JP3072405B2 - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

Info

Publication number
JP3072405B2
JP3072405B2 JP6071692A JP7169294A JP3072405B2 JP 3072405 B2 JP3072405 B2 JP 3072405B2 JP 6071692 A JP6071692 A JP 6071692A JP 7169294 A JP7169294 A JP 7169294A JP 3072405 B2 JP3072405 B2 JP 3072405B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
receiving table
work
guide rail
receiving
conveyor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6071692A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07251908A (ja
Inventor
修 外山
Original Assignee
高浜工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 高浜工業株式会社 filed Critical 高浜工業株式会社
Priority to JP6071692A priority Critical patent/JP3072405B2/ja
Publication of JPH07251908A publication Critical patent/JPH07251908A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3072405B2 publication Critical patent/JP3072405B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Discharge Of Articles From Conveyors (AREA)
  • Specific Conveyance Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、搬送装置の改良に関
するもので、さらに言えば循環駆動するコンベアに受承
台が備えられた搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来例として特公昭55−11
572号公報や実公平3−14324号公報に記載され
た発明あるいは考案が知られている。
【0003】前者の発明は、コンベア装置に係るもの
で、コンベア装置には小包受取り装置が多数備えられ、
この受取り装置には車両ユニットが含まれ、この車両ユ
ニットには小包受取り盆が備えられている。そして、各
車両ユニットは無端のスプロケット鎖に固定され、各車
両ユニットに備えられた案内ロ−ラ−とリセットロ−ラ
−がコンベア装置に備えられた案内軌道とリセット軌道
に係合され、リセット軌道の高低差によって受取り盆が
傾斜できるようにしたものである。
【0004】したがって、コンベア装置のヘッド端やテ
イル端においては、受取り装置を傾斜することなく反転
させるために、ヘッド端およびテイル端に備えられた夫
々のスプロケットホイ−ルに倣うように案内軌道および
リセット軌道を配設しなければならず、そのために構造
が複雑化し、保守点検に際して煩雑な作業を必要として
いた。さらに、これらの軌道には各ロ−ラ−による負荷
が大きいため摩耗や変形のために受取り装置の正確な走
行が妨げられるおそれがあった。
【0005】後者の考案は、循環駆動するコンベアに窯
業成形物を載置するために多数の受承台が一定間隔毎に
設けられ、受承台は窯業成形物の搬入側寄りの位置にお
いて水平状態を保つように支持され、コンベアの中間か
ら窯業成形物の搬出側寄りの位置において受承台自体が
コンベアの駆動方向の一軸線を中心として同軸線の一側
へ起立傾斜されるように設けられ、受承台に載置された
窯業成形物の一側において仕上げ作業できるようにした
ものである。
【0006】そして、この考案は、受承台をコンベアの
一側へ起立できるようにするために、ガイドレールが設
けられ、そのガイドレールを介して受承台を起立させる
ように、かつ窯業成形物の搬入側と搬出側において受承
