JP2779668B2 - 画像転写装置 - Google Patents

画像転写装置

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JP2779668B2
JP2779668B2 JP1293265A JP29326589A JP2779668B2 JP 2779668 B2 JP2779668 B2 JP 2779668B2 JP 1293265 A JP1293265 A JP 1293265A JP 29326589 A JP29326589 A JP 29326589A JP 2779668 B2 JP2779668 B2 JP 2779668B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はカラープルーフ等を作成するために着色感光
性フイルムである画像シートを受像シートに重ねて画像
を転写するための画像転写装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、印刷製版の分野においては、写真原稿(ネガカ
ラーフィルム、リバーサルカラーフィルムペーパー等)
の連続調画像から一旦色分解して例えば3色ないし4色
の網点のフィルムを作成し、該フィルムからPS版等の印
刷版を作成している。したがって印刷版を作るまでに、
多量のフィルムを用いて、色分け、画像の合成を行って
いるのが現状である。この複雑な作業の中では文字、レ
イアウトの間違い等多くのミスが発生する。さらに、発
注者からの急な変更等に対応しなければならず、要望さ
れた色調階調、レイアウトに印刷物が仕上がるかどうか
の事前チェックが必要となる。これらの確認のため正式
の印刷版を作るに校正刷と呼ばれる試し刷りや他の種々
なシステムが使用されている。
たとえば、網点のフィルムらCRTを用いるもの、カラ
ー感光材料等銀塩を用いたもの、ジアゾ等非銀塩感光材
料を用いたもの、電子写真方式のもの、乾式トナーによ
り画像形成するもの等の方法により画像を作り出来上が
りの印刷物を推定するものである。しかし、これらの校
正システムは、一般的に一枚の校正を作るのに長時間を
要し、装置が大きい,材料費が高い,作業性が悪い等の
問題があり、実用上充分なシステムになっていないのが
現状である。近年、校正物を得る方法としてフォトポリ
マー感光材料を用いたプルーフシステムが使用される様
になり色画像として印刷インキと同じ顔料を用い、印刷
物とかなり近似した多色画像が得られる様になった。こ
のようなプルーフの作成方法としては、第10図(a)に
示すようなY,M,C,BKの各着色感光シートを第10図(b)
に示すように各色に対応した分解ポジフィルムと重ねて
画像露光し、その後現像することにより、第10図(c)
に示すような各色の画像シートを得る。次に第11図
(a)に示す転写装置の転写ローラ対33,34により受像
シートと1色目の画像シートを重ね加圧、加熱搬送して
画像を受像シート上に転写させるこれらの操作を1枚の
受像シートに4回行って多色カラー画像を作成する。し
かしこれだけでは逆像になることがあるので、その場合
は更にもう1回転写して正像画像にする。
尚、画像転写に際しては第11図(b)および(c)の
ごとくシワ・ムラ・色ズレ防止のため、シートより大き
い、アルミ板等の補強板21上に各シートを乗せ画像転写
を行っている。
そして転写ローラ対33,34の他に挿入台31が該ローラ
対33,34の前方に受取台32が後方に設けられている。
また転写ローラ(上・下)はローラの軸芯部または表
面近傍に取付けられた加熱用ヒータのON,OFFと、ローラ
の常時圧着回転により上下両ローラの表面温度は一定に
保つ方式にしてある。
〔発明が解決しようとする課題〕
この様なカラープルーフの作成装置における転写装置
においては、画像転写を常に均一な温度と圧力で行う必
要があり、もちろんローラ表面に異物や、凹凸があって
はならない。
加圧・加熱ローラとして一般的には、硬度50〜80,厚
さ5〜0.5mmのゴムを持った、耐熱シリコンゴムローラ
が使われている。
ゴムの熱伝達は、金属に比べ遅くゴムローラの表面を
画像転写に必要な温度に維持コントロールするのは、た
いへんむずかしい。なぜならローラ長さ方向の温度制御
においては、ローラ軸端部からの熱流出によりローラ長
さ方向に温度ムラが生じやすく、ローラ端部に位置する
加熱ヒータの出力をローラ中央部に比べ若干高くするな
