JPH0790991B2 - 予約型原稿搬送装置 - Google Patents

予約型原稿搬送装置

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JPH0790991B2
JPH0790991B2 JP63306250A JP30625088A JPH0790991B2 JP H0790991 B2 JPH0790991 B2 JP H0790991B2 JP 63306250 A JP63306250 A JP 63306250A JP 30625088 A JP30625088 A JP 30625088A JP H0790991 B2 JPH0790991 B2 JP H0790991B2
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誠 北原
裕二 高橋
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は複写機等の画像形成装置に具備される原稿搬送
装置、詳しくは、例えば、セツトした原稿を所定の処理
部に給送し処理後排紙するものに関する。
〔従来の技術〕
従来の複写機等に用いられる原稿送り装置においては、
最初の人の原稿の処理工程を完了しないうちは、次の人
の原稿送り装置を使用する事が出来なかった。事実、最
初の人の処理が完了するのを待つには列をなして並んで
いるというのが実状である。しかし、これらは非情に非
能率的で時間の浪費である事は明らかである。
上記の点に鑑みて、1つ又はそれ以上の原稿集合(同じ
複写条件を要求する原稿によって構成される一塊を意味
する)を原稿積載部にセツトし、夫々の原稿集合に要求
される処理条件に従って順次処理作業を連続的且つ自動
的に実行する原稿送り装置が提案されている。これら装
置は第11図,第12図に示すように構成されている(第11
図は特開昭62−65842、第12図は特開昭62−222939に詳
細に説明されている)。
第11図はA部(予約部)のトレイ201に原稿上向きにセ
ツトされた原稿集合を最下部より1枚づつ分離し、パス
(イ)(ロ)(ハ)(ニ)(ヘ)(リ)(ヌ)を通りB
部(循環部)のトレイ221に給送する。そしてB部にお
いて原稿循環動作(221→ト→ヘ→チ→リ→ヌ→221)に
より所定の読取り処理を行い、処理が完了するとB部ト
レイ221よりパス(ト)(ヘ)(ニ)(ロ)(ハ)
(ホ)を通り排出トレイ230に原稿上向きで排紙するも
のである。1つの原稿集合に対し上記動作が完了する
と、A部トレイ201上の次の原稿集合に対して同様処理
を順次おこない、連続的処理を可能にしたものである。
第12図はA部のトレイ301に原稿上向きでセツトされた
原稿集合を最下部より1枚づつ分離しパス(イ)(ロ)
(ヘ)(チ)(リ)(ヌ)(ル)(オ)(ワ)(チ)
(ヘ)(チ)(リ)(ヌ)を通りB部のトレイ321に給
送し、B部において原稿循環動作により所定の読取り処
理を行い、処理が完了するとB部トレイ321よりパス
(ト)(ヘ)(チ)(リ)(ヌ)(ル)(オ)(ワ)
(チ)(ヘ)(ロ)(ハ)を通り排出トレイ330に原稿
上向きで排紙するものである。第11図と同様に1つの原
稿集合に対し上記動作が完了するとA部トレイ301上の
次の原稿集合に対して同様処理を順次おこない、連続的
処理を可能にしたものである。
〔発明が解決しようとしている課題〕
しかしながら、上述従来例においては、トレイ201,301
には原稿集合を複数重ねてセットし、順に読み取ること
ができるが、トレイ221、トレイ321に原稿集合をセット
した状態ではトレイ201,301には原稿集合をセットでき
ない。
本発明は従来に鑑みてなされたもので、一方のトレイに
原稿集合がセットされた状態でも他方のトレイに原稿集
合をセットして予約できる予約型原稿搬送装置を提供す
ることを目的とする。
〔実施例〕
以下図面を用いて本発明の一実施例について説明する。
第1図は本発明一実施例の主断面図であり、予約原稿セ
ツト部Aと循環式原稿送り部Bによって構成されてい
る。又、Cは画像処理装置本体である(尚、原稿送り部
