さ分だけ延出されたのと同等とな
り、竪スクリューコンベヤ32の板56回りを包囲(接
続部54側のみ開放状態)している。
【0020】また、接続部54は内部が空洞とされたダ
クト状とされており、その一端は装置本体12の他の一
側壁12Bに図示しないボルトにより固定されている。
また、接続部54の他端には、矩形平板状の支持板54
Aが一体的に設けられている。
【0021】この支持板54Aの両サイドには揚穀筒2
0の軸方向に沿って延びる上下一対のガイド溝58が各
々形成されており、これらのガイド溝58にはスライド
部52のガイド壁52Cに固定されたガイドピン60が
それぞれ貫通している。従って、スライド部52がスラ
イドする際には、ガイドピン60がガイド溝58内を上
下動することによりガイドされる。
【0022】さらに、接続部54の底壁54Bは、スラ
イド部52の底壁52Bと同一の勾配で傾斜している。
このため、スライド部52が下降位置にある場合には、
スライド部52の底壁52Bと接続部54の底壁54B
とは同一傾斜平面となる。従って、スライド部52が下
降位置にある場合には、竪スクリューコンベヤ32によ
って搬送されてきた穀物16がスライド部52の底壁5
2B及び接続部54の底壁54B上を流下し、後述する
排出樋62を通って装置外へ排出されるようになってい
る(図4参照)。
【0023】また、接続部54の一側面上端には、レバ
ー64の長手方向中間部が軸支ピン66で軸支されてい
る。このレバー64の長手方向の一端部には長孔68が
形成されており、スライド部52の周壁52Aから突出
する固定ピン70が貫通配置されている。また、レバー
64の長手方向の他端部には小孔72が形成されてお
り、操作紐74の一端が取り付けられている。従って、
操作紐74を下方へ引くと、軸支ピン66を中心として
レバー64が図1の矢印A方向へ回動し、スライド部5
2が下降位置から図1の矢印B方向へスライドして二点
鎖線で示される位置(以下、この位置を「上昇位置」と
いう)まで上昇する。この状態では、図3に示されるよ
うに、スライド部52の下端部と揚穀筒20の上端部と
の間に隙間76が形成され、これにより竪スクリューコ
ンベヤ32によって搬送されてきた穀物16は穀槽13
A内へ放散されるようになっている。
【0024】上述した接続部54の一端側には、略箱体
形状の排出樋62の傾斜上端部が接続されている。排出
樋62の傾斜下端部は装置本体12外へ突出しており、
穀物16を装置本体12外へ排出可能としている。この
排出樋62の勾配も接続部54の底壁54Bの勾配と同
一とされている。
【0025】以下に、本実施例の作用を説明する。ま
ず、穀物16を張り込む場合には、操作紐74が下方へ
引っ張られて、図3に示されるように、スライド部52
が下降位置から上昇位置までスライドされる。これによ
り、スライド部52の下端部と揚穀筒20の上端部との
間に隙間76が形成される。
【0026】この状態で、作業者によって開状態にある
張込ホッパ28内へ穀物16が投入される。投入された
穀物16は導穀路26を通って、揚穀筒20の下端部へ
案内される。案内された穀物16は、竪スクリューコン
ベヤ32によって装置本体12の上部へと搬送されてい
く。装置本体12の上部へ搬送されてきた穀物16は、
回転状態にある板56によって、隙間76から均等に穀
槽13A(漏斗体14)内へ放散されて集積される。こ
の張込作業は、穀物16が所定の量に達するまで行われ
る。
【0027】また、集積された穀物16は漏斗体14の
下部から再び揚穀筒20内へと案内され、竪スクリュー
コンベヤ32によって同様に揚穀筒20の上端へ向けて
搬送されていく。このようにして、穀物16は装置本体
12内で循環される。
【0028】この循環過程において、穀物16が所定の
水分値(15〜16(%))に達するまで乾燥運転が行
われる。すなわち、水分計44、温度センサ40、湿度
センサ42によって検出された穀物の水分値、外気温
度、内気温度、外気湿度等に基づいて、ヒートポンプユ
ニット46から除湿常温風(乾燥風)が漏斗体14側へ
送給されて、穀物16が乾燥処理される。なお、除湿常
温風とする必要がない場合には、ファンのみを作動させ
て、外気をそのまま導入してもよい。また、この乾燥運
転中は、穀物16を傷つけないようにするため、竪スク
リューコンベヤ32の運転を約15分間回転した後約2
時間45分停止するようにしている。
【0029】一方、穀物16の水分値が所定値に達する
と、貯蔵運転が行われる。すなわち、ヒートポンプユニ
ット46によって除湿低温風(冷却風)とされた後、そ
のまま穀槽13A内へ送給されて再び循環される。これ
により、装置本体12内の空気は低温適湿とされ穀物1
6はこの環境下で貯蔵される。なお、除湿低温風とする
必要がない場合には、ファンのみを作動させて、内気を
そのまま循環させてもよい。その必要すらなければ、フ
ァンも停止される。また、この貯蔵運転中は、竪スクリ
ューコンベヤ32の運転を停止するようにしている。
【0030】なお、付言すれば、一般に蒸発器を通った
除湿低温空気は絶対温度が低下し、凝縮器を通った高温
