JPH0771583A - 車両用油圧作動式変速機の制御装置 - Google Patents
車両用油圧作動式変速機の制御装置Info
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- JPH0771583A JPH0771583A JP5217500A JP21750093A JPH0771583A JP H0771583 A JPH0771583 A JP H0771583A JP 5217500 A JP5217500 A JP 5217500A JP 21750093 A JP21750093 A JP 21750093A JP H0771583 A JPH0771583 A JP H0771583A
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/02—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used
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Abstract
アキュムレータA1の背圧用油路L23に油路L22か
らの油圧を切換弁33を介して供給する。切換弁33に
前記要素C1の油圧を油路L2cを介して作用させ、こ
の油圧が所定圧に上昇するまでは背圧用油路L23を排
油ポート33aに接続して、アキュムレータA1の背圧
を低圧にする。インギア当初は低速段用油圧係合要素C
1の昇圧が低圧域で緩衝されて、該要素C1が徐々に係
合し始め、その後該要素C1の油圧が所定圧に上昇した
ところで切換弁33が切換えられて背圧用油路L23に
油圧が供給され、アキュムレータA1の背圧が上昇して
該要素C1の油圧が立上る。 【効果】 インギアショックを発進応答性を悪化せずに
緩和できる。
Description
有する車両用油圧作動式変速機の制御装置に関する。
の油圧係合要素を後進段用の油圧係合要素に共用し、高
速段と後進段とをセレクタギアによって選択的に確立す
るものが知られている。そして、かかる変速機の制御装
置として、特公平5−6058号公報に見られるよう
に、セレクタギアを切換動作する前後進切換用のサーボ
弁と、前進レンジへの切換当初に給油される低速段用油
圧係合要素の油圧に応動するサーボ制御弁とを設け、低
速段用油圧係合要素の油圧が所定圧に上昇したときにサ
ーボ制御弁を介してサーボ弁に油圧を供給して、サーボ
弁を前進用の位置に切換えるものが知られている。ま
た、このものでは各油圧係合要素の給排時の急激な圧変
化を緩衝して変速ショックを緩和するために、各油圧係
合要素に並列に各アキュムレータを接続し、各アキュム
レータの背圧室にスロットル開度等のエンジン負荷に応
じた油圧を作用させている。
から前進レンジに切換えて発進するインギア時、低速段
用油圧係合要素が急に係合すると、駆動トルクが急に立
上ってその反力によりエンジンや変速機から成る駆動ユ
ニットがエンジンマウントの弾性変形で急に姿勢変位し
てインギアショックが発生し、この場合低速段用のアキ
ュムレータの背圧をエンジン負荷に応じて制御しても、
インギアショックを充分には緩和できない。本発明は、
以上の点に鑑み、アキュムレータの背圧を適切に制御し
てインギアショックを緩和できるようにした制御装置を
提供することをその目的としている。
本発明は、複数の油圧係合要素を有する車両用油圧作動
式変速機の制御装置であって、低速段用の油圧係合要素
に並列に接続されるアキュムレータと、該アキュムレー
タの背圧室に供給する油圧を発生する背圧発生源とを備
えるものにおいて、アキュムレータの背圧室と背圧発生
源とを連通する第1の位置とこの連通を断って背圧室の
内圧を低圧にする第2の位置とに切換自在な切換弁を設
け、該切換弁を低速段用の油圧係合要素の油圧に応動し
て該油圧が所定圧以上になったとき第2の位置から第1
の位置に切換えられるように構成したことを特徴とす
る。
てアキュムレータの背圧が低圧になり、低速段用油圧係
