JP3111317B2 - 車両用油圧作動式変速機の制御装置 - Google Patents

車両用油圧作動式変速機の制御装置

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JP3111317B2 JP11373699A JP11373699A JP3111317B2 JP 3111317 B2 JP3111317 B2 JP 3111317B2 JP 11373699 A JP11373699 A JP 11373699A JP 11373699 A JP11373699 A JP 11373699A JP 3111317 B2 JP3111317 B2 JP 3111317B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低速段と高速段と
の少なくとも2段の変速段を有する車両用油圧作動式変
速機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の制御装置は、低速段を確立する
低速位置と高速段を確立する高速位置とに切換自在なシ
フト弁を備え、エンジン負荷と車速とをパラメータとし
て設定される所定の変速特性に従ってシフト弁を切換え
て、自動変速を行うように構成されている。
【0003】制御装置の種類には大別して、エンジン負
荷センサと車速センサとからの信号を入力するコントロ
ーラにより制御される電磁弁を用いてシフト弁を切換制
御する電子制御式のものと、エンジン負荷に応じた第1
の油圧信号を出力する第1油圧信号出力手段と、車速に
応じた第2の油圧信号を出力する第2油圧信号出力手段
とを用い、シフト弁を第1の油圧信号と付勢手段とで低
速位置側、第2の油圧信号で高速位置側に押圧して、シ
フト弁の切換えを行う純油圧制御式とがある。最近は、
電子制御式の制御装置が多く用いられているが、コスト
上等の理由から純油圧制御式の制御装置も使用されてい
る。
【0004】ところで、運転者によるダウンシフト操作
時、例えば、自動変速レンジから低速保持レンジへの切
換え操作時は、シフト弁を低速位置に切換えて、高速段
から低速段にダウンシフトさせることが必要になる。こ
こで、純油圧制御式の制御装置では、シフト弁への前記
第2の油圧信号の入力を断つとシフト弁が低速位置に切
換えられる。そこで、純油圧制御式の制御装置において
は、従来、特公平5−27785号公報に見られるよう
に、第2の油圧信号をシフト弁に入力する油路に介入さ
れる弁部をマニュアル弁に形成し、自動変速レンジでは
前記油路を開通させるが、低速保持レンジでは該弁部に
より前記油路を遮断して、シフト弁への第2の油圧信号
の入力を断っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の純油圧式の
制御装置では、運転者によるダウンシフト操作が行われ
た時の車速がダウンシフトで確立される低速段のギア比
に対応した車速よりも高い場合、エンジンの過回転が起
こってしまい、これを防止するためには、別の油圧回路
を設けるか、或いは電子制御式の防止装置を備える必要
があった。
【0006】本発明は、以上の点に鑑み、車速が所定値
以下になるまではダウンシフトを禁止し、エンジンの過
回転を防止できるようにした純油圧制御式の簡単な制御
装置を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明は、低速段と高速段との少なくとも2段の変速段
を有する車両用油圧作動式変速機の制御装置であって、
エンジン負荷に応じた第1の油圧信号を出力する第1油
圧信号出力手段と、車速に応じた第2の油圧信号を出力
する第2油圧信号出力手段と、低速段を確立する低速位
置と高速段を確立する高速位置とに切換自在であって、
前記第1の油圧信号と付勢手段とにより低速位置側に押
圧され、前記第2の油圧信号により高速位置側に押圧さ
れるシフト弁と、運転者によるダウンシフト操作時に、
前記シフト弁への前記第2の油圧信号の入力を断って、
前記シフト弁を低速位置に切換えるダウンシフト手段と
を備えるものにおいて、前記ダウンシフト手段を、前記
第2の油圧信号を前記シフト弁に入力する油路に介設し
た制御弁であって、該油路の上流部に連通する入力ポー
トと、該油路の下流部に連通する出力ポートと、ドレン
ポートと、前記入力ポートと前記出力ポートとを接続す
る開位置とこの接続を断って前記出力ポートを前記ドレ
ンポートに接続する閉位置とに切換自在なスプールとを
有するものと、前記ダウンシフト操作時に第3の油圧信
号を出力する第3油圧信号出力手段とで構成し、前記制
