JPH08123000A - 熱転写装置 - Google Patents

熱転写装置

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JPH08123000A
JPH08123000A JP25797794A JP25797794A JPH08123000A JP H08123000 A JPH08123000 A JP H08123000A JP 25797794 A JP25797794 A JP 25797794A JP 25797794 A JP25797794 A JP 25797794A JP H08123000 A JPH08123000 A JP H08123000A
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JP
Japan
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sheet
image
image receiving
receiving sheet
drum
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JP25797794A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Masuda
哲也 増田
Katsuji Fujita
勝司 藤田
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Mitsubishi Chemical Corp
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Konica Minolta Inc
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Publication date
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 受像シートの種類に関係なくずれが発生しな
い熱転写装置を提供することを目的とする。 【構成】 装着部43を、ドラム40側に設けられ、受
像シート15の一端側が載置されるベース54と、ベー
ス54に対して回転可能に設けられ、ベース54上の受
像シート15に当接可能な押え板56と、押え板56の
受像シート15当接面と反対側の面に立設され、画像シ
ート10に形成されたピン穴10aが係合するピンバー
58とから構成し、ベース54の幅方向にわたって磁石
53を設け、押え板56を磁性体とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成された着色感
光性フィルム(画像シート)を受像シート上に重ねて加熱
加圧し、受像シート上に画像を転写する熱転写装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】画像形成された着色感光性フィルム(画
像シート)を受像シート上に重ねて加熱加圧し、受像シ
ート上に画像を転写する熱転写装置としては、例えば、
特開平3-136049号公報に記載されたものがある。
【0003】このような熱転写装置において、受像シー
トの取付けは、図9及び図10に示す機構を用いて行な
っている。図9は特開平3-136049号公報に記載された装
着部の断面構成図、図10は図9における平面図であ
る。
【0004】これらの図において、1は回転駆動される
ドラム、2はドラム1の外周面に、粘着面を外側にして
巻回された粘着シートである。3はドラム1の外周面に
設けられ、受像シートと画像シートとを重ねて取付ける
装着部である。
【0005】装着部3において、4はドラム1側に設け
られ、受像シート5の一端側が載置されるベース、6は
ベース4に対して回転可能に設けられ、ベース4上に載
置された受像シートに当接可能な押え板である。押え板
6の受像シート5当接面と反対側の面には、画像シート
7に形成されたピン穴7aが係合するピンバー8が立設
されている。また、ベース4の両サイドには、押え板6
の両サイドに係合するロック金具9が設けられている。
【0006】次に、上記構成の作動を説明する。押え板
6を開いた状態で、受像シート5の一端部側がベース4
上にかかるように受像シート5を配置する。そして、押
え板6を閉じると、ロック金具9が押え板6の両サイド
に係合し、押え板6を介して受像シート5をドラム1方
向へ押圧する。ドラム1を1回転すると、受像シート5
はドラム1上の粘着シート2の粘着力により、ドラム1
の外周面上に密着し、受像シート5のセットが完了す
る。
【0007】そして、ピンバー8に画像シート7のピン
穴7aを係止する。そして、ドラム1を回転し、図示し
ない加熱ローラが画像シート7上を押圧することによ
り、画像シート7の画像が受像シートに転写される。
