JPH077008Y2 - 連続鋳造機のダミーバ格納装置 - Google Patents

連続鋳造機のダミーバ格納装置

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JPH077008Y2
JPH077008Y2 JP13863387U JP13863387U JPH077008Y2 JP H077008 Y2 JPH077008 Y2 JP H077008Y2 JP 13863387 U JP13863387 U JP 13863387U JP 13863387 U JP13863387 U JP 13863387U JP H077008 Y2 JPH077008 Y2 JP H077008Y2
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淳 山本
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Kobe Steel Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、連続鋳造機におけるダミーバ格納装置に関す
るものである。
〔従来の技術及び考案が解決しようとする問題点〕
従来から、連続鋳造機におけるダミーバ格納装置として
種々の構成のものが提案されている。
例えば、特公昭53-45291号公報には、ダミーバを中に収
納するレシーバを設けるとともに、このレシーバにテー
パ部が形成されたレール上を転動する格納ローラを取付
け、シリンダ駆動のリンクによってレシーバをローラテ
ーブル上より持ち上げて側方の格納位置に移動させるよ
うにしたものが開示されている。しかし、これはビレッ
ト用のものであり、スラブでは構造が大型化するととも
に、輻射熱対策が必要となる等の問題がある。
特開昭53-14626号公報には、ダミーバを搬出テーブル上
に設置されたダミーバ収納箱に収容し、このダミーバ収
納箱をシリンダ駆動のワイヤにて搬出テーブル上方に吊
り上げるようにしたものが開示されている。しかし、こ
れもスラブの場合は重量が大きくなって吊り上げ装置が
大きくなり、また吊り上げ方式であるため、輻射対策が
困難になる等の問題がある。
特開昭53-90131号公報には、ダミーバを斜め上方に延び
る傾斜テーブルに移行させ、鋳片と分離装置で切り離し
た後、傾斜テーブルの下部可動部を巻上装置で巻き上げ
て鋳片通過ラインから離すようにしたものが開示されて
いる。しかし、この場合は鋳片通過ライン上に格納装置
が位置するので、輻射熱対策が必要で、かつ巻上、固定
等の機構を必要とし、駆動源が多くなってコスト高にな
るという問題がある。
さらに、特開昭55-139154号公報には、ダミーバをホイ
ールに巻取り、ホイールを支持台車にてテーブル外に搬
出するようにしたものが開示されている。しかし、多く
の複雑な機構及び駆動源を必要としてコスト高となり、
また長いダミーバの場合には装置が大型化するという問
題がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記従来の問題点を解決するためになされた
ものであって、鋳片を水平方向に案内するローラテーブ
ルの搬送面の下方位置から、ローラテーブルの側方に向
かうと共に斜め上方に傾斜して延びる傾斜レールと、こ
の傾斜レールに沿って移動自在な台車とを設け、この台
車に、ローラテーブルと交差する位置でローラテーブル
の搬送面と同一高さとなる支持面を設けると共に、この
支持面がローラテーブルの搬送面よりも下方に位置する
待機位置と、ローラテーブル側方で上記支持面がローラ
テーブルの搬送面よりも上方に位置する格納位置との間
で前記台車を傾斜レールに沿って移動させる台車駆動手
段を設けたことを特徴とするものである。
〔作用〕
上記の構成においては、台車を待機位置に位置させてお
き、鋳造開始に伴ってダミーバがモールドから引き抜か
れ、鋳片と切り離されてローラテーブルの搬送面上を台
車配置位置まで移動してきたときに、台車駆動手段にて
台車を上記の待機位置から側方の格納位置へと傾斜レー
ルに沿って移動させることによって、台車の支持面がロ
ーラテーブルの搬送面を下側から斜めに交差して上昇
し、この時、ローラテーブル搬送面上のダミーバが台車
の支持面上に自動的に移載され、台車と共にローラテー
ブル側方の格納位置へと移動される。その後、ダミーバ
に続いて送られてくる鋳片が、ローラテーブルの搬送面
上を搬送されることとなる。
このように、上記においては、台車がローラテーブルの
搬送面に交差して移動するように傾斜した傾斜レールが
設けられているので、台車を上記レールに沿って移動さ
せるだけで、ローラテーブルの搬送面から台車へのダミ
ーバの移載が自動的に行われ、ダミーバ移載のための格
別な機構を必要としない。この結果、全体の構造が簡単
になると共に、より安価に製作することが可能で、か
