JP3341322B2 - 気泡発生装置 - Google Patents

気泡発生装置

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JP3341322B2
JP3341322B2 JP32777392A JP32777392A JP3341322B2 JP 3341322 B2 JP3341322 B2 JP 3341322B2 JP 32777392 A JP32777392 A JP 32777392A JP 32777392 A JP32777392 A JP 32777392A JP 3341322 B2 JP3341322 B2 JP 3341322B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水を循環させるポンプ
によって、水槽内に微細気泡および大気泡を発生させる
機能を有する気泡発生装置の制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の微細気泡を発生させる気
泡発生装置(噴流浴装置)として、特公平3−1446
4号公報の例を図7、図8、図9、および図10に示
す。浴槽101内に温水102を循環させるポンプ10
3を備えたポンプユニット104と、ポンプ103の吸
入側管路105に連結された温水102の吸入器106
およびポンプ103の吐出側管路107に2方弁108
を介して分岐連結された低圧噴流ノズル109並びに高
圧噴流ノズル110を備えたノズルユニット111で構
成されている。またポンプ103の吸入側管路105に
はジェット通路112が設けられ、吐出側管路107か
らジェット通路112の間にはシャトルバルブ113を
介して分岐通路114を配管している。前記シャトルバ
ルブ113はスプリング115により付勢された円錐弁
116と、この円錐弁116に連結された弁棒117、
空気取り入れ通路118、空気通路119で構成されて
いる。さらに高圧噴流ノズル110は螺旋通路120、
121を交互に備えた気液混合器122と、とスプリン
グ123によって付勢された弁体124および噴流吐出
口125を備えたレリーフバルブ126で構成されてい
る。また低圧噴流ノズル109は、温水の流動通路12
7と、この流動通路127の外周に形成された空気流入
通路128を備え、流動通路127の下流には細い通路
129、広い室130、ノズル131が構成されてい
る。また空気流入通路128は細い通路132を介して
広い室130に連通している。
【0003】次に動作を説明すると、微細気泡の発生時
には図7において、ポンプ103を運転すると温水10
2は吸入器106から吸入側管路105を介してポンプ
103に吸引され、その後ポンプ103から吐出側管路
107を介して高圧噴流ノズル110から微細気泡が噴
出される。この時にはポンプ103の吐出圧は分岐管路
114に作用し、吐出圧が大きくなり、弁棒117に連
結した円錐弁116がスプリング115の付勢力に打ち
勝って、円錐弁116を開成する。その結果、空気取り
入れ通路118、円錐弁116、空気通路119を介し
てジェット通路112に空気が吸引され、ポンプ103
に吸引される。吸引された空気は高圧でポンプ103、
吐出側管路107および高圧噴流ノズル110内の気液
混合器122に送られ加圧溶解されて、高圧噴流ノズル
110の弁体124および噴流吐出口125から微細気
泡が浴槽101に吐出される。一方、大気泡発生動作時
には図7の2方弁108が切り替わり、ポンプ103か
らの温水は低圧噴流ノズル109から大気泡が浴槽10
1へ噴出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記構成
では、特に微細気泡運転時において、2方弁108を高
圧噴流ノズル110側に切り替え、ポンプ103が作動
すると温水102が吸入器106から吸入側管路105
を介してポンプ103に吸入する。温水102が吸入す
ると、レリーフバルブ126が吐出抵抗となり、ポンプ
103、吐出側管路107、シャトルバルブ113がほ