どして補正する等の処置がとられている。またローラ円
周方向の温度制御ではローラの回転が低速であったり、
停止すると円周方向に温度ムラが生じるためである。
また、第11図(b),(c)に示すような補強板21を
第11図(a)に示すような加圧加熱ローラ33,34の間を
搬送させると補強板21の熱伝達率の影響を受けてしま
い、加圧加熱ローラの熱量の不足が起こりがちであるの
で転写に必要な大きな容量の熱源を用意しなければなら
なくなってしまう。したがって電力消費量が過大になり
すぎて経済的に好ましくない。また、このような加圧加
熱ローラの表面温度を均一に保持するように該ローラ表
面に温度センサーを設けて制御をして見ても転写温度は
かなり広い範囲にばらついてしまう。つまり補強板のあ
るときの各重なりシートの搬送時の加圧加熱ローラ表面
温度の差は大きく、従って補強板のあるときの搬送時の
原稿シートや転写シート表面温度の均一性は保たれにく
く、かなりばらつきをもった温度範囲になっている。し
たがって均一で適性な温度範囲での転写が行われないこ
とになり画像転写の品質の低下が危惧される。
また、このような装置における加圧加熱ローラ表面温
度はかなり高温にせざるを得ず、したがってオペレータ
ーは操作作業中、火傷などの危険にさらされ作業安全上
好ましくない。
さらに、これらゴムローラを密着したまま回転させて
おくことは、ほこりの付着や異物の混入により、ローラ
表面をキズ付きやすく凹凸なく均一な表面に保つことは
困難であり、ひんぱんなローラ清掃が使用者にかなりの
負担を強いることとなる。
本発明はこのような問題点を解決した画像転写装置を
提供することを課題目的にする。
〔課題を解決するための手段〕
この目的は、従来のような補強板の使用や、加圧加熱
ローラ対のかわりに比較的低い表面温度にコントロール
された大口径の転写加熱ドラムと、ローラ面が該ドラム
面への圧着と離脱とを制御でき、かつ該ローラ面を比較
的高温に制御できる加圧加熱ローラとを設け、更に該ロ
ーラはドラム面との接触を離脱したときも回転持続され
るようにした構成の下記手段(1)〜(3)の何れかに
よって達成される。
(1) 回転可能な転写加熱ドラムと、該転写加熱ドラ
ムの軸心に平行な軸心を持つ加圧ローラとを有し、前記
転写加熱ドラムの外周面上に受像シートと画像シートと
を重ね、該両シートを介して前記転写加熱ドラムの外周
面に前記加圧ローラを加圧接触させ、前記画像シートの
画像を前記受像シートに画像転写し、前記加圧ローラは
画像転写以外は前記転写加熱ドラムより離間し、前記加
圧ローラ周面温度分布を均一化させる回転を可能とする
駆動源を有することを特徴とする画像転写装置。
(2) 前記転写加熱ドラムと前記加圧ローラとが別々
の温度に加熱制御されていることを特徴とする(1)項
に記載の画像転写装置。
(3) 転写時は前記加圧ローラを前記転写加熱ドラム
の回転駆動によって従動回転させるようにしたことを特
徴とする(1)項又は(2)項に記載の画像転写装置。
〔実施例〕
(フィルムについて) 本発明の画像転写装置を搭載したカラープルーフ作成
装置に使用する着色感光性フィルムの1実施例の構成を
第1図に示す。即ち、厚さ75μmの透明PETベース上に
厚さ30μmの熱軟化層を設け、更にその上に厚さ1〜2
μmの着色感光層を設けてある。
そして着色感光層は加熱することにより熱軟化層から
剥離し易くなる。着色感光層は顔料,感光体およびバイ
ンダからなるフォトポリマーで構成されている。着色感
光層は光が当たると現像液に溶け易い組織に変わる。こ
のフィルムには、4種類の着色フィルムがある。そして
それ等の色は例えばY,M,C,BKのものである。また焼付け
る原稿は、4色に分解された白黒ポジフィルムである。
各原稿のポジフィルムを第2図(a)に示すように対
応する色の各着色感光性フィルムと重ね密着露光をす
る。
(転写方法について) 露光済みの各着色感光性フィルムを現像部で現像し水
洗乾燥すると第2図(b)に示す各着色像が得られる。
そしてこのような現像済み各着色感光性フィルムを転写
部で同一の受像紙に正しく位置決めして4回繰り返し加
熱加圧して転写する。着色感光性フィルムの支持体(PE
Tベース)は第3図(a)に示すように熱軟化層と感光
層間で剥離し易くなっており加熱加圧転写後除去され
る。そして第3図(b)に示すように4回の転写によっ
てカラープルーフの作成が完了する。
ここで1回の露光時間は30〜40秒、現像時間は水洗10