台を裏返しの状態に反転させるための手段としてガイド
レ−ルが側面から見て半楕円形に設けられ、受承台に装
着されたガイドロ−ラがガイドレ−ル溝に嵌入されるこ
とにより、ガイドロ−ラの回動軌跡に追従して反転時の
妄動を制御するようにしたものであるから、受承台の反
転機構が複雑化していた。
【0007】したがって、反転制御機構が複雑化するこ
とはもちろん、保守点検の作業が面倒であった。さら
に、前述同様これらのガイドレ−ルにはガイドロ−ラに
よる負荷が大きいため摩耗や変形のために受承台の正確
な走行が妨げられるおそれがあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、受承台の反転を確実に行うことができないことや
受承台の反転制御機構の複雑化と保守点検の作業の煩雑
な点である。
【0009】 この発明の目的は、受承台の反転時にお
いて受承台を妄動することなく、確実に反転制御するよ
うにすることのほか、受承台の反転制御機構を簡素化す
ることにより、保守点検の作業を楽に実施できるように
することにある。
【課題を解決するための手段】本発明は、循環駆動する
コンベアが設けられ、コンベアの一側から他側にかけて
受承台が多数設けられ、受承台の裏に支点軸が設けられ
るとともに、受承台を支点軸を介して水平方向に旋回自
在とした搬送装置において、前記の支点軸を介して受承
台の下方に制御片が設けられ、少なくともコンベアの搬
出側にコンベアの回転軸が設けられるとともに回転軸に
制御板が設けられ、受承台の反転時に制御片が制御板に
当接されることにより受承台の回動を規制する反転制御
機構を備えたことを特徴とする搬送装置である。
【0010】
【作用】コンベアの搬入側の受承台に載置されたワ−ク
は搬出側に向けて間欠駆動される。そして、ワ−クが取
り除かれた空の受承台は搬出側において、反転制御機構
により制御されつつつ、妄動することなく搬入側に向け
て反転される。
【0011】
【実施例】実施例の詳細を添付図面を参照して説明す
る。図1はこの発明の搬送装置の概略側面図、図2は側
面図、図3は平面図、図4は要部の拡大平面図、図5は
要部の拡大側面図、図6は受承台起立時の要部の拡大正
面図、図7は受承台の反転時の要部拡大正面図、図8は
反転制御機構の側面図、図9は搬出側の反転制御機構の
斜視図であり、受承台の反転完了時を示し、図10は要
部の搬入側の反転制御機構の斜視図であり、受承台の反
転途上時を示している。
【0012】この実施例は、窯業成形物をワ−クWと
し、さらに具体的には瓦素地とするものであるが、窯業
成形物として瓦素地のほかにタイル、煉瓦、ブロックを
も対象とする。この種の搬送装置は、ワ−クWである窯
業成形物を成形機から取り出す際に吸着把持具を用いる
ことが一般的であるが、ワ−クWが瓦素地の場合には搬
送工程中における仕上げ装置において、瓦素地の頭・尻
方向が上下に位置することが必要である。
【0013】この実施例において、用語「頭」とは瓦を
屋根に葺いたときの軒側の部分を指し、「尻」とは棟側
を指している。
【0014】仕上げ作業時に瓦素地の頭・尻方向を上下
に位置させ、併せて起立させる理由を明らかにする。
【0015】業界で広く採用されている粘土瓦の生産で
は土練機から供給される粘土瓦用の荒地は連続する帯状
のものである。
【0016】この場合、帯状の荒地は幅方向において下
方に円弧状に弯曲しているものであることは知られてい
るとおりである。そして、弯曲している荒地は一枚の粘
土瓦の大きさに対応させて幅方向に切断され、成形工程
に供給される。
【0017】成形工程に供給される切断された瓦素地は
そのままの姿勢で何ら方向が回動されることなく供給さ
れるから、瓦素地の頭・尻方向は供給方向(左右方向)
と同じである。
【0018】引続き成形された瓦素地は一般的にその向
きを変えることなく、いわゆるタメシ入れが施され、こ
の発明が課題としている仕上げ工程へ送られる。
【0019】ところが、瓦素地の頭・尻方向が左右に位
置していては、仕上げ作業者がコンベアの一側から瓦素
地の正面ではなく、側面を見ることになり、到底正規の
瓦素地の形態把握ができず、作業者にとって仕上げ作業
や取り出し作業が困難なことになる。
【0020】そこで、瓦素地の形態把握のため、瓦素地
を90度回動させて頭・尻が上下方向に位置する瓦素地
を作業者に対峙させ、作業のし易い状態に起立させる必
要がある。このことが前記した瓦素地の頭・尻が上下方
向に位置させる理由にほかならない。
【0021】図面を参照して説明すると、この搬送装置
