JPH0788146B2 - 作業車両用変速装置 - Google Patents

作業車両用変速装置

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JPH0788146B2
JPH0788146B2 JP63254603A JP25460388A JPH0788146B2 JP H0788146 B2 JPH0788146 B2 JP H0788146B2 JP 63254603 A JP63254603 A JP 63254603A JP 25460388 A JP25460388 A JP 25460388A JP H0788146 B2 JPH0788146 B2 JP H0788146B2
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JP
Japan
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gear
engine
traveling
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康 松田
保一 鎌田
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 この発明は、トラクタなどの作業車両に用いられる変速
装置に関し、特に非作業時の走行において作業時の車速
よりも高速の車速を良好な燃費効率で且つ安全に実現で
きる作業車両用変速装置に関する。
(b)従来の技術 トラクタなどの作業用農機は、農地内を走行して農作業
を実行する。この場合において作業内容や農地面の状態
等の作業条件によって最適な車速は異なる。そこで、作
業条件に応じた速度で農地内を走行できるように、エン
ジンの回転は変速装置を介して車輪に伝達される。この
変速装置は作業条件に応じた車速をエンジンの最大出力
付近で実現するそれぞれ変速比の異なる複数の作業用変
速段を備えており、作業条件に最適な作業用変速段を選
択することにより、農耕作業に必要な後部出力を常時車
輪に伝達するようにしている。
(c)発明が解決しようとする課題 しかしながら、トラクタなどの作業車両は農地外の路面
を走行して移動する場合があり、このような非作業時の
走行においては道路交通法に定められた制限速度以下で
できるだけ高速で走行すべきである。このような制限速
度付近の高速車速を、比較的低速用に変速比を設定され
た作業用変速段を用いて実現するためにはエンジンを高
回転状態にしなければならず、燃料消費量が増加すると
ともに、騒音等の公害を引き起こす問題があった。
この発明の目的は、エンジンの比較的低回転数により道
路交通法に定められた制限速度近傍の高速車速を実現で
きる走行用変速段を設けることにより、制限速度近傍の
高速車速を低い燃料消費率で実現するとともに、制限速
度を超えることがなく安全に走行できる作業車両用変速
装置を提供することにある。
(d)課題を解決するための手段 この発明の作業車両用変速速度は、エンジンの最高出力
回転数により作業時の車速を実現する作業用変速段を備
えた作業車両用変速装置において、 エンジンの低燃料消費率回転数により制限車速を実現す
る走行用変速段と、走行用変速段が選択されたことを検
出する検出手段と、検出手段が走行用変速段が選択され
たことを検出した際に走行用変速段の変速比との積が制
限車速を下回る回転数をエンジンの上限回転数とする上
限回転数設定手段と、を設けたことを特徴とする。
(e)作用 この発明においては、走行用変速段を選択すると、エン
ジンの低燃料消費率回転数により比較的高速の制限車速
で車両が走行する。このとき、走行用変速段の選択を検
出手段が検出し、上限回転数設定手段により走行用変速
段の変速比との積が制限車速を下回る回転数をエンジン
の上限回転数とされる。このため、エンジンの回転数は
この上限回転数を越えて上昇することがなく、車両の速
度は制限車速を超えることがない。
(f)実施例 第1図は、この発明の実施例である作業車両用変速装置
の構成を示す図である。
エンジンEの回転はクラッチ1および変速装置2を介し
て車軸3に伝達される。変速装置2は内部に作業用変速
段21a〜24aおよび走行用変速段25aを入力軸7に固定し
て備えている。また、入力軸7に平行に軸支された出力
軸8には滑り歯車9,10が摺動自在且つ一体に回転するよ
うに設けられている。滑り歯車9には作業用変速段21a,
23a,24aのそれぞれに噛合するギア21b,23b24bが一体に
形成されている。また、滑り歯車10には作業用変速段22
aおよび走行用変速段25aのそれぞれに噛み合うギア22b
および25bが一体に形成されている。この滑り歯車9,10
にはリンク5を介して変速レバー4の変位が伝達され
る。この変位によって作業用変速段21a〜24aおよび走行
用変速段25aのうちの何れかがギア21b〜25bの何れかと
噛み合う。これによってクラッチ1を介して入力軸7に
伝達されたエンジンEの回転は何れかの変速段による変
速比によって変速されて出力木軸8に伝わりこの出力軸
8の回転がベベルギア3bを介して車軸3に伝達される。
一方、エンジンEは燃料供給装置6から燃料の供給を受
ける。この燃料供給装置6は図外のアクセルの操作量に
応じた燃料をエンジンEに供給する。エンジンEの回転
数は燃料供給量の増減に従い、高速または低速に変化す
る。このエンジンEの回転数は回転数センサS1により検
出される。この回転数センサS1の出力がA/D変換器15に
より2値化され、I/Oインタフェース14からCPU11に入力
される。また、変速レバー4により走行用変速段25aが
選択されると、センサS2がこれを検出し、その検出信号
がI/Oインターフェース14からCPU11に入力される。この
センサS2がこの発明の検出手段に相当する。CPU11は回