Bはこの場合表裏反転パスを内蔵しているタイプである
が、反転パスがないものであってもよい。)。
はじめに、予約原稿セツト部Aについて説明する。
1は原稿集合をセツトする積載トレイ(第2の積載トレ
イ)である。その下流には分離ベルト手段2と給送ベル
ト手段3が配置され、それぞれ矢印方向に回転すること
で積載トレイ1上の原稿の最下部より1枚づつ分離す
る。この分離ベルト手段2と給送ベルト手段3により分
離給送部4を構成する(第3の分離給送手段)。
分離部4の下流にはシートパス(イ)(ロ)がトレイ1
の下方に反転するようにのびており(第3のシートパ
ス)、パス(イ)(ロ)の中の原稿を搬送するローラ対
5,6が設けられている。パス(イ)(ロ)からはスイツ
チバツク方向に分岐したパス(ニ)(ホ)(第4のシー
トパス)が延びており本体処理部のプラテン29へつづい
ている。又、パス(ニ)(ホ)からはスイツチバツク方
向に分岐したパス(ハ)(第5のシートパス)があり、
循環式原稿搬送部B上の排出トレイ30に向って延びてい
る。また、パス(ハ)中の原稿を搬送するローラ対7が
設けられている。
ここで、シートパス(イ)(ロ)はトレイ1の略下方に
反転するように延びているがトレイ1の略上方に反転す
るように延びてもなんら問題はない。さて、それぞれの
パスの分岐部には不図示の可撓性の偏向板が配置され、
パス(イ)→(ロ)へは原稿が偏向板を押しのけて通過
し、(ロ)→(ニ)へは原稿はシートパス(ニ)に確実
に導かれるよう構成されている。パス(ニ)(ホ)
(ハ)の分岐部も同様である。
また、トレイ1の原稿を検知する第2のセンサS2と、パ
ス(イ)の原稿を検知して仕切紙のマーキングを読取る
第1のセンサS1とがある。
次に循環式原稿搬送部Bについて説明する。
21は原稿を積載する積載トレイ(第1の積載トレイ)で
ある。その下流には分離ベルト手段22と給送ベルト手段
23が配置され、それぞれ矢印方向に回転することで積載
トレイ21上の原稿の最下部より1枚づつ分離する。この
分離ベルト手段22と給送ベルト手段23により分離給送部
24を構成する(第1の分離給送手段)。分離部24の下流
にはシートパス(ト)がトレイ21の下方に反転するよう
に延びており(第1のシートパス)、本体Cの処理部の
プラテン29へつづいている。本体プラテン29に対向して
白色全面ベルト28が配置され、プラテン29上の原稿を搬
送することが出来る。
又、プラテン29よりパス(チ)(リ)(ヌ)が上方に反
転して延びており、トレイ21に向っている(第2のシー
トパス)。また、それぞれのパス内の原稿を搬送するロ
ーラ対25,26が設けられている。また、原稿の表裏を反
転するためのパス(ル)(オ)(ワ)及びローラ対27も
設けられている。それぞれのパス分岐部はA部と同様に
構成されている。また、プラテン29と対向する上面30は
排出トレイになっている。
尚、循環式原稿搬送部Bは、第2図に示すごとく、原稿
の表裏を反転するためのパスが、第1図のような2度の
スイツチバツクにより構成されるのでなく、閉ループを
形成することにより反転パスを構成してもよい。
図中(カ)は第1のシートパスであり、分離部24で分離
された原稿を本体Cの処理部のプラテン29へ導く。又、
プラテン29からパス(ヨ),(タ)が大ローラ31の外周
に沿って上方に反転して延びており、トレイ21に向って
いる(第2のシートパス)。また、それぞれのパス内の
原稿を搬送する為、大ローラ31の外周上にコロ32,33及
び排紙ローラ34が配されている。また、原稿の表裏を反
転するためのパス(レ)がパス(ヨ)から分岐し、パス
(カ)に接続しプラテン29へつづいている。パス(タ)
と(ヨ)の分岐部にはパスを切り替える偏向ガイド35が
設けられている。
動作について説明を行う。
具体的には、第3図に示すように、〜ページの片面
原稿の原稿集合D1ページの両面原稿の原稿集合D2を処理する場合を例にと
って説明する。
それぞれの原稿集合の最上部には、その原稿集合のモー
ドを設定し、各原稿集合の区切りを示す仕切紙400A,Bが
挿入されている(第3図)。このとき、マーキング面は
上面となっている。このように片面原稿は若いページを
