JPH0523A - 穀物乾燥及び貯蔵方法と穀物乾燥及び貯蔵装置 - Google Patents

穀物乾燥及び貯蔵方法と穀物乾燥及び貯蔵装置

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JPH0523A
JPH0523A JP15176891A JP15176891A JPH0523A JP H0523 A JPH0523 A JP H0523A JP 15176891 A JP15176891 A JP 15176891A JP 15176891 A JP15176891 A JP 15176891A JP H0523 A JPH0523 A JP H0523A
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JP
Japan
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grain
air
evaporator
temperature
drying
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Application number
JP15176891A
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English (en)
Inventor
Soichi Yamamoto
惣一 山本
Kazumi Jinbo
和美 神保
Masami Ishiyama
正巳 石山
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Yamamoto Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Yamamoto Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0523A publication Critical patent/JPH0523A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/52Heat recovery pumps, i.e. heat pump based systems or units able to transfer the thermal energy from one area of the premises or part of the facilities to a different one, improving the overall efficiency

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  • Storage Of Harvested Produce (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 米の食味と品質を良好に保ちながら一台の装
置で乾燥及び貯蔵の双方を行うことができる穀物乾燥及
び貯蔵方法と穀物乾燥及び貯蔵装置を得る。 【構成】 穀物乾燥及び貯蔵装置10はヒートポンプユ
ニット46を備え、このユニット46の第3通風路52
には分岐壁56によって上部通路52Aと下部通路52
Bとが形成されている。上部通路52Aは第1のダンパ
68によって開閉可能とされ、下部通路52Bは第2の
ダンパ70によって開閉可能とされている。従って、乾
燥運転する場合には、第1のダンパ68を閉塞状態、第
2のダンパ70を開放状態とすれば除湿常温風が穀槽1
2内へ送給され、貯蔵運転する場合には、開閉を逆にす
ることにより除湿冷却風を穀槽12内へ送給することが
できる。従って、一台の装置で乾燥及び貯蔵の双方がで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、穀物を乾燥及び貯蔵す
るために用いられる穀物乾燥及び貯蔵方法と穀物乾燥及
び貯蔵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】穀物、例えば米の食味と品質を良好に保
つためには、乾燥及び貯蔵工程において、各々以下の条
件を満たす必要がある。乾燥面での条件は、籾の乾燥速
度を速め過ぎると、胴割れ米の増加や米のビタミン類の
破壊を招くため、籾をゆっくりと自然乾燥に近い状態で
乾燥させることである。貯蔵面での条件は、高温高湿で
籾を貯蔵すると、籾の呼吸作用による成分の消耗や籾自
体の酸素作用(酸化等)による品質劣化を招くため(こ
の場合、貯蔵中に中性脂肪が分解されて遊離脂肪酸が生
成され、澱粉と作用して湖化を妨げ、古米化が進むこと
になる)、低温適湿で籾を貯蔵することである。
【0003】そして、従来では、同一の装置で乾燥及び
貯蔵の両方を行うことができなかったので、別々の装置
を用いて上述した条件を満たしていた。すなわち、ヒー
トポンプを用いて除湿常温風を穀槽内へ送給することに
より籾の乾燥を行い、冷凍庫等の貯蔵用の別途装置を用
