JPH08127730A - インクジェット捺染用フルブラックインク及びそれを用いる布帛の捺染方法 - Google Patents

インクジェット捺染用フルブラックインク及びそれを用いる布帛の捺染方法

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JPH08127730A
JPH08127730A JP29226494A JP29226494A JPH08127730A JP H08127730 A JPH08127730 A JP H08127730A JP 29226494 A JP29226494 A JP 29226494A JP 29226494 A JP29226494 A JP 29226494A JP H08127730 A JPH08127730 A JP H08127730A
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JP
Japan
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reactive
ink
group
dye
full black
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JP29226494A
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English (en)
Inventor
Koji Yuda
浩司 油田
Hideo Kawashita
英夫 川下
Mitsuo Shimoide
満夫 下出
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Taoka Chemical Co Ltd
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Taoka Chemical Co Ltd
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 天然セルロース繊維や再生セルロース繊維を
含む繊維、糸、編織物、不織布(以下セルロース系繊維
構造物と表記する)に対し優れた発色性及び画像品位を
有し、かつインクヘッドの目詰まり等がなく、保存安定
性に優れたインクジェット捺染用フルブラックインク及
びそれを用いて布帛をインクジェット方式により捺染す
る方法に関する。 【構成】 反応染料、水及び必要に応じて有機溶剤とか
らなるインクジェット捺染用フルブラックインクにおい
て、反応染料としてC.I.リアクティブ・ブラック5
及び下記(a) 〜(o) から選ばれる反応染料又は色素の少
なくとも1種を含有してなることを特徴とするインクジ
ェット捺染用フルブラックインク。 【効果】本発明によれば、セルロース系繊維構造物に対
し、優れた発色性及び画像品位を有し、かつ保存安定
性、インクヘッド目詰まりの問題のない吐出安定性の優
れたインクジェット捺染用フルブラックインクが得ら
れ、それを用いて布帛をインクジェット印字捺染するこ
とにより、優れたフルブラック印捺物が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は天然セルロース繊維や再
生セルロース繊維を含む繊維、糸、編織物、不織布(以
下セルロース系繊維構造物と表記する)に対し優れた発
色性及び画像品位を有し、かつインクヘッドの目詰まり
等がなく、保存安定性及び吐出安定性に優れたインクジ
ェット捺染用フルブラックインク及びそれを用いて布帛
をインクジェット方式により捺染する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、布帛類に対する画像の形成方法
として、スクリーン捺染法、ローラー捺染法、ロータリ
ースクリーン捺染法、転写捺染法などが利用されてい
る。しかし、近年、これらの捺染方法に対して紙用途と
して著しい発展を遂げているインクジェット記録方式を
布帛類に応用・展開する動きが活発化してきた。
【0003】これは現行の捺染方法においては図柄毎に
トレース、製版、(スクリーン枠、彫刻ローラ、転写紙
等の作成)などの煩雑かつ長期間と多大な労力、コスト
が必要であり、それ相当のロットサイズの生産を行わな
いと経済的に追いつかない。又、ファッションの多様化
による少量多品種生産への対応には不向きであることな
どが指摘されており、これらの問題に対し現行工程をイ
ンクジェット記録方式により置き換える動きとなってい
る。
【0004】一方、インクジェット記録方式は被記録材
料として紙を主体にして開発されてきた経緯があり、現
在でも紙用インクジェットプリントインクに使用される
色素成分としては直接染料、酸性染料、食品添加用色素
などから選ばれている。紙用インクジェットプリントイ
ンクに反応染料があまり使われなかった理由として、例
えば繊維反応基を有することから化学的安定性等の問題
により、染料の溶解度低下、結晶析出等を引き起こし、
インクヘッドの目詰まり等を生ずる等が挙げられる。
【0005】布帛に用いるインクジェット捺染用インク
は、紙用インクジェットプリントインクに比べ高い染着
濃度、いわゆる高濃度染色が要求される。すなわち、紙
用インクジェットプリントインクでは紙の内部まで浸透
する必要はなく、色素が紙の表面部分を覆うように画像
を形成すれば良いが、インクジェット捺染用インクで
は、固着操作に於て繊維内部への浸透が起こり、表面上
の染着濃度は低下してしまう。また、セルロース系繊維
構造物に染色・捺染に適する反応染料をインクジェット
捺染用インクに応用する場合、紙同様に、反応染料では
染色操作中一部の染料が分解し、未固着染料となるので
その分濃度が低下する等の問題がある。
【0006】布帛を黒色に染色するインクジェット捺染
用インク組成物として、反応染料としてC.I.リアク
ティブ・ブラック5を用いるインクジェット捺染法が例
えば特開平5−93374 号公報に記載されている。しかし
ながら、インク中での結晶析出による溶液安定性、イン
クヘッド目詰まり、粘度上昇による吐出性能低下、イン
ク組成変化による印字品位等の問題を解決し、実用上充
分で従来の捺染物にしっていする高い染着濃度を持ち、
かつ好ましい純黒色のインクジェット捺染用フルブラッ
クインクとしては、必ずしも充分なものではない。
【0007】
【発明が解決しようとしている課題】本発明が解決しよ
うとしている課題は、セルロース系繊維を含む繊維構造
物に対し、優れた発色性及び画像品位を有し、かつ保存
安定性、インクヘッド目詰まり等の問題がない吐出安定
性の優れたインクジェット捺染用フルブラックインクを
提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
に適するインクジェット捺染用フルブラックインクを開
発すべく、鋭意研究、検討の結果、特定の反応染料及び
色素を選択・組み合わせたインク組成物とすることによ
り、上記諸問題を一挙に解決し得ることを見出し、本発
明を完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明は、反応染料、水及び必
要に応じて有機溶剤とからなるインクジェット捺染用フ
ルブラックインクにおいて、反応染料としてC.I.リ
アクティブ・ブラック5及び下記(a) 〜(o) から選ばれ
る反応染料又は色素の少なくとも1種を含有してなるこ
とを特徴とするインクジェット捺染用フルブラックイン
クである。
【0010】(a) C.I.リアクティブ・オレンジ7 (b) C.I.リアクティブ・オレンジ16 (c) C.I.リアクティブ・オレンジ72 (d) C.I.リアクティブ・レッド22 (e) C.I.リアクティブ・レッド111 (f) C.I.リアクティブ・レッド114 (g) C.I.リアクティブ・レッド195 (h) C.I.リアクティブ・イエロー15 (i) C.I.リアクティブ・イエロー23 (j) C.I.リアクティブ・イエロー42 (k) C.I.リアクティブ・イエロー76 (l) C.I.リアクティブ・イエロー77 (m) C.I.リアクティブ・イエロー145 (n) 遊離酸の形で下記一般式(1)で示される色素
【0011】
【化−7】
【0012】(式中R1 、R2 は互いに独立に、水酸基
又はアミノ基を表す。ただし、R1 、R2 が同時にアミ
ノ基の場合は除く。Qは −SO2 CH2 CH2 Y、 −SO2 CH=CH2 及び/又は −SO2 CH2 CH2 OH を表し、ここでYはアルカリで脱離する基である。)
【0013】(o) 遊離酸の形で下記一般式(2)で示
される色素
【0014】
【化−8】
【0015】(式中R3 は水素原子、−COCH3 又は
−CO−フェニルを表し、Aはメチル、メトキシもしく
はスルホン酸基により置換されていてもよいフェニル基
又はナフチル基を表し、Bは1〜3個のスルホン酸基、
低級アルキル基、低級アルコキシ基もしくはハロゲン原
子により置換されていてもよいフェニル基又はナフチル
基を表す。また、Qは −SO2 CH2 CH2 Y、 −SO2 CH=CH2 及び/又は −SO2 CH2 CH2 OH を表し、ここでYはアルカリで脱離する基である。)
