JPH05312473A - 穀物乾燥貯蔵装置 - Google Patents

穀物乾燥貯蔵装置

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Publication number
JPH05312473A
JPH05312473A JP14668292A JP14668292A JPH05312473A JP H05312473 A JPH05312473 A JP H05312473A JP 14668292 A JP14668292 A JP 14668292A JP 14668292 A JP14668292 A JP 14668292A JP H05312473 A JPH05312473 A JP H05312473A
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JP
Japan
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tank
grain
air
rotating frame
frame body
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Pending
Application number
JP14668292A
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English (en)
Inventor
Aijiro Kaneko
愛次郎 金子
Seiji Nishida
聖二 西田
Fukuji Miyazawa
福治 宮沢
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Kaneko Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Kaneko Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication date
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  • Storage Of Harvested Produce (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自転状態のもとにタンク周壁とタンク中心部
との間を往復移動する竪型移送螺旋体を常に一定の星形
移動軌跡を画きながら正逆方向に向け公転させ、タンク
内に静置状態のもとに収容した穀物を均一に攪拌流動し
て底部の通風床より上方に向け吸引流動する乾燥風によ
り速やかに乾燥することができる許りか、同一のタンク
を使用して乾燥穀物の品質を損なうことなく長期に亘り
貯蔵できるようにしたものである。 【構成】 底部に通風床2を、天井部に吸引排風機を設
けたタンク1内の上位置に、正逆回転装置13によりタ
ンク1に沿い交互に正逆回動枠体9を架設する。そし
て、回動枠体9上にはタンク1周壁とタンク1中心部と
の間を往復移動装置17により往復移動される移動台車
18を搭載せしめるとともに、移動台車18には、下端
が封止めされ、下位側に吸風部25を、また、上位側に
吸引排風部を間隔をおいて設けた中空筒状の竪型移送螺
旋体23を回転自在に軸架したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自転状態のもとにタン
ク周壁と中心部との間を往復移動しながら正逆方向に公
転する中空筒状の竪型移送螺旋体の攪拌、移送、通風作
動によりタンク内に収容した穀物を速やかに均一に乾燥
せしめるとともに同一のタンクを使用して冷風の流通作
用により品質を損なうことなく長期に亘り貯蔵せしめる
ことができる穀物乾燥貯蔵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、穀粒の張込量(堆積層)に制約を
受けることなく刈取った生籾を規定の含水率まで乾燥さ
せる乾燥工程と貯蔵工程が併せて行えるようにするため
に、床板を網体等で通気性に形成してその床板下方を乾
燥風の通風路に形成した軸線方向が竪の筒状の穀槽内
に、穀粒を所望の堆積高さに張込み、その穀粒を、堆積
する堆積層に対し竪方向に突入して穀粒を上昇させるよ
う穀槽内に装設した竪軸のオーガーにより攪拌流動せし