いて籾の貯蔵を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の方法によると、ヒートポンプ等の乾燥用の装置
と冷凍庫等の貯蔵用の装置等の双方が必要となるので、
乾燥用の装置及び貯蔵用の装置の設置スペースがそれぞ
れ独立に必要となると共にコストアップに繋がるという
問題点がある。
【0005】上記事実を考慮し、本発明は、米の食味と
品質を良好に保ちながら、一台の装置で乾燥及び貯蔵の
双方を行うことができる穀物乾燥及び貯蔵方法と穀物乾
燥及び貯蔵装置を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、穀物を収容する収容槽へ蒸発器及び凝縮器を備えた
送給ユニットから空気を送給することにより、前記穀物
を乾燥及び貯蔵する穀物乾燥及び貯蔵方法であって、前
記穀物の水分値が所定値よりも高い場合には、前記蒸発
器及び前記凝縮器の両方を通った空気または片方づつ通
った空気の双方を前記収容槽へ送給することにより乾燥
運転し、前記穀物の水分値が所定値以下となった場合に
は、前記蒸発器を通った空気を前記収容槽へ送給するこ
とにより貯蔵運転することを特徴としている。
【0007】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
本発明において、前記穀物の水分値が所定値よりも高い
場合において、前記穀物の水分値を所定値に保つための
平衡相対湿度よりも前記蒸発器へ導風される空気の湿度
の方が高いときには、前記蒸発器及び前記凝縮器の両方
を通った空気または片方づつ通った空気の双方を前記収
容槽へ送給し、前記平衡相対湿度よりも前記蒸発器へ導
風される空気の湿度の方が低いときには、導風された状
態の空気をそのまま前記収容槽へ送給することにより乾
燥運転することを特徴としている。
【0008】請求項3記載の本発明は、請求項1記載の
本発明において、前記穀物の水分値が所定値以下となっ
た場合において、前記蒸発器へ導風される空気の温度及
び前記穀物の温度の少なくとも一方が所定温度以上のと
きに、前記蒸発器を通った空気を前記収容槽へ送給する
ことにより貯蔵運転することを特徴としている。
【0009】請求項4記載の本発明は、穀物を収容する
収容槽と、蒸発器及び凝縮器を備え前記収容槽へ空気を
送給する送給ユニットと、を有する穀物乾燥及び貯蔵装
置であって、前記収容槽に設けられ、前記穀物の水分値
を所定時間毎に測定する水分値測定手段と、前記送給ユ
ニットに設けられ、前記蒸発器及び前記凝縮器が配置さ
れた案内路と、この案内路に設けられ、前記蒸発器及び
前記凝縮器の両方を通った空気または片方づつ通った空
気の双方の前記収容槽への送給を許容する第1の状態及
び前記蒸発器を通った空気の前記収容槽への送給を許容
する第2の状態に選択的に切り換え可能とされた切り換
え手段と、前記水分値測定手段によって測定された水分
値が所定値よりも高い場合には、前記切り換え手段を前
記第1の状態とし、前記水分値測定手段によって測定さ
れた水分値が所定値以下である場合には、前記切り換え
手段を前記第2の状態とする制御手段と、を有すること
を特徴としている。
【0010】請求項5記載の本発明は、請求項4記載の
本発明において、前記蒸発器へ導風される空気の湿度を
検出する湿度検出手段を設け、前記制御手段は、前記水
分値測定手段によって測定された水分値が所定値よりも
高い場合において、前記穀物の水分値を所定値に保つた
めの平衡相対湿度よりも前記湿度検出手段によって検出
された前記蒸発器へ導風される空気の湿度の方が高い場
合には前記切り換え手段を前記第1の状態とすると共に
前記蒸発器及び前記凝縮器を作動状態とし、前記平衡相
対湿度よりも前記蒸発器へ導風される空気の湿度の方が
低い場合には前記切り換え手段を前記第1の状態とする
と共に前記蒸発器及び前記凝縮器を非作動状態とするこ
とを特徴としている。
【0011】請求項6記載の本発明は、請求項4記載の
本発明において、前記蒸発器へ導風される空気の温度及
び前記穀物の温度の少なくとも一方を検出する温度検出
手段を設け、前記制御手段は、前記水分値測定手段によ
って測定された水分値が所定値以下となった場合におい
て、前記温度検出手段によって検出された前記空気の温
度及び前記穀物の温度の少なくとも一方が所定温度以上
の場合に前記切り換え手段を前記第2の状態とすること
を特徴としている。
【0012】
【作用】請求項1記載の本発明によれば、穀物の水分値
が所定値よりも高い場合には、乾燥運転が行われる。す
なわち、蒸発器及び凝縮器の両方を通った空気または片
方づつ通った空気の双方が収容槽へ送給される。前者の
場合には、除湿常温風が収容槽へ送給されることにな
り、後者の場合には、除湿低温風と高温風とが別々に収
容槽へ送給され、収容槽内でほぼ除湿常温風となる。こ
の除湿常温風によって穀物が乾燥される。
【0013】一方、穀物の水分値が所定値以下の場合に
は、貯蔵運転が行われる。すなわち、蒸発器を通った空
気が収容槽へ送給される。これにより、除湿低温風が穀
物の水分値を維持しながら、低温適湿の環境で穀物が貯