は、瓦やタイルなどの窯業成形物(実施例ではワ−クW
として瓦素地を図示している)をその搬入側から搬出側
へ移行させる搬送機構10、水平状態で搬入側から搬出
側へ移行させる途中でワ−クWを作業者側に向けて姿勢
を水平に旋回させつつ起立させるための旋回起伏制御機
構5、そして、仕上げ作業後のワ−クWを取り出した空
の受承台26を原位置に向けて移送する際に反転させる
ための反転制御機構15、さらに、搬入側でワ−クWに
タメシ入れを行うためのタメシ入れ機構27を基本的に
備えたものである。
【0022】さらに、搬送機構10のタメシ入れ機構2
7の傍らにはワ−クWを成形するための成形機40が設
けられており、この成形機40には成形後のワ−クWを
搬送機構10に移すためのいわゆる吸着把持具42が備
えられている。
【0023】〔搬送機構10について〕図1を参照して
明らかなように、ワ−クWが受承台26に載置される搬
送機構10の搬入側から搬送機構10の搬入側と搬出側
との略中央部にかけて搬出側のワ−クWにいわゆるタメ
シ入れを行う第1工程Aが設けられている。この搬送機
構10のワ−クWの搬入側と搬出側との略中央部から搬
出側にかけてワ−クWの仕上げおよび取り出し作業を行
う第2工程Bが設けられている。そして搬出側から搬入
側にかけて搬送機構10のコンベア11に取り付けられ
た受承台26を反転させて搬入側へ回送する第3工程C
が設けられている。
【0024】搬送機構10は搬入側に設けられた回転軸
6の両側に一対のスプロケット12a、12bが、ま
た、その搬出側の回転軸8の両側に一対のスプロケット
11a、11bが夫々装着されている(図2、図3を参
照)。
【0025】ワ−クWの搬入側の2個のスプロケット1
2a、12bと、搬出側の2個のスプロケット11a、
12bの同一側には夫々駆動チェ−ン13a、13bが
掛装されている(図2、図3を参照)。
【0026】そして、前記した4個のスプロケット11
a、11b、スプロケット12a、12bを回転させる
ために搬出側の回転軸8に取り付けられたスプロケット
11cに駆動モ−タ14が連設されている(図3を参
照)。
【0027】駆動モ−タ14の詳細は、図示を省略して
あるが、ベルト、チェーン、あるいはギヤにより搬出側
のスプロケット11a、11bを回転させることによ
り、両側の駆動チェーン13a、13bを回転させ、後
述する受承台26を間欠駆動できるようにしている。
【0028】図3ないし図7に示されるように、両側の
駆動チェーン13a、13b間には受承台26を固定さ
せるために固定ベース16が受承台26の数に対応させ
て一定の間隔毎に横架されており、これらの固定ベース
16上に受承台26が固定されている。
【0029】したがって、受承台26は駆動チェーン1
3a、13bの駆動に追従して間欠状態で循環駆動する
ことはいうまでもない。
【0030】〔旋回起伏制御機構5について〕この機構
5は、水平状態でワ−クWが載置された受承台26を後
述するように、90度水平に旋回させるためと併せて起
立させる目的のものである。
【0031】夫々の固定ベ−ス16の中央部には図4な
いし図8に示されるように、支点軸17が装着されてお
り、この支点軸17の上部には受承台26を旋回を制御
するための旋回ベ−ス18が固定されている。
【0032】この旋回ベ−ス18は前工程から搬入され
るワ−クWを前記したとおり、その向きを90度水平方
向に旋回させるためのものである。
【0033】固定ベ−ス16の下方であって受承台26
が起立していない状態において、一方の駆動チェ−ン1
3b寄りにかつ駆動チェ−ン13bに対して平行に固定
ロッド22が固定ベ−ス16に回動自在に設けてある。
この固定ロッド22は詳細について後述するが、受承台
26を一定の角度に起立させるものである。
【0034】固定ベ−ス16の下方であって、中央部に
は旋回レバ−23が水平方向に設けられ、この旋回レバ
−23は前記した支点軸17の下方に固定されている。
【0035】旋回レバ−23の端部にはベアリング24
が回転自在に取りつけられ、このベアリング24は後述
するガイドレ−ル28に嵌装されるものであり、旋回レ
バ−23はガイドレ−ル28により規制される。
【0036】ガイドレ−ル28は図3、図4を参照する
ことにより理解できるように、搬送機構10の機台2上
に設けられている。
【0037】第1工程Aに対応する部位では、ガイドレ
−ル28は他方の駆動チェ−ン13a寄りに該駆動チェ
−ン13aと平行に配置されている。
【0038】第1工程Aの終端から第2工程Bの始端に
