JPH0639012A - 気泡水流発生装置の制御装置 - Google Patents

気泡水流発生装置の制御装置

Info

Publication number
JPH0639012A
JPH0639012A JP4198144A JP19814492A JPH0639012A JP H0639012 A JPH0639012 A JP H0639012A JP 4198144 A JP4198144 A JP 4198144A JP 19814492 A JP19814492 A JP 19814492A JP H0639012 A JPH0639012 A JP H0639012A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
air
pump
drainage
discharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4198144A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3013614B2 (ja
Inventor
Kazunori Sonedaka
和則 曽根高
Tsunehiro Yoshida
恒弘 吉田
Yuichi Emura
雄一 江村
Kazuo Kubo
和男 久保
Yukinori Ozaki
行則 尾崎
Yu Kawai
祐 河合
Kunio Nakamura
邦夫 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4198144A priority Critical patent/JP3013614B2/ja
Publication of JPH0639012A publication Critical patent/JPH0639012A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3013614B2 publication Critical patent/JP3013614B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Percussion Or Vibration Massage (AREA)
  • Bathtub Accessories (AREA)
  • Control For Baths (AREA)
  • Details Of Fluid Heaters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 微細気泡水流発生手段に滞留する溶解空気
を、運転の終りに排出せしめて、次の運転の立上りを早
くする気泡水流発生装置の制御に関する。 【構成】 ポンプ5は水を循環水回路部Aに循環させ、
かつ一部を含めた回路部Aと、送り管路3より水槽1に
吐出させる。エジェクタ部8は循環水による負圧部8a
の働きで、空気流入器15よりの空気と戻り管路17を
通じて水槽1より水を循環水回路部に導入する。よっ
て、空気がポンプにより水中に加圧溶解され、送り管路
より減圧されて水槽1に吐出し気泡水流が生じる。この
運転をとめると、減圧されて水中に溶解していた空気が
再気体化し、滞留する。そこで、制御手段20は運転停
止時、加圧用可変絞り部13の開口を大とし、かつポン
プのみを空気流入器より一定時間、遅らして動作を停止
させる。したがって、空気が入らない状態でポンプによ
り空気の溶解している水を排出し、次の運転時にポンプ
のエアーがみをなくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水を循環させるポンプ
によって、浴槽、その他の水槽内に微細気泡水流を発生
させる機能を有する気泡水流発生装置の制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の微細気泡水流を発生させ
る気泡水流発生装置(噴流浴装置)として、特公平3−
14464号公報に記載の開示例を図5、6および7に
示す。浴槽101内に温水102を循環させるポンプ1
03を備えたポンプユニット104と、ポンプ103の
吸入側管路105に連結された温水102の吸入器10
6およびポンプ103の吐出側管路107に2方弁10
8を介して分岐連結された低圧噴流ノズル109並びに
高圧噴流ノズル110を備えたノズルユニット111で
構成されている。またポンプ103の吸入側管路105
にはジェット通路112が設けられ、吐出側管路107
