JP2722144B2 - ループ状コンベアのターン装置 - Google Patents
ループ状コンベアのターン装置Info
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- JP2722144B2 JP2722144B2 JP24843891A JP24843891A JP2722144B2 JP 2722144 B2 JP2722144 B2 JP 2722144B2 JP 24843891 A JP24843891 A JP 24843891A JP 24843891 A JP24843891 A JP 24843891A JP 2722144 B2 JP2722144 B2 JP 2722144B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば生産ラインのコ
ンベアシステムにおいて、ワーク用台車を用いてメイン
ラインへ部品を供給するためのループ状コンベアにおけ
る特にターン装置に関する。
ンベアシステムにおいて、ワーク用台車を用いてメイン
ラインへ部品を供給するためのループ状コンベアにおけ
る特にターン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】工場の生産ライン等において、メインコ
ンベアに各種の部品を供給する際、ワーク用台車を用い
て所謂、ループ状コンベアにより搬送する場合がある。
図7はこの種ループ状コンベアの従来型の構成例を示し
ている。この例では、並列配置された一対の直線コンベ
アの両端部において(図7はその一端部側を示してい
る)、テーパ付ローラを列設して成るターン部(以下、
ローラ式ターン部という)により2つの直線コンベアが
接続され、これによりループ状の循環軌道が形成されて
いる。このように構成されたループ状コンベアは、メイ
ンコンベアの側部適所に並置され、例えばループ状コン
ベアの一方の直線コンベアにより、ワーク用台車に載せ
て搬送されてきた部品はかかるターン部において搬送方
向が反転されて他方の直線コンベア上の所定位置でメイ
ンコンベアへ供給されるようになっている。
ンベアに各種の部品を供給する際、ワーク用台車を用い
て所謂、ループ状コンベアにより搬送する場合がある。
図7はこの種ループ状コンベアの従来型の構成例を示し
ている。この例では、並列配置された一対の直線コンベ
アの両端部において(図7はその一端部側を示してい
る)、テーパ付ローラを列設して成るターン部(以下、
ローラ式ターン部という)により2つの直線コンベアが
接続され、これによりループ状の循環軌道が形成されて
いる。このように構成されたループ状コンベアは、メイ
ンコンベアの側部適所に並置され、例えばループ状コン
ベアの一方の直線コンベアにより、ワーク用台車に載せ
て搬送されてきた部品はかかるターン部において搬送方
向が反転されて他方の直線コンベア上の所定位置でメイ
ンコンベアへ供給されるようになっている。
【0003】また、図8は従来の他のループ状コンベア
の構成例を示しており、この例では2つに分割されてカ
ーブしたベルトコンベアによりターン部が構成されるも
のである(以下、カーブ・ベルトコンベア式ターン部と
いう)。
の構成例を示しており、この例では2つに分割されてカ
ーブしたベルトコンベアによりターン部が構成されるも
のである(以下、カーブ・ベルトコンベア式ターン部と
いう)。
【0004】さらに、図9に示されているように、各直
線コンベアの端部にターンテーブルを設置することによ
りターン部を構成したもの(以下、ターンテーブル式タ
ーン部という)がある。この形式のものは、一方の直線
コンベアによりワーク用台車にて搬送されてきた部品
を、対応する一方のターンテーブルに移載すると共に、
90°回転せしめ、更に次のターンテーブルで90°回
転してから他方の直線コンベアに移載することにより行
うものである。
線コンベアの端部にターンテーブルを設置することによ
りターン部を構成したもの(以下、ターンテーブル式タ
ーン部という)がある。この形式のものは、一方の直線
コンベアによりワーク用台車にて搬送されてきた部品
を、対応する一方のターンテーブルに移載すると共に、
90°回転せしめ、更に次のターンテーブルで90°回
転してから他方の直線コンベアに移載することにより行
うものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のループ状コンベアでは、特にローラ式ターン部の
場合またはカーブ・ベルトコンベア式ターン部の場合、
これらターン部のコンベア軌道の曲率半径を小さく設定
することは実際上不可能である。即ち、例えばローラ式
ターン部の各テーパ付ローラ、及びカーブ・ベルトコン
ベア式ターン部のベルトは比較的緩やかなループを描く
ように列設しなければ、コンベア軌道上をワーク用台車
が円滑に搬送されずコンベア軌道から脱落してしまう危
険がある。このため、これらの場合にはターン部のスペ
ースを広く取らざるを得ないばかりか、並列配置された
一対の直線コンベアの相互の間隔が大きくなり、従って
コンベア配置スペースが無駄になる等の問題があった。
さらにターンテーブル式ターン部の場合、装置の構成が
複雑になり、しかもターン部のスペースも広くなるとい
う問題があった。
従来のループ状コンベアでは、特にローラ式ターン部の
場合またはカーブ・ベルトコンベア式ターン部の場合、
これらターン部のコンベア軌道の曲率半径を小さく設定
することは実際上不可能である。即ち、例えばローラ式
ターン部の各テーパ付ローラ、及びカーブ・ベルトコン
ベア式ターン部のベルトは比較的緩やかなループを描く
ように列設しなければ、コンベア軌道上をワーク用台車
が円滑に搬送されずコンベア軌道から脱落してしまう危
険がある。このため、これらの場合にはターン部のスペ
ースを広く取らざるを得ないばかりか、並列配置された
一対の直線コンベアの相互の間隔が大きくなり、従って
コンベア配置スペースが無駄になる等の問題があった。
さらにターンテーブル式ターン部の場合、装置の構成が
複雑になり、しかもターン部のスペースも広くなるとい
う問題があった。
【0006】本発明はかかる実情に鑑み、配置スペース
を極めて小さくすることができると共に、装置の構成が
比較的簡単で、しかもターン部軌道に沿った円滑な搬送
を保証し得るループ状コンベアのターン装置を提供する
ことを目的とする。
を極めて小さくすることができると共に、装置の構成が
比較的簡単で、しかもターン部軌道に沿った円滑な搬送
を保証し得るループ状コンベアのターン装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるループ状コ
ンベアのターン装置は、並列配置された一対の直線コン
ベアの端部に半円形のターン部を設けることによりルー
プ状コンベア軌道を形成し、コンベア上に載置されたワ
ーク用台車をコンベア軌道に沿って搬送するようにした
コンベア装置であって、一方の直線コンベアの終点部と
他方の直線コンベアの起点部とをターン部上に形成した
ガイドプレートを介して接続すると共にガイドプレート
に沿って自走可能なプッシャユニットを備え、直線コン
ベアのそれぞれ終点部及び起点部において直線コンベア
の軌道面から一定ストロークだけ上下動可能なエジェク
タを配置し、各エジェクタによってワーク用台車の高さ
位置を直線コンベア又はターン部の軌道面と整合可能と
すると共に、プッシャユニットによってワーク用台車を
ターン部上でガイドプレートに沿って押動可能とするよ
うに構成されている。
ンベアのターン装置は、並列配置された一対の直線コン
ベアの端部に半円形のターン部を設けることによりルー
プ状コンベア軌道を形成し、コンベア上に載置されたワ
ーク用台車をコンベア軌道に沿って搬送するようにした
コンベア装置であって、一方の直線コンベアの終点部と
他方の直線コンベアの起点部とをターン部上に形成した
ガイドプレートを介して接続すると共にガイドプレート
に沿って自走可能なプッシャユニットを備え、直線コン
ベアのそれぞれ終点部及び起点部において直線コンベア
の軌道面から一定ストロークだけ上下動可能なエジェク
タを配置し、各エジェクタによってワーク用台車の高さ
位置を直線コンベア又はターン部の軌道面と整合可能と
すると共に、プッシャユニットによってワーク用台車を
ターン部上でガイドプレートに沿って押動可能とするよ
うに構成されている。
【0008】
【作用】本発明によれば、先ず一方の直線コンベアの終
点部に持ち来されたワーク用台車は、そこに設置されて
いるエジェクタによって上昇せしめられ、直線コンベア
の軌道面から一定の高さ位置まで浮上して該エジェクタ
上に支持される。これによりワーク用台車の高さ位置は