【0016】以下に本発明を更に詳細に説明する。本発
明の特徴は、反応染料、水及び必要により有機溶剤とか
らなるインクジェット捺染用フルブラックインクにおい
て、反応染料として、C.I.リアクティブ・ブラック
5を主成分とし、更に特定の(a) 〜(o) から選ばれる反
応染料又は色素を選択・組み合わせることにあり、かく
してインクの高濃度化が可能となると共に、高濃度の純
黒色発色(フルブラック)が可能となり、優れた画像品
位の捺染が可能となることを見出した点にある。
【0017】本発明の他の特徴は、反応染料、水及び必
要により有機溶剤とからなるインクジェット捺染用フル
ブラックインクにおいて、反応染料として、C.I.リ
アクティブ・ブラック5を主成分とし、これに(n) 一般
式(1)又は(o) 一般式(2)で示される色素の少なく
とも1種を選択・組み合わせることにあり、かくしてイ
ンクの高濃度化が可能となると共に、高濃度の純黒色発
色(フルブラック)が可能となり、優れた画像品位の捺
染が可能となることを見出した点にある。
【0018】本発明の好ましい実施態様は、インクジェ
ット捺染用フルブラックインク中に、C.I.リアクテ
ィブ・ブラック5を1〜35重量%、好ましくは3〜3
0重量%、更に好ましくは5〜15重量%含有し、更に
前記(a) 〜(o) から選ばれる反応染料又は色素の少なく
とも1種を、該C.I.リアクティブ・ブラック5に対
して0.1〜30重量%、好ましくは1〜25重量%含
有するインクである。
【0019】本発明において、C.I.リアクティブ・
ブラック5及びこれに対する他の反応染料及び色素の重
量部、重量%等は、純粋の染料又は色素に換算しての関
係をいう。通常は、従来の方法で合成された反応染料又
は色素を限外濾過、逆浸透膜又は電気透析等により脱塩
処理し、染料又は色素の純品として換算し、重量部又は
重量%として表わす。
【0020】本発明においては、(a) 〜(o) から選ばれ
る反応染料又は色素の中でも、特に遊離酸として一般式
(1)−a
【0021】
【化−9】
【0022】(但し、式中Qは前記の意味を表わす。)
で示される色素、及び/又は遊離酸として一般式(1)
−b
【0023】
【化−10】
【0024】(但し、式中Qは前記の意味を表わす。)
で示される色素、及び/又は前記一般式(2)で示され
る色素、具体的には例えば遊離酸として下記一般式
(2)−a
【0025】
【化−11】
【0026】で示される色素を混合したもの、或いは更
に(a) C.I.リアクティブ・オレンジ7、(b)
C.I.リアクティブ・オレンジ16、(c) C.I.
リアクティブ・オレンジ72、(d) C.I.リアクテ
ィブ・レッド22、(e) C.I.リアクティブ・レッ
ド111、(f) C.I.リアクティブ・レッド11
4、(g) C.I.リアクティブ・レッド195から選
ばれた反応染料の1種を混合したものが、高濃度の純黒
色のインクジェット捺染物を得るのに好適である。
【0027】本発明の前記一般式(1)又は一般式
(2)で示される色素において、アルカリの作用で脱離
する基Yとは、例えばハロゲン原子、例えば塩素及び臭
素原子、有機カルボン酸及びスルホン酸のエステル基、
例えばアセチルオキシ残基のような低級アルカノイルオ
キシ残基、ベンゾイルオキシ残基又はベンゼンスルホニ
ルオキシ基あるいは遊離酸の形で−OPO3 2 若しく
は−OSO3 Hで表される燐酸又は硫酸の酸性エステル
基などである。これらの基は、アルカリによりビニル基
に変換されるので有効であるが、中でも好ましいものは
硫酸の酸性エステル基である−SO2 CH2 CH2 −O
SO3 Hである。
【0028】更にまた、本発明者らは、上記において、
一般式(1)又は一般式(2)で示される色素に、更に
前記(a) 〜(g) から選ばれる反応染料の少なくとも1種
及び前記(h) 〜(m) から選ばれる反応染料の少なくとも
1種とを混合することにより、色相、その他の性能上に
おいて更に好ましいインクジェット捺染用フルブラック
インクとすることができることを見出した。
【0029】本発明のインクジェット捺染用フルブラッ
クインクにおいて、そのpHは、保存安定性、吐出安定
性等に微妙な影響を与えるが、本発明者らは、インクの
pHが3〜7、好ましくはpH3.5〜4の範囲にある
ことがより好ましいことを見出した。ここで、pH調整
剤としては、特に限定されないが、アルカリへは水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、酢酸ソーダ、炭酸ナトリ
