JP2779666B2 - 画像転写装置 - Google Patents

画像転写装置

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JP2779666B2
JP2779666B2 JP1275449A JP27544989A JP2779666B2 JP 2779666 B2 JP2779666 B2 JP 2779666B2 JP 1275449 A JP1275449 A JP 1275449A JP 27544989 A JP27544989 A JP 27544989A JP 2779666 B2 JP2779666 B2 JP 2779666B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は画像形成された着色感光性フィルムを受像シ
ート上に重ねて画像を転写するカラープルーフの作成装
置等の画像転写装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、印刷製版の分野においては、写真原稿(ネガカ
ラーフィルム、リバーサルカラーフィルムペーパー等)
の連続調画像から一旦分解して例えば3色ないし4色の
網点のフィルムを作成し、該フィルムからSP版等の印刷
版を作成している。したがって印刷版を作るまでに、多
量のフィルムを用いて、色分け、画像の合成を行ってい
るのが現状である。この複雑な作業の中では文字、レイ
アウトの間違い等多くのミスが発生する。さらに、発注
者からの急な変更等に対応しなければならず、要望され
た色調階調、レイアウトに印刷物が仕上がるかどうかの
事前チェックが必要となる。これらの確認のため正式の
印刷版を作るに校正刷と呼ばれる試し刷りや他の種々な
システムが使用されている。
たとえば、網点のフィルムからCRTを用いるもの、カ
ラー感光材料等銀塩を用いたもの、ジアゾ等非銀塩感光
材料を用いたもの、電子写真方式のもの、乾式トナーに
より画像形成するもの等の方法により画像を作り出来上
がりの印刷物を推定するものである。しかし、これらの
校正システムは、一般的に一枚の校正を作るのに長時間
を要し、装置が大きい,材料費が高い,作業性が悪い等
の問題があり、実用上充分なシステムになっていないの
が現状である。近年、校正物を得る方法としてフォトポ
リマー感光材料を用いたプルーフシステムが使用される
様になり色画像として印刷インキと同じ顔料を用い、印
刷物とかなり近似した多色画像が得られる様になった。
このようなプルーフの作成方法としては、第10図(a)
に示すようなY,M,C,BKの各着色感光シートを第10図
(b)に示すように各色に対応した分解ポジフィルムと
重ねて画像露光し、その後現像することにより、第10図
(c)に示すような各色の画像シートを得る。次に第11
図(a)に示す転写装置の転写ローラ33,34により受像
シートと1色目の画像シートを重ね加圧、加熱搬送して
画像を受像シート上に転写させるこれらの操作を1枚の
受像シートに4回行って多色カラー画像を作成する。し
かしこれだけでは逆像になるので、更にもう1回転写し
て正像画像にする。
尚、画像転写に際しては第11図(b)のごとくシワ・
ムラ・色ズレ防止のため、シートより大きい、アルミ板
等の補強板上に各シートを乗せ画像転写を行っている。
〔発明が解決しようとする課題〕
このようなカラープルーフ作成装置においては、形成
された画像を1色ずつ順次転写するので、画像転写を合
わせの精度を厳密に行う必要がある。
第11図(a)に示すような従来の転写装置30では、合
わせの精度を保つためと、柔軟な受像シートと画像シー
トを搬送するために、第11図(b)のようなアルミ板等
の補強板21に受像シートと画像シートを載せ合わせ孔23
とピンバー23A等でレジストレーションして画像の位置
合わせしたのちカバーシートをかぶせ転写装置30に装填
した上で搬送しながら転写する構成をとる必要がある。
そして、第11図(b)のような補強板21を搬送するた
めの搬送手段としては、構成の容易さから加圧又は加熱
加圧ローラ対の使用が一般的であるが、この場合前記ピ
ンバー23Aを各合わせ孔23に入れたまま搬送すると加圧
ローラ等を破損させるためピンバー23Aは抜きとって加
圧搬送を行う。しかしこのピンバー23Aを抜き取ると折
角揃えた各シートの合わせ精度は加圧又は加熱加圧ロー
ラ対による搬送をしながら転写する時の滑り現象等によ
り格段に低下してしまう。
また、位置合わせの都度、ピンバーを入れて各重なり
シートを揃えた上でピンバーを抜いて、画像転写装置30