ぼ瞬間的に高圧状態になるものとしている。一方、大気
泡運転時において、2方弁108を低圧噴流ノズル10
9に切り替え、ポンプ103が作動すると温水102が
微細気泡運転時と同様の流入経路、すなわち吸入器10
6から吸入側管路105、ジェット通路112を介して
ポンプ103に吸入している。しかし、このような構成
では微細気泡運転時に温水102中の異物等により、高
圧噴流ノズル110を構成する螺旋通路120、121
を交互に備えた気液混合器122やスプリング123に
よって付勢された弁体124および噴流吐出口125を
備えたレリーフバルブ126が目詰まりすると、前記高
圧噴流ノズル110を取り外し、分解して異物等を除去
しなければならなかった。また異物等により目詰まりす
ると、長時間にわたりポンプ103、シャトルバルブ1
13、吐出側管路107および高圧噴流ノズルが、さら
に高圧化状態となるため、水漏れ等により微細気泡を安
定して発生することができなくなるなど、従来の技術で
は、特に微細気泡の発生を十分に配慮した構成でなく、
また考慮した実用上の制御もされていないなどの問題点
があった。
【0005】本発明は、このような上記の問題点を解決
するもので、特に微細気泡発生を常時安定化し、かつ異
常高圧状態を短時間だけで解決する優れた気泡発生装置
を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そして、上記目的を達成
するために、本発明による気泡発生装置は、水槽と、こ
の水槽に設けられた微細気泡発生部と大気泡発生部から
なる気泡噴流装置と、前記水槽の水を循環するポンプ
と、前記ポンプの吐出部から大気泡発生部へ連通された
第1往管と、前記ポンプの吐出部から微細気泡発生部へ
連通された第2往管と、前記第1往管および第2往管へ
の流れを切り替える第1切替手段Aと、前記水槽の水を
ポンプの吸入部に吸入する戻り管と、前記ポンプの吐出
部と吸入部の間に両端を接続したバイパス回路と、前記
バイパス回路の途中に入口と出口を接続し、水流入部と
空気流入部を有するエジェクタ部と、前記エジェクタ部
から水と空気を負圧流入させる抵抗部と、前記エジェク
タ部に設けた空気流入部と大気泡発生部に連通した空気
流入手段Bと、ポンプの吐出部とエジェクタ部の入口と
の間のバイパス回路に設け、バイパス水の一部をバイパ
ス回路へ吐出するバイパス水吐出部と、戻り管を、エジ
ェクタ部の水流入部とポンプの吸入部へ直接にと、及び
戻り管をエジェクタ部の水流入部のみにと切替接続して
微細気泡発生と大気泡発生の流れを切り替える第2切替
手段Cと、微細気泡発生の運転スイッチを〔切〕にする
と、空気流入手段Bのエジェクタ部側を閉成し、第2切
替手段Cをポンプの吸入部側、またはポンプの吸入部側
とエジェクタ部の水流入部側を開成し、および第1切替
手段Aを第1往管側と第2往管側に開成して、一定時間
遅延させた後にポンプをオフ作動することにより、微細
気泡発生部を洗浄制御する制御装置を備えたものであ
る。
【0007】また、本発明は、大気泡発生部が並列接続
された微細気泡発生部と前記大気泡発生部とに流れを切
り替える第4切替手段1Cを設け、前記第4切替手段1
Cを微細気泡発生部側に開成制御する制御装置を備えた
ものである。
【0008】さらに本発明は、微細気泡発生部の溶解空
気用流入口が減圧し、微細気泡発生量よりも大水量にな
るようにしたものである。
【0009】
【作用】上記手段により、本発明の気泡発生装置は、運
転スイッチを〔切〕すると、空気流入手段Bのエジェク
タ部側を閉成して、ポンプに吸入する空気をなくし、ポ
ンプのエアーがみを防止し、また第2切替手段Cをポン
プの吸入部側またはポンプの吸入部側とエジェクタ部の
水流入部側を開成して、ポンプや第2往管等の水回路を
高圧から低圧に減圧し、ポンプの異常負圧(高負圧)に
よる空気流入部等からの異常流入空気をなくし、ポンプ
のエアーがみを防止するとともに、第1切替手段Aを第
1往管側と第2往管側に開成して、第1往管と第2往管
の両管に水が流れるように、一定時間遅延させた後、す
なわち一定時間洗浄した後にポンプをオフ作動(停止)
することにより、微細気泡発生部を異物等の目詰まりの