めるとともに、前記床板上面に沿い公転しながら自転し
て穀粒を床板中心に設けた排出口に向け搬出するよう設
けた横軸のオーガーと、前記排出口下方から機外に穀粒
を搬出するよう前記床板下方に設けた穀粒搬送装置と、
該穀粒搬送装置の終端部に下端部を連通させて穀槽に並
設する揚穀機と、該揚穀機の上端部から穀槽の内腔上部
に穀粒を張込むよう設けた張込用コンベアとを作動せし
めて循環流動せしめながら、導風路から乾燥風を穀槽内
に向け圧送して穀粒を乾燥することができる穀粒の乾燥
方法は、本出願前例えば特公昭63−40579号公報
に記載されていて公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従前のこの
種穀粒の乾燥方法においては、自転する竪のオーガーを
公転させる手段として、穀槽の中心部位を軸として、ガ
イド軸の回転作動でガイドレールに沿い転動する輪体に
より公転させている。しかしながら、かかる公転駆動機
構によれば、穀粒の乾燥作業中、下方より上方に向け送
風される乾燥風により噴き上げられた塵埃がガイドレー
ル上に堆積され、これにより輪体がスリップ現象を起こ
し、ガイド軸を正確に公転させることができなくなり、
その結果、縦のオーガーの移動軌跡に狂いが生じ、穀粒
を均一に攪拌できないは勿論のこと穀粒を均一に乾燥す
ることもできない。その上、竪のオーガーはムク状に形
成され、その回転により堆積された穀粒を下方より上方
へ送り上げる攪拌流動により乾燥風の通り抜けを行わせ
ただけなので、堆積穀粒と乾燥風との接触時間が短く乾
燥能率をより促進させることができない。また、同一の
穀槽を使用して乾燥穀粒を貯蔵しようとした際には、乾
燥穀粒に対し常温風を浴びせるだけなので、穀粒を貯蔵
に適した温度に低温化させることができないことで結露
が生じ、貯蔵中に品質が低下してしまい、品質を損なう
ことなく長期の貯蔵を行うことができないという問題点
があった。
【0004】本発明は、自転状態のもとにタンク周壁と
タンク中心部との間を往復移動する竪型移送螺旋体を常
に一定の星形移動軌跡を画きながら正逆方向に向け公転
できるようならしめて、穀物の均一攪拌流動作用を正確
に営ませるとともに、通風床より堆積穀物中に吸引した
乾燥風の一部を自転しながら公転する中空筒状の竪型移
送螺旋体の内部を通るようにして乾燥風と穀物との接触
面積の拡大と接触時間を長くして乾燥の促進を図ること
ができるようにする許りか、乾燥穀物の貯蔵時にはタン
ク内部を貯蔵に適した低温度に維持せしめて結露を発生
させることなく長期の貯蔵ができる穀物乾燥貯蔵装置を
得ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の穀物乾燥貯蔵装置においては、底部に通風
床を、天井部に吸引排風機をそれぞれ設けた円筒状のタ
ンクを設け、前記タンク内の上位置に、正逆回転装置に
より全体がタンクに沿って交互に正逆回動する回動枠体
を架設し、前記回動枠体上には、タンク周壁とタンク中
心部との間を往復移動装置により往復移動される移動台
車を搭載せしめるとともに、移動台車には、下端側が封
止めされ、下位側に吸風部を、また上位側に吸引排風部
を設けた中空筒状の竪型移送螺旋体を回転自在に垂架し
たものである。
【0006】そして、上記の正逆回転装置は、回動枠体
上に設置した正逆回転モータにより正逆方向に駆動回転
されるスプロケットと、該スプロケットが噛合する多数
の噛合孔を等間隔をおき全周表面に開孔した円盤とによ
り構成して回動枠体のスリップ現象の発生を未然に防止
したものである。
【0007】また、上記の往復移動装置は、回動枠体上
を長手方向に沿い往復移動ができる移動台車と、回動枠
体上に設置した駆動モータにより駆動回転されるチェー
ンの一側に装着した連結金具とを連結杆で連結して移動
台車の往復移動を正確に行わせたものである。
【0008】また、円筒状を呈するタンクの周囲を断熱
パネルで囲って、結露の発生を未然に防止したものであ
る。
【0009】その上、円筒状を呈するタンクの中心位置
には筒状の円柱を立設するとともに、該支柱内部には複
数本の電源コードを挿通して、配線を集約処理したもの
である。
【0010】また、回動枠体の4隅に張出し状に延設し
た張出し片には、多数の噛合孔を開孔した円盤の内周縁
と摺接しながら遊転する案内輪をそれぞれ遊架して、中