合要素の昇圧が低圧域で緩衝されて、該油圧係合要素が
低圧で徐々に係合し始め、駆動トルクが緩やかに立上っ
てインギアショックが緩和される。尚、インギアショッ
クの緩和のためには、切換弁の第2の位置でアキュムレ
ータの背圧室を大気開放して、背圧を最低限に低下させ
ることが望ましい。また、アキュムレータの背圧を低圧
にしたままでは低速段用油圧係合の係合が遅れて発進応
答性が悪くなるが、本発明によれば、低速段用油圧係合
要素の油圧が所定圧に上昇すると切換弁が第1の位置に
切換わって背圧発生源の油圧がアキュムレータの背圧室
に供給されるため、以後低速段用油圧係合要素の油圧が
立上って油圧係合要素が速やかに完全係合し、発進応答
性が悪くなるといった不具合は生じない。ところで、上
記した従来技術の如く、前後進切換用のサーボ弁を設け
る場合、前記切換弁の第2の位置で該切換弁を介して油
圧が供給される油路を設けて、該油路の油圧によりサー
ボ弁が前進用の位置に切換えられるように構成すれば、
該切換弁を上記従来技術のサーボ制御弁に兼用して、構
造の簡素化を図ることができ、更に、前記油路の油圧を
背圧発生源の油圧にすれば、油路構成も簡単になり有利
である。また、背圧発生源としては一定のライン圧を発
生するレギュレータ弁やエンジン負荷に応じた油圧を発
生するものを用いることができる。
速を行う変速機であり、エンジン2にクラッチ3a付き
の流体トルクコンバータ3を介して連結される入力軸1
aと、車両の駆動輪4にデフギア5を介して連結される
出力軸1bとの間に、前進用の1速乃至4速の変速段G
1、G2、G3、G4と後進段GRとが並設されてお
り、前進用の各変速段に油圧係合要素たる1速乃至4速
の油圧クラッチC1、C2、C3、C4を介入して、該
各油圧クラッチの係合により前進用の各変速段を選択的
に確立するようにし、また、後進段GRは4速段G4と
4速油圧クラッチC4を共用するものとし、4速段G4
と後進段GRとを出力軸1b上に設けたセレクタギア6
の図面で左方の前進位置と右方の後進位置とへの切換で
選択的に確立するようにした。
を許容するワンウェイクラッチ7を介設して、1速油圧
クラッチC1を係合したままでも2速乃至4速の各油圧
クラッチC2、C3、C4の係合で2速乃至4速の各変
速段G2、G3、G4が確立されるようにし、更に、ワ
ンウェイクラッチ7をバイパスする1速ホールド油圧ク
ラッチCHを設け、該油圧クラッチCHの係合により出
力側のオーバー回転を許容しない状態、即ちエンジンブ
レーキを効かせられる状態で1速段G1が確立されるよ
うにした。
転速度、冷却水温等を検出するエンジンセンサ81や、
デフギア5の回転速度に基いて車速を検出する車速セン
サ82や、変速機1の入力軸1aと出力軸1bとの夫々
の回転速度を検出する回転センサ83、84や、後記する
マニアル弁のポジションセンサ85からの信号を入力す
るマイクロコンピュータから成る電子制御回路9と、前
記複数の油圧クラッチ用の油圧制御回路10とを設け、
油圧制御回路10の後記する複数の電磁弁を電子制御回
路9により制御して、変速を行うようにした。
如く、油圧源11と、パーキング用の「P」、後進用の
「R」、ニュートラル用の「N」、自動変速用の「D」
と「S」、2速保持用の「2」、1速保持用の「L」の
7位置に切換自在なマニアル弁12と、第1乃至第3の
3個のシフト弁13、14、15と、セレクタギア6の
シフトフォーク6aを連結した前後進切換用のサーボ弁
16とを備えている。
は、油圧源11に連なる第1油路L1が該弁12の環状
溝12aを介して1速油圧クラッチC1に連なる第2油
路L2に接続され、レギュレータ弁17で一定のライン
圧に調圧された圧油が第1油路L1から第2油路L2を
介して1速油圧クラッチC1に常時給油され、更に、第
2油路L2から分岐した第3油路L3と前記シフト弁1
3、14、15とを介して2速乃至4速の油圧クラッチ
C2、C3、C4に選択的に給油されるようにした。
左方に付勢され、第2シフト弁14及び第3シフト弁1
5は夫々ばね14a、15aで右方に付勢されており、
