JPH0668644B2 - 自動両面複写機 - Google Patents

自動両面複写機

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JPH0668644B2
JPH0668644B2 JP61009400A JP940086A JPH0668644B2 JP H0668644 B2 JPH0668644 B2 JP H0668644B2 JP 61009400 A JP61009400 A JP 61009400A JP 940086 A JP940086 A JP 940086A JP H0668644 B2 JPH0668644 B2 JP H0668644B2
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一幸 大西
美輝 森
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Description

【発明の詳細な説明】 <技術分野> この発明は、用紙の表裏両面に原稿の画像を複写する自
動両面複写機に関し、特に自動原稿送り装置(以下ADF
という。)から原稿台に給送される原稿の画像を順に用
紙の表裏面に複写する自動両面複写機に関する。
<発明の概要> この発明に係る自動両面複写機は、複写動作の開始後に
原稿トレイ上に原稿がなくなったときに奇数枚原稿モー
ドを解除するモード解除手段を備えることにより、奇数
枚原稿モードの両面複写が複数回連続する場合に、2回
目以降の両面複写を正確に行うことができるようにした
ものである。
<従来技術とその欠点> ADFを備えた自動両面複写機では、原稿トレイに載置さ
れた複数枚の原稿の画像のそれぞれを、用紙の表裏面に
順に複写する。一般に、ADFは原稿トレイ上に載置され
た原稿のうち最上部に位置するものから順に原稿台に給
送する。したがって、ページが連続する複数枚の原稿の
画像を両面複写する場合には、ページ順に並べた原稿を
画像面に下向きにして原稿トレイ上に載置すれば、最終
ページの原稿から順に原稿が原稿台上に給送される。こ
のためページが連続する偶数枚の原稿について両面複写
を行う場合には、原稿が変更される毎に白紙用紙の給紙
と片面複写用紙の給紙とを交互に行うことにより、第1
ページから順に用紙の表裏面に画像を形成できる。
ところが、ページが連続する奇数枚の原稿について両面
複写を行う場合には、最後に給送される第1ページの原
稿を複写する際に白紙用紙が給紙され、第1ページの画
像を複写した片面複写済用紙が用紙貯留部に貯留された
状態で両面複写作業を終了してしまい、正常な両面複写
作業を行うことができない。
このため従来の自動両面複写機では、操作部に偶数枚原
稿モードと奇数枚原稿モードとのいずれかを選択するモ
ード切換手段である切換スイッチを設け、ADFの原稿ト
レイ上に載置される原稿の枚数に応じてモードを変更す
るようにしていた。これによって、奇数枚原稿モードが
設定された場合には、最初に原稿台上に給送される最終
ページの原稿については片面複写作業を行い、最終ペー
ジの画像を形成した片面複写済用紙は貯留部に導かずそ
のまま排出部に排出し、最終ページの次の原稿の画像か
ら順に用紙の表裏面に複写するようにしていた。
しかしながら上記従来の自動両面複写機は、偶数枚原稿
モードと奇数枚原稿モードとの切換作業が切換スイッチ
の操作のみによって行われるものであった。このため、
ページが連続する奇数枚の原稿の両面複写を複数連続し
て行う場合、モードの設定が更新されず、2回目以降の
両面複写作業が1回目の奇数枚原稿モードの両面複写作
業に組込まれてしまう場合があった。このような状況で
は、2回目以降の奇数枚原稿が偶数枚原稿モードで両面
複写されてしまい、誤ったページ組みがなされ、最後に
給送される第1ページの原稿の画像を形成した片面複写
済用紙が貯留部に貯留されたままとなる。したがって、
正常な両面複写作業を行うことができず、ミスコピーを
生じる欠点がある。
<発明の目的> この発明の目的は上記従来の欠点に鑑み、複数の奇数枚
原稿群について両面複写作業を連続して行う場合に、原
稿トレイに載置される原稿群が別の原稿群に変わったこ
とを検出し、原稿群が変わったとき自動的に奇数枚原稿
モードを解除することによりモード設定を更新するよう
にし、複数の奇数枚原稿群のそれぞれの最終ページの原
稿のみ片面複写して誤ったページ組みや最後に給送され
る原稿の画像を複写した用紙が貯留部に貯留されたまま
になることを防止し、全ての奇数枚原稿群について正確
に両面複写作業を行うことができる自動両面複写機を提
供することにある。
<発明の構成および効果> この発明は、原稿トレイ上にページ順に伏せて載置され
た複数枚の原稿を上から順に繰り出して原稿台上に搬送
し、複写ののち該原稿の表裏を反転して排出堆積する自
動原稿送り装置と、 用紙の上面に前記原稿の画像を形成する画像形成部と、
この画像形成部で画像を形成された用紙の上下を反転し
て再度画像形成部に導き又は該用紙を排紙トレイに排紙
堆積する用紙搬送機構と、を有する複写機本体とからな
り、 最初の原稿から順に用紙の両面に複写する偶数枚原稿モ
ード、または、最初の原稿のみ用紙の片面に複写して排
紙し次の原稿から順に用紙の両面に複写する奇数枚原稿
モードのいずれかを選択したのち両面複写作業をスター
トするモード選択手段を備えた自動両面複写機におい
て、 前記原稿トレイに原稿の有無を検出する原稿検出手段を
設けるとともに、この原稿検知手段が複写動作開始後に
原稿がなくなったことを検出したときモードを強制的に
偶数枚原稿モードに設定し、前記モード選択手段の選択
状態に復帰するモード解除手段を備えたことを特徴とす
る。
以上の構成により、この発明によれば、一つの原稿群の
両面複写作業が終了すると原稿検知手段が原稿トレイ上
に原稿がなくなったことを検出する。このときモード解
除手段によりモードが強制的に偶数枚原稿モードに設定
される。したがって引き続いて奇数枚原稿モードの両面
複写作業を行う場合には、モード選択手段により新たに
奇数枚原稿モードを設定する。このように、両面複写作
業の最初に片面複写を行うという特殊な処理が必要な奇
数枚原稿モードを維持せず、毎回これを設定させるよう
にしたことにより、偶数枚原稿の場合には毎回のモード
設定が不要になり円滑に両面複写作業ができるととも
に、奇数枚複写の場合には確実にモード設定をすること
により、各原稿群のそれぞれの最終ページの原稿のみに
ついて片面複写を行うことができ、誤ったページ組みで
両面複写が行われることを防ぐとともに、最後に給送さ
れる原稿の画像を複写した用紙が貯留されたままになる
ことを防止でき、全ての奇数枚原稿群について正確に両
面複写作業を行うことができる。
<実施例> 第2図は、この発明の実施例である自動両面複写機の構
成を示す正面断面の略図である。
複写機本体1の内部の中央部には感光体ドラム2が設け
られており、複写プロセス部7が構成されている。複写
プロセス部7の右側には給紙トレイ4および用紙カセッ
ト5,6が装着された給紙部3が構成されている。また複
写プロセス部7の左側には排紙ローラ8が設けられ、排
紙部9が構成されている。複写プロセス部7と排紙部9
との間には搬送ベルト13および定着ローラ11が設けられ
ている。
複写機本体1の上面には操作パネル10が形成されてい
る。また、原稿台の上面にはADF21が取り付けられてい
る。ADF21は原稿トレイ22、原稿給送部25および原稿カ
バー26から構成されている。原稿カバー26の上面には原
稿排紙部23が形成されている。
複写機本体1の排紙部9の外側にはソータ31が装着され
ている。ソータ31は複数のビン34a〜34nを備えている。
ソータ31の内部には搬送ベルト35およびガイド33が設け
られている。ガイド33は矢印AまたはB方向に移動し、
搬送ベルト35は排出部9から排出された用紙をガイド33
に導く。この後用紙はガイド33が位置するビンに収納さ
れる。また、ソータ31の内部にはフラッパ32が揺動自在
に取り付けられており、ガイド33への用紙の進路を閉鎖
または開放する。このフラッパ32によりガイド33方向の
進路が閉鎖されると、用紙はローラ37方向に導かれる。
複写機本体1はキャビネット41上に設置されている。キ
ャビネット41の内部には中間トレイ42が形成されてい
る。この中間トレイ42は給紙ローラ44を備えている。ま
たキャビネット41には搬送路45が形成されており、複写
機本体1の通路12に連続している。さらにキャビネット
41には通路46が構成されており、ソータ31内の搬送路36
と中間トレイ42とを連続している。
第3図は、上記自動両面複写機の制御部のブロック図で
ある。
CPU51からはI/Oインターフェイス55を介してADF21、
ソータ31およびキャビネット41の制御信号が出力され、
原稿センサ24の検出信号等が入力される。また、CPU51
からはI/Oインターフェイス54を介して操作パネル制
御部56に操作パネル10の制御信号が出力される。操作パ
ネル10には偶数枚原稿モードキー57および奇数枚原稿モ
ードキー58が備えられており、これらのオン信号がI/
Oインターフェイス54を介してCPU51に入力される。ROM
52には片面複写作業および両面複写作業時の各部の動作
プログラムが記憶されている。またRAM53には入出力さ
れるデータが記憶される。
第1図(A)および(B)は、上記自動両面複写機の動
作を示すフローチャートである。
電源がオンされるとステップn1(以下“ステップni"を
単に“ni"という。)においてウォーミングアップが開
始される。n2においてウォーミングアップが終了すると
n3およびn4でそれぞれデータ入力およびモード設定がな
される。ここで入力されるデータは複写枚数、複写倍率
および用紙サイズ等であり、入力されたデータはRAM53
に記憶される。またn4では、片面複写モードまたは両面
複写モードのいずれかが選択され、両面複写モードが選
択された場合にはさらに偶数枚原稿モードまたは奇数枚
原稿モードのいずれかが選択される。
n5では両面複写モードが設定されたか否かが判別され、
片面複写モードである場合にはn6でその処理を行う。両
面複写モードが設定された場合にはn7に進み、奇数枚原
稿モードであるか否かが判別される。奇数枚原稿モード
キー58が操作され、奇数枚原稿モードが選択された場合
にはn8でフラグFを1にする。また偶数枚原稿モードキ
ー57が操作され、偶数枚原稿モードが選択された場合に
はn9でフラグFの内容を0にする。このフラグFは、偶
数枚原稿モードと奇数枚原稿モードのいずれが選択され
たかを判別するためのものである。
n10でプリントスイッチが操作されるとn11に進み、フラ
グFの内容が判別される。フラグFの内容が1である場
合には奇数枚原稿モードキー58が操作されたとしてn12
に進み、原稿トレイ22上に載置されている原稿のうち最
上部に位置するものを原稿台に給送する。次いでn13で
給紙部3から複写プロセス部7に白紙用紙を給紙し、n1
4で複写プロセスが行われる。複写プロセスが終了する
とn15で最終ページの原稿の画像を複写した片面複写済
用紙を排紙部9から排出する。このときソータ31が有す
るフラッパ32はガイド33への進路を開放しており、排出
された片面複写済用紙はビン34a〜34nのいずれかに収納
される。n16では設定枚数分の複写プロセスが完了した
か否かが判別され、完了していない場合にはn13に戻
る。このようにしてn13〜n16が設定枚数分だけ繰り返し
行われ、設定枚数分の複写プロセスが完了するとn21に
進む。以上の動作により奇数枚原稿モード時には、原稿
トレイ22に載置された原稿のうち最上部に位置し最初に
給紙される最終ページの原稿が片面複写モードで複写さ
れる。
n11においてフラグFの内容が0である場合、すなわち
偶数枚原稿モードである場合にはn21にスキップする。n
21では原稿センサ24がオンしているか否かが判別され
る。原稿トレイ22上に次の原稿がある場合にはn22でそ
の原稿のうち最上部に位置するものを原稿台に給送し、
n24で給紙部3から複写プロセス部7に白紙用紙を給紙
する。次いでn25で複写プロセスが行われる。このとき
ソータ31のフラッパ32はガイド33への進路を閉鎖してい
る。このため複写プロセスを終了した片面複写済用紙は
排紙部9から排出された後ローラ37方向に導かれる。片
面複写済用紙はその後端部近傍がローラ37に接触した状
態で一旦停止した後、その前後端を反対にして第2図に
示す矢印C方向に搬送される。このとき片面複写済用紙
は搬送路36および通路46を経由して中間トレイ42に導か
れ、一時貯留される。次いでn27で設定枚数分の複写プ
ロセスが完了したか否かが判別される。これによってn2
4〜n27が設定枚数分繰り返され、中間トレイ42には設定
枚数分の片面複写済用紙が貯留される。
原稿トレイ22上に次の原稿があり、原稿センサ24がオン
している場合にはn28からn30に進み、最上部に位置する
原稿が原稿台に給送される。次いでn31で中間トレイ42
から片面複写済用紙が給紙ローラ44により搬送路45およ
び通路12を経由して複写プロセス部7に給紙される。中
間トレイ42から給紙される片面複写済用紙は複写プロセ
ス部7、排紙部9、ソータ31および中間トレイ42を循環
して搬送される間にローラ37により前後端を反転されて
おり、中間トレイ42から複写プロセス部7に給紙された
際には画像が形成されていない裏面が感光体ドラム2に
対向する。したがってn32における複写プロセスが終了
すると用紙の両面に画像が形成される。この後n33で排
紙部9から両面に画像を形成した用紙が排紙される。こ
のとき、フラッパ32はガイド33方向の進路を開放してお
り、搬送ベルト35によりガイド33が位置するビンに導か
れる。n34では設定枚数分の複写プロセスが終了したか
否かが判別される。これによってn30〜n34が設定枚数分
繰り返され、中間トレイ42に貯留された片面複写済用紙
の全てが複写プロセス部7に給紙される。
以上のn21〜n34が両面複写作業のプログラムである。偶
数枚数原稿モードが選択された場合にはn11から直接n21
に進むため、両面複写作業のプログラムのみが行われ
る。また、奇数枚原稿モードが選択された場合にはn11
→n12〜n16と進み、最終ページの片面複写作業を終了し
た後にn21に進む。したがって、最終ページの次のペー
ジの原稿から両面複写作業が行われる。
この両面複写作業中n28で原稿センサ24がオンしなくな
った場合すなわち、裏面用の原稿が原稿トレイ22にない
場合にはn29に進みエラー処理が行われる。
また、両面複写作業中n21において原稿センサ24がオン
しなくなった場合すなわち、次の両面複写作業に係る原
稿がなくなった場合にはn23に進み、フラグFの内容を
0にしてn3に戻る。これによって、奇数枚原稿モードが
選択されている場合にはこれを一旦解除し複写作業が開
始可能な状態で待機する。このn21,n23がこの発明のモ
ード解除手段である。
例えば、第4図(A)に示すように、原稿a1〜a3からな
る奇数枚原稿群71aと、原稿b1〜b5からなる奇数枚原稿
群71bとの両面複写作業を連続して行う場合には、従来
は最初に給送される原稿a3について片面複写作業を行っ
た後は全ての原稿について順に両面複写が行われてい
た。したがって、第4図(C)に示すように奇数枚原稿
群71bの第1ページの原稿b1を複写した片面複写済用紙
が中間トレイに残留してしまう。
ところが、この発明によれば奇数枚原稿群71aの両面複
写作業終了後、奇数枚原稿モードが解除されるため、奇
数枚原稿群71bについて両面複写作業を行う際には、新
たに奇数枚原稿モードを選択する必要が生まれる。これ
によって奇数枚原稿モードを更新することができ、第4
図(B)に示すように2番目の奇数枚原稿群71bについ
ても正常に両面複写作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)および(B)はこの発明の実施例である自
動両面複写機の動作を示すフローチャート、第2図は同
自動両面複写機の構成を示す正面断面の略図、第3図は
同自動両面複写機の制御部のブロック図である。また第
4図(A)〜(C)は原稿および用紙の状態を示す図で
あり、同図(A)は両面複写作業に係る奇数枚原稿群を
示し、同図(B)はこの発明の実施例の自動両面複写機
により両面複写作業を行った場合の用紙の複写状態を示
し、同図(C)は従来の自動両面複写機による用紙の画
像形成状態を示している。 24……原稿センサ、 57……偶数枚原稿モードキー、 58……奇数枚原稿モードキー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−46354(JP,A) 特開 昭58−118666(JP,A) 特開 昭59−58450(JP,A) 特開 昭60−107659(JP,A) 特公 平4−23779(JP,B2) 特公 昭61−13228(JP,B2) 特公 昭60−10620(JP,B2) 特公 平4−47313(JP,B2) 特公 昭61−21911(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿トレイ上にページ順に伏せて載置され
    た複数枚の原稿を上から順に繰り出して原稿台上に搬送
    し、複写ののち該原稿の表裏を反転して排出堆積する自
    動原稿送り装置と、 用紙の上面に前記原稿の画像を形成する画像形成部と、
    この画像形成部で画像を形成された用紙の上下を反転し
    て再度画像形成部に導き又は該用紙を排紙トレイに排紙
    堆積する用紙搬送機構と、を有する複写機本体とからな
    り、 最初の原稿から順に用紙の両面に複写する偶数枚原稿モ
    ード、または、最初の原稿のみ用紙の片面に複写して排
    紙し次の原稿から順に用紙の両面に複写する奇数枚原稿
    モードのいずれかを選択したのち両面複写作業をスター
    トするモード選択手段を備えた自動両面複写機におい
    て、 前記原稿トレイに原稿の有無を検出する原稿検知手段を
    設けるとともに、この原稿検知手段が複写動作開始後に
    原稿がなくなったことを検出したときモードを強制的に
    偶数枚原稿モードに設定し、前記モード選択手段の選択
    状態に復帰するモード解除手段を備えてなる自動両面複
    写機。
JP61009400A 1986-01-18 1986-01-18 自動両面複写機 Expired - Fee Related JPH0668644B2 (ja)

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