空筒状の竪型移送螺旋体が正確にタンク周壁に沿って安
定よく回動できるようにしたものである。
【0011】そして、通風床の下部に配設した送気路に
一端を接続した循環ダクトの他端を、吸引排風機の排風
ダクトに接続し、前記循環ダクトと排風ダクトとの接続
位置には切替シャッタを回動自在に軸架するとともに、
循環ダクトの途中には熱風発生機あるいは除湿空気発生
機、または冷却機を設けて、切替シャッタの切替作動に
より同一のタンクを使用して穀物の乾燥作業と乾燥穀物
の長期貯蔵ができるようにしたものである。
【0012】
【作用】タンク内に所定量の穀物を静置状態のもとに収
容し、次いで、切替シャッタを図1に示されたように実
線位置に切替えた後、吸引排風機、熱風発生機または除
湿空気発生機、回動枠体上に設置した正逆回転モータお
よび移動台車上に設置された駆動モータを始動せしめ
る。
【0013】さすれば、吸引排風機の吸引作用で熱風発
生機、または除湿空気発生機より通風床下部に送風され
た乾燥風、または除湿空気は通風床より堆積状態の穀物
中を通って吸引流通された後、吸引排風機より排風タン
クを経てタンク外部に集中排風される流通作用を営むと
同時に、回動枠体は等間隔をおき円盤の全周表面に開孔
した噛合孔と噛合するスプロケットの回転作動により正
転方向に向け360度回動される。ところで、回動枠体
の回動時には、回動枠体の4隅に延設した張出し片にそ
れぞれ遊架された案内輪は円盤の内周縁と摺接しながら
遊転しているので、回動枠体は4個の案内輪により案内
され、左右に揺れ動くことなく安定よく回動される。そ
して、360度回転されたら、正逆回転モータの逆回転
作動により逆転方向に向け360度回動される。
【0014】一方、回動枠体上に搭載されている移動台
車は、駆動モータにより駆動回転されるチェーンと連結
杆を介し連結されているので、チェーンの一方回転作動
に伴いタンク周壁とタンク中心部との間を円滑に往復移
動されるとともに、移動台車に垂架された中空筒状の竪
型移送螺旋体も一方に向け回転される。したがって、竪
型移送螺旋体は自転しながら往復移動されると同時に回
動枠体の回動作用で公転されることになる。
【0015】しかしながら、自転状態のもとに往復移動
されながら公転する中空筒状の竪型移送螺旋体は、下端
側が封止され、下位側に吸風部を、また上位側に吸引排
風部が間隔をおいて設けられているので、竪型移送螺旋
体の回転作動でタンク内に堆積されていた下層の穀物は
上方に向け送られた後、堆積穀物の上層部へ上積み状に
排出されて攪拌混合されると同時に、通風床全面より堆
積穀物に向け吸引流通された乾燥風または除湿空気の一
部も、竪型移送螺旋体の移動に伴い吸風部より竪型移送
螺旋体内部に吸引された後、吸引排風部よりタンク内に
吸引排風される吸引流通作用を営む。その結果、穀物と
乾燥風または除湿空気との接触面積が拡大されるととも
に接触時間も長くなり乾燥が促進される。
【0016】以上のようにして穀物が所定水分に乾燥さ
れ、この乾燥穀物を同一のタンクを利用して品質を損な
うことなく長期に亘り貯蔵させたい時には、先ず、循環
ダクトの途中に設けた熱風発生機を冷凍機と交換すると
ともに、切替シャッタを図1鎖線位置に切替えた後、吸
引排風機および冷却機を運転し、穀物貯蔵に適した温度
例えば5℃〜10℃の冷気を通風床より堆積された乾燥
穀物中を吸引流通するように供給する。さすれば、冷気
は収容された乾燥穀物中を吸引排風機および循環ダクト
を経て循環流通されて貯蔵に適した温度に冷却される。
そして、上述の如き貯蔵作業中においては、タンクの全
体断熱パネルで囲まれているので、タンク内部の温度は
貯蔵適正温度に維持される許りか外部との温度差によっ
て生ずる結露の発生も起こさず、乾燥穀物を品質を低下
させることなく長期に亘り貯蔵することができる。な
お、前記の如き乾燥穀物の貯蔵作業時にあっては、乾燥
作業時と同様に回動枠体および竪型移送螺旋体を回転せ
しめて堆積された乾燥穀物を攪拌流動せしめながら冷気
により冷却し、品質を損なうことなく長期に亘り効率的
に貯蔵するようにしてもよい。
【0017】その上、本発明においては、各種モータの
電源コードは、タンク中心位置に立設した円柱内を通し
て各種モータに結線されているので、電源コードがたと
え複数であっても、その配線を集約処理することができ
る許りか、回動枠体が360度交互に反転されること