御弁に、前記スプールを閉位置側に押圧する第1圧力室
と、前記スプールを開位置側に押圧する第2圧力室とを
設けて、前記第1圧力室に前記第3の油圧信号を入力す
ると共に、前記第2圧力室に前記第2の油圧信号を入力
し、前記ダウンシフト操作時は、車速の低下で前記第2
の油圧信号の油圧値が所定圧以下になったところで、前
記第3の油圧信号による押圧力で前記スプールが閉位置
に切換えられて、前記シフト弁の低速位置への切換えに
よる高速段から低速段へのダウンシフトが行われるよう
している。
【0008】第1圧力室にダウンシフト操作で第3の油
圧信号が入力されても、高速走行中は第2圧力室に入力
される車速に応じた第2の油圧信号により制御弁のスプ
ールは開位置に保持され、シフト弁に第2の油圧信号が
入力されて、シフト弁は高速位置に保持される。かく
て、高速走行中のダウンシフト操作によるダウンシフト
が禁止され、エンジンの過回転が防止される。
【0009】ところで、制御弁のスプールが閉位置に切
換えられてダウンシフトが実行された後は、ダウンシフ
ト操作による運転者の意図に応えるために、車速が上昇
しても制御弁のスプールを閉位置に保持し、アップシフ
トを阻止することが望まれる。この場合、前記第2圧力
室を、前記油路の下流部に連通させれば、制御弁のスプ
ールの閉位置への切換えで第2圧力室がドレンポートに
接続されることになり、その後車速が上昇しても制御弁
のスプールは第1圧力室に入力される第3の油圧信号に
より閉位置に保持され、アップシフトが阻止される。
【0010】また、前記制御弁のスプールに、開位置で
前記入力ポートと前記出力ポートとを接続し、閉位置で
前記出力ポートと前記ドレンポートとを接続する該スプ
ールのランド溝を前記第2圧力室に連通する連通路を形
成した場合も、スプールの閉位置への切換え後は車速が
上昇してもスプールは閉位置に保持され、アップシフト
が阻止される。そして、このものでは、第2圧力室に第
2の油圧信号を入力する外部油路を設ける必要がなく、
油路構成が簡素化される利点がある。
【0011】
【発明の実施の形態】図1を参照して、1は前進4段後
進1段の変速を行う変速機を示し、該変速機1は、エン
ジン2にトルクコンバータ3を介して連結される入力軸
1aと、車両の駆動輪4にデフギア5を介して連結され
る出力軸1bとの間に、前進用の1速乃至4速の変速段
G1,G2,G3,G4と後進段GRとを備え、前進用の
各変速段G1,G2,G3,G4に油圧連結要素たる1速
乃至4速の各油圧クラッチC1,C2,C3,C4を介設
している。
【0012】尚、後進段GRは、4速段G4と4速油圧
クラッチC4を共用しており、4速段G4と後進段GR
とを出力軸1b上のセレクタ6を介して選択的に確立さ
せるようにしている。また、1速段G1には、出力軸1
b側のオーバー回転を許容するワンウェイクラッチ7が
介設されている。
【0013】前記各油圧クラッチC1,C2,C3,C4
は図2に示す油圧回路によりその給排油を制御される。
この油圧回路には、油圧源8と、レギュレータ9と、マ
ニュアル弁10と、シフト弁ユニット11と、前記セレ
クタ6を連結する前後進切換用のサーボ弁12とが設け
られている。
【0014】マニュアル弁10は、パーキング用の
「P」と、後進用の「R」と、ニュートラル用の「N」
と、1速乃至4速間の自動変速用の「D4」と、1速乃
至3速間の自動変速用の「D3」と、2速保持用の
「2」との計6位置に切換自在であり、「D4」位置で
は、油圧源8からの圧油をレギュレータ9で一定のライ
ン圧PLに調圧して供給する第1油路L1がシフト弁ユ
ニット11に連なる第2油路L2に接続され、シフト弁
ユニット11を介して2速乃至4速の油圧クラッチC
2,C3,C4に選択的に給油され、また、第2油路L2
から分岐した第3油路L3を介して1速油圧クラッチC
1に常時給油される。
【0015】シフト弁ユニット11は、上流側の1−2
シフト弁111と、これに第4油路L4を介して接続さ
れる中間の2−3シフト弁112と、これに第5油路L
5を介して接続される下流側の3−4シフト弁113
で構成されている。そして、これらシフト弁111,11
2,113をエンジン負荷と車速とに応じて切換制御すべ
く、エンジン負荷たるスロットル開度に応じた第1の油
圧信号(以下、スロットル圧Pθと記す)を出力する第
1油圧信号出力手段としてのスロットル弁13と、車速
に応じた第2の油圧信号(以下、ガバナ圧PVと記す)
を出力する第2油圧信号出力手段としてのガバナ弁14
とを設け、各シフト弁111,112,11 3を、スロット
ル圧Pθと付勢手段11aとにより低速位置側と、ガバ