からジェット通路112の間にはシャトルバルブ113
を介して分岐通路114を配管している。
【0003】前記シャトルバルブ113は図6に示す如
くスプリング115により付勢された円錐弁116と、
この円錐弁116に連結された弁棒117、円錐弁11
6の開閉によりジェット通路112への空気の流入及び
停止をさせられる空気取り入れ通路118、空気通路1
19で構成されている。
【0004】さらに高圧噴流ノズル110は図7に示す
如く螺旋通路120、121を交互に備えた気液混合気
122と、スプリング123によって付勢された弁体1
24および噴流吐出口125を備えたレリーフバルブ1
26で構成されている。
【0005】次に動作を説明すると、微細気泡水流の発
生時には図5において、ポンプ103を運転すると温水
102は吸入器106から吸入側管路105を介してポ
ンプ103に吸引され、その後ポンプ103から吐出側
管路107を介して高圧噴流ノズル110から微細気泡
水流が浴槽101に噴出される。この時にはポンプ10
3の吐出圧は分岐管路114に作用し、吐出圧が大きく
なり、弁棒117に連結した円錐弁116がスプリング
115の付勢力に打ち勝って、円錐弁116を開成す
る。その結果、空気取り入れ通路118、円錐弁11
6、空気通路119を介してジェット通路112に空気
が吸引され、ポンプ103に吸引される。吸引された空
気は高圧でポンプ103、吐出側管路107および高圧
噴流ノズル110内の気液混合器122に送られ、加圧
溶解される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記構成
では通常、微細気泡水流運転使用時において、ポンプ1
03が作動すると温水102が吸入器106から吸入側
管路105を介してポンプ103に吸入する。温水10
2が吸入すると、レリーフバルブ126が吐出抵抗とな
り、ポンプ103、吐出側管路107、シャトルバルブ
113がほぼ瞬間的に高圧状態になるものとしている。
しかし、ポンプ103がエアーがみを生じると、空気が
圧縮−減圧と繰り返されるため高圧状態になりにくくな
る。このようになるのは微細気泡水流の発生運転が終了
するとポンプ103内が高圧状態から減圧されて大気圧
に戻るため、今まで温水中に加圧溶解されている空気が
再気体化され、ポンプ103内に滞留し、再運転時にエ
アーがみ状態となるからである。また吐出側管路10
7、レリーフバルブ126で前記と同様に空気が再気体
化され、これがポンプ103のエアーがみになる。さら
に浴槽101の温水102が排水されると、吸入側管路
105の温水102も同様に全部排水、または一部排水
され、再度温水102を浴槽101に注入すると当然、
吸入側管路105内に空気が滞留し、前記空気はポンプ
103が作動すると、ポンプ103に多量に吸入される
場合がある。
【0007】本発明は、このような上記の問題点を解決
するもので、微細気泡水流の発生を行うポンプ等に滞留
する再気化した空気、未溶解空気を軽減し、ポンプの耐
久性および運転開始時の立上りを迅速にする気泡水流発
生装置の制御装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】そして、上記目的を達成
するために、本発明による気泡水流発生装置の制御装置
における第1技術手段は、排水口を設けた水槽と、この
水槽に設けた微細気泡吐出部に連結した送り管路および
水槽の水を流出する流出部に連結し、かつ排水検知部を
配設した戻り管路と、水槽の水を循環させるポンプと、
前記ポンプの吐出部と戻り部の間に接続し、かつ途中を
送り管路へ接続して循環水吐出部となし、この循環水吐
出部より前記水の一部を循環させる循環回路部と、この
循環回路部の循環水吐出部と前記戻り部の間に設け、か
つ前記戻り管路を接続した水流入部および空気流入器を
接続した空気流入部、前記両流入部が連通し循環水によ
り負圧作用を生じる負圧部を有するエジルクタ部と、前
記エジェクタ部から水と空気を負圧流入させる抵抗部
と、前記循環水吐出部と水槽に設けた微細気泡吐出部を
含めた送り管路に設けた加圧用可変絞り部と、前記排水
検知部が排水有りを検知すると、加圧用可変絞り部の絞
り面積を大に設定し、かつポンプのオン作動から一定時
間経過させた後、前記絞り面積を小に設定を切替えると
共に空気流入器を開成する制御および前記排水検知部が
排水無しを検知すると、加圧用可変絞り部の絞り面積を
小に設定し、かつポンプのオン作動から一定時間経過さ
せた後、空気流入器を開成する制御をそれぞれ行う制御
手段を備えたものである。
