JP3351612B2 - 印刷機の印刷胴・ローラ洗浄装置 - Google Patents
印刷機の印刷胴・ローラ洗浄装置Info
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- JP3351612B2 JP3351612B2 JP03428094A JP3428094A JP3351612B2 JP 3351612 B2 JP3351612 B2 JP 3351612B2 JP 03428094 A JP03428094 A JP 03428094A JP 3428094 A JP3428094 A JP 3428094A JP 3351612 B2 JP3351612 B2 JP 3351612B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印刷機において、印刷胴
・ローラに洗浄ローラを対接させて洗浄する印刷胴・ロ
ーラ洗浄装置に関するものである。
・ローラに洗浄ローラを対接させて洗浄する印刷胴・ロ
ーラ洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オフセット印刷機や凹版印刷機等各種の
印刷機は、版胴,ゴム胴,圧胴,渡し胴等の印刷胴や、
着ローラ,振りローラ等のローラを備えており、これら
の印刷胴やローラの周面には、印刷作業においてインキ
かすや紙粉等の異物が付着して印刷物の品質を低下させ
るので、印刷機にはこれらの異物を除去する各種の印刷
胴・ローラ洗浄装置が設けられている。
印刷機は、版胴,ゴム胴,圧胴,渡し胴等の印刷胴や、
着ローラ,振りローラ等のローラを備えており、これら
の印刷胴やローラの周面には、印刷作業においてインキ
かすや紙粉等の異物が付着して印刷物の品質を低下させ
るので、印刷機にはこれらの異物を除去する各種の印刷
胴・ローラ洗浄装置が設けられている。
【0003】この種の印刷胴・ローラ洗浄装置としては
従来、各種のものが提案されているが、このうち、特開
昭63−296945号公報に開示されている洗浄装置
は次のように構成されている。
従来、各種のものが提案されているが、このうち、特開
昭63−296945号公報に開示されている洗浄装置
は次のように構成されている。
【0004】すなわち、ゴム胴のブランケット面に対接
して回転する洗浄ローラとこの洗浄ローラとゴム胴のブ
ランケット面とに対接して回転するブラシローラとが配
設されており、洗浄ローラの上方には、洗浄液の滴下管
が設けられている。また、ブラシローラの下方には、廃
液を回収する容器が設けられている。
して回転する洗浄ローラとこの洗浄ローラとゴム胴のブ
ランケット面とに対接して回転するブラシローラとが配
設されており、洗浄ローラの上方には、洗浄液の滴下管
が設けられている。また、ブラシローラの下方には、廃
液を回収する容器が設けられている。
【0005】このように構成されていることによりゴム
ローラと洗浄ローラおよびブラシローラを回転させる
と、ゴム胴に付着している異物は、滴下管から滴下され
る洗浄液で洗い落とされ、この異物と洗浄による廃液と
は、ブラシローラで洗い落とされ、容器内へ落下して回
収される。
ローラと洗浄ローラおよびブラシローラを回転させる
と、ゴム胴に付着している異物は、滴下管から滴下され
る洗浄液で洗い落とされ、この異物と洗浄による廃液と
は、ブラシローラで洗い落とされ、容器内へ落下して回
収される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の印刷胴・ローラ洗浄装置においては、洗浄ロ
ーラとブラシローラとの駆動を断接する機構と、洗浄ロ
ーラとブラシローラとを被洗浄印刷胴・ローラに対して
着脱する機構とがそれぞれ別々に構成されている。すな
わち、洗浄ローラとブラシローラとは印刷機の駆動ピニ
オンによって駆動されており、この駆動を断接するため
にクラッチ機構が必要となるし、また、被洗浄印刷胴・
ローラに対する洗浄ローラやブラシローラは、エアシリ
ンダと2個のカムおよびリンク機構によって被印刷胴・
ローラに着脱されるように構成されているので、部品点
数が増大するし、また、それぞれの機構を制御する構成
も別個に設けなければならないので、構造がさらに複雑
になって部品点数がさらに増大するという問題がある。
うな従来の印刷胴・ローラ洗浄装置においては、洗浄ロ
ーラとブラシローラとの駆動を断接する機構と、洗浄ロ
ーラとブラシローラとを被洗浄印刷胴・ローラに対して
着脱する機構とがそれぞれ別々に構成されている。すな
わち、洗浄ローラとブラシローラとは印刷機の駆動ピニ
オンによって駆動されており、この駆動を断接するため
にクラッチ機構が必要となるし、また、被洗浄印刷胴・
ローラに対する洗浄ローラやブラシローラは、エアシリ
ンダと2個のカムおよびリンク機構によって被印刷胴・
ローラに着脱されるように構成されているので、部品点
数が増大するし、また、それぞれの機構を制御する構成
も別個に設けなければならないので、構造がさらに複雑
になって部品点数がさらに増大するという問題がある。
【0007】したがって、本発明は上述した従来の問題
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、単一の駆動系統により複数の運動を行わせ、もって
構造を簡易とするとともに、部品点数を削減した印刷機
の印刷胴・ローラ洗浄装置を提供することにある。
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、単一の駆動系統により複数の運動を行わせ、もって
構造を簡易とするとともに、部品点数を削減した印刷機
の印刷胴・ローラ洗浄装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明では、洗浄ローラ部材と、この洗浄ローラ部材
に対する原動側からの駆動力を断接するクラッチ部材
と、前記洗浄ローラ部材を印刷胴・ローラに着脱させる
アクチュエータとを備えた印刷機の印刷胴・ローラ洗浄
装置において、前記アクチュエータの作動により前記ク
ラッチ部材を作動させるようにした。
に本発明では、洗浄ローラ部材と、この洗浄ローラ部材
に対する原動側からの駆動力を断接するクラッチ部材
と、前記洗浄ローラ部材を印刷胴・ローラに着脱させる
アクチュエータとを備えた印刷機の印刷胴・ローラ洗浄
装置において、前記アクチュエータの作動により前記ク
ラッチ部材を作動させるようにした。
【0009】また、請求項2記載の発明においては、請
求項1記載の印刷機の印刷胴・ローラ洗浄装置におい
て、アクチュエータにより駆動されて回動し洗浄ローラ
部材を被洗浄印刷胴・ローラに対し着脱させるカムと、
原動側のギアに対し着脱自在に形成されて前記洗浄ロー
ラ部材を駆動する駆動ギアと、前記カムの回転により前
記駆動ギアを原動側のギアに着脱させる着脱機構とを設
けた。
求項1記載の印刷機の印刷胴・ローラ洗浄装置におい
て、アクチュエータにより駆動されて回動し洗浄ローラ
部材を被洗浄印刷胴・ローラに対し着脱させるカムと、
原動側のギアに対し着脱自在に形成されて前記洗浄ロー
ラ部材を駆動する駆動ギアと、前記カムの回転により前
記駆動ギアを原動側のギアに着脱させる着脱機構とを設
けた。
【0010】また、請求項3記載の発明においては、請
求項2記載の印刷機の印刷胴・ローラ洗浄装置におい
て、洗浄ローラ部材として洗浄ローラと洗浄ブラシを備
