JPH08132553A - 積層体 - Google Patents

積層体

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JPH08132553A
JPH08132553A JP7172023A JP17202395A JPH08132553A JP H08132553 A JPH08132553 A JP H08132553A JP 7172023 A JP7172023 A JP 7172023A JP 17202395 A JP17202395 A JP 17202395A JP H08132553 A JPH08132553 A JP H08132553A
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JP
Japan
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layer
rubber
tire
resin
adhesive layer
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Application number
JP7172023A
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English (en)
Inventor
Shiyougo Katsushiro
昇悟 勝城
Katsuhito Yamakawa
賀津人 山川
Jiro Watanabe
次郎 渡邊
Hiroyuki Kaido
博幸 海藤
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Gunze Ltd
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Gunze Ltd
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE1995618481 priority patent/DE69518481T2/de
Publication of JPH08132553A publication Critical patent/JPH08132553A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C5/00Inflatable pneumatic tyres or inner tubes
    • B60C5/12Inflatable pneumatic tyres or inner tubes without separate inflatable inserts, e.g. tubeless tyres with transverse section open to the rim
    • B60C5/14Inflatable pneumatic tyres or inner tubes without separate inflatable inserts, e.g. tubeless tyres with transverse section open to the rim with impervious liner or coating on the inner wall of the tyre
    • B60C2005/147Inflatable pneumatic tyres or inner tubes without separate inflatable inserts, e.g. tubeless tyres with transverse section open to the rim with impervious liner or coating on the inner wall of the tyre characterised by the joint or splice

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、例えば、空気圧を一定に保持す
る、インナーライナー層等の空気透過防止層を有する空
気入りタイヤに好適な積層体の提供を目的とする。 【解決手段】 本発明に係る積層体は、ポリオレフィン
系樹脂からなるゴム接着層(A)、接着層(B)並びに
ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアリレー
ト系樹脂、ポリアミド系アロイ及びポリエステル系アロ
イからなる群より選ばれた少なくとも1種のガスバリヤ
ー層(C)がこの順序で少なくとも3層に積層されると
共に、少なくとも一方の表面から電子線照射された積層
フィルムを備えてなり、且つ上記ゴム接着層(A)がゴ
ム層(R)と加熱接着されてなる積層フィルムとゴム層
との積層体である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、空気圧を
一定に保持する、インナーライナー層等の空気透過防止
層を有する空気入りタイヤに好適な積層体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、省エネルギー意識の向上、二酸化
炭素放出による地球温暖化対策及び地球の環境保全対策
等として、自動車を始めとする様々な化石燃料を動力源
とする機械の軽量化が強く要望されている。
【0003】従来より、例えば、空気入りタイヤの内面
には、空気圧を一定に保持するために、比較的気体透過
性の小さいハロゲン化ブチルゴム等がインナーライナー
層として使用されている。しかしながら、ハロゲン化ブ
チルゴムはヒステリシス損失が大きいため、例えば、図
1に示すようなタイヤを加硫すると、カーカスコード
a,a間の間隙fにおいて、カーカス層内面ゴムb及び
インナーライナー層cに波打ちが生じた場合、タイヤの
転動時にカーカス層の変形と共にインナーライナー層の
ゴムも変形するため、転動抵抗が増加するという問題が
ある。このため、一般的に、インナーライナー層(ハロ
ゲン化ブチルゴム)cとカーカス層の内面ゴムbとの接
合は、ヒステリシス損失が小さいタイゴムと呼ばれるゴ
ムシートを介して行なわれている。従って、製品タイヤ
内面層の厚さは、ハロゲン化ブチルゴムのインナーライ
ナー層の厚さに加えて、タイゴムの厚さが加算され、層
全体として1mm(1000μm)を超える厚さにな
る。その結果として、製品タイヤの重量が増大する原因
の一つになっていた。
【0004】近年、タイヤのインナーライナー層を軽量
化する技術として、ポリ塩化ビニリデン系フィルム、エ
チレン−ビニルアルコール共重合体フィルム等からなる
非通気層をポリオレフィン系フィルム、脂肪族ポリアミ
ド系フィルム、ポリウレタン系フィルム等からなる接着
層を介してタイヤ内面に設けた空気入りタイヤが提案さ
れている(特開平6−40207号公報)。
【0005】しかしながら、上記公報記載のインナーラ
イナー層は、例えばポリオレフィン系フィルム/非通気
層/ポリオレフィン系フィルム(層間の接着層は省略)
の場合、タイヤを通常の温度(乗用車タイヤでインナー
ライナー層表面が約180℃)で加硫すると溶融しフィ
ルムが破壊するため、加硫温度は、フィルムが破壊しな
い程度の温度まで下げなければならなかった。また、融
点が180℃以上の樹脂(例えば、ポリアミド系樹脂、
ポリエステル系樹脂)からなるフィルムを用いた時は、
大きな負荷がタイヤに長時間かかった場合、接着力が不
足するため、タイヤ内部から剥がれる虞れがあった。
【0006】更に、ガスバリヤー層(非通気層)として
エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルムやポリ塩
化ビニリデン系フィルムで成型したタイヤは、フィルム
の柔軟性が乏しく、更に加硫後にフィルムが劣化して脆
くなる傾向がある。またゴムから発生するガスにより、
フィルムとゴム層との層間や、フィルム内に気泡が発生
し発泡する等の傾向があり好ましくないものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の状況に鑑み、例えば、タイヤの空気圧を一定に保持す
る空気圧保持性と共に耐熱性、耐久性及び強度が優れ、
積層フィルムを空気透過防止層としてカーカス層ゴムに
接着させることにより、タイヤの軽量化が可能な空気入
りタイヤの部品として好適に使用され得る、積層フィル
ムとゴム層との積層体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、ポリオ
レフィン系樹脂からなるゴム接着層(A)、接着層
(B)並びにポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、
ポリアリレート系樹脂、ポリアミド系アロイ及びポリエ
ステル系アロイからなる群より選ばれた少なくとも1種
のガスバリヤー層(C)がこの順序で少なくとも3層に
積層されると共に、少なくとも一方の表面から電子線照
射された積層フィルムを備えてなり、且つ上記ゴム接着
層(A)がゴム層(R)と加熱接着されてなる積層フィ
ルムとゴム層との積層体に係る。
【0009】本発明の積層体は、ゴムとの接着強度、機
械的強度(耐屈曲亀裂性)、空気圧保持性、耐熱性等が
優れたものである。
【0010】更に、本発明の積層体が、空気入りタイヤ
内側に配置され、例えば180℃で加熱加硫されてタイ
ヤに成形される場合、前記の積層体における積層フィル
ムが耐熱性に優れているため、フィルム表面が溶融・破
壊されることなく成型効率を向上させることができる。
しかも本発明の積層体における積層フィルムは、薄膜で
あっても強靭であるので、タイヤ軽量化が可能であり、
耐久性が優れたタイヤを成型できる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係るゴム接着層(A)
は、例えばタイヤ内面のゴム層等に接着されるものであ
ればよく、ゴム接着層(A)を構成するポリオレフィン
系樹脂としては、例えば、オレフィン類の単独重合体、
相互共重合体、その他共重合可能なもの、例えば、他の
ビニル系モノマー等との共重合体及びこれらの混合物を
例示できる。斯かるポリオレフィン系樹脂としては、具
体的には、低密度から高密度に亙る各種密度のポリエチ
レン[線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、超低密
度ポリエチレン(VLDPE)を含む。]、ポリプロピ
レン、ポリブテン及びこれらの相互共重合体、エチレン
−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アクリル
酸エチル共重合体(EEA)、エチレン−アクリル酸共
重合体(EAA)、エチレン−アクリル酸メチル共重合
体(EMA)、エチレン−メタアクリル酸メチル共重合
体(EMMA)、エチレン−メタアクリル酸共重合体
(EMAA)等を例示できる。本発明では、これらポリ
オレフィン系樹脂を単独で又は2種以上混合して使用で
きる。更に、ポリオレフィン系樹脂と適宜のエラストマ
ー、例えばエチレン−プロピレン系エラストマー、少量
のスチレン系エラストマー等との混合物等も本発明のポ
リオレフィン系樹脂の範疇に包含される。
【0012】本発明に係るゴム接着層(A)とガスバリ
ヤー層(C)とを接着せしめる接着層(B)を形成する
接着性樹脂としては、例えば上記オレフィン類の単独又
は共重合体のポリオレフィン系樹脂に、例えばマレイン
酸、フマル酸、アクリル酸等の不飽和カルボン酸又はそ
の酸無水物、エステルもしくは金属塩等の誘導体を共重
合、例えばグラフト共重合した変性重合体及びエチレン
−グリシジルメタクリレート−メチルアクリレート三元
共重合体やエチレン−アクリル酸エチル−無水マレイン
酸三元共重合体等の変性重合体を代表的なものとして例
示できる。この際、上記変性重合体と他の成分、例えば
他のポリオレフィン系樹脂との混合物も、ここでいう変
性重合体の範疇に含まれる。更に、これらの接着性樹脂
は、2種以上混合して用いてもよい。また、該変性重合
体は、本発明のゴム接着層(A)としても使用できる。
尚、接着層(B)としては、適宜の接着剤等を使用する
ことも可能である。
【0013】本発明に係る空気圧保持性を有するガスバ
リヤー層(C)を形成する樹脂は、ポリアミド系樹脂、