に装填していかねばならずこれを1枚のカラープルーフ
作成のためには4回も繰り返すことになり大変わずらわ
しく効率的でない。
また、補強板21上に画像シートと受像シートを重ねて
載せ、更にカバーシートを重ねた状態は各シート及び補
強板21の間に気泡が混在しまた、しわ等が残り幾分各シ
ート面は波打った状態になっている。このような状態で
いきなり前記加圧加熱する転写ローラ対33,34の間に各
シートを重ねた補強板21を送りこむと、気泡が的確に追
い出されず内在したまま或はしわがのばされないまま急
激に高い圧着力が加えられ、熱融着転写がなされ精密な
均一な転写が阻害されることがある。しかも、画像転写
においては加圧が低圧でなく4〜6kg/cm2のかなりの高
圧力でなされないと安定した確実な転写は達成されな
い。
本発明は、このような画像転写装置における画像シー
トと受像シート間のずれやしわが発生したまま加熱加圧
することによる画像の歪による画質の低下を改善し、更
に手作業を交えた操作性のわずらわしさを回避した画像
転写装置を提供することを課題目的にする。
〔課題を解決するための手段〕
この目的は次の技術手段(1)〜(7)項の何れか1
項によって達成される。
(1) 回転可能なドラムと、該ドラムに平行な軸心を
持つ加圧ローラと、該ドラムの外周面の一部に受像シー
トと画像シートとを重ねて取り付ける略平坦な装填部と
を有し、 該装填部に前記両シートの位置決め用ピンバー取り付け
部を設け、 前記加圧ローラを前記両シートを介して前記ドラムに加
圧接触させ、 前記画像シートの画像を前記受像シートに転写すること
を特徴とする画像転写装置。
(2) 該ドラムの外周面は粘着力を持った面であり、
この粘着力を持った面上に受像シートを載置固定し、 更にその上に画像シートを重ね、 前記画像シートの画像を前記受像シートに転写すること
を特徴とする(1)項に記載の画像転写装置。
(3) 前記ドラム及び加圧ローラは加熱されているこ
とを特徴とする(1)又は(2)項に記載の画像転写装
置。
(4) 前記粘着力を持った面が、粘着面を有するシー
トを該粘着面を外側にして前記ドラムに巻回してなるこ
とを特徴とする(2)又は(3)項に記載の画像転写装
置。
(5) 前記ドラムの外周面の一部に略平坦部を設け、
該平坦部に前記粘着シートの両端部を固定せしめたこと
を特徴とする(4)項に記載の画像転写装置。
(6) 前記ドラムの外周面に受像シートと画像シート
とを重ねて取り付ける装填部を有し、 該装填部に前記両シートの位置決め用ピンバー取り付け
部を設けたことを特徴とする(2)〜(5)項の何れか
1項に記載の画像転写装置。
(7) 前記装填部が前記ドラムの外周面の一部に設け
られる略平坦部にあることを特徴とする(6)項に記載
の画像転写装置。
〔実施例〕
(フィルムについて) 本発明の画像転写装置を搭載したカラープルーフ作成
装置に使用する着色感光性フィルムの1実施例の構成を
第1図に示す。即ち、厚さ75μmの透明PETベース上に
厚さ30μmの熱軟化層を設け、更にその上に厚さ1〜2
μmの着色感光層を設けてある。
そして着色感光層は加熱することにより熱軟化層から
剥離し易くなる。着色感光層は顔料,感光体およびバイ
ンダからなるフォトポリマーで構成されている。着色感
光層は光が当たると現像液に溶け易い組織に変わる。こ
のフィルムには、4種類の着色フィルムがある。そして
それ等の色は例えばY,M,C,BKのものである。また焼付け
る原稿は、4色に分解された白黒ポジフィルムである。
各原稿のポジフィルムを第2図(a)に示すように対
応する色の各着色感光性フィルムと重ね密着露光をす
る。
(転写方法について) 露光済みの各着色感光性フィルムを現像部で現像し水
洗乾燥すると第2図(b)に示す各着色像が得られる。
そしてこのような現像済み各着色感光性フィルムを転写
部で同一の受像紙に正しく位置決めして4回繰り返し加
熱加圧して転写する。
着色感光性フィルムの支持体(PETベース)は第3図
(a)に示すように熱軟化層と感光層間で剥離し易くな
っており加熱加圧転写後軟化層とともに除去される。そ
して第3図(b)に示すように4回の転写によってカラ
ープルーフの作成が完了する。
ここで1回の露光時間は30〜40秒、現像時間は水洗10
秒乾燥20秒を入れて約60秒である。また転写を加熱加圧
した転写ローラ間で行うが転写ローラの表面温度は50℃
〜100℃程度であり、1回の転写時間は約60秒である。
4回転写するには正味4分必要になる。このようにして
4回の転写を終わるとカラープルーフの作成が完了す