え、洗浄ローラと洗浄ブラシのそれぞれをカムによりタ
イミングをずらして揺動する2つの揺動部材のそれぞれ
に枢支するとともに、駆動ギアを前記揺動部材のどちら
一方に係合、非係合となることにより揺動する揺動部材
に枢支したものである。
求項2記載の印刷機の印刷胴・ローラ洗浄装置におい
て、洗浄ローラ部材として洗浄ローラと洗浄ブラシを備
え、洗浄ローラと洗浄ブラシのそれぞれをカムによりタ
イミングをずらして揺動する2つの揺動部材のそれぞれ
に枢支するとともに、駆動ギアを前記揺動部材のどちら
一方に係合、非係合となることにより揺動する揺動部材
に枢支したものである。
【0011】また、請求項4記載の発明においては、請
求項1記載の印刷機の印刷胴・ローラ洗浄装置におい
て、アクチュエータの駆動で進退動作する進退部材によ
り回動し洗浄ローラ部材を被洗浄印刷胴・ローラに対し
着脱させるカムと、印刷機側のギアと着脱自在に連結さ
れ前記洗浄ローラ部材を駆動する駆動ギアと、前記カム
の回転により前記駆動ギアを着脱させる着脱機構とを設
け、前記進退部材とカムとの間に一方向クラッチを介装
したものである。
求項1記載の印刷機の印刷胴・ローラ洗浄装置におい
て、アクチュエータの駆動で進退動作する進退部材によ
り回動し洗浄ローラ部材を被洗浄印刷胴・ローラに対し
着脱させるカムと、印刷機側のギアと着脱自在に連結さ
れ前記洗浄ローラ部材を駆動する駆動ギアと、前記カム
の回転により前記駆動ギアを着脱させる着脱機構とを設
け、前記進退部材とカムとの間に一方向クラッチを介装
したものである。
【0012】また、請求項5記載の発明においては、請
求項4記載の印刷機の印刷胴・ローラ洗浄装置におい
て、洗浄ローラ部材として洗浄ローラと洗浄ブラシを備
え、洗浄ローラと洗浄ブラシのそれぞれを、位相をずら
して重ね合わされた2つのカムにより、タイミングをず
らして揺動する2つの揺動部材のそれぞれに枢支すると
ともに、駆動ギアを前記揺動部材の一方に枢支したもの
である。
求項4記載の印刷機の印刷胴・ローラ洗浄装置におい
て、洗浄ローラ部材として洗浄ローラと洗浄ブラシを備
え、洗浄ローラと洗浄ブラシのそれぞれを、位相をずら
して重ね合わされた2つのカムにより、タイミングをず
らして揺動する2つの揺動部材のそれぞれに枢支すると
ともに、駆動ギアを前記揺動部材の一方に枢支したもの
である。
【0013】
【作用】アクチュエータを作動させると、洗浄ローラ部
材が被洗浄印刷胴・ローラに着脱されるとともに、この
アクチュエータの作動によって、クラッチ手段が作動
し、原動側と洗浄ローラとの間の駆動力が断接される。
材が被洗浄印刷胴・ローラに着脱されるとともに、この
アクチュエータの作動によって、クラッチ手段が作動
し、原動側と洗浄ローラとの間の駆動力が断接される。
【0014】また、請求項2記載の発明においては、ア
クチュエータを作動させると、カムが回動して洗浄ロー
ラ部材が被洗浄印刷胴・ローラに着脱されるとともに、
この洗浄ローラ部材の着脱動作に連動して洗浄ローラ部
材の駆動ギアと原動側ギアとの連結が断接される。
クチュエータを作動させると、カムが回動して洗浄ロー
ラ部材が被洗浄印刷胴・ローラに着脱されるとともに、
この洗浄ローラ部材の着脱動作に連動して洗浄ローラ部
材の駆動ギアと原動側ギアとの連結が断接される。
【0015】また、請求項3記載の発明においては、ア
クチュエータを作動させると、カムが回動して2つの揺
動部材がタイミングをずらして揺動し、洗浄ローラと洗
浄ブラシとが被洗浄印刷胴・ローラにタイミングをずら
して着脱されるとともに、洗浄ローラの着脱動作に連動
して洗浄ローラの駆動ギアと原動側ギアとの連結が断接
される。
クチュエータを作動させると、カムが回動して2つの揺
動部材がタイミングをずらして揺動し、洗浄ローラと洗
浄ブラシとが被洗浄印刷胴・ローラにタイミングをずら
して着脱されるとともに、洗浄ローラの着脱動作に連動
して洗浄ローラの駆動ギアと原動側ギアとの連結が断接
される。
【0016】また、請求項4記載の発明においては、ア
クチュエータを作動させると、一方向クラッチを介して
カムが所定角度だけ一方向に回動し、洗浄ローラ部材が
被洗浄印刷胴・ローラに対し着脱されるとともに、印刷
機側のギアと着脱自在に連結された駆動ギアが洗浄ロー
ラを駆動し、前記カムの回動により駆動ギアが着脱され
る。
クチュエータを作動させると、一方向クラッチを介して
カムが所定角度だけ一方向に回動し、洗浄ローラ部材が
被洗浄印刷胴・ローラに対し着脱されるとともに、印刷
機側のギアと着脱自在に連結された駆動ギアが洗浄ロー
ラを駆動し、前記カムの回動により駆動ギアが着脱され
る。
【0017】また、請求項5記載の発明においては、ア
クチュエータを作動させると、一方向クラッチを介して
カムが所定角度だけ一方向に回動し、カムの回動により
2つの揺動部材がタイミングをずらして揺動し、洗浄ロ
ーラと洗浄ブラシとが被洗浄印刷胴・ローラにタイミン
グをずらして着脱されるとともに、この洗浄ローラの着
脱動作に連動して、洗浄ローラの駆動ギアと原動側ギア
との連結が断接される。
クチュエータを作動させると、一方向クラッチを介して
カムが所定角度だけ一方向に回動し、カムの回動により
2つの揺動部材がタイミングをずらして揺動し、洗浄ロ
ーラと洗浄ブラシとが被洗浄印刷胴・ローラにタイミン
グをずらして着脱されるとともに、この洗浄ローラの着
脱動作に連動して、洗浄ローラの駆動ギアと原動側ギア
との連結が断接される。
【0018】
【実施例】図1および図2は本発明に係る印刷機の印刷
胴・ローラ洗浄装置の実施例を示し、図1は印刷胴・ロ
ーラ洗浄装置の側面図、図2は印刷胴・ローラ洗浄装置
の展開縦断面図である。
胴・ローラ洗浄装置の実施例を示し、図1は印刷胴・ロ
ーラ洗浄装置の側面図、図2は印刷胴・ローラ洗浄装置
の展開縦断面図である。
【0019】これらの図において、ゴム胴1の前方に
は、全体を符号2で示すゴム胴洗浄装置が配設されてお
り、このゴム胴洗浄装置2には、機台フレーム3に平行
状態で固定されたサブフレーム4が設けられている。こ
のサブフレーム4の中央部に鍔部をボルト止めされた支
点ピン5には、サブフレーム4と平行状態のサイドプレ
ート6がナット7で固定されている。8はサイドプレー
ト6をさらに強固に固定するステーである。
は、全体を符号2で示すゴム胴洗浄装置が配設されてお
り、このゴム胴洗浄装置2には、機台フレーム3に平行
状態で固定されたサブフレーム4が設けられている。こ
のサブフレーム4の中央部に鍔部をボルト止めされた支
点ピン5には、サブフレーム4と平行状態のサイドプレ
ート6がナット7で固定されている。8はサイドプレー
ト6をさらに強固に固定するステーである。
【0020】サイドプレート6にはロータリアクチュエ
ータ9が固定されており、その回転軸10には、ギア1
1が固定されている。さらにサブフレーム4とサイドプ
レート6とを連結して設けられたギア軸12上に嵌装さ
れて前記ギア11と噛合うギア13は、前記支点ピン5
上のギア14と噛合している。
ータ9が固定されており、その回転軸10には、ギア1
1が固定されている。さらにサブフレーム4とサイドプ
レート6とを連結して設けられたギア軸12上に嵌装さ
れて前記ギア11と噛合うギア13は、前記支点ピン5
上のギア14と噛合している。
【0021】15はギア14と一体形成されたカムであ
って、このカム15の外周カム面には大径部と小径部と
が形成されており、このカム面には、ころ16ところ1