第1油路L1に接続したモジュレータ弁18からのモジ
ュレータ圧(ライン圧より低い一定圧)を、該弁18の
出力側の第4油路L4にオリフィス191を介して連な
る第5油路L5を介して第1シフト弁13の左端の油室
13bと第3シフト弁15の右端側の油室15bとに入
力すると共に、第4油路L4にオリフィス192を介し
て連なる第6油路L6を介して第1シフト弁13の右端
の油室13cと第2シフト弁14の右端の油室14bと
に入力するようにし、更に、第5油路L5にこれを大気
開放する常閉型の第1電磁弁201と、第6油路L6に
これを大気開放する常閉型の第2電磁弁202とを配設
し、該両電磁弁201、202の開閉によりこれらシフト
弁13、14、15を各変速段に対応して以下の如く切
換えるようにした。
閉、第2電磁弁202を開とするもので、これによれば
第1シフト弁13の左端の油室13bと第3シフト弁1
5の右端側の油室15bとにモジュレータ圧が入力され
ると共に、第1シフト弁13の右端の油室13cと第2
シフト弁14の右端の油室14bとが大気開放され、第
1シフト弁13と第2シフト弁14とが右方位置、第3
シフト弁15が左方位置に切換わる。この状態では、2
速油圧クラッチC2に連なる第7油路L7が第2シフト
弁14の環状溝14cを介して第1シフト弁13に至る
第8油路L8に接続されると共に、第8油路L8がマニ
アル弁12の「D」位置で該弁12の大気開放溝12b
に接続される第9油路L9に第1シフト弁13の環状溝
13dを介して接続されて、2速油圧クラッチC2から
の排油が行われ、また、3速油圧クラッチC3に連なる
第10油路L10が第3シフト弁15の環状溝15cを
介して第1排油路LD1に接続されて、3速油圧クラッ
チC3からの排油が行われ、更に、4速油圧クラッチC
4に連なる第11油路L11にマニアル弁12の「D」
位置で該弁12の環状溝12cを介して接続される第1
2油路L12が第3シフト弁15の環状溝15dを介し
て第13油路L13に接続され、該油路L13が第2シ
フト弁14の環状溝14dを介して該弁14の排油ポー
ト14e及び第2排油路LD2に接続されて、4速油圧
クラッチC4からの排油が行われる。かくて、給油され
るのは1速油圧クラッチC1のみになり、1速段G1が
確立される。
弁202とを共に開とするもので、これによれば第1シ
フト弁13が左方位置、第2シフト弁14と第3シフト
弁15とが右方位置に切換わる。この状態では、第3油
路L3が第1シフト弁13の環状溝13dを介して第8
油路L8に接続されると共に、該第8油路L8が第2シ
フト弁14の環状溝14cを介して第7油路L7に接続
されて、2速油圧クラッチC2に給油され、一方、3速
油圧クラッチC3に連なる第10油路L10が第3シフ
ト弁15の環状溝15c、第13油路L13、第2シフ
ト弁14の環状溝14dの経路で該弁14の排油ポート
14e及び第2排油路LD2に接続されて、3速油圧ク
ラッチC3からの排油が行われ、更に、4速油圧クラッ
チC4に連なる第11油路L11が第12油路L12、
第3シフト弁15の環状溝15dの経路で該弁15の排
油ポート15e及び第3排油路LD3に接続されて、4
速油圧クラッチC4からの排油が行われ、2速段G2が
確立される。
電磁弁202を閉とするもので、これによれば第1シフ
ト弁13が左方位置、第3シフト弁15が右方位置に保
持され、第2シフト弁14がその右端の油室14bへの
モジュレータ圧の入力で左方位置に切換わる。この状態
では、2速時と同様に第1シフト弁13の環状溝13d
を介して第3油路L3に接続される第8油路L8が第2
シフト弁14の環状溝14dを介して第13油路L13
に接続され、ここで該油路L13は2速時と同様に第3
シフト弁15の環状溝15cを介して第10油路L10
に接続されているため3速油圧クラッチC3に給油さ
れ、一方、2速油圧クラッチC2に連なる第7油路L7
が第2シフト弁14の環状溝14c、第14油路L1
4、第3シフト弁15の環状溝15fの経路で第1排油
路LD1に接続されて、2速油圧クラッチC2からの排
