JPH0751336A - 気泡発生装置 - Google Patents

気泡発生装置

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Publication number
JPH0751336A
JPH0751336A JP19707693A JP19707693A JPH0751336A JP H0751336 A JPH0751336 A JP H0751336A JP 19707693 A JP19707693 A JP 19707693A JP 19707693 A JP19707693 A JP 19707693A JP H0751336 A JPH0751336 A JP H0751336A
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JP
Japan
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water
pump
circulating water
bubbles
air
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Application number
JP19707693A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Mikuchi
弘 三口
Kazunori Sonedaka
和則 曽根高
Yukinori Ozaki
行則 尾崎
Yu Kawai
祐 河合
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 浴槽水中等に大気泡と微細気泡を安定して発
生させる。 【構成】 微細気泡発生の場合には、水槽1の水を戻管
12、エジェクタ部15を介してポンプ5の吸入部11
に吸入し、ポンプ5の循環水回路7を循環して第2空気
流入器18aよりエジェクタ部15へ流入した空気の溶
解している循環水と合流する。この水はポンプ5、循環
水切替手段19、第2往管9を経て微細気泡発生部2よ
り吐出する。そして、この時に減圧され、溶解空気が大
気泡発生部3から白色となって水中にでる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水を循環させるポンプ
によって、水槽内に微細気泡、大気泡を発生させる機能
を有する気泡発生装置の制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の微細気泡を発生させる気
泡発生装置(噴流浴装置)として、特公平3−1446
4号公報の開示例を図3〜図6に示す。
【0003】図において、浴槽101内に温水102を
循環させるポンプ103を備えたポンプユニット104
と、ポンプ103の吸入側管路105に連結された温水
102の吸入器106およびポンプ103の吐出側管路
107に2方弁108を介して分岐連結された低圧噴流
ノズル109並びに高圧噴流ノズル110を備えたノズ
ルユニット111で構成されている。またポンプ103
の吸入側管路105にはジェット通路112が設けら
れ、吐出側管路107からジェット通路112の間には
シャトルバルブ113を介して分岐通路114を配管し
ている。前記シャトルバルブ113は図4の如くスプリ
ング115により付勢された円錐弁116と、この円錐
弁116に連結された弁棒117、空気取り入れ通路1
18、空気通路119で構成されている。さらに高圧噴
流ノズル110は図5の如く螺旋通路120、121を
交互に備えた気液混合器122と、スプリング123に
よって付勢された弁体124および噴流吐出口125を
備えたレリーフバルブ126で構成されている。また低
圧噴流ノズル109は、図6の如く温水の流動通路12
7と、この流動通路127の外周に形成された空気流入
通路128を備え、流動通路127の下流には細い通路
129、広い室130、ノズル131が構成されてい
る。また空気流入通路128は細い通路132を介して
広い室130に連通している。