ポリエステル系樹脂、ポリアリレート系樹脂、ポリアミ
ド系アロイ及びポリエステル系アロイからなる群より選
ばれた少なくとも1種である。
【0014】ポリアミド系樹脂としては、脂肪族系ポリ
アミド樹脂、非晶質系ポリアミド樹脂、芳香族系ポリア
ミド樹脂、又はこれらのブレンド物を例示できる。
【0015】脂肪族系ポリアミド樹脂としては、主鎖及
び/又は側鎖に芳香族環を有しない構造のものであれば
よく、具体的には、ナイロン6、ナイロン66、ナイロ
ン610、ナイロン12等のポリアミド、ナイロン6−
66共重合体、ナイロン6−610共重合体等のコポリ
アミドを例示でき、更にナイロン6,6−ポリエチレン
グリコールブロック共重合体、ナイロン6−ポリプロピ
レングリコールブロック共重合体等のポリアミド系エラ
ストマーも例示できる。
【0016】芳香族系ポリアミド樹脂としては、主鎖及
び/又は側鎖に芳香族環を有する構造のものであればよ
い。具体的には、メタもしくはパラキシリレンジアミン
と炭素数が4〜12程度のジカルボン酸とから重縮合さ
れるポリキシリレン系重合体を例示できる。斯かる重合
体は、ガスバリヤー性、低吸水性、低透湿性等の特性を
備えている。
【0017】非晶質系ポリアミド樹脂としては、結晶性
がないものか、結晶性が乏しいもの等を総称しており、
特に制限はない。一般的には、主鎖及び/又は側鎖に芳
香族環を有する半芳香族系のポリアミド樹脂を例示でき
る。具体的には、テレフタル酸、イソフタル酸等のジカ
ルボン酸とヘキサメチレンジアミン等のジアミンとの重
合体、三元共重合体等が例示できる。斯かる非晶質系ポ
リアミド樹脂は、高湿時でのガスバリヤー性が優れてい
る。
【0018】ポリエステル系樹脂としては、ジカルボン
酸成分とジオール成分とからなるポリエステル系樹脂が
使用できる。ここでジカルボン酸成分としては、脂肪族
ジカルボン酸、芳香族ジカルボン酸、脂環式ジカルボン
酸等やこれらの混合物を挙げることができる。具体的に
は、脂肪族ジカルボン酸としては炭素数2〜20のアジ
ピン酸、セバシン酸、ドデカンカルボン酸等が、芳香族
ジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸、
ナフタレンジカルボン酸等が、脂環式ジカルボン酸とし
てはシクロヘキサンジカルボン酸等がそれぞれ例示され
る。またジオール成分としては、脂肪族グリコール、脂
環式グリコール等やこれらの混合物が挙げられ、具体的
には脂肪族グリコールとしてはエチレングリコール、
1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、1,10−デカンジオール
等が、脂環式グリコールとしては1,4−シクロヘキサ
ンジオール等がそれぞれ例示される。更に、ポリブチレ
ンテレフタレート−ポリテトラメチレンオキサイドグリ
コールブロック共重合体、ポリブチレンテレフタレート
−ポリカプロラクトンブロック共重合体等のポリエステ
ル系エラストマーも本発明のポリエステル系樹脂に包含
される。
【0019】ポリアリレート系樹脂としては、二価のフ
ェノールと芳香族二塩基酸とからなるポリエステル等を
挙げることができ、具体的にはビスフェノールAとテレ
フタル酸/イソフタル酸とからなる共重合体を例示でき
る。
【0020】ポリアミド系アロイ及びポリエステル系ア
ロイとしては、上記ポリアミド系樹脂及びポリエステル
系樹脂からなる群より選ばれた少なくとも1種が海成分
となり、適宜の熱可塑性樹脂、例えばポリフェニレンエ
ーテル(PPE)、ポリアリレート(PAR)及びポリ
カーボネート(PC)からなる群より選ばれた少なくと
も1種が島成分になる(ここで前記海成分と島成分とが
逆になる可能性もある)ように、必要ならば相溶化剤の
存在下で練り合わせてなるポリマーアロイを挙げること
ができ、具体的には均一な海−島構造を有するポリフェ
ニレンエーテル/ポリアミド系アロイ、ポリアリレート
/ポリアミド系アロイ、ポリカーボネート/ポリアミド
系アロイ、ポリフェニレンエーテル/ポリエステル系ア
ロイ、ポリアリレート/ポリエステル系アロイ及びポリ
カーボネート/ポリエステル系アロイを好ましいものと
して例示できる。この際、これらポリアミド系樹脂、ポ
リエステル系樹脂、ポリアリレート系樹脂、各アロイ中
に、必要ならば適宜の第三成分を添加することはいっこ
うに差し支えない。また前記した海−島構造を有するア
ロイというよりも、ポリマーブレンドの如き構造を有す
るものを使用できることもあり得るので、本発明ではこ
れらもアロイの範疇に含まれるものとする。
【0021】上記において、相溶化剤としては、特に制
限はなく、海成分及び島成分に親和性を有するようなあ
る種のブロック又はランダム共重合体や、更にはスチレ
ン−無水マレイン酸共重合体、ポリフェニレンエーテル
−無水マレイン酸変性物、アリレート−無水マレイン酸
共重合体、エポキシ基含有スチレン系ポリマー等を例示
できる。またその添加量は、特に制限はないが、ポリア
ミド系樹脂及びポリエステル系樹脂からなる群より選ば
れた少なくとも1種と、適宜の熱可塑性樹脂、例えばポ
リフェニレンエーテル(PPE)、ポリアリレート(P
AR)及びポリカーボネート(PC)からなる群より選
ばれた少なくとも1種との合計量に対して1〜5重量%
程度を例示できる。
【0022】更に上記において、ポリアミド系樹脂とし
ては、ナイロン6、ナイロン66が、ポリエステル系樹
脂としては、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、
ポリエチレンテレフタレート(PET)が、それぞれ好
ましいが、特に制限されるものではない。またポリフェ
ニレンエーテルとしては、特に制限はないが、ポリ
(2,6−ジメチルフェニレンオキサイド)を主成分と
するエーテル結合を有するポリマーが、ポリアリレート
としては、前記した通り二価のフェノールと芳香族二塩
基酸とからなるポリエステル、例えばビスフェノールA
とテレフタル酸/イソフタル酸とからなるポリエステル
が、ポリカーボネートとしては、ビスフェノールAのナ
トリウム塩とホスゲンとの界面重縮合反応によって得ら
れるものやビスフェノールAとジフェニルカーボネート
