JP4185446B2 - プレス間用搬送装置 - Google Patents

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Description


本発明は、クロスバー等のワーク搬送部材をプレス機間に搬入およびプレス機間から搬出するプレス間用搬送装置に関する。
最近、図3(順送り加工ステーションの概念的概要図)に示すように、タンデムプレスラインの順送り加工ステーションにおいて、それぞれのプレス機10p1、10p2間、プレス機10p2、10p3間、…で被加工材のワークを搬送するに際し、従来トランスファプレスで用いられていた特許文献1に記載されているようなワーク搬送装置が用いられている。
このワーク搬送装置によりワークを搬送するに際しては、ワークを複数のバュームカップを用いて真空により吸着し把持して搬送が行われている。
これらの複数のバキュームカップは、クロスバーに取着されており、搬送対象であるワーク毎に、それぞれのワーク形状に対応したバキュームカップが設置されたクロスバーが選択され使用されている。
そのため、搬送するワークが変わる毎に、それに対応したクロスバーに交換する必要がある。
このクロスバーを交換するに際しては、クロスバー台車の一部断面を含む正面図の図5に示すように、クロスバー台車100に、クロスバーcbをその長手軸回りに90°回転させ搭載し、プレス機間を通過してプレスライン外へ搬送している。
クロスバー台車100は、その側部に一対の車輪s1、s1が設置されており、この車輪s1、s1が、床面Y上のプレス機間のワーク搬送方向(図3の矢印A方向)に直交する方向に敷設された2本のレールl11、l12上を回動することにより、クロスバー台車100が、2本のレールl11、l12上を移動してクロスバーcbを交換している。
特公平7−34942号公報
ところで、図3に示すように、プレス機10p1、10p2間ピッチ、プレス機10p2、10p3間ピッチ、…が、6mあり、プレス機10p1、10p2間距離、プレス機10p2、10p3間距離、…が約2.5m程度有る場合には、プレス機間距離が長いのでクロスバー台車100の幅方向の余裕がある。
そのため、図5に示すように、床面Y上においてワーク搬送方向に直交する方向に2本のレールl11、l12を敷設して、一対の車輪s1、s1を側部に有するクロスバー台車100にクロスバーcbを積載して搬送することに支障はない。
しかし、図4(順送り加工ステーションの概念的概要図)に示すように、プレス機1p1、1p2間ピッチ、プレス機1p2、1p3間ピッチ、…が、4mであり、プレス機1p1、1p2間距離、プレス機1p2、1p3間距離、…が、0.46m程度になる場合がある。
ところが、上述のクロスバー台車100は、図3に示すプレス機間ピッチが広いプレスラインに適合するように構成されているため、内部に車輪s1、s1駆動用モータ、伝達機構等の駆動系が収納されており、形状、重量ともに大きく幅方向の寸法が大きくなっている。
また、大型のクロスバーcbは、図5に示す幅寸法bが1m、高さ寸法hが0.35mにも達しており、クロスバーcbをその長手軸回りに90°回転させクロスバー台車100に積載して搬送する方法は、上記の如くプレス機間距離が0.46mと短い場合には、クロスバー台車の高さが高い割に車輪s1、s1間距離が短くなりすぎ安定感がなくなり、適用が困難となっている。
本発明は上記実状に鑑み、プレス機間ピッチが狭い場合においても適用可能であり、しかも、段取り時には床面が自動的に使用可能となるとともに、未使用時には床面に開口のない状態が維持できるプレス間用搬送装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するべく、本発明の請求項1に関わるプレス間用搬送装置は、ワーク搬送部材をプレス機間に搬入およびプレス機間から搬出するプレス間用搬送装置であって、ワーク搬送方向と直角方向のワーク搬送部材の搬入、搬出方向に沿って上下に平行に敷設されるレールと、前記ワーク搬送部材を保持するワーク搬送部材受け台と前記レールに接触して回動することにより上下方向および左右方向に位置決めする複数のローラーとを有し、該ローラーにより前記レールに案内されて移動しプレス機間を通過して前記ワーク搬送部材を搬入、搬出するワーク搬送部材台車と、を具備している。