転数センサS1およびセンサS2の入力内容に応じて、ROM1
2に予め書き込まれたプログラムに従って燃料供給装置
6からエンジンEへの燃料供給量を制御する。
第2図は、上記作業車両用変速装置の各変速段における
エンジン回転数と車速との関係を示す図である。
作業用変速段21a〜24aのそれぞれをギア21b〜24bのそれ
ぞれに噛合させると、最大出力回転数Neにおいて制限車
速Va以下の比較的低速を実現する。これによってオペレ
ータは作業時に負荷状態に応じて作業用変速段21a〜24a
のいずかを選択し、負荷状態に応じた車速で作業を実行
する。走行用変速段25aがギア25bと噛み合うと、エンジ
ンEが低燃料消費率回転数Naにおいて制限車速Vaを実現
する。
第4図は、上記作業用変速装置の制御部の処理手順を示
すフローチャートである。
変速レバー4の操作により第3図に示すように走行用変
速段25aがギア25bと噛み合わされると、センサS2がオン
し(n1)、回転数センサS1の出力が読み出される(n
2)。この回転数センサS1の出力であるエンジンEの回
転数rが上限回転数R以上であるか否かを判別し(n
3)、現在のエンジンEの回転数rが上限回転数R以上
である場合には燃料供給装置6からの燃料供給量を減量
する(n4)。上限回転数Rとは、走行用変速段25aの変
速比との積が制限車速Vaにほぼ一致する回転数であり、
第2図に示す低燃料消費率回転数Naにほぼ一致する。以
上においてn3,n4がこの発明の上限回転数設定手段に相
当する。
以上のようにしてこの実施例によれば、作業用変速段21
a〜24aに比較して十分に速い変速比を有する走行用変速
段25aを設けることにより、作業時以外の低負荷状態の
走行時において、作業時のエンジン回転数に比べて十分
に低い回転数で制限車速程度の高速車速を実現すること
ができる。これによって、走行時の燃料消費率を低減す
ることができ、経済性を向上することができる。また、
エンジンEの回転数が制限車速を上回る車速を実現する
回転数以上に上昇しないようにしており、走行時の安全
性を確保することができる。
(g)発明の効果 この発明によれば、作業時以外の通常走行時において走
行用変速段を選択すると、低燃料消費率回転数により制
限車速を実現できる。したがって、作業用変速段を用い
て制限車速を実現する場合に比べて消費される燃料が少
なくて済み、経済性を向上することができる。また、走
行時のエンジン回転数を低く抑えることができるため、
騒音の発生を抑えることができる。さらに、走行用変速
段が選択されている際にエンジンの回転数が上限回転数
を上回らないようにされるため、車速が制限車速を超え
ることがなく、走行時の安全性を確保することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例である作業車両用変速装置の
構成を示す図、第2図は同作業車両用変速装置の各変速
段におけるエンジン回転数と車速との関係を示す図、第
3図は同作業車両用変速装置における走行用変速段の選
択状態を示す図、第4図は同作業車両用変速装置の制御
部の処理手順を示すフローチャートである。 2……変速装置、 21a〜24a……作業用変速段、 25a……走行用変速段、 S2……センサ(検出手段)、 E……エンジン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの最高出力回転数により作業時の
    車速を実現する作業用変速段を備えた作業車両用変速装
    置において、 エンジンの低燃料消費率回転数により制限車速を実現す
    る走行用変速段と、走行用変速段が選択されたことを検
    出する検出手段と、検出手段が走行用変速段が選択され
    たことを検出した際に走行用変速段の変速比との積が制
    限車速を下回る回転数をエンジンの上限回転数とする上
    限回転数設定手段と、を設けてなる作業車両用変速装
    置。
JP63254603A 1988-10-07 1988-10-07 作業車両用変速装置 Expired - Lifetime JPH0788146B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP63254603A JPH0788146B2 (ja) 1988-10-07 1988-10-07 作業車両用変速装置

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JP63254603A JPH0788146B2 (ja) 1988-10-07 1988-10-07 作業車両用変速装置

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Publication Number Publication Date
JPH02102835A JPH02102835A (ja) 1990-04-16
JPH0788146B2 true JPH0788146B2 (ja) 1995-09-27

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ID=17267330

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JP63254603A Expired - Lifetime JPH0788146B2 (ja) 1988-10-07 1988-10-07 作業車両用変速装置

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JPH02102835A (ja) 1990-04-16

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