JPH0773912B2 - ブランケツト胴等の回転体の洗浄装置 - Google Patents

ブランケツト胴等の回転体の洗浄装置

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JPH0773912B2
JPH0773912B2 JP2091778A JP9177890A JPH0773912B2 JP H0773912 B2 JPH0773912 B2 JP H0773912B2 JP 2091778 A JP2091778 A JP 2091778A JP 9177890 A JP9177890 A JP 9177890A JP H0773912 B2 JPH0773912 B2 JP H0773912B2
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吉史 村上
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板坂 征夫
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は印刷にあずかるブランケツト胴等の回転体の洗
浄装置に関する。
〔従来の技術〕
従来印刷に使用されるブランケット胴等の回転体の外周
面の洗浄装置として、帯状の洗浄布をブランケット胴等
の外周面に面状に接触させているものが知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記帯状の洗浄布は、供給ロールに巻き付けられて巻取
りロールで巻き取られている。これらの両ロールにおい
て、重い洗浄布の巻物が取り付けられた供給ロールを所
定の位置に組立てることが非常に困難である。
本発明は重い巻物付供給ロールを所定の位置に簡単かつ
容易に組立てることができる洗浄装置を提供しようとす
るものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、洗浄布を供給ロールから2
点の支点間に送り出し、巻取りロールで巻き取るものに
おいて、支点間の洗浄布の部分がブランケット胴,圧
胴,インキ供給ロール等の回転体の外周に面接触し、洗
浄布にその裏側から洗浄液を供給させながら洗浄布にブ
ランケット胴等の回転体の回転方向と対抗する方向に移
動し、供給ロールは軸受で支持され、この軸受内に供給
ロールを制動する制動子と制動子の制動力をばねを介し
て調節するねじの制動手段が組み込まれ、軸受は供給ロ
ールの着脱用孔を有し、この着脱用孔を開閉する蓋を制
動子に回転可能に連結している。
〔実施例〕
本発明の洗浄装置は種々の印刷機に使用できるが、オフ
セツト印刷機に適用した実施例につき図面を参照しなが
ら具体的に説明する。
第1図はオフセツト印刷機を示し、インキつぼ(1)か
らインキがインキ供給ローラ群(2)を介して版胴
(3)の版面に塗布し、該版面から画線のインキをゴム
製のブランケツト胴(4)の外周面に移し、該ブランケ
ツト胴(4)からそれと圧胴(5)の間に送られる印刷
紙(6)に転写する。この印刷行程において、ごみ、紙
粉、インキ等の付着物がブランケツト胴(4)、圧胴
(5)、インキ供給ローラー群(2)等に付着されると
印刷の質が悪化される。
上記付着物を除去するため、洗浄布(7)が2点の支点
(8)、(9)間に張設され、その洗浄布(7)にその
裏側から洗浄液を噴射する噴射孔(10)を有する噴射管
(11)が洗浄布(7)の裏側に設けられている。
洗浄布(7)は不織布で形成され、巻物状に芯体(12)
(第8図)に巻きつけられていて、その芯体を洗浄布供
給ロール(13)に一体的に回転するように嵌合させ、こ
の洗浄布供給ロールに一定のブレーキを掛けている。洗
浄布(7)の一端は支点(8)、(9)を経由して洗浄
布巻取りロール(14)に一体的に回転形状に嵌合された
芯体(15)(第8図)に巻きつけられて、その巻取りロ
ールにて巻取られる。その巻取りにて新しい洗浄布
(7)が順次洗浄位置に供給される。
洗浄布(7)を緊張状態に支持する2点の支点の一方
(8)はブラケット(16)の上辺と前辺との角部に設け