ウム、重炭酸ナトリウム、アルカノールアミン等が好ま
しく、酸性へは塩酸、酢酸等が好ましい。
【0030】本発明のインクジェット捺染用フルブラッ
クインク中の反応染料又は色素は、遊離酸、塩又はこれ
らの混合物の形で存在する。ここで対イオンとしては、
アルカリ金属、アルカリ土類金属もしくは置換又は未置
換のアンモニウム塩として存在し、好ましくはナトリウ
ム塩、カリウム塩、リチウム塩又はアンモニウム塩等で
ある。
【0031】本発明のインクジェット捺染用フルブラッ
クインクに、必要に応じて混合される有機溶剤としては
具体的には、例えばメタノール、エタノール、イソプロ
パノール、n−プロパノール、n−ブタノール、 sec−
ブタノール、tert−ブタノール、イソブタノール、ベン
ジルアルコール等のアルコール類、ジメチルホルムアミ
ド、ジエチルホルムアミド等のアミド類、アセトン、ジ
アセトンアルコール等のケトン類、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等のエーテル類、カプロラクタム等のラ
クタム類、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ブチレングリコール、ペンタンジオール、ジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレ
ングリコール、チオジグリコール、ヘキシレングリコー
ル、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、グリセリ
ン、1,2,6−ヘキサントリオール等の多価アルコー
ル類、ポリエチレングリコール、(平均分子量200、
400、600等)、ポリプロピレングリコール(平均
分子量200、400、600等)等のポリアルキレン
グリコール類、エチレングリコールモノエチルエーテ
ル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレ
ングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチ
ルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、プロ
ピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリ
コールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノ
ブチルエーテル、プロピレングリコールモノフェニルエ
ーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、
トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチ
レングリコールモノエチルエーテル等の多価アルコール
の低級アルキルエーテル類、アセチレングリコール誘導
体(商品名:サーフィノール:日信化学社製)、モノエ
タノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノール
アミン等のアルカノールアミン類、1,3−ジメチル−
2−イミダゾリジン等の含窒素複素環式ケトン類、2−
ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、N−エチル
−2−ピロリドン、N−ビニル−ピロリドン、N−オク
チル−2−ピロリドン、N−(2−ヒドロキシエチル)
−2−ピロリドン、N−シクロヘキシル−2−ピロリド
ン、N−ドデシル−2−ピロリドン、N−イソプロピル
−2−ピロリドン、N−(n−ブチル)−2−ピロリド
ン、N−(t−ブチル)−2−ピロリドン、N−ヘキシ
ル−2−ピロリドン、N−(3−ヒドロキシプロピル)
−2−ピロリドン、N−(2−メトキシエチル)−2−
ピロリドン、N−(3−メトキシプロピル)−2−ピロ
リドン、N−ベンジル−2−ピロリドン、ポリビニルピ
ロリドン等のピロリドン類が挙げられる。なかでも、ポ
リエチレングリコール(平均分子量200、400、6
00等)、ポリプロピレングリコール(平均分子量20
0、400、600等)が好ましく用いられる。
【0032】有機溶剤の使用量は、インクジェット捺染
用フルブラックインク中、0〜50重量%、好ましくは
5〜30重量%である。これらの有機溶剤は、インクの
安定性向上、インクジェットヘッドの目詰まり防止、湿
潤化、粘度調整等の機能を有し、通常は有機溶剤を併用
することが好ましい。