る。
(カラープルーフ作成装置) このような構成で実現させた本発明の画像転写装置を
包含したカラープルーフ作成装置の実施例を第4図の側
断面図、第5図の正面断面図、第6図の加熱用プレスロ
ーラ部の部分断面図、第7図(a),(b),(c)の
シート位置決め部の断面図、第8図のシート位置決め部
の平面図および第9図(a)の剥離板作動部の断面図、
第9図(b)の剥離板作動部の平面図によって説明す
る。
本実施例のカラープルーフ作成装置は露光装置を除
き、現像部170と転写部100とから構成され、現像部170
を下部に転写部100を上部に配置したもので移動用キャ
スト101Dおよび設置用脚部101Cをもっている。
(装置−現像部) 現像部170は露光済みの着色感光性フィルムFの挿入
台171,該フィルムのセンサー172が配置され、フィルム
搬送用モータ173およびプーリ173A等の駆動伝達装置を
介して駆動される搬送ローラ対174が最小フィルム長さ
より短いピッチで配置され各該ローラ対の間は搬送ガイ
ド176および178で連結されている。そして最終段の搬送
ローラ対の下側に処理槽180への挿入口179が配置されて
いる。処理槽180は現像槽181と水洗槽186からなり更に
その後に乾燥部190が接続されている。現像槽181には現
像ラック182が設けられ搬送ローラ対183Aが適当な間隔
を置いて配設されまた各ローラ対間は搬送ガイド184に
よって連結されている。そして1ケ所に現像用ブラシロ
ーラ187Aが設けられている。現像槽181は現像液が渡り
部ローラ対185の下方に液位があるように充満され、該
現像液に対しては、現像液循環ポンプ181Aによりヒータ
181Cを有する熱交換タンク181Bを介して液温の制御と均
一化が行われている。
現像槽181の隣には渡り搬送ローラ対185を介して水洗
槽186が設けられ該水洗槽186の中には搬送ローラ対187A
および水洗用ブラシローラ187Bが設けられその搬送経路
の上下にはスプレーノズル188が配設され、水洗用スプ
レーポンプ186Aで噴射水洗ブラッシングがなされるよう
にしてある。水洗槽186の隣には搬送ローラ対189を介し
て乾燥部190が設けられ搬送ローラ対194Aおよび搬送ガ
イド194Bが配設され、該搬送ガイド194Bの上方および下
方には加熱ヒータ191および送風用ファンモータ192が設
けられている。そして、乾燥部190の外部本体正面には
現像用着色感光性フィルム回収用のフィルムバスケット
193が取り付けられている。
また現像槽181への現像液補充用のポンプ181Dが設け
られており、現像液の威力に対して適時補給がなされて
いる。
そして、この現像部170での作用は挿入台171に装填さ
れた着色感光性フィルムFはフィルムセンサー172の指
令により、搬送ガイド176上を搬送ローラ対174によって
現像槽181に送りこまれ、現像ラック182の搬送ローラ対
183A、搬送ガイド184によって液浸搬送されながら更に
現像効果を高めるためブラシローラ187Aで、フィルム面
をこすりつけながら現像を終わり渡り部の搬送ローラ対
185によって水洗槽186に移され、ここではスプレーノズ
ル188による水洗シャワーとブラシローラ187Bの強制的
な水洗により水洗効率を上げ乾燥部190にて乾燥されバ
スケット193上に回収される。
本実施例において使用する現像液の処方についての説
明は省略する。
現像時間は使用着色感光性シートの大きさがA1版程度
の場合で現像槽で25秒、水洗が10秒、乾燥が20秒計約60
秒を要している。また現像液温度は25〜35℃に制御して
ある。
(装置−転写部) 次に転写部100について説明する。両側に配置された
本体フレーム101に取りつけられボールベヤリング103A,
ベヤリングストッパー103Bを内蔵した軸受103を介して
転写ドラム102が設けられ、該ドラムはチェーンホイー
ル104,105およびチェーン106を介しドラム駆動モータ10
7によって駆動可能にしてある。また軸心部には加熱用
ヒータ128が取付金具127に保持されて設けられている。
従って加熱用ヒータ128によってドラム全体を一様な温
度(50〜100℃)に制御しやすい構成になっている。該
ドラム102の外周部で複数の押えローラ108が所定の間隔
をとって配設されローラ圧着ばね109によって転写ドラ
ム102に接触するように該ローラ108の軸受部が本体フレ
ーム101の前記ドラム102のラジアル方向にスライド可能
に設けられている。前記ばね109は前記軸受け部を圧着
方向に移動さすように付勢している。またこの押えロー