で、電源コードの捻れを未然に防止し、故障の発生も起
こさず能率的な乾燥貯蔵作業を行うことができる。
【0018】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1ないし図6において、1は、被乾燥穀物あるいは乾燥
穀物を静置状態のもとに収容することができる円筒状の
タンクであって、該タンク1の底部側には、全面に乾燥
風あるいは冷気が自由に流通できる通風床2が送気路3
を介して設けられており、また、タンク1の天井側には
排風ダクト5を備えた吸引排風機4が下向き状に配設さ
れている。6は、タンク1の周囲を密閉状に囲った断熱
パネルであって、該断熱パネル6によりタンク1内部と
外部との温度差を防止せしめる。7は、タンク1周壁の
内側上位置に装着したドーナツ状の円盤であって、該円
盤7の全周表面には等間隔をおいて後述するスプロケッ
ト16が噛合する噛合孔8が開口されている。9は、前
記円盤7上部に亘り架設した横長状を呈する回動枠体で
あって、該回動枠体9は、その左右両側隅角位置に、外
側に向けそれぞれ装着した軸受板に回転コロ10・・・
・を遊架するとともに、該回転コロ10・・・・が円盤
7上面に沿い転動できるように搭載せしめることで架設
されている。また、回動枠体9の4隅に張出し状に延設
した張出し片11・・・・には、円盤7の内周縁と摺接
しながら遊転する案内輪12・・・・をそれぞれ遊架せ
しめて回動枠体9が円盤7上を安定よく正逆回転できる
ように構成されている。13は、回動枠体9を正逆方向
に向け回動させるための正逆回転装置であって、該正逆
回転装置13は、回動枠体9上に設置した正逆回転モー
タ14と、正逆回転モータ14の回転数を減速するため
の減速機15と、減速状態のもとに正逆方向に駆動回転
されるスプロケット16とにより構成され、前記スプロ
ケット16は噛合孔8と噛合して、スプロケット16の
正逆駆動回転により回動枠体9をスリップ現象を発生さ
せることなく正逆方向に向け交互に360度回転させる
ことができる。17は、回動枠体9上に搭載した移動台
車18を、タンク1周壁とタンク1中心部との間を正確
に往復移動させるための往復移動装置であって、該往復
移動装置17は、回動枠体9上を長手方向に沿って往復
移動ができるコロ付きの移動台車18と、回動枠体9上
に設置した駆動モータ19により一方向に向け駆動回転
されるチェーン20と、チェーン20の一側に装着した
連結金具21と移動台車18とを連結する連結杆22と
により構成され、しかも、チェーン20の長さは移動台
車18に回転自在となるよう垂架した竪型移送螺旋体2
3がタンク1周壁とタンク1中心付近までの間を往復移
動ができる長さに規制せしめてある。前述した竪型移送
螺旋体23は、上端側を移動台車18へモータ24の動
力で回転自在となるよう竪方向に沿って垂架された円筒
状に形成し、その下端部は封止めされ、下端よりやや上
位側の周面には多数の孔からなる吸風部25を設けると
ともに、これが吸風部25よりさらに上方の円筒端部に
は吸引排風部26が設けられている。そして、前記円筒
の外周にはスクリュー翼片27を配設して、タンク1内
に堆積状に収容された下層の穀物を回転するスクリュー
翼片27により上方に送り上げて攪拌流動せしめるとと
もに、通風床2より堆積穀物に向けて吸引流通せしめた
乾燥風の一部を吸引排風機4の負圧作用で吸風部25よ
り円筒内に吸引流通せしめた後、吸引排風部26よりタ
ンク1内に排風せしめて堆積穀物と乾燥風との接触面積
の拡大と接触時間を長くし、もって乾燥の促進を図るよ
うに構成されている。したがって、移動台車18に回転
自在に垂架された竪型移送螺旋体23は、正逆回転装置
13によりタンク1に沿い360度正逆回転される回動
枠体9と、往復移動装置17によりタンク1周壁とタン
ク中心部との間を回動枠体9に沿って往復移動する移動
台車18の作動とにより星形移動軌跡を画きながらタン
ク1内を自転状態のもとに移動され、タンク1内に収容
堆積された穀物を攪拌流動せしめ、吸引流通する乾燥風
あるいは除湿空気により能率的な乾燥作業を営ませるこ
とができる。28は、一端が送気路3に接続され、他端
を排風ダクト5に接続した循環ダクトであって、排風ダ
クト5と循環ダクト28との接続位置には切替シャッタ
29を回動自在に軸架するとともに、循環ダクト28の
途中には熱風発生機30、あるいは除湿空気発生機3
