JP2595619Y2 - 共同乾燥施設における生籾の一時貯留装置 - Google Patents

共同乾燥施設における生籾の一時貯留装置

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JP2595619Y2
JP2595619Y2 JP1993041122U JP4112293U JP2595619Y2 JP 2595619 Y2 JP2595619 Y2 JP 2595619Y2 JP 1993041122 U JP1993041122 U JP 1993041122U JP 4112293 U JP4112293 U JP 4112293U JP 2595619 Y2 JP2595619 Y2 JP 2595619Y2
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JP
Japan
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raw rice
raw
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ventilation
drying facility
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JP1993041122U
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愛次郎 金子
紘史 西田
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KANEKONOKI CO., LTD.
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KANEKONOKI CO., LTD.
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  • Storage Of Harvested Produce (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、多量の高水分の生籾が
一度に共同乾燥施設へ荷受された場合があっても、該生
籾を変質させることなく一時貯留した後、乾燥装置へ供
給処理することができる共同乾燥施設における生籾の一
時貯留装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、共同乾燥施設においては、次々と
荷受した高水分(例えば25%〜30%)の生籾を速や
かに複数台の乾燥機にそれぞれ張込んで乾燥処理するこ
とが一般に行われており、一時的に生籾の荷受量が乾燥
処理量よりも多い場合には、過剰の生籾は乾燥施設内に
設置した複数台のコンテナーにそれぞれ収容し、常温風
の流通状態のもとに一時貯留して生籾が変質されるのを
未然に防止し、乾燥の進行により乾燥機内の生籾が減少
した際にはコンテナーに一時貯留した生籾を乾燥機に供
給して、乾燥処理することができる空気補給装置付生穀
物移送容器は、本出願前例えば実公昭53−31256
号公報に記載されて公知である。
【0003】また、荷受した高水分の生籾を穀粒乾燥装
置により約18%前後に予備乾燥し、次いで予備乾燥さ
れた生籾を、下方より上方に向け流通する乾燥風の通風
状態のもとで複数本の竪軸オーガーにより攪拌混合せし
めると同時に、循環流動せしめたことで、同一の穀槽を
利用して規定水分まで乾燥させる乾燥行程と乾燥穀粒の
貯蔵行程とを併せて行えるようにした穀粒の乾燥方法
も、本出願前例えば特公昭63−40579号公報に記
載されて公知である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前者の生穀
物移送容器を利用して生穀物の一時貯留作業を行った場
合には、その収容量が少ないため余剰荷受量が一時的に
多くなった場合処理することができないので、数多くの
生穀物移送容器を用意することとなり、その結果、広い
設置場所を必要とし施設建物の増大、建設施設費の増大
は勿論のこと、生籾のローテーション作業に多くの労力
が必要となる。
【0005】また、後者における穀粒の乾燥方法を利用
して、荷受した高水分の余剰生籾を穀槽内に規定量収容
し、これを一時貯留する作業を行わせた場合には、前記
方法自体が18%前後まで予備乾燥された生籾をゆっく
りと攪拌混合通風作用で仕上げ乾燥することを目的とし
たものであるから、25%〜30%前後の高水分の生籾
を直接穀槽に投入し、これを貯留させようとした場合に
は、通風量が極端に不足し、呼吸熱によりムレたり、あ
るいは酸素不足により発酵して生籾が変質されるという
重大な問題点があった。
【0006】本考案は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とする
ところは、大容量の余剰生籾を直接収容した場合におい
ても、前記生籾を循環流動させることなく堆積状態のも
とに、貯留室内を、中心部と側壁との間を往復移動しな
がら自転する複数の多孔状を呈する竪型中空移送螺旋体
よりの通風作用および攪拌混合作用とにより変質させる
ことなく一時貯留作業を正確に行うことができる共同乾
燥施設における生籾の一時貯留装置を提供しようとする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案における共同乾燥施設における生籾の一時貯
留装置は、大容量の生籾を収容できる貯留室を備えた円
筒状の貯留槽を設け、前記貯留槽内には、中央を公転回
動の軸心となし、他端部は貯留槽の側壁内周面に設けた
環状案内レールに沿い公転する水平杆と、水平杆に沿っ
て中心部と側壁との間を往復移動しながら自転する複数
の多孔状を呈する竪型中空移送螺旋体とからなる攪拌混
合通風装置を配設するとともに、前記竪型中空移送螺旋
体の上端側は通風装置に接続したものである。
【0008】