ラは転写ドラム102の両側外周部に設けられたプルアッ
プスペーサ111によって前記ばね109に抗して該ドラム10
2との接触を断つことを可能にしてある。
また、一様な温度の転写ドラム102を加圧しかつ更に
転写に必要な温度に加熱可能にした加圧ローラ(加熱用
プレスローラ)132が鉄心ローラ132Aにシリコンゴム132
Bを被覆したローラとして設けられ、両端の軸部をボー
ルベヤリング133A、ベヤリングストッパ133Bを内蔵した
軸受133で受けさせている。この軸受133は本体フレーム
101に取り付けられたスライドガイド139の中をスライド
するように取り付けられている。そしてそのスライド方
向は転写ドラムのラジアル方向にとってある。また該軸
受133は加圧用エヤシリンダ142の可動部142Bと直結して
該加圧用エヤシリンダ固定部142Aは本体フレーム101に
シリンダ取付金具141で固定されている。また前記加熱
用プレスローラの軸心部にはヒータ138が静止して設け
られ、スライドする軸受133に設けられた取付金具137上
に固定されている。
ところで複数の押えローラ108のうち、加熱用プレス
ローラ即ち、加圧ローラ132の最も近い上流側にあるも
のを108Aとしてこれを仮接着ローラとして機能させてい
る。
即ち、ドラム102上の画像シートと受像シートが加圧
ローラ132に圧着されて正規の転写作用が始まる前段階
として先ずはじめに前記仮接着ローラがプルアップスペ
ーサ111から落とされて両シートを介してドラム面に接
触を始め、軽い押圧力の圧着が働き始め両シートが軽い
均一な密着状態になる。そして更に、ドラム102上に巻
かれて密着固定されている微接着シート(粘着フィル
ム)126とも微接着力で張り合わされ3シートがドラム
面上に密着状態になる。このようにして仮接着ローラ10
8Aの接触し始めたところは各シート間にある気泡も除か
れしわやふくらみもとれほぼ均一な密着状態の面が維持
される。
このような状態で仮接着ローラ108Aが加熱用プレスロ
ーラ(加圧ローラ)132の圧着を先導しながら、該加圧
ローラ132が本格的に両シートを加熱加圧転写して行く
ことになる。これによって気泡を内在させてしわやふく
らみを残したりすることなく、均一な密着状態でしかも
強力な転写画像を完成させ高画質のカラープルーフを作
成することが可能になる。
尚、粘着フィルム126は後述するようにドラム面にほ
ぼ1周巻きつけられて両端をドラム面の一部を削った平
坦部に固定セットされており、外周面が粘着加工されて
受像シートの背面と軽く接着できるようにしてある。そ
してこれは、転写が円滑に且つ正確に行われるようにす
るものであり、また該フィルム粘着性の耐久力も強く何
回も繰り返し使用可能にしてある。特に受像シートは、
カラープルーフ1枚を作成するのに4回の転写を受ける
ので、毎回該受像シートは、固定されていないといけな
いことになるがこのような粘着フィルム126に貼り付け
られてドラムに固定されていると1回目の位置が4回目
の転写までずっと維持され続けるので、その都度画像シ
ートを交換していっても少くとも受像シートは微動だに
しなく、転写画像のずれや歪の重疊が激減されることに
なる。
(装置−位置あわせ) 次に、画像シート(現像済み着色感光性フィルム)F
および受像シート(受像紙)Pの重ね合わせ位置出し部
110について説明する。転写ドラム102の表面1箇所を削
り平坦部を設け、断熱板119を断熱板固定ねじ121で固定
し、受像紙(受像シート)の平坦性を保持するための微
弱な粘着力を有する前記粘着フィルム126の端部を固定
ねじ122によって固定し転写ドラム面をほぼ1周巻回し
て他の端部も固定してある。そしていわば転写ドラム表
面を僅かな粘着面になるようにしている。該断熱板119
上に取付けられた蝶番113の可動板113Aに受像紙押え113
Bを固定し、該押え板113Bの上にピンバー112を取付けて
ある。そして該押え板113Bに設けられた軸受117に剥離
板回動軸115Aを設け、該軸115Aは剥離板115が固定さ
れ、更にトルクばね115Bがかけられ該剥離板115が受像
シート(受像紙)押え板113Bと同一平板上となるように
または平行になるよう付勢されている。また剥離板回動
軸115Aの端部にはカムフォロワーレバー125が取りつけ
られている。そして本体フレーム101の所定位置に剥離
板開閉カム123がビス124で締結されている。
そして転写ドラム102が回転し、前記レバー125が、前
記開閉カム123に触れることにより前記剥離板115がはね