秒乾燥20秒を入れて約60秒である。また転写を加熱加圧
した転写ローラ間で行うが転写ローラの表面温度は50℃
〜100℃程度であり、1回の転写時間は約60秒である。
4回転写するには正味4分必要になる。このようにして
4回の転写を終わるとカラープルーフの作成が完了す
る。
(カラープルーフ作成装置) このような構成で実現させた本発明の画像転写装置を
包含したカラープルーフ作成装置の実施例を第4図の側
断面図、第5図の正面断面図、第6図の加熱用プレスロ
ーラ部の部分断面図、第7図(a),(b),(c)の
シート位置決め部の断面図、第8図のシート位置決め部
の平面図および第9図(a)の剥離板作動部の断面図、
第9図(b)の剥離板作動部の平面図によって説明す
る。
本実施例のカラープルーフ作成装置は露光装置を除
き、現像部170と転写部100とから構成され、現像部170
を下部に転写部100を上部に配置したもので移動用キャ
スタ101Dおよび設置用脚部101Cをもっている。
(装置−現像部) 現像部170は露光済みの着色感光体フィルムFの挿入
台171,該フィルムのセンサー172が配置され、フィルム
搬送用モータ173およびプーリ173A等その駆動伝達装置
を介して駆動される搬送ローラ対174が最小フィルム長
さより短いピッチで配置され各該ローラ対の間は搬送ガ
イド176および178で連結されている。そして最終段の搬
送ローラ対の下側に処理槽180への挿入口179が配置され
ている。処理槽180は現像槽181と水洗槽186からなり更
にその後に乾燥部190が接続されている。現像槽181には
現像ラック182が設けられ搬送ローラ対183Aが適当な間
隔を置いて配設されまた各ローラ対間は搬送ガイド184
によって連結されている。そして1ケ所に現像用ブラシ
ローラ187Aが設けられている。現像槽181は現像液が渡
り部ローラ対185の下方に液位があるように充満され、
該現像液に対しては、現像液循環ポンプ181Aによりヒー
タ181Cを有する熱交換タンク181Bを介して液温の制御と
均一化が行われている。
現像槽181の隣には渡り搬送ローラ対185を介して水洗
槽186が設けられ該水洗槽186の中には搬送ローラ対187A
および水洗用ブラシローラ187Bが設けられその搬送径路
の上下にはスプレーノズル188が配設され、水洗用スプ
レーポンプ186Aで噴射水洗ブラッシングがなされるよう
にしてある。水洗槽186の隣には渡り搬送ローラ対189を
介して乾燥部190が設けられ搬送ローラ対194Aおよび搬
送ガイド194Bが配設され、該搬送ガイド194Bの上方およ
び下方には加熱ヒータ191および送風用ファンモータ192
が設けられている。そして、乾燥部190の外部本体正面
には現像用着色感光性フィルム回収用のフィルムバスケ
ット193が取り付けられている。
また現像槽181への現像液補充用のポンプ181Dが設け
られており、現像液の減力に対して適時補給がなされて
いる。
そして、この現像部170での作用は挿入台171に装填さ
れた着色感光性フィルムFはフィルムセンサー172の指
令により、搬送ガイド176上を搬送ローラ対174によって
現像槽181に送りこまれ、現像ラック182の搬送ローラ対
183A、搬送ガイド184によって液浸搬送されながら更に
現像効果を高めるためブラシローラ187Aで、フィルム面
をこすりつけながら現像を終わり渡り部の搬送ローラ対
185によって水洗槽186に移され、ここではスプレーノズ
ル188による水洗シャワーとブラシローラ187Bの強制的
な水洗により水洗効率を上げ乾燥部190にて乾燥されバ
スケット193上に回収される。
本実施例において使用する現像液の処方についての説
明は省略する。
現像時間は使用着色感光性シートの大きさがA1版程度
の場合で現像槽で25秒、水洗が10秒、乾燥が20秒計約60
秒を要している。また現像液温度は25〜35℃に制御して
ある。
(装置−転写部) 次に転写部100について説明する。両側に配置された
本体フレーム101に取りつけられボールベヤリング103A,
ベヤリングストッパー103Bを内蔵した軸受103を介して
転写加熱ドラム102が設けられ、該ドラムはチェーンホ
イール104,105およびチェーン106を介しドラム駆動モー
タ107によって駆動可能にしてある。そして該ドラム表
面には温度センサー102Aが取付けられまた軸心部には加
熱用ヒータ128が取付金具127に保持されて設けられてい
る。従って加熱用ヒータ128によってドラム面全体を一
様な温度(例えば50〜100℃の間の所要の温度)に制御
しやすい構成になっている。該ドラム102の外周部で複
数の押えローラ108が所定の間隔をとって配設されロー
ラ圧着ばね109によって転写加熱ドラム102に接触するよ
うに該ローラ108の軸受部が本体フレーム101の前記ドラ
ム102のラジアル方向にスライド可能に設けられてい
る。前記ばね109は前記軸受け部を圧着方向に移動さす
ように付勢している。またこの押えローラは転写加熱ド
ラム102の両側外周部に設けられたプルアップスペーサ1
11によって前記ばね109に抗して該ドラム102との接触を
断つことを可能にしてある。
また、一様な温度の転写ドラム102を加圧しかつ更に
転写に必要な温度に加熱可能にした加圧ローラ(加熱用
プレスローラ)132が鉄心ローラ132Aにシリコンゴム132
Bを被覆したローラとして設けられ、両端の軸部をボー
ルベヤリング133A、ベヤリングストッパ133Bを内蔵した
軸受133で受けさせている。この軸受133は本体フレーム
101に取り付けられたスライドガイド139の中をスライド
するように取り付けられている。そしてそのスライド方
向は転写ドラムのラジアル方向にとってある。また該軸
受133は加圧用エヤシリンダ142の可動部142Bと直結して
該加圧用エヤシリンダ固定部142Aは本体フレーム101に
シリンダ取付金具141で固定されている。また前記加熱
用プレスローラの軸心部にはヒータ138が静止して設け
られ、スライドする軸受133に設けられた取付金具137上
に固定されている。
なお、プレスローラ132はプルアップスペーサ111によ
り転写加熱ドラム102により離間している間、別駆動モ
ータ143および駆動伝達ホイール144,145を介して回転さ
れ、該ローラの表面温度が均一に維持できるようにし、
なおかつ、該ローラ表面に設けられた温度センサー132C
により表面温度が所要の設定値になるように前記ヒータ
138がON,OFFしてコントロールできるようにしてある。
そしてこの設定値は、転写加熱ドラム102の表面温度
よりも高温にしてある。
ところで複数の押えローラ108のうち、加熱用プレス
ローラ即ち、加圧ローラ132の最も近い上流側にあるも
のを108Aとしてこれを仮接着ローラとして機能させてい
る。
即ち、ドラム102上の画像シートと受像シートが加圧
ローラ132に圧着されて正規の転写作用が始まる前段階
として先ずはじめに前記仮接着ローラがプルアップスペ
ーサ111から落とされて両シートを介してドラム面に接
触を始め、軽い押圧力の圧着が働き始め両シートが軽い
均一な密着状態になる。そして更に、ドラム102上に巻
かれて密着固定されている微接着シート(粘着フィル
ム)126とも微接着力で貼り合わされ3シートがドラム
面上に密着状態になる。このようにして仮接着ローラ10
8Aの接触し始めたところは各シート間にある気泡も除か
れしわやふくらみもとれほぼ均一な密着状態の面が維持
される。
このような状態で仮接着ローラ108Aが加熱用プレスロ
ーラ(加圧ローラ)132の圧着を先導しながら、該加圧
ローラ132が本格的に両シートを加熱加圧転写して行く
ことになる。これによって気泡を内在させてしわやふく
らみを残したりすることなく、均一な密着状態でしかも
強力な転写画像を完成させ高画像のカラープルーフを作
成することが可能になる。
尚、粘着フィルム126は後述するようにドラム面にほ
ぼ1周巻きつけられて両端をドラム面に固定セットされ
ており、転写が円滑に行われるようにするものであり、
また粘着性の耐久力も強く何回も繰り返し使用可能にし
てある。
(装置−位置あわせ) 次に、画像シート(現像済み着色感光性フィルム)F
および受像シート(受像紙)Pの重ね合わせ位置出し部
110について説明する。転写ドラム102の表面1箇所を削
り平坦部を設け、断熱板119を断熱板固定ねじ121で固定
し、必要なれば転写紙の平坦性を保持するための微弱な
粘着力を有する前記粘着フィルム126の端部を固定ねじ1
22によって固定し転写ドラム面をほぼ1周巻回して他の
端部も固定してある。そして転写ドラム表面を僅かな粘
着面にしてしまうようにしてある。該断熱板119上に取
付けられた蝶番113の可動板113Aに受像紙押え板113Bを
固定し、該押え板113Bの上にピンバー112を取付けてあ
る。そして該押え板113Bに設けられた軸受117に剥離板
回動軸115Aを設け、該軸115Aには剥離板115が固定さ
れ、更にトルクばね115Bがかけられ該剥離板115が受像
シート(受像紙)押え板113Bと同一平板上となるように
または平行になるよう付勢されている。また剥離板回動
軸115Aの端部にはカムフォロワーレバー125が取りつけ
られている。そして本体フレーム101の所定位置に剥離
板開閉カム123がビス124で締結されている。
そして転写ドラム102が回転し、前記レバー125が、前
記開閉カム123に触れることにより前記剥離板115がはね
上げられるとともに、着色感光性フィルムがピンバー11
2のピンから抜けて上方にはね上げられその端部を該転
写ドラム102の外周面近傍に待機している剥離ローラ153
に挟持させるようにしてある。そして前記開閉カム123
のところを前記レバー125が通過すると剥離板115はトル
クばね115Bによりもとに戻される。
剥離ローラ153は複数の搬送ローラ対154とともに駆動
モータ151により駆動伝達ホイールおよびチェーン152を
介して駆動され、前記各ローラ間は搬送ガイド155によ
って連結されている。そしてこれら搬送ガイド155の終
端部にフィルム回収部156が設けられている。
このように構成された転写部100および現像部170の本
体フレーム101の外側には外装カバー101Aが施されてお
り操作盤等が配設され操作の容易化、簡易化をはかると
ともに安全性が考慮されている。
(転写のし方、作用) 次に転写部100の作用について説明する。現像部170ま
たは他の現像機で現像し終わった着色感光性フィルムF
と受像紙Pを転写ドラム102に装填するに当たって、先
ず、受像紙Pを重ね合わせ位置出し部110の受像紙押え
板113Bの下において該押え板113Bを閉じて押え付けてロ
ック金具116でロックして固定する。さらにドラムを1
回転させ画像転写と同様、加圧ローラで加圧して、受像
紙をドラムに密着固定したのち押え板113B上に設けられ
たピンバー112のピンに前記現像済み着色感光性フィル
ムFの端部に前記ピンバー112に対応してあけられた複
数の基準孔を嵌めこみ転写作動を開始する。この装填時
には転写ドラム102の両側の部分に設けられたプルアッ
プスペーサ111により加圧ローラ(加熱用プレスロー
ラ)132およびその近傍の押えローラ108Aは、転写ドラ
ムから浮き上がっているが始動することにより第1の押
えローラ108Aがプルアップスペーサ111から離れて転写
ドラム102のドラム面に接触を開始し更に加熱用プレス
ローラも同様に加圧用エヤシリンダ142の作動によって
圧着を開始する。その前に転写ドラム102および加熱用
プレスローラはいずれも中心部に内蔵のヒータ128およ
び138によりそれぞれ表面温度が60℃および110℃に加熱
されている。そして加熱ローラ、転写ドラムによりフィ
ルムFから受像紙Pに画像が転写される。この際前記フ
ィルムFの着色感光層は熱軟化層が熱を加えられている
ので剥離し易くなっている。そこで第9図(a)および
(b)に示すようにカムフォロワーレバー125が剥離板
開閉カム123によってはね上げられることにより、前記
フィルムFの支持体である熱軟化層を含むPETベースが
剥離を開始し、剥離ローラ153に喰え込まれ画像を受像
紙に転写させながら前記PETベースは搬送ローラ154およ
び搬送ガイド155中を運ばれてフィルム回収部156に取り
出される。一方受像紙P上に転写された画像は、前記ド
ラム102の加熱と加圧によって更に強固に強度を増して
転写され、重ね合わせ位置出し部110が装填取り外し位
置に来てもとの位置に停止する。ここで第1回目の転写
(例えばYの転写)が完了する。そこで受像紙はそのま
まにして第2の現像済み着色感光性フィルムの基準孔を
ピンバー112のピンに嵌めて再び作動させ第1回目と同
様に別の色の画像転写(例えばMの色の転写)が完了す
る。そして前と同様に装填位置にて第3回目の転写用の
フィルム(例えばCの色のフィルム)をピンバーに装填
して、転写を行い最後に第4回目のフィルム(例えばBL
フィルム)をピンバー112に嵌め今までの受像シートの
上に転写させる。
このようにしてカラープルーフの作成が終わり受像紙
押え板ロック金具116を外し、受像紙押え板を開き、転
写済みの受像紙即ちカラープルーフ取り外して回収す
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本願発明では、均一に比較的低