られ、他方(9)は前辺と下辺との角部に設けられ、こ
れらの支点(8)、(9)は両ブラケツト(16)(第3
図)間に延びている。下方の支点(9)は上方の支点
(8)より斜め前方の位置を取り、かつブランケンツト
胴等の回転体(4)の回転方向(A)に対抗する方向に
向いている。
上記両支点(8)、(9)において、少くとも巻取り側
の方(9)は回転ロール(9a)で構成されている。その
実施例として、供給側の支点(8)と巻取り側の支点
(9)はいずれも回転ロール(8a)、(9a)で構成され
たり(第11図a、b、d)、または供給側の支点(8)
は回転しない静止体(8b)で形成し、供給側の支点
(9)のみを回転ロール(9a)で構成される(第11図
c)。また両支点(9)、(9)の間に少くとも1個の
押えロール(17)を設けて、該ロールで両支点間に張設
された洗浄布(7)を回転体(4)に押しつけるように
してもよい(第11図d)。さらには2支点(8)、
(9)間の洗浄布(7)のみを回転体(4)に接触させ
たり(第11図a、c)、または両端の支点の回転ロール
(8a)、(9a)を洗浄布(7)を介して回転体(4)に
押さえるようにしてもよく(第11図b、d)、後者の場
合に支点の回転ロール(8a)、(9a)の外周(18)をゴ
ム等のような柔軟な弾性材で構成することが好ましく
(第11図d)、押えロール(17)を使用する場合にはこ
の外周(18)も上記弾性材で形成することが好ましい。
この弾性材は紙粉等が回転体に付着するのを阻止する。
両支点(8)、(9)が回転ロール(8a)、(9a)の場
合には各ロールの両端の小径の軸部(125)がブラケツ
ト(16)の軸受孔(126)にて回転自在に支持されてい
る(第5図)。
噴射管(11)は両ブラケツト(16)、(16)間の長さを
有し(第3図)、その両端がブラケツトの孔(19)に挿
入されて連結管(20)のねじ(21)で固着されている
(第5図)。噴射孔(10)は噴射管(11)のほゞ全長に
わたつて等間隔に穿設されている。洗浄液は噴射管(1
1)の両端の連結管(20)から噴射管(11)内に送られ
て噴射孔(10)から洗浄布(7)の裏側に噴射される。
両ブラケツト(16)、(16)は両側枠(22)、(22)の
内側に配置されていて、これらのブラケツト(16)と側
枠(22)は連結杆(23)、(24)で所定の間隔を保つて
互いに連結されている。連結杆(23)、(24)(第6
図)はその端部の小径部(25)がブラケツト(16)の孔
(26)に貫通して側枠(22)に突き当り、ねじ(27)、
(28)(第6図)で側枠に固着されている。ねじ(28)
はその端部に軸部(29)を有し、該軸部がローラー(3
0)を支持している。連結杆(23)、(24)の肩部(3
1)(第6図)はブラケツト(16)の孔(26)の縁に係
合してブラケツト(16)、(16)間の間隔を保ち、連結
杆(23)、(24)の端面が両側枠(22)、(22)間の間
隔を保ち、さらに小径部(25)に嵌合した短管(32)
(第6図)でブラケツト(16)と側枠(22)との間隔を
保つている。連結杆(33)、(34)(第7図)も連結杆
(23)、(24)と同様にその両端が側枠(22)、(22)
に突き当つて側枠間の間隔を保ち、ねじ(27)、(28)
で固着され、一方ねじ(28)はローラー(30)を支持し
ている。
供給ロール(13)と巻取りロール(14)は互いに同一長
さで、両側枠(22)、(22)間の距離より若干短い(第
3図)。
供給ロール(13)は第8図に示すようにその両端に固着
された連結座(36)を有し、これらの連結座に軸(37)
が挿入されて該軸を貫通するボルト(38)で連結されて
いる。このボルト(38)はそのねじ部(39)が連結座
(36)のねじ孔(40)に螺合し、頭部(41)が軸(37)
の肩部(42)に係合している。ボルト(38)を締め付け
ると軸(37)が互いに近寄る方向に移動して、その外フ
ランジ(43)で供給ロール(13)上の洗浄布(7)用の
巻芯(12)を締め付ける。その結果巻芯(12)は供給ロ
ール(13)と一体的に回転する。ボルト(38)をゆるめ
て軸(37)を連結座(36)から分離させると、巻芯(1