上げられるとともに、着色感光性フィルムがピンバー11
2のピンから抜けて上方にはね上げられその端部を該転
写ドラム102の外周面近傍に待機している剥離ローラ153
に挟持させるようにしてある。そして前記開閉カム123
のところを前記レバー125が通過すると剥離板115はトル
クばね115Bによりもとに戻される。
剥離ローラ153は複数の搬送ローラ対154とともに駆動
モータ151により駆動伝達ホイールおよびチェーン152を
介して駆動され、前記各ローラ間は搬送ガイド155によ
って連結されている。そしてこれら搬送ガイド155の終
端部にフィルム回収部156が設けられている。
このように構成された転写部100および現像部170の本
体フレーム101の外側には外装カバー101Aが施されてお
り操作盤等が配設され操作の容易化、簡易化をはかると
ともに安全性が考慮されている。
(転写のし方、作用) 次に転写部100の作用について説明する。現像部170ま
たは他の現像機で現像し終わった着色感光性フィルムF
と受像紙Pを転写ドラム102に装填するに当たって、先
ず、受像紙Pを重ね合わせ位置出し部110の受像紙押え
板113Bの下において該押え板113Bを閉じて押え付けてロ
ック金具116でロックして固定する。さらにドラムを1
回転させ画像転写と同様加圧ローラで加圧して受像紙を
ドラムに密着固定したのち押え板113B上に設けられたピ
ンバー112のピンに前記現像済み着色感光性フィルムF
の端部に前記ピンバー112に対応してあけられた複数の
基準孔を嵌めこみ転写作動を開始する。この装填時には
転写ドラム102の両側の部分に設けられたプルアップス
ペーサ111により加圧ローラ(加熱用プレスローラ)132
およびその近傍の押えローラ108Aは、転写ドラムから浮
き上がっているが始動することにより第1の押えローラ
108Aがプルアップスペーサ111から離れて転写ドラム102
のドラム面に接触を開始し更に加熱用プレスローラも同
様に加圧用エヤシリンダ142の作動によって圧着を開始
する。その前に転写ドラム102および加熱用プレスロー
ラはいずれも中心部に内蔵のヒータ128および138により
それぞれ表面温度が60℃および110℃に加熱されてい
る。そして加熱ローラ、転写ドラムによりフィルムFか
ら受像紙Pに画像が転写される。この際前記フィルムF
の着色感光層は熱軟化層が熱を加えられているので剥離
し易くなっている。そこで第9図(a)および(b)に
示すようにカムフォロワーレバー125が剥離板開閉カム1
23によってはね上げられることにより、前記フィルムF
の支持体である熱軟化層を含むPETベースが剥離を開始
し、剥離ローラ153に喰え込まれ画像を受像紙に転写さ
せながら前記PETベースは搬送ローラ154および搬送ガイ
ド155中を運ばれてフィルム回収部156に取り出される。
一方受像紙P上に転写された画像は、前記ドラム102の
加熱と加圧によって更に強固に強度を増して転写され、
重ね合わせ位置出し部110が装填取り外し位置に来ても
との位置に停止する。ここで第1回目の転写(例えばY
の転写)が完了する。そこで受像紙はそのままにして第
2の現像済み着色感光性フィルムの基準孔をピンバー11
2のピンに嵌めて再び作動させ第1回目と同様に別の色
の画像転写(例えばMの色の転写)が完了する。そして
前と同様に装填位置にて第3回目の転写用のフィルム
(例えばC色のフィルム)をピンバーに装填して、転写
を行い最後に第4回目のフィルム(例えばBLフィルム)
をピンバー112に嵌め今までの受像シートの上に転写さ
せる。
このようにしてカラープルーフの作成が終わり受像紙
押え板ロック金具116を外し、受像紙押え板を開き、転
写済みの受像紙即ちカラープルーフを取り外して回収す
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、受像シートや画像シートが重ね
られて加圧ローラによる本格的な画像転写を行うに当っ
ては、1枚の受像シートに別々の画像シートを4回重ね
て転写を行いカラープルーフを作成することになるが、
各シートの位置合せが、ピンバーによる規制と加圧ロー
ラの行う加熱を伴うスクィーズだけであると、1回毎に
ずれや歪が重疊される傾向にあった。しかし、本発明に
よりドラムの外周面の一部に設けられた両シートの装填
部に位置決め用ピンバー取り付け部を設け、そのピンバ
ーに対して画像シートの合わせ孔を嵌め込むだけで正確
な位置合わせが得られ、位置合わせのための熟練を要す
る手動操作がなくなり、作業性の面でも向上する。ま