【0004】次に動作を説明すると、微細気泡の発生時
には図3において、ポンプ103を運転すると温水10
2は吸入器106から吸入側管路105を介してポンプ
103に吸引され、その後ポンプ103から吐出側管路
107を介して高圧噴流ノズル110から微細気泡が噴
出される。この時にはポンプ103の吐出圧は分岐管路
114に作用し、吐出圧が大きくなり、弁棒117に連
結した円錐弁116がスプリング115の付勢力に打ち
勝って、円錐弁116に開成する。その結果、空気取り
入れ通路118、円錐弁116、空気通路119を介し
てジェット通路112に空気が吸引され、ポンプ103
に吸引される。吸引された空気は高圧でポンプ103、
吐出側管路107および高圧噴流ノズル110内の気液
混合器122に送られ加圧溶解されて、高圧噴流ノズル
110の弁体124および噴流吐出口125から微細気
泡が浴槽101に吐出される。一方、大気泡発生動作時
には図3の2方弁108が切り替わり、ポンプ103か
らの温水は低圧噴流ノズル109から大気泡が浴槽10
1へ噴出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記構成
では、微細気泡発生の運転時において、2方弁108を
高圧噴流ノズル110側に切り替え、ポンプ103が作
動すると温水102が吸入器106から吸入側管路10
5を介してポンプ103に吸入する。温水102が吸入
すると、レリーフバルブ126が吐出抵抗となり、ポン
プ103、吐出側管路107、シャトルバルブ113が
ほぼ瞬間的に高圧状態になる。一方、大気泡発生の運転
時において、2方弁108を低圧噴流ノズル109に切
り替え、ポンプ103が作動すると温水102が微細気
泡発生の運転時と同様の流入経路、すなわち吸入器10
6から吸入側管路105、ジェット通路112を介して
ポンプ103に吸入している。このように微細気泡、大
気泡運転時に温水102を同一経路で流入することは、
特に大気泡発生では、大流量が必要であるにもかかわら
ず、図4のシャトルバルブ113のジェット通路112
が空気吸引のエジェクタ作用の機能を発揮させるため、
一般的に言われているノズルとデュフューザとを兼用し
た構成としている。そのため開口面積が小さく、その結
果として抵抗が大きくなり、ポンプ103の吸入負圧が
大きくなり、大流量を確保することができない。
【0006】また、微細気泡発生の運転時、シャトルバ
ルブ113は電気的な制御がなくても、空気を自動吸入
する優れた方式を1つであるが、シャトルバルブ113
に設けた弁棒117が高圧力により作動し、前記弁棒1
17に連結した円錐弁116がスプリング115の付勢
力に打ち勝って、円錐弁116が開成し、空気を流入す
る構成である。このため高圧力の変化、すなわち図5の
レリーフバルブ126のスプリング123によって付勢
された弁体124からの噴流状態によって、前記弁体1
24に加わる付勢力が連続的に不安定に変化する。この
ため前記弁体124が不安定に開成することは、前記弁
棒117に加わる付勢力も不安定となり、吸引される空
気量が変化することになる。その結果として、安定した
微細気泡の発生ができなくなるなど、従来の技術では、
大気泡、微細気泡の発生を十分に配慮した構成ではな
く、また考慮した制御もされていないなど実用上の課題
があった。
【0007】本発明は、上記課題を解決するもので、上
述した大気泡の発生、微細気泡の発生が安定化した優れ
た気泡発生装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の気泡発生装置は水槽と、この水槽に空気を混
入した水を吐出し、大気泡を生じさせる大気泡発生部
と、この大気泡発生部に直列に接続し、水槽に微細気泡
を生じさせる微細気泡発生部と、水を循環させるポンプ
と、大気泡発生部に連通した第1往管と、微細気泡発生
部に連通した第2往管と、水槽に連通し、水をポンプの
吸入部側へ戻す戻管と、ポンプの吐出部と吸入部に両端
を接続し、かつ途中を第1往管と第2往管に切替え連通
せしめる循環水切替手段となし、この循環水切替手段よ
り一部の水をポンプの吸入部側へ循環させる循環水回路
と、前記循環水切替手段に入口側を連通し、ポンプの吸
入部に出口側を連通して循環水回路に設け、かつ前記戻
管を接続する水流入部及び微細気泡発生時に空気を流入
せしめる空気流入部、前記両流入部と連通し、かつ循環
水の吐出力で負圧作用を生じさせる負圧部を有するエジ
ェクタ部と、大気泡発生時のみ循環水の流通を停止、ま
た減少させる循環水切替手段を、大気泡発生時には第1
往管と第2往管に、微細気泡発生時には第2往管にそれ
ぞれ切替え連通せしめ戻管を、大気泡発生時にポンプの
吸入部のみに直接連通せしめるか、またはポンプの吸入
部に直接とエジェクタ部の水流入部の両方から連通せし
め、微細気泡発生時にエジェクタ部の水流入部のみを介
して連通せしめる戻管切替手段と、大気泡発生時と微細
気泡発生時に前記戻管切替手段と循環水切替手段をそれ
ぞれ切替せしめる制御手段を備えたものである。
【0009】
【作用】上記技術手段において、微細気泡発生側に制御
手段により戻管切替手段と循環水切替手段が切替えられ
ると、第2往管のみに連通し、戻管がエジェクタ部の水
流入部のみを介してポンプの吸入部に連通される。
【0010】そして、ポンプの運転により吐出された水
の一部が循環水切替手段を経て循環水回路を循環すると
共に、エジェクタ部の負圧部の作用で空気流入部より流
入した空気が水に加圧溶解される。すなわち、この流入
した空気はポンプの吸入部から吸引され、ポンプの高速
回転により微細空気化され、気液接触効率が大きくな
り、ポンプを含む高圧化された水回路で、ほぼ瞬間的に
加圧溶解される。また未溶解の空気は循環水回路に設け
た循環水切替手段から吐出する循環水の水量Q1と再循
環する循環水の水量Q2と前記エジェクタ部の水流入部
から流入した水の水量Q3とした場合、Q1=Q3すな
わち微細気泡発生部から吐出した水量はQ1となり、吐
出した水量Q1分のみをQ3分として流入させる。一
方、再循環する水量Q2は可能な限り多くすることが望
ましい。なぜならQ2/Q1比を仮に循環回数とする
と、この循環比を大とすることにより、未溶解空気を循
環水回路でさらに加圧溶解することができる。この溶解
した空気は、微細気泡発生部で一気に減圧されて、微細
気泡となり水槽に吐出される。
【0011】また、大気泡発生側に制御手段により往管
切替手段と戻管切替手段と循環水制御手段が切替えられ
ると、第1往管と第2往管の両方に循環水吐出部が接続
され、戻管はポンプの吸入部に直接と、または直接とエ
ジェクタ部の水流部を介しての両方から接続される。そ
して、ポンプの運転により、ポンプの吸入部には前記し
た両方から水が流入して多くなり、かつ循環水回路の循
環水が停止または減少し、ポンプの加圧作用で第1、第
2の往管の両方を並行してより多く水が流れ大気泡発生
部より水槽に吐出し、その時の吐出力で空気を流入して
水中に混入し水槽に大気泡を発生させる。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例につき、図1及び図2
にしたがい説明する。
【0013】図において、1は気泡を水中に生じさせる
浴槽等の水槽、2は水槽1の水中に微細気泡を生じさせ
る微細気泡発生部で、直列に接続した大気泡発生部3を
介して水槽1に通じる。大気泡発生部3は水槽1に取付
け、水中に大気泡を生じさせる。5は水槽1の水4を循
環させるポンプで、吐出部6と吸入部11を有する。7
は循環水回路で、一端をポンプ5の吐出部6に、他端を
吸入部11に接続するとともに、途中に第1往管8と第
2往管9へ切替えて連通せしめる循環水切替手段19を
形成し、かつこの循環水切替手段19より一部の水をポ
ンプ5の吸入部側へ循環させる。19はモータ式の3方
弁よりなる循環水切替手段で、第1往管8、第2往管
9、循環回路7にそれぞれ接続して微細気泡発生時には
第2往管9に、大気泡発生時には第1往管8と第2往管
9にそれぞれ切替え接続する。
【0014】12は水槽1の水4をポンプ5の吸入部1
1側に戻す戻管で、大気泡発生部3を介して水槽1に連
通し、かつポンプ5の吸入部11側に連通している。1
5は循環水回路7の循環水切替手段19に入口側を接続
し、ポンプ5の吸入部11に出口側を接続して循環水回
路7に接続したエジェクタ部で、循環水の吐出力で負圧
作用を生じさせる負圧部15aと、これに連通して負圧
作用で微細気泡発生時のみ空気を流入せしめる空気流入
部14及び戻管12を接続して水を流入せしめる水流入
部13を備えている。16は水流入部13またはその近
傍の戻管12の管径を絞って形成した抵抗部で、エジェ
クタ部15の負圧部15aからの水と空気を負圧流入さ
せるためのものである。18は空気電磁弁からなる第1
空気流入器で、パイプを介して大気泡発生部3に接続し
ている。また18aは同じく空気電磁弁からなる第2空
気流入器で、パイプを介してエジェクタ部15の空気流
入部14に接続している。
【0015】21はモータ式の2方弁からなる戻管切替
手段で、大気泡発生時には戻管12をポンプ5の吸入部
11へ直接接続するように構成し、微細気泡発生時には
この回路を閉じるように切替えるものである。22はポ
ンプ5、第1空気流入器18、第2空気流入器18a、
戻管切替手段21、循環水切替手段19にそれぞれ結線
した制御手段で、微細気泡発生時には循環水切替手段1
9を第2往管9に切替え、戻管切替手段21を閉成し、
ポンプ5の運転開始後、第2空気流入器18aを開成す
る制御と、大気泡発生時には循環水切替手段19を第1
往管8と第2往管9に連通させ、戻管切替手段21を開
成し、ポンプ5の運転開始後に第2空気流入器18aを
閉じ、第1空気流入器18を開成する制御を行うように
シーケンスが構成されている。23は大と微細の気泡発
生の選択指示を制御手段22に行う操作部で、微細気泡
用釦と大気泡用釦を備えている。
【0016】次に、上記実施例における気泡発生の動作
を説明する。 (微細気泡発生の運転)操作部23で微細気泡発生の指
示をするべく、微細気泡スイッチを入れると、制御手段
22により次のように制御される。すなわち、図1の
(a)のように循環水切替手段19が第2往管9側に切
替えられ、そして戻管切替手段21が閉成し、続いてポ
ンプ5が運転を開始する。そして、ポンプ5が運転を開
始すると第2空気流入器18aが開成する。すると水が
満たされた状態にあるポンプ5が回転し、循環水の一部
が循環水切替手段19を経て、第2往管9に流れ、そし
て微細気泡発生部2から大気泡発生部3を通過して水槽
1に噴出するとともに循環水の残りが循環水回路7を循
環する。この循環が行われるとエジェクタ部15が機能
し、水槽1の水4は戻管12を経てエジェクタ部15の
水流入部13から負圧部15aに吸引される。そして、
この水4がポンプ5の吸入部11に吸引されると、ポン
プ5の吸引側の圧力が上昇するとともに吐出部6側の圧
力も昇圧される。すなわち、微細気泡発生部2の吐出口
が急縮小しているので、ポンプ5は略締切運転の状態で
動作しているので、吸入部11側の圧力が上昇した上に
ポンプ5の締切圧力が加わり圧力上昇が得られる。この
ような運転状態において第2空気流入器18aから空気
が流入してきて空気流入部14よりエジェクタ部15の
負圧部15aに吸引され、そして吸入部11からポンプ
5に入り吐出部6から循環水切替手段19、第2往管9
へと送られる。この時、循環水回路7、第2往管9内は
高圧のため、先に吸引された空気は水4に溶解された状
態にある。そして空気の溶解された水が微細気泡発生部
2を通過すると急激に減圧されて溶解していた空気が微
細気泡となって大気泡発生部3を経て水槽1に乳白色と
なって広がるのである。
【0017】以上のように微細気泡発生時にはエジェク
タ部15の水流入部13側のみから水を流入させるよう
に切り替えることにより、ポンプ5、循環水回路7およ
び微細気泡発生部2の水回路を高圧化することができ
る。この高圧化した水回路にエジェクタ部15に設けた
抵抗部16によって、空気流入部14を負圧とし、前記
空気流入部に連結した第2空気流入器18aから空気を
流入させるように切り替え、一定量の安定した空気が流
入される。この流入された空気はポンプ5の吸入部11
から吸入され、ポンプ5の高速回転翼により微細空気化
され、気液接触効率が大きくなり、ポンプ5を含む高圧
化された水回路で、ほぼ瞬間的に加圧溶解される。また
未溶解の空気は循環水回路7に設けた循環水切替手段1
9から吐出する。水量Q1と再循環する循環水の水量Q
2と前記エジェクタ部15の水流入部13から流入した
水の水量Q3とした場合、Q1=Q3すなわち微細気泡
発生部2から吐出した水量はQ1となり、吐出した水量
Q1分のみをQ3分として流入させる。一方、再循環す
る水量Q2は可能な限り多くすることが望ましい。なぜ
ならQ2/Q1比を仮に循環回数とすると、この循環比
を大とすることにより、未溶解空気を循環水回路7でさ
らに加圧溶解することができる。この溶解した空気は、
微細気泡発生部で一気に減圧されて、微細気泡となり水
槽に吐出される。
【0018】(大気泡発生の運転)操作部23で大気泡
発生の指示をするべく大気泡スイッチを入れると(S)
制御手段22により次のように制御される。すなわち、
図1の(b)のように循環水切替手段19が第1往管8
と第2往管9の両方に切替えられそしてまた戻管切替手
段21が開成し、続いてポンプ5が運転を開始する。そ
して、ポンプ5が運転を開始すると第1空気流入器18
が開成する。すると水が満たされた状態にあるポンプ5
が回転し、水槽1の水4は戻管12、戻管切替手段21
を経て直接にポンプ5の吸入部11に至る水回路と、戻
管12、エジェクタ部15の水流入部13、循環水回路
7の一部を経てポンプ5の吸入部11に至る水回路の両
方から戻り、結果として大気泡発生に必要な大水量がポ
ンプ5に吸引され、そして吐出部6から吐出される。そ
して、循環水切替手段19は循環水回路7に連通されて
いないので、全てが第1往管8と第2往管9に吐出され
る。すなわち、循環水切替手段19を経た水は微細気泡
発生部2を経て大気泡発生部3から水槽1に、微細気泡
発生時よりもはるかに多い水量がいきおいよく吐出され
る。そして、この吐出力により、既に開成している第1
空気流入器18から流入してきた空気が水に混入して水
槽1に広がり大気泡が発生するのである。
【0019】以上のように大気泡発生の運転時にはポン
プ5の吸入部11に吸入する水量Q4を多くするように
切り替えるとともに、循環水回路7にも水が循環しない
ようにすることにより、水回路を低圧化して、大気泡発
生に必要な水量を確保することができる。またこの時エ
ジェクタ部15の空気流入部14から空気が流入しない
ように切り替えることにより、ポンプ5に異常流入する
空気を防止して、ポンプのエアーがみをなくし、ポンプ
を正常運転させることができる。また大気泡発生部3に
連結した第1空気流入器18から大気泡発生部3に空気
が流入するように切り替えると、大気泡発生部に設けた
エジェクタ作用により安定した空気が流入され、大気泡
となり水槽1に吐出される。ここで重要なことは、戻管
切替手段21の開口面積を可能な限り大きくすることに
より、吸入する水量Q4を多くすることができる。また
エジェクタ部15の水流入部13も併せて水を同時に流
入することにより、水流入部13から流入する水量Q5
と前記Q4が加わり、さらに大気泡発生用の吐出水量を
多くすることができる。
【0020】図2は本発明の実施例の制御シーケンスを
示すもので図2の(a)および(b)に従い説明する。
図1の(b)の如く大気泡発生中から微細気泡発生に操
作部23により変更を指示すると、S6〜S10のシー
ケンスにあって、微細気泡スイッチを入にすると(S
1)、優先的に制御手段22が第1空気流入器18を閉
成する(S2)この後は前述したように循環水切替手段
19が第2往管9側に切替り(S3)、そして戻管切替
手段21が閉弁して戻管12を水流入部13のみに連通
し(S4)、さらにまた第2空気流入器18aを開成し
(S5)、以上の順番の制御により気泡発生に入る。
【0021】図2の(b)は微細気泡発生中から大気泡
発生へ操作部23で変更指示した場合を示している。S
11〜S15のシーケンスにあって、大気泡スイッチを
入れると(S16)、優先的にまず第2空気流入器18
aが閉成する(S17)。続いて戻管切替手段21が戻
管12を、水流入部13だけでなく、ポンプ5の吸入部
11にも直接に接続するように切替える(S18)。次
に循環水切替手段19を閉成し(S19)、第1往管8
と第2往管9側に切替え最後に第1空気流入器17を開
成する(S20)。このような順序で制御手段22が制
御することで、大気泡発生の運転に入り、その動作は図
1の(b)で説明した場合と同じである。
【0022】
【発明の効果】このように本発明の気泡発生装置は微細
気泡発生において、戻管切替手段が戻管をポンプの吸入
部へ直接連通するのを閉じてエジェクタ部の水流入部の
みから水を流入せしめると共に循環水切替手段が循環水
回路を開成し循環水切替手段が微細気泡発生部に連通す
る第2往管に循環水回路の循環水吐出部を連通し一方、
ポンプ、循環水回路、第2往管の水回路を高圧化してエ
ジェクタ部の空気流入部から流入する空気を水中に加圧
溶解せしめるから、一定量の安定した空気が流入し安定
した微細気泡を発生できる。
【0023】また、大気泡発生の運転時には大気泡発生
部に通じる第1往管だけでなく、大気泡発生部に連通し
ている微細気泡発生時に使用する第2往管にも水を流す
ように循環水切替手段が動作するから、大気泡発生部か
らは多量の水が吐出して大気泡の噴流をさらに多くする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明気泡発生装置の一実施例におけ
る微細気泡発生時の配管回路図 (b)は同装置の大気泡発生時の配管回路図
【図2】(a)同装置において、大気泡発生中から微細
気泡発生に切替えた場合のフローチャート (b)同装置において、微細気泡発生中から大気泡発生
に切替えた場合のフローチャート
【図3】従来の噴流浴装置を示すシステム構成図
【図4】同装置のシャトルバルブの断面図
【図5】同装置のレリーフバルブの断面図
【図6】同装置の低圧噴流ノズルの断面図
【符号の説明】
1 水槽 2 微細気泡発生部 3 大気泡発生部 5 ポンプ 6 吐出部 7 循環水回路 8 第1往管 9 第2往管 11 吸入部 12 戻管 13 水流入部 14 空気流入部 15 エジェクタ部 18,18a 第1及び第2空気流入器 19 循環水切替手段 21 戻管切替手段 22 制御手段 23 操作部
フロントページの続き (72)発明者 河合 祐 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水槽と、この水槽に空気を混入した水を吐
    出し、大気泡を生じさせる大気泡発生部と、この大気泡
    発生部に直列に接続し、水槽に微細気泡を生じさせる微
    細気泡発生部と、水を循環させるポンプと、大気泡発生
    部に連通した第1往管と、微細気泡発生部に連通した第
    2往管と、水槽に連通し、水をポンプの吸入部側へ戻す
    戻管と、ポンプの吐出部と吸入部に両端を接続し、かつ
    途中を第1往管と第2往管に切替え連通せしめる循環水
    切替手段となし、この循環水切替手段より一部の水をポ
    ンプの吸入部側へ循環させる循環水回路と、前記循環水
    切替手段に入口側を連通し、ポンプの吸入部に出口側を
    連通して循環水回路に設け、かつ前記戻管を接続する水
    流入部及び微細気泡発生時に空気を流入せしめる空気流
    入部、前記両流入部と連通し、かつ循環水の吐出力で負
    圧作用を生じさせる負圧部を有するエジェクタ部と、大
    気泡発生時のみ循環水の流通を停止、または減少させる
    循環水切替手段を、大気泡発生時には第1往管と第2往
    管に、微細気泡発生時には第2往管にそれぞれ切替え連
    通せしめ戻管を、大気泡発生時にポンプの吸入部のみに
    直接連通せしめるか、またはポンプの吸入部に直接とエ
    ジェクタ部の水流入部の両方から連通せしめ、微細気泡
    発生時にエジェクタ部の水流入部のみを介して連通せし
    める戻管切替手段と、大気泡発生時と微細気泡発生時に
    前記戻管切替手段と循環水切替手段をそれぞれ切替せし
    める制御手段を備えた気泡発生装置。
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