油が行われ、更に、4速油圧クラッチC4に連なる第1
1油路L11が2速時と同様の経路で第3シフト弁15
の排油ポート15e及び第3排油路LD3に接続され
て、4速油圧クラッチC4からの排油が行われ、3速段
G3が確立される。
弁202とを共に閉とするもので、これによれば第1シ
フト弁13の左端の油室13bにモジュレータ圧が入力
されるが、これによる右方への押圧力は右端の油室13
cに入力されるモジュレータ圧とバランスして、第1シ
フト弁13はばね13aの力で左方位置に保持され、第
2シフト弁14も3速時と同様に左方位置に保持され、
一方、第3シフト弁15が右側の油室15bへのモジュ
レータ圧の入力で左方位置に切換わる。この状態では、
第3油路L3に第8油路L8を介して接続される第13
油路L13が第3シフト弁15の環状溝15dを介して
第12油路L12に接続されて、4速油圧クラッチC4
に給油され、一方、3速油圧クラッチC3に連なる第1
0油路L10が第3シフト弁15の環状溝15cを介し
て第1排油路LD1に接続されて、3速油圧クラッチC
3からの排油が行われ、更に、2速油圧クラッチC2に
連なる第7油路L7に3速時と同様に第2シフト弁14
の環状溝14cを介して接続される第14油路L14が
第3シフト弁15の環状溝15fを介して該弁15の排
油ポート15gに接続されて、2速油圧クラッチC2か
らの排油が行われ、4速段G4が確立される。
電磁弁201、202の開閉と第1乃至第3シフト弁1
3、14、15の切換位置をまとめると下表の通りにな
り、マニアル弁12の「D」位置において電子制御回路
9により車速やスロットル開度に基いて設定される所定
の変速特性に従って両電磁弁201、202を開閉制御
し、1速乃至4速の自動変速を行う。
第2油路L2にはこれから分岐した第15油路L15を
介して1速用のアキュムレータA1が接続されており、
該第15油路L15に、その上流部と下流部とを連通す
る左方位置とこの連通を遮断する右方位置とに切換自在
な制御弁21を配設し、該制御弁21に前記第1排油路
LD1に連なるポートを設けて、該制御弁21の右方位
置でアキュムレータA1に連なる第15油路L15の下
流部が第1排油路LD1に接続され、また、該制御弁2
1の左方位置で第1排油路LD1が該弁21の排油ポー
ト21aに接続されるようにした。
側の第4油路L4にオリフィス193を介して連なる第
16油路L16を介して入力するモジュレータ圧により
右方に押圧されると共に、第4油路L4にオリフィス1
94を介して連なる第17油路L17を介して入力する
モジュレータ圧により左方に押圧されるように構成され
ており、第16油路L16と第17油路L17とに夫々
該各油路を大気開放する常閉型の第3電磁弁203と第
4電磁弁204とを配設して、該両電磁弁203、204
により制御弁21を切換制御し得るようにし、更に3速
油圧クラッチC3や4速油圧クラッチC4への給油路と
なる第13油路L13の油圧により制御弁21を左方に
押圧するようにした。尚、第3電磁弁203は、レギュ
レータ弁17から第18油路L18を介して供給される
油を作動油として流体トルクコンバータ3用のクラッチ
3aを制御する、従来公知のロックアップ制御回路22
に備えるシフト弁23の切換えを行う電磁弁に兼用さ
れ、また、第4電磁弁204もロックアップ制御回路2
2に備えるクラッチ3aの係合力調整用のコントロール
弁24とタイミング弁25とを制御する電磁弁に兼用さ
れている。
らの排油を第1排油路LD1を介して行うのは、2速か
ら3速へのアップシフト時と、3速から4速へのアップ
シフト時と、3速から1速へのダウンシフト時であり、
ワンウェイクラッチ7が働く3速から1速へのダウンシ
フト時を除く、これら変速に際し、制御弁21を右方位
置に切換えてアキュムレータA1を第1排油路LD1に
接続し、アキュムレータA1の蓄圧油を第1排油路LD
1に供給して、解放側の油圧クラッチの降圧を緩衝し、
その後係合側の油圧クラッチの油圧が所定圧に上昇した