【作用】貯留室内に、乾燥機に収容することができない
余剰の高水分(例えば25%〜30%前後)の生籾を静
置状態のもとに規定量収容する。次いで、複数本の多孔
状を呈する竪型中空移送螺旋体を自転させながら、公転
する水平杆に沿い中心部と側壁との間を往復移動させる
と同時にそれぞれの通風装置を始動し、常温風を竪型中
空移送螺旋体の周面に穿孔した多数の通風孔を介し生籾
に対し通風を行う。
【0009】さすれば、静置状態のもとに堆積されてい
た高水分の生籾は、公転しながら自転し、かつ中心部と
側壁との間を往復移動する竪型中空移送螺旋体の攪拌混
合移送作用と攪拌混合状態の生籾への直接通風作用とに
より満遍なく常温風を浴びて、呼吸熱の発生でムレた
り、あるいは酸素不足により発酵することなく、品質良
好な状態のもとに貯留される。
【0010】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1および図2において、1は、共同乾燥施設に荷受され
た余剰の高水分(例えば25%〜30%前後)生籾を直
接収容し、該生籾を変質させることなく一時貯留した
後、乾燥機(図示せず)へ供給することができる円筒状
を呈する貯留槽であって、該貯留槽1の底部側には通風
床2を介して通風室3が設けられ、前記通風室3の一側
には圧送式あるいは吸引式の通風装置4を備えた導風路
5が接続されている。通風床2上には規定量の生籾を貯
留できる貯留室6が設けられるとともに、通風床2の上
方には通風床2の上面を自転しながら公転する横軸排出
オーガー7を水平に設けて、貯留室6内の貯留生籾を通
風床2の中心位置に開口した排出口8へ向け搬送せしめ
るとともに、前記横軸排出オーガー7の下方位置には横
軸排出オーガー7により排出口8まで移送されてきた貯
留生籾を受け継いで乾燥機(図示せず)に搬送するため
のコンベア式の搬送ベルト9が回転自在に懸回されてい
る。そして、前記貯留室6内の上部には、中央部に垂架
した駆動モータ10を公転回動の軸心となし、他端部は
貯留槽1の側壁内周面に設けた環状案内レール11に沿
って公転しながら自転する水平杆12を装架し、この水
平杆12に、該水平杆12上を往復移動する複数の支持
機枠13・・・・を間隔をおいてそれぞれ支架し、その
支持機枠13・・・・にはモータ14および減速機15
を装着するとともに、モータ軸16に竪型中空螺旋体1
7を直結して攪拌混合通風装置18を構成し、生籾を上
昇流通させるようにしたものである。前記竪型中空移送
螺旋体17は、全体を上下両端が開放された竪方向に長
い中空筒状に形成し、周面に多数の通風孔19を穿孔す
るとともに、外周面に移送螺旋20を設けて構成したも
のである。前述した竪型中空移送螺旋体17・・・・の
上端側には圧送式あるいは吸引式の通風装置21をそれ
ぞれ配設して攪拌混合状態のもとに上昇流動される生籾
に対し多数の通風孔19を介し常温風を直接浴びせて生
籾が呼吸熱によりムレたり、あるいは酸素不足によって
発酵するのを未然に防止し、生籾を変質させることなく
貯留することがでいる。22は、貯留槽1の天井中央位
置に設けた生籾の供給装置であり、23は、貯留槽1の
天井部に下向きに設けた吸排気ダクトである。なお、前
述した竪型中空移送螺旋体17の下端開放側に多孔板2
4を配設して、吸引通風時に生籾が吸い込まれるのを防
止せしめるように構成してもよい。
【0011】
【考案の効果】本考案は、上述のとおりに構成されてい
るので、次に記載する効果を奏する。共同乾燥施設へ、
一時的に高水分の生籾が多く荷受された場合があって
も、余剰の生籾を速やかに貯留することができる許り
か、貯留室内に貯留した高水分の生籾は、中央を公転回
動の軸心としながら公転する水平杆と、水平杆に沿って
中心部と周壁との間を往復移動しながら自転する複数本
の竪型中空移送螺旋体による上昇流動作用で完全に攪拌
混合せしめるとともに、上昇流動される攪拌混合状態時
に通風装置により起風された常温風を直接浴びるため、
生籾が貯留中に呼吸熱でムレたり、あるいは酸素不足に
よって発酵することで生ずる変質作用もなく品質良好な
状態のもとで貯留することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を切欠した貯留槽の縦断正面図である。
【図2】一部を破断し、かつ一部を切欠した攪拌混合通
風装置の拡大正面図である。
【符号の説明】
1 貯留槽 6 貯留室 11 環状案内レール 12 水平杆 17 竪型中空移送螺旋体 18 攪拌混合通風装置 19 通風孔 20 移送螺旋 21 通風装置
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B02B 7/00 A01F 25/00 B02B 1/02 F26B 11/12

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大容量の生籾を収容できる貯留室を備え
    た円筒状の貯留槽を設け、前記貯留槽内には、中央を公
    転回動の軸心となし、他端部は貯留槽の側壁内周面に設
    けた環状案内レールに沿い公転する水平杆と、水平杆に
    沿って中心部と側壁との間を往復移動しながら自転する
    複数の多孔状を呈する竪型中空移送螺旋体とからなる攪
    拌混合通風装置を配設するとともに、前記竪型中空移送
    螺旋体の上端側は通風装置に接続したことを特徴とする
    共同乾燥施設における生籾の一時貯留装置。
JP1993041122U 1993-06-30 1993-06-30 共同乾燥施設における生籾の一時貯留装置 Expired - Lifetime JP2595619Y2 (ja)

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JPH077737U JPH077737U (ja) 1995-02-03
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