つ、保守管理も容易となる。
さらに、上記の格納位置はローラテーブルの側方位置で
あり、ローラテーブルの上方や下方に対向する位置では
ないので、ローラテーブルの搬送面上を搬送される高温
の鋳片からの輻射熱の影響は、上記の格納位置に位置す
るダミーバや台車等に対してはより小さなものとなる。
このため、輻射熱からダミーバを保護できるとともに、
台車等も鋳片からの輻射熱の影響をそれほど考慮せずに
構成することができ、輻射熱から遮蔽するための機構等
を格別に設ける必要がないので、これによっても全体の
構成が簡素なものとなり、より安価に製作することがで
きる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図ないし第4図に基づい
て説明する。
第1図に示すように、鋳片を案内するローラテーブル1
は、適当間隔で配設された多数のローラ2…にて構成さ
れており、このローラテーブル1の適当個所にダミーバ
格納装置3が配設されている。このダミーバ格納装置3
は、適当数のローラ2…を間に挟んで配設された複数
(図示例では3つ)の格納ユニット4…にて構成され、
これら格納ユニット4…でダミーバを適当間隔おきに支
持するようになされている。
各格納ユニット4には、第3図に示すように、前記ロー
ラテーブル1の搬送面5の下方の待機位置(図において
右端側の位置)から斜め上方の格納位置(図において左
端側の位置)に向かって、ローラテーブル1での搬送方
向(図において紙面に直交する方向)に対し交差する方
向に延びる傾斜レール6が設けられ、この傾斜レール6
上には、この傾斜レール6に沿って移動自在な台車7が
配設されている。この台車7の上面は、略水平な支持面
7aとして形成されている。
傾斜レール6における左側の端部6aの延長位置にはワイ
ヤドラム8が配設されている。このワイヤドラム8から
延出されたワイヤ9の先端部が前記台車7に連結されて
いる。ワイヤドラム8は回転軸10に固定されており、こ
の回転軸10は、第1図に示すように、各格納ユニット4
間にわたって配設されるとともに、駆動モータ(台車駆
動手段)11にて減速機12及びスプロケット13を介して回
転駆動されるように構成されている。
また、第2図および第3図に示すように、傾斜レール6
における左側端部6aの両側には、台車7がこの端部位置
(以下、格納位置という)に移動してきたときに、台車
7上のダミーバDに当接してこのダミーバDの移動を阻
止するストッパ14が配設されている。格納位置に移動し
てきた台車7は、上記のようにストッパ14がダミーバD
に当接した後もわずかに左端側に位置して停止するよう
になっている。これによって、台車7が格納位置に位置
したときには、台車7上のダミーバDは、台車7の支持
面7a上を図において右方向にずれた位置で保持されるこ
とになる。
一方、第2図に示すように、傾斜レール6における前記
ローラテーブル1の中心よりもやや右端側の位置には、
その両側に、支軸16回りに回動自在な位置規制部材17・
17が配設されている。そして、これら位置規制部材17・
17に各々対応する台車7の両側面に、ストライカ15・15
が固定されている。傾斜レール6上を台車7が移動する
途中で、第3図に実線で示す台車7の支持面7aがローラ
テーブル1の搬送面5とほぼ同じ高さに位置するとき
に、上記ストライカ15が位置規制部材17における下端側
のカム面18に係合し、この位置規制部材17は図示のよう
に立上り姿勢となり、その上端側がローラテーブル1の
搬送面5より上方に突出する。
台車7が上記の位置から移動してストライカ15と位置規
制部材17との係合が外れると、位置規制部材17は、自重
によって矢印の如く回動し、この位置規制部材17はロー
ラテーブル1の搬送面5より下側に没入し、その先端側
の止片19がストッパボルト20に当接した斜め姿勢で保持
されるようになっている。
なお、台車7が上記の位置よりも右方向に移動し、傾斜
レール6における右端側の格納位置に位置するときに
は、その支持面7aは、ローラテーブル1の搬送面5より
も下側に位置することとなる。このような位置関係で、
傾斜レール6は、レール架台21上に設置されるととも
に、それらの間に介装されたシムにて高さ調整できるよ
うに構成されている。
上記の構成において、モールドから引抜かれ、鋳片と分
離されたダミーバDは、ローラテーブル1上を搬送さ
れ、ダミーバ格納装置3の配置位置で停止する。次に、
駆動モータ11が駆動されて回転軸10が回転し、各格納ユ
ニット4のワイヤドラム8が互いに同期して回転する。
これにより、台車7はローラテーブル1の搬送面5の下
方の待機位置からワイヤ9にて引き上げられ、ローラテ
ーブル1上のダミーバDをその上面の支持面7aに積載し
て格納位置に移動する。格納位置の手前で、第4図
(a)に示すように、ダミーバDはストッパ14に当接
し、さらにそのまま台車7を移動させることによって、
