JPH0772669A - 静電写真用液体現像剤 - Google Patents
静電写真用液体現像剤Info
- Publication number
- JPH0772669A JPH0772669A JP5168381A JP16838193A JPH0772669A JP H0772669 A JPH0772669 A JP H0772669A JP 5168381 A JP5168381 A JP 5168381A JP 16838193 A JP16838193 A JP 16838193A JP H0772669 A JPH0772669 A JP H0772669A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- toner
- liquid
- liquid developer
- iso
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Liquid Developers In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 湿式現像方式を採用する複写機、プリンター
から排出されるキャリア液の量を低減させ、また臭いが
無く火災の危険性が少なく、かつトナー帯電特性および
帯電安定性の良好なキャリア液を用いた液体現像剤を提
供する。 【構成】 高電気抵抗率のキャリア液に結着樹脂および
着色剤を含むトナー粒子が分散された静電写真用液体現
像剤であって、キャリア液が下記一般式(I)で示され
る化合物の1種または2種以上を含むことを特徴とす
る。 R1 −C(=O)−O−R2 (I) (式中、R1 およびR2 は、それぞれアルキル基、フッ
素置換アルキル基、不飽和脂肪族基、テトラヒドロフル
フリル基、脂環式脂肪族基、アリール基、またはアルア
ルキル基を表わす。ただし、R1 およびR2 の炭素数の
合計は少なくとも8である。) 上記化合物は光重合性モノマーであってもよく、その場
合キャリア液にさらに光重合性オリゴマーを含ませても
よい。
から排出されるキャリア液の量を低減させ、また臭いが
無く火災の危険性が少なく、かつトナー帯電特性および
帯電安定性の良好なキャリア液を用いた液体現像剤を提
供する。 【構成】 高電気抵抗率のキャリア液に結着樹脂および
着色剤を含むトナー粒子が分散された静電写真用液体現
像剤であって、キャリア液が下記一般式(I)で示され
る化合物の1種または2種以上を含むことを特徴とす
る。 R1 −C(=O)−O−R2 (I) (式中、R1 およびR2 は、それぞれアルキル基、フッ
素置換アルキル基、不飽和脂肪族基、テトラヒドロフル
フリル基、脂環式脂肪族基、アリール基、またはアルア
ルキル基を表わす。ただし、R1 およびR2 の炭素数の
合計は少なくとも8である。) 上記化合物は光重合性モノマーであってもよく、その場
合キャリア液にさらに光重合性オリゴマーを含ませても
よい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は静電写真用液体現像剤に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】湿式現像方式を採用する電子写真法とし
ては、感光体上に帯電および画像露光を行って静電潜像
を形成し、結着樹脂および着色剤を主成分とするトナー
粒子を通常脂肪族炭化水素中に分散した液体現像剤を用
いて静電潜像を現像し、得られたトナー画像を転写紙上
に転写、定着することよりなる方法が一般的な方法であ
る。湿式現像方式は、サブミクロンから数μm程度の微
粒子トナーを、脂肪族炭化水素等の高電気抵抗率キャリ
ア液中に分散した液体現像剤を用い、主に電気泳動原理
によって潜像を現像するものであって、使用するキャリ
ア液については、従来から種々のものが提案されてい
る。
ては、感光体上に帯電および画像露光を行って静電潜像
を形成し、結着樹脂および着色剤を主成分とするトナー
粒子を通常脂肪族炭化水素中に分散した液体現像剤を用
いて静電潜像を現像し、得られたトナー画像を転写紙上
に転写、定着することよりなる方法が一般的な方法であ
る。湿式現像方式は、サブミクロンから数μm程度の微
粒子トナーを、脂肪族炭化水素等の高電気抵抗率キャリ
ア液中に分散した液体現像剤を用い、主に電気泳動原理
によって潜像を現像するものであって、使用するキャリ
ア液については、従来から種々のものが提案されてい
る。
【0003】ところで、従来提案されているキャリア液
は、ほとんどが蒸気圧の高い有機溶媒系キャリアである
ために、(i)定着時等に排出されるキャリア液体蒸気
が環境汚染を引き起こしやすい、(ii)引火しやすい、
(iii )紙等の基材に定着した後、基材中に残存したキ
ャリア液が徐々に蒸発して、コピーから溶剤臭が発生す
る、という問題をかかえている。これらの問題点に対し
て、例えばキャリア蒸気の発生を防止する目的で、キャ
リア液として蒸気圧の低い炭化水素系の石油溶媒や、常
温で固体の高分子量化した炭化水素を用いることが提案
されている(例えば、特開昭63−167375号、特
開平2−6965号、同2−6967号公報等)。しか
しながら、蒸気圧を低くする目的で、炭化水素の分子量
を増加させると、キャリア液の粘度が上昇するので、現
像速度に悪影響を与えることになる。またキャリア液の
融点が室温近傍まで上昇するので、液体現像剤として使
用するためには、常時加熱することが必要となり、省エ
ネルギー、熱汚染、液体現像剤の劣化等の点で好ましく
ないという欠点を持つ。実際の現像操作においては複写
速度が遅くなったり、現像・定着部において多くの熱エ
ネルギーを必要とするという欠点が生じる。
は、ほとんどが蒸気圧の高い有機溶媒系キャリアである
ために、(i)定着時等に排出されるキャリア液体蒸気
が環境汚染を引き起こしやすい、(ii)引火しやすい、
(iii )紙等の基材に定着した後、基材中に残存したキ
ャリア液が徐々に蒸発して、コピーから溶剤臭が発生す
る、という問題をかかえている。これらの問題点に対し
て、例えばキャリア蒸気の発生を防止する目的で、キャ
リア液として蒸気圧の低い炭化水素系の石油溶媒や、常
温で固体の高分子量化した炭化水素を用いることが提案
されている(例えば、特開昭63−167375号、特
開平2−6965号、同2−6967号公報等)。しか
しながら、蒸気圧を低くする目的で、炭化水素の分子量
を増加させると、キャリア液の粘度が上昇するので、現
像速度に悪影響を与えることになる。またキャリア液の
融点が室温近傍まで上昇するので、液体現像剤として使
用するためには、常時加熱することが必要となり、省エ
ネルギー、熱汚染、液体現像剤の劣化等の点で好ましく
ないという欠点を持つ。実際の現像操作においては複写
速度が遅くなったり、現像・定着部において多くの熱エ
ネルギーを必要とするという欠点が生じる。
【0004】一方、キャリア液の電気抵抗率が適度な値
より低いと、感光体の潜像を破壊したり、或いは現像お
よび転写部でのバイアスリーク等が発生して、良好な画
像が得られないことが経験的に知られており、したがっ
て、キャリア液としては、高い電気抵抗率と低い誘電率
を持った無極性の炭化水素溶液が主流をなしている。例
えば、特開昭51−89428号公報には、キャリア液
として電気抵抗率が109 Ω・cm以上で、誘電率が
3.0以下の炭化水素溶液を用いることが提案されてい
る。しかしながら、高い電気抵抗率、低い誘電率を有す
る無極性キャリア液を用いた液体現像剤は、トナーへの
電荷付与性およびその経時的な安定性に関して、必ずし
も十分満足すべき結果が得られていない。すなわち、経
時的にトナーの電荷量が減少したり、逆極性トナー量が
増加するという問題点を有している。
より低いと、感光体の潜像を破壊したり、或いは現像お
よび転写部でのバイアスリーク等が発生して、良好な画
像が得られないことが経験的に知られており、したがっ
て、キャリア液としては、高い電気抵抗率と低い誘電率
を持った無極性の炭化水素溶液が主流をなしている。例
えば、特開昭51−89428号公報には、キャリア液
として電気抵抗率が109 Ω・cm以上で、誘電率が
3.0以下の炭化水素溶液を用いることが提案されてい
る。しかしながら、高い電気抵抗率、低い誘電率を有す
る無極性キャリア液を用いた液体現像剤は、トナーへの
電荷付与性およびその経時的な安定性に関して、必ずし
も十分満足すべき結果が得られていない。すなわち、経
時的にトナーの電荷量が減少したり、逆極性トナー量が
増加するという問題点を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
提案されている液体現像剤において、キャリア液として
十分に満足できるものは、未だ得られていない。本発明
の第1の目的は、上記した問題点あるいは不都合点をも
たらすことなく、湿式現像方式を採用する複写機、プリ
ンターから排出されるキャリア液の量を低減させ、また
臭いが無く火災の危険性が少ないキャリア液を用いた液
体現像剤を提供することにある。本発明の第2の目的
は、トナー帯電特性および帯電安定性の良好なキャリア
液を用いた液体現像剤を提供することである。本発明の
第3の目的は、単色複写は勿論のこと、カラー複写にも
高速で使用できるキャリア液を用いた液体現像剤を提供
することにある。本発明の第4の目的は、紫外線照射に
より硬化するキャリア液を用いることにより、複写後の
コピーが無臭であり、またコピーからキャリア液の蒸発
の無い安全なコピー像が得られる液体現像剤を提供する
ことにある。
提案されている液体現像剤において、キャリア液として
十分に満足できるものは、未だ得られていない。本発明
の第1の目的は、上記した問題点あるいは不都合点をも
たらすことなく、湿式現像方式を採用する複写機、プリ
ンターから排出されるキャリア液の量を低減させ、また
臭いが無く火災の危険性が少ないキャリア液を用いた液
体現像剤を提供することにある。本発明の第2の目的
は、トナー帯電特性および帯電安定性の良好なキャリア
液を用いた液体現像剤を提供することである。本発明の
第3の目的は、単色複写は勿論のこと、カラー複写にも
高速で使用できるキャリア液を用いた液体現像剤を提供
することにある。本発明の第4の目的は、紫外線照射に
より硬化するキャリア液を用いることにより、複写後の
コピーが無臭であり、またコピーからキャリア液の蒸発
の無い安全なコピー像が得られる液体現像剤を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記した
課題を解決するために鋭意検討の結果、下記一般式
(I)で示される化学構造を持つ化合物が、従来知られ
ているキャリア液と比較して、ほぼ同程度の低粘度を有
し、また、キャリア蒸気の発生を大幅に低減させ、かつ
帯電特性およびその安定性も良好であることを見いだし
た。さらにキャリア液中に、紫外線照射により重合する
多官能の光重合性オリゴマーと共重合する下記一般式