とき第13油路L13からのクラッチ圧の入力で制御弁
21を左方位置に切換えて第1排油路LD1を排油ポー
ト21aに接続し、解放側の油圧クラッチからの油を第
1排油路LD1のオリフィス付排油ポートLD1aに加
えて排油ポート21aからも排出し得るようにし、解放
側の油圧クラッチの降圧特性に緩急を付けて、係合側の
油圧クラツチとの適切な共噛みが得られるようにした。
3油路L3に介設した調圧弁26によって調圧可能にな
っており、該調圧弁26に電子制御回路9によって制御
されるリニアソレノイドバルブから成る油圧制御弁27
からの出力油圧を第19油路L19を介して入力し、変
速時に該油圧制御弁27により調圧弁26を介して係合
側の油圧クラッチの昇圧特性を制御する。
で該弁15の環状溝15hを介して第13油路L13の
接続される第20油路L20を設けて、該油路L20に
3速用のアキュムレータA3を接続すると共に、第11
油路L11に4速用のアキュムレータA4を接続し、3
速へのアップシフト時の3速油圧クラッチC3の昇圧と
3速から2速へのダウンシフト時の3速油圧クラッチC
3の降圧とをアキュムレータA3で緩衝し得るように
し、また、4速へのアップシフト時の4速油圧クラッチ
C4の昇圧と4速からのダウンシフト時の4速油圧クラ
ッチC4の降圧とをアキュムレータA4で緩衝し得るよ
うにした。これらアキュムレータA3、A4の背圧室に
は第1油路L1から分岐した第21油路L21が接続さ
れており、第21油路L21にこれを連通する右方位置
と遮断する左方位置とに切換自在な制御弁28を配設
し、該制御弁28を第4油路L4を介して入力するモジ
ュレータ圧で左方と、第19油路L19を介して入力す
る油圧制御弁27の出力油圧で右方とに押圧し、アクセ
ルを踏込んでの4速から3速へのダウンシフト時や3速
から2速へのダウンシフト時には、油圧制御弁27の出
力油圧をスロットル開度に応じて昇圧して制御弁28を
右方位置に切換え、第21油路L21を介してアキュム
レータA3、A4の背圧室にライン圧を入力するように
した。また、4速からのダウンシフト時に4速油圧クラ
ッチC4に接続される第3排油路LD3と、3速から2
速へのダウンシフト時に3速油圧クラッチC3に接続さ
れる第2排油路LD2とをシャトル弁29を介して合流
させた合流排油路LDを制御弁28の右方位置で該弁2
8の排油ポート28aに連通させるようにした。これに
よれば、アクセルペダルを踏込んでのダウンシフト時に
は解放側の油圧クラッチが速やかに解放されてエンジン
が適度に吹上り、円滑な変速が行われる。この際、第2
1油路L21から調圧弁26にライン圧が入力され、係
合側の油圧クラッチへの給油圧も上昇する。
マニアル弁12を「P」「N」位置から「D」位置に切
換えて発進するインギア時は、第1シフト弁13を左方
位置、第2シフト弁14を右方位置として一旦2速段G
2を確立してから第1シフト弁13を右方位置に切換え
て1速段G1を確立するスクォート制御を行うが、この
際1速油圧クラッチC1の油圧が第2速油圧クラッチC
2の油圧より早く立上ることを防止する必要があり、そ
のため第2油路L2には第3油路L3の分岐部下流側に
位置させて小口径のオリフィス30が介設されている。
更に、第2油路L2に、オリフィス30をバイパスする
1対の側路L2a、L2bを設け、一方の第1側路L2
aに上流側から下流側への給油を許容するチェック弁3
1と、第2側路L2bに下流側から上流側への排油を許
容するチェック弁32とを介設すると共に、該両側路L
2a、L2bを第1シフト弁13の切換えで該弁13の
環状溝13eを介して選択的に連通させるようにした。
そして、スクォート制御により第1シフト弁13を左方
位置から右方位置に切換えて2速から1速にダウンシフ
トするまではオリフィス30のみを介して1速油圧クラ
ッチC1に緩やかに給油し、ダウンシフトしたとき、第
1側路L2aが連通され、該側路L2aを介しての給油
により1速油圧クラッチC1の油圧が速やかに立上げら
れるようにした。
該弁12の環状溝12aを介して第1油路L1に接続さ