ナ圧PVにより高速位置側とに押圧している。
【0016】「D4」位置にしての発進時は、先ず、1
速油圧クラッチC1に給油されて1速段G1が確立さ
れ、その後車速が増加すると、ガバナ圧PVにより先ず
1−2シフト弁111が低速位置たる1速位置から高速
位置たる2速位置に切換えられて、第2油路L2が第4
油路L4に接続され、2−3シフト弁112の流出側の
第6油路L6を介して2速油圧クラッチC2に給油され
て1速から2速にアップシフトされる。更に車速が増加
すると、2−3シフト弁112が低速位置たる2速位置
から高速位置たる3速位置に切換えられて、第4油路L
4が第5油路L5に接続され、第3シフト弁113の流
出側の第7油路L7を介して3速油圧クラッチC3に給
油されると共に、第6油路L6が2−3シフト弁112
を介して第1排油路LD1に接続されて2速油圧クラッ
チC2から排油され、2速から3速にアップシフトされ
る。更に車速が増加すると、3−4シフト弁113が低
速位置たる3速位置から高速位置たる4速位置に切換え
られて、第5油路L5が第8油路L8に接続され、第8
油路L8に「D4」位置で接続される第9油路L9を介
して4速油圧クラッチC4に給油されると共に、第7油
路L7が3−4シフト弁113を介して第2排油路LD
2に接続されて3速油圧クラッチC4から排油され、3
速から4速にアップシフトされる。
【0017】また、減速によれば、3−4シフト弁11
3が3速位置に復帰して、上記と同様の経路で3速油圧
クラッチC3に給油されると共に、第8油路L8が3−
4シフト弁113を介して第3排油路LD3に接続され
て4速油圧クラッチC4から排油され、4速から3速に
ダウンシフトされる。更に車速が減少すると、2−3シ
フト弁112が2速位置に復帰して、上記と同様の経路
で2速油圧クラッチC2に給油されると共に、第5油路
L5が2−3シフト弁112を介して第4排油路LD4
に接続されて3速油圧クラッチC3から排油され、3速
から2速にダウンシフトされる。更に車速が減少する
と、1−2シフト弁111が1速位置に復帰し、「D4
位置で大気開放される第10油路L10に1−2シフト
弁111を介して第4油路L4が接続されて2速油圧ク
ラッチC2から排油され、2速から1速にダウンシフト
される。かくて、図3に示す如き変速特性で1速乃至4
速の自動変速が行われる。図中X1,X2,X3は夫々1速
−2速、2速−3速、3速−4速の変速特性線を示す。
【0018】3−4シフト弁113にガバナ弁13から
のガバナ圧PVを入力する第11油路L11には、「D
3」位置で3−4シフト弁113へのガバナ圧PVの入力
を断って、3−4シフト弁113を3速位置に保持する
ダウンシフト手段としての第1制御弁15が介設されて
おり、また、1−2シフト弁111及び2−3シフト弁
112にガバナ圧PVを入力する第12油路L12に
は、「2」位置で1−2シフト弁111及び2−3シフ
ト弁112へのガバナ圧PVの入力を断って、1−2シ
フト弁111を1速位置、2−3シフト弁112を2速位
置に保持するダウンシフト手段としての第2制御弁16
が介設されている。
【0019】第1と第2の各制御弁15,16は、図面
で右方の開位置と左方の閉位置とに切換自在なスプール
15a,16aを備えており、スプール15a,16aに
形成したランド溝15b,16bにより、開位置では、
第11と第12の各油路L11,L12の上流部L11
a,L12aに連通する入力ポート15c,16cと該各
油路L11,L12の下流部L11b,L12bに連通す
る出力ポート15d,16dとを接続し、閉位置では、
入力ポート15c,16cと出力ポート15d,16dと
の接続を断って出力ポート15d,16dをドレンポー
ト15e,16eに接続するように構成されている。各
スプール15a,16aは、ばね15f,16fで開位置
側に押圧されており、「D4」位置では、各スプール1
5a,16aが開位置に保持されて、各シフト弁111,
112,113にガバナ圧PVが入力され、図3の変速特
性線X1,X2,X3に従って各シフト弁111,112,113
が切換えられ、1速乃至4速の自動変速が行われる。
【0020】各制御弁15,16には、スプール15a,
16aを閉位置側に押圧する右端の第1圧力室15g,
16gが設けられており、第1制御弁15の第1圧力室
15gに連なる第13油路L13を「D3」位置で第2
油路L2と共に第1油路L1に接続し、また、第2制御
弁16の第1圧力室16gを前記第10油路L10に連
通させて、第10油路L10を「2」位置で第2油路L
2及び第13油路L13と共に第1油路L1に接続して