蔵される。
【0014】なお、乾燥運転及び貯蔵運転の切り換え
は、手動で行ってもよいし、自動で行ってもよい。
【0015】請求項2記載の本発明によれば、前記乾燥
運転する場合において、穀物の水分値を所定値に保つた
めの平衡相対湿度よりも蒸発器へ導風される空気の湿度
の方が高いときには、蒸発器及び凝縮器の両方を通った
空気または片方づつ通った空気の双方が収容槽へ送給さ
れる。一方、平衡相対湿度よりも蒸発器へ導風される空
気の湿度の方が低いときには、導風された状態の空気が
そのまま収容槽へ送給される請求項3記載の本発明によ
れば、貯蔵運転する場合において、蒸発器へ導風される
空気の温度及び穀物の温度の少なくも一方が所定温度以
上のときに、蒸発器を通った空気が収容槽へ送給され
る。
【0016】請求項4記載の本発明によれば、収容槽に
設けられた水分値測定手段によって穀物の水分値が所定
時間毎に測定される。測定値が所定値よりも高い場合に
は穀物の乾燥運転が行われ、測定値が所定値以下の場合
には穀物の貯蔵運転が行われる。
【0017】穀物を乾燥する場合には、制御手段によっ
て切り換え手段が第1の状態とされる。このため、蒸発
器及び凝縮器の両方を通った空気または片方づつ通った
空気の双方が案内路を通って収容槽へ送給される。前者
の場合には、除湿常温風が収容槽へ送給されることにな
り、後者の場合には、除湿低温風と高温風とが別々に収
容槽へ送給され、収容槽内でほぼ除湿常温風となる。こ
の除湿常温風によって穀物が乾燥される。
【0018】一方、穀物を貯蔵する場合には、制御手段
によって切り換え手段が第2の状態とされる。このた
め、蒸発器を通った空気が案内路を通って収容槽へ送給
される。これにより、除湿低温風が収容槽へ送給される
ので、穀物は低温適湿の環境で貯蔵される。
【0019】請求項5記載の本発明によれば、穀物乾燥
及び貯蔵装置には湿度検出手段が設けられ、この湿度検
出手段によって蒸発器へ導風される空気の湿度が検出さ
れる。
【0020】そして、乾燥運転する場合において、穀物
の水分値を所定値に保つための平衡相対湿度よりも、蒸
発器へ導風される空気の湿度の方が高い場合には、制御
手段によって切り換え手段が第1の状態とされると共に
蒸発器及び凝縮器が作動状態とされる。従って、蒸発器
及び凝縮器の両方を通った空気または片方づつ通った空
気の双方が案内路を通って収容槽へ送給される。このた
め、穀物は除湿常温風によって乾燥されることになる。
【0021】一方、乾燥運転する場合において、穀物の
水分値を所定値に保つための平衡相対湿度よりも、蒸発
器へ導風される空気の湿度の方が低い場合には、制御手
段によって切り換え手段が第1の状態とされると共に蒸
発器及び凝縮器が非作動状態とされる。従って、案内路
に形成される送給経路は前述した場合と同様であるが、
この場合は自然風が収容槽へ送給される。このため、穀
物は自然風によって乾燥されることになる。
【0022】請求項6記載の本発明によれば、穀物乾燥
及び貯蔵装置には温度検出手段が設けられ、この温度検
出手段によって蒸発器へ送風された空気の温度及び穀物
の温度の少なくとも一方が検出される。
【0023】そして、貯蔵運転する場合において、温度
検出手段によって検出された空気の温度及び穀物の温度
の少なくとも一方が所定温度以上の場合に、制御手段に
よって切り換え手段が第2の状態とされる。従って、蒸
発器を通った空気が案内路を通って収容槽へ送給され
る。これにより、除湿低温風が収容槽へ送給されるの
で、穀物は低温適湿の環境で貯蔵されることになる。
【0024】上述した請求項1〜請求項6記載の本発明
のいずれにおいても、籾を対象として本発明を適用すれ
ば、従来技術の項で説明した乾燥面及び貯蔵面での条件
が満足されるので、米の食味と品質が良好に保たれるこ
とになる。
【0025】また、1台の装置で乾燥及び貯蔵のいずれ
も行うことができるので、装置の所要設置スペースの削
減を図ることができ、かつ乾燥用と貯蔵用と別々に装置
を設ける場合に比しコストダウンを図ることができる。
【0026】
【実施例】図1〜図5には、本発明の第1実施例に係る
穀物乾燥及び貯蔵装置10が示されている。
【0027】図3〜図5に示されるように、穀物乾燥及
び貯蔵装置10は、箱体形状の収容槽としての穀槽12
を備えている。この穀槽12内には、その高さ方向中間
部に板材14Aを四角錐形状に組付けて形成した集積槽
14が設けられており、この集積槽14内へ穀物16
(図4参照)が集積されている。集積槽14の板材14
Aには、複数の小孔18が形成されており、後述する除
湿常温風又は除湿低温風の流入用とされている。
【0028】また、集積槽14の中央部には、穀物乾燥
及び貯蔵装置10の高さ方向に長い円筒状の筒体20が
配置されている。筒体20の軸方向中間部には、切欠き
22が形成されており、集積槽14の下部空間と連通さ
れている。また、筒体20の下端部は台座24によって
閉止されている。さらに、筒体20の下端部周面一部は
開口されており、筒体20に隣接して配設された導穀路
