JP3087479B2 - 気泡発生装置 - Google Patents

気泡発生装置

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JP3087479B2
JP3087479B2 JP04321617A JP32161792A JP3087479B2 JP 3087479 B2 JP3087479 B2 JP 3087479B2 JP 04321617 A JP04321617 A JP 04321617A JP 32161792 A JP32161792 A JP 32161792A JP 3087479 B2 JP3087479 B2 JP 3087479B2
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行則 尾崎
祐 河合
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水を循環させるポンプ
によって、水槽内に微細気泡、大気泡を発生させる機能
を有する気泡発生装置の制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の微細気泡を発生させる気
泡発生装置(噴流浴装置)として、特公平3−1446
4号公報の開示例を図9〜図12に示す。浴槽101内
に温水102を循環させるポンプ103を備えたポンプ
ユニット104と、ポンプ103の吸入側管路105に
連結された温水102の吸入器106およびポンプ10
3の吐出側管路107に2方弁108を介して分岐連結
された低圧噴流ノズル109並びに高圧噴流ノズル11
0を備えたノズルユニット111で構成されている。ま
たポンプ103の吸入側管路105にはジェット通路1
12が設けられ、吐出側管路107からジェット通路1
12の間にはシャトルバルブ113を介して分岐通路1
14を配管している。前記シャトルバルブ113は図1
0の如くスプリング115により付勢された円錐弁11
6と、この円錐弁116に連結された弁棒117、空気
取り入れ通路118、空気通路119で構成されてい
る。さらに高圧噴流ノズル110は図11の如く螺旋通
路120、121を交互に備えた気液混合器122と、
スプリング123によって付勢された弁体124および
噴流吐出口125を備えたレリーフバルブ126で構成
されている。また低圧噴流ノズル109は、図12の如
く温水の流動通路127と、この流動通路127の外周
に形成された空気流入通路128を備え、流動通路12
7の下流には細い通路129、広い室130、ノズル1
31が構成されている。また空気流入通路128は細い
通路132を介して広い室130に連通している。
【0003】次に動作を説明すると、微細気泡の発生時
には図9において、ポンプ103を運転すると温水10
2は吸入器106から吸入側管路105を介してポンプ
103に吸引され、その後ポンプ103から吐出側管路
107を介して高圧噴流ノズル110から微細気泡が噴
出される。この時にはポンプ103の吐出圧は分岐管路
114に作用し、吐出圧が大きくなり、弁棒117に連
結した円錐弁116がスプリング115の付勢力に打ち
勝って、円錐弁116を開成する。その結果、空気取り
入れ通路118、円錐弁116、空気通路119を介し
てジェット通路112に空気が吸引され、ポンプ103
に吸引される。吸引された空気は高圧でポンプ103、
吐出側管路107および高圧噴流ノズル110内の気液
混合器122に送られ加圧溶解されて、高圧噴流ノズル
110の弁体124および噴流吐出口125から微細気
泡が浴槽101に吐出される。一方、大気泡発生動作時
には図9の2方弁108が切り替わり、ポンプ103か
らの温水は低圧噴流ノズル109から大気泡が浴槽10
1へ噴出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記構成
では、微細気泡発生の運転時において、2方弁108を
高圧噴流ノズル110側に切り替え、ポンプ103が作
動すると温水102が吸入器106から吸入側管路10
5を介してポンプ103に吸入する。温水102が吸入
すると、レリーフバルブ126が吐出抵抗となり、ポン
プ103、吐出側管路107、シャトルバルブ113が
ほぼ瞬間的に高圧状態になる。一方、大気泡発生の運転
時において、2方弁108を低圧噴流ノズル109に切
り替え、ポンプ103が作動すると温水102が微細気
泡発生の運転時と同様の流入経路、すなわち吸入器10
6から吸入側管路105、ジェット通路112を介して
ポンプ103に吸入している。このように微細気泡、大
気泡運転時に温水102を同一経路で流入することは、
特に大気泡発生では、大流量が必要であるにもかかわら
ず、図10のシャトルバルブ113のジェット通路11
2が空気吸引のエジェクタ作用の機能を発揮させるた
め、一般的に言われているノズルとデュフューザとを兼
用した構成としている。そのため開口面積が小さく、そ
の結果として抵抗が大きくなり、ポンプ103の吸入負
圧が大きくなり、大流量を確保することができない。
【0005】また、微細気泡発生の運転時、シャトルバ
ルブ113は電気的な制御がなくても、空気を自動吸入
する優れた方式の1つであるが、シャトルバルブ113
に設けた弁棒117が高圧力により作動し、前記弁棒1
17に連結した円錐弁116がスプリング115の付勢
力に打ち勝って、円錐弁116が開成し、空気を流入す