【0033】また、これらの有機溶剤は、それぞれ単独
で、又は互いに影響を及ぼさない限りにおいて2種以上
混合して使用することができる。
【0034】その他、本発明のインクジェット捺染用フ
ルブラックインクには、一層良好な特性を具備せしめる
ために従来使用された種々の添加剤が必要に応じて併用
される。具体的には、例えば浸透剤、防腐剤、防カビ剤
(例えばデヒドロ酢酸ナトリウム、4−クロロ−3−メ
チルフェノール等)その他紫外線吸収剤、粘度調整剤、
アニオン系もしくはノニオン系の界面活性剤等の表面張
力調整剤、電気伝導度調整剤、pH緩衝剤、比抵抗値調
整剤、赤外線吸収剤、酸化防止剤、キレート化剤、消泡
剤などが挙げられる。
【0035】本発明のインクジェット捺染用フルブラッ
クインクによりセルロース系繊維構造物に対し優れた画
像品位の捺染物を得るための捺染処理方法は、従来の捺
染方法により実現可能であるが、セルロース系繊維構造
物によっては良好な画像品位が得られない場合がある。
よって、印捺前にセルロース系繊維構造物を従来の捺染
方法で使用されるアルギン酸ソーダ、カルボキシメチル
セルロース(CMC)、グアーガム、澱粉などの糊料で
処理しておくのが望ましい。
【0036】糊料によるセルロース系繊維構造物の前処
理の際、従来の捺染糊と同様に、所望により尿素、チオ
尿素、アルカリ剤、還元防止剤、金属イオン封鎖剤、消
泡剤などを併用する事も可能であり、それぞれの効果を
付与できる。
【0037】本発明のインクに含まれる塩化ナトリウ
ム、硫酸ナトリウム等の無機中性塩の量は、インク溶液
に対し、5重量%以下が好ましく、更には1重量%以下
が好ましい。
【0038】本発明のインクジェット捺染用フルブラッ
クインクの固着処理法も従来の捺染方法に従って前アル
カリサーモフィックス法、前アルカリスチーム法、アル
カリショック法、アルカリ・ウルトラ・ラピッドスチー
ム法、アルカリブロッチスチーム法、アルカリパッドス
チーム法、アルカリコールドフィックス法を問わず適用
できる。
【0039】本発明によるインクジェット捺染の吐出方
式としては、コンティニュアス方式、オンデマンド方
式、バブルジェット方式、サーマルジェット方式、ピエ
ゾ方式等が挙げられるが、本発明のインクジェット捺染
用フルブラックインクは上記吐出方式のいずれにも使用
可能である。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、セルロース系繊維構造
物に対し、優れた発色性及び画像品位を有し、かつ保存
安定性、インクヘッド目詰まりの問題のない吐出安定性
の優れたインクジェット捺染用フルブラックインクが得
られ、それを用いて布帛をインクジェット印字捺染する
ことにより、優れたフルブラック印捺物が得られる。
【0041】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらの実施例によって何等制限され
るものではない。なお、実施例中部とは重量部を示す。
【0042】実施例1 C.I.リアクティブ・ブラック5 7.4 部 C.I.リアクティブ・オレンジ72 1.9 部 ポリエチレングリコール(平均分子量200) 13.0部 イオン交換水 77.7部
【0043】を混合し、0.2μmポリテトラフルオロ
エチレン(以下PTFEと略記する)製メンブランフィ
ルターで濾過し、インク組成物(pH=3.8)を得
た。
【0044】実施例2 C.I.リアクティブ・ブラック5 7.4 部 C.I.リアクティブ・オレンジ16 1.7 部 グリセリン 13.5部 イオン交換水 77.4部
【0045】を混合し、0.2μmPTFE製メンブラ
ンフィルターで濾過し、インク組成物(pH=3.6)
を得た。
【0046】実施例3 C.I.リアクティブ・ブラック5 7.4 部 下記式で示される色素(A) 0.9 部
【0047】
【化−12】
【0048】(式中、Qは、−SO2 CH2 CH2 OS
3 Naを表わす) ポリエチレングリコール(平均分子量200) 19.2部 イオン交換水 72.5部
【0049】を混合し、0.2μmPTFE製メンブラ
ンフィルターで濾過し、インク組成物(pH=3.7)
を得た。
【0050】実施例4 C.I.リアクティブ・ブラック5 7.4 部 C.I.リアクティブ・オレンジ72 0.4 部 C.I.リアクティブ・イエロー76 1.4 部 ポリエチレングリコール(平均分子量200) 12.5部 イオン交換水 78.3部
【0051】を混合し、0.2μmPTFE製メンブラ
ンフィルターで濾過し、インク組成物(pH=3.9)
を得た。