【0009】また、本発明の第2技術手段は、前記第1
技術手段に加え、運転スイッチ〔切〕において、空気流
入器を閉成後、一定時間経過させた後、ポンプの運転を
停止する制御装置を備えたものである。
【0010】さらに本発明の第3技術手段は、上記第1
技術手段に加え、運転スイッチ〔切〕において、空気流
入器を閉成後、加圧用可変絞り部の絞り面積を大に設定
すると共に、一定時間経過させた後、ポンプの運転を停
止する制御装置を備えたものである。
【0011】
【作用】上記手段により、本発明の気泡水流発生装置
は、水中に加圧溶解している空気がポンプの運転停止に
より再気体化する。このポンプ、循環回路部および微細
気泡吐出部を含む送り管路に滞留する再気体化した空
気、未溶解空気、また水槽の排水後からの再注水操作で
かみこむ、戻り管路の空気を短時間に排出させる。すな
わち、制御手段は排水検知部において、排水有りを検知
すると、加圧用可変絞り部の絞り面積を大に設定し、か
つポンプを運転させて一定時間経過させた後、前記絞り
面積を小に設定して空気流入器を開成する。したがっ
て、排出抵抗の少ない状態にした加圧用可変絞り部で、
かつポンプが運転して一定時間が経過すると、戻り管路
から水がすぐにポンプに流入する。この時、前記戻り管
路に滞留している空気も同時にポンプに流入し、エアー
がみはするものの、すぐにポンプから吐出される。吐出
された空気混合水は、抵抗の少ない送り管路側にほとん
ど流れ、前記空気混合水は抵抗の少ない加圧用可変絞り
部に微細気泡吐出部から吐出される。このことによっ
て、ポンプが確実かつ安定して正常運転状態にすること
ができる。
【0012】一方、制御手段は排水検知部が排水無しを
検知すると、加圧用可変絞り部の絞り面積を小に設定し
てポンプを運転させ、一定時間経過させた後に空気流入
器を開成して空気を流入させる。したがって、水槽の排
水が行なわれていないので、空気の戻り管路への流入が
ないから、通常の排出抵抗の大きいままの加圧用可変絞
り部でかつポンプが運転して一定時間を経過すると、ポ
ンプ、循環回路部および送り管路の再気体過空気、未溶
解空気のみを排出するだけで良いため、排水が行なわれ
た時の如く加圧用可変絞り部の絞り面積を大から小にす
ることなく、短時間でポンプが安定して正常運転状態に
することができる。
【0013】また、制御手段は加圧用可変絞り部の絞り
面積を小に設定させた後、空気流入器を開成して空気を
流入する。このように、必らず空気流入器を開成するの
は加圧用可変絞り部の絞り面積を小に設定させた後にし
なければならない。なぜならポンプが作動している時
は、エジェクタ部は高負圧状態となり、もし空気流入器
が開成していると、高負圧のため多量の空気が流入しポ
ンプが多量の空気によって、いつまでもエアーがみ状態
となり、ポンプが正常運転することができない。このこ
とは、送り管路、循環回路部が高圧にならないため、空
気が溶解することがなく、長時間経過しても、微細気泡
の発生ができない。一方、短時間でポンプが正常運転状
態になることは、ポンプの耐久性はもちろんのこと、短
時間に高圧化され、流入した空気がほぼ瞬間的に加圧溶
解し、微細気泡の初期発生時間の高速化が可能となる。
【0014】また本発明の第2技術手段によれば、制御
手段は運転スイッチ〔切〕において、空気流入器を閉成
した後、加圧用可変絞り部の絞り面積を小にした気泡水
流発生条件のまま一定時間経過させた後、ポンプの運転
を停止させる。したがって、ポンプ、循環回路部および
送り管路の再気体化する空気、未溶解空気を、外部から
空気が入らない状態で、かつ運転終了時に排出すること
ができるため、再運転時に短時間で高圧化が可能とな
る。
【0015】さらに本発明の第3技術手段によれば制御
手段は運転スイッチ〔切〕において、空気流入器を閉成
した後、加圧用可変絞り部の絞り面積を大に設定させて
一定時間経過させた後、ポンプの運転を停止させる。し
たがって、運転終了時により速く空気を排出することが
でき、かつ再運転時に短時間で高圧化ができる。
【0016】なお、加圧用可変絞り部を用いる効果とし
て、初期運転および加圧連続運転において、加圧用可変
絞り部の絞り面積を任意可変することにより、微細気泡
の発生量を任意可変が可能となり、使用目的に応じた対
応も幅広く活用ができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明による気泡発生装置の一実施例
について、図面を参照しながら説明する。
【0018】図1は、本発明の第1実施例の概略構成図