2)を供給ロール(13)から引き抜くことができる。尚
軸(37)と連結座(36)は、軸側のキー(44)と連結座
側のキー溝(45)との嵌合にて一体的に回転する関係に
ある(第8図)。軸(37)の支持用の軸受(46)は側枠
(22)、(22)の孔(47)内に貫通され、軸受のフラン
ジ(48)をねじ(49)で側枠(22)の内側面に固着して
いる(第8図)。軸受(46)はその外周の上方の一部に
開口部(50)が形成され、この開口部から軸(37)を軸
受(46)内に挿入したり、軸受(46)から引き抜いたり
する。開口部(50)は蓋(51)で開閉され、この蓋で軸
(37)を軸受(46)内に閉じ込める(第8図)。
制動子(52)と圧縮コイルばね(53)が軸受(46)内に
組み込まれていて(第8図)、ばね(53)で制動子(5
2)を軸(37)の端面に押しつけて制動力を軸に与え
る。この制動力の調節用ねじ(54)が軸受(46)の外端
面のねじ孔(55)に螺合され、このねじ(54)とばね
(53)の間にばね受(56)が設けられている。ねじ(5
4)を締めつけると、ばね受(56)とばね(53)を介し
て制動子(52)の軸(37)の端面に対する押圧力が強化
され、ねじをゆるめると、制動子の押圧力が弱められ、
これにより制動力が調節される。制動子(52)はねじ孔
(57)を有し、このねじ孔にボルト(58)が螺合され、
このボルトで蓋(51)を制動子(52)に連結し、またボ
ルトの先端部(59)を軸受(46)の縦長孔(60)に摺動
可能に嵌合させて制動子(52)回転を阻止している。ボ
ルト(58)の締付により、蓋(51)は閉状態に固定さ
れ、ボルト(58)のゆるめにより、蓋(51)はボルトを
中心として開閉の位置に回転され得る。この蓋(51)の
開にて、供給ロール(13)を軸受(46)から取りはずし
たり、軸受内に組込んだりすることができ、蓋の閉にて
供給ロール(13)を軸受内に閉じ込めることができる。
これにより洗浄布(7)を洗浄装置に容易に補給するこ
とができる。尚ナツト(127)(第8図)は調節ねじ(5
4)に螺合されて調節ねじのゆるみを阻止する。
巻取りロール(14)は第9図に示すようにその両端に固
着された連結座(61)を有し、これらの連結座に継手部
材(62)、(63)が挿入されている。一方の継手部材
(62)はそれと一体のねじ部(64)を有し、このねじ部
(64)と連結座(61)のねじ孔(65)との螺合にて巻取
りロール(14)に固着される。他方の継手部材(63)は
その孔(66)に貫通されたボルト(67)のねじ部(64)
と連結座(63)のねじ孔(65)との螺合にて固着され
る。ボルト(67)の頭部(68)は継手部材(63)の肩部
(69)に係合していて、ボルト(67)の締付にて継手部
材(63)が継手部材(62)側に近寄る方向に移動して、
両継手部材のフランジ(70)、(70)で巻取りロール
(14)上の洗浄布用の巻芯(15)を締めつける。これに
より巻芯(15)は巻取りロール(14)と一体的に回転す
る。ボルト(67)のゆるめにて、継手部材(63)を連結
座(61)から分離させると、巻芯(15)は巻取りロール
(14)から引き抜くことができる。尚継手部材(63)と
連結座(61)は、継手部材側のキー(71)と連結座側の
キー溝(72)との嵌合にて一体的に回転する関係にあ
る。
継手部材(63)は軸(73)に連結手段で分離可能に連結
される。その連結手段として継手部材(63)と軸(73)
との突き合せ面に各々互いにかみ合う4個のつめ(74)
と(75)が形成され(第3図)、これらのつめは軸方向
の相対的に移動にて互いにかみ合つたり、そのかみ合い
がはずれたりし、かみ合い状態において相対的に回転力
を伝達する。軸(73)は側枠(22)に固着された軸受
(76)に一方向クラツチ(77)を介して洗浄布の供給方
向のみに回転可能に軸支されている(第9図)。軸受
(76)は側枠(22)の孔(78)に挿入され(第9図)、
そのフランジ(79)(第3図)をねじ(図示せず)で側
枠(22)の外側面に固着している。
継手部材(62)も第9図に示すように軸(81)に連結手
段で分離可能に連結される。その連結手段として継手部