【0052】実施例5 C.I.リアクティブ・ブラック5 7.4 部 C.I.リアクティブ・オレンジ16 0.7 部 C.I.リアクティブ・イエロー145 0.7 部 グリセリン 13.5部 イオン交換水 77.7部
【0053】を混合し、0.2μmPTFE製メンブラ
ンフィルターで濾過し、インク組成物(pH=3.8)
を得た。
【0054】実施例6 C.I.リアクティブ・ブラック5 7.4 部 下記式で示される色素(B) 1.2 部
【0055】
【化−13】
【0056】(式中、Qは、−SO2 CH2 CH2 OS
3 Naを表わす) ポリエチレングリコール(平均分子量400) 13.5部 イオン交換水 77.9部
【0057】を混合し、0.2μmPTFE製メンブラ
ンフィルターで濾過し、インク組成物を得た。得られた
インクのpHは、3.6であった。
【0058】実施例7 C.I.リアクティブ・ブラック5 7.4 部 C.I.リアクティブ・レッド22 0.8 部 C.I.リアクティブ・イエロー15 0.7 部 実施例6に用いた色素(B) 0.6 部 ポリエチレングリコール(平均分子量200) 12.5 部 イオン交換水 78.0 部
【0059】を混合し、0.2μmPTFE製メンブラ
ンフィルターで濾過し、インク組成物(pH=3.7)
を得た。
【0060】実施例8 C.I.リアクティブ・ブラック5 7.4 部 実施例3で用いた色素(A) 0.5 部 下記式で示される色素(C) 1.5 部
【0061】
【化−14】
【0062】 ポリエチレングリコール(平均分子量400) 13.5部 イオン交換水 77.1部
【0063】を混合し、0.2μmPTFE製メンブラ
ンフィルターで濾過し、インク組成物(pH=3.7)
を得た。
【0064】実施例9 C.I.リアクティブ・ブラック5 7.4 部 C.I.リアクティブ・オレンジ72 0.8 部 実施例3で用いた色素(A) 0.2 部 実施例6に用いた色素(B) 0.4 部 ポリエチレングリコール(平均分子量200) 12.5部 イオン交換水 78.7部
【0065】を混合し、0.2μmPTFE製メンブラ
ンフィルターで濾過し、インク組成物(pH=3.8)
を得た。
【0066】比較例1 C.I.リアクティブ・ブラック5 11.0 部 ポリエチレングリコール(平均分子量200) 19.5 部 イオン交換水 69.5 部
【0067】を混合し、0.2μmPTFE製メンブラ
ンフィルターで濾過し、インク組成物(pH=3.5)
を得た。
【0068】比較例2 C.I.リアクティブ・ブラック5 36.5 部 ポリエチレングリコール(平均分子量200) 19.5 部 イオン交換水 44.0 部
【0069】を混合し、0.2μmPTFE製メンブラ
ンフィルターで濾過し、インク組成物(pH=3.5)
を得た。
【0070】実施例10(捺染方法) 実施例1〜9及び比較例1〜2のインクを用いて、以下
に示す被捺染物の前処理、インクジェット捺染及び後処
理を行ない、以下に記載する評価法により、本発明の実
施例1〜9のインクは何れも優れた性能を示した。その
結果を表−1に示す。
【0071】(被捺染物の前処理法)綿ブロード(シル
ケット加工処理)を次に示す混合物による前処理液で、
ピックアップ率100%でパディングを行い、120℃
で90秒乾燥し、前処理布とした。
【0072】 (前処理液組成) スノーアルギンM(富士化学社製、アルギン酸ソーダ) 15部 尿素 100部 メタニトロベンゼンスルホン酸ソーダ(還元防止剤) 40部 重炭酸ナトリウム 10部 水 835部
【0073】(印字条件)上記前処理布を用いて、各実
施例及び比較例に示すインクをノバジェット II(エン
キャド社製・オンデマンド型サーマル方式のプリンタ
ー)でべた印字を行った。プリンターの解像度は300
dpiである。
【0074】(被捺染物の後処理法)被印字物は約1時
間放置した後、45度ボーメ硅酸ソーダをプリントし、
バッチアップ24時間後、水洗、ソーピング、乾燥を順
次行った。
【0075】(評価法)得られた捺染物を以下の項目に
ついて評価した。 発色性 ;分光光度計マクベスM2020PL(マク
ベス社製)により、CIE1976L*a*b*表色系
のD65光源でのL*値を測定し、染着濃度を比較し
た。その結果を、以下の比較例の値とともに表−1に示
す。L*値が小さいほど高濃度に染着していると判断さ
れる。その結果を、比較例の値とともに表−1に示し
た。