7とが対接されている。このうちのころ16は、前記サ
ブフレーム4とサイドプレート6とに回動自在に軸支さ
れた支持軸18に回動自在に支持されて側面視をほゞS
字状に形成されたレバー19の遊端部に枢着されてお
り、また、ころ17は、前記支持軸18に固定されてこ
の支持軸18とともに回動自在に形成された側面視ほゞ
T字状のレバー20の遊端部に枢着されている。
って、このカム15の外周カム面には大径部と小径部と
が形成されており、このカム面には、ころ16ところ1
7とが対接されている。このうちのころ16は、前記サ
ブフレーム4とサイドプレート6とに回動自在に軸支さ
れた支持軸18に回動自在に支持されて側面視をほゞS
字状に形成されたレバー19の遊端部に枢着されてお
り、また、ころ17は、前記支持軸18に固定されてこ
の支持軸18とともに回動自在に形成された側面視ほゞ
T字状のレバー20の遊端部に枢着されている。
【0022】上記左右のレバー19の上側遊端部間に
は、周面に植毛を有する洗浄ローラとしてのブラシロー
ラ21がホルダ21aを介して回転自在に軸架されてお
り、レバー19に枢着されたばね軸22上のカラー23
とサイドプレート6側のスタッド24との間には、ブラ
シローラ21をゴム胴1のブランケット面に圧接させる
方向の回動力をレバー19に付与する圧縮コイルばね2
5が介装されている。
は、周面に植毛を有する洗浄ローラとしてのブラシロー
ラ21がホルダ21aを介して回転自在に軸架されてお
り、レバー19に枢着されたばね軸22上のカラー23
とサイドプレート6側のスタッド24との間には、ブラ
シローラ21をゴム胴1のブランケット面に圧接させる
方向の回動力をレバー19に付与する圧縮コイルばね2
5が介装されている。
【0023】また上記左右のレバー20の上側遊端部間
には、洗浄ローラ26が回転自在に軸架されており、レ
バー20に枢着されたばね軸27上のカラー28とサイ
ドプレート6側のスタッド29との間には、洗浄ローラ
26をゴム胴1のブランケット面に圧接させる方向の回
動力をレバー20に付与する圧縮コイルばね30が介装
されている。
には、洗浄ローラ26が回転自在に軸架されており、レ
バー20に枢着されたばね軸27上のカラー28とサイ
ドプレート6側のスタッド29との間には、洗浄ローラ
26をゴム胴1のブランケット面に圧接させる方向の回
動力をレバー20に付与する圧縮コイルばね30が介装
されている。
【0024】さらに前記ブラシローラ21を軸支するホ
ルダ21aの軸部には、小判形のギアアーム31が回動
自在に支持されており、その遊端部には、このギアアー
ム31の揺動によりゴム胴1側のギア32と噛合,非噛
合となるギア33が、回転自在に枢着されている。そし
てギアアーム31に枢着されたばね軸34上のカラー3
5と機台フレーム3側のスタッド36との間には、ギア
33をゴム胴1側のギア32と噛合わせる方向の回動力
をギアアーム31に付与する圧縮コイルばね37が介装
されている。
ルダ21aの軸部には、小判形のギアアーム31が回動
自在に支持されており、その遊端部には、このギアアー
ム31の揺動によりゴム胴1側のギア32と噛合,非噛
合となるギア33が、回転自在に枢着されている。そし
てギアアーム31に枢着されたばね軸34上のカラー3
5と機台フレーム3側のスタッド36との間には、ギア
33をゴム胴1側のギア32と噛合わせる方向の回動力
をギアアーム31に付与する圧縮コイルばね37が介装
されている。
【0025】ギア32,33の噛合によってゴム胴1側
から回転駆動されるギア33は、ブラシローラ21と同
軸でこれと一体のホルダ21a上にキー固定されたギア
38と噛合っており、さらにこのギア38と、前記洗浄
ローラ26と同軸で一体のホルダ39にキー固定された
ギア40とは、レバー19側の中間ギア41,42との
噛合を経て噛合っており、ブラシローラ21と洗浄ロー
ラ26とは原動側からゴム胴1を経て回転駆動されてい
る。
から回転駆動されるギア33は、ブラシローラ21と同
軸でこれと一体のホルダ21a上にキー固定されたギア
38と噛合っており、さらにこのギア38と、前記洗浄
ローラ26と同軸で一体のホルダ39にキー固定された
ギア40とは、レバー19側の中間ギア41,42との
噛合を経て噛合っており、ブラシローラ21と洗浄ロー
ラ26とは原動側からゴム胴1を経て回転駆動されてい
る。
【0026】さらに前記支持軸18には、前記ギアアー
ム31の下端部に枢着されたころ43と係合する短冊状
のレバー44が固定されており、このレバー44は常時
ころ43と係合しているが、洗浄作業時にレバー20が
ころ43から逃げると、圧縮コイルばね37の弾発力が
作用してギア32,33が噛合う方向にギアアーム31
が回動するように構成されて、クラッチ機構を形成して
いる。
ム31の下端部に枢着されたころ43と係合する短冊状
のレバー44が固定されており、このレバー44は常時
ころ43と係合しているが、洗浄作業時にレバー20が
ころ43から逃げると、圧縮コイルばね37の弾発力が
作用してギア32,33が噛合う方向にギアアーム31
が回動するように構成されて、クラッチ機構を形成して
いる。
【0027】前記左右のレバー20間には、バー45が
支架されており、このバー45にはドクタブレード46
が固定されており、ゴム胴1から洗浄ローラ26に転移
した異物を掻落とすように構成されている。またブラシ
ローラ21の植毛には、断面6角形状の掻落とし部材4
7が係入しており、ゴム胴1からブラシローラ21に転
移した異物を掻落とすように構成されている。48は樋
状に形成されてゴム胴洗浄装置2の下方に支架され、掻
落とされた異物や廃液を受けて収納する容器である。
支架されており、このバー45にはドクタブレード46
が固定されており、ゴム胴1から洗浄ローラ26に転移
した異物を掻落とすように構成されている。またブラシ
ローラ21の植毛には、断面6角形状の掻落とし部材4
7が係入しており、ゴム胴1からブラシローラ21に転
移した異物を掻落とすように構成されている。48は樋
状に形成されてゴム胴洗浄装置2の下方に支架され、掻
落とされた異物や廃液を受けて収納する容器である。
【0028】以上のように構成された洗浄装置の動作を
説明する。ゴム胴1の洗浄を行わない場合には、図に示
すようにブラシローラ21と洗浄ローラ26とがゴム胴
1に対して脱状態にあり、また、ゴム胴1側のギア32
と洗浄装置2側のギア33とが噛合っていない。
説明する。ゴム胴1の洗浄を行わない場合には、図に示
すようにブラシローラ21と洗浄ローラ26とがゴム胴
1に対して脱状態にあり、また、ゴム胴1側のギア32
と洗浄装置2側のギア33とが噛合っていない。
【0029】洗浄作業を開始する場合には、ゴム胴1を
回動させたのちロータリアクチュエータ9の回転軸を図
1の時計方向へ所定量だけ回動させると、ギア11,1
3,14の噛合によってギア14が回動し、このギア1
4と一体のカム15が図1の時計方向に所定の角度だけ
回動する。この結果、今までカム15の大径部に対接し
ていたころ16,17がカム15の小径部に対向するこ
とになるので、レバー19は圧縮コイルばね25の弾発
力により支持軸18を中心にして図1の時計方向に回動
し、ブラシローラ21がゴム胴1のブランケット面に圧
接されるとともに、レバー20は圧縮コイルばね30の
弾発力により支持軸18を中心にして図1の反時計方向
に回動し、洗浄ローラ26がゴム胴1のブランケット面