空気は相対湿度が低下する。それ故に、除湿された空気
は、常温または高温になると穀物16を乾燥させる能力
を有し、低温になるとその能力を失う。
【0031】この結果、穀物乾燥及び貯蔵装置10を籾
を対象にして使用すれば、米の食味と品質を良好にする
ことができる。
【0032】一方、穀物16を装置外へ排出する場合に
は、下方へ引っ張られた状態に保持されていた操作紐7
4の係止状態が解除される。これにより、図4に示され
るように、スライド部52はその自重により、上昇位置
から下降位置へとスライドされる。これにより、スライ
ド部52の下端部と揚穀筒20の上端部との間の隙間7
6はなくなり、板56回りを周壁52Aが包囲する。ま
た、この状態では、スライド部52、接続部54、及び
排出樋62が相互に連通する。
【0033】この状態で、竪スクリューコンベヤ32が
駆動すると、スライド部52へ搬送されてきた穀物16
は、板56によって接続部54側へと押し出される。こ
の際、板56回りを周壁52Aが包囲しているので、穀
物16は確実に接続部54側へと押し出される。そし
て、接続部54へ押し出されてきた穀物16は、その底
壁54Bを流下して排出樋62側へと案内され、装置外
へと排出される。
【0034】なお、仮に、排出途中において排出経路内
で穀物16が詰まった場合にも、図5に示されるよう
に、確実に穀物16はスライド部52から穀槽13A内
へオーバーフローされる。
【0035】このように本実施例では、上下にスライド
し板56回りを一部開放状態に包囲する周壁52Aを備
えたスライド部52と、このスライド部52と接続する
接続部54と、から成る排出体50を揚穀筒20の上端
部に設けたので、張込・循環時には確実に穀物16を穀
槽13A内へ放散することができ、穀物16の排出時に
は確実に穀物16の全部を装置外へ排出することができ
る。従って、穀物16の排出のための所要時間を短縮す
ることができ、排出効率を向上させることができる。
【0036】なお、本実施例では、スライド部52のみ
をスライドさせ接続部54は側壁12Bに固定する構造
としているが、これに限らず、両者一体にスライドする
構成にしてもよい。
【0037】また、本実施例では、レバー64、ガイド
ピン60、ガイド溝58等によってスライド部52をス
ライドさせているが、これに限らず、モータ、ピニオ
ン、ラック等を用いてスライド部52をスライドさせる
構成にしてもよい。
【0038】さらに、本実施例では穀物乾燥及び貯蔵装
置10を対象として本発明を適用したが、これに限ら
ず、攪拌機等に適用してもよく、穀物16の張込・循環
・排出(特に、排出)が必要な穀物処理装置であればす
べて適用することができる。
【0039】
【発明の効果】本発明に係る穀物処理装置は、揚穀機の
筒体の軸方向上端部にスライド可能に排出装置を設けた
ので、張込・循環時には確実に穀物を装置内へ案内する
ことができ、排出時には確実に穀物を装置外へ排出する
ことができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の主要部に係る排出体の斜視図であ
る。
【図2】図1の排出体を備えた穀物乾燥及び貯蔵装置を
側方から見た断面図である。
【図3】張込・循環時における排出体を示す断面図であ
る。
【図4】排出時における排出体を示す断面図である。
【図5】穀物のオーバーフロー時における排出体を示す
断面図である。
【符号の説明】
10 穀物乾燥及び貯蔵装置(穀物処理装置) 13A 穀槽 16 穀物 20 揚穀筒(筒体、揚穀機) 32 竪スクリューコンベヤ(搬送体、揚穀機) 50 排出体(排出装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01F 25/00 B02B 1/02 F26B 17/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀物を収容する穀槽と、 この穀槽内に装置高さ方向を軸方向として配置された筒
    体と、この筒体内に配置されて回転することにより前記
    穀槽内下部の穀物を装置高さ方向上側へ向けて搬送する
    搬送体と、を備えた揚穀機と、 この揚穀機の装置高さ方向上端部に設けられ、前記揚穀
    機によって搬送されてきた穀物を必要に応じて装置外へ
    排出する排出装置と、 を有し、穀物を乾燥処理、貯蔵処理、及び攪拌処理等す
    るための穀物処理装置であって、 前記排出装置は、前記筒体の軸方向上端部に配置されて
    いると共に前記筒体の軸方向に沿ってスライド可能に設
    けられ、前記筒体の軸方向上端部に装着された状態では
    前記筒体の軸方向上端部を一部開放状態に包囲し開放さ
    れた部位から穀物を装置外へ排出し、前記筒体の軸方向
    上端部から離間した状態では前記筒体の軸方向上端部と
    の間から穀物を前記穀槽内へ案内することを特徴とする
    穀物処理装置。
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