26と連通されている。導穀路26の上端部には、張込
ホッパ28が開閉可能に取り付けられている。図3には
張込ホッパ28の開放状態が示されており、この状態で
穀物16が投入される。また、筒体20の軸芯部には、
穀槽12の下部に配設されたモータ30(図5参照)の
駆動力を受けて作動するスクリューコンベヤ32が配設
されている。
【0029】筒体20の上端部には、略箱体形状の排出
桶34の傾斜上端部が接続されている。排出桶34の傾
斜下端部は穀槽12外へ突出しており、穀物16を穀槽
12外へ排出可能としている。この筒体20の上端部と
排出桶34の傾斜上端部との境目には、開閉可能な排出
弁36が設けられている。排出弁36の開放状態(図4
に二点鎖線で示される状態)では、スクリューコンベヤ
32によって搬送されてきた穀物16が排出桶34内へ
案内され、排出弁36の閉塞状態では、前記穀物16が
集積槽14内へ再び排出される。
【0030】穀槽12の天井壁12Aには排気口37が
設けられ、この排気口37内には開閉可能な排気ダンパ
38が設けられている。排気ダンパ38が開放された状
態(図1に示される状態)では穀槽12の内気が排気さ
れ、排気ダンパ38が閉塞された状態(図2に示される
状態)では穀槽12の内気は排気されない。排気ダンパ
38の開閉操作は制御手段としての制御装置90によっ
て制御されている。また、穀槽12の一側壁12Bには
温度検出手段としての温度センサ40、湿度検出手段と
しての湿度センサ42及び水分値測定手段としての水分
計44が配設されている。これらの温度センサ40、湿
度センサ42及び水分計44はいずれも集積槽14の上
端部付近に設けられている。温度センサ40は穀槽12
内外の温度及び穀物16の温度を検出している。湿度セ
ンサ42は穀槽12内外の湿度を検出している。また、
水分計44は、非破砕式とされ、集積槽14内の穀物1
6の水分値を所定時間毎に測定している。これらの温度
センサ40、湿度センサ42及び水分計44の検出値、
測定値は、制御装置90へ出力されている。
【0031】さて、穀槽12内の下部には、図1及び図
2に示されるような送給ユニットとしてのヒートポンプ
ユニット46が設けられている。このヒートポンプユニ
ット46は、穀槽12の高さ方向に沿って平行に一対の
第1通風路48、第2通風路50を備えている。これら
の第1通風路48、第2通風路50は、第3通風路52
によって連通されている。なお、第2通風路50及び第
3通風路52が案内路である。
【0032】第3通風路52の一方の端部は開口とされ
ており、穀槽12外へ連通されている。また、第3通風
路52の一方の端部には、開閉可能な外気導入ダンパ5
4が配設されている。外気導入ダンパ54の開放状態
(図1に示される状態)では、第1通風路48が閉塞状
態とされていると共に穀槽12外から外気が第3通風路
52内へ導入可能とされている。本実施例では、導入時
の外気の風量は穀物16(籾)100(kg)当たり0.
01(m3/sec )に設定されている。また、外気導入ダ
ンパ54の閉塞状態(図2に示される状態)では、第1
通風路48は開放状態とされていると共に穀槽12外か
ら第3通風路52内への外気の導入はされない。外気導
入ダンパ54の開閉は、制御装置90によって制御され
ている。
【0033】また、第3通風路52の途中には、第3通
風路52をその幅方向に二分する分岐壁56が配設され
ており、この分岐壁56によって第3通風路52は上部
通路52Aと下部通路52Bとに区画されている。
【0034】第3通風路52には、外気導入ダンパ54
と分岐壁56との間に蒸発器58が配設されている。ま
た、第3通風路52の下部通路52B内には、凝縮器6
0及び圧縮器62が配設されている。これらの圧縮器6
2、凝縮器60及び蒸発器58は冷媒管64によって連
結されている。冷媒管64内には図示しない冷媒が一定
方向へ流動している。蒸発器58と凝縮器60とを連通
している冷媒管64の途中には膨張弁66が配設されて
いる。ヒートポンプユニット46には図示しない駆動手
段が設けられており、駆動手段が駆動することにより圧
縮器62が作動するようになっている。従って、駆動手
段が駆動すると、圧縮器62で断熱圧縮された高温高圧
の冷媒ガスは、凝縮器60を通ることによって液化さ
れ、膨張弁66を通過することによって膨張され、蒸発
器58を通ることによって気化される。
【0035】上部通路52Aには蒸発器58側の端部に
開閉可能な第1のダンパ68が配設されている。図1に
示される状態が第1のダンパ68の閉塞状態であり、こ
の状態では上部通路52Aが閉塞されている。また、図
2に示される状態が第1のダンパ68の開放状態であ
り、この状態では上部通路52Aが開放されている。第
1のダンパ68の開閉操作は、制御装置90によって制
御されている。
【0036】下部通路52Bには、蒸発器58と凝縮器
60との間に開閉可能な第2のダンパ70が配設されて
いる。図1に示される状態が第2のダンパ70の開放状
態であり、この状態では下部通路52Bが開放されてい
る。また、図2に示される状態が第2のダンパ70の閉