上側にして画像面上向きでページ順に重ね合せ、両面原
稿は ページ面を上向きにしてページ順に重ね合わせる。そし
て、夫々の原稿集合D1,D2の最上部にはその下部の原稿
集合の処理モード等を設定する仕切紙400A,Bをマーキン
グ面を上にして挿入してA部積載トレイ1上に載せる
(ここでは仕切紙によりモード設定と仕切りを行ってい
るが、仕切り方法として仕切りレバー等の手段をトレイ
1近くに設け、モード設定は本体操作部より入力して行
うようにしてもよい)。
(A)片面原稿D1の処理 (A−1)、原稿セツトし、本体Cの不図示のスタート
ボタンを押下げる。
(A−2)、分岐給送部4により最下のが分離され
る。
(A−3)、パス(イ)→(ロ)→(ニ)→(ホ)→
(ヘ)→(チ)→(リ)→(ヌ)を通り原稿面上向きに
してトレイ21内に積載される。
(A−4)、同様に,,の原稿が分離搬送されト
レイ21内にセツトされる。
(A−5)、仕切紙400Aが分離されパス(イ)に入る。
(A−6)、パス(イ)内のセンサS1により仕切紙であ
ることが検知され、同時に仕切紙上のマーキングが読み
取られD1に対する処理モードを決定する。
(A−7)、仕切紙400Aはパス(イ)→(ロ)→(ニ)
→(ホ)→スイツチバツク→(ハ)と進みB部の排出ト
レイ30上に排出される。B部へは搬送されない。
(A−8)、400Aにより決定されたモードに従いトレイ
21上の原稿の処理が開始される。
(A−9)、最下部の原稿が分離給送部24により分離
される。
(A−10)、パス(ト)→(ヘ)→読取処理→(チ)→
(リ)→(ヌ)を通りトレイ21へ戻る。
(A−11)、同様に原稿,,もA−10の動作を行
いトレイ21へ戻る。
(A−12)、A−10,A−11の動作を処理モードに従って
所定回数行うと、排出トレイ30に排出される。
(A−13)、トレイ21→(ト)→(ヘ)→(ホ)→
(ハ)→排出トレイ30。上記パスを通って原稿,,
,の順で原稿面を上にして排出トレイ30に排出され
る。このとき、セツトされたときと同じ順番になってい
る。これで、D1の処理は完了である。(ここで、所定の
回数の循環が完了してからトレイ30に排出しているが最
後の循環のときにトレイ21にもどさずに、トレイ30に排
出させてもよい。すなわち最後の循環のみ、トレイ21→
(ト)→(ヘ)→読取処理→(ホ)→(ハ)→トレイ30
としてもよい) (B)両面原稿D2の処理 (B−1)、原稿集合D1が排出トレイ30上に排出される
と、両面原稿 がA−2,A−3,A−4の動作でトレイ21上に積載される。
(B−2)、A−5,A−6の動作で仕切紙400Bのマーキ
ングが読取られて、D2に対する処理モードを決定する。
(B−3)、A−7の動作で排出トレイ30上のD1の上に
仕切紙400Bは排出される。
(B−4)、400Bによって決定したモードに従いトレイ
21上の原稿D2の処理が始まる。
(B−5)、最下部の が分離給送部24により分離され、パス(ト)→(ヘ)→
(チ)→(リ)→(ヌ)→(ル)→(オ)→(ワ)→
(チ)→(ヘ)→ →(チ)→(リ)→(ヌ)→(ル)→(オ)→(ワ)→
(チ)→(ヘ)→ →(チ)→(リ)→(ヌ)→トレイ21とすすみトレイ21
へもどる。
(B−6)、 も同様にパス(ト)→(ヘ)→(チ)→(リ)→(ヌ)
→(ル)→(オ)→(ワ)→(チ)→(ヘ)→ →チリ→ヌ→ル→オ→ワ→チ→ヘ→第1ページ読取処理
→チ→リ→ヌ→トレイ21とすすみトレイ21へもどる。
(B−7)、B−5,B−6の動作を400Bに従って所定回
数行うと排出トレイ30に排出される。
(B−8)、A−13と同様のパスを通り を最上にしてトレイ30上のD1、その上の400B上に、セツ
トされたときと同じ順番で排紙される(ここでも、最後
の循環のとき、A−13で述べたように読取処理後トレイ
30へ排出してもよい)。これでD2の処理は終了する。
すべての原稿集合D1,D2の処理が完了すると積載トレイ
1上の原稿がないことを第2のセンサS2が検知し処理が
完了する。処理後の原稿は排出トレイ30上に排出されて
おり、その頁順はセツトしたときと同じであり、ページ
揃えの手間がはぶける。また原稿集合間には仕切紙があ