(II)で示される化合物を使用すると、定着性および画
像鮮明性に優れたコピーが得られ、現像および定着速度
が速いことからコピースピードが上げられること、さら
にはコピー後の紙および基材から溶剤臭が全く無いこと
等を確かめ、本発明を完成するに至った。
課題を解決するために鋭意検討の結果、下記一般式
(I)で示される化学構造を持つ化合物が、従来知られ
ているキャリア液と比較して、ほぼ同程度の低粘度を有
し、また、キャリア蒸気の発生を大幅に低減させ、かつ
帯電特性およびその安定性も良好であることを見いだし
た。さらにキャリア液中に、紫外線照射により重合する
多官能の光重合性オリゴマーと共重合する下記一般式
(II)で示される化合物を使用すると、定着性および画
像鮮明性に優れたコピーが得られ、現像および定着速度
が速いことからコピースピードが上げられること、さら
にはコピー後の紙および基材から溶剤臭が全く無いこと
等を確かめ、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明の静電写真用液体現像剤
は、高電気抵抗率のキャリア液に結着樹脂および着色剤
を含むトナー粒子が分散されたものであって、そのキャ
リア液が下記一般式(I)で示される化合物の1種また
は2種以上を含むことを特徴とする。 R1 −C(=O)−O−R2 (I) (式中、R1 およびR2 は、それぞれアルキル基、フッ
素置換アルキル基、不飽和脂肪族基、テトラヒドロフル
フリル基、脂環式脂肪族基、アリール基、またはアルア
ルキル基を表わす。ただし、R1 およびR2 の炭素数の
合計は少なくとも8である。)本発明の静電写真用液体
現像剤の他の一つは、上記一般式(I)で示される化合
物として下記一般式(II)で示される化合物を使用し、
かつキャリア液中に、光重合性オリゴマーを含有させた
ことを特徴とする。 CH2 =C(R3 )−Y (II) (式中、R3 は、水素原子またはメチル基を表わし、Y
は−COOR4 または−OCOR4 (R4 は、アルキル
基、フッ素置換アルキル基、不飽和脂肪族基、テトラヒ
ドロフルフリル基、脂環式脂肪族基、アリール基、また
はアルアルキル基を表わす。)を表わす。ただし、R3
およびR4 の炭素数の合計は少なくとも8である。)
は、高電気抵抗率のキャリア液に結着樹脂および着色剤
を含むトナー粒子が分散されたものであって、そのキャ
リア液が下記一般式(I)で示される化合物の1種また
は2種以上を含むことを特徴とする。 R1 −C(=O)−O−R2 (I) (式中、R1 およびR2 は、それぞれアルキル基、フッ
素置換アルキル基、不飽和脂肪族基、テトラヒドロフル
フリル基、脂環式脂肪族基、アリール基、またはアルア
ルキル基を表わす。ただし、R1 およびR2 の炭素数の
合計は少なくとも8である。)本発明の静電写真用液体
現像剤の他の一つは、上記一般式(I)で示される化合
物として下記一般式(II)で示される化合物を使用し、
かつキャリア液中に、光重合性オリゴマーを含有させた
ことを特徴とする。 CH2 =C(R3 )−Y (II) (式中、R3 は、水素原子またはメチル基を表わし、Y
は−COOR4 または−OCOR4 (R4 は、アルキル
基、フッ素置換アルキル基、不飽和脂肪族基、テトラヒ
ドロフルフリル基、脂環式脂肪族基、アリール基、また
はアルアルキル基を表わす。)を表わす。ただし、R3
およびR4 の炭素数の合計は少なくとも8である。)
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おける上記(I)におけるR1 およびR2 で表されるア
ルキル基としては、メチル、エチル、(イソ)プロピ
ル、(イソ)ブチル、(イソ)ペンチル、(イソ)ヘキ
シル、(イソ)ヘプチル、(イソ)オクチル、(イソ)
ノニル、(イソ)デシル基等の直鎖または分岐状アルキ
ル基をあげることができ、不飽和脂肪族基としては、ビ
ニル基、イソプロペニル基、2−メチル−1−プロペニ
ル基等をあげることができ、アリール基としては、フェ
ニル、トリル、キシリル、ナフチル基等をあげることが
でき、アルアルキル基としては、ベンジル、フェネチル
基等をあげることができる。また、脂環式脂肪族基とし
ては、イソボルニル基、ジシクロペンタジエニル基、ジ
シクロペンテニル基をあげることができる。
おける上記(I)におけるR1 およびR2 で表されるア
ルキル基としては、メチル、エチル、(イソ)プロピ
ル、(イソ)ブチル、(イソ)ペンチル、(イソ)ヘキ
シル、(イソ)ヘプチル、(イソ)オクチル、(イソ)
ノニル、(イソ)デシル基等の直鎖または分岐状アルキ
ル基をあげることができ、不飽和脂肪族基としては、ビ
ニル基、イソプロペニル基、2−メチル−1−プロペニ
ル基等をあげることができ、アリール基としては、フェ
ニル、トリル、キシリル、ナフチル基等をあげることが
でき、アルアルキル基としては、ベンジル、フェネチル
基等をあげることができる。また、脂環式脂肪族基とし
ては、イソボルニル基、ジシクロペンタジエニル基、ジ
シクロペンテニル基をあげることができる。
【0009】本発明において、現像後、紫外線照射によ
り硬化させることが望まれる場合には、上記一般式
(I)で示される化合物として、上記した一般式(II)
で示される化合物を使用するのが好ましい。
り硬化させることが望まれる場合には、上記一般式
(I)で示される化合物として、上記した一般式(II)
で示される化合物を使用するのが好ましい。
【0010】本発明における上記一般式(I)で示され
る化合物において、R1 およびR2(一般式(II)にお
いてはR3 およびR4 )に含まれる炭素数の合計は少な
くとも8であることが必要であり、好ましくは8〜20
である。R1 およびR2 の炭素原子数の合計が8を下回
ると、電気抵抗率の過度の上昇や、オレフィン系の結着
樹脂の溶解性が低下し、さらには蒸気圧が過度に高くな
る場合がある。一方、21を越えると、キャリア液の粘
度が増加し、電気泳動力に基づくトナーの現像速度が遅
くなる場合がある。更には、上記一般式(I)で示され
る化合物の融点が室温近傍まで上昇し、液体現像剤とし
て使用するためには、常時加熱しなければならず、エネ
ルギーコスト的に、あるいはヒートサイクルを繰り返し
た際の信頼性に問題が生じる。また、本発明において、
一分子中のアルコキシカルボニル基またはアシルオキシ
基の数は、一般式(I)に示すように、1個であること
が必要である。何故ならば、これらの基が2個以上にな
ると、キャリア液としての極性が増加しすぎ、接液部材
等を溶解させたり、あるいは化合物がエステル臭を持つ
ようになり、実用上の使用に対し望ましくないためであ
る。
る化合物において、R1 およびR2(一般式(II)にお
いてはR3 およびR4 )に含まれる炭素数の合計は少な
くとも8であることが必要であり、好ましくは8〜20
である。R1 およびR2 の炭素原子数の合計が8を下回
ると、電気抵抗率の過度の上昇や、オレフィン系の結着
樹脂の溶解性が低下し、さらには蒸気圧が過度に高くな
る場合がある。一方、21を越えると、キャリア液の粘
度が増加し、電気泳動力に基づくトナーの現像速度が遅
くなる場合がある。更には、上記一般式(I)で示され
る化合物の融点が室温近傍まで上昇し、液体現像剤とし
て使用するためには、常時加熱しなければならず、エネ
ルギーコスト的に、あるいはヒートサイクルを繰り返し
た際の信頼性に問題が生じる。また、本発明において、
一分子中のアルコキシカルボニル基またはアシルオキシ
基の数は、一般式(I)に示すように、1個であること
が必要である。何故ならば、これらの基が2個以上にな
ると、キャリア液としての極性が増加しすぎ、接液部材
等を溶解させたり、あるいは化合物がエステル臭を持つ
ようになり、実用上の使用に対し望ましくないためであ
る。
【0011】本発明に使用できる上記一般式(I)で示
される化合物の具体例としては以下のものがあげられ
る。ヘプタン酸エチルエステル、ヘプタン酸(イソ)プ
ロピルエステル、ヘプタン酸(イソ)ブチルエステル、
ヘプタン酸(イソ)ペンチルエステル、ヘプタン酸(イ
ソ)ヘキシルエステル、ヘプタン酸(イソ)ヘプチルエ
ステル、ヘプタン酸(イソ)オクチルエステル、オクタ
ン酸メチルエステル、オクタン酸エチルエステル、オク
タン酸(イソ)プロピルエステル、オクタン酸(イソ)
ブチルエステル、オクタン酸(イソ)ペンチルエステ
ル、オクタン酸(イソ)ヘキシルエステル、オクタン酸
(イソ)ヘプチルエステル、オクタン酸(イソ)オクチ
ルエステル、ノナン酸メチルエステル、ノナン酸エチル
エステル、ノナン酸(イソ)プロピルエステル、ノナン
酸(イソ)ブチルエステル、ノナン酸(イソ)ペンチル
エステル、ノナン酸(イソ)ヘキシルエステル、ノナン
酸(イソ)ヘプチルエステル、ノナン酸(イソ)オクチ
ルエステル、デカン酸メチルエステル、デカン酸エチル
エステル、デカン酸(イソ)プロピルエステル、デカン
酸(イソ)ブチルエステル、デカン酸(イソ)ペンチル
エステル、デカン酸(イソ)ヘキシルエステル、デカン
酸(イソ)ヘプチルエステル、デカン酸(イソ)オクチ
ルエステル、ウンデカン酸メチルエステル、ウンデカン
酸エチルエステル、ウンデカン酸(イソ)プロピルエス
テル、ウンデカン酸(イソ)ブチルエステル、ウンデカ
ン酸(イソ)ペンチルエステル、ウンデカン酸(イソ)
ヘキシルエステル、ウンデカン酸(イソ)ヘプチルエス
テル、ウンデカン酸(イソ)オクチルエステル、ドデカ
ン酸メチルエステル、ドデカン酸エチルエステル、ドデ
カン酸(イソ)プロピルエステル、ドデカン酸(イソ)
ブチルエステル、ドデカン酸(イソ)ペンチルエステ
ル、ドデカン酸(イソ)ヘキシルエステル、ドデカン酸
(イソ)ヘプチルエステル、ドデカン酸(イソ)オクチ
ルエステル、トリデカン酸メチルエステル、トリデカン
酸エチルエステル、トリデカン酸(イソ)プロピルエス
テル、トリデカン酸(イソ)ブチルエステル、トリデカ
ン酸(イソ)ペンチルエステル、トリデカン酸(イソ)
ヘキシルエステル、トリデカン酸(イソ)ヘプチルエス
テル、トリデカン酸(イソ)オクチルエステル、テトラ
デカン酸メチルエステル、テトラデカン酸エチルエステ
ル、テトラデカン酸(イソ)プロピルエステル、テトラ
デカン酸(イソ)ブチルエステル、テトラデカン酸(イ
ソ)ペンチルエステル、テトラデカン酸(イソ)ヘキシ
ルエステル、テトラデカン酸(イソ)ヘプチルエステ
ル、ペンタデカン酸メチルエステル、ペンタデカン酸エ
チルエステル、ペンタデカン酸(イソ)プロピルエステ
ル、ヘキサデカン酸メチルエステル、ヘキサデカン酸エ
チルエステル、ヘキサデカン酸(イソ)プロピルエステ
ル、ヘプタデカン酸メチルエステル、ヘプタデカン酸エ
チルエステル、オクタデカン酸メチルエステル、オクタ
デカン酸エチルエステル等の直鎖状炭化水素のモノエス
テルがあげられる。さらには、エチルベンゾエート、
(イソ)プロピルベンゾエート、(イソ)ペンチルベン
ゾエート、(イソ)ヘキシルベンゾエート、(イソ)ヘ
プチルベンゾエート、ベンジルベンゾエート等の芳香族
エステルがあげられる。
される化合物の具体例としては以下のものがあげられ
る。ヘプタン酸エチルエステル、ヘプタン酸(イソ)プ
ロピルエステル、ヘプタン酸(イソ)ブチルエステル、
ヘプタン酸(イソ)ペンチルエステル、ヘプタン酸(イ
ソ)ヘキシルエステル、ヘプタン酸(イソ)ヘプチルエ
ステル、ヘプタン酸(イソ)オクチルエステル、オクタ
ン酸メチルエステル、オクタン酸エチルエステル、オク
タン酸(イソ)プロピルエステル、オクタン酸(イソ)
ブチルエステル、オクタン酸(イソ)ペンチルエステ
ル、オクタン酸(イソ)ヘキシルエステル、オクタン酸
(イソ)ヘプチルエステル、オクタン酸(イソ)オクチ
ルエステル、ノナン酸メチルエステル、ノナン酸エチル
エステル、ノナン酸(イソ)プロピルエステル、ノナン
酸(イソ)ブチルエステル、ノナン酸(イソ)ペンチル
エステル、ノナン酸(イソ)ヘキシルエステル、ノナン
酸(イソ)ヘプチルエステル、ノナン酸(イソ)オクチ
ルエステル、デカン酸メチルエステル、デカン酸エチル
エステル、デカン酸(イソ)プロピルエステル、デカン
酸(イソ)ブチルエステル、デカン酸(イソ)ペンチル
エステル、デカン酸(イソ)ヘキシルエステル、デカン
酸(イソ)ヘプチルエステル、デカン酸(イソ)オクチ
ルエステル、ウンデカン酸メチルエステル、ウンデカン
酸エチルエステル、ウンデカン酸(イソ)プロピルエス
テル、ウンデカン酸(イソ)ブチルエステル、ウンデカ
ン酸(イソ)ペンチルエステル、ウンデカン酸(イソ)
ヘキシルエステル、ウンデカン酸(イソ)ヘプチルエス
テル、ウンデカン酸(イソ)オクチルエステル、ドデカ
ン酸メチルエステル、ドデカン酸エチルエステル、ドデ
カン酸(イソ)プロピルエステル、ドデカン酸(イソ)
ブチルエステル、ドデカン酸(イソ)ペンチルエステ
ル、ドデカン酸(イソ)ヘキシルエステル、ドデカン酸
(イソ)ヘプチルエステル、ドデカン酸(イソ)オクチ
ルエステル、トリデカン酸メチルエステル、トリデカン
酸エチルエステル、トリデカン酸(イソ)プロピルエス
テル、トリデカン酸(イソ)ブチルエステル、トリデカ
ン酸(イソ)ペンチルエステル、トリデカン酸(イソ)
ヘキシルエステル、トリデカン酸(イソ)ヘプチルエス
テル、トリデカン酸(イソ)オクチルエステル、テトラ
デカン酸メチルエステル、テトラデカン酸エチルエステ
ル、テトラデカン酸(イソ)プロピルエステル、テトラ
デカン酸(イソ)ブチルエステル、テトラデカン酸(イ
ソ)ペンチルエステル、テトラデカン酸(イソ)ヘキシ
ルエステル、テトラデカン酸(イソ)ヘプチルエステ
ル、ペンタデカン酸メチルエステル、ペンタデカン酸エ
チルエステル、ペンタデカン酸(イソ)プロピルエステ
ル、ヘキサデカン酸メチルエステル、ヘキサデカン酸エ
チルエステル、ヘキサデカン酸(イソ)プロピルエステ
ル、ヘプタデカン酸メチルエステル、ヘプタデカン酸エ
チルエステル、オクタデカン酸メチルエステル、オクタ
デカン酸エチルエステル等の直鎖状炭化水素のモノエス
テルがあげられる。さらには、エチルベンゾエート、
(イソ)プロピルベンゾエート、(イソ)ペンチルベン
ゾエート、(イソ)ヘキシルベンゾエート、(イソ)ヘ
プチルベンゾエート、ベンジルベンゾエート等の芳香族
エステルがあげられる。
【0012】本発明において、現像後、紫外線照射によ
り硬化させることが望まれる場合には、上記一般式
(I)で示される化合物として、光重合性モノマーであ
る上記した一般式(II)で示される化合物を使用するの
が好ましい。一般式(II)で示される化合物の具体例と
しては、例えば、次のものが例示される。2−エチルヘ
キシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アク
リレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、ラウリ
ル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレー
ト、ドデシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メ
タ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、シ
クロヘキシル(メタ)アクリレート、セチル(メタ)ア
クリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、テトラヒ
ドロフルフリル(メタ)アクリレート、イソボルニル
(メタ)アクリレート、ジシクロペンチル(メタ)アク
リレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、
ジシクロペンタジエニル(メタ)アクリレート、トリデ
カフロヘキシル(メタ)アクリレート、ヘプタデカフロ
ロヘプチル(メタ)アクリレート、ノナン酸ビニル、ノ
ナン酸イソプロペニル、デカン酸ビニル、デカン酸イソ
プロペニル等があげられる。
り硬化させることが望まれる場合には、上記一般式
(I)で示される化合物として、光重合性モノマーであ
る上記した一般式(II)で示される化合物を使用するの
が好ましい。一般式(II)で示される化合物の具体例と
しては、例えば、次のものが例示される。2−エチルヘ
キシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アク
リレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、ラウリ
ル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレー
ト、ドデシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メ
タ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、シ
クロヘキシル(メタ)アクリレート、セチル(メタ)ア
クリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、テトラヒ
ドロフルフリル(メタ)アクリレート、イソボルニル
(メタ)アクリレート、ジシクロペンチル(メタ)アク
リレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、
ジシクロペンタジエニル(メタ)アクリレート、トリデ
カフロヘキシル(メタ)アクリレート、ヘプタデカフロ
ロヘプチル(メタ)アクリレート、ノナン酸ビニル、ノ
ナン酸イソプロペニル、デカン酸ビニル、デカン酸イソ
プロペニル等があげられる。
【0013】上記一般式(I)で表される化合物は、キ
ャリア液として単独に用いてもよく、また従来用いられ
ているキャリア液と混合して用いてもよい。後者の場
合、混合によって、分子量の比較的大きい炭化水素の凝
固点を、室温近傍から実用上問題のない領域まで低下さ
せることができ、さらには帯電性の改善にも有効であ
る。例えば、上記一般式(I)で表される化合物を、エ
クソン社製アイソパーH、G、L、M、V等の分岐鎖状
脂肪族炭化水素、或いは同じくエクソン社製のノルパー
14、15、16、等の直鎖脂肪族炭化水素類、n−ウ
ンデカン、n−ドデカン、n−トリデカン、n−テトラ
デカン、n−ペンタデカン、nーヘキサデカン、nーヘ
プタデカン、nーオクタデカン、n−ノナデカン等のよ
り高分子量のワックス状炭化水素、それらのハロゲン化
物、フルオロカーボン類、更には、シリコーンオイル
類、変性シリコーン化合物等と混合することができる。
ャリア液として単独に用いてもよく、また従来用いられ
ているキャリア液と混合して用いてもよい。後者の場
合、混合によって、分子量の比較的大きい炭化水素の凝
固点を、室温近傍から実用上問題のない領域まで低下さ
せることができ、さらには帯電性の改善にも有効であ
る。例えば、上記一般式(I)で表される化合物を、エ
クソン社製アイソパーH、G、L、M、V等の分岐鎖状
脂肪族炭化水素、或いは同じくエクソン社製のノルパー
14、15、16、等の直鎖脂肪族炭化水素類、n−ウ
ンデカン、n−ドデカン、n−トリデカン、n−テトラ
デカン、n−ペンタデカン、nーヘキサデカン、nーヘ
プタデカン、nーオクタデカン、n−ノナデカン等のよ
り高分子量のワックス状炭化水素、それらのハロゲン化
物、フルオロカーボン類、更には、シリコーンオイル
類、変性シリコーン化合物等と混合することができる。
【0014】本発明において、上記一般式(I)で示さ
れる化合物の全キャリア液に対する配合量比は、5〜1
00重量%、好ましくは、20〜100重量%の範囲が
適当である。5重量%よりも少ないと、改善しようとす
る高分子量脂肪族炭化水素の凝固点の降下作用や、低分
子量パラフィンオイルの蒸気圧の低減化に対しての効果
が十分でない。さらには光重合性モノマーとして、一般
式(II)で示される化合物を使用した際、充分な硬化速
度が得られなくなるからである。
れる化合物の全キャリア液に対する配合量比は、5〜1
00重量%、好ましくは、20〜100重量%の範囲が
適当である。5重量%よりも少ないと、改善しようとす
る高分子量脂肪族炭化水素の凝固点の降下作用や、低分
子量パラフィンオイルの蒸気圧の低減化に対しての効果
が十分でない。さらには光重合性モノマーとして、一般
式(II)で示される化合物を使用した際、充分な硬化速
度が得られなくなるからである。
【0015】本発明の液体現像剤において、光重合性モ
ノマーである上記一般式(II)で示される化合物を使用
する場合、開始剤ラジカルとモノマーの反応性を大きく
し、実用上の使用に問題のない硬化速度を得るために、
上記一般式(II)で示される化合物と共に、ポリエステ
ル、エポキシ、ウレタン等の骨格に官能基としてアクリ
ロイル基、メタクリロイル基を二個以上付加した比較的
低分子量の反応性分子である光重合性オリゴマーを併用
するのが好ましい。なお、その場合、キャリア液の粘度
を最適な領域まで希釈するために、上記一般式(II)で
示される化合物に他のキャリア液を希釈剤として添加す
ることも可能である。これら光重合性オリゴマーは、全
キャリヤ液に対して5〜30重量%の範囲で配合され
る。これら光重合性オリゴマーの具体的な代表例として
は、以下のものがあげられる。
ノマーである上記一般式(II)で示される化合物を使用
する場合、開始剤ラジカルとモノマーの反応性を大きく
し、実用上の使用に問題のない硬化速度を得るために、
上記一般式(II)で示される化合物と共に、ポリエステ
ル、エポキシ、ウレタン等の骨格に官能基としてアクリ
ロイル基、メタクリロイル基を二個以上付加した比較的
低分子量の反応性分子である光重合性オリゴマーを併用
するのが好ましい。なお、その場合、キャリア液の粘度
を最適な領域まで希釈するために、上記一般式(II)で
示される化合物に他のキャリア液を希釈剤として添加す
ることも可能である。これら光重合性オリゴマーは、全
キャリヤ液に対して5〜30重量%の範囲で配合され
る。これら光重合性オリゴマーの具体的な代表例として
は、以下のものがあげられる。
【0016】
【化1】
【0017】
【化2】
【0018】
【化3】
【0019】
【化4】
【0020】また、本発明において、上記光重合性モノ
マーを用いる場合、キャリア液中には好ましくは重合開
始剤が添加される。光重合開始剤は紫外線によって容易
に分解してラジカルを発生するような物質であり、あら
かじめキャリア液に添加しておくことによって、現像後
これに紫外線を照射してラジカル重合を開始させること
ができる。重合開始剤は、全キャリヤ液に対して0.0
1乃至1重量%の範囲の配合量で配合される。重合開始
剤としては、具体的には以下のものがあげられる。トリ
クロロアセトフェノン、p−t−ブチルトリクロロアセ
トフェノン、ジエトキシアセトフェノン、ヒドロキシア
セトフェノン、α−アミノアセトフェノン、ジアセチル
ベンゾフェノン、ベンジルベンゾフェノン、ベンズアル
デヒド、シクロヘキサノン、アゾビスイソブチロニトリ
ル、アゾメタン、テトラメチルチウラムジスルフィド、
ジベンゾチアゾリルジスルフィド、ベンゾイン−n−ブ
チルエーテル、ベンジルジメチルケタール、メチル−o
−ベンゾイルベンゾエート、α−アシルオキシムエステ
ル、グリオキシエステル、ミヒラーケトン等である。
マーを用いる場合、キャリア液中には好ましくは重合開
始剤が添加される。光重合開始剤は紫外線によって容易
に分解してラジカルを発生するような物質であり、あら
かじめキャリア液に添加しておくことによって、現像後
これに紫外線を照射してラジカル重合を開始させること
ができる。重合開始剤は、全キャリヤ液に対して0.0
1乃至1重量%の範囲の配合量で配合される。重合開始
剤としては、具体的には以下のものがあげられる。トリ
クロロアセトフェノン、p−t−ブチルトリクロロアセ
トフェノン、ジエトキシアセトフェノン、ヒドロキシア
セトフェノン、α−アミノアセトフェノン、ジアセチル
ベンゾフェノン、ベンジルベンゾフェノン、ベンズアル
デヒド、シクロヘキサノン、アゾビスイソブチロニトリ
ル、アゾメタン、テトラメチルチウラムジスルフィド、
ジベンゾチアゾリルジスルフィド、ベンゾイン−n−ブ
チルエーテル、ベンジルジメチルケタール、メチル−o
−ベンゾイルベンゾエート、α−アシルオキシムエステ
ル、グリオキシエステル、ミヒラーケトン等である。
【0021】一方、トナーを構成するための結着樹脂と
しては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフ
ィン類が用いられ、特に極性基を有するエチレン系共重
合体、例えばアクリル酸とメタクリル酸からなる群から
選択されるα、β−エチレン不飽和酸とエチレンとの共
重合体、エチレンとメタクリル酸またはアクリル酸のア
ルキルエステルとの共重合体、或いはこれら共重合体を
イオン架橋したアイオノマー類等が好ましい。このタイ
プの共重合体の合成法は、リー(Ree)の米国特許第
3264272号明細書に記載されている。さらにスチ
レン、o−、m−およびp−メチルスチレン、α−メチ
ルスチレン、p−エチルスチレン、2、4−ジメチルス
チレン等の単独重合体、或いは他の単量体との共重合
体、例えばスチレン−アクリル系共重合体をあげること
ができる。上記スチレン−アクリル系共重合体における
アクリル系成分としては、例えば(メタ)アクリル酸メ
チル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸
プロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)ア
クリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸プロピル、
(メタ)アクリル酸n−オクチル、(メタ)アクリル酸
ドデシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アク
リル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ステア
リル、(メタ)アクリル酸2−クロルエチル、(メタ)
アクリル酸フェニル、メタアクリル酸ジメチルアミノエ
チル、メタアクリル酸ジエチルアミノエチル等のα−メ
チレンモノカルボン酸エステル類、それらのベタイン化
合物、それらのアンモニウム塩等があげられる。また上
記アクリル酸類の単独重合体、或いは他の単量体との共
重合体、さらにはパーフロロオクチル(メタ)アクリレ
ート、ビニルトルエンスルホン酸およびそのナトリウム
塩、ビニルピリジン類およびそのピリジニウム塩等の単
独重合体、或いは他の単量体との共重合体をあげること
ができる。またダイマー酸をベースにしたポリアミド樹
脂、ブタジエン、イソプレン等のジエン類とビニル系単
量体との共重合体を用いることができる。さらには、ポ
リエステル、ポリウレタン等を単独もしくは前述の樹脂
と混合した状態で用いることができる。
しては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフ
ィン類が用いられ、特に極性基を有するエチレン系共重
合体、例えばアクリル酸とメタクリル酸からなる群から
選択されるα、β−エチレン不飽和酸とエチレンとの共
重合体、エチレンとメタクリル酸またはアクリル酸のア
ルキルエステルとの共重合体、或いはこれら共重合体を
イオン架橋したアイオノマー類等が好ましい。このタイ
プの共重合体の合成法は、リー(Ree)の米国特許第
3264272号明細書に記載されている。さらにスチ
レン、o−、m−およびp−メチルスチレン、α−メチ
ルスチレン、p−エチルスチレン、2、4−ジメチルス
チレン等の単独重合体、或いは他の単量体との共重合
体、例えばスチレン−アクリル系共重合体をあげること
ができる。上記スチレン−アクリル系共重合体における
アクリル系成分としては、例えば(メタ)アクリル酸メ
チル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸
プロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)ア
クリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸プロピル、
(メタ)アクリル酸n−オクチル、(メタ)アクリル酸
ドデシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アク
リル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ステア
リル、(メタ)アクリル酸2−クロルエチル、(メタ)
アクリル酸フェニル、メタアクリル酸ジメチルアミノエ
チル、メタアクリル酸ジエチルアミノエチル等のα−メ
チレンモノカルボン酸エステル類、それらのベタイン化
合物、それらのアンモニウム塩等があげられる。また上
記アクリル酸類の単独重合体、或いは他の単量体との共
重合体、さらにはパーフロロオクチル(メタ)アクリレ
ート、ビニルトルエンスルホン酸およびそのナトリウム
塩、ビニルピリジン類およびそのピリジニウム塩等の単
独重合体、或いは他の単量体との共重合体をあげること
ができる。またダイマー酸をベースにしたポリアミド樹
脂、ブタジエン、イソプレン等のジエン類とビニル系単
量体との共重合体を用いることができる。さらには、ポ
リエステル、ポリウレタン等を単独もしくは前述の樹脂
と混合した状態で用いることができる。
【0022】本発明において、前述の樹脂中に分散させ
る着色剤としては、公知の有機および無機の顔料や染料
を使用することができる。例えばC.I.ピグメントレ
ッド48:1、C.I.ピグメントレッド57:1、
C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメント
レッド17、C.I.ピグメントイエロー97、C.
I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントブル
ー15:1、C.I.ピグメントブルー15:3、ラン
プブラック(C.I.No.77266)、ローズベン
ガル(C.I.No.45432)、カーボンブラッ
ク、ニグロシン染料(C.I.No.50415B)、
これらの混合物等をあげることができる。更にはシリ
カ、酸化アルミニウム、マグネタイト、各種フェライト
類、酸化第二銅、酸化ニッケル、酸化亜鉛、酸化ジルコ
ニウム、酸化チタン、および酸化マグネシウム等の種々
の金属酸化物およびこれらの適宣の混合物等があげられ
る。
る着色剤としては、公知の有機および無機の顔料や染料
を使用することができる。例えばC.I.ピグメントレ
ッド48:1、C.I.ピグメントレッド57:1、
C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメント
レッド17、C.I.ピグメントイエロー97、C.
I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントブル
ー15:1、C.I.ピグメントブルー15:3、ラン
プブラック(C.I.No.77266)、ローズベン
ガル(C.I.No.45432)、カーボンブラッ
ク、ニグロシン染料(C.I.No.50415B)、
これらの混合物等をあげることができる。更にはシリ
カ、酸化アルミニウム、マグネタイト、各種フェライト
類、酸化第二銅、酸化ニッケル、酸化亜鉛、酸化ジルコ
ニウム、酸化チタン、および酸化マグネシウム等の種々
の金属酸化物およびこれらの適宣の混合物等があげられ
る。
【0023】これらの着色剤は、充分な濃度の可視像が
形成されるに十分な割合で含有されることが必要であ
り、トナー粒径や現像量に依存するが通常樹脂100重
量部に対して1〜100重量部程度の割合が適切であ
る。また、キャリア液中に分散させるトナー粒子の量
は、一般に0.1〜10重量%の範囲が適当である。
形成されるに十分な割合で含有されることが必要であ
り、トナー粒径や現像量に依存するが通常樹脂100重
量部に対して1〜100重量部程度の割合が適切であ
る。また、キャリア液中に分散させるトナー粒子の量
は、一般に0.1〜10重量%の範囲が適当である。
【0024】トナー粒子や液体現像剤を製造するために
は、従来公知の如何なる製造方法も使用することができ
る。例えば、上述した結着樹脂、顔料およびキャリア液
原料を、結着樹脂が可塑化可能で且つキャリア液が沸騰
せず、かつ結着樹脂および/または着色剤が分解する温
度よりは低い温度で分散および混錬することができる適
当な装置、例えば流星型ミキサー、ニーダー等で顔料と
樹脂をキャリア媒中で加熱溶融したものを、樹脂の溶媒
溶融度の温度依存性を利用し、撹拌しながら冷却しトナ
ー粒子を凝固/析出させてトナーを作製することができ
る。
は、従来公知の如何なる製造方法も使用することができ
る。例えば、上述した結着樹脂、顔料およびキャリア液
原料を、結着樹脂が可塑化可能で且つキャリア液が沸騰
せず、かつ結着樹脂および/または着色剤が分解する温
度よりは低い温度で分散および混錬することができる適
当な装置、例えば流星型ミキサー、ニーダー等で顔料と
樹脂をキャリア媒中で加熱溶融したものを、樹脂の溶媒
溶融度の温度依存性を利用し、撹拌しながら冷却しトナ
ー粒子を凝固/析出させてトナーを作製することができ
る。
【0025】また、別の方法としては、分散および混錬
のための粒状メデイアを装備した適当な容器、例えばア
トライター、加熱したボールミルのような加熱された振
動ミル中に上述した原材料を入れ、この容器を好ましい
温度範囲、例えば80〜160°Cで分散および混錬す
る方法がある。粒状メデイアとしては、鋼、例えばステ
ンレス鋼、または、炭素鋼、アルミナ、ジルコニウム、
シリカ等が好ましく用いられる。この方法によってトナ
ーを製造するには、あらかじめ充分に流動状態にした原
材料を、さらに粒状メデイアによって容器内に分散させ
る。粒状メデイアを冷却中および冷却後もに引き続いて
継続的に運動状態に保ち剪断および/または衝撃を発生
させ、トナー粒子径を低下させることが重要である。以
上の方法等により粒子化されたトナーは、遠心沈降式粒
度分布測定装置で求めた所望の体積平均粒度、例えば1
0μmより小さく、より好ましくは5μm以下の平均粒
度を持ち、必要に応じて多数の繊維を持った形状をとる
こともできる。ここで−繊維を持った形状−とは、繊
維、巻ひげ、触手等をともなって形成されたトナー粒子
の形状をいう。
のための粒状メデイアを装備した適当な容器、例えばア
トライター、加熱したボールミルのような加熱された振
動ミル中に上述した原材料を入れ、この容器を好ましい
温度範囲、例えば80〜160°Cで分散および混錬す
る方法がある。粒状メデイアとしては、鋼、例えばステ
ンレス鋼、または、炭素鋼、アルミナ、ジルコニウム、
シリカ等が好ましく用いられる。この方法によってトナ
ーを製造するには、あらかじめ充分に流動状態にした原
材料を、さらに粒状メデイアによって容器内に分散させ
る。粒状メデイアを冷却中および冷却後もに引き続いて
継続的に運動状態に保ち剪断および/または衝撃を発生
させ、トナー粒子径を低下させることが重要である。以
上の方法等により粒子化されたトナーは、遠心沈降式粒
度分布測定装置で求めた所望の体積平均粒度、例えば1
0μmより小さく、より好ましくは5μm以下の平均粒
度を持ち、必要に応じて多数の繊維を持った形状をとる
こともできる。ここで−繊維を持った形状−とは、繊
維、巻ひげ、触手等をともなって形成されたトナー粒子
の形状をいう。
【0026】さらに別な液体現像剤の製造方法として、
上述した樹脂および顔料を所定の混合比になるように計
量し、前者を加熱溶融させた後に顔料を添加して混合、
分散させ、冷却後、ジェットミル、ハンマーミル、ター
ボミル等の扮砕機を用いて微粒子を調製し、得られたト
ナー粒子をキャリア媒に分散させてもよい。また更には
懸濁重合、乳化重合、分散重合等の重合法やコアセルベ
ーション、メルトデイスパージョン、エマルジョン凝集
法でトナーを調製し、その後キャリア液に分散して液体
現像剤を作製してもよい。
上述した樹脂および顔料を所定の混合比になるように計
量し、前者を加熱溶融させた後に顔料を添加して混合、
分散させ、冷却後、ジェットミル、ハンマーミル、ター
ボミル等の扮砕機を用いて微粒子を調製し、得られたト
ナー粒子をキャリア媒に分散させてもよい。また更には
懸濁重合、乳化重合、分散重合等の重合法やコアセルベ
ーション、メルトデイスパージョン、エマルジョン凝集
法でトナーを調製し、その後キャリア液に分散して液体
現像剤を作製してもよい。
【0027】キャリア液もしくはトナー粒子中には、ト
ナー粒子の保持する電荷の極性の制御、および電荷量の
均一化、安定化の目的でチャージディレクターを添加し
てもよい。チャージディレクターとしては、レシチン、
ビトコケミカル社(Vitoco Chemical
Corp.)のベーシック・バリウム・ペトロネート、
ベーシック・ナトリウム・ペトロネート、油溶性石油ス
ルフォネート、アルキルスクシンイミド、ジオクチルス
ルホコハク酸ソーダ、オクタン酸ジルコニウム等の金属
石鹸類等、従来から液体現像剤に使用されているチャー
ジディレクターが使用できる。またこのほか、イオン
性、非イオン性の界面活性剤類、四級アンモニウム塩
類、有機ホウ酸塩類、含金染料類等の有機/無機塩類、
親油性部と親水性部からなるブロックもしくはグラフト
共重合体類を使用することもできる。さらにこれらチャ
ージディレクターのほかにも、液体現像剤の物性制御の
為に、ポリマー微粒子、無機微粒子等を更に分散させた
り、各種添加剤を現像液中に分散あるいは、溶解させて
も良い。
ナー粒子の保持する電荷の極性の制御、および電荷量の
均一化、安定化の目的でチャージディレクターを添加し
てもよい。チャージディレクターとしては、レシチン、
ビトコケミカル社(Vitoco Chemical
Corp.)のベーシック・バリウム・ペトロネート、
ベーシック・ナトリウム・ペトロネート、油溶性石油ス
ルフォネート、アルキルスクシンイミド、ジオクチルス
ルホコハク酸ソーダ、オクタン酸ジルコニウム等の金属
石鹸類等、従来から液体現像剤に使用されているチャー
ジディレクターが使用できる。またこのほか、イオン
性、非イオン性の界面活性剤類、四級アンモニウム塩
類、有機ホウ酸塩類、含金染料類等の有機/無機塩類、
親油性部と親水性部からなるブロックもしくはグラフト
共重合体類を使用することもできる。さらにこれらチャ
ージディレクターのほかにも、液体現像剤の物性制御の
為に、ポリマー微粒子、無機微粒子等を更に分散させた
り、各種添加剤を現像液中に分散あるいは、溶解させて
も良い。
【0028】かくして得られた液体現像剤は、通常の手
段によって現像に供せられ、続いて紫外線照射(定着)
することにより紙等の被写体に定着、固化する。定着に
おいては、必要に応じて通常用いられている熱定着をさ
らに組み合わすことでより強固なトナー定着像が得られ
る。上記したように、本発明の液体現像剤におけるキャ
リア成分が紫外線硬化性のものである場合には、300
〜400nmの紫外線照射で容易にキャリア液は硬化し
て紙に定着する。そして硬化後のコピー像は臭いが無く
キャリア液の蒸発による室内の空気汚染の問題もない。
段によって現像に供せられ、続いて紫外線照射(定着)
することにより紙等の被写体に定着、固化する。定着に
おいては、必要に応じて通常用いられている熱定着をさ
らに組み合わすことでより強固なトナー定着像が得られ
る。上記したように、本発明の液体現像剤におけるキャ
リア成分が紫外線硬化性のものである場合には、300
〜400nmの紫外線照射で容易にキャリア液は硬化し
て紙に定着する。そして硬化後のコピー像は臭いが無く
キャリア液の蒸発による室内の空気汚染の問題もない。
【0029】
【作用】本発における上記一般式(I)で示される化合
物は、液体現像剤のキャリア液として適度な絶縁性、粘
度、トナー結着樹脂に対する溶解性、低流動点を持ち、
蒸気圧が従来キャリアと比較して際めて低く、かつ無臭
である。その理由として、分子鎖中に、極性基であるア
ルコキシカルボニル基またはアシルオキシ基を有するこ
と、および両末端に疎水基(R1 およびR2 )を含有す
ることに起因するものと考えられる。疎水基の長さが増
大すると、(i)極性基間の相互作用(たとえば水素結
合等)を緩和し、キャリア液の粘度を下げる、(ii)電
気抵抗率を経験上使用可能な領域まで上げる、(iii )
オレフィン系の結着樹脂に対して親和性を増す、(iv)
ある範囲で蒸気圧と相関がある、と考えられる。したが
って、本発明においては、R1 およびR2 に含まれる炭
素数の合計が少なくとも8、好ましくは8〜21である
ので、上記の特性を有するようになる。
物は、液体現像剤のキャリア液として適度な絶縁性、粘
度、トナー結着樹脂に対する溶解性、低流動点を持ち、
蒸気圧が従来キャリアと比較して際めて低く、かつ無臭
である。その理由として、分子鎖中に、極性基であるア
ルコキシカルボニル基またはアシルオキシ基を有するこ
と、および両末端に疎水基(R1 およびR2 )を含有す
ることに起因するものと考えられる。疎水基の長さが増
大すると、(i)極性基間の相互作用(たとえば水素結
合等)を緩和し、キャリア液の粘度を下げる、(ii)電
気抵抗率を経験上使用可能な領域まで上げる、(iii )
オレフィン系の結着樹脂に対して親和性を増す、(iv)
ある範囲で蒸気圧と相関がある、と考えられる。したが
って、本発明においては、R1 およびR2 に含まれる炭
素数の合計が少なくとも8、好ましくは8〜21である
ので、上記の特性を有するようになる。
【0030】また、分子鎖中のアルコキシカルボニル基
またはアシルオキシ基は、凝固点、トナーへの電荷付与
特性、トナーの結着樹脂の溶解性に影響を与えると考え
られる。例えば、これら一般式(I)で示される化合物
を、ほぼ同じ分子量の直鎖状炭化水素と比べると、炭化
水素類が分子量の増加に伴い凝固点が室温近傍まで上昇
するのに対して、本発明における一般式(I)で示され
る化合物は、凝固点を低下させることができ、冬環境に
おいても充分にキャリア液として機能させることができ
る。また、トナーへの電荷付与機能に関して、上記一般
式(I)で示される化合物は、それとほぼ同分子量の炭
化水素と比べると、次のような優れた作用を有してい
る。すなわち、(i)トナーとキャリアの電荷交換性を
促進あるいは安定化することができる。(ii)いわゆる
チャージデイレクター等の帯電制御物質を添加する場
合、その分散性および溶解性を制御し、液体現像剤とし
ての帯電の安定性が改善される。これらの作用は、上記
一般式(I)で示される化合物が、極性基を分子鎖中に
持つために、キャリア液に極性を付与することによるも
のと考えられる。さらに上記一般式(I)で示される化
合物を含有するキャリア液の極性は、トナーの結着樹脂
の溶解性をも制御する。すなわち、トナーの結着樹脂に
用いるポリエステルの樹脂に対する親和性を増加せし
め、比較的低い温度領域において結着樹脂を溶解させる
ことが可能となる。
またはアシルオキシ基は、凝固点、トナーへの電荷付与
特性、トナーの結着樹脂の溶解性に影響を与えると考え
られる。例えば、これら一般式(I)で示される化合物
を、ほぼ同じ分子量の直鎖状炭化水素と比べると、炭化
水素類が分子量の増加に伴い凝固点が室温近傍まで上昇
するのに対して、本発明における一般式(I)で示され
る化合物は、凝固点を低下させることができ、冬環境に
おいても充分にキャリア液として機能させることができ
る。また、トナーへの電荷付与機能に関して、上記一般
式(I)で示される化合物は、それとほぼ同分子量の炭
化水素と比べると、次のような優れた作用を有してい
る。すなわち、(i)トナーとキャリアの電荷交換性を
促進あるいは安定化することができる。(ii)いわゆる
チャージデイレクター等の帯電制御物質を添加する場
合、その分散性および溶解性を制御し、液体現像剤とし
ての帯電の安定性が改善される。これらの作用は、上記
一般式(I)で示される化合物が、極性基を分子鎖中に
持つために、キャリア液に極性を付与することによるも
のと考えられる。さらに上記一般式(I)で示される化
合物を含有するキャリア液の極性は、トナーの結着樹脂
の溶解性をも制御する。すなわち、トナーの結着樹脂に
用いるポリエステルの樹脂に対する親和性を増加せし
め、比較的低い温度領域において結着樹脂を溶解させる
ことが可能となる。
【0031】次に、本発明において、光重合性モノマー
である一般式(II)で示される化合物を使用する場合の
紫外線照射での反応原理を、「紫外線硬化システム」加
藤清視著(総合技術センター発行)を参考にして、説明
する。一般式(II)で示される化合物に含まれる光重合
性不飽和基は、光により直接、あるいは光重合開始剤の
作用により付加重合して高分子量化する不飽和基であ
る。一般式(II)で示される化合物のような非共役ビニ
ルモノマーのエチレン不飽和基は、180〜200nm
に吸収を持つ。この波長の紫外線を吸収した分子は励起
状態に遷移する。吸収したエネルギーは化学結合を開裂
するのに充分であので、励起した分子はラジカルに解離
し、樹脂組成物をラジカル重合またはイオン重合によっ
て架橋しポリマー化する。しかしながら、これら不飽和
基の吸収する光の波長は、通常短波長の紫外域であり、
また光源として使われる例えば高圧水銀灯やキセノンラ
ンプは、短波長紫外域で発光強度が弱い。したがって、
直接励起による重合は効率が悪く、より長波長の紫外線
または可視光で容易にフリーラジカル(R・)を発生す
る光重合開始剤を用いて重合を開始させるのが好まし
い。光重合開始剤(I)、反応性モノマー(M)、ポリ
マー(P)を使用した場合の重合反応は、次のように進
行すると考えられる。 1) I→I*→R・ 2) R・+M→RM・ 3) RM・+M→RMM・ 4) RMm・+RMn・→Pm+Pn(ポリマー) したがって、本発明の現像剤を用いて現像した後、光に
照射することによって、現像されたトナー像が硬化し、
良質な複写画像が得られる。
である一般式(II)で示される化合物を使用する場合の
紫外線照射での反応原理を、「紫外線硬化システム」加
藤清視著(総合技術センター発行)を参考にして、説明
する。一般式(II)で示される化合物に含まれる光重合
性不飽和基は、光により直接、あるいは光重合開始剤の
作用により付加重合して高分子量化する不飽和基であ
る。一般式(II)で示される化合物のような非共役ビニ
ルモノマーのエチレン不飽和基は、180〜200nm
に吸収を持つ。この波長の紫外線を吸収した分子は励起
状態に遷移する。吸収したエネルギーは化学結合を開裂
するのに充分であので、励起した分子はラジカルに解離
し、樹脂組成物をラジカル重合またはイオン重合によっ
て架橋しポリマー化する。しかしながら、これら不飽和
基の吸収する光の波長は、通常短波長の紫外域であり、
また光源として使われる例えば高圧水銀灯やキセノンラ
ンプは、短波長紫外域で発光強度が弱い。したがって、
直接励起による重合は効率が悪く、より長波長の紫外線
または可視光で容易にフリーラジカル(R・)を発生す
る光重合開始剤を用いて重合を開始させるのが好まし
い。光重合開始剤(I)、反応性モノマー(M)、ポリ
マー(P)を使用した場合の重合反応は、次のように進
行すると考えられる。 1) I→I*→R・ 2) R・+M→RM・ 3) RM・+M→RMM・ 4) RMm・+RMn・→Pm+Pn(ポリマー) したがって、本発明の現像剤を用いて現像した後、光に
照射することによって、現像されたトナー像が硬化し、
良質な複写画像が得られる。
【0032】
【実施例】以下、本発明を実施例および比較例によって
説明するが、本発明はそれらによって限定されるもので
はない。 実施例1 以下の手順で液体現像剤を調製した。 1.エチレン(89%)−メタクリル酸(11%)の共重合体 (ニュークレルN699;デユポン社製) 40重量部 2.銅フタロシアニン顔料 (シアニンブルー4933M;大日精化社製) 4重量部 3.アイソパーL(エクソン社製) 100重量部 上記組成物をステンレスビーカーに投入した後、オイル
バスにて120℃に加熱しながら、1時間撹拌を続け、
完全に溶融した樹脂および顔料の均一な溶融体を調製し
た。このインクを撹拌を続けながら徐々に室温まで冷却
を続けていき、さらに、新たなアイソパーLを100重
量部添加した。系の温度が低下していくにつれて、粒径
10〜20μmで顔料を包含したトナーが析出してき
た。造粒したトナー100gを01型アトライター(三
井三池社製)に投入し、0.8mmの直径のスチール剛
球を用いてローター速度300rpmで約20時間粉砕
した。粉砕は、遠心沈降式粒度分布測定器(島津製作所
製CAPA500)で体積平均粒子径をモニターしなが
ら行い、d=2.5μmになるまで粉砕を続けた。得ら
れた濃縮トナーをベーストナーとした。このベーストナ
ー20重量部(トナー濃度18重量%)を現像液量に対
するトナー濃度が2重量%になるように160重量部の
ノナン酸メチルエステルで希釈し、充分に撹拌を行っ
た。さらに、得られた分散液に、チャージディレクター
として、ベーシックバリウムペトロネート(ビトコ・ケ
ミカル社製)をトナー量1部あたり、0.1重量部添加
し、充分に撹拌して、液体現像液を調製した。
説明するが、本発明はそれらによって限定されるもので
はない。 実施例1 以下の手順で液体現像剤を調製した。 1.エチレン(89%)−メタクリル酸(11%)の共重合体 (ニュークレルN699;デユポン社製) 40重量部 2.銅フタロシアニン顔料 (シアニンブルー4933M;大日精化社製) 4重量部 3.アイソパーL(エクソン社製) 100重量部 上記組成物をステンレスビーカーに投入した後、オイル
バスにて120℃に加熱しながら、1時間撹拌を続け、
完全に溶融した樹脂および顔料の均一な溶融体を調製し
た。このインクを撹拌を続けながら徐々に室温まで冷却
を続けていき、さらに、新たなアイソパーLを100重
量部添加した。系の温度が低下していくにつれて、粒径
10〜20μmで顔料を包含したトナーが析出してき
た。造粒したトナー100gを01型アトライター(三
井三池社製)に投入し、0.8mmの直径のスチール剛
球を用いてローター速度300rpmで約20時間粉砕
した。粉砕は、遠心沈降式粒度分布測定器(島津製作所
製CAPA500)で体積平均粒子径をモニターしなが
ら行い、d=2.5μmになるまで粉砕を続けた。得ら
れた濃縮トナーをベーストナーとした。このベーストナ
ー20重量部(トナー濃度18重量%)を現像液量に対
するトナー濃度が2重量%になるように160重量部の
ノナン酸メチルエステルで希釈し、充分に撹拌を行っ
た。さらに、得られた分散液に、チャージディレクター
として、ベーシックバリウムペトロネート(ビトコ・ケ
ミカル社製)をトナー量1部あたり、0.1重量部添加
し、充分に撹拌して、液体現像液を調製した。
【0033】実施例2 実施例1で用いたベーストナー20重量部を固形分濃度
で2重量%になるように160重量部のデカン酸メチル
エステルで希釈し充分に撹拌を行った。そしてさらにチ
ャージディレクターとして、ベーシックナトリウムペト
ロネート(ビトコ・ケミカル社製)を、実施例1と同様
に固形分1重量部あたり、0.1重量部添加し、充分に
撹拌して、液体現像剤を調製した。
で2重量%になるように160重量部のデカン酸メチル
エステルで希釈し充分に撹拌を行った。そしてさらにチ
ャージディレクターとして、ベーシックナトリウムペト
ロネート(ビトコ・ケミカル社製)を、実施例1と同様
に固形分1重量部あたり、0.1重量部添加し、充分に
撹拌して、液体現像剤を調製した。
【0034】実施例3 実施例1で用いたベーストナー20重量部を固形分濃度
で2重量%になるように160重量部のウンデカン酸メ
チルエステルで希釈し、充分に撹拌を行った。得られた
分散液に、チャージディレクターとして、大豆レシチン
を、実施例1と同様の量添加し、充分に撹拌して、液体
現像剤を調製した。
で2重量%になるように160重量部のウンデカン酸メ
チルエステルで希釈し、充分に撹拌を行った。得られた
分散液に、チャージディレクターとして、大豆レシチン
を、実施例1と同様の量添加し、充分に撹拌して、液体
現像剤を調製した。
【0035】実施例4 以下の手順で液体現像剤を調製した。 1.ポリエステル樹脂(テレフタル酸とエチレンオキサイド 付加ビスフェノールAとを重合させることによって 得られた重量平均分子量Mw:12000、酸化:5、 軟化点:110°Cのポリエステル樹脂) 85重量部 2.マゼンタ顔料(カーミン6B;大日精化社製) 15重量部 上記材料をエクストリューダーにて混練し、さらにジェ
ットミルで微粉砕した後、風力式分級機で分級して、平
均粒径3μmのトナーを作製した。得られた粉体トナー
をプロピルベンゾエートにトナー重量濃度で2重量%に
なるように分散した。さらに得られた分散液に、実施例
1と同様にチャージディレクターとして、ベーシックナ
トリウムペトロネート(ビトコ・ケミカル社製)を、実
施例1と同様の量添加し、充分に撹拌して、液体現像剤
を調製した。
ットミルで微粉砕した後、風力式分級機で分級して、平
均粒径3μmのトナーを作製した。得られた粉体トナー
をプロピルベンゾエートにトナー重量濃度で2重量%に
なるように分散した。さらに得られた分散液に、実施例
1と同様にチャージディレクターとして、ベーシックナ
トリウムペトロネート(ビトコ・ケミカル社製)を、実
施例1と同様の量添加し、充分に撹拌して、液体現像剤
を調製した。
【0036】実施例5 実施例1で用いたベーストナーで用いる顔料にピグメン
トイエロー17を使用する以外は、すべて実施例1と同
じ手順で濃縮トナーを作製した。このときのトナー粒径
はd=2.5μmであった。さらにこの濃縮トナー20
重量部(トナー濃度18重量%)を、現像液量に対する
トナー濃度が2w%になるように160重量部のベンジ
ルベンゾエートで希釈し、実施例1と同じ手順で充分に
撹拌を行った。さらに得られた分散液にチャージディレ
クターとして、ジオクチルスルホコハク酸ソーダを実施
例1と同様に添加し、充分に撹拌して、液体現像剤を調
製した。
トイエロー17を使用する以外は、すべて実施例1と同
じ手順で濃縮トナーを作製した。このときのトナー粒径
はd=2.5μmであった。さらにこの濃縮トナー20
重量部(トナー濃度18重量%)を、現像液量に対する
トナー濃度が2w%になるように160重量部のベンジ
ルベンゾエートで希釈し、実施例1と同じ手順で充分に
撹拌を行った。さらに得られた分散液にチャージディレ
クターとして、ジオクチルスルホコハク酸ソーダを実施
例1と同様に添加し、充分に撹拌して、液体現像剤を調
製した。
【0037】比較例1 実施例1で用いたベーストナーを、固形分濃度で2重量
%になるようにアイソパーLを用いて実施例1と同様に
希釈した。実施例1と同様にチャージディレクターとし
て、ベーシック・バリウム・ペトロネート(ビトコ・ケ
ミカル社製)を、実施例1と同様に添加し、充分に撹拌
して、液体現像剤を調製した。 比較例2 実施例1で用いたベーストナーを、固形分濃度で2重量
%になるようにアイソパーHを用いて実施例1と同様に
希釈した。チャージディレクターとして、大豆レシチン
を実施例1と同様に添加し、十分に撹拌して、液体現像
剤を調製した。
%になるようにアイソパーLを用いて実施例1と同様に
希釈した。実施例1と同様にチャージディレクターとし
て、ベーシック・バリウム・ペトロネート(ビトコ・ケ
ミカル社製)を、実施例1と同様に添加し、充分に撹拌
して、液体現像剤を調製した。 比較例2 実施例1で用いたベーストナーを、固形分濃度で2重量
%になるようにアイソパーHを用いて実施例1と同様に
希釈した。チャージディレクターとして、大豆レシチン
を実施例1と同様に添加し、十分に撹拌して、液体現像
剤を調製した。
【0038】現像液評価テスト (キャリア液の蒸発率の測定)開口径50mmのガラス
シャーレにキャリア液を3g投入した。このシャーレを
40℃のホットプレート上に放置し、時間に対する蒸発
重量の変化を精密天秤で測定した。蒸発率を下記の式に
従って求めた。 6時間後の蒸発率(%)=蒸発したキャリア液の重量
(g)/3
シャーレにキャリア液を3g投入した。このシャーレを
40℃のホットプレート上に放置し、時間に対する蒸発
重量の変化を精密天秤で測定した。蒸発率を下記の式に
従って求めた。 6時間後の蒸発率(%)=蒸発したキャリア液の重量
(g)/3
【0039】(現像剤の正極性トナー量および逆極性ト
ナー量の測定)間隔1mmで直径10cmの平行平板電
極(電極面積78cm2 )間中に液体現像剤を3ml充
填し、電場が+104 V/cmとなるように1000V
の電圧を1秒間印加した。その後、トナーが付着した電
極を真空乾燥機に入れ、120℃で2時間加熱乾燥して
キャリア液を完全に取り除いた。付着前後の電極重量の
差から現像した正極性トナーの量を求めた。また印加す
る電圧の極性を変える(電場−104 V/cm)ことに
より同様の手順で逆極性トナーの量を測定した。図1に
これらトナー量を測定するトナー現像量測定装置の回路
図を示す。図1において、液体現像剤12は、平行平板
電極11、11の間に充填され、パルス発信器13およ
び高圧電源装置14によって電極間に電圧が印加され
る。電流計15に流れる電流を電流波形解析装置16に
よって測定する。
ナー量の測定)間隔1mmで直径10cmの平行平板電
極(電極面積78cm2 )間中に液体現像剤を3ml充
填し、電場が+104 V/cmとなるように1000V
の電圧を1秒間印加した。その後、トナーが付着した電
極を真空乾燥機に入れ、120℃で2時間加熱乾燥して
キャリア液を完全に取り除いた。付着前後の電極重量の
差から現像した正極性トナーの量を求めた。また印加す
る電圧の極性を変える(電場−104 V/cm)ことに
より同様の手順で逆極性トナーの量を測定した。図1に
これらトナー量を測定するトナー現像量測定装置の回路
図を示す。図1において、液体現像剤12は、平行平板
電極11、11の間に充填され、パルス発信器13およ
び高圧電源装置14によって電極間に電圧が印加され
る。電流計15に流れる電流を電流波形解析装置16に
よって測定する。
【0040】(キャリア液の凝固点の測定)20℃、0
℃、−10℃、−20℃の各環境にキャリア液を放置
し、固化した点の温度を凝固点と判定する簡易法を用い
ることにより凝固点を測定した。
℃、−10℃、−20℃の各環境にキャリア液を放置
し、固化した点の温度を凝固点と判定する簡易法を用い
ることにより凝固点を測定した。
【0041】(UV光照射による液体現像剤の硬化テス
ト)紫外線照射装置の概要を図2に示す。この紫外線照
射装置は、高圧水銀ランプ21、放物線反射板22、ロ
ール23によって駆動するベルトコンベヤー24よりな
る。上記紫外線照射装置のベルトコンベヤーの上に未定
着トナー像25を有する紙26を乗せてベルトコンベヤ
ーを矢印方向に駆動し、発光長90〜2100m/m、
能力160W/cmを有する高圧水銀ランプによって照
射を行った。
ト)紫外線照射装置の概要を図2に示す。この紫外線照
射装置は、高圧水銀ランプ21、放物線反射板22、ロ
ール23によって駆動するベルトコンベヤー24よりな
る。上記紫外線照射装置のベルトコンベヤーの上に未定
着トナー像25を有する紙26を乗せてベルトコンベヤ
ーを矢印方向に駆動し、発光長90〜2100m/m、
能力160W/cmを有する高圧水銀ランプによって照
射を行った。
【0042】液体現像剤の組成を表1に示し、評価結果
を表2に示す。
を表2に示す。
【表1】
【0043】
【表2】 これらの表から明らかなように、実施例1〜5のキャリ
ア液は、比較例1および2の従来のキャリア液に比し
て、蒸発率が1/20〜1/30と大きく低下してい
る。また、実施例1〜4の現像剤は、逆極性トナー量が
少ない良好な負帯電性トナー特性を示し、また、現像量
も調製後7日を経ても安定している。実施例5の現像剤
も逆極性トナー量が少なく、経時的にも安定な正帯電性
トナー特性を示している。これに対して、比較例1およ
び2の現像剤は、現像両が実施例1〜5のものの約半分
以下であり、逆極性トナーの量も多い。
ア液は、比較例1および2の従来のキャリア液に比し
て、蒸発率が1/20〜1/30と大きく低下してい
る。また、実施例1〜4の現像剤は、逆極性トナー量が
少ない良好な負帯電性トナー特性を示し、また、現像量
も調製後7日を経ても安定している。実施例5の現像剤
も逆極性トナー量が少なく、経時的にも安定な正帯電性
トナー特性を示している。これに対して、比較例1およ
び2の現像剤は、現像両が実施例1〜5のものの約半分
以下であり、逆極性トナーの量も多い。
【0044】実施例6 実施例1で用いたベーストナーを、固形分濃度で2重量
%になるようにペラルゴン酸メチルエステルとノルパー
15(エクソン化学)の50対50重量%の混合キャリ
ア溶液で希釈して、実施例1と同様に処理してトナー濃
度2w%の液体現像剤を調製した。 実施例7 実施例1で用いたベーストナーを、固形分濃度で2重量
%になるようにペラルゴン酸メチルエステルとアイソパ
ーL(エクソン化学)の50対50重量%の混合キャリ
ア溶液で希釈して、実施例1と同様に処理してトナー濃
度2w%の液体現像剤を調製した。
%になるようにペラルゴン酸メチルエステルとノルパー
15(エクソン化学)の50対50重量%の混合キャリ
ア溶液で希釈して、実施例1と同様に処理してトナー濃
度2w%の液体現像剤を調製した。 実施例7 実施例1で用いたベーストナーを、固形分濃度で2重量
%になるようにペラルゴン酸メチルエステルとアイソパ
ーL(エクソン化学)の50対50重量%の混合キャリ
ア溶液で希釈して、実施例1と同様に処理してトナー濃
度2w%の液体現像剤を調製した。
【0045】比較例3 実施例1で用いたベーストナーを、固形分濃度で2重量
%になるようにノルパー15のキャリア溶液で希釈し、
実施例1と同様に処理してトナー濃度2w%の現像剤を
調製した。得られた現像剤におけるキャリア液の凝固点
は0℃であった。さらに冬環境ではワックス状の性状で
あり現像時に現像剤を加熱する必要があった。
%になるようにノルパー15のキャリア溶液で希釈し、
実施例1と同様に処理してトナー濃度2w%の現像剤を
調製した。得られた現像剤におけるキャリア液の凝固点
は0℃であった。さらに冬環境ではワックス状の性状で
あり現像時に現像剤を加熱する必要があった。
【0046】それらの結果を表3に示す。
【表3】 表3から明らかなように、実施例6のキャリア液の蒸発
率は2.5%であり、さらに凝固点は−10℃以下であ
って、実際の使用上問題のないレベルである。実施例7
のキャリア液の蒸発率は16.2%であり、アイソパー
単独の場合の蒸発率を大きく低下させている。比較例3
のキャリア液の凝固点は0℃であり、冬環境ではワック
ス状の性状であり、現像時に現像剤を加熱する必要があ
る。
率は2.5%であり、さらに凝固点は−10℃以下であ
って、実際の使用上問題のないレベルである。実施例7
のキャリア液の蒸発率は16.2%であり、アイソパー
単独の場合の蒸発率を大きく低下させている。比較例3
のキャリア液の凝固点は0℃であり、冬環境ではワック
ス状の性状であり、現像時に現像剤を加熱する必要があ
る。
【0047】実施例8 複写機(FX−5030、富士ゼロックス社製)の黒現
像器部分を液体現像剤用に改造し実際の画像評価を行っ
た。実施例2の液体現像剤を用いて得られた画像は、高
解像度の良好なものであった。さらにこの液体現像剤を
用いて100枚連続の複写を行ったところ、100枚後
の画像は初期と変化のない良好なものであった。
像器部分を液体現像剤用に改造し実際の画像評価を行っ
た。実施例2の液体現像剤を用いて得られた画像は、高
解像度の良好なものであった。さらにこの液体現像剤を
用いて100枚連続の複写を行ったところ、100枚後
の画像は初期と変化のない良好なものであった。
【0048】実施例9 実施例1で用いたベーストナーを、固形分濃度で2重量
%になるように以下の組成のキャリア液で希釈した。 ラウリルメタクリレート 400重量部 前示例示化合物No.1 300重量部 アイソパーL 300重量部 2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル) ベンゾトリアゾール 0.5重量部 得られた分散液に、チャージディレクターとして、ベー
シック・バリウム・ペトロネート(ビトコ・ケミカル社
製)を実施例1と同様に添加し、充分に撹拌して、液体
現像剤を調製した。この液体現像剤を実施例8に用いた
複写機に供給し、熱定着器部分を取り除いた以外は同様
にして、未定着のコピーを採取した。160W/cmの
高圧水銀灯2灯を用い、ベルトコンベアースピード1.
9m/分でトナー像を硬化させ、複写物を得た。この結
果鮮明なトナー像が得られ、紙への定着性も良好であっ
た。
%になるように以下の組成のキャリア液で希釈した。 ラウリルメタクリレート 400重量部 前示例示化合物No.1 300重量部 アイソパーL 300重量部 2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル) ベンゾトリアゾール 0.5重量部 得られた分散液に、チャージディレクターとして、ベー
シック・バリウム・ペトロネート(ビトコ・ケミカル社
製)を実施例1と同様に添加し、充分に撹拌して、液体
現像剤を調製した。この液体現像剤を実施例8に用いた
複写機に供給し、熱定着器部分を取り除いた以外は同様
にして、未定着のコピーを採取した。160W/cmの
高圧水銀灯2灯を用い、ベルトコンベアースピード1.
9m/分でトナー像を硬化させ、複写物を得た。この結
果鮮明なトナー像が得られ、紙への定着性も良好であっ
た。
【0049】実施例10 実施例1で用いたベーストナーを、固形分濃度で2重量
%になるように以下の組成のキャリア液で希釈した。 オクチルメタクリレート 400重量部 前示例示化合物No.7 300重量部 アイソパーL 300重量部 4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニルサルファイド 0.5重量部 得られた分散液に、チャージディレクターとして、ベー
シック・バリウム・ペトロネート(ビトコ・ケミカル社
製)を実施例1と同様に添加し、充分に撹拌して、液体
現像剤を調製した。この液体現像剤を実施例8で用いた
と同様の複写機に供給し、未定着のコピーを採取した。
160W/cmの高圧水銀灯2灯を用い、ベルトコンベ
アースピード2.8m/分でトナー像を硬化させ、複写
物を得た。この結果鮮明なトナー像が得られ、紙への定
着性も良好であった。
%になるように以下の組成のキャリア液で希釈した。 オクチルメタクリレート 400重量部 前示例示化合物No.7 300重量部 アイソパーL 300重量部 4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニルサルファイド 0.5重量部 得られた分散液に、チャージディレクターとして、ベー
シック・バリウム・ペトロネート(ビトコ・ケミカル社
製)を実施例1と同様に添加し、充分に撹拌して、液体
現像剤を調製した。この液体現像剤を実施例8で用いた
と同様の複写機に供給し、未定着のコピーを採取した。
160W/cmの高圧水銀灯2灯を用い、ベルトコンベ
アースピード2.8m/分でトナー像を硬化させ、複写
物を得た。この結果鮮明なトナー像が得られ、紙への定
着性も良好であった。
【0050】実施例11 実施例1で用いたベーストナーを、固形分濃度で2重量
%になるように以下の組成のキャリア液で希釈した。 ステアリルメタクリレート 400重量部 前示例示化合物No.13 300重量部 アイソパーL 300重量部 ベンゾフェノン 0.5重量部 得られた分散液に、チャージディレクターとして、ベー
シック・バリウム・ペトロネート(ビトコ・ケミカル社
製)を実施例1と同様に添加し、充分に撹拌して、液体
現像剤を調製した。この液体現像剤を実施例8で用いた
と同様の複写機に供給し、未定着のコピーを採取した。
160W/cmの高圧水銀灯2灯を用い、ベルトコンベ
アースピード3.5m/分でトナー像を硬化させ、複写
物を得た。この結果鮮明なトナー像が得られ、紙への定
着性も良好であった。
%になるように以下の組成のキャリア液で希釈した。 ステアリルメタクリレート 400重量部 前示例示化合物No.13 300重量部 アイソパーL 300重量部 ベンゾフェノン 0.5重量部 得られた分散液に、チャージディレクターとして、ベー
シック・バリウム・ペトロネート(ビトコ・ケミカル社
製)を実施例1と同様に添加し、充分に撹拌して、液体
現像剤を調製した。この液体現像剤を実施例8で用いた
と同様の複写機に供給し、未定着のコピーを採取した。
160W/cmの高圧水銀灯2灯を用い、ベルトコンベ
アースピード3.5m/分でトナー像を硬化させ、複写
物を得た。この結果鮮明なトナー像が得られ、紙への定
着性も良好であった。
【0051】
【発明の効果】本発明の静電写真用液体現像剤において
は、キャリア液として上記一般式(I)で示される化合
物を用いたから、キャリア液が適度な絶縁性、粘度、ト
ナーバインダー溶解性、低流動点を有する。さらに、従
来のキャリア液と比較して、蒸気圧および凝固点を大幅
に低下することができるため、複写機、プリンター、か
ら排出されるキャリア液の量を大幅に低減することがで
き、火災の危険性も少ない。しかも、本発明の液体現像
剤におけるキャリア液は、良好な帯電性を示し、現像量
も経時的に安定しており、実用上きわめて満足できるも
のである。さらに光重合性オリゴマーを加えたキャリア
液を用いた場合は、現像後のトナー像を紫外線で照射す
ることにより硬化させることができ、良好な画像で臭気
の無いコピー画像が得られる。
は、キャリア液として上記一般式(I)で示される化合
物を用いたから、キャリア液が適度な絶縁性、粘度、ト
ナーバインダー溶解性、低流動点を有する。さらに、従
来のキャリア液と比較して、蒸気圧および凝固点を大幅
に低下することができるため、複写機、プリンター、か
ら排出されるキャリア液の量を大幅に低減することがで
き、火災の危険性も少ない。しかも、本発明の液体現像
剤におけるキャリア液は、良好な帯電性を示し、現像量
も経時的に安定しており、実用上きわめて満足できるも
のである。さらに光重合性オリゴマーを加えたキャリア
液を用いた場合は、現像後のトナー像を紫外線で照射す
ることにより硬化させることができ、良好な画像で臭気
の無いコピー画像が得られる。
【図1】 トナー量を測定するトナー現像量測定装置の
回路図を示す。
回路図を示す。
【図2】 紫外線照射装置の概要を示す。
11…平行平板電極、12…液体現像剤、14…高圧電
源装置、16…電流波形解析装置、21…高圧水銀ラン
プ、22…放物線反射板,25…未定着トナー像。
源装置、16…電流波形解析装置、21…高圧水銀ラン
プ、22…放物線反射板,25…未定着トナー像。
Claims (2)
- 【請求項1】 高電気抵抗率のキャリア液に結着樹脂お
よび着色剤を含むトナー粒子が分散された静電写真用液
体現像剤において、該キャリア液が下記一般式(I)で
示される化合物の1種または2種以上を含むことを特徴
とする静電写真用液体現像剤。 R1 −C(=O)−O−R2 (I) (式中、R1 およびR2 は、それぞれアルキル基、フッ
素置換アルキル基、不飽和脂肪族基、テトラヒドロフル
フリル基、脂環式脂肪族基、アリール基、またはアルア
ルキル基を表わす。ただし、R1 およびR2 の炭素数の
合計は少なくとも8である。) - 【請求項2】 高電気抵抗率のキャリア液に結着樹脂お
よび着色剤を含むトナー粒子が分散された静電写真用液
体現像剤において、該キャリア液が下記一般式(II)で
示される化合物の1種または2種以上、および光重合性
オリゴマーを含むことを特徴とする静電写真用液体現像
剤。 CH2 =C(R3 )−Y (II) (式中、R3 は、水素原子またはメチル基を表わし、Y
は−COOR4 または−OCOR4 (R4 は、アルキル
基、フッ素置換アルキル基、不飽和脂肪族基、テトラヒ
ドロフルフリル基、脂環式脂肪族基、アリール基、また
はアルアルキル基を表わす。)を表わす。ただし、R3
およびR4 の炭素数の合計は少なくとも8である。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5168381A JPH0772669A (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 静電写真用液体現像剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5168381A JPH0772669A (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 静電写真用液体現像剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0772669A true JPH0772669A (ja) | 1995-03-17 |
Family
ID=15867051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5168381A Pending JPH0772669A (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 静電写真用液体現像剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0772669A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1607799A1 (en) * | 2004-06-14 | 2005-12-21 | Ricoh Co., Ltd. | Liquid developer and image forming process and image forming apparatus using same |
JP2008020860A (ja) * | 2006-07-14 | 2008-01-31 | Seiko Epson Corp | 液体現像剤、画像形成方法、および画像形成装置 |
JP2008020861A (ja) * | 2006-07-14 | 2008-01-31 | Seiko Epson Corp | 液体現像剤、液体現像剤の製造方法、画像形成方法、および画像形成装置 |
JP2008203681A (ja) * | 2007-02-21 | 2008-09-04 | Seiko Epson Corp | 絶縁性液体、液体現像剤、液体現像剤の製造方法および画像形成装置 |
Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61156262A (ja) * | 1984-12-28 | 1986-07-15 | Ricoh Co Ltd | 静電写真用液体現像剤 |
JPS61156263A (ja) * | 1984-12-28 | 1986-07-15 | Ricoh Co Ltd | 静電写真用液体現像剤 |
JPS61156261A (ja) * | 1984-12-28 | 1986-07-15 | Ricoh Co Ltd | 静電写真用液体現像剤 |
JPS61156264A (ja) * | 1984-12-28 | 1986-07-15 | Ricoh Co Ltd | 静電写真用液体現像剤 |
JPS6218575A (ja) * | 1985-07-18 | 1987-01-27 | Ricoh Co Ltd | 静電写真用液体現像剤 |
JPS6298364A (ja) * | 1985-10-25 | 1987-05-07 | Ricoh Co Ltd | 静電写真用液体現像剤 |
JPS62115171A (ja) * | 1985-11-14 | 1987-05-26 | Ricoh Co Ltd | 静電写真用液体現像剤 |
EP0455343A1 (en) * | 1990-03-30 | 1991-11-06 | Xerox Corporation | Liquid developers having curable liquid vehicles |
JPH04151674A (ja) * | 1990-10-16 | 1992-05-25 | Seiko Epson Corp | 液体現像剤 |
JPH04336543A (ja) * | 1991-02-13 | 1992-11-24 | Xerox Corp | 硬化性液体ベヒクルを含有する液体現像剤 |
JPH0561264A (ja) * | 1991-03-26 | 1993-03-12 | Ricoh Co Ltd | 電子写真用現像剤 |
JPH0656946A (ja) * | 1992-08-07 | 1994-03-01 | Dainippon Ink & Chem Inc | 紫外線硬化型非水系樹脂分散液及び紫外線硬化型液体現像剤 |
-
1993
- 1993-06-16 JP JP5168381A patent/JPH0772669A/ja active Pending
Patent Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61156262A (ja) * | 1984-12-28 | 1986-07-15 | Ricoh Co Ltd | 静電写真用液体現像剤 |
JPS61156263A (ja) * | 1984-12-28 | 1986-07-15 | Ricoh Co Ltd | 静電写真用液体現像剤 |
JPS61156261A (ja) * | 1984-12-28 | 1986-07-15 | Ricoh Co Ltd | 静電写真用液体現像剤 |
JPS61156264A (ja) * | 1984-12-28 | 1986-07-15 | Ricoh Co Ltd | 静電写真用液体現像剤 |
JPS6218575A (ja) * | 1985-07-18 | 1987-01-27 | Ricoh Co Ltd | 静電写真用液体現像剤 |
JPS6298364A (ja) * | 1985-10-25 | 1987-05-07 | Ricoh Co Ltd | 静電写真用液体現像剤 |
JPS62115171A (ja) * | 1985-11-14 | 1987-05-26 | Ricoh Co Ltd | 静電写真用液体現像剤 |
EP0455343A1 (en) * | 1990-03-30 | 1991-11-06 | Xerox Corporation | Liquid developers having curable liquid vehicles |
JPH04151674A (ja) * | 1990-10-16 | 1992-05-25 | Seiko Epson Corp | 液体現像剤 |
JPH04336543A (ja) * | 1991-02-13 | 1992-11-24 | Xerox Corp | 硬化性液体ベヒクルを含有する液体現像剤 |
JPH0561264A (ja) * | 1991-03-26 | 1993-03-12 | Ricoh Co Ltd | 電子写真用現像剤 |
JPH0656946A (ja) * | 1992-08-07 | 1994-03-01 | Dainippon Ink & Chem Inc | 紫外線硬化型非水系樹脂分散液及び紫外線硬化型液体現像剤 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1607799A1 (en) * | 2004-06-14 | 2005-12-21 | Ricoh Co., Ltd. | Liquid developer and image forming process and image forming apparatus using same |
US7351511B2 (en) | 2004-06-14 | 2008-04-01 | Ricoh Company, Ltd. | Liquid developer and image forming apparatus using same |
JP2008020860A (ja) * | 2006-07-14 | 2008-01-31 | Seiko Epson Corp | 液体現像剤、画像形成方法、および画像形成装置 |
JP2008020861A (ja) * | 2006-07-14 | 2008-01-31 | Seiko Epson Corp | 液体現像剤、液体現像剤の製造方法、画像形成方法、および画像形成装置 |
JP2008203681A (ja) * | 2007-02-21 | 2008-09-04 | Seiko Epson Corp | 絶縁性液体、液体現像剤、液体現像剤の製造方法および画像形成装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3575061B2 (ja) | 静電写真用現像剤およびそれを用いる画像形成方法 | |
US6528221B2 (en) | Flash fixing toner and fabrication method therefor | |
JPH04336543A (ja) | 硬化性液体ベヒクルを含有する液体現像剤 | |
JPH06236078A (ja) | 硬化性液体ベヒクルを有する液体現像剤 | |
US8962232B2 (en) | Production process of polymerized toner | |
JPS5918697B2 (ja) | 静電荷像現像用トナ− | |
JP2737587B2 (ja) | 静電写真用液体現像剤 | |
US5604074A (en) | Method of development of nonmagnetic one-component toner and method for forming fixed images using the development | |
JPH0772669A (ja) | 静電写真用液体現像剤 | |
JPH09160309A (ja) | 静電写真用液体現像剤及び画像形成方法 | |
JPH0675422A (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP2019015909A (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP6729094B2 (ja) | トナーおよび画像形成方法 | |
JP2000066457A (ja) | 液体現像方法、濃縮液体現像剤及び希釈液並びに希釈液の製造方法 | |
JP2814896B2 (ja) | 静電写真用液体現像剤 | |
JPH06273977A (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
JP3166409B2 (ja) | 静電写真用液体現像剤 | |
JP2010032689A (ja) | 液体現像剤、および液体現像剤を用いた画像形成装置 | |
JP3475493B2 (ja) | 静電写真用液体現像剤およびそれを用いる画像形成方法 | |
JPH02275964A (ja) | 懸濁重合法により生成されたカラートナー及びその製造方法 | |
JPH06167830A (ja) | 圧力定着用トナー | |
JP2005023319A (ja) | 両親媒性共重合体,両親媒性共重合体を含むトナー組成物および両親媒性共重合体の製造方法 | |
JPH0736224A (ja) | 電子写真用液体現像剤 | |
WO2006064796A1 (ja) | 静電潜像現像用トナー及び画像形成方法 | |
JPH1160739A (ja) | 新規な会合方法およびそれによる静電荷潜像現像用トナーの製造方法 |