JPH0767929A - 気泡発生装置 - Google Patents

気泡発生装置

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JPH0767929A
JPH0767929A JP21728093A JP21728093A JPH0767929A JP H0767929 A JPH0767929 A JP H0767929A JP 21728093 A JP21728093 A JP 21728093A JP 21728093 A JP21728093 A JP 21728093A JP H0767929 A JPH0767929 A JP H0767929A
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bubble
pump
air inflow
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Kazunori Sonedaka
和則 曽根高
Yuichi Emura
雄一 江村
Kazuo Kubo
和男 久保
Yukinori Ozaki
行則 尾崎
Yu Kawai
祐 河合
Kunio Nakamura
邦夫 中村
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 浴槽水中等に大気泡と微細気泡を各々安定し
て発生させる。 【構成】 水槽1に微細気泡発生部2、大気泡発生部3
を備えている。微細気泡発生は第2往き管11と第2戻
り管21をポンプ5を介して連通し、空気流入手段B2
6を開成、空気を加圧溶解して微細気泡発生部2から水
中に乳白色として吐出する。大気泡発生は第1往き管
9、第2往き管11と第1戻り管20、第2戻り管21
をポンプ5を介して連通し、空気流入手段A25を開
成、大気泡発生部3から水中に大気泡として吐出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水を循環させるポンプ
によって、水槽内に微細気泡、大気泡を発生させる機能
を有する気泡発生装置の制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の微細気泡を発生させる気
泡発生装置(噴流浴装置)として、特公平3−1446
4号公報の開示例を図7〜図10に示す。浴槽101内
に温水102を循環させるポンプ103を備えたポンプ
ユニット104と、ポンプ103の吸入側管路105に
連結された温水102の吸入器106およびポンプ10
3の吐出側管路107に2方弁108を介して分岐連結
された低圧噴流ノズル109並びに高圧噴流ノズル11
0を備えたノズルユニット111で構成されている。
【0003】またポンプ103の吸入側管路105には
ジェット通路112が設けられ、吐出側管路107から
ジェット通路112の間にはシャトルバルブ113を介
して分岐通路114を配管している。前記シャトルバル
ブ113は図8の如くスプリング115に付勢された円
錐弁116と、この円錐弁116に連結された弁棒11
7、空気取り入れ通路118、空気通路119で構成さ
れている。さらに高圧噴流ノズル110は図9の如く螺
旋通路120、121を交互に備えた気液混合器122
と、スプリング123によって付勢された弁体124お
よび噴流吐出口125を備えたレリーフバルブ126で
構成されている。
【0004】また低圧噴流ノズル109は、図10の如
く流動通路127と、この流動通路127の外周に形成
された空気流入通路128を備え、流動通路127の下
流には細い通路129、広い室130、ノズル131が
構成されている。また空気流入通路128は細い通路1
32を介して広い室130に連通している。
【0005】次に動作を説明すると、微細気泡の発生時
には図7において、ポンプ103を運転すると温水10
2は吸入器106から吸入側管路105を介してポンプ
103に吸引され、その後ポンプ103から吐出側管路
107を介して高圧噴流ノズル110から微細気泡が噴
出される。この時にはポンプ103の吐出圧力は分岐管
路114に作用し、吐出圧力が大きくなり、弁棒117
に連結した円錐弁116がスプリング115の付勢力に
打ち勝って、円錐弁116に開成する。
【0006】その結果、空気取り入れ通路118、円錐
弁116、空気通路119を介してジェット通路112
に空気が吸引され、ポンプ103に吸引される。吸引さ
れた空気は高圧力でポンプ103、吐出側管路107お
よび高圧噴流ノズル110内の気液混合器122に送ら
れ加圧溶解されて、高圧噴流ノズル110の弁体124
および噴流吐出口125から微細気泡が浴槽101に吐
出される。一方、大気泡発生時には図7の2方弁108
が切り替わり、ポンプ103からの温水は低圧噴流ノズ
ル109から大気泡が浴槽101へ噴出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記構成
では、微細気泡発生の運転時において、2方弁108を
高圧噴流ノズル110側に切り替え、ポンプ103が作
動すると温水102が吸入器106から吸入側管路10
5を介してポンプ103に吸入する。温水102が吸入
すると、レリーフバルブ126が吐出抵抗となり、ポン
プ103、吐出側管路107、シャトルバルブ113が
ほぼ瞬間的に高圧状態になる。一方、大気泡発生の運転
時において、2方弁108を低圧噴流ノズル109に切
り替え、ポンプ103が作動すると温水102が微細気
泡発生の運転時と同様の流入経路、すなわち吸入器10
6から吸入側管路105、ジェット通路112を介して
ポンプ103に吸入している。
【0008】このように微細気泡、大気泡運転時に温水
102を同一経路で流入することは、特に大気泡発生で
は、大流量が必要で有るにもかかわらず、図8のシャト
ルバルブ113のジェット通路112が空気吸引のエジ
ェクタ作用の機能を発揮させるため、一般的に言われて
いるノズルとデュフューザとを兼用した構成としてい
る。そのため開口面積が小さく、その結果として抵抗が
大きくなり、ポンプ103の吸入負圧が大きくなり、大
流量を確保することができない。
【0009】また、微細気泡発生の運転時、シャトルバ
ルブ113は電気的な制御がなくても空気を自動吸入す
る優れた方式の1つであるが、シャトルバルブ113に
設けた弁棒117が高圧力により作動し、前記弁棒11
7に連結した円錐弁116がスプリング115の付勢力
に打ち勝って、円錐弁116が開成し、空気を流入する
構成である。このため高圧力の変化、すなわち図9のレ
リーフバルブ126のスプリング123によって付勢さ
れた弁体124からの噴流状態によって、前記弁体12
4に加わる付勢力が連続的に不安定に変化する。
【0010】このため前記弁体124が不安定に開成す
ることは、前記弁棒117に加わる付勢力も不安定とな
り、吸引される空気量が変化することになる。その結果
として、安定した微細気泡の発生ができなくなる。すな
わち従来の技術では、大気泡、微細気泡ともに上述した
ような実用上の課題があった。
【0011】本発明は、このような上記課題を解決する
もので、大気泡発生、及び微細気泡発生をともに安定化
するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の気泡発生装置は水槽と、この水槽に設けられ
た微細気泡発生部と大気泡発生部からなる気泡噴流装置
と、前記水槽の水を循環するポンプと、このポンプの吐
出部と吸入部の間に両端を接続したバイパス回路と、こ
のバイパス回路のバイパス水を分岐し、大気泡発生部へ
連通した第1往き管に備える第1切り替え手段、および
微細気泡発生発生部へ連通した第2往き管を設け、大気
泡発生時に第1往き管と第2往き管、また微細気泡発生
時に第2往き管へ連通し、前記バイパス回路の途中に入
口と出口を接続し、水流入部と空気流入部を有するエジ
ェクタ部と、このエジェクタ部の上流にバイパス水を制
御する第2切り替え手段と、前記エジェクタ部の一部に
水と空気を負圧流入させる抵抗部と、空気流入部に空気
逆流防止装置を設け、この空気逆流装置と連通し空気量
を調節する空気制御装置と、この空気制御装置の上流に
空気流入手段Bと、前記水槽の水をポンプの吸入部に吸
入する戻り管と、この戻り管の戻り水を分岐し大気泡発
生時にポンプの吸入部に連通した第1戻り管とエジェク
タ部の水流入部に連通した第2戻り管、また微細気泡発
生時にエジェクタ部の水流入部に連通した第2戻り管へ
と流れを切り替える第3切り替え手段とを設け、前記大
気泡発生部へ連通した空気流入部Aと第1切り替え手段
と第2切り替え手段と空気流入手段Bと第3切り替え手
段をポンプの動作中に気泡発生の変更が、大気泡から微
細気泡に変更された時、第1切り替え手段を第2往き管
側に、第3切り替え手段を第2戻り管側に、第2切り替
え手段をバイパス回路開成側の順位で切り替え接続する
か、または第1切り替え手段を優先し、第3切り替え手
段と第2切り替え手段を同時に切り替え、空気流入手段
Aを閉成して空気流入手段Bを開成、また微細気泡から
大気泡に変更された時、第2来た替え手段をバイパス回
路閉成側に、第3切り替え手段を第1戻り管と第2戻り
管側に、第1切り替え手段を第1往き管と第2往き管側
の順位で切り替え接続するか、また第2切り替え手段と
第2切り替え手段を同時優先し、第1切り替え手段を切
り替え空気流入手段Bを閉成して空気流入手段Aを開成
する制御手段を備えたものである。
【0013】また本発明の気泡発生装置における第2技
術手段は上記第1技術手段の制御手段を、前記ポンプの
動作中に気泡発生の変更をした時、これまで開成してい
た空気流入手段Aまたは空気流入手段Bを優先的に閉成
せしめるようにしたものである。
【0014】さらに本発明の気泡発生装置における第3
技術手段は上記第1技術手段の制御手段を、大気泡発生
の運転スイッチを「切」にすると、ポンプを停止し、空
気流入手段Bを開成してなるものである。
【0015】さらにまた本発明の気泡発生装置における
第4技術手段は上記第1技術手段の制御手段を、微細気
泡発生の運転スイッチを「切」にすると、空気流入手段
Bを閉成し、第2切り替え手段をバイパス回路閉成側
に、第3切り替え手段を第1戻り管と第2戻り管側に、
第1切り替え手段を第1往き管と第2往き管側の順位で
切り替えるか、また第2切り替え手段と第3切り替え手
段を同時優先し、第1切り替え手段を切り替え、一定時
間遅効させてポンプを停止し、空気流入手段Bを開成し
てなるものである。
【0016】また本発明の気泡発生装置における第5技
術手段は上記第1技術手段の制御手段を、気泡発生運転
前の切り替え手段の設定として、第1切り替え手段を第
1往き管と第2往き管側に、第2切り替え手段をバイパ
ス回路閉成側に、第3切り替え手段を第1戻り管と第2
戻り管側としてなるものである。
【0017】またさらに本発明の気泡発生装置における
第6技術手段は上記第1技術手段の制御手段を、第2往
き管または第2戻り管に流量検知装置を備え、微細気泡
運転開始時および微細気泡発生時に、前記流量検知装置
の検知信号により正常か異常を判定して運転を制御する
制御手段をそなえるものである。
【0018】
【作用】上記第1技術手段において、制御手段により、
(a)大気泡から微細気泡に変更された時、第1切り替
え手段を第2往き管側に、第3切り替え手段を第2戻り
管側に、第2切り替え手段をバイパス回路開成側の順位
で切り替え接続するか、または第1切り替え手段を優先
し、第3切り替え手段と第2切り替え手段を同時に切り
替えることにより、バイパス回路に設けたエジェクタ部
の空気流入部および水流入部の負圧を小さくすることが
できる。
【0019】すなわち第1切り替え手段を第1往き管と
第2往き管側の状態で第3切り替え手段を第2戻り管側
に切り替えると、前記水流入部に設けた水と空気を負圧
流入させる絞り構成の抵抗部が抵抗となり負圧が大きく
なる。負圧が大きくなると空気流入部に連通した空気流
入手段Bの開成トルクが大きくなり、開成不能になるこ
とがあること、また空気流入手段Bの耐久性を悪化する
などの問題が発生する。また、第3切り替え手段よりも
先に第2切り替え手段をバイパス回路開成側にして第3
切り替え手段を第2戻り管側に切り替えても、同様に負
圧が大きくなる。
【0020】次に(b)微細気泡から大気泡に変更され
た時、第2切り替え手段をバイパス回路閉成側に、第3
切り替え手段を第1戻り管と第2戻り管側に、第1切り
替え手段を第1往き管と第2往き管側の順位で切り替え
接続するか、また第2切り替え手段と第3切り替え手段
を同時優先し、第1切り替え手段を切り替えることによ
り、上述した(a)と同様の作用によりエジェクタ部の
空気流入部および水流入部の負圧を小さくすることがで
きる。
【0021】上述第2技術手段において、ポンプの作動
中に気泡発生の変更をした時、これまで流入していた空
気流入手段Aまたは空気流入手段Bを優先的に閉成せし
めることによって、微細気泡発生時に空気流入手段Aか
らの空気の流入が無くなり、微細気泡の消泡作用を防止
できる。一方、大気泡発生時に空気流入手段Bからの空
気の流入が無くなり、ポンプがエアーがみすることなく
安定した作動をすることができること、またポンプの耐
久性を向上することができる。
【0022】上記第3技術手段において、大気泡発生の
運転スイッチを「切」にすると、ポンプを停止し、空気
流入手段Bを開成することによって、空気流入手段Bに
かかっている負圧を大気圧に戻すことができる。エジェ
クタ部の空気流入部に設けた空気流入手段Bが閉成した
状態では、ポンプの吸入部の負圧がそのまま空気流入部
から空気流入手段Bの間にかかることになる。運転を
「切」、すなわちポンプの作動がOFFしても空気流入
部に設けた空気逆流防止装置が働き閉成する。このとき
空気逆流防止装置と連通し空気量を調節する空気制御装
置、空気流入手段Bの間が、前記負圧の状態のままとな
る。
【0023】この負圧が大きくなる条件として、大気泡
運転を連続使用(すなわち微細気泡運転をしないで)す
ると負圧が加算されるため、前記空気流入手段Bの開成
に大トルクが必要となり、開成不能状態になりやすい。
そのため大気泡発生の運転スイッチを「切」にすると、
ポンプを停止後毎に、空気流入手段Bを開成することに
より、負圧を大気圧に戻すことによって、微細気泡発生
の運転スイッチを「入」にすると、小トルクで空気流入
手段Bを開成できることになり、安定して微細気泡を発
生することができる。
【0024】上記第4技術手段において、微細気泡発生
の運転スイッチを「切」にすると、空気流入手段Bを閉
成し、第2切り替え手段をバイパス回路閉成側に、第3
切り替え手段を第1戻り管と第2戻り管側に、第1切り
替え手段を第1往き管と第2往き管側の順位で切り替え
るか、また第2切り替え手段と第3切り替え手段を同時
優先し、第1切り替え手段を切り替え、一定時間遅効さ
せてポンプを停止し、空気流入手段Bを開成することに
よって、ポンプ、第1往き管および第2往き管内の未溶
解の空気を水槽に排出させることにより、次の大気泡発
生、微細気泡発生の安定化、すなわちポンプ作動の立ち
上がりをスムーズすることができる。次にポンプを停止
後、空気流入手段Bを一定時間開成することにより、上
述の如く、小トルクで空気流入手段Bを開成することが
できる。
【0025】上記第5技術手段において、気泡発生運転
前の切り替え手段の設定として、第1切り替え手段を第
1往き管と第2往き管側に、第2切り替え手段をバイパ
ス回路閉成側に、第3切り替え手段を第1戻り管と第2
戻り管側することよって、特に気泡の主機能であるマッ
サージ効果、温熱効果等の目的を大気泡発生の運転スイ
ッチ「入」にすると、ポンプの作動と空気流入手段Aの
開成で、すぐに大気泡を発生しすることができる。
【0026】上記第6技術手段において、第2往き管ま
たは第2戻り管に流量検知装置を備え、微細気泡運転開
始時および微細気泡発生時に、前記流量検知装置の検知
信号により正常か異常を判定して運転を制御することに
よって、特に微細気泡発生における異常を検知、すなわ
ちポンプのエアーがみによる流量低下や切り替え手段の
異常による流量低下、上昇や微細気泡発生部と第2往き