1、または冷却機32を交換して設置せしめる。33
は、タンク1内の穀物を排出させるための排出装置であ
って、前記排出装置33は、通風床2の一部を切り欠い
た開口部34位置に複数個の排出口36・・・・を等間
隔をおいて開口した細長状の排出板35を通風床2と同
一平面上に位置するように配設するとともに、前記排出
板35の下部には、排出口36と同じ大きさの排出口3
8を等間隔をおいて開口した摺動板37を長手方向に沿
って摺動自在に配設して構成したものであり、穀物を排
出させたい時には、前記摺動板37を移動し、排出口3
8を排出口36に合致させればよい。39は、排出装置
33の下部に横設した上端開放状の搬送樋であって、該
搬出樋39内には搬出スクリュー40を回転自在に収納
横架せしめるとともに、搬出樋39の搬出側はタンク1
の一側に立設した揚穀機41の下部に接続せしめてあ
る。揚穀機41の上部には交叉部に切替弁43を回動自
在に軸架した二叉状の流穀樋42を接続せしめて、切替
弁43の切替操作により穀物の張込作業や穀物の機外排
出作業を営ませる。上述したタンク1の中央位置には、
下端側を通風床21に固着し、上端側は回動枠体9を貫
通するように設けた上下両端開放状の円柱44を立設す
るとともに、該円柱44の内部には、吸引排風機4のモ
ータ46、正逆回転モータ14、駆動モータ19、モー
タ24等に接続せしめた電源コード45を挿入して電源
コード45の集約化を図ることができる。なお、前述し
たタンク1は円盤7を境として二つに分割できるように
構成してもよいものである。
【0019】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、次に記載されるような効果を奏する。正逆
回転装置によりタンクに沿い交互に正逆回動される回動
枠体と、往復移動装置によりタンク周壁とタンク中心部
との間を回動枠体に沿って往復移動される移動台車の作
動とにより、移動台車に回転自在となるよう垂架された
竪型移送螺旋体を星形移動軌跡を画きながらタンク内を
正確に移動せしめ、タンク内に静置状態のもとに収容し
た穀物を順次下方より上方に送り上げて攪拌流動せし
め、通風床より穀物中を吸引流通する乾燥風あるいは除
湿空気により乾燥せしめることができる許りか、通風床
よりタンク内に吸引流通せしめた乾燥風あるいは除湿空
気の一部を竪型移送螺旋体の移動に伴い吸風部より竪型
移送螺旋体内に吸引した後、吸引排風部よりタンク内に
排風するよう積極的に吸引流通せしめてタンク内に大容
量の穀物を収容しても、穀物と乾燥風あるいは除湿空気
との接触面積の拡大と接触時間を長くし、乾燥能率の促
進を図ることができる許りか、回動枠体は円盤に開孔し
た噛合孔に噛合するスプロケットの正逆回転作動で正逆
方向へ回動さたから、回動枠体をスリップ現象を起こさ
ず正確に回動させ、竪型移送螺旋体を正確な星形移動軌
跡を画くよう移動せしめて堆積状に収容した穀物を均一
に攪拌流動せしめることができる。そして、円筒状を呈
するタンクの周囲は断熱パネルで囲ってあるので、タン
ク内部に温度差による結露の発生を未然に防止すること
ができるとともに、タンクの中心位置に立設した円柱を
利用して複数本の電源コードを集約処理することがでで
きると同時に、たとえ複数本の電源コードを集約して円
柱内に収納せしめても回動枠体が正逆回動されることで
捻れることがない。その上、回動枠体は円盤の内周縁と
摺接しながら遊転する4個の案内輪により案内されて回
動するので、回動枠体の回動は勿論のこと竪型移送螺旋
体の外周移動を安定させることができる。その上さら
に、送気路に一端を接続した循環ダクトの他端を排風ダ
クトに接続し、循環ダクトと排風ダクトとの接続位置に
回動自在の切替シャッタを軸架するとともに、循環ダク
トの途中には熱風発生機、除湿空気発生機、または冷凍
機を設けたので、切替シャッタの単なる切替操作のみ
で、同一のタンクを利用して穀物乾燥作業は勿論のこと
乾燥穀物の長期貯蔵を品質を損なうことなく適確に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を切欠し、かつ要部を破断した穀物乾燥貯
蔵装置の縦断正面である。
【図2】図1のA−A線矢視方向の横断拡大断面図であ
る。
【図3】一部を切欠した竪型移送螺旋体の縦断正面図で
ある。
【図4】一部を切欠した円盤と案内輪および回転コロと