本発明の請求項2に関わるプレス間用搬送装置は、請求項1に記載のプレス間用搬送装置において、前記ワーク搬送部材受け台は、前記ワーク搬送部材を幅狭で上下に長い姿勢で保持している。
本発明の請求項3に関わるプレス間用搬送装置は、請求項1または請求項2に記載のプレス間用搬送装置において、前記レールのうちの上側のレール上面は、床面と略同一高さである。
本発明の請求項4に関わるプレス間用搬送装置は、請求項1から請求項3のうちの何れか一項に記載のプレス間用搬送装置において、前記レールを収容するとともに前記レールに沿って前記床面に設けられる長穴と、前記ワーク搬送部材台車に設置され、前記搬入、搬出に際して搬送路を形成するためのくさび状の開閉用部材と、前記ワーク搬送部材台車の非通過時には前記長穴を覆い閉塞するとともに、前記ワーク搬送部材台車の通過に伴なって前記開閉用部材により順次跳ね上げられ前記長穴を解放する態様で回動自在に軸支される複数の長穴閉塞部材とを具備している。
本発明の請求項5に関わるプレス間用搬送装置は、請求項1から請求項4のうちの何れか一項に記載のプレス間用搬送装置において、前記ワーク搬送部材台車は、床面下に配設される別体の駆動源によって
駆動機構を介して移動している。
以上、詳述した如く、本発明の請求項1に関わるプレス間用ワーク搬送装置によれば、プレス機間において、ワーク搬送方向と直角方向のワーク搬送部材の搬入、搬出方向に沿って上下に平行に敷設されるレールを具備し、ワーク搬送部材台車は、レールに接触して回動することにより所定の姿勢に位置決めしてレールに案内する複数のローラーを上下方向に分けて配設しているので、ワーク搬送部材台車の幅方向の寸法を小さくすることができる。
そのため、狭いプレス機間ピッチのプレスラインにおいても適用可能である。
また、ワーク搬送部材台車を、前記ローラーにより上下に平行に敷設されるレールに対して位置決めでき、所定の姿勢を保つことができる。
本発明の請求項2に関わるプレス間用ワーク搬送装置によれば、ワーク搬送部材受け台は、前記ワーク搬送部材を幅狭で上下に長い姿勢で保持するので、ワーク搬送部材の搬入、搬出時の軌跡の占有スペースの幅が狭く、狭いプレス機間ピッチのプレスラインにも適用できる。
本発明の請求項3に関わるプレス間用ワーク搬送装置によれば、レールのうちの上側のレール上面は、床面と略同一高さであるので、上下に平行に配設されるレールは床面下に配設され、床面下を有効活用できる。また、レールが床面上の人およびフォークリフトの通行の妨げになることがない。
本発明の請求項4に関わるプレス間用ワーク搬送装置によれば、ワーク搬送部材台車の非通過時には長穴を覆い閉塞するとともに、ワーク搬送部材台車の通過に伴なって順次跳ね上げられ長穴を解放する態様で回動自在に軸支される複数の長穴閉塞部材を具備するので、ワーク搬送部材台車の非通過時には長穴が閉塞されるとともにワーク搬送部材台車の通過に伴ない長穴が解放されるため、ワーク搬送部材台車の非通過時に床面に開口部が現出することが防止され、人およびフォークリフトの通行の安全性を確保できる。
本発明の請求項5に関わるプレス間用ワーク搬送装置によれば、ワーク搬送部材台車は、床面下に配設される別体の駆動源によって
駆動機構を介して移動するので、駆動源を備えることはなく小型、軽量化が実現できる。
また、プレス本体とワーク搬送部材台車との間に動力源が不要になり、ケーブル保持装置が不要になる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
図4に示す上流側加工工程のプレス機1p1から下流加工工程のプレス機1p2へ、および、上流側加工工程のプレス機1p2から下流加工工程のプレス機1p3へ、…へ、ワークを搬送するワーク搬送装置(図示せず)は、搬送するワークに対応して、そのワークに適合したバキュームカップv構成を有するクロスバー(ワーク搬送部材)cbを用いている。
そのため、プレス機の金型が交換され被加工材のワークの種類が変わる度に、搬送対象のワークに対応したクロスバーcbに交換している。