れる第22油路L22とサーボ制御弁33と第23油路
L23とを介してサーボ弁16の右側の油室16aにラ
イン圧を入力し、サーボ弁16を左動させてセレクタギ
ア6を左方の前進位置に切換えるようにしており、更に
第23油路L23を1速用アキュムレータA1の背圧室
に接続して、サーボ制御弁33により該アキュムレータ
A1の背圧を制御し得るようにした。ここで、サーボ制
御弁16は、第2油路L2の分岐路L2cを介して入力
される1速油圧クラッチC1の油圧(1速圧)により、
第22油路L22と第23油路L23とを連通する左方
位置に押圧されるように構成されており、1速圧が所定
圧に上昇するまではサーボ制御弁33が右方位置に保持
されて、第23油路L23は該弁33の排油ポート33
aに接続される。かくて、インギア当初、アキュムレー
タA1の背圧は低圧に保持されて、1速圧の昇圧が比較
的低い油圧領域で緩衝され、インギア時にスクォート制
御を行わない場合でも、1速油圧クラッチC1は低圧で
徐々に係合し始めてインギアショックが緩和され、その
後1速圧の上昇によるサーボ制御弁33の左方位置への
切換えでアキュムレータA1の背圧が上昇して1速圧が
立上り、1速油圧クラッチC1は速やかに完全係合す
る。ところで、本実施例ではアキュムレータA1の背圧
用の油圧としてレギュレータ弁17で発生されるライン
圧を用いたが、第22油路L22に調圧弁26や油圧制
御弁27からの出力油圧を供給し、背圧をエンジン負荷
に応じて可変し得るようにしても良い。
「N」位置に切換えたときの1速油圧クラッチC1の降
圧特性を制御する機能を有するもので、その詳細は後述
する。
る油路構成について説明したが、「S」位置でも「D」
位置と同様の油路構成となり、「D」位置での変速特性
とは異なる変速特性に従って1速乃至4速の自動変速を
行う。
路L1が該弁12の環状溝12aを介して第2油路L2
に接続されると共に、環状溝12aと連通路12dと環
状溝12eとを介して第9油路L9に接続され、第1シ
フト弁13に、第9油路L9を介してライン圧が入力さ
れると共に、第3油路L3を介して調圧弁26の出力油
圧が入力される。そして、第2シフト弁14に至る第8
油路L8に第1シフト弁13の環状溝13dを介して該
弁13の右方位置で第9油路L9と、左方位置で第3油
路L3とが接続され、第2シフト弁14を右方位置にし
て第8油路L8を該弁14の環状溝14cを介して第7
油路L7に接続することにより、第1シフト弁13が左
右何れの位置に存しても2速油圧クラッチC2に給油さ
れて、2速段G2が確立される。尚、高速走行中に
「2」位置に切換えて2速に急激にダウンシフトする
と、エンジンのオーバーランや大きな変速ショックを生
ずることがあり、そこで所定車速以上で「2」位置に切
換えたときは、第2シフト弁14を左方位置に切換え、
第8油路L8を該弁14の環状溝14dを介して第13
油路L13に接続し、第3シフト弁15を介して3速油
圧クラッチC3に給油して3速段G3を確立し、所定車
速以下に減速されたところで第2シフト弁14を右方位
置に切換えて2速にダウンシフトする。尚、第3シフト
弁15にはサーボ制御弁33からのびる第24油路L2
4を接続する左端の油室15iが設けられており、第2
4油路L24にシャトル弁34を介して第9油路L9を
接続し、「2」位置では第9油路L9から第24油路L
24を介して該油室15iにライン圧が入力されて、第
3シフト弁15が3速油圧クラッチC3に連なる第10
油路L10と第13油路L13とを該弁15の環状溝1
5cを介して接続する右方の3速位置に拘束され、第1
電磁弁201が閉弁しても第3シフト弁15は左方の4
速位置には切換わらない。
路L1が該弁12の環状溝12aを介して第2油路L2
に接続されると共に、環状溝12aと連通路12dと環
状溝12eとを介して第2シフト弁14の左端の油室1
4fに連なる第25油路L25に接続されて、第2シフ
ト弁14が右方の2速位置に拘束され、更に、第1シフ
ト弁13に至る第26油路L26がマニアル弁12の環