の関係を示す正面図である。
【図5】排出装置の平面図である。
【図6】図5のB−B線矢視方向の縦断面図である。
【符号の説明】
1 タンク 2 通風床 3 送気路 4 吸引排風機 5 排風ダクト 6 断熱パネル 7 円盤 8 噛合孔 9 回動枠体 11 張出し片 12 案内輪 13 正逆回転装置 14 正逆回転モータ 16 スプロケット 17 往復移動装置 18 移動台車 19 駆動モータ 20 チェーン 21 連結金具 22 連結杆 23 竪型移送螺旋体 25 吸風部 26 吸引排風部 28 循環ダクト 29 切替シャッタ 30 熱風発生機 31 除湿空気発生機 32 冷却機 44 円柱 45 電源コード

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部に通風床を、天井部に吸引排風機を
    それぞれ設けた円筒状のタンクを設け、前記タンク内の
    上位置に、正逆回転装置により全体がタンクに沿って交
    互に正逆回動する回動枠体を架設し、前記回動枠体上に
    は、タンク周壁とタンク中心部との間を往復移動装置に
    より往復移動される移動台車を搭載せしめるとともに、
    移動台車には、下端側が封止めされ、下位側に吸風部
    を、また上位側に吸引排風部を設けた中空筒状の竪型移
    送螺旋体を回転自在に垂架したことを特徴とする穀物乾
    燥貯蔵装置。
  2. 【請求項2】 正逆回転装置は、回動枠体上に設置した
    正逆回転モータにより正逆方向に駆動回転されるスプロ
    ケットと、該スプロケットが噛合する多数の噛合孔を等
    間隔をおき全周表面に開孔した円盤とにより構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の穀物乾燥貯蔵装置。
  3. 【請求項3】 往復移動装置は、回動枠体上を長手方向
    に沿い往復移動ができる移動台車と、回動枠体上に設置
    した駆動モータにより駆動回転されるチェーンの一側に
    装着した連結金具とを連結杆で連結したことを特徴とす
    る請求項1記載の穀物乾燥貯蔵装置。
  4. 【請求項4】 円筒状を呈するタンクの周囲を断熱パネ
    ルで囲ったことを特徴とする請求項1記載の穀物乾燥貯
    蔵装置。
  5. 【請求項5】 円筒状を呈するタンクの中心位置には筒
    状の円柱を立設するとともに、該支柱内部には複数本の
    電源コードを挿通したことを特徴とする請求項1記載の
    穀物乾燥貯蔵装置。
  6. 【請求項6】 回動枠体の4隅に張出し状に延設した張
    出し片には、多数の噛合孔を開孔した円盤の内周縁と摺
    接しながら遊転する案内輪をそれぞれ遊架したことを特
    徴とする請求項1記載の穀物乾燥貯蔵装置。
  7. 【請求項7】 通風床の下部に配設した送気路に一端を
    接続した循環ダクトの他端を、吸引排風機の排風ダクト
    に接続し、前記循環ダクトと排風ダクトとの接続位置に
    は切替シャッタを回動自在に軸架するとともに、循環ダ
    クトの途中には熱風発生機あるいは除湿空気発生機、ま
    たは冷却機を設けたことを特徴とする請求項1記載の穀
    物乾燥貯蔵装置。
JP14668292A 1992-05-12 1992-05-12 穀物乾燥貯蔵装置 Pending JPH05312473A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108738740A (zh) * 2018-06-21 2018-11-06 张兴业 一种安全干燥粮食储存仓
CN115299251A (zh) * 2022-09-06 2022-11-08 四川省农业科学院作物研究所 一种小麦种子存放装置
CN117814023A (zh) * 2024-03-04 2024-04-05 黑龙江八一农垦大学 一种农收环节干燥粮食的储存光照型储藏仓

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CN117814023B (zh) * 2024-03-04 2024-05-07 黑龙江八一农垦大学 一种农收环节干燥粮食的储存光照型储藏仓

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