管の目詰まり等を検出することができる。また異常検知
の検知信号を出力し、ポンプのエアーパージや目詰まり
クリーニング操作、使用者に異常を知らせる等を容易に
制御操作することができる。
【0027】
【実施例】以下本発明の一実施例につき、図1(a)大
気泡発生時、(b)微細気泡発生時の配管回路図にした
がい説明する。1は気泡を水中に生じさせる浴槽等の水
槽、2は水槽1の水中に微細気泡を生じさせる微細気泡
発生部で、直列一体化した大気泡発生部3を介して水槽
1に通じる。大気泡発生部3は水槽1に取付け、空気流
入手段A25に連通し水中に大気泡を生じさせる。5は
水槽1の水4を循環させるポンプで、吐出部6と吸入部
7を有する。
【0028】8はバイパス回路で、一端をポンプ5の吐
出部6に、他端を吸入部7に接続するとともに、途中に
第1切り替え手段10で、モータ式の2方弁を設けた第
1往き管9と第2往き管11に分岐する分岐部12、1
3を備え、この分岐部12、13の下流側にバイパス回
路8を開成と閉成する第2切り替え手段14で、モータ
式の2方弁よりなる。15は第2切り替え手段14とポ
ンプ5の吸入部7の間に接続したエジェクタ部で、微細
気泡発生時のみ空気を流入せしめる空気流入部16と微
細気泡発生時と大気泡発生時に水槽1の水4を流入する
水流入部17を備えている。
【0029】18は水流入部17またはその近傍の第2
戻り管21の管径を絞って形成した抵抗部で、エジェク
タ部15に水と空気を負圧流入させるためのものであ
る。19は水槽1の水4をポンプ5の吸入部7に連通し
た戻り管で、この戻り管19は微細気泡発生時に第2戻
り管21に、大気泡発生時に第1戻り管20と第2戻り
管21に戻り水を切り替える第3切り替え手段22で、
モータ式の3方弁よりなる。
【0030】23は空気流入部16またはその近傍に備
えた空気逆流防止装置で、この空気逆流防止装置23は
微細気泡発生時に空気量を制御する空気制御装置24に
逆流する空気と水を防止し安定して空気を流入させるも
ので、空気流入手段B26に連通している。28はポン
プ5、第1切り替え手段10、第2切り替え手段14、
第3切り替え手段22、空気流入手段A25、空気流入
手段B26にそれぞれ結線した制御手段27に行う操作
部で、大気泡用釦と微細気泡用釦を備えている。
【0031】以下、実施例の気泡発生の動作を簡単に説
明する。 (a)大気泡発生の運転 操作部28で大気泡発生の指示をし、大気泡スイッチを
「入」にすると制御手段27により次のように制御され
る。第2切り替え手段14をバイパス回路8閉成側に、
第3切り替え手段22を第1戻り管20と第2戻り管2
1側に、第1切り替え手段10を開成し第1往き管9と
第2往き管11に各々切り替える。そして、ポンプ5が
運転を開始すると、水槽1の水4が戻り管19から第1
戻り管20と第2戻り管21の2経路を通り、ポンプ5
の吸入部7に吸入される。
【0032】この時2経路から吸入することは、大気泡
発生に必要な大水量を確保するためである。そしてポン
プ5の吐出部6からバイパス回路8に吐出される。吐出
された水4は第2切り替え手段14によりバイパス回路
8が閉成されているため、分岐部12から第1往き管9
に、分岐部13から第2往き管11にと2経路を通り、
大気泡発生部3からいきよいよく吐出される。そしてこ
の吐出力により、既にポンプ運転と同時に開成している
空気流入手段A25から流入してきた空気が水に混入し
て水槽1に広がり大気泡が発生する。
【0033】この時、第2往き管に水を流す理由は大気
泡発生に必要な大水量を確保すること、また微細気泡発
生部2が細孔で構成されているため、前記細孔が目詰ま
りしやすいことから大気泡発生時毎に洗浄操作をして微
細気泡を安定して発生させることができるようにしたも
のである。
【0034】(b)微細気泡発生の運転 操作部28で微細気泡発生の指示をし、微細気泡スイッ
チを「入」にすると制御手段27により次のように制御
される。第1切り替え手段10を閉成し第2往き管11
側に、第3切り替え手段22を第2戻り管21側に、第
2切り替え手段14をバイパス回路8開成側に各々切り
替える。そして、ポンプ5が運転を開始すると、水槽1
の水4が戻り管19から第2戻り管21を通り、エジェ
クタ部15の水流入部18から負圧吸入される。そし
て、この水4がポンプ5の吸入部7に吸入されると、ポ
ンプ5の吸入側の圧力が上昇するとともに吐出部6側の
圧力も昇圧される。
【0035】すなわち、微細気泡発生部2の吐出口が細
孔で構成されているので、ポンプ5は略締切運転の状態
で動作しているので、吸入部7側の圧力が上昇した上に
ポンプ5の締切圧力が加わり圧力上昇が得られ、ポンプ
5、バイパス回路8、第2往き管11が昇圧される。こ
のような運転状態においてポンプ5の運転と同時に開成
している空気流入手段B26から空気を流入し、空気制
御装置24により一定の安定した空気量にして空気逆流
防止装置23を介して空気流入部16よりエジェクタ部
15に吸引され、そして吸入部7からポンプ5に入り吐
出部6からバイパス回路8側と分岐部13から第2往き
管11の両方に流れる。
【0036】この時、バイパス回路8、第2往き管11
は高圧に昇圧されているため、先に吸引された空気は溶
解された状態にある。そして空気の溶解された水が微細
気泡発生部2を通過すると急激に減圧されて溶解してい
た空気が微細気泡となって大気泡発生部3を経て水槽1