に圧接される。
回動させたのちロータリアクチュエータ9の回転軸を図
1の時計方向へ所定量だけ回動させると、ギア11,1
3,14の噛合によってギア14が回動し、このギア1
4と一体のカム15が図1の時計方向に所定の角度だけ
回動する。この結果、今までカム15の大径部に対接し
ていたころ16,17がカム15の小径部に対向するこ
とになるので、レバー19は圧縮コイルばね25の弾発
力により支持軸18を中心にして図1の時計方向に回動
し、ブラシローラ21がゴム胴1のブランケット面に圧
接されるとともに、レバー20は圧縮コイルばね30の
弾発力により支持軸18を中心にして図1の反時計方向
に回動し、洗浄ローラ26がゴム胴1のブランケット面
に圧接される。
【0030】上記のようにレバー20が図1の反時計方
向へ回動することにより、レバー20と支持軸18を介
して一体のレバー44が反時計方向へ回動してころ43
から逃げるので、ギアアーム31が圧縮コイルばね37
の弾発力で図1における時計方向に回動し、ギアアーム
31に枢着されたギア33がゴム胴1のギア32と噛合
う。
向へ回動することにより、レバー20と支持軸18を介
して一体のレバー44が反時計方向へ回動してころ43
から逃げるので、ギアアーム31が圧縮コイルばね37
の弾発力で図1における時計方向に回動し、ギアアーム
31に枢着されたギア33がゴム胴1のギア32と噛合
う。
【0031】この結果、ギア32,33,38,41,
42,40の噛合によりブラシローラ21と洗浄ローラ
26とがゴム胴1側から駆動されて回転するので、ブラ
シローラ21の上方に設けた図示しないノズルから洗浄
液を噴出させると、洗浄液がブラシローラ21を介して
ゴム胴1の表面に供給され、ゴム胴1のブランケット面
に付着した紙粉などの異物と、インキ等による汚れや廃
液が拭取られて洗浄ローラ26とブラシローラ21とに
転移する。
42,40の噛合によりブラシローラ21と洗浄ローラ
26とがゴム胴1側から駆動されて回転するので、ブラ
シローラ21の上方に設けた図示しないノズルから洗浄
液を噴出させると、洗浄液がブラシローラ21を介して
ゴム胴1の表面に供給され、ゴム胴1のブランケット面
に付着した紙粉などの異物と、インキ等による汚れや廃
液が拭取られて洗浄ローラ26とブラシローラ21とに
転移する。
【0032】洗浄ローラ26とブラシローラ21とに転
移した異物と汚れおよび廃液が、洗浄ローラ26の周面
に先端を対接させたドクタブレート46と、ブラシロー
ラ21の植毛に係合している掻落とし部材47とで容器
48内に掻落とされて回収される。
移した異物と汚れおよび廃液が、洗浄ローラ26の周面
に先端を対接させたドクタブレート46と、ブラシロー
ラ21の植毛に係合している掻落とし部材47とで容器
48内に掻落とされて回収される。
【0033】このあと、ロータリアクチュエータ9の回
転軸を図1の反時計方向へ所定量だけ回転させると、こ
ろ16がカム15の大径部に対接するので、レバー19
が圧縮コイルばね25の弾発力に抗して図1の反時計方
向に回動し、ブラシローラ21がゴム胴1に対して脱状
態になる。
転軸を図1の反時計方向へ所定量だけ回転させると、こ
ろ16がカム15の大径部に対接するので、レバー19
が圧縮コイルばね25の弾発力に抗して図1の反時計方
向に回動し、ブラシローラ21がゴム胴1に対して脱状
態になる。
【0034】この際、ギア33は圧縮コイルばね37の
弾発力によりゴム胴1のギア32と噛合っているので、
洗浄ローラ26はゴム胴1のブランケット面に圧接され
た状態で回転し、ゴム胴1のブランケット面に付着した
異物と汚れおよび廃液が洗浄ローラ26に拭取られる。
弾発力によりゴム胴1のギア32と噛合っているので、
洗浄ローラ26はゴム胴1のブランケット面に圧接され
た状態で回転し、ゴム胴1のブランケット面に付着した
異物と汚れおよび廃液が洗浄ローラ26に拭取られる。
【0035】ブラシローラ21がゴム胴1に対して脱状
態になると、洗浄液は供給されなくなる。この状態で所
定時間洗浄作業を続け、ゴム胴1のブランケット面が乾
燥してきた場合には、ロータリアクチュエータ9の回転
軸を図1の反時計方向へ所定量だけ回転させると、ころ
17およびころ16がカム15の大径部に対接するの
で、ブラシローラ21および洗浄ローラ26がゴム胴1
に対し脱状態になる。
態になると、洗浄液は供給されなくなる。この状態で所
定時間洗浄作業を続け、ゴム胴1のブランケット面が乾
燥してきた場合には、ロータリアクチュエータ9の回転
軸を図1の反時計方向へ所定量だけ回転させると、ころ
17およびころ16がカム15の大径部に対接するの
で、ブラシローラ21および洗浄ローラ26がゴム胴1
に対し脱状態になる。
【0036】このとき、レバー20が図1の時計方向へ
回動することにより、レバー44がギアアーム31を反
時計方向に回動させるので、ギア32,33の噛合が解
かれる。このあと、ゴム胴1を停止させる。
回動することにより、レバー44がギアアーム31を反
時計方向に回動させるので、ギア32,33の噛合が解
かれる。このあと、ゴム胴1を停止させる。
【0037】このように本発明の洗浄装置においては、
1台のロータリアクチュエータ9の回転軸を回転させる
ことにより、ゴム胴1に対する洗浄ローラ26およびブ
ラシローラ21の着脱と、ギア32,33の噛合による
クラッチ機構の断接とを行うことができる。
1台のロータリアクチュエータ9の回転軸を回転させる
ことにより、ゴム胴1に対する洗浄ローラ26およびブ
ラシローラ21の着脱と、ギア32,33の噛合による
クラッチ機構の断接とを行うことができる。
【0038】図3ないし図9は請求項3記載の発明を印
刷機のゴム胴に実施した例を示し、図3は2個の洗浄ロ
ーラがゴム胴に対して着状態になったところを示す印刷
胴・ローラ洗浄装置の側面図、図4は1個の洗浄ローラ
のみがゴム胴に対して着状態になったところを示す印刷
胴・ローラ洗浄装置の側面図、図5は2個の洗浄ローラ
がゴム胴に対していずれも脱状態になったところを示す
印刷胴・ローラ洗浄装置の側面図、図6はサブフレーム
組立体の側面図、図7は図3の VII−VII 断面図、図8
は図3のVIII−VIII断面図、図9は図6のIX視正面図で
ある。
刷機のゴム胴に実施した例を示し、図3は2個の洗浄ロ
ーラがゴム胴に対して着状態になったところを示す印刷
胴・ローラ洗浄装置の側面図、図4は1個の洗浄ローラ
のみがゴム胴に対して着状態になったところを示す印刷
胴・ローラ洗浄装置の側面図、図5は2個の洗浄ローラ
がゴム胴に対していずれも脱状態になったところを示す
印刷胴・ローラ洗浄装置の側面図、図6はサブフレーム
組立体の側面図、図7は図3の VII−VII 断面図、図8
は図3のVIII−VIII断面図、図9は図6のIX視正面図で
ある。
【0039】図3,図7において、ゴム胴51の前方に
は、鍔付きの支点ピン52が後述する左右のサブフレー
ム91に鍔をボルト止めされて突設されていて、この支
点ピン52には、レバー54とレバー55とが、スナッ
プリング56で支点ピン52からの抜けを阻止されて回
動自在に支持されており、左右のレバー54の上端部に
回動自在に軸支されたホルダ57の孔には、洗浄ローラ
58の両端軸が挿入されてボルトで固定されている。ま
た、ホルダ57のレバー54からの突出端部には、ギア
59がキーで固定されている。
は、鍔付きの支点ピン52が後述する左右のサブフレー
ム91に鍔をボルト止めされて突設されていて、この支
点ピン52には、レバー54とレバー55とが、スナッ
プリング56で支点ピン52からの抜けを阻止されて回
動自在に支持されており、左右のレバー54の上端部に
回動自在に軸支されたホルダ57の孔には、洗浄ローラ
58の両端軸が挿入されてボルトで固定されている。ま
た、ホルダ57のレバー54からの突出端部には、ギア
59がキーで固定されている。
【0040】一方、左右のレバー55の上端部に回動自
在に軸支されたホルダ60の孔には多数の植毛を備えた
洗浄ローラとしてのブラシローラ61の両端軸が挿入さ
れてボルトで固定されており、ホルダ60のピン部60
aには、ギア62がキーで固定されている。そして、ブ
ラシローラ61の毛先部と洗浄ローラ58の外周部とは
互いに離間しており、また、前記ギア59と62および
フレーム側に枢着されたギア63,64は互いに噛合っ
ていて原動側から回転駆動されている。
在に軸支されたホルダ60の孔には多数の植毛を備えた
洗浄ローラとしてのブラシローラ61の両端軸が挿入さ
れてボルトで固定されており、ホルダ60のピン部60
aには、ギア62がキーで固定されている。そして、ブ
ラシローラ61の毛先部と洗浄ローラ58の外周部とは
互いに離間しており、また、前記ギア59と62および
フレーム側に枢着されたギア63,64は互いに噛合っ
ていて原動側から回転駆動されている。
【0041】さらに、ブラシローラ61の斜め下方に
は、断面多角形の棒状に形成されブラシローラ61の植
毛を掻き分けて汚れを掻落とす掻落とし部材61aが、
植毛内に係入して設けられている。なお、この掻落とし
部材61aは断面を多角形に形成されているので、磨耗
時にはこれを回動させることにより、長期間使用するこ
とができる。
は、断面多角形の棒状に形成されブラシローラ61の植
毛を掻き分けて汚れを掻落とす掻落とし部材61aが、
植毛内に係入して設けられている。なお、この掻落とし
部材61aは断面を多角形に形成されているので、磨耗
時にはこれを回動させることにより、長期間使用するこ
とができる。
【0042】前記レバー54の下端部に植設されたピン
65と、サブフレーム91(後述)に植設されたスタッ
ド66との間には、前記洗浄ローラ58をゴム胴51の
ブランケット面に圧接させる方向の回動力を付与する圧
縮コイルばね67が、ばね軸68上に位置して介装され
ており、また、前記レバー55の中央部に植設されたピ
ン69と、サブフレーム91に植設されたスタッド70
との間には、前記ブラシローラ61をゴム胴51のブラ
ンケット面に圧接させる方向の回動力を付与する圧縮コ
イルばね71が、ばね軸72上に位置して介装されてい
る。
65と、サブフレーム91(後述)に植設されたスタッ
ド66との間には、前記洗浄ローラ58をゴム胴51の
ブランケット面に圧接させる方向の回動力を付与する圧
縮コイルばね67が、ばね軸68上に位置して介装され
ており、また、前記レバー55の中央部に植設されたピ
ン69と、サブフレーム91に植設されたスタッド70
との間には、前記ブラシローラ61をゴム胴51のブラ
ンケット面に圧接させる方向の回動力を付与する圧縮コ
イルばね71が、ばね軸72上に位置して介装されてい
る。
【0043】図3および図8において、73は上端部を
ピン74で枢支されたアクチュエータであって、そのピ
ストンロッド75に固定された逆L字状の金具76に
は、レバー77がピン78で枢着されており、レバー7
7に設けられた軸孔には、一方向クラッチ79aを介し
てピン79が挿入され、ピン79はサブフレーム91の
軸受孔91aに逆転防止用の一方向クラッチ79bを介
して支持されている。
ピン74で枢支されたアクチュエータであって、そのピ
ストンロッド75に固定された逆L字状の金具76に
は、レバー77がピン78で枢着されており、レバー7
7に設けられた軸孔には、一方向クラッチ79aを介し
てピン79が挿入され、ピン79はサブフレーム91の
軸受孔91aに逆転防止用の一方向クラッチ79bを介
して支持されている。
【0044】一方向クラッチ79aは、レバー77が図
3中反時計方向に揺動した場合には、ピン79がレバー
77に一体化されピン79が回動し、時計方向に揺動し
た場合には、レバー77がピン79に対して揺動可能と
なりレバー77が空回りをしてピン79は回動しないよ
うに設けられている。また、一方向クラッチ79bは、
ピン79の回動が同図中反時計方向の場合には、サブフ
レーム91に対してピン79bが回動可能となり、時計
方向の場合には、ピン79がサブフレーム91に対して
一体化されて回動不可となるように設けられている。
3中反時計方向に揺動した場合には、ピン79がレバー
77に一体化されピン79が回動し、時計方向に揺動し
た場合には、レバー77がピン79に対して揺動可能と
なりレバー77が空回りをしてピン79は回動しないよ
うに設けられている。また、一方向クラッチ79bは、
ピン79の回動が同図中反時計方向の場合には、サブフ
レーム91に対してピン79bが回動可能となり、時計
方向の場合には、ピン79がサブフレーム91に対して
一体化されて回動不可となるように設けられている。
【0045】そして、このピン79には、小径部と大径
部とでつづみ状に形成されたカム面を有する2枚のカム
80,81がキーで固定されており、これらのカム8
0,81のカム面には、前記レバー54の下端部に枢着
されたころ82と、前記レバー55の下端部に枢着され
たころ83とがそれぞれ対接されている。
部とでつづみ状に形成されたカム面を有する2枚のカム
80,81がキーで固定されており、これらのカム8
0,81のカム面には、前記レバー54の下端部に枢着
されたころ82と、前記レバー55の下端部に枢着され
たころ83とがそれぞれ対接されている。
【0046】ブラシローラ61の上方には、ころ84が
ゴム胴51のベアラに対接して設けられており、このこ
ろ84の近傍には、洗浄液を噴出するノズル85と噴出
した洗浄液を反射させる反射板86とが配設されてい
る。さらに洗浄ローラ58の斜め下方に位置して揺動自
在に支持されたレバー87には掻取り部材としてのドク
タブレード88が固定されており、このドクタブレード
88は先端を洗浄ローラ58の周面に対接されていると
ともに,引張りコイルばね89のばね力により進退調節
自在なストッパ90に当接させる方向に付勢されてい
る。
ゴム胴51のベアラに対接して設けられており、このこ
ろ84の近傍には、洗浄液を噴出するノズル85と噴出
した洗浄液を反射させる反射板86とが配設されてい
る。さらに洗浄ローラ58の斜め下方に位置して揺動自
在に支持されたレバー87には掻取り部材としてのドク
タブレード88が固定されており、このドクタブレード
88は先端を洗浄ローラ58の周面に対接されていると
ともに,引張りコイルばね89のばね力により進退調節
自在なストッパ90に当接させる方向に付勢されてい
る。
【0047】図6ないし図9において符号91で示すも
のは、ステー92で連結された左右のサブフレームであ
って、上半部はカバー93で連結されており、サブフレ
ーム91に枢着された一対のころ94は、フレーム53
に固定されたレール95に摺動自在に嵌合されており、
こうすることにより、ステー92とカバー93で連結さ
れた左右のサブフレーム91からなるサブフレーム組立
体96はフレーム53に対し着脱できるように構成され
ている。
のは、ステー92で連結された左右のサブフレームであ
って、上半部はカバー93で連結されており、サブフレ
ーム91に枢着された一対のころ94は、フレーム53
に固定されたレール95に摺動自在に嵌合されており、
こうすることにより、ステー92とカバー93で連結さ
れた左右のサブフレーム91からなるサブフレーム組立
体96はフレーム53に対し着脱できるように構成され
ている。
【0048】97はころ94を当接させてサブフレーム
組立体96の着状態での移動限を規制するストッパであ
る。また、98は 樋状に形成されてゴム胴洗浄装置の
下方に支架され上方から落下する異物や廃液等を回収の
ために受けて収納する容器である。
組立体96の着状態での移動限を規制するストッパであ
る。また、98は 樋状に形成されてゴム胴洗浄装置の
下方に支架され上方から落下する異物や廃液等を回収の
ために受けて収納する容器である。
【0049】以上のように構成された洗浄装置の動作を
説明する。ゴム胴51の洗浄作業を行わない場合には、
図5に示すようにブラシローラ61と洗浄ローラ58と
がゴム胴51に対し脱状態にあるので、この状態から洗
浄作業を開始する場合には、ゴム胴51を回転させたの
ちアクチュエータ73のロッド75を伸長させると、レ
バー77が同図中反時計方向へ揺動し、この揺動動作は
一方向クラッチ79a,79bによりピン79を同図中
反時計方向に回動させる。この回動にともないカム8
0,81も反時計方向に回動し、カム80の小径部とカ
ム81の小径部とがそれぞれころ82およびころ83と
対向する。その後アクチュエータ73のロッド75を退
縮させると、レバー77が同図中時計方向へ揺動する
が、この揺動動作は一方向クラッチ79a,79bによ
りピン79およびカム80,81を回動させることはな
い。
説明する。ゴム胴51の洗浄作業を行わない場合には、
図5に示すようにブラシローラ61と洗浄ローラ58と
がゴム胴51に対し脱状態にあるので、この状態から洗
浄作業を開始する場合には、ゴム胴51を回転させたの
ちアクチュエータ73のロッド75を伸長させると、レ
バー77が同図中反時計方向へ揺動し、この揺動動作は
一方向クラッチ79a,79bによりピン79を同図中
反時計方向に回動させる。この回動にともないカム8
0,81も反時計方向に回動し、カム80の小径部とカ
ム81の小径部とがそれぞれころ82およびころ83と
対向する。その後アクチュエータ73のロッド75を退
縮させると、レバー77が同図中時計方向へ揺動する
が、この揺動動作は一方向クラッチ79a,79bによ
りピン79およびカム80,81を回動させることはな
い。
【0050】この結果、圧縮コイルばね67および圧縮
コイルばね71の弾発力でレバー54およびレバー55
が図の時計方向に回動し、図3に示すように洗浄ローラ
58とブラシローラ61とがゴム胴51に対接して着状
態になり、またギア59が回転駆動されているギア63
と噛合うので、原動側の回転は、ギア64,63,5
9,62を経て洗浄ローラ58とブラシローラ61とに
伝達されて回転する。
コイルばね71の弾発力でレバー54およびレバー55
が図の時計方向に回動し、図3に示すように洗浄ローラ
58とブラシローラ61とがゴム胴51に対接して着状
態になり、またギア59が回転駆動されているギア63
と噛合うので、原動側の回転は、ギア64,63,5
9,62を経て洗浄ローラ58とブラシローラ61とに
伝達されて回転する。
【0051】このとき、ノズル85から洗浄液が噴出す
るので、ゴム胴51のブランケット面に付着した紙粉な
どの異物とインキ等による汚れおよび廃液が拭取られて
洗浄ローラ58とブラシローラ61とに転移する。
るので、ゴム胴51のブランケット面に付着した紙粉な
どの異物とインキ等による汚れおよび廃液が拭取られて
洗浄ローラ58とブラシローラ61とに転移する。
【0052】この状態で洗浄作業を行ったのち、アクチ
ュエータ73のロッド75を伸長させると、レバー77
が同図中反時計方向に揺動し、一方向クラッチ79a,
79bを介してカム81が同図中反時計方向に回動しカ
ム81の大径部がころ83に対向するので、圧縮コイル
ばね71の弾発力に抗してレバー55が図の反時計方向
へ回動し、図4に示すようにブラシローラ61がゴム胴
51に対し脱状態になる。その後アクチュエータ73の
ロッド75を退縮させると、レバー77が同図中時計方
向へ揺動するが、この揺動動作は一方向クラッチ79
a,79bによりピン79およびカム80,81を回動
させることはない。
ュエータ73のロッド75を伸長させると、レバー77
が同図中反時計方向に揺動し、一方向クラッチ79a,
79bを介してカム81が同図中反時計方向に回動しカ
ム81の大径部がころ83に対向するので、圧縮コイル
ばね71の弾発力に抗してレバー55が図の反時計方向
へ回動し、図4に示すようにブラシローラ61がゴム胴
51に対し脱状態になる。その後アクチュエータ73の
ロッド75を退縮させると、レバー77が同図中時計方
向へ揺動するが、この揺動動作は一方向クラッチ79
a,79bによりピン79およびカム80,81を回動
させることはない。
【0053】このとき、ノズル85からは洗浄液が供給
されなくなるし、また、洗浄ローラ58はゴム胴51に
対し着状態で回転しているので、ゴム胴51のブランケ
ット面に付着した異物と汚れおよび廃液は洗浄ローラ5
8に転移する。
されなくなるし、また、洗浄ローラ58はゴム胴51に
対し着状態で回転しているので、ゴム胴51のブランケ
ット面に付着した異物と汚れおよび廃液は洗浄ローラ5
8に転移する。
【0054】洗浄ローラ58とブラシローラ11とに転
移した異物と汚れおよび廃液は、洗浄ローラ58の周面
に先端を対接させたドクタブレード88と、ブラシロー
ラ61の植毛に係合している掻落とし部材61aとで容
器98内に掻落とされて回収される。
移した異物と汚れおよび廃液は、洗浄ローラ58の周面
に先端を対接させたドクタブレード88と、ブラシロー
ラ61の植毛に係合している掻落とし部材61aとで容
器98内に掻落とされて回収される。
【0055】図4に示すようにブラシローラ61がゴム
胴51に対し脱状態でかつ洗浄ローラ58がゴム胴51
に対接している状態で所定時間だけ洗浄作業を続ける
と、ゴム胴51のブランケット面が乾燥してくるので、
アクチュエータ73のロッド75を進退させると、カム
80およびカム81とがレバー77を介して回動し、カ
ム80の大径部がころ82に対向するので、圧縮コイル
ばね67の弾発力に抗してレバー54が図の反時計方向
に回動し、洗浄ローラ58がゴム胴51に対し脱状態に
なるとともに、ギア59とギア63との噛合が解かれ
る。図5はこの状態を示している。このあとゴム胴51
を停止させることにより、洗浄作業が終了する。
胴51に対し脱状態でかつ洗浄ローラ58がゴム胴51
に対接している状態で所定時間だけ洗浄作業を続ける
と、ゴム胴51のブランケット面が乾燥してくるので、
アクチュエータ73のロッド75を進退させると、カム
80およびカム81とがレバー77を介して回動し、カ
ム80の大径部がころ82に対向するので、圧縮コイル
ばね67の弾発力に抗してレバー54が図の反時計方向
に回動し、洗浄ローラ58がゴム胴51に対し脱状態に
なるとともに、ギア59とギア63との噛合が解かれ
る。図5はこの状態を示している。このあとゴム胴51
を停止させることにより、洗浄作業が終了する。
【0056】なお、複数個の各洗浄ローラはこれをそれ
ぞれ別個に駆動してもよいし、また駆動装置はロータリ
アクチュエータに限定するものではなくエアシリンダや
ラック・ピニオンなどでもよい。さらに、ブラシローラ
の回転を洗浄ローラに伝達する手段はギアに限らずベル
トとプーリなどでもよい。
ぞれ別個に駆動してもよいし、また駆動装置はロータリ
アクチュエータに限定するものではなくエアシリンダや
ラック・ピニオンなどでもよい。さらに、ブラシローラ
の回転を洗浄ローラに伝達する手段はギアに限らずベル
トとプーリなどでもよい。
【0057】また、前記実施例ではカム80,81をア
クチュエータ73によりレバー77を介して回動させる
例を示したが、アクチュエータ73で進退するロッド7
5にラックを設け、カム80,81の軸にラックと噛合
うピニオンを設けてカム80,81を回動させるように
してもよい。また、本実施例のアクチュエータ73に代
えてロータリアクチュエータを設け、これとカム80,
81とをギアで駆動連結してもよい。
クチュエータ73によりレバー77を介して回動させる
例を示したが、アクチュエータ73で進退するロッド7
5にラックを設け、カム80,81の軸にラックと噛合
うピニオンを設けてカム80,81を回動させるように
してもよい。また、本実施例のアクチュエータ73に代
えてロータリアクチュエータを設け、これとカム80,
81とをギアで駆動連結してもよい。
【0058】さらに、前記実施例では洗浄ローラ58と
ブラシローラ61とを原動側から駆動する例を示した
が、ゴム胴51側から駆動してもよい。また、洗浄ロー
ラ58は駆動装置で駆動しなくてもよく、ゴム胴51と
の摩擦によって連れ回りさせてもよい。さらにブラシロ
ーラ61に代えてスポンジ製のローラにしてもよいし、
ブラシローラ61を設けることなく符号58で示すよう
な通常の洗浄ローラを複数個設けてもよい。
ブラシローラ61とを原動側から駆動する例を示した
が、ゴム胴51側から駆動してもよい。また、洗浄ロー
ラ58は駆動装置で駆動しなくてもよく、ゴム胴51と
の摩擦によって連れ回りさせてもよい。さらにブラシロ
ーラ61に代えてスポンジ製のローラにしてもよいし、
ブラシローラ61を設けることなく符号58で示すよう
な通常の洗浄ローラを複数個設けてもよい。
【0059】また、上記二つの実施例に共通して言える
ことであるが、洗浄ローラの着脱順序は、カムの形状や
回動角度の設定により種々のものが考えられる。
ことであるが、洗浄ローラの着脱順序は、カムの形状や
回動角度の設定により種々のものが考えられる。
【0060】さらに前記各実施例においては、本発明を
印刷機のゴム胴に実施した例を示したが、これに限定す
るものではなく、例えば圧胴や渡し胴,ゴム胴など各種
の印刷胴や、着ローラや振りローラなどのローラにも同
様に実施することができ、同様の効果が得られる。
印刷機のゴム胴に実施した例を示したが、これに限定す
るものではなく、例えば圧胴や渡し胴,ゴム胴など各種
の印刷胴や、着ローラや振りローラなどのローラにも同
様に実施することができ、同様の効果が得られる。
【0061】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように本発明
によれば洗浄ローラと、この洗浄ローラに対する原動側
からの駆動力を断接するクラッチ機構と、前記洗浄ロー
ラを被洗浄印刷胴・ローラに着脱させるアクチュエータ
とを備えた印刷機の印刷胴・ローラ洗浄装置において、
アクチュエータの作動によりクラッチ機構を作動させ
て、単一の駆動系統により複数の洗浄動作を行うように
したので、駆動系の構造が簡素化されるとともに、部品
点数が大幅に削減される。
によれば洗浄ローラと、この洗浄ローラに対する原動側
からの駆動力を断接するクラッチ機構と、前記洗浄ロー
ラを被洗浄印刷胴・ローラに着脱させるアクチュエータ
とを備えた印刷機の印刷胴・ローラ洗浄装置において、
アクチュエータの作動によりクラッチ機構を作動させ
て、単一の駆動系統により複数の洗浄動作を行うように
したので、駆動系の構造が簡素化されるとともに、部品
点数が大幅に削減される。
【0062】また、本発明によれば、アクチュエータに
より駆動されて回動し洗浄ローラ部材を被洗浄印刷胴・
ローラに対し着脱させるカムと、原動側のギアに対し着
脱自在に形成されて前記洗浄ローラ部材を駆動する駆動
ギアと、前記カムの回転により前記駆動ギアを原動側の
ギアに着脱させる着脱機構とを設け、単一のアクチュエ
ータの駆動により、カムと着脱機構とを動作させるよう
にしたので、構造が簡素化され部品点数が減少して装置
を安価に提供することができるとともに、装置の占有ス
ペースが縮小され印刷機の小形化を図ることができる。
より駆動されて回動し洗浄ローラ部材を被洗浄印刷胴・
ローラに対し着脱させるカムと、原動側のギアに対し着
脱自在に形成されて前記洗浄ローラ部材を駆動する駆動
ギアと、前記カムの回転により前記駆動ギアを原動側の
ギアに着脱させる着脱機構とを設け、単一のアクチュエ
ータの駆動により、カムと着脱機構とを動作させるよう
にしたので、構造が簡素化され部品点数が減少して装置
を安価に提供することができるとともに、装置の占有ス
ペースが縮小され印刷機の小形化を図ることができる。
【0063】また、本発明によれば、洗浄ローラ部材と
して洗浄ローラと洗浄ブラシを備え、洗浄ローラと洗浄
ブラシのそれぞれをカムによりタイミングをずらして揺
動する2つの揺動部材のそれぞれに枢支するとともに、
駆動ギアを前記揺動部材の一方との係合、非係合により
揺動する揺動部材に枢支し、洗浄ローラと洗浄ブラシの
異なった動作をカムと揺動部材で行い、かつ駆動ギアの
着脱を揺動部材で行うようにしたので、構造が簡素化さ
れるとともに、動作不良が低減される。
して洗浄ローラと洗浄ブラシを備え、洗浄ローラと洗浄
ブラシのそれぞれをカムによりタイミングをずらして揺
動する2つの揺動部材のそれぞれに枢支するとともに、
駆動ギアを前記揺動部材の一方との係合、非係合により
揺動する揺動部材に枢支し、洗浄ローラと洗浄ブラシの
異なった動作をカムと揺動部材で行い、かつ駆動ギアの
着脱を揺動部材で行うようにしたので、構造が簡素化さ
れるとともに、動作不良が低減される。
【0064】また、本発明によれば、アクチュエータの
駆動で進退動作する進退部材とカムとの間に一方向クラ
ッチを介装し、進退部材の進退量がカムの回動量に変換
されるので、アクチュエータとカムのと間の駆動系が簡
素化され、部品点数が削減されて装置を安価に提供する
ことができるとともに、装置の占有スペースが縮小され
印刷機の小形化を図ることができる。
駆動で進退動作する進退部材とカムとの間に一方向クラ
ッチを介装し、進退部材の進退量がカムの回動量に変換
されるので、アクチュエータとカムのと間の駆動系が簡
素化され、部品点数が削減されて装置を安価に提供する
ことができるとともに、装置の占有スペースが縮小され
印刷機の小形化を図ることができる。
【0065】また、本発明によれば、洗浄ローラ部材と
して洗浄ローラと洗浄ブラシを備え、洗浄ローラと洗浄
ブラシのそれぞれを、位相をずらして重ね合わされた2
つのカムにより、タイミングをずらして揺動する2つの
揺動部材のそれぞれに枢支するとともに、駆動ギアを前
記揺動部材の一方に枢支して、2つのカムに対接する2
つの揺動部材も重ね合わせて配置させることができ、装
置の占有スペースが縮小される。また、2つの揺動部材
で洗浄ローラ、洗浄ブラシおよび駆動ギアを枢支するよ
うにしたので、部品点数が削減されて、装置を安価に提
供することができる。
して洗浄ローラと洗浄ブラシを備え、洗浄ローラと洗浄
ブラシのそれぞれを、位相をずらして重ね合わされた2
つのカムにより、タイミングをずらして揺動する2つの
揺動部材のそれぞれに枢支するとともに、駆動ギアを前
記揺動部材の一方に枢支して、2つのカムに対接する2
つの揺動部材も重ね合わせて配置させることができ、装
置の占有スペースが縮小される。また、2つの揺動部材
で洗浄ローラ、洗浄ブラシおよび駆動ギアを枢支するよ
うにしたので、部品点数が削減されて、装置を安価に提
供することができる。
【図1】印刷胴・ローラ洗浄装置の側面図である。
【図2】印刷胴・ローラ洗浄装置の展開縦断面図であ
る。
る。
【図3】2個の洗浄ローラがゴム胴に対し着状態になっ
たところを示す印刷胴・ローラ洗浄装置の側面図であ
る。
たところを示す印刷胴・ローラ洗浄装置の側面図であ
る。
【図4】1個の洗浄ローラのみがゴム胴に対し着状態に
なったところを示す印刷胴・ローラ洗浄装置の側面図で
ある。
なったところを示す印刷胴・ローラ洗浄装置の側面図で
ある。
【図5】2個の洗浄ローラがゴム胴に対しいずれも脱状
態になったところを示す印刷胴・ローラ洗浄装置の側面
図である。
態になったところを示す印刷胴・ローラ洗浄装置の側面
図である。
【図6】サブフレーム組立体の側面図である。
【図7】図3の VII− VII断面図である。
【図8】図3のVIII−VIII断面図である。
【図9】図6のIX視正面図である。
1 ゴム胴 2 ゴム胴洗浄装置 9 ロータリアクチュエータ 15 カム 21 ブラシローラ 26 洗浄ローラ 31 ギアアーム 32 ギア 33 ギア 38 ギア 51 ゴム胴 58 洗浄ローラ 61 ブラシローラ 61a 掻落とし部材 73 アクチュエータ 88 ドクタブレード 79a 一方向クラッチ 79b 一方向クラッチ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41F 35/02 B41F 35/04 B41F 35/06
Claims (5)
- 【請求項1】 洗浄ローラ部材と、この洗浄ローラ部材
に対する原動側からの駆動力を断接するクラッチ機構
と、前記洗浄ローラ部材を被洗浄印刷胴・ローラに着脱
させるアクチュエータとを備えた印刷機の印刷胴・ロー
ラ洗浄装置において、前記アクチュエータの作動により
前記クラッチ機構を作動させるようにしたことを特徴と
する印刷機の印刷胴・ローラ洗浄装置。 - 【請求項2】 アクチュエータにより駆動されて回動し
洗浄ローラ部材を被洗浄印刷胴・ローラに対し着脱させ
るカムと、原動側のギアに対し着脱自在に形成されて前
記洗浄ローラ部材を駆動する駆動ギアと、前記カムの回
転により前記駆動ギアを原動側のギアに着脱させる着脱
機構とを設けたことを特徴とする請求項1記載の印刷機
の印刷胴・ローラ洗浄装置。 - 【請求項3】 洗浄ローラ部材として洗浄ローラと洗浄
ブラシを備え、洗浄ローラと洗浄ブラシのそれぞれをカ
ムによりタイミングをずらして揺動する2つの揺動部材
のそれぞれに枢支するとともに、駆動ギアを前記揺動部
材のどちらか一方に係合、非係合となることにより揺動
する揺動部材に枢支したことを特徴とする請求項2記載
の印刷機の印刷胴・ローラ洗浄装置。 - 【請求項4】 アクチュエータの駆動で進退動作する進
退部材により回動し洗浄ローラ部材を被洗浄印刷胴・ロ
ーラに対し着脱させるカムと、印刷機側のギアと着脱自
在に連結され前記洗浄ローラ部材を駆動する駆動ギア
と、前記カムの回転により前記駆動ギアを着脱させる着
脱機構とを設け、前記進退部材とカムとの間に一方向ク
ラッチを介装したことを特徴とする請求項1記載の印刷
機の印刷胴・ローラ洗浄装置。 - 【請求項5】 洗浄ローラ部材として洗浄ローラと洗浄
ブラシを備え、洗浄ローラと洗浄ブラシのそれぞれを、
位相をずらして重ね合わされた2つのカムにより、タイ
ミングをずらして揺動する2つの揺動部材のそれぞれに
枢支するとともに、駆動ギアを前記揺動部材の一方に枢
支したことを特徴とする請求項4記載の印刷機の印刷胴
・ローラ洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03428094A JP3351612B2 (ja) | 1993-02-26 | 1994-02-08 | 印刷機の印刷胴・ローラ洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-61351 | 1993-02-26 | ||
JP6135193 | 1993-02-26 | ||
JP03428094A JP3351612B2 (ja) | 1993-02-26 | 1994-02-08 | 印刷機の印刷胴・ローラ洗浄装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06305121A JPH06305121A (ja) | 1994-11-01 |
JP3351612B2 true JP3351612B2 (ja) | 2002-12-03 |
Family
ID=26373058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03428094A Expired - Fee Related JP3351612B2 (ja) | 1993-02-26 | 1994-02-08 | 印刷機の印刷胴・ローラ洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3351612B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103112249A (zh) * | 2013-02-06 | 2013-05-22 | 北京印刷学院 | 一种用于橡皮滚筒清洗装置的排废机构 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4443356C2 (de) * | 1994-12-06 | 1998-07-02 | Roland Man Druckmasch | Verfahren zur Reinigung eines Zylinders einer Rotationsdruckmaschine |
CN112533091B (zh) * | 2020-10-20 | 2023-08-08 | 安徽威斯贝尔智能科技有限公司 | 一种多媒体会议室音频采集器 |
-
1994
- 1994-02-08 JP JP03428094A patent/JP3351612B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103112249A (zh) * | 2013-02-06 | 2013-05-22 | 北京印刷学院 | 一种用于橡皮滚筒清洗装置的排废机构 |
CN103112249B (zh) * | 2013-02-06 | 2015-08-12 | 北京印刷学院 | 一种用于橡皮滚筒清洗装置的排废机构 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06305121A (ja) | 1994-11-01 |
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