を示し、排水口18を設けた水槽1はこの水槽1に設け
られた微細気泡吐出部2と、前記微細気泡吐出部2に連
結し、加圧溶解空気を送る送り管路3および水槽1の水
4を流出する流出部16に連結した戻り管路17を設け
ている。戻り管路17はその一部に排水検知部19を設
けている。ポンプ5は水槽1の水4を循環するのと加圧
する両機能を備え、ヒューガル式、カスケード式で加圧
仕様、自給仕様が付加されたもので、前記戻り管路17
と送り管路3の間に連通している。循環回路部Aはポン
プ5の吐出部6と戻り部7の間に接続し、かつ途中を送
り管路3へ接続して循環水吐出部12となし、この循環
水吐出部12より水の一部を循環させる。エジェクタ部
8は循環水吐出部12と戻り部7の間の循環回路部Aに
接続し、循環水の吐出作用で負圧域となる負圧部8a、
これに通じる水流入部9と空気流入部10を有する。そ
してエジェクタ部8は水流入部9に戻り管路17を接続
し、空気流入部10に空気電磁弁、モータ式開閉弁及び
モータ式ニードル弁等の空気を流入・停止する空気流入
器15を接続している。13は微細気泡水流吐出部2に
近い送り管路3に設けた加圧用可変絞り部で、絞り弁、
スプリング付き弁体、ダイヤフラム・スプリング付き弁
体、ニードル弁等で加圧と減圧の機能を備えている。1
4は水流入部9に近い戻り管路17の管路径を絞って形
成した流体の抵抗部で、エジェクタ部8から水と空気を
負圧流入させる。20は送り管路3、ポンプ5、エジェ
クタ部8、加圧用可変絞り部13、抵抗部14、空気流
入器15、戻り管路17、循環回路部Aから構成される
気泡水流発生手段を制御する制御手段で、運転スイッチ
(図示せず)を備え、かつ排水検知部19の信号をうけ
てポンプ5、加圧用可変絞り部13、空気流入器15を
制御するため、これらと点線のように結線してある。
【0019】すなわち、制御手段20は次のような制御
をする。運転スイッチ〔入〕の運転開始時において、排
水の有無を排水検知部19が検知すると加圧用可変絞り
部13の絞り面積を、以下のように設定する。すなわち
〔A〕の場合では、排水有りを検知すると、絞り面積を
大に設定(以下S2とする。)して開口面積を大きくす
るように加圧用可変絞り部13を作動させ、そしてポン
プ5を運転させて一定時間経過した後、前記絞り面積を
小に設定(以下S1とする)して開口面積を小さくする
ように加圧用可変絞り部13を作動させた後、空気流入
器15を開成して通常の気泡水流発生の運転に入る制御
をする(以下A制御という)。
【0020】また、運転スイッチ〔入〕の運転開始時に
おいて排水検知部19が排水無しを検知すると、加圧用
可変絞り部13の絞り面積をS1に設定してポンプ5を
運転開始し、そして一定時間経過させた後に空気流入器
15を開成して空気を流入させる気泡水流発生の運転に
入る制御をする(以下B制御という)。
【0021】ここで本発明における気泡水流発生の動作
を説明すると制御手段20の運転スイッチを操作する。
すると水が満たされた状態にあるポンプ5が回転し、吐
出された循環水の一部が、吐出部12から送り管路3、
加圧用可変絞り部13を経て微細気泡水流吐出部2から
水槽1に噴出するとともに循環水の残りが循環回路部A
を循環する。この循環が行われるとエジェクタ部8が機
能し、水槽1の水4は戻り管路17を経てエジェクタ部
8の負圧部8aに吸引される。そして、この水4がエジ
ェクタ部8を経てポンプ5の戻り部7に吸引されると、
ポンプ5の吸引側の圧力が上昇する。この状態でポンプ
5が運転し続けると吐出部6側の圧力も昇圧される。す
なわち、送り管路3の加圧用可変絞り部13が急縮少し
ているので、ポンプ5は略締切運転の状態で動作してい
る。したがって、戻り部7側の圧力が上昇した上にポン
プ5の締切圧力が加わり圧力上昇が得られる。このよう
な運転状態において空気流入器15も制御手段20によ
り動作しているので、空気が流入してきて空気流入部1
0よりエジェクタ部8の負圧部8aに吸引される。この
空気は戻り部7からポンプ5に入り、そして吐出部6か
ら循環回路部A、送り管路3へと送られる。この時、循
環回路部A、送り管路3内は高圧のため、先に吸引され
た空気は水4に溶解された状態にある。そして、空気が
溶解された水が加圧用可変絞り部13を通過すると急激
に減圧されて溶解していた空気が微細気泡となって微細
気泡水流吐出部2より水槽1に広がるのである。また、
このような運転を停止すると気泡水流発生手段の中で水
中に溶解していた空気は、前記手段の中の加圧がなくな
るため、再び気体化されて空気となり滞留する。