とのエステル交換法によって得られるもの等が、それぞ
れ例示される。
【0023】本発明のガスバリヤー層(C)を形成する
樹脂は、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリ
アリレート樹脂、ポリアミド系アロイ及びポリエステル
系アロイ各々の単独でもよいし、これらのブレンド物で
もよい。
【0024】本発明に係るゴム層(R)(図3において
カーカス層に相当)としては、特に制限はないが、ジエ
ン系ゴム及びその水素添加物(例えば天然ゴム、ポリイ
ソプレンゴム、エポキシ化天然ゴム、スチレン−ブタジ
エン共重合体ゴム、ポリブタジエンゴム(高シスBR及
び低シスBR)、NBR、水素化NBR、水素化SB
R)、各種エラストマー、例えばオレフィン系ゴム(例
えばエチレンプロピレン共重合ゴム(EPDM、EP
M)、マレイン酸変性エチレンプロピレン共重合ゴム
(M−EPM)、IIR、イソブチレンと芳香族ビニル
又はジエン系モノマー共重合体)、含ハロゲン系ゴム
(例えば臭素化ブチルゴム、塩素化ブチルゴム、イソブ
チレン−p−メチルスチレン共重合体の臭素化物(Br
−IPMS)、クロロスルホン化ポリエチレン(CS
M)、塩素化ポリエチレン(CM)、マレイン酸変性塩
素化ポリエチレン(M−CM)、熱可塑性エラストマー
(例えばスチレン系エラストマー、オレフィン系エラス
トマー、エステル系エラストマー)等にカーボンブラッ
ク、プロセスオイル、加硫剤等の配合剤を添加したゴム
組成物からなるものを例示できる。このようなゴム層
(R)はゴム層のみからなっているもので十分である
が、ゴム層中にカーカスコードの如き補強剤等が適宜埋
設されているものであってもよく、これらは全て本発明
のゴム層の範疇に包含される。またゴム層における積層
フィルムに加熱接着されている面と反対側の面には適宜
の材料を設けてもよいことは勿論である。尚、カーカス
層2はカーカスコートゴム部分(b)とカーカスコード
部分(a)とを備えているが、本発明では分かり易いよ
うに、タイヤに関する記載部分では、カーカス層2は前
記の通りゴム層(R)に相当するものとして取り扱うも
のとする。
【0025】本発明に係る空気入りタイヤにおける構成
について、図2を参照して詳細に説明する。
【0026】図2は、本発明の空気入りタイヤが例示す
る子午線方向断面図である。
【0027】図2において、左右一対のビードコア1,
1間にカーカス層2が装架されている。このカーカス層
2の内側のタイヤ内面にはインナーライナー層3が設け
られる。一方、カーカス層2の外側にはサイドウォール
4が設けられている。
【0028】図3は、図2中のX部の拡大図である。イ
ンナーライナー層3は、ポリアミド系樹脂、ポリエステ
ル系樹脂、ポリアリレート系樹脂、ポリアミド系アロイ
及びポリエステル系アロイからなる群より選ばれる少な
くとも1種の樹脂からなるガスバリヤー層(C)の両面
に、接着性樹脂からなる接着層(B)が設けられ、更に
その外側にポリオレフィン系樹脂からなるゴム接着層
(A)を設けた積層構造となっており、ゴム接着層
(A)を介してカーカス層2に接着されている。
【0029】本発明に係る積層体のゴム接着層(A)
は、ポリオレフィン系樹脂よりなっているため、その種
類によっては、ゴムの加硫時の温度下では、ポリオレフ
ィン系樹脂が溶融して、フィルムが破壊されることがあ
る。これを防止するためには、積層体のゴム接着層
(A)は架橋され、強化されていることが必要である。
架橋する方法としては、積層フィルムの少なくとも一方
の表面から、好ましくは両面から電子線照射処理する方
法を採用するのがよい。
【0030】本発明に係る積層フィルムの厚さは、10
μm以上、好ましくは25〜200μm、より好ましく
は50〜150μmを例示できる。10μm未満では、
空気の通気度が大きくなり、例えば、空気入りタイヤの
インナーライナー層等に使用される場合、空気圧保持性
が低下しタイヤ空気圧を一定に保持することができない
傾向があり、300μmを超えると、良好なフレキシビ
リティーを保持できない傾向があるが、積層フィルムの
厚さは特に制限を受けるものではなく、必要ならば上記
範囲を外れてもよいことは勿論である。
【0031】この際、ゴムと接着されるゴム接着層
(A)の厚さとしては5〜200μm、好ましくは10
〜100μm、より好ましくは15〜80μmを例示で
きる。5μm未満ではゴムとの接着力が低下し、200
μmを超えると固くなる傾向がある。接着層(B)の厚
さは、ゴム接着層(A)とガスバリヤー層(C)とが接
着できる程度であればよく、好ましくは3μm以下を例
示できる。またガスバリヤー層(C)の厚さは、例えば
タイヤ空気圧を一定に保持することができる程度の厚さ
であればよく、3μm以上が好ましく、より好ましくは
3〜50μmを例示できる。3μm未満では空気圧保持
性が低下し、タイヤ空気圧を一定に保持することができ
ない傾向があるが、これら(A)、(B)及び(C)の
各層の厚さは用途によっては上記範囲を外れてもよいこ
とは勿論である。
【0032】ゴム接着層(A)と接着されるゴム層
(R)の厚さは、用途によって異なり、特に制限はな
い。例えば、ゴム層がタイヤのカーカス層として使用さ
れる場合は、0.5〜2.0mm程度を例示できる。
【0033】本発明に係る積層体の好ましい態様は、ゴ
ム接着層(A)とガスバリヤー層(C)とが、接着性樹
脂からなる接着層(B)を介して積層された積層フィル
ムを備えてなり、両外面層が前記(A)層で構成され、
更にゴム層(R)が積層される、(A)/(B)/
(C)/(B)/(A)/(R)が好ましいが、(C)
/(B)/(A)/(R)の構成も例示できる。また本
発明の積層体は(A)/(B)/(C)各層の間に適宜
の層が設けられていてもよいし、またこれら各層の少な
くともどれかが2層以上設けられていてもよい。具体的
には、(C)/(B1)/(B2)/(A)/(R)の如
き構成を例示でき、ここで(B1)、(B2)は例えば接
着層を構成する接着性樹脂の中で同じ種類の樹脂であっ
ても、異なる種類の樹脂であってもよいことは勿論であ
る。
【0034】上記積層体を用いてタイヤを製造する場合
には、本発明の積層体が、例えば後記する如くタイヤの