本発明の実施例のプレス間用搬送装置10は、プレス機間ピッチが約0.46mと狭いタンデムプレスラインにおいて、上流側加工工程のプレス機1p1と下流加工工程のプレス機1p2間、上流側加工工程のプレス機1p2間と下流加工工程のプレス機1p3間、…へクロスバーを搬入、搬出するために使用される装置である。
このクロスバーの交換に際しては、クロスバーcbを、プレス機1p1、1p2間、プレス機1p2、1p3間、…の所定位置に搬送するために、クロスバー台車1が使用されている。(クロスバー台車の斜視図の図1、クロスバー台車によるクロスバー搬送中を示す要部断面を含む前面図の図2参照)
このクロスバー台車1は、狭いプレス機間においても対応可能なように移動スペースを最小に抑えるため、図4に示すタンデムプレスラインにおけるワークの搬送方向(図4中の矢印B方向)に対して直角方向に床面Y上を移動して、クロスバーcbを搬入、搬出して交換している。
すなわち、クロスバー台車1は、ワークwの搬送方向の直角方向に床面Y上を移動してプレス機間内を出入りしている。
この構成を実現するため、図4に示すタンデムプレスラインの各プレス機間スペースpkの床面Y下に、図1、図2に示すように、ワークwの搬送方向と直角方向にクロスバー台車1の移動方向に沿って延在する長穴nが床面に設けられている。
この長穴n内には、その長手方向に沿ってクロスバー台車1を案内するためのレールr1、r2が一対、上下に平行に敷設されている。
ここで、上側のレールr1は、その上面が床面Yと略同一高さになるように設定されており、レールr1、r2は床面Y下に配設されている。
また、長穴n内のレールr1、r2間には、台車走行駆動用ベルト
(駆動機構)vが、駆動用プーリ
(駆動機構)p(図1参照)、アイドルプーリ
(駆動機構)(図示せず)に巻装され、レールr1、r2の長手方向に沿って配設されている。
この駆動用プーリpには、長穴n内に設置された駆動モータ
(駆動源)(図示せず)の回転力が、同様に長穴n内に設置された伝達機構(図示せず)を介して伝達されている。
長穴n上には、図1、図2に示すように、クロスバー台車1の通過時にクロスバー台車1のトレンチカバー開閉用カム(開閉用部材)4、4′(後述)により跳ね上げられて開き、非通過時には自身の重力により長穴nの開口n1を覆って閉塞する複数のトレンチカバー(長穴閉塞部材)tが、略矩形の平板状の形状を有して設置されている。
これらのトレンチカバーtは、長穴n上にその長手方向、すなわち、クロスバー台車1の移動方向に沿って設けられており、各トレンチカバーtは、クロスバー台車1の移動方向と平行な端部を中心に蝶番c(図1参照)により回動自在に支持されている。
このように、長穴n内に、レールr1、r2、台車走行駆動用ベルトv、駆動用プーリp、アイドルプーリ、駆動モータ、伝達機構系等が収容されており、クロスバー台車1の非通過時には、長穴nが複数のトレンチカバーtにより覆われるため、これらの設備が床面Y上に露出することはない。
この長穴n内のレールr1、r2に案内されて移動するクロスバー台車(ワーク搬送部材台車)1は、図1、図2に示すように、台車本体部2と、台車本体部2の搬入、搬出方向に沿って設置され搬送中のクロスバーcbを保持する一対のクロスバー受け台(ワーク搬送部材受け台)3、3と、トレンチカバーtを開けるために台車本体部2の前後端部にそれぞれ設置される一対のくさび状のトレンチカバー開閉用カム4、4′と、長穴n内の台車走行駆動用ベルトvに固定される駆動固定部5と、台車本体部2の前後端部にそれぞれ枢設され上側のレールr1上を回動する上ローラー(ローラー)ro1 (図2参照)および下側のレールr2を水平方向に挟んで回動する一対の第1下ローラー(ローラー)ro2、ro2および下側のレールr2下面上を回動する第2下ローラー(ローラー)ro3とを備えている。
上記クロスバー受け台3は、クロスバーcbを、水平状態(図5に示す状態)から90°反転させて、幅が狭く上下に長い姿勢(図2に示す状態)で受け部3uに保持して搬送している。
例えば、水平状態で高さ0.35m、幅1mのクロスバーcbは、90°反転させることにより搬送時においては高さ1m、幅0.35mの空間を占有することになり、プレス機間ピッチが0.46mと狭いプレスライン(図4参照)においても、クロスバーcbをプレス機1p1、1p2、…に接触または当接することなく搬送することができる。
上記トレンチカバー開閉用カム4、4′は、図1に示すように、先端部が尖ったくさび状の形状を呈して台車本体部2の前後端部にそれぞれ設置されており、クロスバー台車1が通過することにより移動方向前方のトレンチカバーtを次々に跳ね上げて開き、長穴n内のレールr1、r2、台車走行駆動用ベルトv等を外部に露出させてクロスバー台車1の移動のための進行路を形成している。
なお、クロスバー台車1の通過後にはトレンチカバーtは自身の重力により再び長穴nを閉塞するので、床面Yは、通常の開口の無い状態に維持されている。
すなわち、トレンチカバーtは、クロスバー台車1のトレンチカバー開閉用カム4、4′に跳ね上げられた際に、その重心がトレンチカバーtの支持軸とクロスバー台車1との接触箇所間に位置するように配設されており、トレンチカバー開閉用カム4、4′に跳ね上げられた状態においてはクロスバー台車1に自身の重力により寄り掛かる状態になっている。
そのため、クロスバー台車1のプレス機間への搬入またはプレス機間からの搬出の移動に際し、クロスバー台車1の通過時にのみトレンチカバーtがクロスバー台車1のトレンチカバー開閉用カム4、4′により跳ね上げられ、クロスバー台車1の通過後には直ちに長穴nがトレンチカバーtにより閉塞され、作業員が長穴nに落下したり、躓いたりすることが防止されている。
上記駆動固定部5は、図2に示すように、台車本体部2から台車走行駆動用ベルトv側に突設されており、複数の固定用ボルトbにより台車走行駆動用ベルトvに固定されている。
この台車走行駆動用ベルトvは、駆動用プーリpにより駆動されており、駆動固定部5を介して台車走行駆動用ベルトvの駆動力がクロスバー台車1に伝達され、クロスバー台車1が、台車走行駆動用ベルトvによってレールr1、r2に沿って移動する。
上記の上ローラーro1、一対の第1下ローラーro2、ro2、および第2下ローラーro3は、台車本体部2の前後端部に、それぞれ枢設されている(図1参照)。
上ローラーro1は、図2に示すように、台車本体部2の水平軸廻りに回動自在に支持されており、クロスバー台車1の移動時に、長穴n内の上側のレールr1をその側部の突部で挟む態様で、レールr1上面に接触して回動することにより、クロスバー台車1がレールr1に案内され移動する。
また、上記の一対の第1下ローラーro2、ro2は、図1、図2に示すように、それぞれ台車本体部2の垂直軸廻りに回動自在に支持されており、クロスバー台車1の移動時に、長穴n内の下側のレールr2を両外側方から挟んでレールr2側面に接触して回動することにより、クロスバー台車1がレールr2に沿って移動する。
また、上記の第2下ローラーro3は、図1、図2に示すように、台車本体部2の水平軸廻りに回動自在に支持されており、クロスバー台車1の移動時に、長穴n内の下側のレールr2の下面に下方から接触して回動することにより、クロスバー台車1がレールr2に沿って移動する。
このように、上ローラーro1が上側のレールr1に接触して回動し、かつ、一対の第1下ローラーro2、ro2が下側のレールr2に接触して回動し、かつ、第2下ローラーro3が下側のレールr2に接触して回動することにより、クロスバー台車1は、上下方向および左右方向に位置決めされている。
次に、クロスバー台車1を用いて既使用のクロスバーcbから新たに使用するクロスバーcbに交換する過程について説明する。
まず、図1に示すように、長穴n内の駆動モータにより駆動用プーリpを回転させて、クロスバー台車1の駆動固定部5が固定された台車走行駆動用ベルトvをプレス機間内に向け駆動する。
すると、駆動固定部5に駆動力が伝達され、クロスバーcbを搭載していないクロスバー台車1が、矢印C方向にプレス機間に向け移動を開始する。
この際、クロスバー台車1の進行方向に設置されるトレンチカバー開閉用カム4により、進行方向の長穴n上に有るトレンチカバーt、t、…が、次々に跳ね上げられて長穴nが外部に露出し、クロスバー台車1の進行路が形成される。
なお、クロスバー台車1の通過後、トレンチカバーt、t、…は、直ちに重力によって回動して長穴nに落下して覆い長穴nを閉塞し、床面Yは、開口の無い状態に復帰する。
クロスバー台車1の移動に際し、クロスバー台車1の上ローラーro1が上側のレールr1に接触して回動し、かつ、一対の第1下ローラーro2、ro2が下側のレールr2側面に接触して回動し、かつ、第2下ローラーro3が下側のレールr2下面に接触して回動することにより、クロスバー台車1は、上側のレールr1および下側のレールr2に案内されつつ姿勢が保持され、ワ−ク搬送方向の直角方向であるプレス機間内への搬入方向に移動する。
このようにして、プレス機間内に移動したクロスバー台車1は、クロスバー受け台3の受け部3uに、既使用のクロスバーcbを、水平状態(図5に示す状態)から90°回動させて、図2に示すように、受け部3uで保持する。
続いて、クロスバー台車1をプレス機間外に移動するため、長穴n内の駆動用プーリpを回転させて台車走行駆動用ベルトvをプレス機間外に向け駆動する。
すると、台車走行駆動用ベルトvに固定された駆動固定部5に駆動力が伝達され、既使用のクロスバーcbを保持したクロスバー台車1が、矢印D方向にプレス機間外に向けて搬出のための移動を開始する。
この際、クロスバー台車1の進行方向に設置されたくさび状のトレンチカバー開閉用カム4′により、進行方向の長穴n上に在るトレンチカバーt、t、…を、次々に跳ね上げ、長穴nを外部に露出してクロスバー台車1の進行路を形成する。
なお、クロスバー台車1の通過後、トレンチカバーt、t、…は直ちに重力によって回動して長穴n上に落下して覆い長穴nを閉塞し、床面Yは、長穴nの開口n1の無い状態に復帰する。
クロスバー台車1の移動に際しては、クロスバー台車1の上ローラーro1が上側のレールr1上面に接触して回動し、かつ、一対の第1下ローラーro2、ro2が下側のレールr2側面に接触して回動し、かつ、第2下ローラーro3が下側のレールr2下面に接触して回動することにより、クロスバー台車1は、上側のレールr1および下側のレールr2に案内されつつ姿勢が保持され、ワ−ク搬送方向の直角方向であるプレス機間外への搬出方向に移動する。
プレス機間外の所定位置に移動したクロスバー台車1は、既使用のクロスバーcbがクロスバー受け台3上から外され、代わって、次のプレス工程に使用される新たなクロスバーcbがクロスバー受け台3の受け部3uに保持される。
続いて、新たなクロスバーcbが搭載されたクロスバー台車1がプレス機間内に向けて搬入方向に移動される。
以後の過程は、上記と同様であるので説明は省略する。
上記構成によれば、クロスバー台車1の駆動系が作業場の床面Y内に収容されるため、クロスバー台車1には駆動源を設置する必要がなく、クロスバー台車1の小型、軽量化が図れる。
また、プレス本体とワーク搬送部材台車との間に駆動源が不要になり、ケーブル保持装置が不要になる。
また、床面Y内の上側のレールr1および下側のレールr2は、クロスバーcbの搬入、搬出方向に沿って上下に平行に敷設されるため、上ローラーro1、一対の第1下ローラーro2、ro2、および第2下ローラーro3をクロスバー台車1に上下方向に設置することができ、クロスバー台車1の幅方向の寸法を可及的に狭くできる。
そのため、プレス機間ピッチが狭いプレスラインにおいても、クロスバー台車1によるクロスバーcbの搬入、搬出が可能となっている。
また、クロスバーcbは、クロスバー台車1による搬送に際して、水平状態から90度回動されて、幅方向に狭く上下方向に長い占有スペースを有する姿勢で搬送されている。
さらに、クロスバー台車1の通過時には、進行方向にあるクロスバー台車1におけるくさび状のトレンチカバー開閉用カム4、4′によりトレンチカバーt、t、…が次々に自動的に跳ね上げられクロスバー台車1の進行路が形成されるとともに、クロスバー台車1の通過後には、直ちにトレンチカバーt、t、…により長穴nが覆われ閉塞される。
このように、レールr1、r2、駆動系等が収容される長穴nは、クロスバー台車1の非通過時、トレンチカバーt、t、…で覆われるため、床面Yに開口n1が現出せず作業員の転落等の不測の事態を未然に防止することができ、安全性を確保できる。
なお、上述の実施例においては、プレス機間ピッチが0.46mと狭いタンデムプレスラインを例示して説明したが、プレス機間ピッチがより広いタンデムプレスラインにおいても適用可能であることは言うまでもない。