りD1,D2の区別ができる。さらにコピー紙の方において
もセツトした原稿の順序と同じ頁順で排紙されるのでそ
の後の作業が大変効率的である。
〔他の実施例〕
さらに、第4図を用いて他の実施例について説明する。
第4図は本発明の他の実施例の主断面図であり、第1図
と同様に予約原稿セツト部Aと循環式原稿送り部Bによ
って構成されている。又、Cは画像処理装置本体である
(尚、このBの場合表裏反転パスがスイツチバツクパス
によって構成されているが反転ローラ等による反転パス
でもよい)。
はじめに、予約原稿セツト部Aについて説明する。51は
原稿集合をセツトする積載トレイ(第2の積載トレイ)
である。その下流には分離ベルト手段52と給送ベルト手
段53が配置され、それぞれ矢印方向に回転することで積
載トレイ51上の原稿の最下部より1枚づつ分離する。こ
のベルト手段52と給送ベルト手段53により分離給送部54
を構成する(第2の分離給送手段)。
分離部54の下流にはシートパス(イ)(ロ)が延びてお
り(第3のシートパス)、本体処理部のプラテン529へ
つづいている。パス(イ)(ロ)中の原稿を搬送するロ
ーラ対55が設けられている。パス(イ)(ロ)からはス
イツチバツク方向に分岐したパス(ハ)(第4のシート
パス)があり、循環式原稿搬送部B上の排出トレイ530
に向って延びている。また、パス(ハ)中の原稿を搬送
するローラ対57が設けられている。分岐部の構成は第1
図の説明と同様で、可撓性偏向板によって構成されてい
る。また、トレイ51上の原稿を検知する第2センサS2
と、パス(イ)の原稿を検知し、仕切紙のマーキングを
読取る第1のセンサS1とが設けられている。
次に、循環式原稿搬送部Bについて説明する(B部はA
部のものと同一でここでは番号の頭に5を付してあ
る)。
521は原稿を積載する積載トレイ(第1の積載トレイ)
である。その下流には分離ベルト手段522と給送ベルト
手段523が配置され、それぞれ矢印方向に回転すること
で積載トレイ521上の原稿の最下部より1枚づつ分離す
る。この分離ベルト手段522と給送ベルト手段523により
分離給送部524を構成する(第1の分離給送手段)。
分離部524の下流にはシートパス(ト)がトレイ521の下
方に反転するように延びており(第1のシートパス)、
本体Cの処理部のプラテン529へつづいている。本体プ
ラテン529に対向して白色全面ベルト528が配置され、プ
ラテン529上の原稿を搬送することが出来る。又、プラ
テン529よりパス(チ)(リ)(ヌ)が上方に反転して
延びており、トレイ521に向っている(第2のシートパ
ス)。また、それぞれのパス内の原稿を搬送するローラ
対525,526が設けられている。また、原稿の表裏を反転
するためのパス(反転パス)(ル)(オ)(ワ)及びロ
ーラ対527も設けられている。
それぞれのパスの分岐部はA部と同様に構成されてい
る。上面530は排出トレイになっている。
尚、第5図では、第2図に示した如く、循環式原稿搬送
部Bの形式に変えた場合の例を示す。
動作について説明を行う。
具体的には、〜ページの片面原稿の原稿集合D1ページの両面原稿の原稿集合D2を処理する場合を例にと
って説明する。
それぞれの原稿集合の最上部には、その原稿集合のモー
ドを設定し、各原稿集合の区切りを示す仕切紙400A,Bが
挿入されている(第3図)。このとき、マーキング面は
上面となっている。このように片面原稿は若いページを
上側にして画像面上向きでページ順に重ね合せ、両面原
稿は ページ面を上向きにしてページ順に重ね合わせる。そし
て、夫々の原稿集合D1,D2の最上部にはその下部の原稿
集合の処理モード等を設定する仕切紙400A,Bをマーキン
グ面を上にして挿入してA部積載トレイ1上に載せる
(ここでは仕切紙によりモード設定とは仕切りを行って
いるが、仕切り方法として<仕切りレバー等の手段をト
レイ51近くに設け、モード設定は本体操作部より入力し
て行うようにしてもよい)。
(C)片面原稿D1の処理 (C−1)、原稿セツトし、本体Cの不図示のスタート
ボタンを押下げる。
(C−2)、分離給送部54により最下の原稿が分離さ
れる。
(C−3)、パス(イ)→ロ→ヘ→チ→リ→ヌ→ル→オ
→ワ→チ→ヘ→チ→リ→ヌ→トレイ521を通り、原稿面
を上向きにしてトレイ521内に積載される。
(C−4)、同様に,,の原稿が分離搬送されト
レイ521内にセツトされる。
(C−5)、仕切紙400Aが分離されパス(イ)に入る。
(C−6)、パス(イ)内のセンサS1により仕切紙であ
ることが検知され、同時に仕切紙上のマーキングが読み
取られD1に対する処理モードを決定する。
(C−7)、仕切紙400Aはパス(イ)→(ロ)→(ハ)
と進みB部の排出トレイ530上に排出される。B部へは
搬送されない。
(C−8)、400Aにより決定されたモードに従いトレイ
521上の原稿の処理が開始される。
(C−9)、最下部の原稿が分離給送部524により分
離される。
(C−10)、パス(ト)→(ヘ)→読取処理→(チ)→
(リ)→(ヌ)を通りトレイ521へ戻る。
(C−11)、同様に原稿,,もC−10の動作を行
いトレイ521へ戻る。
(C−12)、C−10,C−11の動作を400Aに従って所定回
数行うと、排出トレイ530に排出される。
(C−13)、トレイ521→(ト)→(ヘ)→(ロ)→
(ハ)→排出トレイ530というように、上記パスを通っ
て原稿,,,の順で原稿面を上にして排出トレ
イ530に排出される。このとき、セツトされたときと同
じ順番になっている。これで、D1の処理は完了である
(ここで、所定の回数の循環が完了してからトレイ530
に排出しているが、最後の循環のときにトレイ521にも
どさずにトレイ30に排出されてもよい。すなわち最後の
循環のみ、トレイ521→(ト)→(ヘ)→読取処理→
(ロ)→(ハ)→トレイ530としてもよい)。
(D)両面原稿D2の処理 (D−1)、原稿集合D1が排出トレイ530上に排出され
ると、両面原稿 がC−2,C−3,C−4の動作でトレイ21上に積載される。
(D−2)、C−5,C−6の動作で仕切紙400Bのマーキ
ングが読取られて、D2に対する処理モードを決定する。
(D−3)、C−7の動作で排出トレイ530上のD1の上
に仕切紙400Bは排出される。
(D−4)、400Bによって決定したモードに従い、トレ
イ521上の原稿D2の処理が始まる。
(D−5)、最下部の が分離給送部524により分離され、パス(ト)→(ヘ)
→(チ)→(リ)→(ヌ)→(ル)→(オ)→(ワ)→
(チ)→(ヘ)→ →(チ)→(リ)→(ヌ)→(ル)→(オ)→(ワ)→
(チ)→(ヘ)→ →(チ)→(リ)→(ヌ)→トレイ521とすすみトレイ5
21へもどる。
(D−6)、 も同様にパス(ト)→(ヘ)→(チ)→(リ)→(ヌ)
→(ル)→(オ)→(ワ)→(チ)→(ヘ)→ →チリ→ヌ→ル→オ→ワ→チ→ヘ→ →チ→リ→ヌ→トレイ521とすすみトレイ521へもどる。
(D−7)、D−5,D−6の動作を400Bに従って所定回
数行うと排出トレイ530に排出される。
(D−8),C−13と同様のパスを通り、 を最上にしてトレイ530上のD1、その上の400B上に、セ
ツトされたときと同じ順番で排紙される(ここでも、最
後の循環のとき、C−13で述べたように読取処理後トレ
イ530へ排出してもよい)。これでD2の処理は終了す
る。
すべての原稿集合D1,D2の処理が完了すると積載トレイ
1上の原稿がないことを第2のセンサS2が検知し処理が
完了する。処理後の原稿は排出トレイ530上に排出され
ており、その頁順はセツトしたときと同じであり、ペー
ジ揃えの手間がはぶける。また原稿集合間には仕切紙が
ありD1,D2の区別ができる。さらにコピー紙の方におい
てもセツトした原稿の順序と同じ頁順で排紙されるので
その後の作業が大変効率的である。
ここで、排出パスであるパス(ハ)(第1図,第4図と
もに)は本実施例ではいずれの場合でも、A部の予約原
稿セツト部に含まれているが、B部の循環式原稿搬送部
に含まれてもよい。
さて、今まで述べてきた説明の中で、A部からB部への
原稿を移送する時に生ずる問題として、原稿サイズの問
題がある事を述べる。一般的に、原稿トレイには横サイ
ドを規制する部材が設けられており、搬送方向と直角方
向のズレを最小に押さえる工夫がされている。この状態
で、例えば、B部でB5横サイズを給送処理しているとす
る。一方、A部のトレイにはA4横サイズをセツトしたと
する。その場合、Aの原稿群を給送してBの原稿トレイ
に給送しようとしてもサイド規制部材が邪魔になってジ
ヤムを生じてしまう。逆に、Bの原稿トレイにA4横がセ
ツトされ、Aの原稿トレイにB5横がセツトされた時は、
サイド規制部材が邪魔してジヤムを生じる事はないもの
の、積載収納位置が乱れ、横方向のレジストを保証でき
なくなる。つまり、両トレイとも横サイズか同一サイズ
ならば給送は可能となる。
この様子を第6図に示す。A部トレイの固定ガイド201
に対して可動ガイド202が幅方向に移動自在に構成さ
れ、該可動ガイドと一体に位置検知部材203が取付けら
れ、ガイド幅寸法LAを検知する。B部トレイも同様に、
固定ガイド101に対して可動ガイド102が幅方向に移動自
在に構成され、該可動ガイドと一体に位置検知部材103
が取付けられ、ガイド幅寸法LBを検知する。ここで、LA
とLBを比較する事により、給送を可能とするか、禁止す
るかが判断できる。
別の形態として、第7図に示す様に、可動ガイド102を
主動で動かせるようにするだけでなく、ラツク104を一
体に取付け、モーター106上のピニオンギヤ105と噛み合
わせて、幅方向に駆動自在とすればガイド寸法LBがどこ
の位置にあろうと、A部トレイの寸法LAと同じになる様
にトレイ幅LBを制御する事が可能となる。又、このよう
にすれば、ガイド幅を任意にコントロールできるので、
トレイA部からB部へ原稿群を移送する時には、長い距
離を走向してきた時の斜行、横方向の移動を加味して、
受入れガイド幅を規定の紙サイズ幅より広くして、一枚
毎にジヨギングを加えて整列積載させるように構成して
もよい。当然、幅方向の寸法が同一であれば、例えば、
A部トレイにA3縦がセツトされ、B部トレイにA4がセツ
トされていたとしても、A部からB部へ原稿を移送する
のは問題なく行われる。又、第1図で排出トレイに該当
する30の部分は幅方向の規制を行う必要はなく、A,B部
の原稿トレイにセツトされた原稿サイズに拘わらず排出
自在の構成となっている。
更に、A部,B部に原稿の置かれた時の排出形態について
述べる。第8図に示す如く、今、B部に原稿がセツトさ
れ、所定の処理を行っているところに(ステツプ)、
A部に別の原稿がセツトされたとする(ステツプ)。
この場合、B部の処理が終わって、原稿循環の最終サイ
クルでは原稿は(ヘ),(ホ)を通って排出トレイ30に
排出され、A部からの原稿を受入れられる様にトレイ21
をクリアする(ステツプ)。B部の原稿処理中に、A
部に原稿がセツトされる事がなければ、原稿の最終循環
でもトレイ30へ移送する必要はなく、トレイ21に積載さ
れたままでよい(第9図,,)。B部の処理が終
わった状態のままA部に原稿をセツトした場合(ステツ
プ)、前述の如く、B部の原稿をクリアすべくトレイ
30へ排出動作を行わせるようにすればよい(ステツプ
)。
第8図のステツプで、B部のトレイに移送した後、必
要な原稿処理を行った後、B部のトレイに原稿を残した
ままにしてもよいし、或いはトレイへ排出するように
してもよい。その場合、前の原稿と区分する為、オフセ
ツト排出して原稿の束間の識別を可能とする構成をとる
とよい。
第10図では、A部のトレイに原稿をセツトした場合であ
って(ステツプ)、まず、B部の原稿トレイに移送
し、必要な処理を行った後、そのままB部の原稿トレイ
に残してもよいし、ステツプに示す如く、トレイ30へ
排出するようにしてもよい。又、第8図のステツプに
示す様に、トレイ30への原稿の排出枚数が多くなり過ぎ
ると排出口を塞ぐ形となり、排出部ジヤムを引起こす可
能性があるので、このような事態を避ける為、原稿の高
さを検知する手段を設けて、該手段からの信号により、
B部のトレイからの給送を許可するか否かを決めるよう
に構成してもよい。或いは、排出原稿の枚数をカウント
する手段を設け、該カウント数が一定値を越えたら給送
を禁止するように構成してもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、同時に2つの積
載トレイに外部から束状態で原稿を載置できるので、原
稿処理能力が向上し、その上、原稿搬送部に一群の原稿
束がセットされている状態でも、予約原稿搬送部に他の
一群の原稿束をせットできるので、原稿搬送部での原稿
の処理を待たなくても、予約原稿搬送部に原稿をセット
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原稿搬送装置の主断面図、第2図は他
の実施例を示す主断面図、第3図は原稿の積載説明図、
第4図は他の実施例の主断面図、第5図は更に他の実施
例を示す主断面図、第6図(a)(b)はA部,B部のト
レイ幅を示す模式図、第7図はトレイ部を駆動させた時
の模式図、第8図〜第10図はA部,B部での原稿処理形態
及び原稿移動の流れを示す図である。第11図,第12図は
各々が従来例を示す主断面図である。 A部…予約原稿セツト部、B…循環式原稿搬送部、1…
第2の積載トレイ 21…第1の積載トレイ 4…第2の分離給送部 24…第1の分離給送部 29…プラテン 28…搬送ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−91650(JP,A) 特開 昭61−140435(JP,A) 特開 昭59−42559(JP,A) 特開 昭62−65842(JP,A) 特開 昭62−222939(JP,A)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記(a)〜(c)を有する原稿搬送部
    と、 (a)一群の原稿を外部から束状態で載置できる第1の
    積載トレイ、 (b)上記第1の積載トレイに載置された原稿を1枚づ
    つ分離給送する第1の分離給送手段、 (c)上記第1の分離給送手段によって給送された原稿
    を処理部へ導く第1のシートパス、 下記(d)〜(f)を有する予約原稿搬送部と、 (d)他の一群の原稿を外部から束状態で載置できる第
    2の積載トレイ、 (e)上記第2の積載トレイに載置された原稿を1枚づ
    つ分離給送する第2の分離給送手段、 (f)上記第2の分離給送手段によって給送された原稿
    を上記原稿搬送部へ導く第2のシートパス、 処理後の原稿を受け入れる原稿排出トレイと、 上記原稿搬送部の第1の積載トレイ上の一群の原稿の処
    理が終了して上記原稿排出トレイへ排出すると、自動的
    に上記予約原稿搬送部の第2の積載トレイ上の他の一群
    の原稿を上記原稿搬送部の第1の積載トレイへ1枚ずつ
    送って処理させる制御部と、 を備える予約型原稿搬送装置。
  2. 【請求項2】上記原稿搬送部は、処理後の原稿を上記第
    1の積載トレイの未処理の原稿上へ戻すリサイクルパス
    を有することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
    の予約型原稿搬送装置。
  3. 【請求項3】上記原稿搬送部は、処理後の原稿の表裏を
    反転させて上記第1の積載トレイへ戻さずに再び処理部
    へ導く反転パスを有することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載の予約型原稿搬送装置。
  4. 【請求項4】上記原稿排出トレイは、上記処理部を構成
    するプラテンの上方に重ねて設けられ、 上記原稿搬送部の第1の積載トレイは上記原稿排出トレ
    イの上方に重ねて設けられ、 上記予約型原稿搬送部は上記プラテンの端に設けられて
    いる ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の予約型
    原稿搬送装置。
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DE1989621304 DE68921304T2 (de) 1988-12-02 1989-11-30 Vorlagenzuführgerät mit zeitweiliger Lagerung von Vorlagen.
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