対応する部位では、ガイドレ−ル28は、他方の駆動チ
ェ−ン13a側から一方の駆動チェ−ン13b側にかけ
て斜め移行され、第2工程Cの中間は一定の距離につい
て該駆動チェ−ン13bに沿って平行に配置されてい
る。
【0039】そして、第2工程Bの終端付近では、ガイ
ドレ−ル28は第1工程Aの終端から第2工程Bの始端
に対応する部位と反対に中央部において直線状のガイド
レ−ル28が一方の駆動チェ−ン13b側から他方の駆
動チェ−ン13a側にかけて移行されている。
【0040】ベアリング24がガイドレ−ル28に嵌装
されることにより、旋回ベ−ス18に支点軸17を介し
て固定された旋回レバ−23は、ガイドレ−ル28の変
位に追従することになり、そのガイドレ−ル28の変位
に対応して旋回レバ−23は一定の角度を水平に旋回す
ることになる。
【0041】固定ロッド22の他側端には、起しレバ−
21が起立自在に装着されている。起しレバ−21は固
定ロッド22の水平方向における旋回運動の作用を受け
て固定ロッド22に対して垂直方向に起立するように構
成されている。
【0042】起しレバ−21は図4ないし図8を参照し
て明らかなように、固定ロッド22の傍らにおいて上方
から下方に向けて傾斜状態に設けられている。
【0043】起しレバ−21の他方端は、受承台26が
起立していない状態において、両側の駆動チェ−ン13
a、13b方向に設けられた回動軸19に固定されてい
る。
【0044】そして、前記した旋回ベ−ス18上には、
木型25を載せるための木型受けベ−ス20が設けら
れ、この木型受けベ−ス20の一端は前記した回動軸1
9に固定されている。
【0045】したがって、起しレバ−21と木型受けベ
−ス20は共通な回動軸19を介して連結されており、
起しレバ−21の起立状態に応じて木型受けベ−ス20
も起立することになる。
【0046】木型受けベ−ス20上には図示から明らか
なように、木型25が設けられ、この木型25上にはワ
−クWが載置されることはいうまでもない。したがっ
て、受承台26は基本的に旋回ベ−ス18、木型受けベ
−ス20、木型25により構成されている。
【0047】木型25はワ−クWをタメシ入れするタメ
シ入れ機構27の木型としても機能する搬送機構10の
受承台26の一部を構成するものでもある。
【0048】駆動チェ−ン13a、13bの進行方向に
配置されたガイドレ−ル28の溝に前記した旋回レバ−
23のベアリング24が図4、図6に示されるように嵌
入され、旋回レバ−23が他方の駆動チェ−ン13a側
に向けて支持されている。
【0049】したがって、旋回レバ−23はこの第1工
程Aに対応する部位では、駆動チェ−ン13a、13b
の進行方向と反対側に向いており、ガイドレ−ル28と
駆動チェ−ン13aとの平行部位の間を旋回レバ−23
のベアリング24が追従する限り、旋回レバ−23は回
動しないから、結局、旋回ベ−ス18に対しても何らの
作用を奏することなく、受承台26を起立させることが
ないため、ワ−クWを水平状態に保つことができる。
【0050】機台2の第2工程Bに対応する部位は、第
1工程Aの終端部から第2工程Bの始端部にかけてガイ
ドレ−ル28が他方の駆動チェ−ン13a側から一方の
駆動チェ−ン13b側へ向けて変位させてある。
【0051】つまり、ベアリング24を介してガイドレ
−ル28に嵌入された旋回レバ−23はガイドレ−ル2
8の変位に追従して右向きに旋回し、受承台26の進行
端は90度旋回して他方の駆動チェ−ン13aに対峙す
ることになる。
【0052】このことを更に詳細に説明すると、旋回レ
バ−23の旋回に応じて固定ロッド22も固定ベ−ス1
6側の一端を支点として回動し、その先端の軌跡は内側
に向いて描くことになる。
【0053】かくして、固定ロッド22の端に連結され
た起しレバ−21は、固定ロッド22の回動作用を受け
て外側に傾斜していた状態から内側に向けて傾斜するこ
とになる。
【0054】そこで、回動軸19を介して連結されてい
る木型受けベ−ス20は起しレバ−21の起立作用に追
従して一定の角度例えば70度起立することになる。
【0055】したがって、旋回ベ−ス18の回動ととも
に固定ロッド22の一端が回動して起しレバ−21が回
動して木型受けベ−ス20が起立する。つまり、第1工
程Aの終端から第2工程Bの始端にかけて受承台26の
旋回ベ−ス18の水平方向の旋回動作と木型受けベ−ス
20の起立動作が同時に行われることになる。
【0056】もちろん、ワ−クWの種類によっては90
度の旋回や70度の起立が仕上げまたは取り出し作業に