に乳白色と広がる。前記流入された空気はポンプ5の吸
入部15から吸入され、ポンプ5の高速回転翼により微
細空気化され、気液接触効率が大きくなり、ポンプ5を
含む高圧化された水回路で、ほぼ瞬間的に加圧溶解され
る。
【0037】また未溶解の空気はバイパス回路8に設け
た分岐部13から吐出する水量Q1と再循環水Q2とエ
ジェクタ部15の水流入部18から流入する水量Q3と
した場合、Q1=Q3、すなわち微細気泡発生部2から
吐出した水量はQ1となり、吐出した水量Q1分のみを
Q3分として流入させる。一方、バイパス回路8に再循
環する水量Q2は可能な限り多くすることが望ましい。
なぜならQ2/Q1比を仮に循環回数とすると、この循
環比を大とすることにより、未溶解空気をバイパス回路
8でさらに加圧溶解することができる。
【0038】図2は大気泡発生から微細気泡に変更
(a)および微細気泡から大気泡に変更(b)する場合
のフローチャートにしたがい説明する。ただし大気泡ス
イッチを「入」のS1から空気流入手段A25の開成S
6、微細気泡スイッチを「入」のS13から空気流入手
段B26の開成S18はすでに上述しているので説明を
省略する。
【0039】(a)の如く大気泡発生中から微細気泡発
生に操作部28により変更を指示、すなわち微細気泡ス
イッチを「入」にすると(S7)、優先的に制御手段2
7が空気流入手段A25を閉成する(S8)。次に第1
切り替え手段10を閉成して(S9)、第2往き管11
に通水するように切り替える。その後第3切り替え手段
22を第2戻り管21に切り替え(S10)、第2切り
替え手段14を開成して(S11)、バイパス回路8に
水を循環させる。そして空気流入手段B26を開成し
(S12)、微細気泡発生の運転に入る。
【0040】このようなシーケンスにすることによっ
て、まず大気泡から微細気泡に気泡変更しても、大気泡
発生部3にも上述した水量Q1か流れるため、前記大気
泡発生部3に設けたエジェクタ作用により、前記空気流
入手段A25が開成したままであると空気が流入し、微
細気泡と混合されて、微細気泡の発生量が減少する。こ
のため、空気流入手段25を優先的に閉成するものであ
る。
【0041】さらに第1切り替え手段10を優先的に閉
成することにより、微細気泡発生部2が細孔構成のため
ポンプ5が略締切状態となり、水量が著しく低下するた
め、ポンプ5の吸入部7を異常負圧、すなわち高負圧に
なることを防止できる。このことは空気流入手段B26
の開成トルクが小トルクでよく安定、確実に開成できる
ものである。さらにまた第3切り替え手段22を第2切
り替え手段14よりも先に切り替え動または同時に切り
替えすることにより、ポンプ5の吸入部7をより低負圧
化することができる。
【0042】前記高負圧状態になる条件は、第1切り替
え手段10を開成のままで、かつ第3切り替え手段22
を第2戻り管に切り替えると、エジェクタ部15の水流
入部のみの流入水となるために高負圧状態が生じる。ま
た高負圧になると上述の開成トルクを大トルクにする必
要があること、水回路や空気流入回路等の接続部から異
常な空気が流入することになる。さらにポンプ5から異
常音が発生するなどの問題が生じ、これを避けるため、
上記のような制御が必須条件となる。
【0043】一方、(b)の如く微細気泡発生中から大
気泡発生に操作部28により変更を指示、大気泡スイッ
チを「入」にすると(S19)、優先的に制御手段27
が空気流入手段B26を閉成する(S20)。次に第2
切り替え手段14を閉成して(S20)、バイパス回路
8の循環を停止させる。そして第3切り替え手段22を
第1戻り管20と第2戻り管21に切り替え(S2
2)、第1切り替え手段10を開成して(S23)、第
1往き管9と第2往き管11に通水するように切り替え
る。そして空気流入手段A25を開成し(S24)、大
気泡発生の運転に入る。
【0044】このようなシーケンスにすることによっ
て、まず微細気泡から大気泡に気泡変更しても、前記空
気流入手段B26が開成していると、バイパス回路8に
水が循環しているため、エジェクタ部15が負圧状態の
ままとなり、空気が常時流入してポンプ5が大気泡にな
っても常にエアーがみ状態で運転することになる。この
ため、空気流入手段B26を優先的に閉成するものであ
る。
【0045】さらに第2切り替え手段14を優先的に閉
成してバイパス回路8の循環を停止すると、微細気泡発
生部2が細孔構成のためポンプ5の吐出流量が多くなら
ないため、ポンプ5の吸入部7が異常負圧、すなわち高
負圧になることを防止できる。さらにまた第3切り替え
手段22を第1切り替え手段109よりも先に切り替え
るか、または同時に切り替えすることにより、ポンプ5
の吸入部7をより低負圧化することができる。
【0046】前記高負圧状態になる条件は、第3切り替
え手段22を第2戻り管21のままで、第2切り替え手
段14を閉成し、かつ第1切り替え手段10を開成する
と、エジェクタ部15の水流入部のみの流入水となるた
めに高負圧状態が生じる。また高負圧になると第3切り
替え手段22の切り替えトルクを大トルクにする必要が
あること、水回路や空気流入回路等の接続部から異常な
空気が流入することになる。さらにポンプ5から異常音
が発生するなどの問題が生じ、これを避けるため、上記
のような制御が必須条件となる。
【0047】図3は大気泡発生の停止後のフローチャー
