JP3013621B2 - 気泡水流発生装置の制御装置 - Google Patents

気泡水流発生装置の制御装置

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JP3013621B2
JP3013621B2 JP4221065A JP22106592A JP3013621B2 JP 3013621 B2 JP3013621 B2 JP 3013621B2 JP 4221065 A JP4221065 A JP 4221065A JP 22106592 A JP22106592 A JP 22106592A JP 3013621 B2 JP3013621 B2 JP 3013621B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水を循環させるポンプ
によって、浴槽、その他の水槽内に微細気泡水流を発生
させる機能を有する気泡水流発生装置の制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の微細気泡水流を発生させ
る気泡水流発生装置(噴流浴装置)として、特公平3−
14464号公報に記載の開示例を図6、7および8に
示す。浴槽101内に温水102を循環させるポンプ1
03を備えたポンプユニット104と、ポンプ103の
吸入側管路105に連結された温水102の吸入器10
6およびポンプ103の吐出側管路107に2方弁10
8を介して分岐連結された低圧噴流ノズル109並びに
高圧噴流ノズル110を備えたノズルユニット111で
構成されている。またポンプ103の吸入側管路105
にはジェット通路112が設けられ、吐出側管路107
からジェット通路112の間にはシャトルバルブ113
を介して分岐通路114を配管している。
【0003】前記シャトルバルブ113は図7に示す如
くスプリング115により付勢された円錐弁116と、
この円錐弁116に連結された弁棒117、円錐弁11
6の開閉によりジェット通路112への空気の流入及び
停止をさせられる空気取り入れ通路118、空気通路1
19で構成されている。
【0004】さらに高圧噴流ノズル110は図8に示す
如く螺旋通路120、121を交互に備えた気液混合器
122と、スプリング123によって付勢された弁体1
24および噴流吐出口125を備えたレリーフバルブ1
26で構成されている。
【0005】次に動作を説明すると、微細気泡水流の発
生時には図5において、ポンプ103を運転すると温水
102は吸入器106から吸入側管路105を介してポ
ンプ103に吸入され、その後ポンプ103から吐出側
管路107を介して高圧噴流ノズル110から微細気泡
水流が浴槽101に噴出される。この時にはポンプ10
3の吐出圧は分岐管路114に作用し、吐出圧が大きく
なり、弁棒117に連結した円錐弁116がスプリング
115の付勢力に打ち勝って、円錐弁116を開成す
る。その結果、空気取り入れ通路118、円錐弁11
6、空気通路119を介してジェット通路112に空気
が吸引され、ポンプ103に吸引される。吸引された空
気は高圧でポンプ103、吐出側管路107および高圧
噴流ノズル110内の気液混合器122に送られ、加圧
溶解される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記構成
では通常、微細気泡水流運転使用時において、ポンプ1
03が作動すると温水102が吸入器106から吸入側
管路105を介してポンプ103に吸入する。温水10
2が吸入すると、レリーフバルブ126が吐出抵抗とな
り、ポンプ103、吐出側管路107、シャトルバルブ
113がほぼ瞬間的に高圧状態になるものとしている。
しかし、ポンプ103がエアーがみを生じると、空気が
圧縮−減圧と繰り返されるため高圧状態になりにくくな
る。このようになるのは微細気泡水流の発生運転が終了
するとポンプ103内が高圧状態から減圧されて大気圧
に戻るため、今まで温水中に加圧溶解されている空気が
再気体化され、ポンプ103内に滞留し、再運転時にエ
アーがみ状態となるからである。また吐出側管路10
7、レリーフバルブ126で前記と同様に空気が再気体
化され、これがポンプ103のエアーがみになる。さら
に浴槽101の温水102が排水されると、吸入側管路
105の温水102も同様に全部排水、または一部排水
され、再度温水102を浴槽101に注入すると当然、
吸入側管路105内に空気が滞留し、前記空気はポンプ