【0022】さらに本発明の構成につき詳述すると第1
のポイントとして、ポンプ5の吐出部6から吐出された
循環水11は、バイパス水吐出部12から送り管路3側
とエジェクタ部8側とへ分岐して流れるようにしたもの
で、特にポンプ5、加圧用可変絞り部13およびエジェ
クタ部の3要素により高圧化される。また高圧下での空
気の加圧溶解手段は、従来例ではレリーフバルブ126
に設けた螺旋通路120、121を交互に備えた気液混
合器122が空気の主加圧溶解であったが、本発明では
ポンプ5を含む循環回路部Aを空気の主加圧溶解として
いる。すなわち送り管路3側流量Q1とエジェクタ部8
側流量Q2において、Q2>Q1にすることにより、Q
2/Q1比を仮に循環回数とすると、前記循環回数を大
とすることにより、空気を十分に加圧溶解することがで
きる。また循環回路部Aは、特にポンプ3のエアーがみ
を減少させるバッファ効果も有する。すなわち加圧溶解
した空気が再気体化しても循環回路部Aに滞留しやすく
なるためである。次に第2のポイントは、水槽1の水4
が排水口18で排水されたか否かを検知する排水検知部
19を戻り管路17の一部に配設したものである。すな
わち一般的な使い方で生じる戻り管路17に滞留する空
気は、水槽1から水4を排水し、再注水することによっ
て生じるものである。しかしながら未排水では、戻り管
路17に空気は滞留することはほとんどない。この排水
の有無により、初期制御を可変させることである。次に
第3のポイントは、送り管路3の一部に設けた加圧用可
変絞り部13の絞り面積S1(気泡水流発生の運転時)
よりも大とした絞り面積S2(再気体化した空気混合水
排出時)にすることができる点である。そして、上述し
た排水の有無を排水検知部19により検知して、加圧用
可変絞り部13の絞り面積をS1またはS2からS1と
するものである。
【0023】また本発明の加圧用可変絞り部13を設け
た構成と、前記加圧用可変絞り部13の絞り面積S1と
S2を、S2>S1好ましくはS2>>>S1とし、抵
抗を小さくしたS2に設定することによって、排水有り
を検知した場合、戻り管路17に滞留した空気がポンプ
5に流入しても、大流量により、すぐに空気は吐出され
る。吐出した空気混合水は一部、循環回路部Aで再循環
するものの、大部分は抵抗の少ない送り管路3の加圧用
可変絞り部13側に流れ、容易に微細気泡吐出部2から
吐出される。このため短時間でポンプ5が正常運転状態
となり、加圧用可変絞り部の絞り面積をS1に設定する
とすぐに高圧化が可能となり、開成した空気流入器15
から流入された空気がほぼ瞬間的に加圧溶解され、微細
気泡の初期発生時間が、より安定高速化できる。
【0024】なお、排水検知部19は、排水の有無を検
知する機能を備えたもので、水位検知器、逆流検知器、
圧力検知器などであるが、本実施例の制御例では、水位
検知器(戻り管路17と絶縁された棒状電極)を用いた
場合である。
【0025】次に本発明の特徴部分における動作につい
て処理S−1〜S−11にわたる図2のフローチャート
で説明する。S−1で運転スイッチ〔入〕して運転開始
にすると、まずS−2で排水検知部19が排水の有無を
検知する。すなわち排水無しの場合は、S−3で加圧用
可変絞り部13の絞り面積S1に設定し、ポンプ5の運
転開始後にS−6で空気流入器15を開成して気泡水流
発生の運転に入るB制御と、また排水有りの場合は、S
−7で加圧用可変絞り部13の絞り面積S2に設定し、
これより処理S−11の空気流入器15を開成して気泡
水流発生の運転に入るA制御にするものである。
【0026】さらに詳述すると、B制御では、S−2の
排水検知部19が、運転スイッチ〔切〕状態中、通電
(排水無し)および比通電(排水有り)か否かを制御手
段20でチェックする。S−2の排水検知部19が常時
通電(排水無し)中であるとS−3に移行し、加圧用可
変絞り部13を絞り面積S1に設定させる。S−3の加
圧用可変絞り部13が絞り面積S1に設定すると、S−
4に移行し、ポンプ5をオン作動(運転)させる。S−
4のポンプ5がオン作動すると、S−5に移行し、制御
手段20のタイマが作動し、ポンプ5が所定のON時間
ΔtONしたか否かをチェックする。時間ΔtONが経
過すると、S−6に移行し、空気流入器15をオン作動
(開弁)させる。この結果、循環水回路部Aに流入した
空気は水中に加圧溶解空気となり、送り管路3を流れ加
圧用可変絞り部13から吐出した瞬間減圧され、微細気
泡が発生し、微細気泡吐出部2から吐出される。
【0027】一方、A制御では、S−2の排水検知部1
9が1回でも非通電(排水有り)であると、処理S−7
に移行し、加圧用可変絞り部13を絞り面積S2に設定
させる。S−7で加圧用可変絞り部13がS2に設定す
ると、処理S−8に移行し、ポンプ5を運転開始させ
る。S−8でポンプ5が運転開始すると、S−9に移行
し、制御手段20のタイマが作動し、ポンプ5が所定の
ON時間、ΔtONしたか否かをチェックする。時間Δ
tONが経過すると、S−10に移行し、加圧用可変絞
り部13が絞り面積S1に設定しなおしたか否かをチェ
ックする。設定しなおしが終了すると、S−11に移行
し、空気流入器15を開成する。この結果、送り管路
3、ポンプ5、等における水中の再気体化の空気は既に
排出され、そして循環水回路部Aに流入した空気は水中
に加圧溶解され、上記したようにして気泡水流発生の運
転に入る。
【0028】図3は本発明の第2実施例を示すもので、
上記第1実施例と相違するのは制御手段20のみで、そ
れ以外の構成、作用効果は全く同一なので、詳細な説明
を省略する。
【0029】処理S−12〜S26にわたる図3のフロ
ーチャートに従い説明するとS−12の運転スイッチを
〔入〕から処理S−22の空気流入器15を開成して気
泡水流発生の運転までは、図2と同一制御であるため、
説明を省略する。そして、気泡水流発生の運転を終了す
るため、S−23の運転スイッチを〔切〕にすると、S
−24で空気流入器15をオフ作動(閉弁)させる。S
−24で空気流入器15がオフ作動すると、S−25に
移行し、制御手段20のタイマが作動し、空気流入器1
5が所定のOFF時間ΔtOFFか否かをチェックす
る。時間ΔtOFFが経過すると、S−26に移行し、
ポンプ5をオフ作動(停止)させる。この結果運転停止
後においてもしばらくポンプ5が運転し続け、それから
停止するので、ポンプ5、循環回路部Aおよび送り管路
3に減圧(大気圧)滞留する再気体化空気、未溶解空気
を排出することができるため、再運転時、短時間で高圧
化が可能となる。
【0030】図4は本発明の第3実施例を示すもので、
上記第1実施例と相違するのは制御手段20のみで、そ
れ以外の構成、作用効果は全く同一なので、詳細な説明
を省略する。
【0031】次に第3実施例について処理S−27〜S
−42にわたる図4のフローチャートで説明すると、S
−27の運転スイッチを〔入〕からS−37の空気流入
器15のオン作動(開成)して、通常の気泡水流発生の
運転に入るまでは、図2と同一制御であるため、説明を
省略する。
【0032】次に、気泡水流発生の運転を終了するた
め、処理S−38で運転スイッチを〔切〕にすると、S
−39で空気流入器15をオフ作動(閉成)させる。そ
して、S−39で空気流入器15がオフ作動すると、S
−40に移行し、加圧用可変絞り弁13の絞り面積S2
に設定する。そして前記の設定が終了すると、S−41
に移行し、制御手段20のタイマが作動し、絞り面積S
2に設定後、時間Δtを経過したか否かをチェックす
る。時間Δtを経過すると、S−42に移行し、ポンプ
5の運転をオフ作動させる。その結果、図3の場合と同
じように再運転時、さらに短時間で高圧化が可能とな
る。
【0033】図示はしていないが、本発明の図1に示し
た概略構成図において、本実施例では微細気泡吐出部2
と流出部16を各々別に構成したもので説明したが、一
体化構成したものでも可能で、同様の作用効果が得られ
る。また送り管路3の一部に加圧用可変絞り部13を設
けたもので説明したが、微細気泡吐出部2と一体化構成
としても同様の作用効果が得られる。さらにエジェクタ
部8に設けた水流入部9と空気流入部10を各々別にし
た構成で説明したが、空気流入部10をエジェクタ部8
の水流入部9と抵抗部14の間に設けても、同様の作用
効果が得られる。最後にエジェクタ部8の水流入部9の
下流側に抵抗部14を設けたもので説明したが、水流入
部9を抵抗部14と兼用、または水流入部9に連結する
戻り管路17の管径を細くしても、同様の作用効果が得
られることから、図1の概略構成図に限定されるもので
はなく、上記構成も本発明の範囲である。
【0034】
【発明の効果】以上のの説明より明らかなように、本発
明の気泡水流発生装置の制御装置における請求項1で
は、運転初期において、排水の有無を検知する排水検知
部と、この検知部からの排水の有無信号により加圧用可
変絞り部の絞り面積を可変制御させるものであるから、
ポンプ、循環水回路部および送り管路を短時間に高圧化
することができる。
【0035】また本発明の請求項2では、運転スイッチ
〔切〕において、空気流入器を閉成させて一定時間経過
させた後、ポンプの運転を停止するものであるから、運
転停止後においてポンプ、循環水回路部および送り管路
で再気体化する空気や未溶解空気を排出することがで
き、再運転時に短時間に送り管路等を高圧化して装置の
立上りを迅速にすることができる。
【0036】さらに本発明の請求項3では、運転スイッ
チ〔切〕において、空気流入器を閉成した後、かならず
加圧用可変絞り部の開口面積を大きく設定し、この状態
で一定時間経過させた後、ポンプの運転を停止させるも
のであるから、運転停止後においてポンプ、循環水回路
部等で再気体化する水中の溶解空気を、より迅速に排出
できて再運転時、さらに短時間に送り管路等を高圧化す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の気泡水流発生装置の制御装置における
一実施例を示す概略構成図
【図2】同制御装置の動作フローチャート
【図3】同装置における第2実施例を示す制御装置の動
作フローチャート
【図4】同装置における第3実施例を示す制御装置の動
作フローチャート
【図5】従来の噴流浴装置を示すシステム構成図
【図6】同装置のシャトルバルブの断面図
【図7】同装置のレリーフバルブの断面図
【符号の説明】
2 微細気泡吐出部 3 送り管路 5 ポンプ 6 吐出部 7 戻り部 8 エジェクタ部 9 水流入部 10 空気流入部 12 循環水吐出部 13 加圧用可変絞り部 14 抵抗部シボリ 15 空気流入器 17 戻り管路 19 排水検知部 20 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保 和男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 尾崎 行則 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 河合 祐 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中村 邦夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排水口を設けた水槽と、この水槽に設けた
    微細気泡吐出部に連結した送り管路および水槽の水を流
    出する流出部に連結し、かつ排水検知部を配設した戻り
    管路と、水槽の水を循環させるポンプと、前記ポンプの
    吐出部と戻り部の間に接続し、かつ途中を送り管路へ接
    続して循環水吐出部となし、この循環水吐出部より前記
    水の一部を循環させる循環水回路部と、この循環水回路
    部の循環水吐出部と前記戻り部の間に設け、かつ前記戻
    り管路を接続した水流入部および空気流入器を接続した
    空気流入部、前記両流入部が連通し循環水により負圧作
    用を生じる負圧部を有するエジェクタ部と、前記エジェ
    クタ部から水と空気を負圧流入させる抵抗部と、前記循
    環水吐出部と水槽に設けた微細気泡吐出部を含めた送り
    管路に設けた加圧用可変絞り部と、前記排水検知部が排
    水有りを検知すると、加圧用可変絞り部の絞り面積を大
    に設定し、かつポンプの運転開始から一定時間経過させ
    た後、前記絞り面積を小に設定を切替えると共に空気流
    入器を開成する制御および前記排水検知部が排水無しを
    検知すると、加圧用可変絞り部の絞り面積を小に設定
    し、かつポンプの運転開始から一定時間経過させた後、
    空気流入器を開成する制御をそれぞれ行う制御手段を備
    えた気泡水流発生装置の制御装置。
  2. 【請求項2】制御手段は空気流入器を閉成して一定時間
    経過後、ポンプの運転を停止してなる請求項1記載の気
    泡水流発生装置の制御装置。
  3. 【請求項3】制御手段は空気流入器を閉成し、かつ加圧
    用可変絞り部の絞り面積を大に設定させて一定時間経過
    後、ポンプの運転を停止させてなる請求項1記載の気泡
    水流発生装置の制御装置。
JP4198144A 1992-07-24 1992-07-24 気泡水流発生装置の制御装置 Expired - Lifetime JP3013614B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4198144A JP3013614B2 (ja) 1992-07-24 1992-07-24 気泡水流発生装置の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4198144A JP3013614B2 (ja) 1992-07-24 1992-07-24 気泡水流発生装置の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0639012A true JPH0639012A (ja) 1994-02-15
JP3013614B2 JP3013614B2 (ja) 2000-02-28

Family

ID=16386196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4198144A Expired - Lifetime JP3013614B2 (ja) 1992-07-24 1992-07-24 気泡水流発生装置の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3013614B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012223395A (ja) * 2011-04-20 2012-11-15 Aisin Seiki Co Ltd 泡入浴システム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW370458B (en) 1997-08-11 1999-09-21 Matsushita Electric Works Ltd Ultrasonic facial apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012223395A (ja) * 2011-04-20 2012-11-15 Aisin Seiki Co Ltd 泡入浴システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3013614B2 (ja) 2000-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0639012A (ja) 気泡水流発生装置の制御装置
JP2002191949A (ja) 微細気泡発生装置
JP3013621B2 (ja) 気泡水流発生装置の制御装置
JP3010915B2 (ja) 気泡水流発生装置の制御装置
JP3013622B2 (ja) 気泡水流発生装置の制御装置
JP2953198B2 (ja) 気泡水流発生装置の制御装置
JP2882201B2 (ja) 気泡水流発生装置の制御装置
JP3416997B2 (ja) 気泡発生装置
JP2870316B2 (ja) 気泡水流発生装置の制御装置
JP3550696B2 (ja) 気泡発生装置
JP3087440B2 (ja) 気泡水流発生装置
JP3550698B2 (ja) 気泡発生装置
JPH0674569A (ja) 気泡水流発生装置の制御装置
JPH0767928A (ja) 気泡発生装置
JP3289426B2 (ja) 風呂装置
JP3189375B2 (ja) 気泡水流発生装置
JP3401812B2 (ja) 気泡水流発生装置
JP3341322B2 (ja) 気泡発生装置
JP3550697B2 (ja) 気泡発生装置
JP3092311B2 (ja) 気泡水流発生装置
JP3401810B2 (ja) 気泡水流発生装置
JP3416965B2 (ja) 気泡水流発生装置
JPH0515567A (ja) 泡風呂装置
JP3416966B2 (ja) 気泡水流発生装置
JP2002085274A (ja) 気泡発生装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071217

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081217

Year of fee payment: 9

S801 Written request for registration of abandonment of right

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R311801

ABAN Cancellation due to abandonment
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081217

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350