JPS6255543A - 循環式穀物乾燥機のサンプル粒取り込み装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、循環式穀物乾燥機のサンプル粒取り込み装
置に関するもので、循環式の穀物乾燥機の水分検出用の
サンプル粒取り込みに利用することができる。

［従来技術及び発明が解決しようとする問題点］貯留タ
ンク、乾燥室及び集穀室を積み重ねて構成した循環式の
穀物乾燥機において、循環中の穀粒から水分検出用のサ
ンプル粒を取り込み、水分を検出するタイプの水分検出
器がある。

しかし、このタイプのものにあっては、乾燥作業に際し
て、被乾燥穀粒を張り込む際にも、水分検出器のサンプ
ル粒取り込み口から張り込み作業中の穀粒が取り込まれ
て滞留し、乾燥作業中の穀粒の含水率を検出する際に、
張り込み作業中の穀粒の含水率が検出されることがあり
、正確な含水率を検出できないという問題点があった。

［問題を解決するための手段］ そこで、この発明は、張り込み作業中の穀粒が水分検出
器のサンプル取り込み口から取り込まれないようにして
、水分検出に際しては、乾燥作業中のその時その時の穀
粒が取り込まれることにより、従来装置の欠点を解消し
ようとするものであって、かかる技術的課題を解決する
ための技術的手段は、循環式の穀物乾燥機の被乾燥穀物
の循環路中に水分検出器２６へのサンプル粒を取り込む
ことのできるサンプル粒取り込み口１９を設け、該サン
プル粒取り込み口１９に設けられている開閉自在のシャ
ッター２７を被乾燥穀粒の張り込み作業に関連して閉鎖
することを特徴とする循環式穀物乾燥機のサンプル粒取
り込み装置の構成としたことである。

［発明の作用及び効果］ 被乾燥穀粒の張り込み作業中には、水分検出器２６のサ
ンプル粒取り込み口１９側のシャッター２７は閉鎖状態
となり、張り込み作業中の穀粒はサンプル粒取り込み口
１９から取り込まれず、乾燥作業中にのみこのサンプル
粒取り込み口１９は開口して、サンプル粒を取り込むも
のであるので、水分検出器２６へは常に乾燥作業中の新
鮮なサンプル粒が供給され、乾燥中のその時その時の穀
粒の含水率を正確に検出することができるものである。

［実施例］ 以下、図面に示すこの発明の実施例について説明する。

まず、実施例の構成について説明する。１は、穀物乾燥
機で、この穀物乾燥機１は、貯留タンク２、乾燥室３及
び集穀室４を上方から下方へわたって順次配設し、貯留
タンク２内の穀粒は下方の左右寄せ板５，５及び中央寄
せ板６上を流下しながら、下方の乾燥室３の乾燥路３ａ
、３ａへ案内されるように構成されていて、該乾燥路３
ａ、３ａの中央寄りには熱風路３ｂを、また、乾燥路３
ａ、３ａの左右両側方には排風路３ｃ、３ｃを配設する
とともに、排風路３ｃ、３ｃの終端側には排風ファン７
を配設して、バーナー８により熱っせられた空気が排風
ファン７の作用により、熱風路３ｂから乾燥路３ａ、３
ａを通って排風路３ｃ。

３ｃへ流れる間に、乾燥路３ａ、３ａ内の穀粒が乾燥作
用を受け、乾燥作用後の熱風は排風路３ｃ。

３ｃから機外へ排出されるように構成されている。

集穀室４内の乾燥路３ａ、３ａ下方には、乾燥路３ａ、
３ａ内の穀粒を下方へ繰り出すロータリーバルブ９．９
を配設し、該ロータリーバルブ９゜９で繰り出された穀
粒は、流穀板１０．１０上を流れて集穀室４の下部ラセ
ン樋１１に集められ、次いで、穀粒は下部ラセン１２で
穀物乾燥機１の横側部に配設したエレベータ１３へ搬送
され、更に、エレベータ１３の−Ｆ部から上部ラセン１
４の内装軸架されている上部ラセン樋１５．貯留タンク
２の中央上部にある回転する拡散装置１６を経て、拡散
されながら貯留タンク２へ略均分に張り込まれるように
構成されている。

１７は、エレベータ１３の中間部横側部に取り付けた水
分検出器１８のケースで、この水分検出器２６には、エ
レベータケース１３ａのサンプル粒取り込み口１９から
取り込まれた穀粒が、案内路２０を経て水分検出器２６
に供給され、水分検出後の穀粒は下方の落下路２１から
再度エレベータケース１３ａ内へ還元されるものである
。

エレベータケース１３ａに開口したサンプル粒取り込み
口１９は、エレベータケース１３ａ側板に沿って上下方
向に沿わせて構成している。２２は、取り込み樋で、こ
の取り込み樋２２は、サンプル粒取り込み口１９の下方
に位置して、エレベータケース１３ａ内と水分検出器２
６のケース１７内とに跨る状態に配置して、該取り込み
樋２２の水分検出器２６のケース１７側が下方に位置す
るように傾斜させて構成して、サンプル粒を水分検出器
２６に取り込み可能に構成されている。

水分検出器２６の上方には、外周部に大径のラセン溝２
３ａ、小径筒部２３ｂから構成されている供給ロール２
３．該供給ロール２３に接触している円弧状の供給板２
４から構成されていて、−粒づつ一定距離離れた状態で
供給することのできる一粒供給装［２５が配設されてい
て、この−粒供給装ｒｙ１２５から取り出された穀粒は
、一対の検出ロール２６ａ、２６ａで構成されている水
分検出器２６は、上方の一粒供給装置２５から供給され
た穀粒をその外周面間で強圧粉砕し、この検出抵抗値を
穀粒水分値に換算して、穀粒水分値を検出することので
きるものである。

２７は、サンプル粒取り込み口１９に設けられているシ
ャッターで、このシャッター２７を上下動させることに
より、サンプル粒取り込み口１９を開閉することができ
るものである。そして、このシャッター２７は、張り込
みホッパ２８のシャツタ−２９とロンドアワイヤーなど
の連動部材３０を介して連動連結されていて、張り込み
ホッパー２８のシャッター２９を上方へ移動させて開口
し、被乾燥穀粒の張り込み作業中には、サンプル粒取り
込み口１９側のシャッター２７は連動部材３０とともに
上方へ移動し、サンプル粒取り込み口１９は閉鎖状態と
なり、張り込み中の穀粒はサンプル粒取り込み口１９か
ら取り込まれないように関連構成されている。

次に、第５図に示す実施例について説明する。

サンプル粒取り込み口１９に回動自在に設けられている
シャッター２２は、正逆転するモータ３１で開閉自在に
構成されていて、穀物乾燥機１の操作パネル（図面省略
）に設けられている張り込みスイッチ（図面省略）を操
作すると、モータ３１が所定時間正転してシャッター２
２が閉鎖状態となり、また、操作パネル（図面省略）の
乾燥スイッチ（図面省略）を操作し、穀物乾燥機１の回
転各部が駆動されるとともに、バーナー８の燃焼してい
る乾燥作業中には、この乾燥スイッチ（図面省略）操作
と関連して、モータ３１が所定時間逆回転して、シャッ
ター２２が回動して、サンプル粒取り込み口１９を開口
するように構成されている。なお、乾燥作業に際して、
サンプル粒取り込み口１９の開口をするにあたり、乾燥
作業開始後所定時間経過後にサンプル粒取り込み口１９
を開口するように構成してもよい。

第６図から第８図に示す内容について、説明する。３２
は、サンプル供給管で、このサンプル供給管３２は、水
分検出器２６のケース１７に穿設した孔に嵌入して縦方
向へ沿わせて支持し、このサンプル供給管３２の上部は
、ケース１７外に突出し、サンプル供給管３２の下端部
は、−粒供給装置２５の上方へ対向配置している。この
サンプル供給管３２の下端部には、開閉自在のシャッタ
ー３３が軸支されていて、このシャッター３３の端部に
は、折曲げて開閉作動片３４を構成している。−粒供給
装置２５の供給ロール２３は、−粒の穀粒の嵌入できる
溝の構成されている大径のラセン溝２３ａと、穀粒を落
下排出することのできる小径の小径筒部２３ｂとで構成
されていて、供給ロール２３が回転して大径のラセン溝
２３ａが、シャッター３３側の開閉作動片３４に接触し
て、この開閉作動片３４を押し上げると、シャッター３
３は開口して、サンプル供給管３２内に供給されている
サンプル粒が、１粒づつ下方の供給ロール２３の大径の
ラセン溝２３ａへ供給されるように構成されていて、穀
物乾燥機１で乾燥作業中でない他の穀粒をサンプル供給
管３２に所定粒数供給しておくことにより、外部穀粒の
水分の検出をすることができるものである。

つぎに、実施例の作用について説明する。穀物の乾燥作
業をする場合には、張り込みホッパ２８に穀物を投入す
ると、エレベータ１３により穀物は揚穀されて、上部ラ
セン樋１５．拡散装置１６を経て貯留タンク２へ張り込
まれていく。貯留タンク２内に張り込まれた穀物は、下
方へ流下して乾燥室３の乾燥路３ａ、３ａを通過する際
に、熱風路３ｂから乾燥路３ａ、３ａを通って排風路３
ｃ、３ｃへ流れる熱風により乾燥作用を受け、乾燥作用
後の熱風は排風路３Ｇ、３ｃから機外へ排出されるもの
である。

乾燥後の穀物はロー゛タリーバルブ９，９で下方の集穀
室４へ繰り出され、下部ラセン１２でエレベータ１３の
下部へ搬送され、エレベータ１３゜上部ラセン樋１５．
拡散装置１６を経て貯留タンク２へ搬送され循環するも
のであり、このような循環過程を数回繰り返すことによ
り乾燥作業は終了するものである。

上述のようにして穀粒の乾燥がされるのであるが、エレ
ベータケース１３ａ内の揚穀途中で散乱しながら落下し
ている穀粒は、取り込み樋２２のエレベータ１３内に位
置している部分で受けられ、この穀粒は供給ロール２３
と供給板２４との間に落下供給され、大径のラセン溝２
３ａに載った穀粒は供給板２４で支えられながら順次送
られ、また、供給ロール２３の小径筒部２３ｂに落下し
た穀粒は、供給板２４との間隔部から落下して、−粒づ
つに分離された状態で下方の水分検出ロール２６ａ、２
６ａへ供給されて、水分検出ロール２６ａ、２６ａで強
圧粉砕されて穀粒の含水率が検出されるものである。

また、張り込みホッパー２８のシャッター２９を開口し
て、被乾燥穀粒の張り込み作業中には、サンプル粒取り
込み口１９側のシャッター２７は閉鎖状態となり、張り
込み中の未乾燥の穀粒はサンプル粒取り込み口１９から
取り込まれないように関連構成されていて、このサンプ
ル粒取り込み口１９は乾燥作業中にのみ開口して、サン
プル粒を取り込むものであるので、水分検出器２６へは
常に乾燥作業中の新鮮なサンプル粒が供給され、乾燥中
のその時その時の穀粒の含水率を検出することができる
ものである。

【図面の簡単な説明】

図面は、この発明の実施例を示すもので、第１゜図は、
切断側面図、第２図は、正面図、第３図は、切断正面図
、第４図は、側面図、第５図は、切断側面図、第６図は
、切断側面図、第７図は、正面図、第８図は、要部の正
面図である。 ［符号の説明］ １　穀物乾燥機　　　　　２　貯留タンク３　乾燥室　
　　　　　　３ａ　乾燥路３ｂ　熱風路　　　　　　３
ｃ　排風路４　集穀室　　　　　　　５　左・右寄せ板
６　中央寄せ板　　　　　７　排風ファン８　バーナー
　　　　　　９　ロタリーバルブ１０　流穀板　　　　
　　１１　下部ラセン樋１２　下部ラセン　　　　１３
　エレベータ１７　ケース １９　サンプル粒取り込み口 ２０　案内路　　　　　　２１　落下路２２　取り込み
樋　　　　２３　供給ロール２３ａ　　ラセン溝　　　
　２３ｂ　　小径筒部２４　供給板　　　　　　２５−
粉供給装置２６　水分検出器　　　　２６ａ　　検出ロ
ール２７　シャッター　　　　２８　張り込みホッパ２
９　シャッター　　　　３０　連動部材３１　モータ　
　　　　　３２　サンプル供給管３３　シャッター 代表者井関昌考 第　３　　図 Ｚ３ 茶　　′ｉ３　　　呂

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ［１］循環式の穀物乾燥機の被乾燥穀物の循環路中に水
   分検出器２６へのサンプル粒を取り込むことのできるサ
   ンプル粒取り込み口１９を設け、該サンプル粒取り込み
   口１９に設けられている開閉自在のシャッター２７を被
   乾燥穀粒の張り込み作業に関連して閉鎖することを特徴
   とする循環式穀物乾燥機のサンプル粒取り込み装置。