ターン部の軌道面と整合するが、浮上したワーク用台車
は更にそこで待機しているプッシャユニットによって押
されてターン部に進入し、引き続き該プッシャユニット
によってターン部の軌道上を、ガイドプレートに沿って
押動せしめられる。次いで、他方の直線コンベアの起点
部において、もう一方のエジェクタがその上昇位置で待
機しており、上記のようにガイドプレートに沿って搬送
されてきたワーク用台車はターン部からここで待機して
いるエジェクタ上に移載される。そして、ワーク用台車
を支持したエジェクタが下降することによりワーク用台
車の高さ位置は他方の直線コンベアの軌道面と整合す
る。これにより他方の直線コンベア上に移載されたワー
ク用台車は、所定位置、例えばメインコンベアに対する
部品供給位置まで搬送されて行く。
点部に持ち来されたワーク用台車は、そこに設置されて
いるエジェクタによって上昇せしめられ、直線コンベア
の軌道面から一定の高さ位置まで浮上して該エジェクタ
上に支持される。これによりワーク用台車の高さ位置は
ターン部の軌道面と整合するが、浮上したワーク用台車
は更にそこで待機しているプッシャユニットによって押
されてターン部に進入し、引き続き該プッシャユニット
によってターン部の軌道上を、ガイドプレートに沿って
押動せしめられる。次いで、他方の直線コンベアの起点
部において、もう一方のエジェクタがその上昇位置で待
機しており、上記のようにガイドプレートに沿って搬送
されてきたワーク用台車はターン部からここで待機して
いるエジェクタ上に移載される。そして、ワーク用台車
を支持したエジェクタが下降することによりワーク用台
車の高さ位置は他方の直線コンベアの軌道面と整合す
る。これにより他方の直線コンベア上に移載されたワー
ク用台車は、所定位置、例えばメインコンベアに対する
部品供給位置まで搬送されて行く。
【0009】
【実施例】以下、図1乃至図6に基づき本発明によるル
ープ状コンベアのターン装置の一実施例を説明する。本
発明のコンベアは図2に示したように、例えばメインコ
ンベアMの側部に沿って並置され、コンベア上に載置さ
れた複数のワーク用台車7がループ状循環軌道を搬送さ
れるようになっている。次に、コンベアの端部に設けた
ターン装置の具体的構成を示す図1及び図3において、
1はチェーンコンベア1a,1bにより構成される一方
(往路側)の直線コンベア、2はチェーンコンベア2
a,2bにより構成される他方(復路側)の直線コンベ
アで、これら一対の直線コンベア1及び2の搬送方向は
矢印A及びBで示したように互いに反対方向に設定され
ている。
ープ状コンベアのターン装置の一実施例を説明する。本
発明のコンベアは図2に示したように、例えばメインコ
ンベアMの側部に沿って並置され、コンベア上に載置さ
れた複数のワーク用台車7がループ状循環軌道を搬送さ
れるようになっている。次に、コンベアの端部に設けた
ターン装置の具体的構成を示す図1及び図3において、
1はチェーンコンベア1a,1bにより構成される一方
(往路側)の直線コンベア、2はチェーンコンベア2
a,2bにより構成される他方(復路側)の直線コンベ
アで、これら一対の直線コンベア1及び2の搬送方向は
矢印A及びBで示したように互いに反対方向に設定され
ている。
【0010】チェーンコンベア1a,1bは図4及び図
5で明らかなように、直線コンベア1の長手方向の端部
に設けたスプロケット3a,3bに張架されるが、これ
らのスプロケット3a,3bを支持する駆動軸4が、例
えばチェーン・スプロケット等の動力伝達手段5を介し
て駆動モータ6に連結されている。駆動モータ6により
チェーンコンベア1a,1bが上記のように矢印A方向
に作動する際、該チェーンコンベア1a,1bは直線コ
ンベア1の軌道面1cを形成し(図4参照)、この軌道
面1c上に載置されたワーク用台車7が搬送されるよう
になっている。そして上記直線コンベア1の基本的構成
は、その搬送方向が反対である点以外は上記直線コンベ
ア2についても同様である。
5で明らかなように、直線コンベア1の長手方向の端部
に設けたスプロケット3a,3bに張架されるが、これ
らのスプロケット3a,3bを支持する駆動軸4が、例
えばチェーン・スプロケット等の動力伝達手段5を介し
て駆動モータ6に連結されている。駆動モータ6により
チェーンコンベア1a,1bが上記のように矢印A方向
に作動する際、該チェーンコンベア1a,1bは直線コ
ンベア1の軌道面1cを形成し(図4参照)、この軌道
面1c上に載置されたワーク用台車7が搬送されるよう
になっている。そして上記直線コンベア1の基本的構成
は、その搬送方向が反対である点以外は上記直線コンベ
ア2についても同様である。
【0011】直線コンベア1の終点部において、支持枠
8a,8b,8cから成る枠体8に多数のボールキャス
タ9を列設配置して成るエジェクタ10が設置されてい
る。このエジェクタ10は、ワーク用台車7を安定して
支持し得るように該ワーク用台車7とほぼ同程度の広さ
を有する枠体8により構成されると共に、バランス良く
水平に設置される。このエジェクタ10全体は、空気圧
もしくは油圧式のシリンダ11を介して架台12により
支持されていて、上記シリンダ11によって一定ストロ
ークだけ上下動せしめられるようになっている。図4及
び図5はこのエジェクタ10が上昇端位置にある状態を
示しているが、この状態ではワーク用台車7は直線コン
ベア1の軌道面1cから一定の高さ位置まで浮上してお
り、従って直線コンベア1の作動による搬送作用を受け
ることはない。
8a,8b,8cから成る枠体8に多数のボールキャス
タ9を列設配置して成るエジェクタ10が設置されてい
る。このエジェクタ10は、ワーク用台車7を安定して
支持し得るように該ワーク用台車7とほぼ同程度の広さ
を有する枠体8により構成されると共に、バランス良く
水平に設置される。このエジェクタ10全体は、空気圧
もしくは油圧式のシリンダ11を介して架台12により
支持されていて、上記シリンダ11によって一定ストロ
ークだけ上下動せしめられるようになっている。図4及
び図5はこのエジェクタ10が上昇端位置にある状態を
示しているが、この状態ではワーク用台車7は直線コン
ベア1の軌道面1cから一定の高さ位置まで浮上してお
り、従って直線コンベア1の作動による搬送作用を受け
ることはない。
【0012】なお、直線コンベア2の起点部において
も、エジェクタ10と同様に構成された、即ち支持枠1
3a,13b,13cから成る枠体13に多数のボール
キャスタ14を列設配置して成るエジェクタ15が設置
されている(図3参照)。
も、エジェクタ10と同様に構成された、即ち支持枠1
3a,13b,13cから成る枠体13に多数のボール
キャスタ14を列設配置して成るエジェクタ15が設置
されている(図3参照)。
【0013】図1及び図2に示されるように、一対の直
線コンベア1,2の端部にターン部Tを設けてループ状
コンベア軌道が形成されるが、このターン部Tにおいて
図3に示したように、一方の直線コンベア1の終点部と
他方の直線コンベア2の起点部とがガイドプレート1
6,16´によって接続される。ガイドプレート16,
16´は一定の相互間隔を維持しながらエジェクタ10
の支持枠8cの外側部からエジェクタ15の支持枠13
aの外側部まで、例えば円弧状に敷設される。なお、外
側のガイドプレート16のみは直線コンベア1,2の長
手方向に沿って更に敷設されていてもよい。
線コンベア1,2の端部にターン部Tを設けてループ状
コンベア軌道が形成されるが、このターン部Tにおいて
図3に示したように、一方の直線コンベア1の終点部と
他方の直線コンベア2の起点部とがガイドプレート1
6,16´によって接続される。ガイドプレート16,
16´は一定の相互間隔を維持しながらエジェクタ10
の支持枠8cの外側部からエジェクタ15の支持枠13
aの外側部まで、例えば円弧状に敷設される。なお、外
側のガイドプレート16のみは直線コンベア1,2の長
手方向に沿って更に敷設されていてもよい。
【0014】ここで、ワーク用台車7は各角部に4つの
ガイドローラ7a,7b,7c及び7dを有していて、
直線コンベア1,2によって直線軌道上を搬送される場
合には全てのガイドローラ7a,7b,7c及び7dが
上記ガイドプレート16と直線コンベア1,2間に配設
されているガイドバー17とに転接することにより上記
直線軌道に沿って案内されるようになっている。またコ
ンベアのターン部においては、ガイドローラ7a及び7
bがガイドプレート16,16´間に進入し、これらガ
イドプレート16,16´により形成されるターン部の
軌道に沿って搬送されるように案内・規制される。
ガイドローラ7a,7b,7c及び7dを有していて、
直線コンベア1,2によって直線軌道上を搬送される場
合には全てのガイドローラ7a,7b,7c及び7dが
上記ガイドプレート16と直線コンベア1,2間に配設
されているガイドバー17とに転接することにより上記
直線軌道に沿って案内されるようになっている。またコ
ンベアのターン部においては、ガイドローラ7a及び7
bがガイドプレート16,16´間に進入し、これらガ
イドプレート16,16´により形成されるターン部の
軌道に沿って搬送されるように案内・規制される。
【0015】上記の如くターン部Tにはガイドプレート
16,16´が敷設されると共に、ガイドプレート1
6,16´の内側には枠体18上に多数のボールキャス
タ19が列設配置されている(図3,図4参照)。ター
ン部Tにおいてワーク用台車7はこれらのボールキャス
タ19上に載置され、ボールキャスタ19によって形成
される軌道面19a(図4)上で搬送されるが、この軌
道面19aの高さ位置は前記エジェクタ10が上昇端位
置にある場合のボールキャスタ9の高さ位置と整合して
いる。即ち、軌道面19aの高さは前記直線コンベア1
の軌道面1cよりも一定高さだけ高く設定されている。
16,16´が敷設されると共に、ガイドプレート1
6,16´の内側には枠体18上に多数のボールキャス
タ19が列設配置されている(図3,図4参照)。ター
ン部Tにおいてワーク用台車7はこれらのボールキャス
タ19上に載置され、ボールキャスタ19によって形成
される軌道面19a(図4)上で搬送されるが、この軌
道面19aの高さ位置は前記エジェクタ10が上昇端位
置にある場合のボールキャスタ9の高さ位置と整合して
いる。即ち、軌道面19aの高さは前記直線コンベア1
の軌道面1cよりも一定高さだけ高く設定されている。
【0016】更にターン部Tにおいて、上記ガイドプレ
ート16の外側面には、直線コンベア1の搬送方向(矢
印A)で見てエジェクタ10の僅かに手前側位置から直
線コンベア2の起点部位置までの領域にかけてチェーン
20が固着されると共に、このチェーン20に対応して
その外側に一対のガイドレール21,21´が敷設され
ている。そしてガイドレール21,21´に後述するプ
ッシャユニット22が装着されている。
ート16の外側面には、直線コンベア1の搬送方向(矢
印A)で見てエジェクタ10の僅かに手前側位置から直
線コンベア2の起点部位置までの領域にかけてチェーン
20が固着されると共に、このチェーン20に対応して
その外側に一対のガイドレール21,21´が敷設され
ている。そしてガイドレール21,21´に後述するプ
ッシャユニット22が装着されている。
【0017】上記プッシャユニット22は図6を参照す
ると、走行台23と、この走行台23の各角部に回転自
在に取り付けられていて上記ガイドレール21,21´
と係合する複数の走行輪24(この例では4個)と、ブ
ラケット25を介して走行台23に支持されたモータ2
6と、このモータ26の出力軸に固着されていて上記チ
ェーン20と係合するようになっているスプロケット2
7と、走行台23もしくはブラケット25側に固着され
た腕部28a及びその先端部に設けた回転ローラ28b
から成るプッシャ28と、から構成されている。
ると、走行台23と、この走行台23の各角部に回転自
在に取り付けられていて上記ガイドレール21,21´
と係合する複数の走行輪24(この例では4個)と、ブ
ラケット25を介して走行台23に支持されたモータ2
6と、このモータ26の出力軸に固着されていて上記チ
ェーン20と係合するようになっているスプロケット2
7と、走行台23もしくはブラケット25側に固着され
た腕部28a及びその先端部に設けた回転ローラ28b
から成るプッシャ28と、から構成されている。
【0018】このプッシャユニット22は、モータ26
の作動によってガイドレール21,21´に沿って走行
するが、その際プッシャ28の回転ローラ28bがワー
ク用台車7の後端部適所、例えば図3に示したようにガ
イドローラ7bが配設されているワーク用台車7の角部
と当接し、これを押動するようになっている。
の作動によってガイドレール21,21´に沿って走行
するが、その際プッシャ28の回転ローラ28bがワー
ク用台車7の後端部適所、例えば図3に示したようにガ
イドローラ7bが配設されているワーク用台車7の角部
と当接し、これを押動するようになっている。
【0019】本発明によるループ状コンベアのターン装
置は上記のように構成されており、次にその作用を説明
する。先ず一方の直線コンベア1のチェーンコンベア1
a,1b上に載置されたワーク用台車7はそのガイドロ
ーラ7a,7b,7c及び7dを介してガイドプレート
16及びガイドバー17により案内されて直線コンベア
1の終点部まで搬送される。尚、この終点部に到達する
手前でワーク用台車7のガイドローラ7aは既にガイド
プレート16,16´間に介入してきている。
置は上記のように構成されており、次にその作用を説明
する。先ず一方の直線コンベア1のチェーンコンベア1
a,1b上に載置されたワーク用台車7はそのガイドロ
ーラ7a,7b,7c及び7dを介してガイドプレート
16及びガイドバー17により案内されて直線コンベア
1の終点部まで搬送される。尚、この終点部に到達する
手前でワーク用台車7のガイドローラ7aは既にガイド
プレート16,16´間に介入してきている。
【0020】ワーク用台車7が直線コンベア1の終点部
に到着すると、該終点部においてその下降端位置、即ち
直線コンベア1の軌道面1cの下側で待機しているエジ
ェクタ10がシリンダ11によって上昇せしめられ、こ
れによりワーク用台車7は直線コンベア1の軌道面1c
から一定の高さ位置まで浮上すると共に、軌道面1cか
ら離脱する。そしてこのとき、ワーク用台車7の高さ位
置はターン部の軌道面19aと整合するが、この場合の
軌道面1cと軌道面19aとの段差は約数ミリ程度であ
る。
に到着すると、該終点部においてその下降端位置、即ち
直線コンベア1の軌道面1cの下側で待機しているエジ
ェクタ10がシリンダ11によって上昇せしめられ、こ
れによりワーク用台車7は直線コンベア1の軌道面1c
から一定の高さ位置まで浮上すると共に、軌道面1cか
ら離脱する。そしてこのとき、ワーク用台車7の高さ位
置はターン部の軌道面19aと整合するが、この場合の
軌道面1cと軌道面19aとの段差は約数ミリ程度であ
る。
【0021】このように直線コンベア1の終点部におい
て浮上せしめられたワーク用台車7に対して、プッシャ
ユニット22が図3に示すようにガイドレール21,2
1´により案内される走行路の出発点位置で待機してい
る。そしてプッシャユニット22はそのモータ26が起
動すると、チェーン20と係合しているスプロケット2
7の回転により上記出発点位置から前進し、これにより
ワーク用台車7はプッシャユニット22のプッシャ28
によって押されてターン部に進入(図4参照)する。こ
れに伴いワーク用台車7のガイドローラ7bがガイドプ
レート16,16´間に介入し、かくしてワーク用台車
7はボールキャスタ19によって形成される軌道面19
a上に移載される。
て浮上せしめられたワーク用台車7に対して、プッシャ
ユニット22が図3に示すようにガイドレール21,2
1´により案内される走行路の出発点位置で待機してい
る。そしてプッシャユニット22はそのモータ26が起
動すると、チェーン20と係合しているスプロケット2
7の回転により上記出発点位置から前進し、これにより
ワーク用台車7はプッシャユニット22のプッシャ28
によって押されてターン部に進入(図4参照)する。こ
れに伴いワーク用台車7のガイドローラ7bがガイドプ
レート16,16´間に介入し、かくしてワーク用台車
7はボールキャスタ19によって形成される軌道面19
a上に移載される。
【0022】ターン部Tの軌道面19a上に載置された
ワーク用台車7は、引き続きプッシャユニット22によ
ってターン部の軌道上を、即ちガイドプレート16,1
6´に沿って押動せしめられる。このようにターン部の
軌道上を搬送されている状態のワーク用台車7が図3に
おいて二点鎖線により示されているが、この場合ワーク
用台車7の4つのガイドローラ7a,7b,7c及び7
dのうちガイドローラ7a,7bのみがガイドプレート
16,16´によって案内されている。
ワーク用台車7は、引き続きプッシャユニット22によ
ってターン部の軌道上を、即ちガイドプレート16,1
6´に沿って押動せしめられる。このようにターン部の
軌道上を搬送されている状態のワーク用台車7が図3に
おいて二点鎖線により示されているが、この場合ワーク
用台車7の4つのガイドローラ7a,7b,7c及び7
dのうちガイドローラ7a,7bのみがガイドプレート
16,16´によって案内されている。
【0023】また、他方(復路側)の直線コンベア2の
起点部において、もう一方のエジェクタ15がその上昇
位置で待機している。このときのエジェクタ15のボー
ルキャスタ14の高さ位置は軌道面19aの高さ位置と
整合しているが、上記のようにガイドプレート16,1
6´に沿って搬送されてきたワーク用台車7は、プッシ
ャユニット22がその走行路の終点位置に到着すること
によりターン部Tからエジェクタ15のボールキャスタ
14上へと押動せしめられる。
起点部において、もう一方のエジェクタ15がその上昇
位置で待機している。このときのエジェクタ15のボー
ルキャスタ14の高さ位置は軌道面19aの高さ位置と
整合しているが、上記のようにガイドプレート16,1
6´に沿って搬送されてきたワーク用台車7は、プッシ
ャユニット22がその走行路の終点位置に到着すること
によりターン部Tからエジェクタ15のボールキャスタ
14上へと押動せしめられる。
【0024】そして、ワーク用台車7を載置したエジェ
クタ15が下降することによりワーク用台車7は直線コ
ンベア2の軌道面上、即ちチェーンコンベア2a,2b
に移載される。そして直線コンベア上に載置されたワー
ク用台車7は、チェーンコンベア2a,2bにより、メ
インコンベアに対する部品供給位置まで搬送される。
尚、走行路の終点位置に到着してワーク用台車7をエジ
ェクタ15上へ押動せしめたプッシャユニット22は、
その後再びその走行路の出発点に復帰して、次に搬送す
べきワーク用台車7を所定の位置で待ち受ける。
クタ15が下降することによりワーク用台車7は直線コ
ンベア2の軌道面上、即ちチェーンコンベア2a,2b
に移載される。そして直線コンベア上に載置されたワー
ク用台車7は、チェーンコンベア2a,2bにより、メ
インコンベアに対する部品供給位置まで搬送される。
尚、走行路の終点位置に到着してワーク用台車7をエジ
ェクタ15上へ押動せしめたプッシャユニット22は、
その後再びその走行路の出発点に復帰して、次に搬送す
べきワーク用台車7を所定の位置で待ち受ける。
【0025】以上のように、一方の直線コンベア1の終
点部と他方の直線コンベア2の起点部とをガイドプレー
ト16,16´によって接続し、これにより形成される
ターン部Tの軌道に沿ってワーク用台車7をボールキャ
スタ9,19及び14上で滑動させるようにしたから、
一対の直線コンベア1,2の間隔をそれらの間にガイド
バー17を設けてあるに過ぎない程度に狭く設定するこ
とができる。そのように構成してもワーク用台車7を円
滑且つ的確に搬送させることができる。
点部と他方の直線コンベア2の起点部とをガイドプレー
ト16,16´によって接続し、これにより形成される
ターン部Tの軌道に沿ってワーク用台車7をボールキャ
スタ9,19及び14上で滑動させるようにしたから、
一対の直線コンベア1,2の間隔をそれらの間にガイド
バー17を設けてあるに過ぎない程度に狭く設定するこ
とができる。そのように構成してもワーク用台車7を円
滑且つ的確に搬送させることができる。
【0026】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、コンベ
ア装置においてその配置スペースを最小にすることがで
き、しかもワーク用台車を所定のコンベア軌道に沿って
円滑に搬送することができると共に、装置構成が簡単で
済むという利点がある。
ア装置においてその配置スペースを最小にすることがで
き、しかもワーク用台車を所定のコンベア軌道に沿って
円滑に搬送することができると共に、装置構成が簡単で
済むという利点がある。
【図1】本発明によるループ状コンベアのターン装置の
概略構成を示す要部平面図である。
概略構成を示す要部平面図である。
【図2】本発明に係るループ状コンベアと該ループ状コ
ンベアが並置されるメインコンベアとの配置関係を示す
全体平面図である。
ンベアが並置されるメインコンベアとの配置関係を示す
全体平面図である。
【図3】図1のループ状コンベアのターン装置のターン
部を示す要部平面図である。
部を示す要部平面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う縦断面図である。
【図5】図3のV−V線に沿う縦断面図である。
【図6】上記ターン装置におけるプッシャユニットの一
部破断側面図である。
部破断側面図である。
【図7】従来のループ状コンベアにおけるローラ式ター
ン部の要部平面図である。
ン部の要部平面図である。
【図8】従来のループ状コンベアにおけるカーブ・ベル
トコンベア式ターン部の要部平面図である。
トコンベア式ターン部の要部平面図である。
【図9】従来のループ状コンベアにおけるターンテーブ
ル式ターン部の要部平面図である。
ル式ターン部の要部平面図である。
1,2 直線コンベア 3 駆動軸 5 動力伝達手段 6 駆動モータ 7 ワーク用台車 8,13 枠体 9,14,19 ボールキャスタ 10,15 エジェクタ 11 シリンダ 12 架台 16,16´ ガイドプレート 17 ガイドバー 18 枠体 20 チェーン 21,21´ ガイドレール 22 プッシャユニット 23 走行台 24 走行輪 25 ブラケット 26 モータ 27 スプロケット 28 プッシャ
Claims (1)
- 【請求項1】 並列配置された一対の直線コンベアの端
部に半円形のターン部を設けてループ状コンベア軌道を
形成し、コンベア上に載置されたワーク用台車を上記コ
ンベア軌道に沿って搬送するようにしたコンベア装置で
あって、 一方の上記直線コンベアの終点部と他方の上記直線コン
ベアの起点部とを上記ターン部上に形成したガイドプレ
ートを介して接続すると共に、該ガイドプレートに沿っ
て自走可能なプッシャユニットを備え、 上記直線コンベアのそれぞれ終点部及び起点部において
該直線コンベアの軌道面から一定ストロークだけ上下動
可能なエジェクタを配置し、 上記各エジェクタによって上記ワーク用台車の高さ位置
を上記直線コンベア又は上記ターン部の軌道面と整合可
能とすると共に、上記プッシャユニットによってワーク
用台車を上記ターン部上で上記ガイドプレートに沿って
押動可能とするようにしたことを特徴とする、ループ状
コンベアのターン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24843891A JP2722144B2 (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | ループ状コンベアのターン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24843891A JP2722144B2 (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | ループ状コンベアのターン装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0624547A JPH0624547A (ja) | 1994-02-01 |
JP2722144B2 true JP2722144B2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=17178132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24843891A Expired - Fee Related JP2722144B2 (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | ループ状コンベアのターン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2722144B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102009034416B4 (de) | 2009-07-23 | 2011-06-30 | Airbus Operations GmbH, 21129 | Verfahren und Vorrichtung zur Systeminstallation sowie Frachtladesystem |
-
1991
- 1991-09-03 JP JP24843891A patent/JP2722144B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0624547A (ja) | 1994-02-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |