JPH0759177B2 - 粳米を原料に使用する細片米菓の製造法 - Google Patents

粳米を原料に使用する細片米菓の製造法

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JPH0759177B2
JPH0759177B2 JP3120319A JP12031991A JPH0759177B2 JP H0759177 B2 JPH0759177 B2 JP H0759177B2 JP 3120319 A JP3120319 A JP 3120319A JP 12031991 A JP12031991 A JP 12031991A JP H0759177 B2 JPH0759177 B2 JP H0759177B2
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進 皆川
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株式会社みながわ製菓
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粳米を原料に使用する
薄小片米菓の製造法に係るものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来粳
米を原料に使用する小片米菓は次のような工程で製造さ
れている。
【0003】精米−洗米−製粉−蒸練−製餅−圧辺のし
−型抜−乾燥−焼成−調味−仕上乾燥。
【0004】以上の工程に於て、製粉した粳粉に調味
料、薬品等の添加物を混入して蒸練した新粉餅を圧辺の
し成型機にかけて所望の厚さの薄板状に引延ばし、種々
の米菓型で押切作業を行い、これを米菓乾燥用の網に載
せて乾燥し、またはバンド自動乾燥装置により同じく乾
燥する。型抜きの際発生する残片は再び成型機に戻す為
冷えた残片生地が熱い新粉餅に混ざる為極端な温冷の差
が出て結果的に均一なる膨化製品が得られない欠点があ
る。
【0005】本発明はかかる欠点を解決した成型機によ
り餅棒を形成し、この餅棒をカッター等により薄く切断
する方式を採用し、且つその切断薄片を乾燥工程や焼成
工程において1/2に分断した銀杏型の可愛らしい小片
米菓を製造することを技術課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0007】凹部1'・2'を並設した二本の変形ロール
1・2を平行に近接して対向する凹部1'・2'により所
望製品形状の間隙6を形成し、この変形ロール1・2を
反対回転させて並列している間隙6内に未だ硬化しない
蒸練した新粉餅を喰い込ませて所望製品形状の断面を有
する餅棒3を連続的に成形し、この餅棒3を冷却固化さ
せた後カッター等により長さ方向と直角に薄く切断して
切断薄片5を作成する際、間隙6の形状を木の葉状に形
成し、変形ロール1・2の凹所1'・2'の中間に円盤状
の溝切盤7・7'を突出鍔状態に付設し、この溝切盤7
・7'の周縁刃先を夫々木の葉状の上下2等分線の近く
に臨ましめたことを特徴とする粳米を原料に使用する薄
小片米菓の製造法に係るものである。
【0008】また、凹部1'・2'を並設した二本の変形
ロール1・2を平行に近接して対向する凹部1'・2'に
より所望製品形状の間隙6を形成し、この変形ロール1
・2を反対回転させて並列している間隙6内に未だ硬化
しない蒸練した新粉餅を喰い込ませて所望製品形状の断
面を有する餅棒3を連続的に成形し、この餅棒3を冷却
固化させた後カッター等により長さ方向と直角に薄く切
断して切断薄片5を作成する際、間隙6の形状を木の葉
状に形成し、一方の変形ロール1の凹所1'の中間に円
盤状の溝切盤8を突出鍔状態に付設し、この溝切盤8の
周縁刃先を反対側の凹所2'の近くに臨ましめたことを
特徴とする粳米を原料に使用する薄小片米菓の製造法に
係るものである。
【0009】
【作用】製餅した未だ柔らかい熱い材料を直ちに所望製
品形状の隙間を並列に形成した2本の変形ロール1・2
間に喰い込ませて所望製品形状の断面を有する餅棒3を
並列状態に連続的に製作する。
【0010】この餅棒を冷却固化させた後カッター等に
より長さ方向と直角に薄く切断すると、2通りの形状の
切断薄片5が量産される事になる。
【0011】請求項1の場合には図5に示すような銀杏
型の薄片2個が中央部のみで連設された切断薄片5とな
る。以下の乾燥・焼成は常法により行うが、その際銀杏
型の薄片に分断される。
【0012】請求項2の場合には図11に示すような銀
杏型の薄片2個が下部のみで連設された切断薄片5とな
る。以下の乾燥・焼成は常法により行うが、その際同様
に銀杏型の薄片に分断される。
【0013】
【実施例】次に本発明の実施に一例を詳述すると次の通
りである。
【0014】蒸練機により蒸練した柔らかい新粉餅を図
面に示すような変形ロール1・2の凹所1'・2'で形成
された間隙6に通して製品形状の断面を有する餅棒3を
並列に而かも連続的に形成する。
【0015】この餅棒3を適当長さに切断して台板で支
承せしめ冷蔵庫に収納して3〜5℃程度で24時間程度
以上冷却せしめ固化させた上この餅棒3をカッター等に
より薄く切断して切断薄片5を形成する。
【0016】この切断薄片5を30℃〜35℃の温度で
1時間程度乾燥(1次乾燥)し、更に40℃〜50℃の
温度で30分程度乾燥(2次乾燥)する。
【0017】この切断薄片5を焼成したものと、また味
付を行っって80℃位の温度で30分位乾燥せしめて製
品とする。
【0018】
【発明の効果】本発明はこのように上下の二本のロール
の間に所望製品形状の隙間を並列に形成し、その間に柔
らかい熱い新粉餅を喰い込ませるものであるから製品形
状の断面を有する餅棒が並列に而かも連続的に得られる
ことになる。
【0019】これを単に常温固化せしめると柔らかい状
態での加工であるからだれて断面形状がくずれるので本
発明では急速に固化冷却せしめるもので、この冷却固化
により殆ど断面形状がくずれる事なく固化すると同時に
この冷却はできあがり製品の上にも技術的に好影響をも
たらすことになり、ぱりっとした食べ心地の良い米菓を
製造することができる。
【0020】而して、2本の変形ロールの凹所の中央に
設けた溝切盤により木の葉状の切断薄片の中間に上下か
ら切り込みの入った切断薄片が量産され、この切断薄片
を焼成すると中間のつながっている部分の間隔が極めて
短いため乾燥工程で米菓生地の接点が分断し、2個の銀
杏型の薄片となって焼成される。
【0021】仮に最初の乾燥工程で分断しなくとも乾燥
工程の繰り返し中や焼成工程中に分断して焼成されるこ
とになる。
【0022】従って、この2つに割れた米菓は非常に食
べやすく、しかも薄片の米菓となる。このような薄片の
米菓を在来の工程の中での「圧辺のし−型抜き」工程で
行う場合全く薄片のため型抜きが不可能である。
【0023】この点本発明は二つ分の大きさで作ること
により成形をしやすくし、溝切盤により切り込みをつけ
ることによりその1/2薄片を作ることを極めて容易に
し、且つ銀杏型の可愛らしい米菓を大量生産できること
になる。
【0024】また、溝切盤を対設せずに一方の変形ロー
ルの凹所の中間だけに径大な溝切盤を設けて上から下の
はじまで切り込みを入れても同様な小さい可愛らしい銀
杏型の製品が得られ、共につまみ易い米菓となる。
【0025】従って、ビールのつまみ等に多用される粳
米を原料に使用した小片米菓として又昨今需要が拡大し
つつある大豆たんぱくを主原料としたシリアル食品に替
わるお米を主体とした素晴らしい新規開発商品となる。
【0026】この生地切断も餅棒をカッターにより薄く
切断するだけで連設薄片が量産されることになり、従来
の型抜のように打ち抜き残片が全然生じないから材料全
部を無駄なく使用でき、極めて経済的な製造法となる等
幾多の秀れた特長を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する成型機の要部である変形ロー
ル1・2の架設部の平面図である。
【図2】新粉餅を変形ロール1・2間に供給する状態を
示す成型機要部の縦断側面図である。
【図3】本発明の餅棒の斜視図である。
【図4】本発明の餅棒の切断薄片の斜視図である。
【図5】本発明の切断薄片の平面図である。
【図6】本発明の分断された小片米菓の平面図である。
【図7】図1と別例の変形ロールの架設部の平面図であ
る。
【図8】図1と別例の変形ロールの架設部の縦断側面図
である。
【図9】別例の餅棒の斜面図である。
【図10】別例の切断薄片の斜視図である。
【図11】別例の切断薄片の平面図である。
【符号の説明】
1 変形ロール 1' 凹部 2 変形ロール 2' 凹部 3 餅棒 5 切断薄片 6 間隙 7 溝切盤 7' 溝切盤 8 溝切盤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹部を並設した二本の変形ロールを平行
    に近接して対向する凹部により所望製品形状の間隙を形
    成し、この変形ロールを反対回転させて並列している間
    隙内に未だ硬化しない蒸練した新粉餅を喰い込ませて所
    望製品形状の断面を有する餅棒を連続的に成形し、この
    餅棒を冷却固化させた後カッター等により長さ方向と直
    角に薄く切断して切断薄片を作成する際、間隙の形状を
    木の葉状に形成し、変形ロールの凹所の中間に円盤状の
    溝切盤を突出鍔状態に付設し、この溝切盤の周縁刃先を
    夫々木の葉状の上下2等分線の近くに臨ましめたことを
    特徴とする粳米を原料に使用する薄小片米菓の製造法。
  2. 【請求項2】 凹部を並設した二本の変形ロールを平行
    に近接して対向する凹部により所望製品形状の間隙を形
    成し、この変形ロールを反対回転させて並列している間
    隙内に未だ硬化しない蒸練した新粉餅を喰い込ませて所
    望製品形状の断面を有する餅棒を連続的に成形し、この
    餅棒を冷却固化させた後カッター等により長さ方向と直
    角に薄く切断して切断薄片を作成する際、間隙の形状を
    木の葉状に形成し、一方の変形ロールの凹所の中間に円
    盤状の溝切盤を突出鍔状態に付設し、この溝切盤の周縁
    刃先を反対側の凹所の近くに臨ましめたことを特徴とす
    る粳米を原料に使用する薄小片米菓の製造法。
JP3120319A 1991-05-24 1991-05-24 粳米を原料に使用する細片米菓の製造法 Expired - Fee Related JPH0759177B2 (ja)

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WO2008018734A1 (en) * 2006-08-10 2008-02-14 Jerng-Sik Song Brown rice cracker
KR100819663B1 (ko) * 2006-11-21 2008-04-04 송찬우 금이 가도록 가공된 현미

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