また、特許文献1のように、ワーク搬送方向に並設された上下動可能なリフトビーム上を長手方向へ移動自在に支承されたキャリア間にクロスバーを横架させた構造に限定されることはなく、例えば揺動可能なアームの先端にクロスバーを設置した構造のワーク搬送装置においても適用可能であることは言うまでもない。
さらに、上述の実施例においては、ワーク搬送部材としてクロスバーcbを例示して説明したが、クロスバーcb以外のその他の部材でもワーク搬送部材として本発明が適用可能である。
本発明の活用例として、タンデムプレスラインなどの加工ステーション間にワーク搬送部材を搬送するために利用することができ、特にプレス機間ピッチが狭いプレスラインに有効である。
本発明の実施例に関わるプレス間用搬送装置のクロスバー台車の移動状態を示す要部切欠き部を含む斜視図。 本発明の実施例に関わるプレス間用搬送装置のクロスバー台車によるクロスバーの搬送中の状態を示す要部断面を含む前面図。 プレス機間ピッチが広いプレスラインを示す概念的正面図。 プレス機間ピッチが狭いプレスラインを示す概念的正面図。 従来のクロスバー台車によるクロスバーの搬送中の状態を示す要部断面を含む前面図。
符号の説明
1…クロスバー台車(ワーク搬送部材台車)、
3…クロスバー受け台(ワーク搬送部材受け台)、
4、4′…トレンチカバー開閉用カム(開閉用部材)、
10…プレス間用搬送装置、
B…ワーク搬送方向、
cb…クロスバー(ワーク搬送部材)、
n…長穴、
n1…長穴の開口、
p…駆動用プーリ
(駆動機構)、
r1、r2…レール、
ro1…上ローラー(ローラー)、
ro2…第1下ローラー(ローラー)、
ro3…第2下ローラー(ローラー)、
t…トレンチカバー(長穴閉塞部材)、
v…台車走行駆動用ベルト
(駆動機構)、
Y…床面。

Claims (5)

  1. ワーク搬送部材(cb)をプレス機間に搬入およびプレス機間から搬出するプレス間用搬送装置(10)であって、
    ワーク搬送方向(B)と直角方向のワーク搬送部材(cb)の搬入、搬出方向に沿って上下に平行に敷設されるレール(r1、r2)と、
    前記ワーク搬送部材(cb)を保持するワーク搬送部材受け台(3、3)と前記レール(r1、r2)に接触して回動することにより上下方向および左右方向に位置決めする複数のローラー(ro1、ro2、ro3)とを有し、該ローラー(ro1、ro2、ro3)により前記レール(r1、r2)に案内されて移動しプレス機間を通過して前記ワーク搬送部材(cb)を搬入、搬出するワーク搬送部材台車(1)と、
    を具備することを特徴とするプレス間用搬送装置。
  2. 前記ワーク搬送部材受け台(3)は、前記ワーク搬送部材(cb)を幅狭で上下に長い姿勢で保持する
    ことを特徴とする請求項1に記載のプレス間用搬送装置。
  3. 前記レール(r1、r2)のうちの上側のレール(r1)上面は、床面(Y)と略同一高さである
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプレス間用搬送装置。
  4. 前記レール(r1、r2)を収容するとともに前記レール(r1、r2)に沿って前記床面(Y)に設けられる長穴(n)と、
    前記ワーク搬送部材台車(1)に設置され、前記搬入、搬出に際して搬送路を形成するためのくさび状の開閉用部材(4、4′)と、
    前記ワーク搬送部材台車(1)の非通過時には前記長穴(n)を覆い閉塞するとともに、前記ワーク搬送部材台車(1)の通過に伴なって前記開閉用部材(4、4′)により順次跳ね上げられ前記長穴(n)を解放する態様で回動自在に軸支される複数の長穴閉塞部材(t)と、
    を具備する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちの何れか一項に記載のプレス間用搬送装置。
  5. 前記ワーク搬送部材台車(1)は、床面(Y)下に配設される別体の駆動源によって
    駆動機構を介して移動する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちの何れか一項に記載のプレス間用搬送装置。
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