塞状態であり、この状態では下部通路52Bが閉塞され
ている。第2のダンパ70の開閉操作は、制御装置90
によって制御されている。前述した第1のダンパ68及
び第2のダンパ70が切り換え手段であり、図1に示さ
れる状態が切り換え手段の第1の状態であり、図2に示
される状態が切り換え手段の第2の状態である。
【0037】なお、下部通路52Bには圧縮器62付近
に開閉可能なダンパ72が設けられており、ダンパ72
の閉塞状態(図1に示される状態)では下部通路52B
と第2通風路50とが連通されているが、ダンパ72の
開放状態(図2に示される状態)では下部通路52Bが
閉塞されている。ダンパ72の開閉操作は、制御装置9
0によって制御されている。このダンパ72の近傍には
ファン74が設けられており、凝縮器60の放熱用とさ
れている。また、第2通風路50にも、ファン76が設
けられており、第3通風路52の空気を穀槽12内へ送
給している。これらのファン72、74の作動は、制御
装置90によって制御されている。
【0038】以下に、本実施例の作用を説明する。ま
ず、作業者によって、張込ホッパ28内へ穀物16が投
入される。投入された穀物16は導穀路26を通って、
筒体20の下端部へ案内される。案内された穀物16
は、スクリューコンベヤ32によって穀槽12の上部へ
と搬送されていく。穀槽12の上部へ搬送されてきた穀
物16は、穀槽12の上端から集積槽14内へ集積され
ていく。集積槽14内へ集積された穀物16は集積槽1
4の下部から再び筒体20内へと案内され、スクリュー
コンベヤ32によって同様に筒体20の上端へ向けて搬
送されていく。このようにして、穀物16は穀槽12内
で循環される。
【0039】この状態で、水分計44によって穀物16
の水分値が測定される。また、同時に温度センサ40に
よって外気温度、内気温度及び穀物16の温度が検出さ
れ、湿度センサ42によって外気湿度が検出される。こ
れらの水分値、外気温度、内気温度、外気湿度は、電気
信号として制御装置90へ出力される。
【0040】穀物16の水分値が所定値(15〜16
(%))より高く、かつ湿度センサ42で検出された外
気湿度が穀物16の水分値が所定値を保つ平衡相対湿度
よりも高い場合には、穀物16の乾燥運転が行われる。
すなわち、図1に示されるように、制御装置90によっ
て排気ダンパ38、外気導入ダンパ54が開放状態とさ
れダンパ72が閉塞状態とされる。同様に、制御装置9
0によって第1のダンパ68は閉塞状態とされ、第2の
ダンパ68は開放状態とされる。これにより、上部通路
52Aが閉塞されて下部通路52Bが開放されるので、
空気流路は蒸発器58、凝縮器60、下部通路52B、
第2通風路50、穀槽12内、出口37とされる。この
状態で、制御装置90がヒートポンプユニット46の駆
動手段を駆動させると共にファン74が非作動状態、フ
ァン76が作動状態とされる。
【0041】外気導入ダンパ54から取り込まれた外気
は、蒸発器58を通過した後、凝縮器60へ案内され
る。従って、外気は蒸発器58によって除湿低温風とさ
れた後、凝縮器60によって温められて除湿常温風とさ
れる。そして、除湿常温風はファン76によって穀槽1
2内へ送給されて、出口37から排気される。この一連
の送給(図1の矢印A方向に沿う空気の送給)過程によ
って、穀物16が乾燥される。
【0042】穀物16の水分値が所定値(15〜16
(%))より高く、かつ湿度センサ42で検出された外
気湿度が穀物16の水分値が所定値を保つ平衡相対湿度
よりも低い場合においても同様に穀物16の乾燥運転が
行われるが、この場合には制御装置90によってヒート
ポンプユニット46の駆動手段の駆動が停止される。従
って、圧縮器62の作動が停止され、外気がそのまま穀
槽12へ送給される。
【0043】上述した乾燥運転により、穀物16の水分
値が所定水分値となったとき、又は所定水分値未満とな
ったときは、次に説明する貯蔵運転が行われる。
【0044】温度センサ40で検出された内気温度もし
くは穀物16の温度が所定温度(15(°C))以上の
場合には、図2に示されるように、第1のダンパ68が
開放状態とされ、かつ第2のダンパ70が閉塞状態とさ
れる。従って、上部通路52Aが開放されて下部通路5
2Bが閉塞される。また、排気ダンパ38、外気導入ダ
ンパ54が閉塞状態とされ、ダンパ72開放状態とされ
る。これにより、空気流路は、蒸発器58、上部通路5
2A、第2通風路50、穀槽12内、第1通風路48と
され、即ち内気循環路が形成される。従って、内気は蒸
発器64によって除湿低温風とされた後、そのまま上部
通路52A、第2通風路50、穀槽12内、第1通風路
48の順で、図2の矢印B方向に沿って循環される。こ
れにより、穀槽12内の空気は低温適湿とされ穀物16
はこの環境で貯蔵される。なお、貯蔵時の冷却能力は1
000(kcal/hr)に設定されている。また、図2
の矢印B’は貯蔵運転時の凝縮器60の放熱用の空気流
路を示している。
【0045】温度センサ40で検出された内気温度及び
穀物16の温度が所定温度未満である場合においても同