最適とはいえないので、ガイドレ−ル28の変位量また
は旋回レバ−23の長さ等を変更することにより受承台
26の旋回量、起立角度の調整を図ってもよい。
【0057】たとえば、ガイドレ−ル28の第2工程B
に対応する部位において、その起立角度を変化させるに
際してその部位のガイドレ−ル28を分離して設け、必
要な分離されたガイドレ−ル28をワ−クWの種類に対
応させて交換することも発明者は予定している。
【0058】以上の説明から理解できるように、ガイド
レ−ル28が一方の駆動チェ−ン13b側に沿って配置
されている第2工程Bに対応する部位では、木型25は
コンベアの一側へ起立状態を保つことになる(図3、図
7を参照)。
【0059】機台2の第2工程Bの終端付近では、第1
工程Aの終端部から第2工程Bの始端部に対応する部位
の過程と反対に、一方の駆動チェ−ン13bに沿って平
行に配置されているガイドレ−ル28が再び他方の駆動
チェ−ン13a側に向かって配置され、受承台26の旋
回ベ−ス18と木型受けベ−ス20は各々左向きの旋回
動作と起立状態から水平状態への動作を同時に行い、第
1工程Aの受承台26の状態と同じになるように構成さ
れている。
【0060】〔反転制御機構15について〕次に第2工
程Bから第3工程Cに向けて受承台26を反転して移送
させるための反転制御機構15について説明する。
【0061】ここに「反転」とは、ワ−クWを搬送機構
10の搬入側から搬出側に向けて循環駆動される受承台
26を図7に示されるように矢印方向に表裏反対に向き
を変えて原位置(搬入位置)に復帰させることを意味し
ている。
【0062】前記したとおり、受承台26は第1工程A
から第2工程Bにかけてガイドレ−ル28により間欠的
に誘導されるが、ガイドレ−ル28はワ−クWを旋回お
よび起立させる目的のために構成されているから、本発
明における反転制御機構15に、このガイドレ−ル28
は必要がないので延長して設けられていない。
【0063】また、受承台26には、ガイドレ−ル28
と前記した旋回レバ−23の端に支持されたベアリング
24が係合されている限り、妄動することなく間欠駆動
される。ところが、前記したとおり、第2工程Bから第
3工程Cにかけてガイドレ−ル28は延長して設けられ
ていないから、受承台26が第2工程Bの終端を越える
ことにより、ベアリング24はガイドレ−ル28の規制
を離れ、自由状態になる。その結果、受承台26は旋回
可能に設けられているから、反転時に妄動することを回
避できない。そこで、この実施例は、この反転時の受承
台26の妄動を抑制する試みが実施されているものであ
る。
【0064】 反転制御機構15は搬出側のスプロケツ
ト11a、11bが取り付けられた回転軸8の軸芯の周
向に設けられた円盤状の制御板29および受承台26
に連結された旋回レバー23の端に設けられた制御片3
1から構成される。
【0065】先に説明したが、旋回レバ−23は支点軸
17の下方に制御片31を介して取付けられている。
【0066】制御板29と支点軸17を介して受承台2
6の下方に設けられた制御片31は、搬送機構10の次
工程側において、受承台26が第2工程の終端部でベア
リング24とガイドレ−ル28による規制状態が解除さ
れ、第3工程に向けて反転移送される際に受承台26の
回動を制御片31と制御板29との当接によって規制す
るようにしている。
【0067】したがって、受承台26が第2工程Bから
第3工程Cへ反転する際には、前記した制御片31が制
御板29に当接した状態で制御板29とともに反転され
ることになる。
【0068】さらに、実施例の図面では、この反転制御
機構15は第2工程Bと第3工程Cの境に設ける例につ
いて説明したが、第3工程Cと第1工程Aとの境にもこ
の反転制御機構15をそっくり設けることも予定してい
る。
【0069】つまり、裏返しになって原位置に回送され
てくる受承台26を第1工程A側に反転させる際に再度
の妄動を抑制するようにしている。
【0070】なお、タメシ入れ機構27は公知のもので
あり、この発明の必須構成要件ではないことはいうまで
もない。また第3工程Cの始端部から終端部にかけて、
図示しないが受承台26の旋回レバ−23に設けられた
ベアリング24が嵌装されるガイドレ−ルが配設されて
いる。このガイドレ−ルにより受承台26が第3工程C
において移送される際には、受承台26が裏返しの状態
でしかも水平状態で妄動することなく移送されることが
理解できるであろう。
【0071】この実施例は、上記のとおり構成されてい