内面に配置され、適宜な方法によって加硫成型すること
により製造される。この際、ゴム接着層(A)とゴム層
(R)とは加硫工程時に加熱接着される。このように、
本発明における加熱接着は、通常加硫工程時に同時に行
われるが、勿論加硫工程と別に加熱接着のための工程を
設けてもよい。ここで、加熱接着は130〜200℃程
度で行うのが好ましいが、特に制限はない。
【0035】次に、本発明の積層体を構成する積層フィ
ルムの製造方法につき説明する。
【0036】本発明の積層フィルムは、共押出し等適宜
の装置を用いて、インフレート法によりチューブ状フィ
ルム、もしくは共押出しTダイ法によりフラット状フィ
ルム等として成膜すればよく、特に制限はない。更に必
要ならば延伸してもよい。延伸する方法としては、成膜
−冷却後、再加熱して行なう方法を例示でき、成膜に引
き続き延伸を連続して行なう逐次2軸延伸、同時2軸延
伸、チューブ状同時二軸延伸法、別工程で延伸を行なう
方法、溶融延伸方法等を例示できる。
【0037】この際、延伸倍率は、特に制限はなく、例
えば、縦、横、各々に1倍超〜4倍、好ましくは1倍超
〜2倍程度が望ましい。延伸温度も特に制限はないが、
一般的には、100〜200℃、好ましくは120〜1
80℃程度がよい。
【0038】更に、必要に応じて適宜な公知の方法で熱
固定してもよい。一般的には、延伸に引き続き、上記延
伸温度より高い温度で、幅方向に数%弛緩しながら熱固
定する方法を例示できるが、特に制限はない。
【0039】積層する方法としては、特に制限がなく、
上記に記載した共押出法以外に、ポリオレフィン系樹脂
からなるフィルム並びにポリアミド系樹脂、ポリエステ
ル系樹脂、ポリアリレート系樹脂、ポリアミド系アロイ
及びポリエステル系アロイからなる群より選ばれた少な
くとも1種の樹脂からなるフィルムを別々に成膜し、接
着層を介在させてなる加圧熱接着法、接着剤等の接着層
を介在させて接着するドライラミネート法、ポリアミド
系フィルム、ポリエステル系フィルム、ポリアリレート
系フィルム、並びに前記アロイからなるフィルムの表面
に接着層を介してポリオレフィン系樹脂を溶融押出し積
層する押出ラミネート法等を例示できる。
【0040】更に、本発明の積層フィルムは、前記の通
り特に耐熱性を向上させるために、架橋させる必要があ
る。
【0041】架橋させる方法としては、積層フィルムの
少なくとも一方の表面から、特に両面から電子線を照射
して架橋する方法が好ましい。この際、前記した両表面
に(A)層を有する構成の積層フィルムでは特に両面か
らの照射が望ましい。更に積層フィルムの各層にトリア
リルイソシアヌレート、トリアリルシアヌレート、トリ
メチロールプロパントリメタリレート等の電子線架橋剤
を添加する技術との併用も可能で、その添加量は特に制
限はないが、好ましくは各層を構成する素材を100重
量部とした時に、1〜5重量部程度を例示できる。この
ように電子線架橋剤を併用すると、電子線照射量等を少
なくすることも可能である。
【0042】電子線照射は、前記積層フィルムの少なく
とも一方表面から、加速電圧が例えば50kV以上、好
ましくは150〜250kV、より好ましくは200〜
250kVで照射し、照射量が80Mrad以下、好ま
しくは0.1〜50Mrad、より好ましくは1〜20
Mradの範囲になるように照射するのがよい。
【0043】ここで、加速電圧が少ない場合には、表面
から裏面まで均一な線量(dose)にならない傾向が
あるが、前記した値は特に制限を受けるものではなく、
フィルムの厚さや使用樹脂等を考慮して好ましい照射強
度になるように適宜に選択すればよい。照射量が多過ぎ
るとゴム層との接着性が低下する傾向がある。
【0044】上記で電子線が照射された積層フィルム
は、特に、ポリオレフィン系樹脂からなるゴム接着層
(A)及び接着層(B)が架橋され、フィルムの強度や
耐熱性が向上する。
【0045】上述のような、本発明に係る空気入りタイ
ヤを製造する場合、積層フィルムをタイヤ成型ドラムに
巻き付け、その後常法に従ってカーカス層、サイドウォ
ール、ビードコア及びビードフィラー、スチールベルト
層、トレッドゴムを積層し、未加硫ゴムからなるグリー
ンタイヤを成型する。次いで該グリーンタイヤを金型に
挿入し、通常の方法によって加硫成型すると共に加熱接
着することにより、カーカス層2のタイヤ内面に本発明
に係る積層フィルムからなるインナーライナー層3を設
けることができる。この際、本発明ではカーカス層とゴ
ム接着層(A)との間にタイゴム等を用いた新たなゴム
層(R’)を加えることも可能であり、こうした構成の
場合は「カーカス層(2)/ゴム層(R’)/ゴム接着
層(A)……」となり、ゴム層(R)が二重の構成とな
るケースもある。
【0046】特に、インナーライナー層3においてその
両外側にゴム接着層(A)を設けるようにした場合は、
図4に示すように、インナーライナー層3の重ね合わせ
部5においてゴム接着層(A)同士が接触するようにな
り、加熱によって強固に接着されるので、空気圧保持性
を一層向上させることができると共に、加硫成型時にお
いてタイヤ内側に挿入されるブラダーが、ガスバリヤー
層(C)に直接接触することがないので、ガスバリヤー
層(C)を熱的及び機械的に保護することができる。
【0047】また、他のタイヤ成型方法としては、予
め、積層フィルムをカーカス層2と積層しておき、この
予備積層状態のフィルム/カーカス層をタイヤ成型ドラ
ムに巻き付け、その後常法に従ってサイドウォール、ビ
ードコア及びビードフィラー、スチールベルト層、トレ
ッドゴムを積層し、未加硫ゴムからなるグリーンタイヤ
を成型し、次いで該グリーンタイヤを金型に挿入し、常
法によって加硫成型すると共に加熱接着する方法を例示
できる。この場合、積層体の両外側にゴム接着層(A)
を設けることによって、図5に示すように、インナーラ
イナー層3の重ね合わせ部5において、ガスバリヤー層
(C)がカーカス層2と直接、加熱接着されることを回
避できるので、良好な接着性を得ることができる。
【0048】以上に述べたインナーライナー層は、前述
の通り、空気透過防止層のことであり、インナーという
文言にとらわれることなく、空気入りタイヤの中間部分
に設けることも一向に差し支えない。
【0049】以上は、本発明の好ましい実施態様を例示
したものであり、本発明は、斯かる記載に制限を受ける
ことなく、あらゆる実施態様を取ることができるのは勿
論である。
【0050】本発明は、ポリオレフィン系樹脂からなる
ゴム接着層(A)、接着性樹脂からなる接着層(B)並
びにポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアリ
レート系樹脂、ポリアミド系アロイ及びポリエステル系
アロイからなる群より選ばれた少なくとも1種のガスバ
リヤー層(C)とが、この順序で少なくとも3層に積層
されると共に、少なくとも一方表面から電子線が照射さ
れた積層フィルムを備え、且つ上記ゴム接着層(A)が
ゴム層(R)と加熱接着されてなる積層フィルムとゴム
層との積層体に係るものである。この積層体を形成する
積層フィルムは、少なくとも一方表面から電子線照射さ
れたものである。電子線照射の条件は、照射量が80M
rad以下の範囲になるように照射するのがよい。該積
層体は、強度、ゴム層の接着強度及び非通気度(ガスバ
リヤー性)、耐熱性等が優れ、例えば、空気入りタイヤ
内側層(例えばインナーライナー層+カーカス層)等に
使用され、空気入りタイヤを軽量化できる。
【0051】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明する
が、本発明はこれら実施例に制限されるものでない。
【0052】実施例1 タイヤサイズを185/65R14とし、図2の構成に
おいて、インナーライナー層は、エチレン−アクリル酸
エチル共重合体(EEA)をゴム接着層(A)、エチレ
ン−アクリル酸エチル−無水マレイン酸三元共重合体
(変性エチレン−アクリル酸共重合体)を接着層
(B)、また、ナイロン66をガスバリヤー層(C)に
用い、各々独立した5台の押出機にTダイを連結し、そ
のうち2台にゴム接着層(A)、他の2台に接着層
(B)、他の1台にガスバリヤー層(C)を構成する樹
脂を各々供給し、溶融5層共押出した後、水冷された冷
却ロールで急冷して、(A)/(B)/(C)/(B)
/(A)のフラット状5層からなる積層フィルムを製膜
した。該積層フィルムの厚みは、(A)/(B)/
(C)/(B)/(A)=30/2/36/2/30μ
m=100μmであった。引き続いて、該積層フィルム
の両面から、加速電圧200kV、照射量15Mrad
の電子線を照射し、架橋された積層フィルムを得た。
【0053】得られた積層フィルムをインナーライナー
層とし、カーカス層(2)と重ね合わせた未加硫タイヤ
について、180℃×10分で加硫してゴム接着層
(A)とカーカス層(2)とを加熱接着することにより
完成タイヤを得た。こうして得られたタイヤの目視によ
る所見、室内耐久試験後のタイヤの目視による所見、空
気漏れ試験及びタイヤ重量についての結果を表1に示し
た。
【0054】
【表1】
【0055】尚、カーカス層に使用するゴム組成物は、
表2の配合内容であり、斯かるカーカス層は、該ゴム組
成物を、引き揃えたポリエステルコード両面にコーティ
ングすることにより作製した。
【0056】
【表2】
【0057】尚、本発明の上記実施例において、各検査
項目の測定、評価は下記の方法により行なった。
【0058】[加硫後の所見]:加硫完了後のタイヤ内
面を目視にて確認し、異常の見られないものを○、異常
の見られたものを×とし、異常の見られたものについて
は、その状態についても示した。
【0059】[室内耐久試験後の所見]:下記のような
条件及び方法でタイヤ室内耐久試験を行ない、試験終了
タイヤの内面を目視にて確認し、故障の見られないもの
を○、故障の見られたものを×とし、故障の見られたも
のについては、その状態についても示した。
【0060】耐久試験の条件、方法及び判定基準を下記
に示す。
【0061】リム : 14×5 1/2−J 空気圧 : 140kPa 荷重 6kN 室温 : 38℃ 直径1707mmドラム上を、速度80km/hで走行 10000km走行後にタイヤ内面を目視検査し、亀
裂、クラック、剥がれ、浮上がりが発見されるものを不
合格とした。
【0062】[空気漏れ試験]:室温21℃でタイヤ
(静止状態)をサイズ14×5 1/2−Jのリムに装着し
た後、内圧200kPaで48時間放置し、内圧を20
0kPaに再調整する。再調整直後を測定開始の起点と
して、4日経過毎に3ヶ月にわたって内圧を測定した。
【0063】測定圧力Pt、初期圧力Po、経過日数tと
して、下記数式1の関数に回帰して、空気漏れ係数αを
求めた。
【0064】
【数1】
【0065】そして、t=30日を代入して1ヶ月当り
の内圧低下率(%/月)βを下記数式2に従って算出し
た。
【0066】
【数2】
【0067】比較例1〜2 インナーライナー層の構成を表1に示した以外は、実施
例1と同様にして、タイヤを作製し、このタイヤ目視に
よる所見、室内耐久試験後のタイヤの目視による所見、
空気漏れ試験及びタイヤ重量についての結果を表1に示
した。
【0068】比較例3 インナーライナー層の構成は表1に示す通りであり、電
子線無照射であること以外は、実施例1と同様にして、
タイヤを作製し、このタイヤ目視による所見、室内耐久
試験後のタイヤの目視による所見、空気漏れ試験及びタ
イヤ重量についての結果を表1に示した。
【0069】比較例4 グリーンタイヤの内面に厚さ約700μmのタイゴムを
介して、表3に示す配合の未加硫ブチルゴムからなるイ
ンナーライナー層(厚さ500μm)を設け、次いでこ
のグリーンタイヤを実施例1と同じ条件で加硫して作製
し、加硫完了後のタイヤ目視による所見、室内耐久試験
後のタイヤの目視による所見、空気漏れ試験及びタイヤ
重量についての結果を表1に示した。
【0070】
【表3】
【0071】表1から明らかなように、実施例1のタイ
ヤは、加硫故障及び室内耐久試験後にもインナーライナ
ー層に故障は見られず、且つ、空気漏れ性能はブチルゴ
ムからなるインナーライナー層と同等もしくはそれ以上
であった。また、インナーライナー層の厚みを1/5に
することができたので、その結果タイヤの重量は、7.