様に穀物16の貯蔵運転が行われるが、この場合にはヒ
ートポンプユニット46の駆動手段の駆動が停止されて
ファン72、74のみが作動する。従って、圧縮器62
の作動が停止され、内気がそのまま循環されることにな
る。内気循環させる必要がない場合には、ファン72、
74も停止される。
【0046】この結果、穀物乾燥及び貯蔵装置10を籾
を対象にして使用すれば、米の食味と品質を良好にする
ための条件が満たされる。
【0047】なお、貯蔵運転に関しては、内気循環によ
らず、図2の矢印C方向に沿った外気導入によってもよ
い。すなわち、制御装置90によって外気導入ダンパ5
4、排気ダンパ38を開放状態にし(図2の二点鎖線で
示される)、除湿低温風を穀槽12内へ送給してもよ
い。この場合において、温度センサ40で検出された外
気温度等が15度以上のときには、上述した除湿低温風
を穀槽12内へ送給する必要があるが、外気温度等が1
5度未満の場合には自然風を送給してもよい。
【0048】このように本実施例では、1台のヒートポ
ンプユニット46によって乾燥運転及び貯蔵運転の両方
を行うことができるので、従来のように乾燥用の装置と
貯蔵用の装置とを別々に設ける場合に比し、装置の設置
スペースの削減を図ることができる。また、これによ
り、コストダウンも図れる。
【0049】また、本実施例では、冷媒の流れを一方向
としているので、除湿低温風を得るために冷媒の流れを
逆方向とする場合に比し、熱効率が良く、省エネルギー
化を図ることができる。
【0050】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。なお、第1実施例と同一構成部分については同一番
号を付してその説明を省略する。
【0051】図6に示されるように、この送給ユニット
としてのヒートポンプユニット100は、穀槽12の高
さ方向と直交する方向に沿って平行に一対の第1通風路
102、第2通風路104を備えている。第1通風路1
02及び第2通風路104の一方の端部は、共に開口と
され穀槽12外へ連通されている。また、第1通風路1
02及び第2通風路104の他方の端部は、これらの第
1通風路102、第2通風路104と直交して配置され
た連通路106によって連通されている。連通路106
の一方の端部(第1通風路102側)は穀槽12内へ開
口されており、また連通路106の他方の端部(第2通
風路104側)は穀槽12外へ開口されている。なお、
第1通風路102、第2通風路104、連通路106が
案内路である。
【0052】第1通風路102には、その途中に蒸発器
58が配設されている。また、第1通風路102には、
蒸発器58よりも連通路106側にファン108が配設
されている。このファン108により、蒸発器58を通
過した空気が図6に実線で示される矢印D方向に沿って
穀槽12内へ送給されている。また、第2通風路104
には、凝縮器60及び圧縮器62が配設されている。こ
れらの圧縮器62、凝縮器60及び蒸発器58は冷媒管
64によって連結されている。冷媒管64内には図示し
ない冷媒が一定方向へ流動している。蒸発器58と凝縮
器60とを連通している冷媒管64の途中には膨張弁6
6が配設されている。従って、圧縮器62で断熱圧縮さ
れた高温高圧の冷媒ガスは、凝縮器60を通ることによ
って液化され、膨張弁66を通過することによって膨張
され、蒸発器58を通ることによって気化される。ま
た、第2通風路104には、圧縮器62よりも連通路1
06側にファン110が配設されている。このファン1
10により、凝縮器60を通過した空気が図6に一転鎖
線で示される矢印E方向に沿って穀槽12外へ送給さ
れ、もしくは後述するように図6に二点鎖線で示される
矢印F方向に沿って第1通風路102へ送給されてい
る。
【0053】上述した連通路106には、第2通風路1
04と連通路106とが交差する部位に、開閉可能な切
り換え手段としてのダンパ112が配設されている。図
6に実線で示される状態がダンパ112の閉塞状態であ
り、この状態では第2通風路104の第1通風路102
への送給が阻止されている。従って、第2通風路104
において凝縮器60を通過した空気は、第1通風路10
2へ送給されることなく穀槽12外へ案内される。ま
た、図6に二点鎖線で示される状態がダンパ112の開
放状態であり、この状態では第2通風路104と第1通
風路102とが連通路72によって連通されている。従
って、第2通風路104において凝縮器60を通過した
空気は、穀槽12外へ案内されることなく連通路106
を介して第1通風路102へ送給される。ダンパ112
の開閉操作は、制御装置90によって制御されている。
【0054】以下に、本実施例の作用を簡単に説明す
る。穀物16の水分値が所定値(15〜16(%))よ
り高く、かつ湿度センサ42で検出された外気湿度が穀
物16の水分値が所定値を保つ平衡相対湿度よりも高い
場合には、穀物16の乾燥運転が行われる。すなわち、
図6に二点鎖線で示されるように、ダンパ112が開放
状態とされ、第2通風路104と第1通風路102とが