【0076】 保存安定性;カートリッジに充填したインクを、ノズル部分を開放状態で 一週間放置した後、印字操作を行ない、吐出の安定性を判定 した。 判定基準 優れる :直ちに安定した吐出が得られた。 良好 :安定した吐出になるのに若干の時間 を要した。 不良 :目詰まりが発生し、印字が困難とな った。 印字品位 ;長方形の印字物のエッジ部分の直線性を、目視により判定し た。 判定基準 優れる :殆どにじみがなく直線性に優れる。 良好 :僅かににじみがあり、やや直線性に 欠ける。
【0077】
【表−1】
フロントページの続き (72)発明者 下出 満夫 大阪市此花区春日出中3丁目1番98号 住 友化学工業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応染料、水及び必要に応じて有機溶剤
    とからなるインクジェット捺染用フルブラックインクに
    おいて、反応染料としてC.I.リアクティブ・ブラッ
    ク5及び下記(a) 〜(o) から選ばれる反応染料又は色素
    の少なくとも1種を含有してなることを特徴とするイン
    クジェット捺染用フルブラックインク。 (a) C.I.リアクティブ・オレンジ7 (b) C.I.リアクティブ・オレンジ16 (c) C.I.リアクティブ・オレンジ72 (d) C.I.リアクティブ・レッド22 (e) C.I.リアクティブ・レッド111 (f) C.I.リアクティブ・レッド114 (g) C.I.リアクティブ・レッド195 (h) C.I.リアクティブ・イエロー15 (i) C.I.リアクティブ・イエロー23 (j) C.I.リアクティブ・イエロー42 (k) C.I.リアクティブ・イエロー76 (l) C.I.リアクティブ・イエロー77 (m) C.I.リアクティブ・イエロー145 (n) 遊離酸の形で下記一般式(1)で示される色素 【化−1】 (式中R1 、R2 は互いに独立に、水酸基又はアミノ基
    を表す。ただし、R1 、R2 が同時にアミノ基の場合は
    除く。Qは −SO2 CH2 CH2 Y、 −SO2 CH=CH2 及び/又は −SO2 CH2 CH2 OH を表し、ここでYはアルカリで脱離する基である。) (o) 遊離酸の形で下記一般式(2)で示される色素 【化−2】 (式中R3 は水素原子、−COCH3 又は−CO−フェ
    ニルを表し、Aはメチル、メトキシもしくはスルホン酸
    基により置換されていてもよいフェニル基又はナフチル
    基を表し、Bは1〜3個のスルホン酸基、低級アルキル
    基、低級アルコキシ基もしくはハロゲン原子により置換
    されていてもよいフェニル基又はナフチル基を表す。ま
    た、Qは −SO2 CH2 CH2 Y、 −SO2 CH=CH2 及び/又は −SO2 CH2 CH2 OH を表し、ここでYはアルカリで脱離する基である。)
  2. 【請求項2】 反応染料、水及び必要に応じて有機溶剤
    とからなるインクジェット捺染用フルブラックインクに
    おいて、反応染料としてC.I.リアクティブ・ブラッ
    ク5及び遊離酸の形で下記一般式(1)で示される色素
    の少なくとも1種を含有してなることを特徴とするイン
    クジェット捺染用フルブラックインク。 【化−3】 (式中R1 、R2 は互いに独立に、水酸基又はアミノ基
    を表す。ただし、R1 、R2 が同時にアミノ基の場合は
    除く。Qは −SO2 CH2 CH2 Y、 −SO2 CH=CH2 及び/又は −SO2 CH2 CH2 OH を表し、ここでYはアルカリで脱離する基である。)
  3. 【請求項3】 更に下記(a) 〜(m) 及び(o) から選ばれ
    る反応染料又は色素の少なくとも1種を含有してなるこ
    とを特徴とする請求項2に記載のインクジェット捺染用
    フルブラックインク。 (a) C.I.リアクティブ・オレンジ7 (b) C.I.リアクティブ・オレンジ16 (c) C.I.リアクティブ・オレンジ72 (d) C.I.リアクティブ・レッド22 (e) C.I.リアクティブ・レッド111 (f) C.I.リアクティブ・レッド114 (g) C.I.リアクティブ・レッド195 (h) C.I.リアクティブ・イエロー15 (i) C.I.リアクティブ・イエロー23 (j) C.I.リアクティブ・イエロー42 (k) C.I.リアクティブ・イエロー76 (l) C.I.リアクティブ・イエロー77 (m) C.I.リアクティブ・イエロー145 (o) 遊離酸の形で下記一般式(2)で示される色素 【化−4】 (式中R3 は水素原子、−COCH3 又は−CO−フェ
    ニルを表し、Aはメチル、メトキシもしくはスルホン酸