るので、以下にその作用について説明する。このように
構成された搬送装置において、駆動モ−タ14により駆
動チェ−ン13a、13bは受承台26の組付け間隔に
対応する長さ分だけ間欠駆動される。この間、第1工程
Aにおいては、吸着把持具42により成形機40から取
り出されたワ−クWが順次回送されてくる受承台26上
に載置され、ついでタメシ入れ機構27によりタメシ入
れされる。
【0072】また、第2工程Bにおいては、受承台26
は旋回レバ−23とガイドレ−ル28の作用により水平
に旋回し、また旋回動作に併せて固定ロッド22が変位
し、受承台26の旋回と木型25の起立動作が同時に行
われる。
【0073】したがって、木型25が傾斜状態で起立さ
れている間、搬送機構10の一側で作業者が必要により
ワ−クWに仕上げを施し、その後、ワ−クWを受承台2
6から取り出す。
【0074】空になった受承台26は第2工程Bの終端
部から第3工程の始端部にかけて反転移送される。
【0075】さらに詳しく説明すると、第2工程Bの終
端部において旋回レバ−23に取付けられているベアリ
ング24がガイドレ−ル28の規制から解除されると同
時に、旋回レバ−23の制御片31が制御板29に当接
し、当接状態を保ったままでコンベアが進行し、受承台
26が第3工程Cに反転制御されて移送される。
【0076】制御片31が制御板29に当接することに
より、受承台26が妄動することなく制御された状態で
反転移送されることが容易に理解されるであろう(図5
を参照)。
【0077】このようにして空の受承台26は、第3工
程Cに反転移送され受承台26は裏返しの状態で水平に
支持され、第1工程Aに回送される。
【0078】この実施例の図面では、第2工程Bから第
3工程Cへの受承台26の反転移送のみに反転制御機構
15が示されているが、もちろん、第2工程Bから第1
工程Aへの反転移送についても同じ反転制御機構15を
採用することにより、ワ−クWの搬出側と同様に搬入側
についても、受承台26の反転時における妄動を抑制で
きることはいうまでもない(図10を参照)。
【0079】
【発明の効果】本発明は、上記の構成であるから、以下
の作用効果を奏する。受承台が旋回自在な搬送装置にお
いて、受承台の反転時に、受承台が妄動することなく確
実に反転されるほか、受承台の反転制御機構が簡単な構
造となる。また、反転制御機構が簡単な構造であるか
ら、保守点検の作業を楽に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の概略側面図である。
【図2】この発明の実施例の側面図である。
【図3】この発明の実施例の平面図である。
【図4】この発明の実施例の要部の拡大平面図である。
【図5】この発明の実施例の要部の拡大側面図である。
【図6】この発明の実施例の要部の作用を示す拡大正面
図である。
【図7】この発明の実施例の要部の拡大正面図である。
【図8】この発明の実施例における反転制御機構の側面
図である。
【図9】この発明の実施例の搬出側の反転制御機構の斜
視図であり、受承台の反転完了時を示している。
【図10】この発明の実施例の搬入側の反転制御機構の
斜視図であり、受承台の反転途上時を示している。
【符号の説明】
8 回転軸 11 コンベア 15 反転制御機構 26 受承台 29 制御板 31 制御片

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 循環駆動するコンベア11が設けられ、
    コンベア11の一側から他側にかけて受承台26が多数
    設けられ、受承台26の裏に支点軸17が設けられると
    ともに、受承台26を支点軸17を介して水平方向に旋
    回自在とした搬送装置において、 前記の支点軸17を介して 受承台26の下方に制御片3
    1が設けられ、少なくともコンベア11の搬出側にコンベア11の回転
    軸8が設けられるとともに回転軸8に制御板29が設け
    られ、 受承台26の反転時に制御片31が制御板29に当接さ
    れることにより受承台26の回動を規制する 反転制御機
    構15を備えたことを特徴とする搬送装置。