連通される。この状態で第1通風路102、第2通風路
104に取り込まれた外気がそれぞれ除湿低温風、高温
風とされた後、ファン108、110によって連通路7
2を介して穀槽12内へ送給される。従って、穀槽12
内へ除湿低温風、高温風が送給された状態では、ほぼ除
湿常温風とされる。送給された除湿常温風は、出口37
から穀槽12外へ排出される。この一連の送給過程によ
り、穀物16が乾燥される。
【0055】穀物16の水分値が所定値(15〜16
(%))より高く、かつ湿度センサ42で検出された外
気湿度が穀物16の水分値が所定値を保つ平衡相対湿度
よりも低い場合においても同様に穀物16の乾燥運転が
行われるが、この場合には制御装置90によってヒート
ポンプユニット46の駆動手段の駆動が停止される。従
って、圧縮器62の作動が停止され、外気がそのまま穀
槽12へ送給される。
【0056】上述した乾燥運転により、穀物16の水分
値が所定水分値となったとき、又は所定水分値未満とな
ったときは、次に説明する貯蔵運転が行われる。
【0057】温度センサ40で検出された外気温度もし
くは穀物16の温度が所定温度(15(°C))以上の
場合には、図6に実線で示されるように、ダンパ112
が閉塞状態とされる。従って、第1通風路102は前述
した場合と同様であるが、第2通風路104の連通路1
06への連通状態が阻止される。このため、凝縮器60
を通過した後の高温風はファン108によって連通路1
10を介して穀槽12外へ排出される。しかし、第1通
風路102内へ取り込まれた外気は、前述した場合と同
様に蒸発器58を通過して除湿低温風とされた後ファン
108によって連通路106を介して穀槽12内へ送給
される。送給された除湿低温風は、出口37から穀槽1
2外へ排気される。この一連の送給過程によって、穀槽
12内の空気は低温適湿とされ穀物16はこの環境で貯
蔵される。
【0058】温度センサ40で検出された外気温度及び
穀物16の温度が所定温度未満である場合においても同
様に穀物16の貯蔵運転が行われるが、この場合にはヒ
ートポンプユニット46の駆動手段の駆動が停止されて
ファン108、110のみが作動する。従って、圧縮器
62の作動が停止され、外気がそのまま穀槽12へ送給
されることになる。外気の送給の必要がない場合には、
ファン108、110の作動も停止される。
【0059】このように本実施例においても、前述した
第1実施例と同様の効果が得られる。すなわち、穀物1
6の貯蔵運転時において、米の食味と品質を良好に保つ
ことができ、かつ一台の装置で乾燥及び貯蔵の両方が行
える。また、本実施例では、乾燥時の穀槽12への送給
量が貯蔵時の送給量の2倍となるので、乾燥効率を向上
させることができると共に、単一のダンパ112で乾燥
運転及び貯蔵運転の切り換えが行えるので、構造の簡易
化を図ることができる。
【0060】なお、本発明に係る穀物乾燥及び貯蔵方法
及び穀物乾燥及び貯蔵装置は、籾を対象として適用する
場合に有効であることはもとより、上述した乾燥運転及
び貯蔵運転が必要とされる籾以外の穀物であっても当然
に有効である。
【0061】また、上述した実施例では、制御装置90
を用いて自動的に第1のダンパ68、第2のダンパ70
あるいはダンパ112等の切り換えを行っているが、こ
れに限らず、手動で行うことも可能である。
【0062】さらに、第2実施例では、第2通風路10
4が連通路106によって第1通風路102と連通され
ているが、これに限らず、例えば、第1通風路102及
び第2通風路104を共にL字管等にして直接穀槽12
へ連通させ、第2通風路104と第1通風路102とを
分離独立した構成にしてもよく(この場合、ダンパ11
2は第2通風路104に設けられることになる)、乾燥
時の送給量が増量される構成であればすべて適用するこ
とができる。
【0063】
【発明の効果】本発明に係る穀物乾燥及び貯蔵方法と穀
物乾燥及び貯蔵装置は、米の食味と品質を良好に保ちな
がら、一台の装置で乾燥及び貯蔵の双方を行うことがで
きるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るヒートポンプユニットを用い
て乾燥運転する場合の各ダンパの開閉状態を示す概略側
面図である。
【図2】図1のヒートポンプユニットを用いて貯蔵運転
する場合の各ダンパの開閉状態を示す概略側面図であ
る。
【図3】本実施例に係る穀物乾燥及び貯蔵装置を示す斜
視図である。
【図4】図3の穀物乾燥及び貯蔵装置を側方から見た断
面図である。
【図5】図3の穀物乾燥及び貯蔵装置を張込ホッパ側か
ら見た側面図である。
【図6】第2実施例に係るヒートポンプユニットを示す
図1及び図2に対応する概略側面図である。
【符号の説明】
10 穀物乾燥及び貯蔵装置 12 穀槽(収容槽) 16 穀物 40 温度センサ(温度検出手段) 42 湿度センサ(湿度検出手段) 44 水分計(水分値測定手段) 46 ヒートポンプユニット(送給ユニット) 50 第2通風路(案内路) 52 第3通風路(案内路) 58 蒸発器 60 凝縮器 68 第1のダンパ(切り換え手段) 70 第2のダンパ(切り換え手段) 90 制御装置(制御手段) 100 ヒートポンプユニット(送給ユニット) 102 第1通風路(案内路) 104 第2通風路(案内路) 106 連通路(案内路) 112 ダンパ(切り換え手段)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年6月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀物を収容する収容槽へ蒸発器及び凝縮
    器を備えた送給ユニットから空気を送給することによ
    り、前記穀物を乾燥及び貯蔵する穀物乾燥及び貯蔵方法
    であって、前記穀物の水分値が所定値よりも高い場合に
    は、前記蒸発器及び前記凝縮器の両方を通った空気また
    は片方づつ通った空気の双方を前記収容槽へ送給するこ
    とにより乾燥運転し、前記穀物の水分値が所定値以下と
    なった場合には、前記蒸発器を通った空気を前記収容槽
    へ送給することにより貯蔵運転することを特徴とする穀
    物乾燥及び貯蔵方法。
  2. 【請求項2】 前記穀物の水分値が所定値よりも高い場
    合において、前記穀物の水分値を所定値に保つための平
    衡相対湿度よりも前記蒸発器へ導風される空気の湿度の
    方が高いときには、前記蒸発器及び前記凝縮器の両方を
    通った空気または片方づつ通った空気の双方を前記収容
    槽へ送給し、前記平衡相対湿度よりも前記蒸発器へ導風
    される空気の湿度の方が低いときには、導風された状態
    の空気をそのまま前記収容槽へ送給することにより乾燥
    運転することを特徴とする請求項1記載の穀物乾燥及び
    貯蔵方法。
  3. 【請求項3】 前記穀物の水分値が所定値以下となった
    場合において、前記蒸発器へ導風される空気の温度及び
    前記穀物の温度の少なくとも一方が所定温度以上のとき
    に、前記蒸発器を通った空気を前記収容槽へ送給するこ
    とにより貯蔵運転することを特徴とする請求項1記載の
    穀物乾燥及び貯蔵方法。
  4. 【請求項4】 穀物を収容する収容槽と、蒸発器及び凝
    縮器を備え前記収容槽へ空気を送給する送給ユニット
    と、を有する穀物乾燥及び貯蔵装置であって、前記収容
    槽に設けられ、前記穀物の水分値を所定時間毎に測定す
    る水分値測定手段と、前記送給ユニットに設けられ、前
    記蒸発器及び前記凝縮器が配置された案内路と、この案
    内路に設けられ、前記蒸発器及び前記凝縮器の両方を通
    った空気または片方づつ通った空気の双方の前記収容槽
    への送給を許容する第1の状態及び前記蒸発器を通った
    空気の前記収容槽への送給を許容する第2の状態に選択
    的に切り換え可能とされた切り換え手段と、前記水分値
    測定手段によって測定された水分値が所定値よりも高い
    場合には、前記切り換え手段を前記第1の状態とし、前
    記水分値測定手段によって測定された水分値が所定値以
    下である場合には、前記切り換え手段を前記第2の状態
    とする制御手段と、を有することを特徴とする穀物乾燥
    及び貯蔵装置。
  5. 【請求項5】 前記蒸発器へ導風される空気の湿度を
    検出する湿度検出手段を設け、前記制御手段は、前記水
    分値測定手段によって測定された水分値が所定値よりも
    高い場合において、前記穀物の水分値を所定値に保つた
    めの平衡相対湿度よりも前記湿度検出手段によって検出
    された前記蒸発器へ導風される空気の湿度の方が高い場
    合には前記切り換え手段を前記第1の状態とすると共に
    前記蒸発器及び前記凝縮器を作動状態とし、前記平衡相
    対湿度よりも前記蒸発器へ導風される空気の湿度の方が
    低い場合には前記切り換え手段を前記第1の状態とする
    と共に前記蒸発器及び前記凝縮器を非作動状態とするこ
    とを特徴とする請求項4記載の穀物乾燥及び貯蔵装置。
  6. 【請求項6】 前記蒸発器へ導風される空気の温度及
    び前記穀物の温度の少なくとも一方を検出する温度検出
    手段を設け、前記制御手段は、前記水分値測定手段によ
    って測定された水分値が所定値以下となった場合におい
    て、前記温度検出手段によって検出された前記空気の温
    度及び前記穀物の温度の少なくとも一方が所定温度以上
    の場合に前記切り換え手段を前記第2の状態とすること
    を特徴とする請求項4記載の穀物乾燥及び貯蔵装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015029530A1 (ja) 2013-08-30 2015-03-05 北海道特殊飼料株式会社 温度差を利用する乾燥方法、乾燥装置及び乾燥システム

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