状溝12cを介して第3油路L3に接続される。そし
て、第1シフト弁13を右方位置に切換えると、第26
油路L26が該弁13の環状溝13fを介して1速ホル
ド油圧クラッチCHに連なる第27油路L27に接続さ
れ、該油圧クラッチCHに給油されて、エンジンブレー
キを効かせられる状態で1速段G1が確立される。尚、
所定車速以上で「L」に切換えたときは、第1シフト弁
13を左方位置に切換えて、第3油路L3を第8油路L
8に接続し、右方の2速位置に拘束される第2シフト弁
14を介して2速油圧クラッチC2に給油して2速段G
2を確立し、所定車速以下に減速されたところで第1シ
フト弁13を右方位置に切換えて1速にダウンシフトす
る。
る右方位置と遮断する左方位置とに切換自在な制御弁3
5が配設されており、「R」位置から「L」位置への切
換時に前記サーボ制御弁33が左方位置に切換えられる
までは、第24油路L24を介して入力されるライン圧
によって制御弁35が左方位置に切換えられ、1速ホー
ルド油圧クラッチCHへの給油が阻止されて、後進段G
Rと1速段G1とのインターロックが阻止される。
路L1が該弁12の環状溝12aを介して第1シフト弁
13に至る第28油路L28に接続され、第1シフト弁
13の左方位置への切換えで該油路L28が該弁13の
環状溝13gを介してサーボ弁16の左端の油室16b
に連なる第29油路L29に接続され、該油路L29を
介して入力されるライン圧によりサーボ弁16が右動し
てセレクタギア6が右方の後進位置に切換えられる。そ
して、この後進位置では第29油路L29が前記油室1
6bに開口するサーボ弁16の軸孔16cを介してマニ
アル弁12に至る第30油路L30に接続される。該油
路L30はマニアル弁12の「R」位置で該弁12の環
状溝12cと連通路12gと環状溝12hとを介して4
速油圧クラッチC4に連なる第11油路L11に接続さ
れており、かくてセレクタギア6の後進位置への切換え
と4速油圧クラッチC4への給油とで後進段GRが確立
される。
「S」「2」「L」の前進走行位置に切換えたときは、
サーボ弁16の右側の油室16aに上記の如くライン圧
を入力し、サーボ弁16を左動させてセレクタギア6を
左方の前進位置に切換えるが、この場合駆動輪が空転す
る等して出力軸1bが逆転方向に慣性回転しているうち
にセレクタギア6が左動すると前進位置への切換えがス
ムーズに行われなくなる。そのため、上記の如く1速油
圧クラッチC1の油圧に応動するサーボ制御弁33を設
け、1速油圧クラッチC1の油圧が或る程度上昇して該
クラッチC1の係合力により出力軸1bの逆転が制動さ
れたときに、サーボ制御弁33が左動して第22油路L
22から第23油路L23を介して前記油室16aにラ
イン圧が入力されるようにしている。また、サーボ制御
弁33の左端に第29油路L29の油圧を作用させて、
後進時にサーボ制御弁33を確実に右方位置に復帰させ
るようにした。
弁16の右側の油室16aに該弁16の切欠溝16dを
介して連通する第31油路L31を設け、第3シフト弁
15の左端の油室15iに連なる前記第24油路L24
をサーボ制御弁33の右方位置で第22油路L22と、
該弁33の左方位置で第31油路L31とに切換接続す
るようにした。これによれば、「R」位置から「D」
「S」位置に切換えたときに、サーボ制御弁33が右方
位置に拘束され、或いはサーボ制御弁33が左方位置に
切換わってもサーボ弁16が後進位置に拘束されて、セ
レクタギア6が前進位置に切換わらない場合、第22油
路L22或いは第31油路L31から第24油路L24
を介して第3シフト弁15の左端の油室15iにライン
圧が入力され、第3シフト弁15が右方の3速位置に拘
束されて4速油圧クラッチC4に給油不能となり、
「D」「S」位置での後進段GRの確立が阻止される。
更に、制御弁35が第24油路L24を介してのライン
圧の入力で左方位置に切換わり、4速油圧クラッチC4
に接続される第2排油路LD3が制御弁35の排油ポー
ト35aに接続されて、4速油圧クラッチC4が速やか
に解放される。