た、受像シートはドラムの外周面が粘着力を持った面の
ため、4回の転写が終了するまで、固定されて微動だに
しない状態になるので転写画像のずれや歪みの重疊累積
は激減され、均一な密着状態の高画質の画像転写が実現
出来るようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置に使用する着色感光性フィルムの
1実施例の構成図。 第2図(a)は該フィルムの露光作用を示す斜視図。 第2図(b)は現像済みの該フィルムを示す斜視図。 第3図(a)は転写作用を示す斜視図。 第3図(b)は4回転写済みで作成されたカラープルー
フを示す斜視図。 第4図は本発明の画像転写装置を含むカラープルーフ作
成装置の実施例の側断面図。 第5図はその正面断面図。 第6図は加熱用プレスローラ部の部分断面図。 第7図(a),(b),(c)はシート位置決め部の断
面図。 第8図はシート位置決め部の平面図。 第9図(a)は剥離板作動部の断面図。 第9図(b)は剥離板作動部の平面図。 第10図(a),(b),(c)は従来の着色感光シート
のそれぞれに層構成、露光、現像済みを示す斜視図。 第11図(a)は従来の着色感光シートと受像シートを重
ね合わせる手段を示す転写装置の正面図。 第11図(b)はカバーシート付き補強板の斜視図。 第11図(c)はカバーシート付き補強板と各シートの重
畳断面図。 34,35……加圧ローラ対、36,37……仮接着ローラ対 100……転写部、101……本体フレーム 102……転写ドラム、103,133……軸受 104,105……チェーンホイール 106……チェーン、107……駆動モータ 108……押えローラ、108A……仮接着ローラ 109……ローラ圧着ばね 110……重ね合わせ位置出し部 111……プルアップスペーサ 112……ピンバー、113……蝶番 113B……受像紙押え板、115……剥離板 115A……剥離板回動軸、115B……トルクばね 119……断熱板、123……剥離板開閉カム 125……カムフォロワーレバー 126……粘着フィルム、128,138……ヒータ 132……加圧ローラ(加熱用プレスローラ) 139……スライドガイド 142……加圧用エヤシリンダー 153……剥離ローラ

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転可能なドラムと、該ドラムに平行な軸
    心を持つ加圧ローラと、該ドラムの外周面の一部に受像
    シートと画像シートとを重ねて取り付ける略平坦な装填
    部とを有し、 該装填部に前記両シートの位置決め用ピンバー取り付け
    部を設け、 前記加圧ローラを前記両シートを介して前記ドラムに加
    圧接触させ、 前記画像シートの画像を前記受像シートに転写すること
    を特徴とする画像転写装置。
  2. 【請求項2】該ドラムの外周面は粘着力を持った面であ
    り、この粘着力を持った面上に受像シートを載置固定
    し、 更にその上に画像シートを重ね、 前記画像シートの画像を前記受像シートに転写すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像転写装置。
  3. 【請求項3】前記ドラム及び加圧ローラは加熱されてい
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像
    転写装置。
  4. 【請求項4】前記粘着力を持った面が、粘着面を有する
    シートを該粘着面を外側にして前記ドラムに巻回してな
    ることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像
    転写装置。
  5. 【請求項5】前記ドラムの外周面の一部に略平坦部を設
    け、該平坦部に前記粘着シートの両端部を固定せしめた
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像転写装置。
  6. 【請求項6】前記ドラムの外周面に受像シートと画像シ
    ートとを重ねて取り付ける装填部を有し、 該装填部に前記両シートの位置決め用ピンバー取り付け
    部を設けたことを特徴とする請求項2乃至5の何れか1
    項に記載の画像転写装置。
  7. 【請求項7】前記装填部が前記ドラムの外周面の一部に
    設けられる略平坦部にあることを特徴とする請求項6に
    記載の画像転写装置。
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