【0008】この工程を各色(例えば、Y,M,C,BKの4色)
の画像シートを用いて行ない、カラープルーフが作成さ
れる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成の熱
転写装置の装着部3においては、下記のような問題点が
ある。
【0010】 ロック金具9は、押え板6の両サイド
にのみ係合するので、押え板6の受像シート5に作用す
る押圧力は、両サイドが大きく、中央部が小さく、不均
一である。
【0011】受像シート5に必要な押圧力を中央部で得
るためには、ロック金具9の押さえ力をかなり大きくす
る必要があり、その場合、押え板6が変形する危険性が
ある。
【0012】そのため、押え板をばね等を利用して中央
部の押圧力を高めることが考えられるが、ばね等の設置
が受像シートを実際に押さえる部分に行なえないため、
押圧力のむらは残り、又、経年変化で押圧力の変化も生
じやすく、充分な押圧力をえることができない。
【0013】 幅の狭いサイズの受像シート5を押え
板6の中央部にセットした場合、押圧力が不足する場合
がある。このように、押え板6の押圧力が不均一であっ
たり、押圧力が不足したりすると、画像シート7を剥離
する際や、加熱ローラーを加圧した際に、受像シート5
がずれる。このずれは、受像シート5の種類によっても
変わる。即ち、受像シート5の表面があらいもの、例え
ば、新聞紙やマット紙等は、粘着シート2に対して接触
面積が少ないのでずれやすい。
【0014】受像シート5がずれると、それ以降の画像
シートの画像はずれて転写され、色ずれが発生する。本
発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的
は、受像シートを幅方向にわたって均一に押圧し、受像
シートの種類に関係なくずれが発生しない熱転写装置を
提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、回転可能なドラムと、該ドラムの外周面に設けら
れ、受像シートと画像シートとを重ねて取付ける装着部
と、前記ドラムの軸心に平行な軸心をもち、前記受像シ
ート,画像シートを押圧可能な加熱ローラとを有した熱
転写装置において、前記装着部は、ドラム側に設けら
れ、受像シートの一端側が載置されるベースと、該ベー
スに対して回転可能に設けられ、ベース上に載置された
前記受像シートに当接可能な押え板と、該押え板の前記
受像シート当接面と反対側の面に立設され、画像シート
に形成されたピン穴が係合するピンバーとからなり、前
記ベース,前記押え板のうちどちらか一方に、幅方向に
わたって磁力発生源を設け、他方を磁性体としたもので
ある。
【0016】
【作用】本発明の熱転写装置において、ベース上に受像
シートの一端側を載置し、押え板を受像シート上に当接
させると、ベース,押え板のうちどちらか一方に幅方向
にわたって設けられた磁力発生源により、磁性体ででき
た他方が吸着され、受像シートは幅方向にわたって均一
に押圧される。
【0017】
【実施例】次に図面を用いて本発明の一実施例を説明す
る。先ず、熱転写の原理を説明する。
【0018】(画像シートについて)本実施例の熱転写装
置に使用する画像シート(着色感光性フィルム)10の構
成を図4に示す。厚さ75μmの透明PETベース11上に厚
さ30μmの熱軟化層12が設けられ、更にその上に厚さ1
〜2μmの着色感光層13が設けられている。
【0019】着色感光層13は顔料、感光体およびバイ
ンダからなる感光性組成物で構成され、ポジ型とネガ型
の感光材料が使用できる。ポジ型であれば、着色感光層
13は露光部分が未露光部分より現像液に対する溶解性
が高くなり、現像処理により着色感光層13の未露光部
分のみが残存する。ネガ型であれば、逆に、現像処理に
より着色感光層13の露光部分のみが残存する。更に、
着色感光層13は加熱することにより熱軟化層12から
剥離し易くなる。
【0020】この画像シートは、例えば、4種類の着色
フィルムがある。そしてそれ等の色は例えばY,M,C,BKと
なる。また焼付ける原稿は、4色に分解された白黒ポジ
フィルム14である。
【0021】そして、各原稿のポジフィルム14を図5
(a)に示すように対応する色の各画像シートと重ね密着
露光をする。 (転写方法について)露光済みの各画像シート10を現像
部で現像し水洗乾燥すると図5(b)に示す各着色像が得
られる。そしてこのような現像済み各画像シート10を
転写部で同一の受像紙に正しく位置決めして4回繰り返
し加熱加圧して転写する。
【0022】画像シート10は図6(a)に示すように熱
軟化層12と着色感光層13との間で剥離し易くなって
おり、受像シート15に対して加熱加圧されると、着色
感光層13が受像シート15に転写される。
【0023】そして図6(b)に示すように4回の転写によ
ってカラープルーフの作成が完了する。ここで1回の露
光時間は30〜40秒、現像時間は水洗10秒、乾燥20秒を入
れて約60秒である。また転写を加熱加圧した転写ローラ
で行うが転写ローラの表面温度は50℃〜100℃程度であ
り、1回の転写時間は約60秒である。4回転写するには正
味4分必要になる。このようにして4回の転写を終わると
カラープルーフの作成が完了する。
【0024】次に、図3を用いて本実施例の熱転写装置
の全体構成を説明する。本実施例の熱転写装置は露光装
置を除き、現像部170と転写部100とから構成さ
れ、現像部170を下部に転写部100を上部に配置し
たもので移動用キャスタ101Dおよび設置用脚部10
1Cをもっている。
【0025】(装置-現像部)現像部170は露光済みの
画像シート10の挿入台171,該画像シート10のセ
ンサー172が配置され、フィルム搬送用モータ173
およびプーリ173A等その駆動伝達装置を介して駆動
される搬送ローラ対174が最少フィルム長さより短い
ピッチで配置され、各ローラ対174の間は搬送ガイド
176および178で連結されている。そして最終段の
搬送ローラ対174の下側に処理槽180への挿入口1
79が配置されている。処理槽180は現像槽181と
水洗槽186とからなり更にその後に乾燥部190が接
続されている。現像槽181には現像ラック182が設
けられ搬送ローラ対183Aが適当な間隔を置いて配設
され、また各ローラ対183A間は搬送ガイド184によっ
て連結されている。そして1ケ所に現像用ブラシローラ
187Aが設けられている。現像槽181は現像液が渡
り搬送ローラ対185の下方に液位があるように充満さ
れ、該現像液に対しては、現像液循環ポンプ181Aに
よりヒータ181Cを有する熱交換タンク181Bを介し
て液温の制御と均一化が行われている。
【0026】現像槽181の隣には渡り搬送ローラ対1
85を介して水洗槽186が設けられ水洗槽186の中
には搬送ローラ対187Cおよび水洗用ブラシローラ1
87Bが設けられ、その搬送経路の上下にはスプレーノ
ズル188が配設され、水洗用スプレーポンプ186A
で噴射水洗ブラッシングがなされるようにしてある。
【0027】水洗槽186の隣には渡り搬送ローラ対1
89を介して乾燥部190が設けられ搬送ローラ対19
4Aおよび搬送ガイド194Bが配設され、該搬送ガイド
194Bの上方および下方には加熱ヒータ191および
送風用ファンモータ192が設けられている。そして、
乾燥部190の外部本体正面には画像シート10回収用
のフィルムバスケット193が取り付けられている。
【0028】また現像槽181への現像液補充用のポン
プ181Dが設けられており、現像液の減力に対して適
時補給がなされている。そして、この現像部170での
作用は挿入台171に装填された画像シート10はフィ
ルムセンサー172の検出信号により、搬送ガイド17
6上を搬送ローラ対174によって現像槽181に送り
こまれ、現像ラック182の搬送ローラ対183A、搬
送ガイド184によって液浸,搬送されながら、更に現
像効果を高めるためブラシローラ187Aで、フィルム
面をこすりつけながら現像を終わり、搬送ローラ対18
5によって水洗槽186に移され、ここではスプレーノ
ズル188による水洗シャワーとブラシローラ187B
の強制的な水洗により水洗効率を上げ乾燥部190にて
乾燥されバスケット193上に回収される。
【0029】本実施例において使用する現像液の処方に
ついての説明は省略する。現像時間は画像シート10の
大きさがA1版程度の場合で現像槽で25秒、水洗が10秒、
乾燥が20秒計約60秒を要している。また現像液温度は25
〜35℃に制御してある。
【0030】(装置-転写部)次に転写部100について
説明する。両側に配置された本体フレームに取り付けら
れボールベアリング,ボールベアリングストッパを内蔵
した軸受を介してドラム40が回転可能に設けられ、こ
のドラム40は、ドラム40の回転軸に固着されたスプ
ロケット104、ドラム駆動モータ107の出力軸に固
着されたスプロケット105及びこれらスプロケット1
04,105に巻き掛けられたチェーン106を用い
て、前記ドラム駆動モータ107によって駆動されるよ
うになっている。
【0031】ドラム40の回転軸内には、ドラム全体を
一様な温度(50〜100℃)に加熱する加熱用ヒータ128
が設けられている。ドラム40の外周部には、ドラム4
0の半径方向にスライド可能に設けられた複数の押えロ
ーラ108が所定の間隔をもって配設され、これら押え
ローラ108に係止されたローラ圧着ばね109によ
り、転写ドラム40方向に付勢されている。各押えロー
ラ108の近傍には、押えローラ108がドラム40方
向に移動するのを規制するプルアップ機構がもうけられ
ている。
【0032】132はヒータ138を内蔵する鉄心ロー
ラ132Aにシリコンゴム132Bが被覆され、ドラム4
0の半径方向に移動可能に設けられた加圧(加熱用プレ
スローラ)ローラである。この加圧ローラ132は、シ
リンダ取付金具141を介して本体フレームに設けられ
た加圧用エアシリンダ142Aのスピンドル142Bに接
続されてドラム40の半径方向に駆動され、一様な温度
に加熱されたドラム40を加圧しかつ更に転写に必要な
温度に加熱するようになっている。
【0033】ところで複数の押えローラ108のうち、
加熱用プレスローラ即ち、加圧ローラ132の最も近い
上流側にあるものを108Aとしてこれを仮接着ローラ
として機能させている。
【0034】43はドラム40の外周面に設けられ、受
像シート15と画像シート10とを重ねて取付ける装着
部である。153は図示しない剥離機構によって、剥離
される画像シート10を挟持搬送する剥離ローラであ
る。
【0035】剥離ローラ153は複数の搬送ローラ対1
54とともに駆動モータ151により駆動伝達ホイール
およびチェーン152を介して駆動され、各ローラ間は
搬送ガイド155によって連結されている。そしてこれ
ら搬送ガイド155の終端部にフィルム回収部156が
設けられている。
【0036】このように構成された転写部100および
現像部170の本体フレームの外側には外装カバー10
1Aが施されており操作盤等が配設され操作の容易化、
簡易化をはかるとともに安全性が考慮されている。
【0037】次に、図1及び図2を用いて装着部43の
詳細な説明を行なう。粘着シート52はドラム40面に
ほぼ1周巻きつけられて両端をドラム40面の一部を削
った平坦部に固定セットされており、外周面が粘着加工
されて受像シート15の背面と軽く接着できるようにし
てある。尚、粘着シート52は必ずしも必要ではない。
【0038】これは、転写が円滑に且つ正確に行われる
ようにするものであり、またフィルム粘着性の耐久力も
強く何回も繰り返し使用可能にしてある。特に受像シー
ト15は、カラープルーフ一枚を作成するのに四回の転
写を受けるので、毎回受像シート15は、固定されてい
ないといけないことになるがこのような粘着シート52
に貼り付けられてドラム40に固定されるていると1回
目の位置が4回目の転写までずっと維持され続けるの
で、その都度画像シート10を交換しても、少なくとも
受像シートは微動だにしなく、転写画像のずれや歪の重
畳が激減されることになる。
【0039】54はドラム40に、幅方向にわたって設
けられ、受像シート15の一端側が載置されるベースで
ある。本実施例では、ベース54はベークライトで製造
を行なった。尚、ベースの材質としては、磁性体でない
アルミニウムや樹脂でもよい。又、ベース54には、ド
ラム40の幅方向にわたって3つの溝54aが等ピッチ
で形成され、各溝54aには、磁力発生源としての棒状
の磁石53が設けられている。このように、複数の磁石
を均等に配置することで、均一な磁気吸着力を得られる
点で好ましい。
【0040】56はベース54に対して回転可能に設け
られ、ベース54上に載置された受像シート15に当接
可能な磁性体で製造された押え板である。ここで、磁性
体として、鉄,ニッケル,ニッケルコバルト等の材料を用
いることができるが、本実施例では、押え板56はSPCC
(薄板鋼)を採用した。
【0041】押え板56の受像シート15当接面と反対
側の面には、画像シート10に形成されたピン穴10a
が係合するピンバー58が立設されている。次に、上記
構成の作動を説明する。
【0042】 受像シート15のセット 押えローラ108がドラム40から離反し、押え板56
を開いた状態で、セット穴47から受像シート15の一
端部側がベース54上にかかるように受像シート15を
載置する。次に、押え板56を閉じると、ベース54に
設けられた磁石53の磁気吸着力により、磁性体の押え
板56は画像シート10を介してベース54に吸着し、
受像シート15はドラム40方向へ押圧される。
【0043】 画像シート10のセット セット穴47から画像シート10のピン穴10aをピン
バー58に係止することで画像シート10のセットが完
了する。
【0044】 転写 次に、ドラム40を図3において時計方向に1回転させ
ると、先ずはじめに仮接着ローラ108Aがプルアップ
スペーサ機構によりドラム40上に落とされて両シート
10,15を介してドラム面に接触を始め、軽い押圧力
の圧着が働き始め両シート10,15が軽い均一な密着
状態になる。更に、これらシート10,15はドラム4
0上に巻かれて密着固定されている粘着シート52にも
微粘着力で貼り合わされ、3シート10,15,52がド
ラム40面上に密着状態になる。
【0045】尚、ドラム40の外周に粘着シート52が
無い場合には、抑えローラ108によって、密着状態と
なる。このようにして仮接着ローラ108Aの接触し始
めたところは各シート間にある気泡も除かれ、しわやふ
くらみもとれほぼ均一な密着状態の面が維持される。
【0046】このような状態で仮接着ローラ108Aが
加熱用プレスローラ(加圧ローラ)132の圧着を先導し
ながら、加圧ローラ132が本格的に両シートを加熱加
圧転写していくことになる。これによって気泡を内在さ
せてしわやふくらみを残したりすることなく、均一な密
着状態でしかも強力な転写画像を完成させ高画質のカラ
ープルーフを作成することが可能になる。
【0047】そして、装着部43が加圧ローラ42を通
り過ぎると、加圧ローラ42がエアシリンダ142によ
って、ドラム40方向に駆動され、画像シート10を加
熱,加圧して、画像シート10の画像が受像シート15
に転写される。
【0048】次に、転写済みの画像シート10を剥離
し、受像シート15の先端部(装着部43)が初期の位置
に戻ることで1色目の転写工程が終了する。,の工
程を各色の画像シート10について行ない、最後に、押
さえ板56をカムやエアシリンダー等を用いて駆動され
る押し上げる機構(図示せず)を利用して、押え板56を
開き、各色の転写が終了した受像シート15(カラープ
ルーフ)をドラム40から剥離する。この押し上げ機構
を用いることで、作業性を向上させることができる。
【0049】上記構成によれば、押え板56を磁性体と
し、ベース54にドラム40の幅方向にわたって磁石5
3を設ける簡単な機構で、図7に示すように受像シート
15は幅方向にわたって均一に押圧される。
【0050】又、幅40mm,長さ120mmの紙片を本実施例の
装着部43と、従来例の装着部3とにそれぞれセット
し、接線方向に引っ張った時のチャッキング力を図8に
示す。従来の装着部3では表面があらいマット紙や新聞
紙ではチャッキング力は小さいが、本実施例では紙の種
類に関係なく大きなチャッキング力を得られ、紙の種類
による紙ずれの発生がないことが確認できた。
【0051】尚、本発明は上記実施例に限定するもので
はない。上記実施例では、磁力発生源をベース54側に
設けたが、押え板56側に設け、ベースを磁性体、又
は、非磁性体で製造されたベースに磁性体を設けるよう
にしてもよい。
【0052】又、上記実施例では、磁力発生源として、
磁石53を設けたが、電磁石でもよい。電磁石にするこ
とで、磁気吸着力のオンオフが簡単にでき、押え板の開
閉が楽になるとともに、磁気吸着力の強さの制御ができ
るので、受像シートに対する最適な押圧力を得ることが
できる。
【0053】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ベー
ス,押え板のうちどちらか一方に、幅方向にわたって磁
力発生源を設け、他方を磁性体としたことにより、受像
シートを幅方向にわたって均一に押圧し、受像シートの
種類に関係なくずれが発生しない熱転写装置を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の主要部の断面構成図である。
【図2】図1における平面図である。
【図3】本実施例の熱転写装置の全体構成図である。
【図4】画像シートの構成を説明する図である。
【図5】画像シートの露光を説明する図である。
【図6】画像シートの受光シートへの転写を説明する図
である。
【図7】押え板の押圧力を説明する図である。
【図8】押え板のチャッキング力を説明する図である。
【図9】特開平3-136049号公報に記載された装着部の断
面構成図である。
【図10】図9における平面図である。
【符号の説明】
10 画像シート 10a ピン穴 15 受像シート 40 ドラム 43 装着部 53 磁石(磁力発生源) 54 ベース 56 押え板 58 ピンバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能なドラムと、該ドラムの外周面
    に設けられ、受像シートと画像シートとを重ねて取付け
    る装着部と、前記ドラムの軸心に平行な軸心をもち、前
    記受像シート,画像シートを押圧可能な加熱ローラとを
    有した熱転写装置において、 前記装着部は、 ドラム側に設けられ、受像シートの一端側が載置される
    ベースと、 該ベースに対して回転可能に設けられ、ベース上の前記
    受像シートに当接可能な押え板と、 該押え板の前記受像シート当接面と反対側の面に立設さ
    れ、画像シートに形成されたピン穴が係合するピンバー
    とからなり、 前記ベース,前記押え板のうちどちらか一方に、幅方向
    にわたって磁力発生源を設け、他方を磁性体としたこと
    を特徴とする熱転写装置。
JP25797794A 1994-10-24 1994-10-24 熱転写装置 Pending JPH08123000A (ja)

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Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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