有無にかかわらず、常に微細気泡発生部を洗浄する。
【0010】また前記洗浄手段として、微細気泡発生部
と大気泡発生部を並列構成の場合、前記微細気泡発生部
と大気泡発生部とに流れを切り替える第2切替手段Cを
設け、前記第2切替手段Cを微細気泡発生部に開成し
て、上述した制御と同様にすることにより、並列構成に
おいても常に微細気泡発生部をクリーンな状態で再運転
できる。
【0011】さらに前記洗浄制御として、微細気泡発生
部の溶解空気用流入口を減圧、すなわち(a)ダイヤフ
ラム式減圧弁構成の場合、第2往管に流れる水流力を利
用して、ダイヤフラムに固定した弁棒下端の減圧弁が、
スプリングの付勢力に打ち勝ってダイヤフラムが押し上
げられ、弁棒下端の減圧弁も押し上げられ、加圧溶解水
流入口の抵抗が小さくなり、第2往管に流れる水量も多
くなる。この第2往管と第1往管の両水流により、減圧
弁が洗浄される。他方、(b)モータ駆動式の減圧弁構
成の場合、モータ駆動により、弁棒下端の減圧弁を開口
し、溶解空気用流入口の抵抗を小さくして、第2往管に
流れる水量を多くし、第2往管と第1往管の両水流によ
り、減圧弁を洗浄する。また第2往管の水流のみでも洗
浄可能である。
【0012】
【実施例】以下、本発明による気泡発生装置の一実施例
について、図面を参照しながら説明する。
【0013】図1は、本発明の第1実施例の概略構成図
で、微細気泡発生後の運転スイッチ〔切〕時を示す。水
槽1と、この水槽1に設けられた微細気泡発生部2と大
気泡発生部3を直列接続とした気泡噴流装置と、前記水
槽1の水4を循環するポンプ5と、前記ポンプ5の吐出
部6から大微細気泡発生部2側面の大気泡用流入口30
に連結された第1往管8と、前記ポンプ5の吐出部6か
ら微細気泡発生部2下部の溶解空気流入口29に連結さ
れた第2往管9と、前記第1往管8と第2往管9への流
れを切り替える第1切替手段Aとして、モータ式の3方
弁10を設けている。また、前記水槽1の水4をポンプ
5の吸入部11に吸入する戻り管12と、前記ポンプ5
の吐出部6と吸入部11の間に両端を接続したバイパス
回路7を設けている。前記バイパス回路7はその一部に
水流入部13と空気流入部14を有する負圧部15aを
設けたエジェクタ部15を備えている。そしてエジェク
タ部15はバイパス水回路7を循環するバイパス水19
が入口から吐出すると負圧部15aが負圧になり、空気
流入部14と水流入部13より水と空気を流入させると
ともに、さらに前記エジェクタ部15から水と空気を負
圧流入させる抵抗部16を戻り管に形成している。ま
た、前記エジェクタ部15に設けた空気流入部14と大
気泡発生部3とに各々連結した空気流入手段Bとして、
微細気泡用の空気流入用の電磁弁17、大気泡用の空気
流入用の電磁弁18を設け、前記エジェクタ部15の上
流側、すなわちポンプ5の吐出部6とエジェクタ部15
の入口との間にバイパス水19の一部を吐出するバイパ
ス水吐出部20を設け、前記戻り管12の一部にポンプ
5の吸入部11およびエジェクタ部15の水流入部13
への流れを分岐する分岐管21を設け、前記分岐管21
の一部に微細気泡発生と大気泡発生の流れを切り替える
第2切替手段Cとして、モータ式の2方弁22を設けた
構成としたものである。さらに前記微細気泡発生部2お
よび大気泡発生部3について詳述すると、微細気泡発生
部2は、弁体24と弁座26が当接したときに構成する
小断面流路25を前記弁体24の下部に設け、前記弁体
24の開閉手段であるダイヤフラム27とスプリング2
8で構成している。また、第2往管9は微細気泡発生部
2の弁体24の中心部に対向し、弁座26に設けた溶解
空気用流入口29に連結されている。一方、大気泡発生
部3は、水噴流ノズル31と大気泡用空気流入口32と
噴出方向可変ノズル33で構成されている。また34は
水4の流れ方向を示す矢印である。さらに図示からも明
らかなように、前記大気泡発生部3を水槽1に取付けら
れ、かつ前記大気泡発生部3と微細気泡発生部2が直列
一体化した気泡噴流装置としている。
【0014】前記構成において、微細気泡発生の運転ス
イッチを〔切〕にすると、空気流入手段Bの空気電磁弁
17を閉成、第2切替手段Cの2方弁22をポンプ5の
吸入部11側に開成および第1切替手段Aの3方弁10
を第1往管8側と第2往管9側に流れるように開成、一
定時間遅延させた後、ポンプ5をオフ作動することによ
り、弁体24の小断面流路25を洗浄制御する制御装置
23を備えたものである。
【0015】次に微細気泡発生部2の洗浄制御方法につ
いて、図2のステップS−1〜S−6にわたるフローチ
ャートで説明すると、S−1で運転スイッチを〔切〕に
すると、S−2で空気流入手段Bである空気電磁弁17
をオフ作動(閉弁)して、エジェクタ部15の空気流入
部14から流入する空気を停止する。S−2で空気電磁
弁17がオフ作動すると、S−3に移行し、第2切替手
段Cである2方弁22をオン作動(開弁)して、ポンプ
5、バイパス回路7および第2往管9を低圧化する。S
−3で2方弁22がオン作動(開弁)すると、S−4で
第1切替手段Aである3方弁10を第1往管8側と第2
往管9側に流れるように切り替える。この切り替えによ
り、微細気泡発生部2側面の大気泡用流入口30に水4
が流入する。水4が流入すると、前記水4の水流力によ
り、スプリング28の付勢力に打ち勝ってダイヤフラム
27が押し上げられる。前記ダイヤフラム27が押し上
げられると、ダイヤフラム27に固定している弁体24
も押し上げられ、弁体24と弁座26が離れる。この弁
体24と弁座26が離れると、弁座26に設けた溶解空
気用流入口29の通水抵抗が小さくなり、第2往管9か
ら水4が多量に流入する。この多量に流入した水4によ
り、弁体24の小断面流路25を洗浄することができ
る。S−4で3方弁10が切り替わると、S−5に移行
し、制御装置23のタイマが作動し、Δt=t1経過し
たか否かをチェックする。このΔt=t1の経過時間
は、言い替えると洗浄時間を意味する。S−5でタイマ
がΔt=t1が経過すると、S−6に移行し、ポンプ5
をオフ作動(停止)させる。例えば、前記小断面流路2
5に目詰まりする異物等の有害にかかわらず、微細気泡
発生時の運転スイッチを〔切〕にすると、常時、弁体2
4はもちろんのこと、第2往管9や溶解空気用流入口2
9を洗浄することができる。この結果として、微細気泡
発生用の空気溶解水回路に流れる水が正常に流れ、微細
気泡の発生が安定する。また常時空気溶解水回路が洗浄
されているため、異物等による目詰まりを防止、または
軽減することができ、異常圧力によるポンプ5、バイパ
ス回路7等の安全性、耐久性を著しく向上することがで
きる。
【0016】なお、上記一実施例における微細気泡と大
気泡発生について簡単に説明する。微細気泡の発生は第
1切替手段Aを第2往管9側に開弁し、かつ空気電磁弁
18を閉弁する。また、第2切替手段22を閉弁して戻
り管12をエジェクタ部15の水流入部13のみに接続
する。そして、このように制御装置23により制御した
り水の満たされているポンプ5を運転すると共に空気電
磁弁17を開弁して空気が入るようにし、吸入部11か
ら吸引された水は吐出部6から吐出されてバイパス水回
路7に入り、バイパス吐出部20から第1切替手段A、
第2往管9、微細気泡発生部2、大気泡発生部3を経て
水槽4に至る。一方、水槽4の水は戻り管12、エジェ
クタ部15の水流入部13、ポンプ5の吸入部11と循
環する。そして、バイパス吐出部20から吐出した水の
一部はバイパス回路7よりエジェクタ部15の入口より
吐出して負圧部15aに負圧を生じさせ、そしてポンプ
5の吸入部11に吸引される。この循環が行われるとエ
ジェクタ部15が機能し、水槽1の水4は戻り管12を
経てエジェクタ部15の水流入部13から負圧部15a
に吸引される。そして、この水4がポンプ5の吸入部1
1に吸引されると、ポンプ5の吸引側の圧力が上昇する
とともに吐出部6側の圧力も昇圧される。すなわち、微
細気泡発生部2の吐出口が急縮小しているので、ポンプ
5は略締切運転の状態で動作しているので、吸入部11
側の圧力が上昇した上にポンプ5の締切圧力が加わり圧
力上昇が得られる。このような運転状態において空気電
磁弁17から空気が流入してきて空気流入部14よりエ
ジェクタ部15の負圧部15aに吸引され、そして吸入
部11からポンプ5に入り吐出部6からバイパス水吐出
部19、第2往管9へと送られる。この時、循環水回路
7、第2往管9内は高圧のため、先に吸引された空気は
水4に溶解された状態にある。そして空気の溶解された
水が微細気泡発生部2を通過すると急激に減圧されて溶
解していた空気が微細気泡となって大気泡発生部3を経
て水槽4に乳白色となって広がるのである。また、大気
泡発生は空気電磁弁17を閉弁すると共に第2切替手段
22を開弁して戻り管12からの水がエジェクタ部15
の水流入部13に流入してからポンプ5の吸入部11に
戻るだけでなく、直接にポンプ5の吸入部11に戻る回
路も形成する。また、第1切替手段Aを第1往管8側に
開弁し、そして空気電磁弁18を開成する。このように
制御手段23で制御したら、ポンプ5を運転する。
【0017】すると水が満たされた状態にあるポンプ5
が回転し、水槽1の水4は戻り管12、第2切替手段C
を経て直接にポンプ5の吸入部11に至る水回路と、戻
り管12、エジェクタ部15の水流入部13、循環水回
路7の一部を経てポンプ5の吸入部11に至る水回路の
両方から戻り、結果として大気泡発生に必要な大水量が
ポンプ5に吸引され、そして吐出部6から吐出される。
そして、バイパス水吐出部20から吐出した水の一部は
エジェクタ部15を経てポンプ5の吸入部11に戻る循
環水となり、先に微細気泡発生の処で説明したように高
圧化されて行くと共にこの時には空気電磁弁17が閉成
しているので空気流入部14から空気が入ることはな
い。また、バイパス水吐出部20から吐出した水は第1
切替手段A、第1往管8、微細気泡発生部2を経て大気
泡発生部3から水槽1に微細気泡発生時よりも、はるか
に多い水量がいきおいよく吐出される。そして、この吐
出力により、既に開成している空気電磁弁18から流入
してきた空気が混入して水槽1に広がり大気泡が発生す
るのである。
【0018】次に本発明の第2実施例について図3の概
略構成図で説明する。図3は上記第1実施例の変形例
で、図1と同一構造で同一作用をする部分には同一符号
を付して詳細な説明を省略し、異なる部分中心に説明す
る。図1との相違点は、気泡噴流装置として、微細気泡
発生部2と大気泡発生部3を水槽4に並列に取付け、第
3切替手段1Aとして、2つの2方弁39、41を備え
てバイパス水吐出部20にそれぞれ接続している。さら
に空気流入手段1Bとして、空気電磁弁47と空気切り
替え用の3方弁48を備え、大気泡発生部3とエジェク
タ部15の空気流入部14に接続している。さらに第4
切替手段1Cとして、3方弁49と新たに第5切替手段
Dとして、3方弁50および制御装置55で各々構成し
たものである。
【0019】次に第2実施例について図4のステップS
−7〜S−13にわたるフローチャートで説明すると、
S−7で微細気泡スイッチを〔切り〕にすると、S−8
で空気流入手段1Bである空気切り替え用の3方弁48
をエジェクタ部15の空気流入部14側に空気が流入し
ないように切り替えるか、またはS−9で空気電磁弁4
7をオフ作動させても良い。S−8またはS−9のステ
ップが完了すると、S−10に移行し、切り替え手段1
Cである3方弁49がポンプ38の吸入部43側に水が
流れるように切り替わる。この時の第5切替手段Dであ
る微細気泡発生部2と大気泡発生部3に流れを変える3
方弁50、第3切替手段1Aである2方弁39をそのま
ま現状維持し、S−10で3方弁49が切り替わると、
S−11で第3切替手段1Aである2方弁41がオン作
動(開弁)させる。この切り替えにより、第1往管8側
と第2往管9側を水が、微細気泡発生部36の洗浄用流
入口30と溶解空気用流入口29から、上述した作用に
より、弁体24が離れ、図1と同様に弁体24等が洗浄
される。ステップS−12とS−13への移行は、図2
のS−5とS−6への移行と同一制御であるため、説明
を省略する。
【0020】次に本発明の第3実施例について図5の概
略構成図で説明する。図5は第1実施例の変形例で、図
1と同一構造で同一作用をする部分には同一符号を付し
て詳細な説明を省略し、異なる部分を中心に説明をす
る。図1との相違点は、微細気泡発生部57に設けた弁
体65からなるモータ駆動式の減圧弁66と制御装置6
8で構成したものである。
【0021】次に大3実施例について図6のステップS
−14〜S−20にわたるフローチャートで説明する
と、ステップS−14からS−17までは、図2のステ
ップS−1からS−4と同一制御であるため、説明を省
略する。ステップS−17で第1切替手段Aである3方
弁10を第1往管8側と第2往管9側に水が流れるよう
に切り替えると、S−18に移行し、モータ駆動式の減
圧弁66を駆動して弁体65を弁座67から離すことに
より、図2と同様に弁体65を洗浄することができる。
またステップS−19とS−20への移行は、図2とS
−5とS−6への移行と同一制御であるため、説明を省
略する。このように溶解空気用流入口64と弁体65を
確実に離脱することにより、特に洗浄水の水量Q2を微
細気泡発生水量Q1との水量比として、Q2>Q1と
し、すなわち小断面流路25の面積S1と、弁体と弁座
の離脱距離が小においても面積を大きくできる溶解空気
用流入口64の面積S2との面積比をS2>S1とし、
好ましくはS2>>>S1になるように構成することに
より、弁体の洗浄をさらに効果的にすることができる。
【0022】また本実施例では図示していないが、エジ
ェクタ部15に設けた水流入部13と空気流入部14を
各々別構成で説明したが、空気流入部14をエジェクタ
部15の水流入部13と抵抗部16の間に設けても、同
様の作用効果が得られる。またエジェクタ部15の水流
入部13の下流側に抵抗部16を設けたもので説明した
が、水流入部13を抵抗部16と兼用、さらに水流入部
13に連結した分岐管21を戻り管12よりも細くして
も、同様の作用効果が得られることから、本実施例の概
略構成図に限定されるものではなく、上述した構成も本
発明の範囲である。
【0023】さらに本実施例では図示していないが、微
細気泡発生部2と大気泡発生部3を直列一体化した構成
で説明したが、大気泡発生部の下流に微細気泡発生部を
直列分離した構成でも、同様の作用効果が得られること
から、本実施例に限定されるものではなく、上述した構
成も本発明の範囲である。
【0024】
【発明の効果】以上の説明により明らかにしたように、
本発明の気泡発生装置の請求項1では、微細気泡発生
時、運転スイッチを〔切〕にすると、かならず微細気泡
発生部の減圧弁の弁体を洗浄するように、空気流入手段
Bにおいて、エジェクタ部の空気流入部を閉成、第2切
替手段Cにおいて、ポンプの吸入部を開成および第1切
替手段Aにおいて、往き管と送り管の両管に水が流れる
ように切り替え、一定時間遅延させた後、ポンプを停止
させる洗浄制御であるから、弁体に目詰まりしやすい異
物等の有無にかかわらず、弁体はもちろんのこと、ポン
プ、送り管等の高圧水回路を洗浄することができ、前記
水回路の安全性、耐久性を著しく向上することができ
る。
【0025】また本発明の請求項2では、微細気泡発生
部と大気泡発生部が並設した場合、第5切替手段Dを設
けることにより、洗浄用流入口と溶解空気用流入口の両
口から水が流れるように切り替え制御することにより、
大気泡発生部と微細気泡発生部が直列に配管されている
構成と同様に洗浄制御により、弁体を洗浄することがで
きる。
【0026】さらに本発明の請求項3では、ダイヤフラ
ム式の減圧弁やモータ駆動式の減圧弁の弁体を弁座より
離脱させ、通水抵抗を小さくして減圧して洗浄制御する
から、溶解空気用流入口から流入する洗浄水量を微細気
泡発生水量よりも大にすることにより、弁体の洗浄をさ
らに効果的に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における気泡発生装置を示す
概略構成図
【図2】同装置における制御装置の動作フローチャート
【図3】本発明の第2実施例における気泡発生装置を示
す概略構成図
【図4】同装置における制御装置の動作フローチャート
【図5】本発明の第3実施例における気泡発生装置を示
す概略構成図
【図6】同装置における制御装置の動作フローチャート
【図7】従来の噴流浴装置を示すシステム構成図
【図8】従来の噴流浴装置のシャトルバルブの断面図
【図9】従来の噴流浴装置のレリーフバルブの断面図
【図10】従来の噴流浴装置の低圧噴流ノズルの断面図
【符号の説明】
2、57 微細気泡発生部 3、58 大気泡発生部 5 ポンプ 8 第1往管 9 第2往管 10、49、50、60 3方弁 11 吸入部 12 戻り管 13 水流入部 14 空気流入部 15 エジェクタ部 17、18、47 空気電磁弁 19 バイパス水 20 バイパス水吐出部 22、39、41 2方弁 23、55、68 制御装置 24、65 弁体 25 小断面流路 26、67 弁座 29、64 溶解空気流入口 30、63 大気泡用流入口 51 洗浄用流入口
フロントページの続き (72)発明者 久保 和男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 尾崎 行則 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 河合 祐 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 中村 邦夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−187153(JP,A) 特開 平4−279164(JP,A) 特開 平1−230358(JP,A) 特開 平4−109950(JP,A) 実開 平4−108528(JP,U) 実開 平3−27242(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61H 23/00 - 33/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水槽と、この水槽に設けた微細気泡発生部
    と大気泡発生部からなる気泡噴流装置と、前記水槽の水
    を循環するポンプと、前記ポンプの吐出部から大気泡発
    生部へ連通した第1往管と、前記ポンプの吐出部から微
    細気泡発生部へ連通した第2往管と、前記第1往管およ
    び第2往管への流れを切り替える第1切替手段Aと、前
    記水槽の水をポンプの吸入部に吸入する戻り管と、前記
    ポンプの吐出部と吸入部の間に両端を接続したバイパス
    回路と、前記バイパス回路の途中に入口と出口を接続
    し、水流入部と空気流入部を有するエジェクタ部と、前
    記エジェクタ部から水と空気を負圧流入させる抵抗部
    と、前記エジェクタ部に設けた空気流入部と大気泡発生
    部に連通した空気流入手段Bと、ポンプの吐出部とエジ
    ェクタ部の入口との間のバイパス回路に設け、バイパス
    水の一部をバイパス回路へ吐出するバイパス水吐出部
    と、戻り管を、エジェクタ部の水流入部とポンプの吸入
    部へ直接にと、また戻り管を、エジェクタ部の水流入部
    のみにと切替接続して微細気泡発生と大気泡発生の流れ
    を切り替える第2切替手段Cと、微細気泡発生の運転ス
    イッチを〔切〕にすると、空気流入手段Bのエジェクタ
    部側を閉成し、第2切替手段Cをポンプの吸入部側、ま
    たはポンプの吸入部側とエジェクタ部の水流入部側とに
    開成および第1切替手段Aを第1往管側と第2往管側を
    開成して、一定時間遅延させた後にポンプを停止させる
    微細気泡発生部を洗浄制御する制御装置を備えた気泡発
    生装置。
  2. 【請求項2】大気泡発生部が並列接続された微細気泡発
    生部と前記大気泡発生部とに流れを切り替える第4切替
    手段1Cを設け、制御手段は前記第4切替手段1Cを微
    細気泡発生部側に開成してなる請求項1記載の気泡発生
    装置。
  3. 【請求項3】微細気泡発生部の溶解空気用流入口が減圧
    し、微細気泡発生水量よりも洗浄水量が大にしてなる請
    求項1または2記載の気泡発生装置。
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