    基により置換されていてもよいフェニル基又はナフチル
    基を表し、Bは1〜3個のスルホン酸基、低級アルキル
    基、低級アルコキシ基もしくはハロゲン原子により置換
    されていてもよいフェニル基又はナフチル基を表す。ま
    た、Qは −SO2 CH2 CH2 Y、 −SO2 CH=CH2 及び/又は −SO2 CH2 CH2 OH を表し、ここでYはアルカリで脱離する基である。)
  4. 【請求項4】 (a) 〜(g) から選ばれる反応染料の少な
    くとも1種及び(h) 〜(m) から選ばれる反応染料の少な
    くとも1種を含有してなることを特徴とする請求項3に
    記載のインクジェット捺染用フルブラックインク。
  5. 【請求項5】 反応染料、水及び必要に応じて有機溶剤
    とからなるインクジェット捺染用フルブラックインクに
    おいて、反応染料としてC.I.リアクティブ・ブラッ
    ク5及び遊離酸の形で下記一般式(2)で示される色素
    の少なくとも1種を含有してなることを特徴とするイン
    クジェット捺染用フルブラックインク。 【化−5】 (式中R3 は水素原子、−COCH3 又は−CO−フェ
    ニルを表し、Aはメチル、メトキシもしくはスルホン酸
    基により置換されていてもよいフェニル基又はナフチル
    基を表し、Bは1〜3個のスルホン酸基、低級アルキル
    基、低級アルコキシ基もしくはハロゲン原子により置換
    されていてもよいフェニル基又はナフチル基を表す。ま
    た、Qは −SO2 CH2 CH2 Y、 −SO2 CH=CH2 及び/又は −SO2 CH2 CH2 OH を表し、ここでYはアルカリで脱離する基である。)
  6. 【請求項6】 更に下記(a) 〜(n) から選ばれる反応染
    料の少なくとも1種を含有してなることを特徴とする請
    求項5に記載のインクジェット捺染用フルブラックイン
    ク。 (a) C.I.リアクティブ・オレンジ7 (b) C.I.リアクティブ・オレンジ16 (c) C.I.リアクティブ・オレンジ72 (d) C.I.リアクティブ・レッド22 (e) C.I.リアクティブ・レッド111 (f) C.I.リアクティブ・レッド114 (g) C.I.リアクティブ・レッド195 (h) C.I.リアクティブ・イエロー15 (i) C.I.リアクティブ・イエロー23 (j) C.I.リアクティブ・イエロー42 (k) C.I.リアクティブ・イエロー76 (l) C.I.リアクティブ・イエロー77 (m) C.I.リアクティブ・イエロー145 (n) 遊離酸の形で下記一般式(1)で示される色素 【化−6】 (式中R1 、R2 は互いに独立に、水酸基又はアミノ基
    を表す。ただし、R1 、R2 が同時にアミノ基の場合は
    除く。Qは −SO2 CH2 CH2 Y、 −SO2 CH=CH2 及び/又は −SO2 CH2 CH2 OH を表し、ここでYはアルカリで脱離する基である。)
  7. 【請求項7】 (a) 〜(g) から選ばれる反応染料の少な
    くとも1種及び(h) 〜(m) から選ばれる反応染料の少な
    くとも1種を含有してなることを特徴とする請求項6に
    記載のインクジェット捺染用フルブラックインク。
  8. 【請求項8】 C.I.リアクティブ・ブラック5を1
    〜35重量%含有してなる請求項1〜請求項7のいずれ
    かに記載のインクジェット捺染用フルブラックインク。
  9. 【請求項9】 (a) 〜(o) から選ばれる反応染料又は色
    素を、C.I.リアクティブ・ブラック5に対して0.
    1〜30重量%含有してなる請求項1〜請求項8のいず
    れかに記載のインクジェット捺染用フルブラックイン
    ク。
  10. 【請求項10】 インクのpHが3〜7の範囲である請
    求項1〜請求項9のいずれかに記載のインクジェット捺
    染用フルブラックインク。
  11. 【請求項11】 請求項1〜請求項10のいずれかに記
    載のインクジェット捺染用フルブラックインクを用いて
    布帛をインクジェット方式により捺染することを特徴と
    する布帛のインクジェット捺染方法。
  12. 【請求項12】 請求項1〜請求項10のいずれかに記
    載のインクジェット捺染用フルブラックインクを用い
    て、インクジェット方式により印字捺染してなる布帛の
    印捺物。
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