いる。かくて、マニュアル弁10が第3油圧信号出力手
段として機能し、「D3」位置において第3の油圧信号
たるライン圧PLが第1制御弁15の第1圧力室15g
に入力され、スプール15aが閉位置に切換えられて、
3−4シフト弁113へのガバナ圧PVの入力が断た
れ、また、「2」位置において第3の油圧信号たるライ
ン圧PLが第2制御弁16の第1圧力室16gに入力さ
れ、スプール16aが閉位置に切換えられて、1−2シ
フト弁111及び2−3シフト弁112へのガバナ圧PV
の入力が断たれる。尚、「2」位置では、1−2シフト
弁111が1速位置であっても第10油路L10から2
速油圧クラッチC2に給油され、2速段G2が確立され
る。
【0021】各制御弁15,16には、更に、スプール
15a,16aを開位置側に押圧する左端の第2圧力室
15h,16hが設けられており、第2圧力室15h,1
6hにガバナ圧PVを入力している。かくて、第1圧力
室15g,16gにライン圧PLが入力されても、高車
速ではガバナ圧PVが高いため、ガバナ圧PVとばね1
5f,16fとによる開位置側への押圧力がライン圧P
Lによる閉位置側への押圧力を上回り、車速が所定値以
下になるまではスプール15a,16aが閉位置に切換
わらない。この所定値は、第1制御弁15では、図3の
3速−4速変速特性線より若干高速側のVS1、第2制
御弁16では2速−3速の変速特性線より若干高速側の
VS2に設定されており、VS1より高車速での走行中
に「D3」位置に切換操作したときは、車速がVS1に
減少したところで4速から3速にダウンシフトされ、ま
た、VS2より高車速での走行中に「2」位置に切換操
作したときは、車速がVS2に減少したところで3速か
ら2速にダウンシフトされ、エンジン2の過回転が防止
される。
【0022】尚、各制御弁15,16のスプール15a,
16aが一旦閉位置に切換わった後は、「D3」位置や
「2」位置への切換操作による運転者の意図に応えるた
め、車速が所定値VS1,VS2以上になってもスプー
ル15a,16aを閉位置に保持しておくことが望まし
い。そこで、本実施形態では、第2制御弁16の第2圧
力室16hを第12油路L12の下流部L12aに連通
させ、スプール16aが開位置に存するときにのみ第2
圧力室16hにガバナ圧PVが入力されるようにしてい
る。また、第1制御弁15では、第2圧力室15hをス
プール15aに形成した油孔から成る連通路15iを介
してランド溝15bに連通させている。この場合も、ス
プール15aが開位置に存するときにのみ第2圧力室1
5hにガバナ圧PVが入力され、スプール15aが一旦
閉位置に切替わると、第1圧力室15gにライン圧PL
が入力されている限り車速が上昇してもスプール15a
は閉位置に保持される。ここで、第2制御弁16では、
第2圧力室16hを第12油路L12の下流部に連通す
る外部油路が必要になるが、第1制御弁15ではかかる
外部油路が不要となり、油路構成が簡素化される利点が
ある。
【0023】また、本実施形態では、第1制御弁15に
スプール15aを閉位置側に押圧する第3圧力室15j
を設けて、第3圧力室15jに2速油圧クラッチC2の
油圧を入力し、2速走行時はスプール15aが閉位置に
切換えられるようにしている。そのため、「D4」位置
での走行中にアクセル戻しにより2速から4速への飛び
越しアップシフトを生ずる状態になっても、2速油圧ク
ラッチC2からの排油でその油圧が所定圧に低下してス
プール15aが開位置に切換わるまでは、3−4シフト
弁113がガバナ圧PVの入力停止で3速位置に保持さ
れ、3速を経由して4速にスムーズにアップシフトされ
る。
【0024】「R」位置では、サーボ弁12の入力側の
第14油路L14が第1油路L1に接続されると共に、
サーボ弁12の出力側の第15油路L15に4速油圧ク
ラッチC4に連なる第9油路L9が接続される。そし
て、第14油路L14からの油圧によりサーボ弁12が
図面で右方の後進位置に切換わって、後進段GRがセレ
クタ6を介して出力軸1bに連結されると共に、後進位
置において第14油路L14がサーボ弁12内の油孔1
2aを介して第15油路L15に接続され、4速油圧ク
ラッチC4に給油されて後進段GRが確立される。
【0025】また、「D4」「D3」「2」の各位置で
は、サーボ弁12の背圧室12bに第2油路L2からの
油圧が入力され、サーボ弁12が左方の前進位置(図示
の位置)に切換わり、4速段G4がセレクタ6を介して
出力軸1bに連結される。
【0026】以上、2軸平行式の変速機の制御装置に本
願発明を適用した実施形態について説明したが、遊星歯
車式の変速機の制御装置にも同様に本発明を適用でき