同図(b)に示すように、ダミーバDは台車7の支持面
7a上で、図において右方向に横にずらされた位置で保持
される。
次に、鋳造終了後、ボトム装入のためにダミーバDをロ
ーラテーブル1のオンライン位置にセットするために、
ワイヤドラム8を上記駆動モータ11にて逆回転させてワ
イヤ9を繰り出すと、台車7は待機位置に向かって移動
する。台車7がローラテーブル1のオンライン位置付近
に到達すると、それまで、第4図(c)に示すように前
記斜め姿勢で保持されていた位置規制部材17は、その下
端面にストライカ15が当接することにより、同図(d)
に示すように、位置規制部材17はその支軸16回りに回動
してダミーバDと係合する立上り姿勢となる。これによ
り、ダミーバDは、台車7が待機位置へと移動する途中
で、ローラテーブル1の搬送面5上で所定のオンライン
位置に位置決めされ、この搬送面5上に移載される。こ
の際、前記の格納位置で、ダミーバDはストッパ14にて
台車7の支持面7a上で幾分横にずらされているので、ダ
ミーバDは必ず位置規制部材17に当接して位置決めさ
れ、搬送面5上に移載されることとなる。その後、同図
(e)に示すように、台車7はダミーバDをローラテー
ブル1上に残して待機位置まで移動する。
以上の動作によってダミーバDの格納とローラテーブル
上でのオンラインセットとが交互に行われる。
〔考案の効果〕
本考案に係る連続鋳造機のダミーバ格納装置は、以上の
ように、鋳片を水平方向に案内するローラテーブルの搬
送面の下方位置から、ローラテーブルの側方に向かうと
共に斜め上方に傾斜して延びる傾斜レールと、この傾斜
レールに沿って移動自在な台車とを設け、この台車に、
ローラテーブルと交差する位置でローラテーブルの搬送
面と同一高さとなる支持面を設けると共に、この支持面
がローラテーブルの搬送面よりも下方に位置する待機位
置と、ローラテーブル側方で上記支持面がローラテーブ
ルの搬送面よりも上方に位置する格納位置との間で前記
台車を傾斜レールに沿って移動させる台車駆動手段を設
けた構成である。
これにより、台車を傾斜レールに沿って移動させるだけ
で、ローラテーブルの搬送面から台車へのダミーバの移
載が自動的に行われ、移載のための格別な構成を必要と
しないので、全体の構造が簡単になると共に、より安価
に製作することが可能で、かつ、保守管理も容易とな
る。さらに、傾斜レールに沿って移動した格納位置は、
ローラテーブル上の鋳片の搬送方向とは直交する側方の
位置であり、ローラテーブルの上方や下方に対向する位
置ではないので、ローラテーブルの搬送面上を搬送され
る高温の鋳片からの輻射熱の影響は、上記の格納位置に
位置するダミーバや台車等に対してはより小さなものと
なる。このため、輻射熱からダミーバを保護できるとと
もに、台車等も鋳片の輻射熱の影響をそれほど考慮せず
に構成することでき、これによっても全体の構成が簡素
なものとなり、より安価に製作することができるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の一実施例を示し、第1図
は全体平面図、第2図は格納ユニットの平面図、第3図
は同正面図、第4図は傾斜レール上の台車の移動に伴う
ダミーバの移載状態を示す動作説明図である。 1はローラテーブル、2はローラ、3はダミーバ格納装
置、4は格納ユニット、5は搬送面、6は傾斜レール、
7は台車、7aは支持面、8はワイヤドラム、9はワイ
ヤ、11は駆動モータ(台車駆動手段)、Dはダミーバで
ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋳片を水平方向に案内するローラテーブル
    の搬送面の下方位置から、ローラテーブルの側方に向か
    うと共に斜め上方に傾斜して延びる傾斜レールと、この
    傾斜レールに沿って移動自在な台車とを設け、この台車
    に、ローラテーブルと交差する位置でローラテーブルの
    搬送面と同一高さとなる支持面を設けると共に、この支
    持面がローラテーブルの搬送面よりも下方に位置する待
    機位置と、ローラテーブル側方で上記支持面がローラテ
    ーブルの搬送面よりも上方に位置する格納位置との間で
    前記台車を傾斜レールに沿って移動させる台車駆動手段
    を設けたことを特徴とする連続鋳造機のダミーバ格納装
    置。
JP13863387U 1987-09-10 1987-09-10 連続鋳造機のダミーバ格納装置 Expired - Lifetime JPH077008Y2 (ja)

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JPS6442756U JPS6442756U (ja) 1989-03-14
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