トを示す。S1〜S6は図2と同一制御手段であるから
説明は省略する。大気泡スイッチを「切」にする(S2
5)と、ポンプ5が停止し(S26)、空気流入手段A
25が閉成する(S27)。その後、空気流入手段B2
6を開成する(S28)。このような制御手段を行うこ
とによって、大気泡発生時に生じるエジェクタ部15の
空気流入部16の空気逆流防止装置23から気泡流入手
段B26までの高負圧状態を大気圧に戻すことができ
る。
【0048】このことは微細気泡発生時に空気流入手段
B26の開成トルクを小さくすることができ、常に安定
した開成作動ができる。大気泡発生時にエジェクタ部1
5内が高負圧状態になる要因として、ポンプ5の吸入部
7までの抵抗が大きいこと、すなわち第3切り替え手段
22、第1戻り管20、第2戻り管21および戻り管1
9等の総抵抗によって決定される。しかしながら、前記
第3切り替え手段22の3方弁のボール径を大きくして
抵抗を小さくすることは可能であるが、コスト高とな
る。
【0049】また各戻り管19、20、21の管径を大
きくして抵抗を小さくすることも可能であるが、これも
コスト高と経済的でなくなる。このように経済性を考慮
すると、高負圧状態は避けることができない。さらに、
もし大気泡発生を連続して使用すると、大気泡発生毎に
負圧が増加し、エジェクタ部15の接続部から異常な空
気が流入しやすくなり、ポンプ5がエアーがみが生じ、
気泡発生が安定して運転することができなくなるなどの
問題が発生する。
【0050】図4は微細気泡発生の停止後のフローチャ
ートを示す。S13〜S18は図2と同一の制御手段で
あるから説明は省略する。微細気泡スイッチを「切」に
する(S29)と、空気流入手段Bを閉成し(S3
0)、その後第2切り替え手段14を閉成する(S3
1)。そして第3切り替え手段22を第1戻り管20と
第2戻り管21に切り替え(S32)、第1切り替え手
段10を開成する(S33)。その後、ポンプ5を一定
時間t作動させた後(S34)、ポンプ5を停止し(S
35)、そして空気流入手段B26を開成する(S3
6)。
【0051】このような制御手段を行うことによって、
ポンプ5、バイパス回路8、第2往き管11の未溶解空
気を水槽1に排出させると同時に、微細気泡発生部2の
細孔部を洗浄することができる。また操作時に生じるエ
ジェクタ部15の空気流入部16の空気逆流防止装置2
3から気泡流入手段B26までの高負圧状態を大気圧に
戻すことができる。このことは図3で詳述したような微
細気泡発生時に空気流入手段B26の開成トルクを小さ
くできる。上記S32〜S33の制御手段は、エジェク
タ部15の負圧を最少限度にし、高負圧の上昇を抑える
ためである。
【0052】図5は気泡運転前の各々の切り替え手段設
定について、微細気泡発生時を代表例としたフローチャ
ートを示す。S13〜S18は図2と同一の制御手段で
あるから説明は省略する。微細気泡スイッチを「切」す
る(S37)と、空気流入手段B26を閉成する(S3
8)とともに、ポンプ5を停止する(S39)。その
後、第2切り替え手段14を閉成(S40)、第3切り
替え手段22を第1戻り管20、第2戻り管21側に
(S41)、第1切り替え手段10を開成する(S4
2)ように切り替える。
【0053】このような制御手段を行うことによって、
特に気泡の主機能であるマッサージ効果、温熱効果等の
目的を大気泡発生の運転スイッチ「入」にすると、ポン
プ5の作動と空気流入手段A25の開成で、すぐに大気
泡を発生することができる。
【0054】図6は図1の変形例で、第2往き管11に
流量検知装置29を設け、微細気泡発生時を代表例とし
た配管回路図を示す。図1の実施例と同一構造で同一作
用をする部分には同一符号を付して詳細な説明を省略
し、異なる部分を中心に説明する。
【0055】微細気泡運転開始時および微細気泡発生時
に、前記流量検知装置29の検知信号により正常か異常
を判定して運転を制御することによって、特に微細気泡
発生における異常を検知、すなわちポンプ5のエアーが
みによる流量低下や各々の切り替え手段10、14、2
2の切り替え異常による流量低下や流量上昇や微細気泡
発生部2、第2往き管21、戻り管19、第2戻り管2
1、バイパス回路15等の目詰まりを検出することがで
きる。
【0056】また異常検知の検知信号を出力し、ポンプ
5のエアーパージや各々の配管目詰まりクリーニング操
作、使用者に異常を知らせる等を容易に制御操作できる
極めて有効な手段である。図中では詳述していないが、
第2戻り管21に流量検知装置29を設けても同様の効
果を有する。
【0057】図7は図1の第2変形例、第3切り替え手
段22のモータ式の3方弁を、モータ式の2方弁からな
る第3切り替え手段32とし、微細気泡発生時を代表例
とした配管回路図を示す。図1の実施例と同一構造で同
一作用をする部分には同一符号を付して詳細な説明を省
略し、異なる部分を中心に説明する。
【0058】戻り管19に分岐部31を備え、この分岐
部31から第1戻り管33と第2戻り管34を分岐して
いる。前記第1戻り管33とバイパス回路8との間に、
第3切り替え手段32を設け、微細気泡発生時には、前
記第2戻り管34からエジェクタ部15の水流入部17
のみから水を流入するように、第3切り替え手段32を
閉成している。
【0059】この第3切り替え手段32をモータ式の2
方弁にすることによって、低コスト化と、図中では詳述