路L1と他の油路との連通が断たれる。ところで、
「D」位置にした状態で車両を停止すると、1速段G1
を介しての動力伝達による駆動反力でエンジン及び変速
機から成る駆動ユニットはエンジンマウントを弾性変形
させつつ姿勢変位し、このときにマニアル弁12を
「N」位置に切換えてニュートラル状態にすると、変位
していた駆動ユニットが定常位置に復帰して、このとき
のショック(オフギアショック)が問題になる。「N」
位置では、第2油路L2がマニアル弁12を介して大気
開放されて、1速油圧クラッチC1からの排油が行わ
れ、この際、第2油路L2のオリフィス30により排油
を規制して1速油圧クラッチC1の油圧を緩やかに降下
させれば、急激な駆動力の解放による上記したオフギア
ショックを防止できる。然し、低温時で油の粘性が高い
と、オリフィス30で排油を規制したのでは1速油圧ク
ラッチC1の解放が遅くなり過ぎ、該クラッチC1の引
き摺りを招いて耐久性上悪影響を生ずる。この場合、第
1シフト弁13を左方位置に切換えれば、上記した第2
側路L2bが開通されて、オリフィス30をバイパスし
て排油され、1速油圧クラッチC1の過度の解放遅れと
いった不具合を生じない。
弁への通電を停止しており、この場合常閉型の第1第2
電磁弁201、202の閉弁で第1シフト弁13は左方位
置に切換わるが、オフギアショックが問題になるときは
「D」から「N」への切換時点から所定時間、第1シフ
ト弁13を右方位置に保持して第2側路L2bを遮断
し、オリフィス30による排油規制を行う。
路L1を「R」位置と同様に第28油路L28に接続
し、第29油路L29を介してのライン圧の入力でサー
ボ弁16を後進位置に切換えるが、「P」位置において
第30油路L30は第11油路L11に接続されておら
ず、後進段GRが確立されることはない。
によれば、インギア時に低速段用油圧係合要素を当初は
徐々に係合させてその後速やかに完全係合させることが
でき、インギアショックを発進応答性を悪化せずに緩和
できる。
システム図
拡大図
圧係合要素) A1 アキュムレータ 16 サーボ弁 17 レギュレータ弁 33 サーボ制御弁
(切換弁) L23 アキュムレータ及びサーボ弁用の油路
Claims (6)
- 【請求項1】 複数の油圧係合要素を有する車両用油圧
作動式変速機の制御装置であって、低速段用の油圧係合
要素に並列に接続されるアキュムレータと、該アキュム
レータの背圧室に供給する油圧を発生する背圧発生源と
を備えるものにおいて、アキュムレータの背圧室と背圧
発生源とを連通する第1の位置とこの連通を断って背圧
室の内圧を低圧にする第2の位置とに切換自在な切換弁
を設け、該切換弁を低速段用の油圧係合要素の油圧に応
動して該油圧が所定圧以上になったとき第2の位置から
第1の位置に切換えられるように構成したことを特徴と
する車両用油圧作動式変速機の制御装置。 - 【請求項2】 前後進切換用のサーボ弁を備え、前記切
換弁の第2の位置で該切換弁を介して油圧が供給される
油路を設けて、該油路の油圧によりサーボ弁が前進用の
位置に切換えられるように構成したことを特徴とする請
求項1に記載の車両用油圧作動式変速機の制御装置。 - 【請求項3】 前記油路の油圧が前記背圧発生源の油圧
であることを特徴とする請求項2に記載の車両用油圧作
動式変速機の制御装置。 - 【請求項4】 前記切換弁の第2の位置でアキュムレー
タの背圧室を大気開放することを特徴とする請求項1乃
至3の何れか1項に記載の車両用油圧作動式変速機の制
御装置。 - 【請求項5】 前記背圧発生源がレギュレータ弁である
ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の
車両用油圧作動式変速機の制御装置。 - 【請求項6】 前記背圧発生源がエンジン負荷に応じた
油圧を発生するものであることを特徴とする請求項1乃
至4の何れか1項に記載の車両用油圧作動式変速機の制
御装置。
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