6%軽量化することができた。
【0072】更に、本発明に係る積層体において、
(A)層、(B)層及び(C)層の少なくとも1層が本
発明の範囲から逸脱する比較例1〜2は、室内耐久試験
後の所見で不合格になる傾向があり、不適当であった。
【0073】また、インナーライナー層の構成が、本発
明に係る態様であっても、電子線照射を施さない比較例
3は、気泡が発生し、加硫後所見が不合格になり、不適
当であった。
【0074】実施例2 インナーライナー層を構成する積層フィルムのガスバリ
ヤ層(C)がポリフェニレンエーテル/ポリアミド系
(ナイロン6)アロイ(住友化学工業(株)製のアート
リーY20S)であること以外は、実施例1と同様にし
て、タイヤを作製し、このタイヤの目視による所見、室
内耐久試験後のタイヤの目視による所見、空気漏れ試験
及びタイヤ重量についての結果を表4に示した。
【0075】実施例3〜5 インナーライナー層を構成する積層フィルムのガスバリ
ヤ層(C)がポリエチレンテレフタレート、ポリアクリ
レート及びポリフェニレンエーテル/ポリエステル系
(ポリブチレンテレフタレート)アロイ(三菱レーヨン
(株)製のダイヤアロイTX−70A)であり、ゴム接
着層(A)がエチレン−メタアクリル酸メチル共重合体
(EMMA)であり、接着層(B)が無水マレイン酸変
性低密度ポリエチレンであること以外は、実施例2と同
様にして、タイヤを作製し、このタイヤの目視による所
見、室内耐久試験後のタイヤの目視による所見、空気漏
れ試験及びタイヤ重量についての結果を表4に示した。
【0076】
【表4】
【0077】表4から明らかなように、積層フィルムの
ガスバリヤー層(C)がポリフェニレンエーテル/ポリ
アミド系アロイ、ポリエチレンテレフタレート、ポリア
クリレート又はポリフェニレンエーテル/ポリエステル
系アロイからなるタイヤの場合でも、実施例1と同様に
加硫故障及び室内耐久試験後にもインナーライナー層に
故障は見られず、且つ、空気漏れ性能は比較例1に示す
従来のブチルゴムからなるインナーライナー層と同等も
しくはそれ以上であった。また、インナーライナー層の
厚みを1/5にすることができたので、その結果タイヤ
の重量は、7.6%軽量化することができた。
【0078】実施例6〜7 インナーライナー層を構成する積層フィルムのガスバリ
ヤー層(C)が表5に示す厚さである以外は、実施例1
と同様にして、タイヤを作製し、このタイヤの目視によ
る所見、室内耐久試験後のタイヤの目視による所見、空
気漏れ試験及びタイヤ重量についての結果を表5に示し
た。
【0079】
【表5】
【0080】実施例8〜9 インナーライナー層を構成する積層フィルムのガスバリ
ヤー層(C)が実施例2のポリフェニレンエーテル/ポ
リアミド系アロイ及び実施例5のポリフェニレンエーテ
ル/ポリエステル系アロイであり、表6に示す厚さであ
る以外は、実施例1と同様にして、タイヤを作製し、こ
のタイヤの目視による所見、室内耐久試験後のタイヤの
目視による所見、空気漏れ試験及びタイヤ重量について
の結果を表6に示した。
【0081】
【表6】
【0082】表6から明らかなように、積層フィルムの
ガスバリヤー層(C)がポリフェニレンエーテル/ポリ
アミド系アロイ又はポリフェニレンエーテル/ポリエス
テル系アロイである場合でも、3μm以上であると、ブ
チルゴムをインナーライナー層とする比較例5のタイヤ
と同等以上の空気保持性を有し、耐熱性が優れたタイヤ
を得ることができた。
【0083】実施例10〜12 タイヤサイズを185/65R14とし、図2の構成に
おいて、インナーライナー層としては、線状低密度ポリ
エチレン(LLDPE)をゴム接着層(A)、無水マレ
イン酸変性線状低密度ポリエチレン(変性LLDPE)
を接着層(B)、また、ナイロン66をガスバリヤー層
(C)に用い、各々独立した5台の押出機にTダイを連
結し、そのうち2台にゴム接着層(A)、他の2台に接
着層(B)、他の1台にガスバリヤー層(C)を構成す
る樹脂を各々供給し、溶融5層共押出した後、水冷され
た冷却ロールで急冷して、(A)/(B)/(C)/
(B)/(A)のフラット状5層からなる積層フィルム
を成膜した。該積層フィルムの厚みは、(A)/(B)
/(C)/(B)/(A)=30/2/36/2/30
μm=100μmであった。引き続いて、該積層フィル
ムの両面から、電子線照射を表7に示すように、加速電
圧150、200、250kV及び照射量5、20、4
0Mradとを各々組み合わせて照射し、以下実施例1
と同様にしてタイヤを作製した。このタイヤの目視によ
る所見、室内耐久試験後のタイヤの目視による所見、空
気漏れ試験及びタイヤ重量についての結果を表7に示し
た。
【0084】比較例5〜6 電子線照射を表7に示すように、電子線が未照射のもの
及び加速電圧250kVで照射量100Mradとする
以外は実施例10〜12と同様にしてタイヤを作製し、
このタイヤの目視による所見、室内耐久試験後のタイヤ
の目視による所見、空気漏れ試験及びタイヤ重量につい
ての結果を表7に示した。
【0085】
【表7】
【0086】表7から明らかなように、照射量80Mr
ad以下の範囲で電子線照射することにより、本発明に
係るインナーライナー層は破壊されず、カーカス層との
接着性が優れたタイヤを得ることができた。
【0087】実施例13〜15 インナーライナー層を構成する積層フィルムのガスバリ
ヤー層(C)がポリフェニレンエーテル/ポリアミド系
アロイである以外は、実施例10〜12と同様にして、
加速電圧及び照射量が各々150kV,5Mrad、2
00kV,20Mrad、250kV及び40Mrad
である3種類の積層フィルムを用い、実施例1と同様に
してタイヤを作製し、このタイヤの目視による所見、室
内耐久試験後のタイヤの目視による所見、空気漏れ試験
及びタイヤ重量についての結果を表8に示した。
【0088】比較例7〜8 電子線照射を表8に示すように、無照射及び加速電圧2
50kV,照射量100Mradで照射する以外は実施
例13〜15と同様にしてタイヤを作製し、このタイヤ
の目視による所見、室内耐久試験後のタイヤの目視によ
る所見、空気漏れ試験及びタイヤ重量についての結果を
表8に示した。
【0089】
【表8】
【0090】表8から明らかなように、照射量80Mr
ad以下の範囲で電子線照射することにより、本発明に
係るポリアミド系アロイのインナーライナー層は破壊さ
れず、カーカス層との接着性が優れたタイヤを得ること
ができた。
【0091】実施例16〜17 タイヤサイズを185/65R14とし、図2の構成に
おいて、インナーライナー層は、トリアリルイソシアヌ
レート(TAIC)を3重量部含有させたエチレン−ア
クリル酸エチル共重合体(EEA)(EEAを100重
量部使用)をゴム接着層(A)、TAICを3重量部含
有させたエチレン−アクリル酸エチル−無水マレイン酸
三元共重合体(共重合体を100重量部使用)を接着層
(B)、また、ナイロン66をガスバリヤー層(C)に
用い、各々独立した5台の押出機にTダイを連結し、そ
のうち2台にゴム接着層(A)、他の2台に接着層
(B)、他の1台にガスバリヤー層(C)を構成する樹
脂を各々供給し、溶融5層共押出した後、水冷された冷
却ロールで急冷して、(A)/(B)/(C)/(B)
/(A)のフラット状5層からなる積層フィルムを製膜
した。該積層フィルムの厚みは、(A)/(B)/
(C)/(B)/(A)=30/2/36/2/30μ
m=100μmであった。引き続いて、該積層フィルム
の両面から、電子線を表9に示すように照射し、以下実
施例1と同様にしてタイヤを作製した。こうして得られ
たタイヤの目視による所見、室内耐久試験後のタイヤの
目視による所見、空気漏れ試験及びタイヤ重量について
の結果を表9に示した。
【0092】
【表9】
【0093】表9から明らかなように、ゴム接着層
(A)及び接着層(B)にTAICを含有させることに
より、0.5Mradという少量の電子線照射量でも、
本発明に係るインナーライナー層は破壊されず、カーカ
ス層との接着性が優れたタイヤを得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来タイヤの加硫後のコード間間隔におけるカ
ーカス層内面ゴム及びインナーライナー層の波打ち発生
を説明する概略断面図である。
【図2】本発明に係る空気入りタイヤの要部を示す子午
線方向半断面図である。
【図3】図2のX部を示す拡大断面図である。
【図4】本発明に係るタイヤにおけるインナーライナー
層のスプライス部を示す拡大断面図である。
【図5】本発明に係るタイヤにおけるインナーライナー
層のスプライス部のその他の態様を示す拡大断面図であ
る。
【符合の説明】
a カーカスコード b カーカス層内面ゴム c インナーライナー層 1 ビードコア 2 カーカス層 3 インナーライナー層 4 サイドウォール 5 重ね合わせ部 6 ベルト層 A ゴム接着層 B 接着層 C ガスバリヤー層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/36 9349−4F B60C 1/00 Z 7504−3B 5/14 A 7504−3B (72)発明者 渡邊 次郎 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム株 式会社平塚製造所内 (72)発明者 海藤 博幸 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム株 式会社平塚製造所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオレフィン系樹脂からなるゴム接着
    層(A)、接着層(B)並びにポリアミド系樹脂、ポリ
    エステル系樹脂、ポリアリレート系樹脂、ポリアミド系
    アロイ及びポリエステル系アロイからなる群より選ばれ
    た少なくとも1種のガスバリヤー層(C)がこの順序で
    少なくとも3層に積層されると共に、少なくとも一方の
    表面から電子線照射された積層フィルムを備えてなり、
    且つ上記ゴム接着層(A)がゴム層(R)と加熱接着さ
    れてなる積層フィルムとゴム層との積層体。
  2. 【請求項2】 接着層(B)が接着性樹脂からなる層で
    ある、請求項1記載の積層体。
  3. 【請求項3】 接着性樹脂が、変性重合体である請求項
    2に記載の積層体。
  4. 【請求項4】 ゴム層(R)が、ジエン系ゴム、ジエン
    系ゴム水素添加物、オレフィン系ゴム、含ハロゲン系ゴ
    ム及び熱可塑性エラストマーからなる群より選ばれた少
    なくとも1種である請求項1〜3のいずれかに記載の積
    層体。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4記載の積層体における積層
    フィルムを空気透過防止層として用いてなる空気入りタ
    イヤ。
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