していないが、図1の配管回路図と比較してもわかるよ
うに、大気泡発生時にポンプ5の吸入部7へ流入量が多
くなり、吸入抵抗を低減が可能となる。また制御手段2
7は図2と同一であることから、動作説明は省略する。
【0060】図8は図1の第3変形例で、微細気泡発生
部2と大気泡発生部3が直列一体化したものから、水槽
1に並列分離化し、微細気泡発生部35と大気泡発生部
36に分離し、微細気泡発生時を代表例とした配管回路
図を示す。図1の実施例と同一構造で同一作用をする部
分には同一符号を付して詳細な説明を省略し、異なる部
分を中心に説明する。
【0061】微細気泡発生部35に第2往き管38を、
また大気泡発生部36に第1往き管37、戻り管19お
よび空気流入手段A25をそれぞれ連結している。微細
気泡発生時には、バイパス回路8で空気を加圧溶解した
水は分岐部13から第2往き管38を通り、細孔構成か
らなる微細気泡発生部35で急激に減圧され、水槽1に
微細気泡に吐出される。図中では詳述していないが、大
気泡発生時には第1往き管36と第2往き管37の両方
に流れ、大気泡発生部36から吐出する水量はやや減少
する。
【0062】しかしながら、図8の配管回路図の構成
は、特にユニットバス等の施工時、浴槽とユニット壁と
の距離が狭く、図1のような直列一体化の発生装置が施
工できない場合に有効な手段である。また制御手段27
は図2と同一であることから、動作説明は省略する。
【0063】
【発明の効果】このように本発明の請求項1記載の気泡
発生装置は、(a)大気泡から微細気泡に変更された
時、(b)微細気泡から大気泡に変更された時、エジェ
クタ部の空気流入部の負圧を小さくして空気流入手段B
の開成トルクを小トルクで開成ができ、安定して気泡発
生ができる。
【0064】また本発明の請求項2記載の気泡発生装置
は、微細気泡発生時に空気流入手段Aからの空気の流入
が無くなり、微細気泡の消泡作用を防止できる。また大
気泡発生時に空気流入手段Bからの空気の流入が無くな
り、ポンプがエアーがみすることなく安定した作動をす
ることができること、またポンプの耐久性を向上するこ
とができる。
【0065】また本発明の請求項3記載の気泡発生装置
は、大気泡発生の運転スイッチを「切」にし、空気流入
手段Bを開成することによって、空気流入手段Bにかか
っている負圧を大気圧に戻すことによって、微細気泡発
生の運転スイッチを「入」にすると、小トルクで空気流
入手段Bを開成できることになり、安定して微細気泡を
発生することができる。
【0066】また本発明の請求項4記載の気泡発生装置
は、微細気泡発生の運転スイッチを「切」にし、空気流
入手段Bを閉成し、第2切り替え手段をバイパス回路閉
成側に、第3切り替え手段を第1戻り管と第2戻り管側
に、第1切り替え手段を第1往き管と第2往き管側の順
位で切り替えるか、また第2切り替え手段と第3切り替
え手段を同時優先し、第1切り替え手段を切り替え、一
定時間遅効させてポンプを停止し、空気流入手段Bを開
成することによって、ポンプ、第1往き管および第2往
き管内の未溶解の空気を水槽に排出できる。
【0067】また次の大気泡発生、微細気泡発生の安定
化、すなわちポンプ作動の立ち上がりをスムーズするこ
とができる。さらに次にポンプを停止後、空気流入手段
Bを一定時間開成することにより、小トルクで空気流入
手段Bを開成することができる。
【0068】また本発明の請求項5記載の気泡発生装置
は、気泡発生運転前の切り替え手段の設定として、第1
切り替え手段を第1往き管と第2往き管側に、第2切り
替え手段をバイパス回路閉成側に、第3切り替え手段を
第1戻り管と第2戻り管側することよって、特に気泡の
主機能であるマッサージ効果、温熱効果等の目的を大気
泡発生の運転スイッチ「入」にすると、ポンプの作動と
空気流入手段Aの開成で、迅速に大気泡を発生すること
ができる。
【0069】さらに本発明の請求項6記載の気泡発生装
置は、第2往き管または第2戻り管に流量検知装置を備
えることによって、微細気泡運転開始時および微細気泡
発生時に、正常か異常を判定して運転を制御することが
できる。特に微細気泡発生における異常を検知、すなわ
ちポンプのエアーがみによる流量低下や切り替え手段の
異常による流量低下、流量上昇や微細気泡発生部と第2
往き管の目詰まり等を検出することができる。また異常
検知の検知信号を出力し、ポンプのエアーパージ操作や
目詰まりクリーニング操作、使用者に異常を知らせる等
を容易に制御操作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施例における気泡発生装置
の大気泡発生時を示す構成図 (b)同装置の微細気泡発生時を示す構成図
【図2】(a)同装置の大気泡発生から微細気泡発生に
変更する制御手段の動作フローチャート (b)同装置の微細気泡発生から大気泡発生に変更する
制御手段の動作フローチャート
【図3】同装置の大気泡発生停止後の制御手段の動作フ
ローチャート
【図4】同装置の微細気泡発生停止後の制御手段の動作
フローチャート
【図5】同装置の微細気泡発生停止後の切り替え手段設
定の制御手段の動作フローチャート
【図6】同装置の第1変形例における微細気泡発生時を
示す構成図
【図7】同装置の第2変形例における微細気泡発生時を
示す構成図
【図8】同装置の第3変形例における微細気泡発生時を
示す構成図
【図9】従来の噴流浴装置を示すシステム構成図
【図10】同装置のシャトルバルブの断面図
【図11】同装置のレリーフバルブの断面図
【図12】同装置の低圧噴流ノズルの断面図
【符号の説明】
1 水槽 2、35 微細気泡発生部 3、36 大気泡発生部 5 ポンプ 6 吐出部 7 吸入部 8 バイパス回路 9 第1往き管 10、37 第1切り替え手段 11、38 第2往き管 12、13、31 分岐部 14 第2切り替え手段 15 エジェクタ部 16 空気流入部 17 水流入部 18 抵抗部 19 戻り管 20、33 第1戻り管 21、34 第2戻り管 22、32 第3切り替え手段 23 空気逆流防止装置 24 空気制御装置 25 空気流入手段A 26 空気流入手段B 27、30 制御手段 28 操作部 29 流量検知装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾崎 行則 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 河合 祐 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中村 邦夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水槽と、この水槽に設けられた微細気泡発
    生部と大気泡発生部からなる気泡噴流装置と、前記水槽
    の水を循環するポンプと、このポンプの吐出部と吸入部
    の間に両端を接続したバイパス回路と、このバイパス回
    路のバイパス水を分岐し、大気泡発生部へ連通した第1
    往き管に備える第1切り替え手段、および微細気泡発生
    部へ連通した第2往き管を設け、大気泡発生時に第1往
    き管と第2往き管、また微細気泡発生時に第2往き管へ
    連通し、前記バイパス回路の途中に入口と出口を接続
    し、水流入部と空気流入部を有するエジェクタ部と、こ
    のエジェクタ部の上流にバイパス水を制御する第2切り
    替え手段と、前記エジェクタ部の一部に水と空気を負圧
    流入させる抵抗部と、空気流入部に空気逆流防止装置を
    設け、この空気逆流装置と連通し空気量を調節する空気
    制御装置と、この空気制御装置の上流に空気流入手段B
    と、前記水槽の水をポンプの吸入部に吸入する戻り管
    と、この戻り管の戻り水を分岐し大気泡発生時にポンプ
    の吸入部に連通した第1戻り管とエジェクタ部の水流入
    部に連通した第2戻り管、微細気泡発生時にエジェクタ
    部の水流入部に連通した第2戻り管へと流れを切り替え
    る第3切り替え手段とを設け、前記大気泡発生部へ連通
    した空気流入手段Aと第1切り替え手段と第2切り替え
    手段と空気流入手段Bと第3切り替え手段をポンプの動
    作中に気泡発生の変更が、大気泡から微細気泡に変更さ
    れた時、第1切り替え手段を第2往き管側に、第3切り
    替え手段を第2戻り管側に、第2切り替え手段をバイパ
    ス回路開成側の順位で切り替え接続するか、または第1
    切り替え手段を優先し、第3切り替え手段と第2切り替
    え手段を同時に切り替え、空気流入手段Aを閉成して空
    気流入手段Bを開成し、また微細気泡から大気泡に変更
    された時、第2切り替え手段をバイパス回路閉成側に、
    第3切り替え手段を第1戻り管と第2戻り管側に、第1
    切り替え手段を第1往き管と第2往き管側の順位で切り
    替え接続するか、また第2切り替え手段と第3切り替え
    手段を同時優先し、第1切り替え手段を切り替え、空気
    流入手段Bを閉成して空気流入手段Aを開成する制御手
    段を備えた気泡発生装置。
  2. 【請求項2】ポンプの動作中に気泡発生の変更をした
    時、これまで開成していた空気流入手段Aまたは空気流
    入手段Bを優先的に閉成せしめる請求項1記載の気泡発
    生装置。
  3. 【請求項3】大気泡発生の運転スイッチを「切」にする
    と、ポンプを停止し、空気流入手段Bを開成してなる請
    求項1記載の気泡発生装置。
  4. 【請求項4】微細気泡発生の運転スイッチを「切」にす
    ると、空気流入手段Bを閉成し、第2切り替え手段をバ
    イパス回路閉成側に、第3切り替え手段を第1戻り管と
    第2戻り管側に、第1切り替え手段を第1往き管と第2
    往き管側の順位で切り替えるか、また第2切り替え手段
    と第3切り替え手段を同時優先し、第1切り替え手段を
    切り替え、一定時間遅効させてポンプを停止し、空気流
    入手段Bを開成してなる請求項1記載の気泡発生装置。
  5. 【請求項5】気泡発生運転前の切り替え手段の設定とし
    て、第1切り替え手段を第1往き管と第2往き管側に、
    第2切り替え手段をバイパス回路閉成側に、第3切り替
    え手段を第1戻り管と第2戻り管側としてなる請求項1
    記載の気泡発生装置。
  6. 【請求項6】第2往き管または第2戻り管に流量検知装
    置を備え、微細気泡運転開始時および微細気泡発生時
    に、前記流量検知装置の検知信号により正常か異常を判
    定して運転を制御する制御手段を備える請求項1記載の
    気泡発生装置。
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