103が作動すると、ポンプ103に多量に吸入される
場合がある。
【0007】本発明は、このような上記の問題点を解決
するもので、微細気泡水流の発生を行うポンプ等に滞留
する再気化した空気、未溶解空気を軽減し、ポンプの耐
久性および運転開始時の立上りを迅速にする気泡水流発
生装置の制御装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】そして、上記目的を達成
するために、本発明による気泡水流発生装置の制御装置
における第1技術手段は、水槽と、この水槽に設けた微
細気泡水流吐出部に連結した送り管路および水槽の水を
流出する流出部に連結し、かつ排水検知部を配設した戻
り管路と、水槽の水を循環させるポンプと、前記ポンプ
の吐出部と戻り部の間に接続し、かつ途中を送り管路へ
接続して循環水吐出部となし、この循環水吐出部より前
記水の一部を循環させる循環回路部と、この循環回路部
の循環水吐出部と前記戻り部の間に設け、かつ前記戻り
管路を接続した水流入部および空気流入器を接続した空
気流入部、前記両流入部が連通し循環水により負圧作用
を生じる負圧部を有するエジェクタ部と、前記エジェク
タ部から水と空気を負圧流入させる抵抗部と、前記循環
水吐出部と水槽に設けた微細気泡水流吐出部を含めた送
り管路に設けた加圧用可変絞り部と、前記ポンプの運転
前または開始後に、加圧用可変絞り部の絞り面積を大に
設定し、かつポンプの運転開始から所定時間経過させた
後、前記絞り面積を小に設定を切替えると共に空気流入
器を開成する制御を行う制御手段を備えたものである。
【0009】また、本発明の第2技術手段は、前記第1
技術手段に加え、運転スイッチ[切]において、空気流
入器を閉成し、かつ加圧用可変絞り部の絞り面積を小か
ら大に切替えて所定時間経過させた後、ポンプの運転を
停止する制御手段を備えたものである。
【0010】さらに本発明の第3技術手段は、上記第1
技術手段または第2技術手段に加え、加圧用可変絞り部
の絞り面積の大、小の切替えと所定時間の経過をチェッ
クする機能を有するものである。
【0011】さらに本発明の第4技術手段は、上記第2
技術手段における運転開始時における所定時間より、運
転停止時における所定時間を短くしてなるものである。
【0012】
【作用】上記手段により、本発明の気泡水流発生装置
は、水中に加圧溶解している空気がポンプの運転停止に
より再気体化される。このポンプ、循環水回路部および
微細気泡水流吐出部を含む送り管路に滞留する再気体化
した空気、未溶解空気、戻り管路の空気を短時間に排出
させる。すなわち、制御手段は加圧用可変絞り部の絞り
面積を大に設定し、かつポンプを運転させて所定時間経
過させた後、前記絞り面積を小に設定して空気流入器を
開成する。したがって、排出抵抗の少ない状態にした加
圧用可変絞り部で、かつポンプが運転して所定時間が経
過すると、戻り管路から水がすぐにポンプに流入する。
この時、前記戻り管路に滞留している空気も同時にポン
プに流入し、エアーがみはするものの、すぐにポンプか
ら吐出される。吐出された空気混合水は、抵抗の少ない
送り管路側にほとんど流れ、前記空気混合水は抵抗の少
ない加圧用可変絞り部に微細気泡水流吐出部から吐出さ
れる。このことによって、ポンプが確実かつ安定して正
常運転状態に入ることができる。
【0013】また本発明の第2技術手段によれば、制御
手段は運転スイッチ[切]において、空気流入器を閉成
した後、加圧用可変絞り部の絞り面積を小から大に切替
えて所定時間経過させた後、ポンプの運転を停止させ
る。したがって、ポンプ、循環水回路部および送り管路
の再気体化しようとする空気の溶解した水、未溶解空気
を、外部から空気が入らない状態で、かつ運転終了時に
排出することができるため、再運転時に短時間で高圧化
が可能となる。
【0014】さらに本発明の第3技術手段によれば制御
手段は加圧用可変絞り部の絞り面積の大小の切替えと、
この切替えに対応したポンプの運転開始からの所定時
間、および運転停止させるまでの所定時間をチェック
し、切替えと時間の経過を確認する。
【0015】さらに本発明の第4技術手段によれば制御
手段はポンプの運転時間をできるだけ短くする。
【0016】
【実施例】以下、本発明による気泡発生装置の一実施例
について、図面を参照しながら説明する。
【0017】図1は、本発明の第1実施例の概略構成図
を示し、水槽1はこの水槽1に設けられた微細気泡水流
吐出部2と、前記微細気泡水流吐出部2に連結し、加圧
溶解空気を送る送り管路3および水槽1の水4を流出す
る流出部16に連結した戻り管路17を設けている。ポ
ンプ5は水槽1の水4を循環するのと加圧する両機能を
備え、ヒューガル式、カスケード式で加圧仕様、自給仕
様が付加されたもので、前記戻り管路17と送り管路3
の間に連通している。循環水回路部Aはポンプ5の吐出
部6と戻り部7の間に接続し、かつ途中を送り管路3へ
接続して循環水吐出部12となし、この循環水吐出部1
2より水の一部を循環させる。エジェクタ部8は循環水
吐出部12と戻り部7の間の循環水回路部Aに接続し、
循環水の吐出作用で負圧域となる負圧部8a、これに通
じる水流入部9と空気流入部10を有する。そしてエジ
ェクタ部8は水流入部9に戻り管路17を接続し、空気
流入部10に空気電磁弁、モータ式開閉弁及びモータ式
ニードル弁等の空気を流入・停止する空気流入器15を
接続している。13は微細気泡水流吐出部2に近い送り
管路3に設けた加圧用可変絞り部で、絞り弁、スプリン
グ付き弁体、ダイヤフラム・スプリング付き弁体、ニー
ドル弁等で加圧と減圧の機能を備えている。14は水流
入部9に近い戻り管路17の管路径を絞って形成した流
体の抵抗部で、エジェクタ部8から水と空気を負圧流入
させる。18は送り管路3、ポンプ5、エジェクタ部
8、加圧用可変絞り部13、抵抗部14、空気流入器1
5、戻り管路17、循環水回路部Aから構成される気泡
水流発生手段を制御する制御手段で、運転スイッチ(図
示せず)を備え、ポンプ5、加圧用可変絞り部13、空
気流入器15を制御するため、これらと点線のように結
線してある。
【0018】すなわち、制御手段18は次のような制御
をする。運転スイッチ[入]の運転開始において、加圧
用可変絞り部13の絞り面積を大に設定(以下S2とす
る。)して開口面積を大きくするように加圧用可変絞り
部13を作動させ、そしてポンプ5を運転させて一定時
間経過した後、前記絞り面積を小に設定(以下S1とす
る)して開口面積を小さくするように加圧用可変絞り部
13を作動させた後、空気流入器15を開成して通常の
気泡水流発生の運転に入る制御をする。
【0019】ここで本発明における気泡水流発生の動作
を説明すると制御手段18の運転スイッチを操作する。
すると水が満たされた状態にあるポンプ5が回転し、吐
出された循環水の一部が、吐出部12から送り管路3、
加圧用可変絞り部13を経て微細気泡水流吐出部2から
水槽1に噴出するとともに循環水の残りが循環水回路部
Aを循環する。この循環が行われるとエジェクタ部8が
機能し、水槽1の水4は戻り管路17を経てエジェクタ
部8の負圧部8aに吸引される。そして、この水4がエ
ジェクタ部8を経てポンプ5の戻り部7に吸引される
と、ポンプ5の吸引側の圧力が上昇する。この状態でポ
ンプ5が運転し続けると吐出部6側の圧力も昇圧され
る。すなわち、送り管路3の加圧用可変絞り部13が急
縮小しているので、ポンプ5は略締切運転の状態で動作
している。したがって、戻り部7側の圧力が上昇した上
にポンプ5の締切圧力が加わり圧力上昇が得られる。こ
のような運転状態において空気流入器15も制御手段1
8により動作しているので、空気が流入してきて空気流
入部10よりエジェクタ部8の負圧部8aに吸引され
る。この空気は戻り部7からポンプ5に入り、そして吐
出部6から循環水回路部A、送り管路3へと送られる。
この時、循環水回路部A、送り管路3内は高圧のため、
先に吸引された空気は水4に溶解された状態にある。そ
して、空気が溶解された水が加圧用可変絞り部13を通
過すると急激に減圧されて溶解していた空気が微細気泡
となって微細気泡水流吐出部2より水槽1に広がるので
ある。また、このような運転を停止すると気泡水流発生
手段の中で水中に溶解していた空気は、前記手段の中の
加圧がなくなるため、再び気体化されて空気となり滞留
する。
【0020】さらに本発明の構成につき詳述すると第1
のポイントとして、ポンプ5の吐出部6から吐出された
循環水11は、循環水吐出部12から送り管路3側とエ
ジェクタ部8側とへ分岐して流れるようにしたもので、
特にポンプ5、加圧用可変絞り部13およびエジェクタ
部8の3要素により高圧化される。また高圧下での空気
の加圧溶解手段は、従来例ではレリーフバルブ126に
設けた螺旋通路120、121を交互に備えた気液混合
器122が空気の主加圧溶解であったが、本発明ではポ
ンプ5を含む循環水回路部Aを空気の主加圧溶解として
いる。すなわち送り管路3側流量Q1とエジェクタ部8
側流量Q2において、Q2>Q1にすることにより、Q
2/Q1比を仮に循環回数とすると、前記循環回数を大
とすることにより、空気を十分に加圧溶解することがで
きる。また循環水回路部Aは、特にポンプ3のエアーが
みを減少させるバッファ効果も有する。すなわち加圧溶
解した空気が再気体化しても循環水回路部Aに滞留しや
すくなるためである。
【0021】次に第2のポイントは、水槽1の水4が排
水され、再注水された場合、すなわち一般的な使い方で
生じる戻り管路17に滞留する空気の悪影響を軽減する
構成として、送り管路3に設けた絞り面積S1(空気加
圧溶解用)よりも大とした絞り面積S2(空気混合水排
出用)にすることができる加圧用可変絞り部13を設け
た構成としている。ポンプ5が運転すると、戻り管路1
7に滞留している空気がポンプ5に流入する。この空気
がポンプ5に滞留、すなわち加圧用可変絞り部13の絞
り面積S1が小さいため、送り水量も少なく、ポンプ5
内に流入した空気は徐々にしか吐出されない。このこと
はポンプ5が長時間エアーがみ状態で運転されるため、
耐久性が著しく悪化する原因となる。またポンプ5、循
環水回路部Aおよび送り管路3の高圧化が不可能とな
る。しかしながら本発明の加圧用可変絞り部13を設け
た構成と、前記加圧用可変絞り部13の絞り面積S1と
S2を、S2>S1、好ましくはS2>>>S1とし、
抵抗を小さくしたS2に設定することによって戻り管路
17に滞留した空気がポンプ5に流入しても、大流量に
より、すぐに空気は吐出される。吐出した空気混合水は
一部、循環水回路部Aで再循環するものの、大部分は抵
抗の少ない送り管路3の加圧用可変絞り部13側に流
れ、容易に微細気泡水流吐出部2から吐出される。この
ため短時間でポンプ5が正常運転状態となり、加圧用可
変絞り部の絞り面積をS1に設定するとすぐに高圧化が
可能となり、開成した空気流入器15から流入された空
気がほぼ瞬間的に加圧溶解され、微細気泡の初期発生時
間が、より安定高速化できる。
【0022】次に本発明の特徴部分における動作につい
て処理S−1〜S−6にわたる図2のフローチャートで
説明すると、S−1の運転スイッチを[入]にすると、
まずS−2のポンプ5を運転させる。S−2のポンプ5
が作動すると、S−3に移行し、加圧用可変絞り部13
を絞り面積S2(空気混合水排出用)に作動させる。S
−3で加圧用可変絞り部13がS2に設定すると、S−
4に移行し、設定時間タイマを作動させる。この時の設
定時間は、滞留した空気量によって異なるが、約5秒か
ら30秒が望ましい。S−4のタイマΔt=t1が経過
すると、S−5に移行し、加圧用可変絞り部13を絞り
面積S1(空気加圧溶解用)に作動させる。S−5の加
圧用可変絞り部13がS1に設定すると、S−6に移行
し、空気流入器15がオン作動(開弁)するように制御
したものである。
【0023】この結果、循環水回路部Aに流入した空気
は先に説明したようにして水中に加圧溶解空気となり、
送り管路3を流れ加圧用可変絞り部13から吐出した瞬
間減圧され、微細気泡が発生して微細気泡水流吐出部2
から吐出して水槽1に微細気泡水流が生じるのである。
【0024】図3は本発明の第2実施例を示すもので、
上記第1実施例と相違するのは制御手段18で、第1実
施例における制御機能にさらに次のような制御機能を有
し、それ以外の構成、作用効果は全く同一なので、詳細
な説明を省略する。
【0025】次に第2実施例について処理S−7〜S−
17にわたる図3のフローチャートで説明すると、S−
7の運転スイッチを[入]からS−12の空気流入器1
5を開成して気泡水流発生の運転に入る制御は図2と同
制御であるため、説明を省略する。そして、S−13の
運転スイッチを[切]にして気泡水流発生の運転を停止
すると、S−14の空気流入器15をオフ作動(閉弁)
させる。S−14で空気流入器15がオフ作動すると、
S−15に移行し、加圧用可変絞り部13の絞り面積を
S2に作動させる。S−15で加圧用可変絞り部13が
S2に作動すると、S−16の設定時間タイマを作動さ
せる。この時の設定時間は、再気体化する空気、未溶解
空気を排出するだけでよいこと、さらに高圧化されてい
るため、排出水量が多くなることから、短時間の設定で
よく、約0.5秒から10秒が望ましく、S−16はポン
プ5を一定時間遅延させてオフ作動させるものである。
S−16のタイマΔt=t2が経過すると、S−17に
移行し、ポンプ5をオフ作動(停止)させる。この結
果、運転停止後においても、しばらくポンプ5が運転し
続け、それから停止するのでポンプ5、循環水回路部A
および送り管路3に減圧して滞留する再気体化しようと
する溶解空気を含む水、未溶解空気を排出することがで
きるため、再運転時、短時間で高圧化が可能となる。
【0026】図4は本発明の第3実施例を示すもので、
上記第1実施例と相違するのは制御手段18で、第1実
施例における制御機能に、さらに次のような制御機能を
有し、それ以外の構成、作用効果は全く同一なので詳細
な説明を省略する。
【0027】次に第3実施例について処理18〜23に
わたる図4のフローチャートで説明すると、S−18の
運転スイッチを[入]にして気泡水流発生の運転をする
と、加圧用可変絞り部13が作動し、S−19で加圧用
可変絞り部13が絞り面積をS2に移動したか否かをチ
ェックする。移動が終了すると、S−20に移行し、ポ
ンプ5を運転させる。S−20でポンプ5が運転する
と、S−21に移行し、設定時間タイマが作動し、ポン
プ5を設定時間が経過したか否かをチェックする。設定
時間が経過すると、S−22に移行し、加圧用可変絞り
部13がS1に移動したか否かをチェックする。移動が
終了すると、S−23に移行し、空気流入器15を開成
してオン作動させる。このように加圧用可変絞り部13
の絞り面積S1およびS2をチェックする機能を付加す
ることにより、微細気泡水流の発生を確実なものにでき
る。
【0028】図5は本発明の第4実施例を示すもので、
上記第2実施例を改良するもので、制御手段18の制御
フローは図3と同じであって、かつ次のような制御機能
を有し、それ以外の構成、作用効果は全く同一なので詳
細な説明を省略する。
【0029】次に第4実施例について図5のタイムチャ
ートで説明すると、運転スイッチを[入]にして気泡水
流発生の運転をすると、ポンプ5の運転開始と同時に加
圧用可変絞り部13の絞り面積をS2に移動する。そし
て、この時の絞り面積S2の移動から絞り面積S1への
切替までの時間をΔt=t1とし、また運転スイッチを
[切]にして気泡水流発生の運転を停止すると、空気流
入器15が閉成すると共に加圧用可変絞り部13が絞り
面積S2に切替る。そして、この時の加圧用可変絞り部
13の絞り面積S2の移動からポンプ5の停止作動まで
の時間をΔt=t2とした場合、t1>t2の関係にす
ると共に、さらにt2の最少時間、すなわち加圧用可変
絞り部13のS2への切替えとポンプ5の停止を同時作
動することにより、ポンプ5の使用時間を極力減少さ
せ、耐久性の向上と、制御を簡素化することができる。
【0030】図示はしていないが、本発明の図1に示し
た概略構成図において、本実施例では微細気泡水流吐出
部2と流出部16を各々別構成したもので説明したが、
一体化構成したものでも可能で、同様の作用効果が得ら
れる。また送り管路3の一部に加圧用可変絞り部13を
設けたもので説明したが、微細気泡水流吐出部2と一体
化構成としても同様の作用効果が得られる。さらにエジ
ェクタ部8に設けた水流入部9と空気流入部10を各々
別構成で説明したが、空気流入部10をエジェクタ部8
の水流入部9と抵抗部14の間に設けても、同様の作用
効果が得られる。最後にエジェクタ部8の水流入部9の
下流側に抵抗部14を設けたもので説明したが、水流入
部9を抵抗部14と兼用、または水流入部9に連結する
戻り管路17の管径を細くしても、同様の作用効果が得
られることから、図1の概略構成図に限定されるもので
はなく、上記構成も本発明の範囲である。
【0031】
【発明の効果】以上の説明により明らかにしたように、
本発明の気泡水流発生装置の制御装置における請求項1
では、制御手段がポンプの運転開始時において、加圧用
可変絞り部の絞り面積の開口を大きくして、一定時間作
動させ、特に戻り管路に滞留している空気を短時間にポ
ンプから吐出させた後、前記絞り面積の開口を小さくさ
せるものであるから、ポンプ、循環水回路部および送り
管路を短時間に高圧化することができる。
【0032】また本発明の請求項2では、制御手段が運
転スイッチ[切]時に、空気流入器を閉成させ、その後
加圧用可変絞り部の絞り面積の開口を大きくして、一定
時間作動させた後にポンプの運転を停止させるものであ
るから、ポンプ、循環水回路部Aおよび送り管路で気泡
水流発生の運転停止後に再気体化しようとする溶解空気
を含む水や未溶解空気を排出することができ、再運転時
に短時間に送り管路等を高圧化して運転開始時の作用と
合せ、装置の立上りを迅速にすることができる。
【0033】さらに本発明の請求項3では、制御手段が
請求項1における加圧用可変絞り部の絞り面積の切替
え、そして加圧用可変絞り部における絞り面積の切替え
に対応したポンプの運転開始の経過時間を確認するもの
であるから、微細気泡水流の発生を確実なものにでき
る。
【0034】さらに本発明の請求項4では制御手段が、
運転開始時におけるポンプの運転から所定時間後におい
ても加圧用可変絞り部の絞り開口を大から小に切替える
時間より、運転停止における加圧用可変絞り部の絞り開
口を小から大に切替えた後からポンプを停止させる時間
を短くするものであるから、ポンプの耐久性が向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明気泡水流発生装置の制御装置における一
実施例を示す概略構成図
【図2】同制御装置の動作フローチャート
【図3】同制御装置における第2実施例を示す制御装置
の動作フローチャート
【図4】同制御装置における第3実施例を示す制御手段
の動作フローチャート
【図5】同制御装置における第4実施例を示す制御手段
の概要タイムチャート
【図6】従来の噴流浴装置を示すシステム構成図
【図7】従来の噴流浴装置のシャトルバルブの断面図
【図8】従来の噴流浴装置のレリーフバルブの断面図
【符号の説明】
1 水槽 2 微細気泡水流吐出部 3 送り管路 5 ポンプ 6 吐出部 7 戻り部 8 エジェクタ部 9 水流入部 10 空気流入部 12 循環水吐出部 13 加圧用可変絞り部 14 抵抗部 15 空気流入器 17 戻り管路 18 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保 和男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 尾崎 行則 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 河合 祐 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 中村 邦夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−108449(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61H 23/00 A47K 3/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水槽と、この水槽に設けた微細気泡水流吐
    出部に連結した送り管路および水槽の水を流出する流出
    部に連結した戻り管路と、水槽の水を循環させるポンプ
    と、前記ポンプの吐出部と戻り部の間に接続し、かつ途
    中を送り管路へ接続して循環水吐出部となし、この循環
    水吐出部より前記水の一部を循環させる循環水回路部
    と、この循環水回路部の循環水吐出部と前記戻り部の間
    に設け、かつ前記戻り管路を接続した水流入部および空
    気流入器を接続した空気流入部、前記両流入部が連通し
    循環水により負圧作用を生じる負圧部を有するエジェク
    タ部と、前記エジェクタ部から水と空気を負圧流入させ
    る抵抗部と、前記循環水吐出部と水槽に設けた微細気泡
    水流吐出部を含めた送り管路に設けた加圧用可変絞り部
    と、前記ポンプの運転前または運転開始後に、加圧用可
    変絞り部の絞り面積を大に設定し、かつポンプの運転開
    始から所定時間経過させた後、前記絞り面積を小に設定
    を切替えると共に空気流入器を開成する制御を行う制御
    手段を備えた気泡水流発生装置の制御装置。
  2. 【請求項2】制御手段は空気流入器を閉成し、かつ加圧
    用可変絞り部の絞り面積を小から大に切替えて所定時間
    経過後、ポンプの運転を停止させてなる請求項1記載の
    気泡水流発生装置の制御装置。
  3. 【請求項3】制御手段は加圧用可変絞り部の絞り面積の
    大、小の切替えと所定時間の経過をチェックする機能を
    有してなる請求項1または2記載の気泡水流発生装置の
    制御装置。
  4. 【請求項4】制御手段はポンプの運転開始から所定時間
    後で加圧用可変絞り部の絞り開口を大から小に切替える
    迄の時間より、運転停止における加圧用可変絞り部の絞
    り開口を小から大に切替えてからポンプを停止させるま
    での所定時間を短くしてなる請求項2記載の気泡水流発
    生装置の制御装置。
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