材(62)側の突き合せ面に2個のつめ(82)が形成さ
れ、軸(81)側の突き合せ面に上記つめ(82)にかみ合
う溝(83)が形成され、該溝(83)を横断して上記つめ
(82)の間を貫通するピン(84)が軸(81)のねじ孔
(85)に螺合されている(第10図)。つめ(82)と溝
(83)とピン(84)は軸方向の相対的移動にて互いにか
み合つたり、そのかみ合いがはずれたりし、かみ合い状
態にて一体的に回転する。軸(81)は側枠(22)に固着
された軸受(86)に軸支され、該軸受(86)は側枠(2
2)の孔(87)に挿入され、そのフランジ(88)(第2
図)をねじ(89)で側枠(22)の外側面に固着してい
る。
軸(81)は軸受(86)に対して回転可能であると共に軸
方向に移動可能である。この軸(81)が内側に押し込ま
れた状態において、巻取りロール(14)の両端の継手部
材(62)、(63)はそれらと相対する軸(73)、(81)
に連結されている。軸(81)が外側に押し出されると、
継手部材(62)、(63)と軸(73)、(81)とのいずれ
かの結合が分断されて巻取りロール(14)を取り出すこ
とができる。装置に対する巻取りロール(14)の組込み
は、一方の継手部材(63)を軸(73)に接続し、次いで
他方の継手部材(62)を軸(81)に合わせてその軸(8
1)を押し込むことによりなされる。
軸(81)にクリツク運動を与えてそれを接続位置と分離
位置に停止させる手段が(軸(81)と軸受(86)に設け
られている。その手段として、第9図に示すように2個
の環状溝(90)、(91)が軸(81)に所定の間隔をあけ
て設けられ該環状溝に係合する球(92)が軸受(86)の
ねじ孔(93)内に挿入され、該ねじ孔内に球に環状溝方
向の弾発力を与える圧縮コイルばね(94)を挿入し、該
ねじ孔にねじ(95)を螺合させてばねを圧縮させてい
る。軸(81)の往復動に従つて球(92)が環状溝(9
0)、(91)のいずれかに係合して、軸(81)を接続位
置または分断位置に停止させる。軸(81)が押し出され
て球(92)が環状溝(91)に係合すると、ピン(84)と
つめ(82)、(82)との係合が解除される。尚ストツパ
ー(96)が軸(81)に固着されている。
巻取りロール(14)は駆動手段で間欠的に回転される。
その手段として、クランクアーム(97)の環状のボス
(98)が一方向クラツチ(99)を介して軸(73)に嵌合
されている(第9図)。このクランクアーム(97)の先
端は連結部材(100)の一端にピン(101)で枢着され、
該連結部材(100)の他端がピストンロツド(102)にピ
ン(103)で枢着され、該ピストンロツド(102)はエア
ーシリンダー(104)で往復動される(第4図)。この
ピストンロツド(102)は第4図において引込位置にあ
り、シリンター(104)で矢印方向(B)に押し出され
ると、クランクアーム(97)が連結部材(100)を介し
て矢印方向(C)に回転する。その回転の際一方向クラ
ツチ(99)を介して軸(73)が同方向(C)に回転され
て巻取りロール(14)を同方向に従動させ、洗浄布
(7)を巻取る。尚洗浄布(7)の巻取り端は巻芯(1
5)に両面接着テープ貼着される。ピストンロツド(10
2)が突出位置から引込位置に復帰すると、クランクア
ーム(97)は矢印(C)と逆方向に回転するが、その間
軸(73)は一方向クラツチ(99)により従動しない。こ
のようにしてピストンロツド(102)の往復動にて、巻
取りロール(14)が間欠的に回転され、洗浄布(7)を
間欠的に送る。尚一方向クラツチ(77)は軸(73)の逆
転を阻止する。
巻取りロール(14)に巻取られる洗浄布(7)の半径が
増大するに従い、クランクアーム(97)の回転角が一定
であると、洗浄布の1回の送り長さが長くなり、経済的
でない。送り長さを一定にすることが好ましく、そのた
めの手段として、クランクアーム(97)に半径方向の長
孔(105)が形成され、このクランクアームに摺動子(1
06)が嵌合されている。摺動子(106)はそれに貫通さ
れたピン(107)を有し、該ピン(107)はクランクアー
ムの長孔(105)に沿つて移動可能である。ピン(107)
の一端は側枠(22)に固着された制御部材(108)の制
御溝(109)にのぞんで、この溝の両側端(109a)、(1
09b)間を揺動して(第12図)、クランクアーム(97)
の揺動角を制限し、ひいては巻取りロール(14)の回転
角を規制し、それによりクランクアーム(97)1往復当
りの洗浄布(7)の送り長さを定める。制御ピン(10
7)の他端は制御ローラー(110)が設けられ(第9
図)、該ローラーが巻取りロール(14)との洗浄布
(7)に摺動子(106)、ピン(107)、ローラー(11
0)等の重力にて接触されている。従つて洗浄布(7)
の巻取り半径が大きくなるに従いローラー(110)は洗
浄布(7)の半径に追従してクランクアーム(97)と摺
動子(106)を介してピン(107)を巻取りロール(14)
の中心からその半径の延長線上を遠のく方向に移動させ
る。従つてピン(107)の揺動角が小さくなり、その結
果クランクアーム(97)の揺動角も減少し、そのため洗
浄布(7)の巻取り長さが常に一定に保たれる。
エアーシリンダー(104)はブラケツト(111)に固着さ
れ、該ブラケツトは連結杆(33)に嵌合されると共に取
付板(112)を介して取付台(113)に固着されている
(第4図)。
ローラー(30)は両側枠(22)の前後に各々設けられ、
連結杆(24)、(34)に螺合されたボルト(28)に嵌合
され(第7図)、レール(114)上を転動する。レール
(114)にはエアーシリンダー(115)がブラケツト(11
6)で取り付けられ(第2図)、そのピストンロツド(1
17)が取付座(118)で側枠(22)に連結されている。
側枠(22)がエアーシリンダー(115)でレール(114)
上を右方へ送られると、ブラケツト(16)がブランケツ
ト胴等の回転体(4)に近づいて、支点(8)、(9)
間に張られた洗浄布(7)を回転体(4)の外周面に押
しつける。側枠(22)がその位置にて左方へエアーシリ
ンダー(115)で送られると、洗浄布(7)が回転体
(4)から離れる。洗浄布(7)を回転体(4)に押し
つけたり回転体(4)から離す他の方法として、一方の
ロール(9a)を固定軸(119)まわりに回転させ、他方
のロール(8a)をベルクランク(120)の一端に軸支さ
せ、他端をエアーシリンダー(121)のピストンロツド
(122)に枢着し、エアーシリンダー(121)でベルクラ
ンク(120)を固定中心(123)まわりに揺動させて、ロ
ール(8a)を移動させる。(第13図a)。また両ロール
(8a)、(9a)にベルクランク(120)、(120)を連結
し、これらのクランクをエアーシリンダー(121)で固
定中心(123)まわりに揺動させて、両ロールを移動さ
せる(第13図b)。さらには一方のロール(9a)を固定
中心(119)まわりに回転させ、他方のロール(8a)に
エアーシリンダー(121)のピストンロツド(122)を直
接枢着して、エアーシリンダーでロールを直接移動させ
る(第13図c)。
洗浄布(7)はピストンロツド(102)の1往復につ
き、ほゞ5mm程度の長さで順次間欠的に送られ、その送
られた布に噴射孔(10)から洗浄液が噴射されて、ブラ
ンケツト胴等の回転体(4)を洗浄する。この洗浄が10
回程繰り返されたのち、洗浄液の噴射を停止して、洗浄
布(7)をほゞ10回程送つて被洗浄面上の洗浄液をふき
取る。この間回転体(4)はほゞ1時間当り6000〜7000
回回転している。
〔発明の効果〕
本発明は上記のように、2点の支点(8)、(9)間に
張設された洗浄布(7)に洗浄液を含ませて印刷にあず
かるブランケツト胴、圧胴、インキ供給ローラー等の回
転体(4)の外周面に押しつけ、この洗浄布を回転体の
回転方向に対抗する方向に送つて洗浄し、また上記洗浄
布で回転体の既に使用された洗浄液をふき取るように構
成されているので、単位時間当りの洗浄能力に優れ、短
い洗浄時間でかつ少い洗浄布の使用量で洗浄することが
でき、しかもその構造も簡単である。また上記2点の支
点(8)、(9)において、少なくとも巻き取り側の支
点(9)が回転ロール(9a)で構成されているので、洗
浄布の送りが円滑になされる。また上記2点の支点
(8)、(9)に張設された洗浄布(7)を両支点間の
ロール(17)でも押さえる構成にて洗浄がより一層効率
的になされる。さらにまた両支点のロール(8a)、(9
a)やその間のロール(17)をゴム等の柔軟な弾性材で
形成することにより、金属等の硬質のものにくらべて、
ロールを洗浄布(7)を介して回転体(4)に押しつけ
た場合に回転体の表面の紙粉やインキ等の除去が容易に
なされ、一層洗浄が充分になされる。また洗浄布用の供
給ロール(13)の少なくとも一端に制動子(52)とばね
(53)と調節ねじ(54)の制動手段を設けているので、
洗浄布(7)の張力を好適に調節することができる。ま
た供給ロール(13)の両端の軸(37)を開口部(50)を
有する軸受(46)とその開口部を開閉する蓋(51)で支
持しているので、供給ロールを軸受にまたそれから着脱
することが極めて容易である。また洗浄布用巻取りロー
ル(14)の両端の継手部材(62)、(63)を軸受(7
6)、(86)に支持された軸(73)、(81)の継手部分
に分離可能に連結し、一方の軸(81)を分離位置と連結
位置との間を往復動させて巻取りロール(14)と軸(7
3)、(81)との連結、分離を行うようにしているの
で、巻取りロールの取り外しと取付けが容易である。ま
た洗浄布調設用のロール(8a)、(9a)のいずれか一方
または両方をエアーシリンダー(121)で移動させて洗
浄布を回転体に押しつけたり、分離させたりしているの
で、装置全体がコンパクトになる。また張設用の支点
(8)、(9)、供給ロール(13)、巻取りロール(1
4)等を含む組立体をエアーシリンダー(115)で移動さ
せて、洗浄布を回転体に押しつけたり引き離しているの
で、その操作が容易である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図はオフセツト印刷
機の概略図、第2図は洗浄装置の側面図、第3図は同上
平面図、第4図は第3図のIV−IV線断面図、第5図は第
4図のV−V線断面図、第6図は第4図のVI−VI線断面
図、第7図は第4図のVII−VII線断面図、第8図は第4
図のVIII−VIII線断面図、第9図の第4図のIX−IX線断
面図、第10図は第9図のX−X線断面図、第11図(a)
〜(d)は洗浄方法の変形例を示す既略図、第12図は第
9図のXII−XII線断面図、第13図(a)〜(c)は洗浄
布張設用の支点の移動方法の変形例を示す概略図であ
る。 図中(1)はインキつぼ、(2)はインキ供給ローラー
群、(3)は版胴、(4)はブランケツト胴、(5)は
圧胴、(6)は印刷紙、(7)は洗浄布、(8)と
(9)は洗浄布を張設する支点、(8a)と(9a)は回転
ロール、(8b)は静止体、(10)は噴射孔、(11)は噴
射管、(13)は洗浄布供給ロール、(14)は洗浄布巻取
りロール、(15)は芯体、(16)はブラケツト、(17)
は押えロール、(22)は側枠、(23)と(24)は連結
杆、(30)はローラー、(33)と(34)は連結杆、(3
7)は軸、(38)はボルト、(43)はフランジ、(46)
は軸受、(50)は開口部、(51)は蓋、(52)は制動
子、(53)は圧縮コイルばね、(54)は調節用ねじ、
(56)はばね受、(58)はボルト、(60)は縦長孔、
(62)と(63)は継手部材、(67)はボルト、(70)は
フランジ、(73)は軸、(74)と(75)はつめ、(76)
は軸受、(77)は一方向クラツチ、(81)は軸、(82)
はつめ、(83)は溝、(84)はピン、(86)は軸受、
(90)と(91)は環状溝、(92)は球、(93)は圧縮コ
イルばね、(96)はストツパー、(97)はクランクアー
ム、(99)は一方向クラツチ、(100)は連結部材、(1
02)はピストンロツド、(104)はエアーシリンダー、
(105)は長孔、(106)は摺動子、(107)はピン、(1
08)は制御部材、(110)は制御ローラー、(111)はブ
ラケツト、(114)はレール、(116)はブラケツト、
(117)はピストンロツド、(119)は固定軸、(120)
はベルクランク、(121)はエアーシリンダー、(122)
はピストンロツド、(123)は固定中心である。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷にあずかるブランケット胴,圧胴,イ
    ンキ供給ローラー等の回転体の外周面に面接触するよう
    に押しつけられるように2点の支点間に張設された洗浄
    布と、該洗浄布を上記支点間に供給するロールと、上記
    支点間から洗浄布を巻き取るロールと、該洗浄布にその
    裏側から洗浄液を供給する手段を具備し、上記洗浄布は
    上記回転体の外周の移動方向と反対方向に送られる関係
    にあり、上記供給ロールはその両端にて軸受で支持さ
    れ、少なくとも一方の軸受内に供給ロールの端末側に接
    触して制動力を与える制動子と、該制動子の制動力をば
    ねを介して調節するねじの制動手段が組み込まれ、該制
    動手段にて洗浄布の張力を調節し、上記軸受はその周壁
    に軸受内に連通するように形成された切欠状の開口部を
    有し、この開口部はそれから供給ロールの端部を軸受外
    から軸受内にまたその軸受内から軸受外に着脱するため
    に使用され、この開口部はまた上記制動子に回転可能に
    連結された蓋で開閉するように構成されてなるブランケ
    ット胴等の回転体の洗浄装置。
  2. 【請求項2】前記巻取りロールはその両端が、軸受に支
    持された軸に分離可能に連結され、上記軸の一方は分離
    位置と連結位置のあいだを移動可能にて巻取りロールと
    軸の分離または結合がなされる請求項1記載のブランケ
    ット胴等の回転体の洗浄装置。
  3. 【請求項3】前記軸とその軸受との間には分離位置と連
    結位置に自動的に停止させる手段を設けた請求項2記載
    のブランケット胴等の回転体の洗浄装置。
  4. 【請求項4】前記洗浄布張設用の支点と洗浄布の供給ロ
    ールと巻取り用ロールは一対の側枠に取り付けられ、該
    側枠はそれに取付けられたローラーを介してレール上に
    洗浄位置と分離位置間にて往復可能に載置され、該側枠
    の往復動をシリンダーで行う請求項3記載のブランケッ
    ト胴等の回転体の洗浄装置。
  5. 【請求項5】前記洗浄布の張設用の2点の支点の内少な
    くとも巻取り側の方は回転ロールで構成された請求項1
    ないし4のいずれかに記載のブランケット胴等の回転体
    の洗浄装置。
  6. 【請求項6】前記洗浄布の張設用の2点の支点はいずれ
    も回転ロールで構成された請求項1ないし4のいずれか
    に記載のブランケット胴等の回転体の洗浄装置。
  7. 【請求項7】前記洗浄布の張設用の2点の支点におい
    て、一方の巻取り側は回転ロールで構成され、他方の供
    給側は静止体で構成された請求項1ないし4のいずれか
    に記載のブランケット胴等の回転体の洗浄装置
  8. 【請求項8】前記2点の支点間に張設された洗浄布を回
    転体に押しつける少なくとも1個の抑えロールを上記支
    点間に設けた請求項1ないし7のいずれかに記載のブラ
    ンケット胴等の回転体の洗浄装置。
  9. 【請求項9】前記2点の支点間に張設された洗浄布はブ
    ランケット胴等の回転体の外周面に押しつけられてその
    外周面上の洗浄液のふき取りにも使用される請求項1な
    いし8のいずれかに記載のブランケット胴等の回転体の
    洗浄装置。
  10. 【請求項10】前記洗浄布張設用の支点の回転ロールや
    両支点間の押さえロールはその外周面をゴム等の柔軟な
    弾性材で構成された請求項5ないし9のいずれかに記載
    のブランケット胴等の回転体の洗浄装置。
  11. 【請求項11】前記洗浄布の張設用の回転ロールは少な
    くとも1個がエアーシリンダーで洗浄布をブランケット
    胴等の回転体の外周面と接触させる方向と外周面から分
    離させる方向に移動させる請求項10記載のブランケット
    胴等の回転体の洗浄装置。
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