る。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、エンジン負荷に応じた油圧信号と車速に応じ
た油圧信号とによって切換制御されるシフト弁を用いる
純油圧制御式の制御装置においても、ダウンシフト操作
時、車速が所定値以下になるまではダウンシフトを禁止
することができ、高速走行中のダウンシフトによるエン
ジンの過回転を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置を適用する変速機の一例のスケル
トン図
【図2】 その油圧回路図
【図3】 変速特性を示す線図
【符号の説明】
1 変速機 G1〜G4 変速段 10 マニュアル弁(第3油圧信号出力手段) 111,112,113 シフト弁 13 スロットル弁(第1油圧信号出力手段) 14 ガバナ弁(第2油圧信号出力手段) 15,16 制御弁 15a,16a スプー
ル 15b,16b ランド溝 15c,16c 入力ポ
ート 15d,16d 出力ポート 15e,16e ドレン
ポート 15g,16g 第1圧力室 15h,16h 第2圧
力室 15i 連通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特表 平4−504459(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 61/00 - 61/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低速段と高速段との少なくとも2段の変
    速段を有する車両用油圧作動式変速機の制御装置であっ
    て、 エンジン負荷に応じた第1の油圧信号を出力する第1油
    圧信号出力手段と、 車速に応じた第2の油圧信号を出力する第2油圧信号出
    力手段と、 低速段を確立する低速位置と高速段を確立する高速位置
    とに切換自在であって、前記第1の油圧信号と付勢手段
    とにより低速位置側に押圧され、前記第2の油圧信号に
    より高速位置側に押圧されるシフト弁と、 運転者によるダウンシフト操作時に、前記シフト弁への
    前記第2の油圧信号の入力を断って、前記シフト弁を低
    速位置に切換えるダウンシフト手段とを備えるものにお
    いて、 前記ダウンシフト手段を、 前記第2の油圧信号を前記シフト弁に入力する油路に介
    設した制御弁であって、該油路の上流部に連通する入力
    ポートと、該油路の下流部に連通する出力ポートと、ド
    レンポートと、前記入力ポートと前記出力ポートとを接
    続する開位置とこの接続を断って前記出力ポートを前記
    ドレンポートに接続する閉位置とに切換自在なスプール
    とを有するものと、 前記ダウンシフト操作時に第3の油圧信号を出力する第
    3油圧信号出力手段とで構成し、 前記制御弁に、前記スプールを閉位置側に押圧する第1
    圧力室と、前記スプールを開位置側に押圧する第2圧力
    室とを設けて、前記第1圧力室に前記第3の油圧信号を
    入力すると共に、前記第2圧力室に前記第2の油圧信号
    を入力し、前記ダウンシフト操作時は、車速の低下で前
    記第2の油圧信号の油圧値が所定圧以下になったところ
    で、前記第3の油圧信号による押圧力で前記スプールが
    閉位置に切換えられて、前記シフト弁の低速位置への切
    換えによる高速段から低速段へのダウンシフトが行われ
    るようにした、 ことを特徴とする車両用油圧作動式変速機の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記第2圧力室を、前記油路の下流部に
    連通させることを特徴とする請求項1に記載の車両用油
    圧作動式変速機の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御弁のスプールに、開位置で前記
    入力ポートと前記出力ポートとを接続し、閉位置で前記
    出力ポートと前記ドレンポートとを接続する該スプール
    のランド溝を前記第2圧力室に連通する連通路を形成す
    ることを特徴とする請求項1に記載の車両用油圧作動式
    変速機の制御装置。
JP11373699A 1998-05-15 1999-04-21 車両用油圧作動式変速機の制御装置 Expired - Lifetime JP3111317B2 (ja)

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