JPH0577412A - 印刷装置のブランケツト胴洗浄装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 効率的なブランケット胴洗浄装置を提供す
る。 【構成】 ブランケット胴１に対して、往復動装置３が
配置され、スライドガイド８上を洗浄ヘッド１３がスラ
イドシリンダ１１を介して装着されたスライドブロック
６が往復移動する。スライドシリンダ１１の作動によ
り、洗浄ヘッド１３の先端は回転中のブランケット胴１
の表面に押しつけられ、その往復動によりブランケット
胴１の洗浄が行われる。洗浄ヘッド１３は内部ケースと
外部ケースより構成される。内部ケースの内部には、ゴ
ム製等のリップが内部ケースの内側面との間に隙間を設
けて装着され、内部ケースは、リップによりブランケッ
ト胴１の回転方向に対して前部と後部とに仕切られ、夫
々にスポンジ等の洗浄部材を装着し、洗浄液はその前部
に供給して洗浄が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、印刷装置のブランケッ
ト胴洗浄装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】オフセット印刷による印刷に際して、ブ
ランケット胴の表面にインキ、紙粉、塵埃等の異物が付
着することがある。この様な異物は印刷物の品質を劣化
する恐れがあり、高い印刷品質を維持するためには、印
刷作業準備中または運転中にブランケット胴表面を時々
洗浄して、胴表面に付着している上述の異物を除去する
必要がある。そして印刷作業完了後は、付着しているイ
ンキを完全に除去するためブランケット胴表面を洗浄し
なければならない。

【０００３】ブランケット胴表面を洗浄する従来の装置
として、例えば実開昭６０−１６８９４３号公報に示す
ものがある。この技術によると、ブランケット胴に対し
てその中心軸と平行に配置され且つ該ブランケット胴表
面に対して着脱自在とされ、その接線方向に移動可能な
剛毛植設のブラシベルトと、該ブラシベルトに洗浄液を
噴射する洗浄液噴射装置と、ブラシベルト表面の剛毛に
食い込んでそれに付着した洗浄廃液や異物をかき落とす
スクレーパ装置とを備えている。

【０００４】しかしながら、この従来技術は、ブラシベ
ルトに剛毛を植設しているので洗浄液の保液性が悪い。
そのため、洗浄液を多量に消費してしまうという問題が
あった。また、スクレーパをブラシベルトの該剛毛に押
しつけるために、該剛毛が損傷してしまう。

【０００５】さらに、十分な洗浄効果を出すために、ブ
ラシベルトをブランケット胴に強く押しつける必要があ
り、回転するブランケット胴との接触に伴い該ブラシベ
ルトを幅方向に押す力が作用するため、構造的にも頑丈
なものとなり、駆動動力も大きくなってしまう。その結
果、ブランケット胴近傍のような狭いスペースに配置す
ることが困難であり、且つメンテナンス作業を行う上で
も好ましくないという問題があった。

【０００６】その他の従来技術として、特公平２−６６
２９号公報には、不織布の供給ロールと巻取ロールとを
備え、供給ロールと巻取ロールとの間で、洗浄液に湿し
た前記不織布を、圧縮空気によって膨脹させた膨脹部材
を介してブランケット胴の全面長に亘って接触させ、異
物等を拭き取る装置が示されている。そして、この技術
によれば洗浄液の消費量は少なくて済む。

【０００７】しかし、ブランケット胴のギャップ部を通
過する時に不織布をブランケット面から離脱させる必要
があるため、制御装置が複雑となってしまう。また、洗
浄効果を向上するために不織布をブランケット胴へ強く
押しつける必要があるが、不織布の切断という事故が発
生してしまう。さらに、拭取後に不織布は消費材として
廃棄するので、そのための費用が嵩んでしまう。これに
加えて、構造的にも広いスペースを取るため、許容され
た空間、通常は比較的狭い空間、内に配置することが困
難であり、メンテナンス上からも好ましくない。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
技術の問題点に鑑みて提案されたもので、構造的に簡単
で広いスペースを必要とせず、駆動動力も少なくて済
み、洗浄液の消費量が少なく、高価な不織布等の消費材
を必要とせず、操作も簡単でメンテナンスも容易で、良
好な拭き取り効果が得られ、洗浄時間を短縮できる印刷
装置のブランケット胴洗浄装置の提供を目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明の印刷装置のブラ
ンケット胴洗浄装置は、ブランケット胴の中心軸と平行
に配置したスライドガイドと、該スライドガイド上を左
右に往復する洗浄ヘッドとを含み、該洗浄ヘッドを回転
中のブランケット胴の表面に押しつけて洗浄を行う印刷
装置のブランケット胴洗浄装置において、洗浄液を供給
し且つ洗浄廃液を排出する洗浄ヘッドを備えている。

【００１０】また、本発明の印刷装置のブランケット胴
洗浄装置は、前記洗浄ヘッドが内部ケースと外部ケース
とを含み、前記内部ケースはその内部をブランケット胴
の回転方向について前部と後部とに仕切るためのリップ
を装着しており、該前部及び後部の夫々には洗浄部材が
装着され、洗浄部材を前記リップの先端と共にブランケ
ツト胴表面に押しつける手段と、該前部の洗浄部材に洗
浄液を供給する洗浄液供給手段とが設けられ、洗浄廃液
の吸引を行うため前記内部ケースの外側面と外部ケース
の内側面との間にはスリットが形成されており、リップ
により掻き取られた異物及び洗浄廃液を後部の洗浄部材
から吸引排出するため前記内部ケースの背面の小孔を形
成している。

【００１１】また、本発明の印刷装置のブランケット胴
洗浄装置は、洗浄ヘッドに対しブランケット胴の回転方
向下流側に拭き取りローラを設け、該拭き取りローラを
前記ブランケット胴に接離する拭き取りローラ接離装置
と、拭き取りローラを着脱自在に支持する拭き取りロー
ラ着脱装置とを設けてある。

【００１２】

【好ましい実施の態様】本発明の実施に際して、前記リ
ップはゴムの様な弾性材料で構成するのが好ましい。

【００１３】また、前記洗浄部材を前記リップの先端と
共にブランケツト胴表面に押しつける手段としては、圧
縮空気等により作動するスライドシリンダを採用するの
が好ましい。

【００１４】

【作用】上記の様な構成を有する本発明によれば、構造
的に簡単で且つ広いスペースを必要としない。そのた
め、限られたスペースしか許容できないブランケット胴
近傍にも好適に配置することが出来て、メンテナンス作
業がスペース的に制限されることが無くなる。

【００１５】また、洗浄液がブランケット胴の表面に効
率的に提供されるので、効果的な洗浄ができる。そのた
め、洗浄液の消費量が少ない。

【００１６】さらに、高価な不織布等の消費材を必要と
せず、複雑な制御もなく、操作も簡単である。そして、
洗浄ヘッドの要部は移動できるため、メンテナンスも容
易である。

【００１７】これに加えて、洗浄ヘッドをブランケット
胴へ押しつける力も小さいので、その押付け作業のため
の構造或いは部材も小さくてすみ、駆動動力の消費量も
少なくて良い。

【００１８】また、洗浄ヘッドでブランケット胴を洗浄
後に、拭き取りローラをブランケツト胴表面に接触させ
て回転させる事により、ブランケット胴表面に僅かに残
っている異物や洗浄液を拭き取ることができるので、洗
浄時間の短縮と良好な拭き取り効果が得られる。

【００１９】また、前記拭き取りローラの着脱のため簡
単な機構の着脱装置を設けたので拭き取りローラのメテ
ンナンスが容易である。

【００２０】

【実施例】以下、図１〜図５を参照して、本発明の実施
例について説明する。

【００２１】図１、図２及び図３に示すように、ブラン
ケット胴１の中心軸２と平行に往復動装置３が配置さ
れ、洗浄ヘッド１３がブランケット胴１の表面の全長部
に亘って往復移動可能に構成されている。

【００２２】この往復動装置３は、本出願人により特開
昭６４−１２１６９号として出願されており、変速可能
な駆動部４、本体部５、図示されない爪車機構によって
自動的に往復動できるスライドブロック６より構成され
ている。スライドブロック６はスライドガイド８に沿っ
て往復動を行い、該スライドガイド８は本体部５のフレ
ーム７に固着され、フレーム７はブラケット等を介して
印刷機本体フレーム９に固着されている。

【００２３】圧縮空気によって作動するスライドシリン
ダ１１が、ブラケット１０を介してスライドブロック６
に装着され、該スライドシリンダ１１は、調節ボルト１
２によって洗浄ヘッド１３が装着されている。そして、
洗浄ヘッド１３の先端とブランケット胴１との接触圧は
該調節ボルト１２によって調整できる。

【００２４】洗浄ヘッド１３の先端はスライドシリンダ
１１の作動によりブランケット胴１の表面に対し接触し
或いは離脱する。また、洗浄ヘッド１３は、往復動装置
３によりブランケツト胴１の表面に沿って、その全長に
亘って往復移動できる。

【００２５】洗浄ヘッド１３は外部ケース１４と内部ケ
ース１５とを有しており、内部ケース１５の外側面と該
外部ケース１４の内側面の間にはスリット１６が形成さ
れている。吸引された洗浄廃液を含んだ空気は、このス
リット１６の部分で強い吸込気流を発生させ、洗浄廃液
の排出を容易にしている。

【００２６】外部ケース１４にはスライドシリンダ１１
が接続されており、排気口１７が形成されている。そし
て、該排気口１７を介して、図示しない真空装置及び真
空ホース等により洗浄廃液が吸引、排出される。また、
図示しない洗浄液供給装置及び供給ホース等を介して洗
浄液を供給するために、洗浄液供給口２１が設けられて
いる。

【００２７】図４及び図５に示すように、内部ケース１
５の内部には、該ケース１５の内側面との間に隙間Ｔを
設けてリップ１９が装着されている。このリップ１９は
異物の除去を行うためのものであり、ゴム等の弾性材料
で構成され、且つその先端中央に切欠部１８を有してい
る。また該リップ１９により、内部ケース１５はブラン
ケット胴１の回転方向について前部と後部を仕切られ
る。そして、内部ケース１５の前部及び後部には、スポ
ンジ状またはブラシ状の洗浄部材２０が各々収容或いは
装着されている。

【００２８】前述した様に外部ケース１４には洗浄液供
給口２１が設けられており、これに接続する供給管２２
を介して、該前部洗浄部材２０に洗浄液が供給される。

【００２９】洗浄部材２０がブランケット胴１と接触す
る際に、両ケース１４及び１５とブランケット胴１との
間には適当な隙間ｔを形成させることにより、洗浄液が
外部に飛散することが防止される。それと共に、両ケー
ス１４及び１５との接触によりブランケット胴１の表面
が破損することも防止される。

【００３０】前部の洗浄部材２０より流入した洗浄廃液
は、洗浄部材２０の周囲のスリット１６を通って空気と
共に排出される。ここで、リップ１９の切欠部１８及び
リップ１９の両端の隙間Ｔを通って後部洗浄部材２０に
流入した洗浄廃液と、リップ１９により掻きとられた異
物との排除を助けるため、内部ケース１５の背面に小孔
２３が削孔されている。この小孔２３は洗浄液の供給停
止後、洗浄部材２０を半乾燥状態にし、ブランケット胴
１の表面に残った洗浄液を拭き取る際の廃液孔としても
作用する。

【００３１】次に、洗浄装置の動作について説明する。

【００３２】印刷中及び印刷が終った状態では、洗浄ヘ
ッド１３はブランケット胴１の表面から離脱した状態に
ある。洗浄作業に際して、先ずブランケット胴１を回転
し、次にスライドシリンダ１１を伸長作動させて、洗浄
ヘッド１３をブランケット胴１に接触させる。そして往
復動装置３を駆動して洗浄ヘッド１３を往復動させ、そ
れと同時に真空装置と洗浄液供給装置を作動させる。こ
れにより、洗浄液の供給と洗浄廃液の処理とが行われ
る。ここで、洗浄はインキ洗浄液と水を交互に供給して
も、水と洗浄液のエマルジョン状物を供給しても良い。

【００３３】適当な時間が経過してブランケット胴１の
表面が綺麗になったならば、洗浄液の供給のみ停止し、
真空装置はそのまま作動させて残った洗浄液を充分に拭
き取る。その後、スライドシリンダ１１を作動させて洗
浄ヘッド１３をブランケット胴１から離脱せしめる。そ
して、往復動装置３を停止させ、真空装置を停止して洗
浄作業を終了する。

【００３４】本実施例では、往復動装置３を爪車機構付
のチェイン機構方式を使用したが、ネジ送り方式、エア
シリンダ駆動方式、ラック送り方式等、何れの方式も使
用できる。また、洗浄部材（図示の実施例では符号２
０）についても、本実施例のようにスポンジでも良い
が、ブラシでも良く、前部と後部とで別々の洗浄部材を
用いても良い。

【００３５】更に本実施例では洗浄ヘッドの往復にスラ
イドシリンダ方式を使用したが、カム機構、ネジ送り方
式など何れの方式も使用できる。また、洗浄ヘッドの位
置は実施例ではブランケット胴の水平横に配置したが、
下部に配置しても良い。さらに、リップには切欠部を設
けたが、孔をあけてもよく、切れ目を入れてカーテン状
にしてもよい。またリップを山型にして異物を両端の隙
間Ｔに集めるようにしてもよい。

【００３６】図６は本発明の別の実施例を示し、洗浄ヘ
ッド１３に対しブランケット胴１の矢印で示す回転方向
下流側に拭き取りローラ２８を設けた例である。なお、
この拭き取りローラ２８は、図示の位置に限られるもの
ではなく、図７に示すように洗浄ヘッド１３に対向する
位置に設けてもよい。

【００３７】この拭き取りローラ２８を備えた拭き取り
ローラ装置２４は、ローラ２８をブランケット胴１に接
離させる拭き取りローラ接離装置２５（図８〜図１０）
とローラ２８を着脱自在に支持する着脱装置２６（図１
１）とから構成されている。

【００３８】図８ないし図１０において、拭き取りロー
ラ２８は、ブランケット胴１の中心軸２と平行に配置さ
れ、表面はモルトン３５（図１１）で被覆されている。
このローラ２８の軸３４（図１１）は、接離装置２５の
アーム３２の一端に固設されたローラ受け座３３、３３
Ａに付設された軸受３６ａ、３６ｂ（図１１）によって
回転自在に支持されている。そして、アーム３２の他端
は、印刷機フレーム本体９にピン２７で枢着されてい
る。その一方のローラ受け座３３は、アーム３２に直交
して固設され、端面にはＬ字形のブラケット３３ａが固
設されている。このブラケット３３ａには、エアシリン
ダ２９の一端がピン３１により枢着され、そのシリンダ
２９の他端は、印刷機本体フレーム９にピン３０により
枢着されている。そして、これらの部材２９〜３３によ
り拭き取りローラ接離装置２５が構成されている。な
お、図中の符号４４は後記のストッパロッドである。

【００３９】図１１において、ローラ受け座３３には、
内孔３７と長孔３８とが形成されており、その内孔３７
には、スリーブ３９が摺動自在に挿入されている。この
スリーブ３９の端部には、軸受３６ａが固設されてお
り、軸受３６ａとローラ受け座３３との間には、バネ３
０が介装され、スリーブ３９はバネ４０によりローラ２
８側に付勢されている。また、スリーブ３９には、長孔
３８に係合するピース４１がボルト結合され、そのピー
ス４１には、ハンドル４２が立設されている。更に、ロ
ーラ受け座３３には、ハンドル４２に対向する側に、内
孔３７に連通する孔４３が穿設され、その孔４３には、
ストッパロッド４４が挿入されている。このストッパロ
ッド４４の先端の大径部４４ａとカバー４５との間に
は、バネ４６が介装され、大径部４４ａは、バネに付勢
されてスリーブ３９の溝部３９ａに係合してスリーブ３
９を係止している。なお、図中の符号４７、４７ａはベ
アラーで、拭き取りローラ２８とブランケット胴１の表
面との当りを均一にするためのガイドとなるものであ
り、予め拭き取りローラ軸３４に芯出しの上、固着され
ている。

【００４０】この実施例では、ブランケット胴１の表面
に付着している異物の状態が悪く、第１実施例の装置で
は洗浄時間がかかり過ぎる場合等に対して特に効果があ
る。すなわち、そのような場合には、洗浄ヘッド１３を
後退し、エアシリンダ２９を伸長してアーム３２、３２
を回動し、ローラ２８を位置２８Ａ（図７）に移動して
回転しているブランケット胴１の表面に接触させ、ブラ
ンケット胴１の表面に残っている異物や洗浄液を完全に
拭き取る。また、拭き取りローラ２８の交換は、あらか
じめ別のローラ２８を準備し、ストッパロッド４４を引
いてスリーブ３９の係止を解き、ハンドル４２をアーム
３２側に移動して軸受３６ａを軸３４から離脱したの
ち、ローラ２８を外す。そして、用意した別の拭き取り
ローラ２８を前述と逆の手順でセットする。

【００４１】

【発明の効果】本発明の効果を以下に列挙する。

【００４２】（１） 構造的に簡単である。

【００４３】（２） 広いスペースは不必要である。

【００４４】（３） 効率的な洗浄ができるので洗浄液
の消費量が少ない。

【００４５】（４） 高価な不織布等の消費材を必要と
しない。

【００４６】（５） 複雑な制御を要しない。

【００４７】（６） 操作も簡単である。

【００４８】（７） メンテナンス作業が容易である。

【００４９】（８） 押しつけ力が小さいので構造部材
も小さくて良い。

【００５０】（９） 駆動動力が小さくて済む。

【００５１】（１０） 洗浄時間が短縮され、洗浄液の
消費量も少なくなり、洗浄後のブランケット胴表面の仕
上りがよくなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】ブランケット胴洗浄装置の第１実施例を示す正
面図。

【図２】図１のＡ−Ａ断面を示す拡大図。

【図３】図２の洗浄ヘッドの拡大図。

【図４】図３のＢ−Ｂ断面を示す断面図。

【図５】リップの平面図。

【図６】ブランケット胴洗浄装置の第２実施例を示す側
面図。

【図７】拭き取りローラ装置の別の配置例を示す側面
図。

【図８】拭き取りローラ装置を示す正面図。

【図９】図８のＣ−Ｃ断面を示す断面矢視図。

【図１０】図９のＤ−Ｄ断面を示す断面図。

【図１１】図９のＥ−Ｅ断面を示す断面図。

【符号の説明】

１・・・ブランケット胴 ２・・・中心軸 ３・・・往復動装置 ４・・・駆動部 ５・・・本体部 ６・・・スライドブロック ７・・・フレーム ８・・・スライドガイド ９・・・印刷機本体フレーム １０・・・ブラケット １１・・・スライドシリンダ １２・・・調節ボルト １３・・・洗浄ヘッド １４・・・外部ケース １５・・・内部ケース １６・・・スリット １７・・・排気口 １８・・・切欠部 １９・・・リップ ２０・・・洗浄部材 ２１・・・洗浄液供給口 ２２・・・供給管 ２３・・・小孔 ２４・・・拭き取りローラ装置 ２５・・・拭き取りローラ接離装置 ２６・・・拭き取りローラ着脱装置 ２７、３０、３１・・・ピン ２８・・・拭き取りローラ ２９・・・エアシリンダ ３２・・・アーム ３３、３３Ａ・・・ローラ受け座 ３３ａ・・・ブラケット ３４・・・軸 ３５・・・モルトン ３６ａ、３６ｂ・・・軸受 ３７・・・内孔 ３８・・・長孔 ３９・・・スリーブ ３９ａ・・・溝部 ４０・・・バネ ４１・・・ピース ４２・・・ハンドル ４３・・・孔 ４４・・・ストッパロッド ４４ａ・・・大径部 ４５・・・カバー ４６・・・バネ ４７、４７ａ・・・ベアラー

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ブランケット胴の中心軸と平行に配置し
   たスライドガイドと、該スライドガイド上を左右に往復
   する洗浄ヘッドとを含み、該洗浄ヘッドを回転中のブラ
   ンケット胴の表面に押しつけて洗浄を行う印刷装置のブ
   ランケット胴洗浄装置において、洗浄液を供給し且つ洗
   浄廃液を排出する洗浄ヘッドを備えたことを特徴とする
   印刷装置のブランケット胴洗浄装置。
2. 【請求項２】 前記洗浄ヘッドは内部ケースと外部ケー
   スとを含み、前記内部ケースはその内部をブランケット
   胴の回転方向について前部と後部とに仕切るためのリッ
   プを装着しており、該前部及び後部の夫々には洗浄部材
   が装着され、洗浄部材を前記リップの先端と共にブラン
   ケツト胴表面に押しつける手段と、該前部の洗浄部材に
   洗浄液を供給する洗浄液供給手段とが設けられ、洗浄廃
   液の吸引を行うため前記内部ケースの外側面と外部ケー
   スの内側面との間にはスリットが形成されており、リッ
   プにより掻き取られた異物及び洗浄廃液を後部の洗浄部
   材から吸引排出するため前記内部ケースの背面の小孔を
   形成したことを特徴とする請求項１記載の印刷装置のブ
   ランケット胴洗浄装置。
3. 【請求項３】 洗浄ヘッドに対しブランケット胴の回転
   方向下流側に拭き取りローラを設け、該拭き取りローラ
   を前記ブランケット胴に接離する拭き取りローラ接離装
   置と、拭き取りローラを着脱自在に支持する拭き取りロ
   ーラ着脱装置とを設けたことを特徴とする請求項１およ
   び２記載の印刷装置のブランケット胴洗浄装置。