い温度に転写加熱ドラムの表面温度をコントロールして
いるので、これが一部外面に露出していることがあって
も火傷を負うことはない。また、比較的高温の加圧加熱
ローラは装置の内部に設けられているのでオペレータの
手に触れることはなく、したがってこの転写装置を取り
扱う場合オペレータは安全に守られている。
また、加圧ローラが転写加熱ドラムから離間している
時にも、別駆動によりこの加圧ローラの回転を続けさ
せ、加圧ローラの熱の伝播を常に均一に保つようにして
あるので、均一な温度を保持することができる。
また、該ドラム、該ローラともそれぞれ均一な特定の
表面温度に制御できるので画像転写が最適状態で行わ
れ、高画質の画像が安定して得られるようになる。ま
た、従来のように補強板を使用することもないので必要
な加熱エネルギーが効率よく得られ、電力などのエネル
ギーが無駄に使われることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置に使用する着色感光性フィルムの
1実施例の構成図。 第2図(a)は該フィルムの露光作用を示す斜視図。 第2図(b)は現像済みの該フィルムを示す斜視図。 第3図(a)は転写作用を示す斜視図。 第3図(b)は4回転写済みで作成されたカラープルー
フを示す斜視図。 第4図は本発明の画像転写装置を含むカラープルーフ作
成装置の実施例の側断面図。 第5図はその正面断面図。 第6図は加熱用プレスローラ部の部分断面図。 第7図(a),(b),(c)はシート位置決め部の断
面図。 第8図はシート位置決め部の平面図。 第9図(a)は剥離板作動部の断面図。 第9図(b)は剥離板作動部の平面図。 第10図(a),(b),(c)は従来の着色感光シート
のそれぞれ層構成、露光、現像済みを示す斜視図。 第11図(a)は従来の着色感光シートと受像シートを重
ね合わせる手段を示す転写装置の正面図。 第11図(b)はカバーシート付き補強板の斜視図。 第11図(c)はカバーシート付き補強板の断面図。 33,34……加圧加熱ローラ対 100……転写部、101……本体フレーム 102……転写加熱ドラム、102A……温度センサー 103,133……軸受 104,105……チェーンホイール 106……チェーン、107……駆動モータ 108……押えローラ、108A……仮接着ローラ 109……ローラ圧着ばね 110……重ね合わせ位置出し部 111……プルアップスペーサ 112……ピンバー、113……蝶番 113B……受像紙押え板、115……剥離板 115A……剥離板回動軸、115B……トルクばね 119……断熱板、123……剥離板開閉カム 125……カムフォロワーレバー 126……粘着フィルム、128,138……ヒータ 132……加圧ローラ(加熱用プレスローラ) 132C……温度センサー、139……スライドガイド 142……加圧用エヤシリンダー 153……剥離ローラ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転可能な転写加熱ドラムと、該転写加熱
    ドラムの軸心に平行な軸心を持つ加圧ローラとを有し、
    前記転写加熱ドラムの外周面上に受像シートと画像シー
    トとを重ね、該両シートを介して前記転写加熱ドラムの
    外周面に前記加圧ローラを加圧接触させ、前記画像シー
    トの画像を前記受像シートに画像転写し、前記加圧ロー
    ラは画像転写以外は前記転写加熱ドラムより離間し、前
    記加圧ローラ周面温度分布を均一化させる回転を可能と
    する駆動源を有することを特徴とする画像転写装置。
  2. 【請求項2】前記転写加熱ドラムと前記加圧ローラとが
    別々の温度に加熱制御されていることを特徴とする請求
    項1に記載の画像転写装置。
  3. 【請求項3】転写時は前記加圧ローラを前記転写加熱ド
    ラムの回転駆動によって従動回転させるようにしたこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の画像転写装置。
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JPS5975247A (ja) * 1982-10-25 1984-04-27 Fuji Photo Film Co Ltd 熱現像転写方法

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