る構成である。このため高圧力の変化、すなわち図11
のレリーフバルブ126のスプリング123によって付
勢された弁体124からの噴流状態によって、前記弁体
124に加わる付勢力が連続的に不安定に変化する。こ
のため前記弁体124が不安定に開成することは、前記
弁棒117に加わる付勢力も不安定となり、吸引される
空気量が変化することになる。その結果として、安定し
た微細気泡の発生ができなくなるなど、従来の技術で
は、大気泡、微細気泡の発生を十分に配慮した構成では
なく、また考慮した制御もされていないなど実用上の問
題点があった。
【0006】本発明は、このような上記の問題点を解決
するもので、上述した大気泡発生、微細気泡発生を安定
化した優れた気泡発生装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の気泡発生装置は水槽と、この水槽に空気を混
入した水を吐出し、大気泡を生じさせる大気泡発生部
と、水槽に微細気泡を生じさせる微細気泡発生部と、水
を循環させるポンプと、大気泡発生部に連通した第1往
管と、微細気泡発生部に連通した第2往管と、水槽に連
通し、水をポンプの吸入部側へ戻す戻管と、ポンプの吐
出部と吸入部に両端を接続し、かつ途中を第1往管と第
2往管に切替え連通せしめる循環水吐出部となし、この
循環水吐出部より一部の水をポンプの吸入部側へ循環さ
せる循環水回路と、前記循環水吐出部に入口側を連通
し、ポンプの吸入部に出口側を連通して循環水回路に設
け、かつ前記戻管を接続する水流入部及び微細気泡発生
時のみ空気を流入せしめる空気流入部、前記両流入部と
連通し、かつ循環水の吐出力で負圧作用を生じさせる負
圧部を有するエジェクタ部と、このエジェクタ部の入口
側と循環水吐出部の間の循環水回路に設け、大気泡発生
時のみ循環水の流通を停止、または減少させる循環水制
御手段と、循環水吐出部を、大気泡発生時には第1往管
に、微細気泡発生時には第2往管にそれぞれ切替え連通
せしめる往管切替手段と、戻管を、大気泡発生時にポン
プの吸入部のみに直接連通せしめるか、またはポンプの
吸入部に直接とエジェクタ部の水流入部の両方から連通
せしめ、微細気泡発生時にエジェクタ部の水流入部のみ
を介して連通せしめる戻管切替手段と、大気泡発生時と
微細気泡発生時に前記往管切替手段と戻管切替手段と循
環水制御手段をそれぞれ切替せしめる制御手段を備えた
ものである。
【0008】また本発明の気泡発生装置における第2技
術手段は上記第1技術手段の制御手段を、ポンプが動作
中に、大気泡発生時から微細気泡発生に変更した時、ま
たはその反対の時に、今までに流入していた空気を優先
的に停止せしめるようにしたものである。
【0009】さらに本発明の気泡発生装置における第3
技術手段は上記第1技術手段の制御手段を、大気泡発生
の運転から微細気泡発生の運転に変更した時、最初に往
管切替手段が循環水吐出部を第2往管に切替接続する
か、または往管切替手段と戻管切替手段と循環水制御手
段を同時に微細気泡発生側に切替えるとともに、微細気
泡発生の運転から大気泡発生の運転に変更した時、最初
に戻管切替手段が戻管をポンプの吸入部に切替接続する
か、または戻管切替手段と往管切替手段と循環水制御手
段を同時に大気泡発生側に切替えるようにしたものであ
る。
【0010】さらにまた本発明の気泡発生装置における
第4技術手段は水槽と、この水槽に空気を混入した水を
吐出し、大気泡を生じさせる大気泡発生部と、この大気
泡発生部に直列に接続し、水槽に微細気泡を生じさせる
微細気泡発生部と、水を循環させるポンプと、大気泡発
生部に連通した第1往管と、微細気泡発生部に連通した
第2往管と、水槽に連通し、水をポンプの吸入部側へ戻
す戻管と、ポンプの吐出部と吸入部に両端を接続し、か
つ途中を第1往管と第2往管に切替え連通せしめる循環
水吐出部となし、この循環水吐出部より一部の水をポン
プの吸入部側へ循環させる循環水回路と、前記循環水吐
出部に入口側を連通し、ポンプの吸入部に出口側を連通
して循環水回路に設け、かつ前記戻管を接続する水流入
部及び微細気泡発生時のみ空気を流入せしめる空気流入
部、前記両流入部と連通し、かつ循環水の吐出力で負圧
作用を生じさせる負圧部を有するエジェクタ部と、この
エジェクタ部の入口側と循環水吐出部の間の循環水回路
に設け、大気泡発生時のみ循環水の流通を停止し、また
は減少させる循環水制御手段と、循環水吐出部を、大気
泡発生時には第1往管と第2往管に、微細気泡発生時に
は第2往管にそれぞれ切替え連通せしめる往管切替手段
と、戻管を、大気泡発生時にポンプの吸入部のみに直接
連通せしめるか、またはポンプの吸入部に直接とエジェ
クタ部の水流入部の両方から連通せしめ、微細気泡発生
時にエジェクタ部の水流入部のみを介して連通せしめる
戻管切替手段と、大気泡発生時と微細気泡発生時に前記
往管切替手段と戻管切替手段と循環水制御手段をそれぞ
れ切替せしめる制御手段を備えたものである。
【0011】
【作用】上記第1技術手段において、制御手段により往
管切替手段と戻管切替手段と循環水制御手段が微細気泡
発生側に切替制御されると、循環水吐出部が第2往管に
接続され、戻管がポンプの吸入部へエジェクタ部の水流
部のみを介して連通される。そして、ポンプの運転によ
り吐出された水の一部が循環水制御手段を経て循環水回
路を循環すると共に、エジェクタ部の負圧部の作用で空
気流入部より流入した空気が水に加圧溶解される。すな
わち、この流入した空気はポンプの吸入部から吸引さ
れ、ポンプの高速回転により微細空気化され、気液接触
効率が大きくなり、ポンプを含む高圧化された水回路
で、ほぼ瞬間的に加圧溶解される。また未溶解の空気は
循環水回路に設けた循環水吐出部から吐出する循環水の
水量Q1と再循環する循環水の水量Q2と前記エジェク
タ部の水流入部から流入した水の水量Q3とした場合、
Q1=Q3すなわち微細気泡発生部から吐出した水量は
Q1となり、吐出した水量Q1分のみをQ3分として流
入させる。一方、再循環する水量Q2は可能な限り多く
することが望ましい。なぜならQ2/Q1比を仮に循環
回数とすると、この循環比を大とすることにより、未溶
解空気を循環水回路でさらに加圧溶解することができ
る。この溶解した空気は、微細気泡発生部で一気に減圧
されて、微細気泡となり水槽に吐出される。
【0012】また、大気泡発生側に制御手段により往管
切替手段と戻管切替手段と循環水制御手段が切替制御さ
れると、循環水吐出部が第1往管に接続され、戻管が直
接にポンプの吸入部に接続されるか、またはポンプの吸
入部に直接とエジェクタ部の水流入部の両方から接続さ
れる。そして、ポンプの運転により吸入部には戻管から
直接とまたはエジェクタ部の水流入部からの両方より、
微細気泡発生時よりも多い水が流入するだけでなく、さ
らに循環水制御手段で循環水回路にも循環水が循環しな
いか、または減少するので、ポンプの加圧作用で、第1
往管を通り大気泡発生部に多量の水が送られ、これより
大気泡が水槽に吐出される。
【0013】上記第2技術手段において例えば大気泡発
生の状態から微細気泡発生に切替えると制御手段が大気
泡発生部へ流入している空気を優先的に停止させる。し
たがって、空気が異常に多く流入せず、エジェクタ部の
空気流入部からのみ、微細気泡発生に必要な空気量が流
入する。
【0014】上記第3技術手段において、大気泡発生の
状態から微細気泡発生に切替えると、制御手段により優
先的に往管切替手段が循環水吐出部を第2往管に切替接
続する。または往管切替手段と戻管切替手段と循環水制
御手段を同時に微細気泡発生側に切替接続する。そし
て、微細気泡発生の回路である第2往管に今までより少
い水が流れると同時に戻管からはエジェクタ部の水流入
部のみより今までより少い水が戻ってポンプの吸入部に
流入する。また、前記とは逆に微細気泡発生の状態から
大気泡発生に切替えると、制御手段により戻管切替手段
が優先的に戻管をポンプの吸入部に直接連通させる、ま
たは戻管切替手段と往管切替手段と循環水制御手段を同
時に大気泡発生側に切替接続する。そして、大気泡発生
の回路である第1往管に水が流れると同時に戻管からは
ポンプの吸入部に、直接、または直接とエジェクタ部の
水流入部を介しての両方から流入すると共に循環水回路
を循環する水も停止、また減少して、より多く第1往管
に吐出される。
【0015】上記第4技術手段において、微細気泡発生
側に制御手段により往管切替手段と戻管切替手段と循環
水制御手段が切替えられると、第2往管のみに循環水吐
出部が接続され、戻管がエジェクタ部の水流入部のみを
介してポンプの吸入部に連通される。そして、上記第1
技術手段において説明したと同じようにして水中に空気
が加圧溶解され、微細気泡発生部で減圧されて微細気泡
となり水槽に吐出される。
【0016】また、大気泡発生側に制御手段により往管
切替手段と戻管切替手段と循環水制御手段が切替えられ
ると、第1往管と第2往管の両方に循環水吐出部が接続
され、戻管はポンプの吸入部に直接と、または直接とエ
ジェクタ部の水流部を介しての両方から接続される。そ
して、ポンプの運転により、ポンプの吸入部には前記し
た両方から水が流入して多くなり、かつ循環水回路の循
環水が停止または減少し、ポンプの加圧作用で第1、第
2の往管の両方を並行してより多く水が流れ大気泡発生
部より水槽に吐出し、その時の吐出力で空気を流入して
水中に混入し水槽に大気泡を発生させる。
【0017】
【実施例】以下本発明の一実施例につき、図1〜図2に
したがい説明する。1は気泡を水中に生じさせる浴槽等
の水槽、2は水槽1の水中に微細気泡を生じさせる微細
気泡発生部で、直列に接続した大気泡発生部3を介して
水槽1に通じる。大気泡発生部3は水槽1に取付け、水
中に大気泡を生じさせる。5は水槽1の水4を循環させ
るポンプで、吐出部6と吸入部11を有する。7は循環
水回路で、一端をポンプ5の吐出部6に、他端を吸入部
11に接続するとともに、途中に第1往管8と第2往管
9へ切替えて連通せしめる循環水吐出部19を形成し、
かつこの循環水吐出部19より一部の水をポンプ5の吸
入部側へ循環させる。10はモータ式の3方弁よりなる
往管切替手段で、第1往管8、第2往管9、循環水吐出
部19にそれぞれ接続して循環水吐出部19を微細気泡
発生時には第2往管9に、大気泡発生時には第1往管8
にそれぞれ切替え接続する。12は水槽1の水4をポン
プ5の吸入部11側に戻す戻管で、大気泡発生部3を介
して水槽1に連通し、かつポンプ5の吸入部11側に連
通している。15は循環水回路7の循環水吐出部19に
入口側を接続し、ポンプ5の吸入部11に出口側を接続
して循環水回路7に接続したエジェクタ部で、循環水の
吐出力で負圧作用を生じさせる負圧部15aと、これに
連通して負圧作用で微細気泡発生時のみ空気を流入せし
める空気流入部14及び戻管12を接続して水を流入せ
しめる水流入部13を備えている。16は水流入部13
またはその近傍の戻管12の管径を絞って形成した抵抗
部で、エジェクタ部15の負圧部15aからの水と空気
を負圧流入させるためのものである。17は入口を循環
水吐出部19に連通し、出口をエジェクタ部15の入口
に連通したモータ式の2方弁からなる循環水制御手段
で、微細気泡発生時に開成し、大気泡発生時に閉成して
循環水の流れを停止するか、または流水量を減少させる
べく絞るものである。18は空気電磁弁からなる第1空
気流入器で、パイプを介して大気泡発生部3に接続して
いる。また17aは同じく空気電磁弁からなる第2空気
流入器で、パイプを介してエジェクタ部15の空気流入
部14に接続している。21はモータ式の2方弁からな
る戻管切替手段で、大気泡発生時には戻管12をポンプ
5の吸入部11へ直接接続するように構成し、微細気泡
発生時にはこの回路を閉じるように切替えるものであ
る。22は往管切替手段10、ポンプ5、第1空気流入
器17、第2空気流入器17a、戻管切替手段21、循
環水制御手段17にそれぞれ結線した制御手段で、微細
気泡発生時には往管切替手段10を第2往管9に切替
え、戻管切替手段21を閉成し、循環水制御手段17を
開成し、ポンプ5の運転開始後、第2空気流入器18a
を開成する制御と、大気泡発生時には往管切替手段10
を第1往管8に切替え、戻管切替手段21を開成し、循
環水制御手段17を閉成し、ポンプ5の運転開始後に第
2空気流入器17aを閉じ、第1空気流入器17を開成
する制御を行うようにシーケンスが構成されている。2
3は大と微細の気泡発生の選択指示を制御手段22に行
う操作部で、微細気泡用釦と大気泡用釦を備えている。
【0018】上記実施例において図2のフローチャート
(ステップS1〜S20)にしたがい気泡発生の動作を
説明する。
【0019】(微細気泡発生の運転)操作部23で微細
気泡発生の指示をするべく、微細気泡スイッチを入れる
と(S1)、制御手段22により次のように制御され
る。すなわち、図1のaのように往管切替手段10が第
2往管9側に切替えられ(S2)、また循環水制御手段
17が開成し(S3)、そして戻管切替手段21が閉成
し(S4)、続いてポンプ5が運転を開始する(S
5)。そして、ポンプ5が運転を開始すると第2空気流
入器18aが開成する(S6)。すると水が満たされた
状態にあるポンプ5が回転し、循環水の一部が循環水吐
出部19から往管切替手段10を経て第2往管9に流
れ、そして微細気泡発生部2から大気泡発生部3を通過
して水槽1に噴出するとともに循環水の残りが循環水回
路7を循環する。この循環が行われるとエジェクタ部1
5が機能し、水槽1の水4は戻管12を経てエジェクタ
部15の水流入部13から負圧部15aに吸引される。
そして、この水4がポンプ5の吸入部11に吸引される
と、ポンプ5の吸引側の圧力が上昇するとともに吐出部
6側の圧力も昇圧される。すなわち、微細気泡発生部2
の吐出口が急縮小しているので、ポンプ5は略締切運転
の状態で動作しているので、吸入部11側の圧力が上昇
した上にポンプ5の締切圧力が加わり圧力上昇が得られ
る。このような運転状態において第2空気流入器18a
から空気が流入してきて空気流入部14よりエジェクタ
部15の負圧部15aに吸引され、そして吸入部11か
らポンプ5に入り吐出部6から循環水吐出部19、第2
往管9へと送られる。この時、循環水回路7、第2往管
9内は高圧のため、先に吸引された空気は水4に溶解さ
れた状態にある。そして空気の溶解された水が微細気泡
発生部2を通過すると急激に減圧されて溶解していた空
気が微細気泡となって大気泡発生部3を経て水槽1に乳
白色となって広がるのである。なお、図2のフローチャ
ートで、ステップS7はポンプ5の保護のため運転時間
をタイマーで設定した場合で、所定時間に達すれば停止
する。
【0020】また、微細気泡スイッチを切れば(S
8)、第2空気流入器18aが閉成されると同時、また
はその後に続いてポンプ5の運転が停止され(S10)
微細気泡運転が終る。
【0021】以上のように微細気泡発生時にはエジェク
タ部15の水流入部13側のみから水を流入させるよう
に切り替えることにより、ポンプ5、循環水回路7およ
び微細気泡発生部2の水回路を高圧化することができ
る。この高圧化した水回路にエジェクタ部15に設けた
抵抗部16によって、空気流入部14を負圧とし、前記
空気流入部に連結した第2空気流入器18aから空気を
流入させるように切り替え、一定量の安定した空気が流
入される。この流入された空気はポンプ5の吸入部11
から吸入され、ポンプ5の高速回転翼により微細空気化
され、気液接触効率が大きくなり、ポンプ5を含む高圧
化された水回路で、ほぼ瞬間的に加圧溶解される。また
未溶解の空気は循環水回路7に設けた循環水吐出部19
から吐出する循環水20の水量Q1と再循環する循環水
の水量Q2と前記エジェクタ部15の水流入部13から
流入した水の水量Q3とした場合、Q1=Q3すなわち
微細気泡発生部2から吐出した水量はQ1となり、吐出
した水量Q1分のみをQ3分として流入させる。一方、
再循環する水量Q2は可能な限り多くすることが望まし
い。なぜならQ2/Q1比を仮に循環回数とすると、こ
の循環比を大とすることにより、未溶解空気を循環水回
路7でさらに加圧溶解することができる。この溶解した
空気は、微細気泡発生部で一気に減圧されて、微細気泡
となり水槽に吐出される。
【0022】(大気泡発生の運転)操作部23で大気泡
発生の指示をするべく大気泡スイッチを入れると(S1
1)制御手段22により次のように制御される。すなわ
ち、図1のbのように往管切替手段10が第1往管8側
に切替えられ(S12)、循環水制御手段17が閉成し
(S13)、そしてまた戻管切替手段21が開成し(S
14)、続いてポンプ5が運転を開始する(S15)。
そして、ポンプ5が運転を開始すると第1空気流入器1
8が開成する(S16)。すると水が満たされた状態に
あるポンプ5が回転し、水槽1の水4は戻管12、戻管
切替手段21を経て直接にポンプ5の吸入部11に至る
水回路と、戻管12、エジェクタ部15の水流入部1
3、循環水回路7の一部を経てポンプ5の吸入部11に
至る水回路の両方から戻り、結果として大気泡発生に必
要な大水量がポンプ5に吸引され、そして吐出部6から
吐出される。そして、循環水吐出部19から吐出した水
の一部は循環水制御手段17が閉成しているので循環水
回路7に循環することなく、全てが第1往管8に吐出さ
れる。すなわち、循環水吐出部19から吐出した水は往
管切替手段10、第1往管8、微細気泡発生部2を経て
大気泡発生部3から水槽1に、微細気泡発生時よりもは
るかに多い水量がいきおいよく吐出される。そして、こ
の吐出力により、既に開成している第1空気流入器18
から流入してきた空気が水に混入して水槽1に広がり大
気泡が発生するのである。なお、図2のフローチャート
でステップS17はポンプ5の保護のため運転時間をタ
イマーで設定した場合で、所定時間に達すれば停止す
る。
【0023】また大気泡スイッチを切ると(S18)、
第1空気流入器18が閉成される(S19)と同時、ま
たはその後に続いてポンプ5の運転が停止され(S2
0)、大気泡運転が終る。
【0024】以上のように大気泡発生の運転時にはポン
プ5の吸入部11に吸入する水量Q4を多くするように
切り替えるとともに、循環水回路7にも水が循環しない
ようにすることにより、水回路を低圧化して、大気泡発
生に必要な水量を確保することができる。またこの時エ
ジェクタ部15の空気流入部14から空気が流入しない
ように切り替えることにより、ポンプ5に異常流入する
空気を防止して、ポンプのエアーがみをなくし、ポンプ
を正常運転させることができる。また大気泡発生部3に
連結した第1空気流入器18から大気泡発生部3に空気
が流入するように切り替えると、大気泡発生部に設けた
エジェクタ作用により安定した空気が流入され、大気泡
となり水槽1に吐出される。ここで重要なことは、戻管
切替手段21の開口面積を可能な限り大きくすることに
より、吸入する水量Q4を多くすることができる。また
エジェクタ部15の水流入部13も併せて水を同時に流
入することにより、水流入部13から流入する水量Q5
と前記Q4が加わり、さらに大気泡発生用の吐出水量を
多くすることができる。
【0025】図3は本発明の第2実施例を示すもので、
図1の実施例と同一構造で同一作用をする部分には同一
符号を付して詳細な説明を省略し、異なる部分を中心に
説明する。微細気泡発生部2、大気泡発生部3、そして
戻管12はそれぞれ水槽1に独立して取付けてある。ま
た、循環水吐出部19を第1往管8と第2往管9に切替
接続する往管切替手段33はモータ式の2方弁33a、
33bをそれぞれ第1往管8と第2往管9に接続してい
る。そして、微細気泡発生時には2方弁33aを開き、
2方弁33bを閉じ、大気泡発生時には前記と逆に各2
方弁33a、33bを開閉するべく往管切替手段33を
切替える。また、戻管切替手段34はモータ式の3方弁
で構成して、戻管12をポンプ5の吸入部11とエジェ
クタ部15の水流入部13に連通し、微細気泡発生時に
はエジェクタ部15の水流入部13のみに連通し、大気
泡発生時には戻管12をポンプ5の吸入部11に直接と
水流入部13を介しての両方から連通するように切替え
る。さらに上記実施例における第1及び第2空気流入器
17、17aに代えて、1個の空気流入器35とこれに
接続したモータ式3方弁からなる空気流入切替手段36
とで構成している。そして、空気流入切替手段36は大
気泡発生部3とエジェクタ部15の空気流入部14にパ
イプを介して接続され、大気泡発生時には空気流入器3
5を大気泡発生部3に、そして微細気泡発生時には空気
流入器35をエジェクタ部15の空気流入部14に連通
せしめるべく切替える。制御手段37は操作部23から
の大気泡発生と微細気泡発生の指示をうけてポンプ5、
循環水制御手段17、往管切替手段33、戻管切替手段
34、空気流入器35、空気流入切替手段36を制御す
るべく結線されている。
【0026】上記第2実施例の動作を図4にしたがい、
微細気泡発生に限って説明する。操作部23の微細気泡
スイッチを入れると(ステップS21)、往管切替手段
33の2方弁33bが閉(S22)、2方弁33aが開
(S23)となって第2往管9に循環水吐出部19が連
通する。さらに、循環水制御手段17が開成する(S2
4)とともに戻管切替手段34が戻管12を空気流入部
13のみに連通する(S25)。続いて、空気流入切替
手段36が空気流入器35を空気流入部14に連通する
(S26)。そして最後にポンプ5を運転せしめ(S2
7)、続いて空気流入器35を開成する(S28)。な
お、微細気泡発生の動作は図1の実施例と同じなので省
略する。また大気泡発生についても、その制御は上記し
たと同様で、ただ各切替手段の切替は逆にするもので、
かつ大気泡発生の動作は図1の実施例と同じなので説明
を省略する。さらにステップS29〜S32は微細気泡
発生の運転停止に係るシーケンスで、図2のS7〜S1
0と同じなので説明を省略する。
【0027】図5は本発明の第3の実施例を示すもの
で、気泡発生装置の構成および動作は図1の実施例と同
じなので詳細な説明を省略し、部分的に相違する制御シ
ーケンスのみを図5にしたがい説明する。図1のbの大
気泡発生の運転中から微細気泡発生の運転に操作部23
により変更指示すると、すなわちS33〜S38のシー
ケンスにあって、微細気泡スイッチを入にすると(S3
9)、優先的に制御手段22が第1空気流入器18を閉
成し(S40)、この後は、図2で説明したように往管
切替手段10が第2往管9側に切替り(S41)、さら
に循環水制御手段17が開成し(S42)、そして戻管
切替手段21が閉弁して戻管12を水流入部13のみに
連通し(S43)、さらにまた第2空気流入器18aを
開成し(S44)、気泡発生の運転に入る。
【0028】このように気泡選択が大気泡から微細気泡
に変更された場合において、図3の如く微細気泡発生部
2と大気泡発生部3が独立して水槽1についている際は
問題ないが、図1の如く直列で、かつ大気泡発生部3に
連通している第1空気流入器18が開成したままである
と、上記の如く大気泡から微細気泡に気泡変更しても、
大気泡発生部3にも水量Q1が流れるため、前記大気泡
発生部3に設けたエジェクタ作用により、前記空気流入
器18から空気が流入し、微細気泡と大気泡が混合さ
れ、微細気泡の発生量が著しく減少する。このため、上
記したように本発明では第2空気流入器18を優先的に
閉成するものである。一方、微細気泡発生部3と大気泡
発生部2が並列、直列構成に関係なくエジェクタ部15
の空気流入部14に連結した第2空気流入器17aが開
成していると、微細気泡から大気泡に気泡変更しても、
上述したようにエジェクタ部15の空気流入部14は負
圧状態であるため、空気流入部から空気が異常流入し、
ポンプに吸入され、ポンプがエアーがみを生じ、高水量
を吐出することができなくなる。なぜなら大気泡発生時
は低圧の水回路となり、空気がほとんど溶解しないこと
からもエアーがみを生じやすくなるため、第2空気流入
器18aを優先的に閉成する必要がある。
【0029】さらに気泡選択指示がポンプ作動中に変更
指示された場合、すなわち大気泡から微細気泡の変更時
には、往管切替手段10を第2往管9側に優先的に開成
し、その後に循環水制御手段17を開成し、そして戻管
切替手段21で戻管12のポンプ5の吸入部11への直
接接続を停止し、または往管切替手段10を第2往管9
側と、戻管切替手段21をエジェクタ部15の水流入部
13側に開成するのと、循環水制御手段17の開成する
同時切り替えにすることにより、ポンプ5の吸入部11
の異常負圧、すなわち高負圧になることを防止できる。
前記高負圧状態になる条件は、戻管切替手段21を最初
にポンプ5の吸入部11に直接流入する水を閉成させる
と、ポンプ5からの吐出水量は、エジェクタ部15の水
流入部13からの流入する水のみとなるために生ずる。
また高負圧になると、水回路や空気流入回路の接続部か
ら異常な空気が流入することになる。さらにポンプ5か
ら異常音が発生するなどの問題があるから、これをさけ
るため、上記のような制御にしている。
【0030】図6は本発明の第4実施例を示すもので、
気泡発生装置の構成および動作は図1の実施例と同じな
ので詳細な説明を省略し、部分的に相違する制御シーケ
ンスのみを図6のa及びbにしたがい説明する。図1の
bの如く大気泡発生中から微細気泡発生に操作部23に
より変更を指示すると、S45〜S50のシーケンスに
あって、微細気泡スイッチを入にすると(S51)、優
先的に制御手段22が第1空気流入器18を閉成する
(S52)。この後は図2で説明したように往管切替手
段10が第2往管9側に切替り(S53)、さらに循環
水制御手段17が開成し、そして戻管切替手段21が閉
弁して戻管12を水流入部13のみに連通し(S5
5)、さらにまた第2空気流入器18aを開成し(S5
6)、以上の順番の制御により気泡発生に入る。そし
て、これまでの制御は図5のシーケンスと同じである
が、本発明はさらに図6のaにおける点線で示した制御
でもよい。すなわち、往管切替手段10が切替ると同時
に循環水制御手段17の開成と戻管切替手段21の微細
気泡側への切替えを行なってもよいものである。
【0031】図6のbは微細気泡発生中から大気泡発生
へ操作部23で変更指示した場合を示している。S61
〜S66のシーケンスにあって、大気泡スイッチを入れ
ると(S67)、優先的にまず第2空気流入器18aが
閉成する(S68)。続いて戻管切替手段21が戻管1
2を、水流入部13だけでなく、ポンプ5の吸入部11
にも直接に接続するように切替える(S69)。次に循
環水制御手段17を閉成し(S70)、そして往管切替
手段10が第1往管8側に切替え(S71)、最後に第
1空気流入器17を開成する(S72)。このような順
序で制御手段22が制御することで、大気泡発生の運転
に入り、その動作は図1のbで説明した場合と同じであ
る。
【0032】また本発明では図6のbにおける点線で示
したように、戻管切替手段21が切替る(S73)と同
時に循環水制御手段17を閉弁し(S74)、同じく往
管切替手段10を大気泡側への切替え(S75)を行な
ってもよいものである。
【0033】図7は本発明の第5実施例を示すもので、
図8はその制御フローチャートである。図1の実施例と
同一構造で同一作用をする部分には同一符号を付して詳
細な説明を省略し、異なる部分を中心に説明する。往管
切替手段33は図3に示す実施例と同じようにモータ式
の2方弁33a、33bをもって構成し、微細気泡発生
時には第2往管9に接続した2方弁33aを開き、一方
で2方弁33bを閉じ、大気泡発生時には第1往管8に
接続した2方弁33bと2方弁33aを開成するように
切替える。
【0034】上記実施例において操作部23の大気泡ス
イッチを入れると(S77)、往管切替手段33の2方
弁33bが第1往管8に連通し(S78)、また2方弁
33aが第2往管9に連通する。そして、循環水制御手
段17を開弁し(S80)、続いて戻管切替手段21を
切替えて戻管12を、エジェクタ部15の水流入部13
だけでなく、ポンプ5の吸入部11にも直接に接続する
水回路を形成する(S81)。そして、ポンプ5を運転
開始する(S82)と、最後に第1空気流入器18が開
成する。以上の順序で制御手段22が制御して、図1で
説明したと同じようにして大気泡発生が水槽1に生じ
る。もちろん、微細気泡発生も制御手段22によって行
なわれ、図1と同じようにして微細気泡発生が行われ
る。
【0035】
【発明の効果】このように本発明の請求項1記載の気泡
発生装置は微細気泡発生時において、戻管切替手段が戻
管をポンプの吸入部へ直接連通するのを閉じてエジェク
タ部の水流入部のみから水を流入せしめると共に循環水
制御手段が循環水回路を開成し、かつ往管切替手段が微
細気泡発生部に連通する第2往管に循環水回路の循環水
吐出部を連通し一方、ポンプ、循環水回路、第2往管の
水回路を高圧化してエジェクタ部の空気流入部から流入
する空気を水中に加圧溶解せしめるから、一定量の安定
した空気が流入し安定した微細気泡を発生できる。そし
て大気泡発生時においては循環水制御手段が循環水回路
を閉成し、または循環水量を減少せしめて第2往管への
水量を増し、かつ戻管切替手段が戻管をポンプの吸入部
へ直接連通する回路も開いてエジェクタ部の水流入部以
外からもポンプの吸入部へ水を流入して大量を確保せし
め、かつエジェクタ部の空気流入部からは空気流入がな
くなりポンプへの空気流入を停止し一方、往管切替手段
が大気泡発生部に通じる第2往管に、循環水回路の循環
水吐出部を連通して大気泡発生部で流入せしめた空気を
混入して大気泡を発生させるものであるから、大量の水
を確保してポンプの安定運転で大気泡を安定して発生で
きる。
【0036】また本発明の請求項2記載の気泡発生装置
は制御手段が、大気泡発生時において微細気泡発生、そ
してその反対にポンプの動作中に変更指示されると、水
回路等へ流入する空気を優先的に停止せしめるものであ
るから、ポンプへの異常空気の流入を防止し、微細気泡
及び大気泡の発生を迅速化し、かつ安定化できる。
【0037】さらに本発明の請求項3記載の気泡発生装
置は大気泡発生の運転から微細気泡発生の運転に変更を
指示した時、制御手段が優先的に往管切替手段により循
環水吐出部を第2往管に接続するか、または往管切替手
段と循環水制御手段と戻管切替手段を同時に微細気泡発
生側に切替え、そして反対に微細気泡発生の運転から大
気泡発生の運転に変更指示した時、優先的に戻管切替手
段が戻管をポンプの吸入部に直接接続する回路も形成す
るか、または戻管切替手段と循環水制御手段と往管切替
手段を同時に大気泡発生側に切替えるものであるから、
ポンプの吸入部の異常負圧、すなわち高負圧を防止し、
各往管、その他等の水回路や空気流入回路の接続部から
の異常空気の流入を防止することができるとともにポン
プからの負圧異常音の発生も防止することができる。
【0038】さらにまた本発明の請求項4記載の気泡発
生装置によれば、大気泡発生の運転時には大気泡発生部
に通じる第1往管だけでなく、大気泡発生部に連通して
いる微細気泡発生時に使用する第2往管にも水を流すよ
うに往管切替手段が動作するから、大気泡発生部からは
多量の水が吐出して大気泡の噴流をさらに多くすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明気泡発生装置の一実施例におけ
る微細気泡発生時の配管回路図 (b)は同装置の大気泡発生時の配管回路図
【図2】同装置の一実施例における制御手段の動作フロ
ーチャート
【図3】同装置の第2実施例における配管回路図
【図4】同装置の第2実施例における制御手段の動作フ
ローチャート
【図5】同装置の第3実施例における制御手段の動作フ
ローチャート
【図6】(a)は同装置の第4実施例における大気泡発
生から微細気泡の発生に変更時の動作フローチャート (b)は同装置の微細気泡発生から大気泡発生に変更時
の動作フローチャート
【図7】同装置の第5実施例における配管回路図
【図8】同装置の第5実施例における制御手段の動作フ
ローチャート
【図9】従来の噴流浴装置を示すシステム構成図
【図10】同装置のシャトルバルブの断面図
【図11】同装置のレリーフバルブの断面図
【図12】同装置の低圧噴流ノズルの断面図
【符号の説明】
1 水槽 2 微細気泡発生部 3 大気泡発生部 5 ポンプ 6 吐出部 7 循環水回路 8 第1往管 9 第2往管 10 往管切替手段 11 吸入部 12 戻管 13 水流入部 14 空気流入部 15 エジェクタ部 17 循環水制御手段 18,18a 第1及び第2空気流入器 19 循環水吐出部 21 戻管切替手段 22 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保 和男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 尾崎 行則 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 河合 祐 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 中村 邦夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−92027(JP,A) 特開 平5−212083(JP,A) 特開 昭62−221351(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61H 23/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水槽と、この水槽に空気を混入した水を吐
    出し、大気泡を生じさせる大気泡発生部と、水槽に微細
    気泡を生じさせる微細気泡発生部と、水を循環させるポ
    ンプと、大気泡発生部に連通した第1往管と、微細気泡
    発生部に連通した第2往管と、水槽に連通し、水をポン
    プの吸入部側へ戻す戻管と、ポンプの吐出部と吸入部に
    両端を接続し、かつ途中を第1往管と第2往管に切替え
    連通せしめる循環水吐出部となし、この循環水吐出部よ
    り一部の水をポンプの吸入部側へ循環させる循環水回路
    と、前記循環水吐出部に入口側を連通し、ポンプの吸入
    部に出口側を連通して循環水回路に設け、かつ前記戻管
    を接続する水流入部及び微細気泡発生時のみ空気を流入
    せしめる空気流入部、前記両流入部と連通し、かつ循環
    水の吐出力で負圧作用を生じさせる負圧部を有するエジ
    ェクタ部と、このエジェクタ部の入口側と循環水吐出部
    の間の循環水回路に設け、大気泡発生時のみ循環水の流
    通を停止、または減少させる循環水制御手段と、循環水
    吐出部を、大気泡発生時には第1往管に、微細気泡発生
    時には第2往管にそれぞれ切替え連通せしめる往管切替
    手段と、戻管を、大気泡発生時にポンプの吸入部のみに
    直接連通せしめるか、またはポンプの吸入部に直接とエ
    ジェクタ部の水流入部の両方から連通せしめ、微細気泡
    発生時にエジェクタ部の水流入部のみを介して連通せし
    める戻管切替手段と、大気泡発生時と微細気泡発生時に
    前記往管切替手段と戻管切替手段と循環水制御手段をそ
    れぞれ切替せしめる制御手段を備えた気泡発生装置。
  2. 【請求項2】制御手段はポンプの動作中に気泡発生の変
    更をした時、これまでに流入していた空気を優先的に停
    止せしめる請求項1記載の気泡発生装置。
  3. 【請求項3】制御手段は大気泡発生の運転から微細気泡
    発生の運転に変更された時、優先的に往管切替手段が循
    環水吐出部を第2往管に切替接続するか、または往管切
    替手段と戻管切替手段と循環水制御手段を同時に微細気
    泡発生側に切替えるとともに、微細気泡発生の運転から
    大気泡発生の運転に変更した時、優先的に戻管切替手段
    が戻管をポンプの吸入部に切替接続するか、または戻管
    切替手段と往管切替手段と循環水制御手段を同時に大気
    泡発生側に切替える請求項1記載の気泡発生装置。
  4. 【請求項4】水槽と、この水槽に空気を混入した水を吐
    出し、大気泡を生じさせる大気泡発生部と、この大気泡
    発生部に直列に接続し、水槽に微細気泡を生じさせる微
    細気泡発生部と、水を循環させるポンプと、大気泡発生
    部に連通した第1往管と、微細気泡発生部に連通した第
    2往管と、水槽に連通し、水をポンプの吸入部側へ戻す
    戻管と、ポンプの吐出部と吸入部に両端を接続し、かつ
    途中を第1往管と第2往管に切替え連通せしめる循環水
    吐出部となし、この循環水吐出部より一部の水をポンプ
    の吸入部側へ循環させる循環水回路と、前記循環水吐出
    部に入口側を連通し、ポンプの吸入部に出口側を連通し
    て循環水回路に設け、かつ前記戻管を接続する水流入部
    及び微細気泡発生時に空気を流入せしめる空気流入部、
    前記両流入部と連通し、かつ循環水の吐出力で負圧作用
    を生じさせる負圧部を有するエジェクタ部と、このエジ
    ェクタ部の入口側と循環水吐出部の間の循環水回路に設
    け、大気泡発生時のみ循環水の流通を停止、または減少
    させる循環水制御手段と、循環水吐出部を、大気泡発生
    時には第1往管と第2往管に、微細気泡発生時には第2
    往管にそれぞれ切替え連通せしめる往管切替手段と、戻
    管を、大気泡発生時にポンプの吸入部のみに直接連通せ
    しめるか、またはポンプの吸入部に直接とエジェクタ部
    の水流入部の両方から連通せしめ、微細気泡発生時にエ
    ジェクタ部の水流入部のみを介して連通せしめる戻管切
    替手段と、大気泡発生時と微細気泡発生時に前記往管切
    替手段と戻管切替手段と循環水制御手段をそれぞれ切替
    せしめる制御手段を備えた気泡発生装置。
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