JP6071692A 1994-03-15 1994-03-15 搬送装置 Expired - Fee Related JP3072405B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6071692A JP3072405B2 (ja) 1994-03-15 1994-03-15 搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6071692A JP3072405B2 (ja) 1994-03-15 1994-03-15 搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07251908A JPH07251908A (ja) 1995-10-03
JP3072405B2 true JP3072405B2 (ja) 2000-07-31

Family

ID=13467859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6071692A Expired - Fee Related JP3072405B2 (ja) 1994-03-15 1994-03-15 搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3072405B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9746618B2 (en) 2013-12-27 2017-08-29 Japan Aviation Electronics Industry, Limited L-angle type optical connector

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102015218396A1 (de) * 2015-09-24 2017-03-30 Gebr. Willach Gmbh Förderkette für eine Warenübergabevorrichtung eines automatischen Warenlagers

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9746618B2 (en) 2013-12-27 2017-08-29 Japan Aviation Electronics Industry, Limited L-angle type optical connector

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07251908A (ja) 1995-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4667804A (en) Transfer apparatus for conveying work holder supports along a closed pathway
US4615431A (en) Apparatus for conveying plate- or frame-shaped elements
JP3072405B2 (ja) 搬送装置
US2555227A (en) Article handling apparatus
JP2004010304A (ja) 垂直循環型トレイ式仕分け装置
JPH04354632A (ja) 車両組立装置
JP2592575Y2 (ja) 窯業成形物の搬送装置
JPH07300226A (ja) 搬送物の搬送方向変換装置
JP2506008Y2 (ja) 育苗箱積出し装置
JPH0314324Y2 (ja)
JP2532680Y2 (ja) 物品移載装置
JP2722144B2 (ja) ループ状コンベアのターン装置
JPH09323829A (ja) 育苗箱処理装置
JP3041580U (ja) コンベアライン移載姿勢制御装置
CN107487589A (zh) 具有辅助转向功能的链条回转式输送线
JPH0613370B2 (ja) ワ−クの乗換え方法
JPH071995Y2 (ja) 反転搬送装置、特に冷凍麺の反転装置
JP3105172B2 (ja) 移載機における供給装置
JPH0712875Y2 (ja) 廃タイヤの供給装置
JPH01150619A (ja) 移載用すくい取り機構
JPS6334069B2 (ja)
JPH07157045A (ja) コンベヤ装置
JPH0910901A (ja) 連続鋳造−圧延ライン用シフトテーブル装置
JP3225194B2 (ja) 平板瓦製造設備における焼成台車に載せる棚板への白地積込装置
JPH0522493Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees