JPH0757442A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JPH0757442A
JPH0757442A JP5226373A JP22637393A JPH0757442A JP H0757442 A JPH0757442 A JP H0757442A JP 5226373 A JP5226373 A JP 5226373A JP 22637393 A JP22637393 A JP 22637393A JP H0757442 A JPH0757442 A JP H0757442A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operator
operation mode
disk
electronic device
control circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP5226373A
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English (en)
Inventor
Tomoko Mizuno
智子 水野
Toshiyuki Takahashi
俊之 高橋
Hiroshi Yamaguchi
博士 山口
Nobuaki Hisamatsu
伸明 久松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
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Priority to MYPI94002146A priority patent/MY115156A/en
Priority to EP94306068A priority patent/EP0639895B1/en
Priority to DE69430158T priority patent/DE69430158T2/de
Priority to KR1019940020363A priority patent/KR100328197B1/ko
Publication of JPH0757442A publication Critical patent/JPH0757442A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B31/00Arrangements for the associated working of recording or reproducing apparatus with related apparatus
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/16Circuits
    • H04B1/20Circuits for coupling gramophone pick-up, recorder output, or microphone to receiver
    • H04B1/202Circuits for coupling gramophone pick-up, recorder output, or microphone to receiver by remote control

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
  • Input From Keyboards Or The Like (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】オーディオ機器等の電子機器に関し、操作に不
慣れなユーザでも簡易に操作し得、操作に慣れたユーザ
でも満足する使い勝手を得る。 【構成】通常の動作モードにおいて、基本動作の操作子
7、25、48及び付加機能の操作子13〜20、31
〜34、36〜42、51〜60の操作に応動して全体
の動作を切り換え、簡易操作の操作子62が操作される
と、全体の動作モードを簡易操作モードに切り換え、基
本動作の操作子7、25、48の操作に応動して全体の
動作を切り換えると共に、付加機能の操作子13〜2
0、31〜34、36〜42、51〜60の操作を受け
付けないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図2〜図7) 作用(図2〜図7) 実施例 (1)操作子の配置(図1〜図5) (2)全体の制御 (2−1)コンパクトデイスクプレイヤ部(図2及び図
5) (2−2)テープレコーダ部(図3及び図5) (2−3)チユーナ及びアンプ部(図4〜図7) (3)実施例の効果 (4)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は電子機器に関し、例えば
コンパクトデイスクプレイヤ、チユーナ、テープレコー
ダを一体化したオーデイオ機器に適用し得る。
【0003】
【従来の技術】従来、コンパクトデイスクプレイヤ、チ
ユーナ、テープレコーダを一体化したコンポーネント型
のオーデイオ機器等においては、使い勝手を向上し得る
ように種々の機能が付加されるようになされている。
【0004】すなわちコンパクトデイスクプレイヤ部
は、予めユーザが指定した演奏を順次再生するプログラ
ム再生、所望の演奏を繰り返し再生するリピート再生、
さらにはランダムに演奏を再生するシヤツフル再生等の
再生モードを必要に応じて選択し得るようになされ、テ
ープレコーダ部は、いわゆるダビング録音、さらにはチ
ユーナ部と連動してタイマ録音等を選択し得るようにな
されている。
【0005】また増幅部は、コンパクトデイスクプレイ
ヤ部、テープレコーダ部及びチユーナ部から出力される
オーデイオ信号を処理して再生音を出力する際に、内蔵
したデイジタルシグナルプロセツサの動作を切り換える
ことにより、種々の音場を形成し得るようになされ、ま
た自由に音質を調整し得るようになされている。
【0006】これによりこの種のオーデイオ機器は、い
わゆるオーデイオマニアと呼ばれるユーザでも充分に満
足することができる使い勝手を得るようになされてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのようにオ
ーデイオ機器に種々の機能を付加すると、その分操作子
の増加を避け得ず、操作に不慣れなユーザにとつては使
い勝手が悪くなる問題がある。特にこの種のオーデイオ
機器を日頃使い慣れていないユーザの場合、全く操作し
得ない場合も発生する。
【0008】この問題を解決する1つの方法として、こ
の種の機能を削除して操作子の数を低減することによ
り、操作に不慣れなユーザでも簡易に操作し得るように
する方法が考えられる。ところがこのように機能を削除
すると、この種のオーデイオ機器を使い慣れたオーデイ
オマニア等のユーザにとつては、満足することができる
使い勝手が得られなくなる問題がある。
【0009】この相反する2つの問題を解決することが
できれば、操作に不慣れなユーザとオーデイオマニア等
のユーザとでこの種のオーデイオ機器を共用することが
でき、この種のオーデイオ機器の使い勝手を一段と向上
し得ると考えられる。
【0010】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、操作に不慣れなユーザでも簡易に操作し得、さらに
操作に慣れたユーザでも満足することができる使い勝手
を得ることができる電子機器を提案しようとするもので
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、所定の操作子の操作に応動して動
作を切り換える電子機器1において、操作子7、13〜
20、25、31〜34、36〜42、48、51〜6
0、62は、電子機器の基本的な動作を切り換える基本
動作の操作子7、25、48と、基本的な動作に付随す
る付加的な動作を切り換える付加機能の操作子13〜2
0、31〜34、36〜42、51〜60と、簡易操作
の操作子62とで形成され、電子機器1は、通常の動作
モードにおいて、基本動作の操作子7、25、48及び
付加機能の操作子13〜20、31〜34、36〜4
2、51〜60の操作に応動して全体の動作を切り換え
る制御回路65、66、67を有し、制御回路65、6
6、67は、簡易操作の操作子62が操作されると、全
体の動作モードを簡易操作モードに切り換え、基本動作
の操作子7、25、48の操作に応動して全体の動作を
切り換えると共に、付加機能の操作子13〜20、31
〜34、36〜42、51〜60の操作を受け付けない
ようにする。
【0012】さらに第2の発明において、制御回路6
5、66、67は、簡易操作モードにおいて、操作可能
な基本動作の操作子7、25、48と、操作された基本
動作の操作子7、25、48と、操作を受け付けない付
加機能の操作子13〜20、31〜34、36〜42、
51〜60とを識別可能な状態に保持する。
【0013】さらに第3の発明において、制御回路6
5、66、67は、電源をオフ状態に保持した状態で簡
易操作の操作子62が操作されると、電源を立ち上げる
と共に、全体の動作モードを簡易操作モードに切り換え
る。
【0014】さらに第4の発明において、制御回路6
5、66、67は、通常の動作モードにおいて、付加機
能の操作子13〜20、31〜34、36〜42、51
〜60を操作して設定された動作を第1のメモリ73、
83、93、96に記録し、電源が投入されると、第1
のメモリ73、83、93、96に記録された内容に従
つて全体の動作を設定し、簡易操作モードに全体の動作
モードを切り換えると、第1のメモリ73、83、9
3、96に代えて第2のメモリ74、84、94、97
に記録された内容に従つて全体の動作を設定することに
より、付加機能の操作子13〜20、31〜34、36
〜42、51〜60を操作して設定される動作を予め設
定された初期値に設定する。
【0015】さらに第5の発明において、電子機器2
は、デイスク状記録媒体に記録したオーデイオ信号を再
生する再生部70を有し、基本動作の操作子5、7〜1
0は、デイスク状記録媒体の再生を開始し、又は再生動
作を一時停止する再生動作の操作子7、デイスク状記録
媒体の再生動作を中止する中止の操作子8、デイスク状
記録媒体の排出、又は装填の操作子5でなる。
【0016】さらに第6の発明において、電子機器3
は、所定のテープカセツトに収納した磁気テープに所望
のオーデイオ信号を記録すると共に、磁気テープに記録
したオーデイオ信号を再生する磁気記録再生部79を有
し、基本動作の操作子25〜30、35は、磁気テープ
の再生を開始し、又は再生動作を中止する再生動作の操
作子25、26、27、テープカセツトの排出、又は装
填の操作子30、磁気テープの早送り又は巻き戻しの操
作子28、29でなる。
【0017】さらに第7の発明において、電子機器4
は、ラジオ放送を受信する受信部89を有し、基本動作
の操作子49、50は、ラジオ放送の選局の操作子4
9、50でなる。
【0018】さらに第8の発明において、電子機器4
は、所定のオーデイオ信号でスピーカを駆動してオーデ
イオ信号の再生音を出力する増幅部(90)を有し、基
本動作の操作子46は、再生音の音量の操作子でなる。
【0019】さらに第9の発明において、再生部70
は、デイスク状記録媒体の有無を検出するデイスク検出
手段を有し、制御回路65は、排出の操作子5が操作さ
れると、トレイ6に搭載して所定の再生位置に保持した
デイスク状記録媒体を、トレイ6を可動して交換可能な
位置に移動させ、デイスク検出手段の検出結果に基づい
て、デイスク状記録媒体が装填された状態で再生動作の
操作子7が操作された場合、該デイスク状記録媒体の再
生を開始し、デイスク検出手段の検出結果に基づいて、
デイスク状記録媒体が装填されていない状態で再生動作
の操作子7が操作された場合、排出の操作子5が操作さ
れた場合と同様にトレイ6を可動する。
【0020】さらに第10の発明において、再生部70
は、所定の対物レンズを介してデイスク状記録媒体に光
ビームを照射し、対物レンズを介して光ビームの反射光
を受光して再生信号を出力する光ピツクアツプと、再生
信号を復調してデイスク状記録媒体に記録したオーデイ
オ信号を再生する信号処理回路と、デイスク状記録媒体
が装填されると、反射光をモニタしながら対物レンズを
順次可動して、デイスク状記録媒体の情報記録面に光ビ
ームを正しく集光し得る位置に対物レンズを保持するフ
オーカスサーチ回路とを有し、デイスク検出手段は、フ
オーカスサーチ回路において、デイスク状記録媒体の情
報記録面に光ビームを正しく集光し得る位置に対物レン
ズを保持し得ないとき、デイスク状記録媒体が装填され
ていないと判断する。
【0021】さらに第11の発明において、デイスク状
記録媒体は、記録領域を内周側の領域と外周側の領域に
分割し、外周側の領域にオーデイオ信号を記録すると共
に、内周側の領域に外周側に記録したオーデイオ信号の
管理情報を記録し、再生部70は、オーデイオ信号を再
生する前に、予め管理情報を再生し、該管理情報の再生
結果に基づいてオーデイオ信号を再生し、デイスク検出
手段は、管理情報を再生し得なかつたとき、デイスク状
記録媒体が装填されていないと判断する。
【0022】さらに第12の発明において、磁気記録再
生部79は、テープカセツトの有無を検出するカセツト
検出手段78を有し、制御回路66は、排出の操作子3
0が操作されると、所定の再生位置に保持したテープカ
セツトを交換可能な位置まで移動させ、カセツト検出手
段78の検出結果に基づいて、テープカセツトが装填さ
れた状態で再生動作の操作子25、26が操作された場
合、該テープカセツトの再生を開始し、カセツト検出手
段78の検出結果に基づいて、テープカセツトが装填さ
れていない状態で再生動作の操作子25、26が操作さ
れた場合、排出の操作子30が操作された場合と同様に
全体の動作を制御する。
【0023】さらに第13の発明において、選局の操作
子49、50は、第1及び第2の操作子49及び50で
形成され、制御回路67は、通常の動作モードにおい
て、第1又は第2の操作子49又は50が押圧操作され
ると、該押圧操作に応動して予めセツトされた受信チヤ
ンネルを順次循環的に切り換えてラジオ放送を選局し、
付加機能の操作子の1つでなるモード切り換えの操作子
51が押圧操作された後、第1又は第2の操作子49又
は50が押圧操作されると、該押圧操作に応動して受信
周波数を順次可変し、簡易操作モードにおいて、第1又
は第2の操作子49又は50が押圧操作されると、該押
圧操作に応動して予めセツトされた受信チヤンネルを順
次循環的に切り換えてラジオ放送を選局し、受信チヤン
ネルが予めセツトされていないとき、第1又は第2の操
作子49又は50が押圧操作されると、該押圧操作に応
動して受信周波数を順次可変する。
【0024】さらに第14の発明において、制御回路6
7は、音量の操作子46の操作に応動して再生音の音量
を設定し、通常の動作モードにおいて、第1のメモリ9
6に音量の操作子46の操作量を記録し、簡易操作モー
ドにおいて、第2のメモリ97に音量の操作子46の操
作量を記録し、続く通常の動作モードにおける電源投入
時、第1のメモリ96に記録された操作量に応じて再生
音の音量を設定し、続く簡易操作モードにおける電源投
入時、第2のメモリ97に記録された操作量に応じて再
生音の音量を設定する。
【0025】
【作用】電子機器の基本的な動作を切り換える基本動作
の操作子7、25、48と、基本的な動作に付随する付
加的な動作を切り換える付加機能の操作子13〜20、
31〜34、36〜42、51〜60と、簡易操作の操
作子62とで操作子を形成し、通常の動作モードにおい
て、基本動作の操作子7、25、48及び付加機能の操
作子13〜20、31〜34、36〜42、51〜60
の操作に応動して全体の動作を切り換え、簡易操作の操
作子62が操作されると、全体の動作モードを簡易操作
モードに切り換え、基本動作の操作子7、25、48の
操作に応動して全体の動作を切り換えると共に、付加機
能の操作子13〜20、31〜34、36〜42、51
〜60の操作を受け付けないようにすれば、必要に応じ
て動作モードを切り換えて、通常の動作モードにおい
て、オーデイオマニア等でも充分に満足することができ
る使い勝手を確保し得、簡易操作モードにおいて、操作
に不慣れなユーザでも簡易に操作することができる。
【0026】このとき簡易操作モードにおいて、操作可
能な基本動作の操作子7、25、48と、操作された基
本動作の操作子7、25、48と、操作を受け付けない
付加機能の操作子13〜20、31〜34、36〜4
2、51〜60とを識別可能な状態に保持すれば、さら
に使い勝手を向上し得る。
【0027】さらに電源をオフ状態に保持した状態で簡
易操作の操作子62が操作されると、電源を立ち上げる
と共に、全体の動作モードを簡易操作モードに切り換え
れば、操作に不慣れなユーザでも簡易に電源を立ち上げ
て簡易操作モードに設定し得る。
【0028】さらに通常の動作モードにおいて、付加機
能の操作子13〜20、31〜34、36〜42、51
〜60を操作して設定された動作を第1のメモリ73、
83、93、96に記録し、電源が投入されると、第1
のメモリ73、83、93、96に記録された内容に従
つて全体の動作を設定し、簡易操作モードに全体の動作
モードを切り換えると、第1のメモリ73、83、9
3、96に代えて第2のメモリ74、84、94、97
に記録された内容に従つて全体の動作を設定して付加機
能の操作子13〜20、31〜34、36〜42、51
〜60を操作して設定される動作を予め設定された初期
値に設定すれば、付加機能の操作子13〜20、31〜
34、36〜42、51〜60を何ら操作しなくても、
基本動作の操作子を操作して簡易に操作することができ
る。
【0029】これによりデイスク状記録媒体に記録した
オーデイオ信号を再生する電子機器に適用して、さらに
再生動作の操作子7、中止の操作子8、排出、又は装填
の操作子5を基本動作の操作子に選定して、この種の電
子機器の使い勝手を向上し得る。
【0030】また所定のテープカセツトに収納した磁気
テープに所望のオーデイオ信号を記録すると共に、磁気
テープに記録したオーデイオ信号を再生する電子機器に
適用して、再生動作の操作子25、26、27、磁気テ
ープの排出、又は装填の操作子30、磁気テープの早送
り又は巻き戻しの操作子28、29を基本動作の操作子
に設定して、この種の電子機器の使い勝手を向上し得
る。
【0031】またラジオ放送を受信する電子機器に適用
して、選局の操作子49、50を基本動作の操作子に設
定して、この種の電子機器の使い勝手を向上し得る。
【0032】また所定のオーデイオ信号でスピーカを駆
動してオーデイオ信号の再生音を出力する電子機器に適
用して、音量の操作子46を基本動作の操作子に設定し
て、この種の電子機器の使い勝手を向上し得る。
【0033】さらにデイスク状記録媒体を再生する電子
機器において、デイスク状記録媒体が装填された状態で
再生動作の操作子7が操作された場合、該デイスク状記
録媒体の再生を開始し、デイスク検出手段の検出結果に
基づいて、デイスク状記録媒体が装填されていない状態
で再生動作の操作子7が操作された場合、排出の操作子
5が操作された場合と同様にトレイ6を可動すれば、デ
イスク状記録媒体を装填していないにも係わらず再生動
作の操作子7を操作した場合に、ユーザに注意を喚起す
ることができる。
【0034】このときフオーカスサーチ回路において、
デイスク状記録媒体の情報記録面に光ビームを正しく集
光し得る位置に対物レンズを保持し得ないとき、デイス
ク状記録媒体が装填されていないと判断して、簡易かつ
確実にデイスク状記録媒体を検出することができる。
【0035】またデイスク状記録媒体の内周側に記録し
た管理情報を再生し得なかつたとき、デイスク状記録媒
体が装填されていないと判断して、簡易かつ確実にデイ
スク状記録媒体を検出することができる。
【0036】さらに同様にテープカセツトの有無を検出
することにより、テープカセツトが装填されていない状
態で再生動作の操作子25、26が操作された場合、排
出の操作子30が操作された場合と同様に全体の動作を
制御して、ユーザに注意を喚起することができる。
【0037】また選局の操作子49、50について、通
常の動作モードにおいて、第1又は第2の操作子49又
は50が押圧操作されると、該押圧操作に応動して予め
セツトされた受信チヤンネルを順次循環的に切り換えて
ラジオ放送を選局し、モード切り換えの操作子51が押
圧操作された後、第1又は第2の操作子49又は50が
押圧操作されると、該押圧操作に応動して受信周波数を
順次可変することにより、この操作子49、50をチヤ
ンネル切り換えと周波数の可変とに共用し得、簡易操作
モードにおいて、第1又は第2の操作子49又は50が
押圧操作されると、該押圧操作に応動して予めセツトさ
れた受信チヤンネルを順次循環的に切り換えてラジオ放
送を選局することにより、共用の操作子49、50に関
して操作に不慣れなユーザでも簡易に操作し得る。さら
にこの簡易操作モードにおいて、受信チヤンネルが予め
セツトされていないとき、第1又は第2の操作子49又
は50が押圧操作されると、該押圧操作に応動して受信
周波数を順次可変するようにすれば、受信チヤンネルを
選択し得ない場合でも、操作子49、50を操作して所
望のラジオ放送を選局することができる。
【0038】音量の操作子46の操作に応動して再生音
の音量を設定し、通常の動作モード及び簡易操作モード
において、それぞれ第1及び第2のメモリ96及び97
に音量の操作子46の操作量を記録し、続く通常の動作
モードにおける電源投入時、第1のメモリ96に記録さ
れた操作量に応じて再生音の音量を設定し、また続く簡
易操作モードにおける電源投入時、第2のメモリ97に
記録された操作量に応じて再生音の音量を設定すれば、
簡易に元の状態を再現してオーデイオ信号を試聴するこ
とができる。
【0039】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0040】(1)操作子の配置 図1において、1は全体としてシステムコンポーネント
型のオーデイオ装置を示し、コンパクトデイスクプレイ
ヤ部2、テープレコーダ部3、チユーナ及びアンプ部4
とで形成されるようになされている。
【0041】ここで図2に示すように、コンパクトデイ
スクプレイヤ部2は、前面の操作パネルに配置したトレ
イ開閉の操作子5を押圧操作することにより、トレイ6
がスライドして可動するように形成され、これによりこ
のトレイ6にコンパクトデイスクを載置した後、操作子
5を押圧してコンパクトデイスクを再生可能な状態に保
持し得るようになされ、またこの再生可能な状態で操作
子5を押圧してコンパクトデイスクを交換可能な状態に
保持し得るようになされている。
【0042】さらにコンパクトデイスクプレイヤ部2
は、再生動作の操作子7を配置し、この操作子7を押圧
操作してコンパクトデイスクの再生動作を開始し得るよ
うになされ、またこの操作子7を押圧操作して再生中の
コンパクトデイスクを一時停止の状態に保持し得るよう
になされ、この操作子7の下側に再生停止の操作子8を
配置するようになされている。さらにコンパクトデイス
クプレイヤ部2は、この操作子7及び8に隣接してサー
チの操作子9及び10を配置し、それぞれ操作子9又は
10が継続して押圧操作されると、操作子9及び10に
対応した方向に所望の演奏をサーチし得るようになさ
れ、またそれぞれ操作子9又は10を間欠的に押圧操作
して再生中の演奏をスキツプし得るようになされてい
る。
【0043】さらにコンパクトデイスクプレイヤ部2
は、この操作子9及び10の下側にヘツドフオンジヤツ
ク11及びマイクジヤツク12を配置し、ヘツドフオン
ジヤツク11にヘツドフオンを接続して個人で演奏を試
聴し得るようになされ、またマイクジヤツク12にマイ
クを差し込んで再生中の演奏に合わせて歌曲を楽しみ得
るようになされている。
【0044】このようなコンパクトデイスクプレイヤ部
2を操作するために必要な基本動作の操作子5、7〜1
0に加えて、コンパクトデイスクプレイヤ部2は、トレ
イ6の下側に付加的な機能を切り換える付加機能の操作
子13〜20を配置するようになされ、これによりオー
デイオマニア等のユーザでもこの操作子13〜20を操
作して充分に満足する使い勝手が得られるようになされ
ている。
【0045】すなわちコンパクトデイスクプレイヤ部2
は、通常の動作モードにおいて、連続再生の操作子13
が押圧操作されると、コンパクトデイスクの内周側から
順次オーデイオ信号を再生するのに対し、シヤツフル再
生の操作子14が押圧操作されると、コンパクトデイス
クに記録した演奏をランダムに再生する。同様に通常の
動作モードにおいて、プログラム再生の操作子15が押
圧操作されると、続いてユーザが入力する演奏順にコン
パクトデイスクを再生するのに対し、リピート再生の操
作子16が押圧操作されると、演奏単位で又はコンパク
トデイスク単位で何度も再生を繰り返す。
【0046】さらにコンパクトデイスクプレイヤ部2
は、通常の動作モードにおいて、演奏時間の操作子17
が押圧操作されると、押圧操作に対応して再生中の演奏
の経過時間、再生中の演奏の残り時間、さらにはコンパ
クトデイスク全体の経過時間又は残り時間を所定の液晶
表示部45に表示し、チエツクの操作子18が押圧操作
されると、ユーザの設定した動作モードを確認し得るよ
うになされ、またクリアの操作子19を操作してこの動
作モードを解除し得るようになされている。
【0047】さらにコンパクトデイスクプレイヤ部2
は、エデイツトの操作子20が押圧操作されると、テー
プレコーダ部3の記録動作に連動してコンパクトデイス
クを再生するように全体の動作を切り換える。
【0048】この付加機能の操作子13〜20は、トレ
イ6の下側に一列に並んで小型の操作子で形成されるの
に対し、基本動作の操作子5、7〜10は、各操作子
5、7〜10の機能を表すシンボルが付されて、トレイ
6の横に大型の操作子で形成され、前面パネルの右側に
まとめて配置されるようになされ、これによりコンパク
トデイスクプレイヤ部2は、使い勝手を向上し得るよう
になされている。すなわちこの種の基本動作の操作子
5、7〜10は、使い慣れたユーザが操作する場合で
も、使い慣れていないユーザが操作する場合でも、コン
パクトデイスクを再生する以上、必ず操作する操作子で
なり、また操作の頻度も高い特徴がある。
【0049】これによりこの種の基本動作の操作子5、
7〜10にシンボルを付して大型化してまとめて配置す
れば、その分操作子の誤操作を低減し得、また使い慣れ
ていないユーザにとつても簡易に操作することができ、
コンパクトデイスクプレイヤ部2の使い勝手を向上する
ことができる。
【0050】なおコンパクトデイスクプレイヤ部2は、
付加機能の操作子13〜20については、各操作子13
〜20の上側パネルに文字を印刷して各操作子13〜2
0の機能を表示するようになされ、これにより各操作子
13〜20を簡易に識別し得るようになされている。す
なわち操作子13〜17は、それぞれ「CONTINUE」、
「SHUFFLE 」、「PROGURAM」、「REPEAT」、「TIME」の
文字が割り当てられるのに対し、操作子18〜20は、
それぞれ「CHECK 」、「CLEAR 」、「EDIT」の文字が割
り当てられるようになされている。
【0051】図3に示すようにテープレコーダ部3は、
再生専用のテープレコーダ部22と記録再生可能なテー
プレコーダ部23とで形成され、この再生専用のテープ
レコーダ部22に対して使用頻度の高い記録再生可能な
テープレコーダ部23について、操作子を大型化して形
成するようになされている。すなわち記録再生可能なテ
ープレコーダ部23は、前面パネル24の右側に基本動
作の操作子25〜29を配置し、イジエクトの操作子3
0が操作されると、この前面パネル24全体を開閉し、
これによりテープカセツトを交換し得るようになされて
いる。
【0052】これによりテープレコーダ部23は、前面
パネル24の面積を有効に利用して大型の操作子25〜
29を配置するようになされ、またこの前面パネル24
を開閉する操作子30を前面パネル24の外部に配置す
ることにより、この種の操作子25〜30の使い勝手を
向上し得るようになされている。ここでテープレコーダ
部3は、再生動作の操作子25又は26が押圧操作され
ると、操作子25及び26に対応する走行方向で磁気テ
ープの再生を開始し、さらに停止の操作子27が押圧操
作されると、この再生動作を停止する。
【0053】これに対して早送り又は巻き戻しの操作子
28又は29が押圧操作されると、操作子28又は29
に対応して磁気テープを早送り又は巻き戻し、さらに再
生中にこの早送り又は巻き戻しの操作子28又は29が
押圧操作されると、早送り再生又は巻き戻し再生する。
さらにテープレコーダ部23は、イジエクトの操作子3
0に隣接して一時停止及び録音の操作子31及び32を
配置するようになされている。
【0054】さらにテープレコーダ部23は、付加機能
の操作子33、34を小型の操作子で形成して配置する
ようになされ、これによりオーデイオマニア等のユーザ
でもこの操作子33〜34を操作して充分に満足する使
い勝手が得られるようになされている。すなわちテープ
レコーダ部23は、通常の動作モードで操作子33、3
4の操作を受け付けるようになされ、操作子33が押圧
操作されると、テープレコーダ部22及び23で高速度
でダビングし得るようになされ、また操作子34が押圧
操作されると、コンパクトデイスクプレイヤ部2で再生
したオーデイオ信号をテープレコーダ部23でダビング
し得るようになされている。なお操作子35は、イコラ
イジング特性を切り換える操作子で、操作子36は、再
生方向の自動切り換えの操作子でなる。
【0055】かくしてテープレコーダ部23において
も、基本動作の操作子25〜30にシンボルを付して大
型化し、さらに操作子30以外の操作子25〜29を前
面パネル24の右側にまとめて配置することにより、操
作子の誤操作を低減し得るようになされ、また使い慣れ
ていないユーザにとつても簡易に操作し得るようになさ
れている。これによりオーデイオ装置1は、テープレコ
ーダ部3の使い勝手を向上し得るようになされている。
【0056】これに対してテープレコーダ部22は、操
作子25〜30に対応する小型の操作子38〜42が前
面パネル43の下側にまとめて配置され、これによりテ
ープレコーダ部23の操作子25〜30に対して、テー
プレコーダ部22の操作に関する操作子38〜42を簡
易に識別し得るようになされている。
【0057】すなわちこの実施例において、テープレコ
ーダ部3は、使用頻度の高いテープレコーダ部23を優
先して簡易に操作し得るように操作子25〜29を配置
し、通常の動作モードにおいて、テープレコーダ部22
及び23の何れも操作可能な状態に保持するのに対し、
簡易操作モードになると使用頻度の高いテープレコーダ
部23だけ操作可能な状態に保持するようになされてい
る。これによりテープレコーダ部3は、簡易操作モード
において、2系統のテープレコーダ部22及び23のう
ち1系統のテープレコーダ部23だけ使用し得るように
し、さらにこの優先するテープレコーダ部23について
は基本動作の操作子25〜30を大型化することによ
り、操作に不慣れなユーザでも簡易に操作し得るように
なされている。
【0058】なおテープレコーダ部3は、付加機能の操
作子33〜36については、コンパクトデイスクプレイ
ヤ部2と同様に各操作子33〜36の上側パネルにそれ
ぞれ「HIGH SPEED DUBBING」、「CD SYNCHRO」等の文字
を印刷して各操作子33〜36の機能を表示するように
なされている。
【0059】図4に示すようにチユーナ及びアンプ部4
は、前面に大型の液晶表示部45を配置し、この液晶表
示部45に動作モード等を表示し得るようになされてい
る。さらにチユーナ及びアンプ部4は、この液晶表示部
45に隣接して基本動作の操作子でなる音量の操作子4
6、ソース切り換えの操作子47、チユーナ及びバンド
選択の操作子48を大型化して配置するようになされて
いる。
【0060】すなわちチユーナ及びアンプ部4は、ソー
ス切り換えの操作子47の押圧操作に応動してチユー
ナ、コンパクトデイスクプレイヤ、テープレコーダの順
に順次循環的にオーデイオ信号を出力するソースを切り
換える。この操作子47によるソース切り換えの動作に
対して、オーデイオ装置1は、コンパクトデイスクプレ
イヤ部2の操作子7、テープレコーダ部2の操作子25
又はチユーナ及びバンド選択の操作子48がそれぞれ押
圧操作されると、それぞれ押圧操作された操作子に対応
してオーデイオ信号を出力するソースを切り換えるよう
になされ、これにより使い勝手を向上し得るようになさ
れている。
【0061】これに対してチユーナ及びバンド選択の操
作子48が押圧操作された場合、チユーナ部を動作状態
に立ち上げてオーデイオ信号を出力するソースをチユー
ナに切り換えるのに対し、ソースがチユーナに選定され
ている場合、受信バンドを切り換える。これによりチユ
ーナ及びアンプ部4は、操作に不慣れなユーザでも基本
動作の操作子については簡易に操作し得るようになされ
ている。
【0062】さらにチユーナ及びアンプ部4において
も、この基本動作の操作子46、47を前面パネルの右
側にまとめて配置し、これによりオーデイオ装置1は、
コンパクトデイスクプレイヤ部2、テープレコーダ部
3、チユーナ及びアンプ部4について、それぞれ基本動
作の操作子を大型化し、かつ操作パネルの右側にまとめ
て配置するようになされている。これによりオーデイオ
装置1は、基本動作の操作子を統一的に配置し、全体と
して操作子の誤操作を有効に回避し得るようになされ、
かつ操作に不慣れなユーザでも簡易に操作し得るように
なされている。
【0063】さらにチユーナ及びアンプ部4は、チユー
ナ選択の操作子48に隣接してチヤンネル選択の操作子
49及び50を配置し、操作子49又は50が押圧操作
されると予めプリセツトした受信チヤンネルを順次循環
的に選択してラジオ放送を選局し得るようになされ、ま
たプリセツト/チユーニングの操作子51を操作してこ
の操作子49又は50を操作することにより、受信周波
数を可変し、さらには受信周波数を所望の周波数に設定
してメモリの操作子60を押圧操作することにより受信
チヤンネルをプリセツトし得るようになされている。こ
の操作子49及び50に隣接してチユーナ及びアンプ部
4は、低音強調の操作子52を配置する。
【0064】これに対してチユーナ及びアンプ部4は、
前面パネルの中央部分横一列にアンプを操作する付加機
能の操作子を配置し、この操作子は、基本動作の操作子
に比して小型に形成されるようになされている。すなわ
ちチユーナ及びアンプ部4は、前面パネルの左側にタイ
マ関係の操作子53〜55を配置し、この操作子53〜
55を操作してタイマ録音等をセツトし得るようになさ
れ、さらにこの操作子53〜55に隣接するクロツクセ
ツトの操作子56を操作して現在時刻等をセツトし得る
ようになされている。
【0065】さらにチユーナ及びアンプ部4は、音質調
整、音場調整等の効果に関する操作子57〜59を配置
し、これらの操作子を操作して所望の音質等でオーデイ
オ信号を試聴し得るようになされている。かくしてチユ
ーナ及びアンプ部4についても、基本動作の操作子を大
型化して形成し、付加機能の操作子を小型化して形成し
たことにより、オーデイオ装置1においては、簡易に操
作子を識別し得、これにより全体として使い勝手を向上
し得るようになされている。
【0066】さらにチユーナ及びアンプ部4は、前面パ
ネルの左側に大型の電源スイツチ61を配置し、この電
源スイツチ61を操作して全体の電源を立ち上げ得るよ
うになされている。さらにチユーナ及びアンプ部4は、
この電源スイツチ61の下側に隣接して、電源スイツチ
61と同程度の大きさの簡易操作の操作子62を配置
し、この操作子62を操作して全体の動作モードを簡易
操作モードに切り換え得るようになされている。
【0067】これによりオーデイオ装置1は、基本動作
の操作子のうち、最も基本になる電源及び簡易操作の操
作子61及び62を大型の操作子で形成し、他の基本動
作の操作子とは逆側の操作パネル左側に配置し、さらに
この左側の中でも最も目につき易い液晶表示部45の下
に配置することにより、操作に不慣れなユーザでも簡易
に電源及び簡易操作の操作子61及び62を目視確認し
得るようになされ、これによりオーデイオ装置1全体の
使い勝手を向上し得るようになされている。
【0068】なおチユーナ及びアンプ部4においても、
付加機能の操作子52〜60は、それぞれ「DEFB」、
「TIMER SET 」、「DAILY 」、「REC TIMER 」、「CLOC
K SET」、「KARAOKE PON 」、「EFFECT」、「EQ PRESET
」等の文字が各操作子52〜60の上側パネルに印刷
して割り当てられるようになされ、チユーナ及びアンプ
部4は、これにより各操作子52〜60を簡易に識別し
得るようになされている。
【0069】(2)全体の制御 (2−1)コンパクトデイスクプレイヤ部 ここで図5に示すようにオーデイオ装置1おいて、コン
パクトデイスクプレイヤ部2、テープレコーダ部3、チ
ユーナ及びアンプ部4は、それぞれマイクロコンピユー
タ構成の制御回路65、66、67を有し、この制御回
路65、66、67でそれぞれ各部2、3、4の動作を
制御すると共に、制御回路67で制御回路65及び66
を制御して全体の動作を制御する。このため制御回路6
5、66、67は、所定のバスBUSを介して相互に制
御データを送受し得るようになされている。
【0070】このうちコンパクトデイスクプレイヤ部2
の制御回路65は、通常の動作モードにおいて、制御回
路67から出力される制御データに基づいて、さらに基
本動作の操作子5、7〜10及び付加機能の操作子13
〜20の操作に応動してコンパクトデイスクプレイヤ部
2の動作を制御する。すなわち制御回路65は、トレイ
開閉の操作子5が押圧操作されると、ローデイング駆動
回路68に制御データを出力してローデイングモータ6
9を駆動することによりトレイ6を可動し(図2)、こ
れによりトレイ6を収納してこのトレイ6に載置したコ
ンパクトデイスクを再生可能な状態に保持し、またこの
トレイを突出させて再生可能な状態に保持したコンパク
トデイスクを交換可能な状態に保持する。
【0071】さらにこのようにしてトレイ6を収納した
場合、制御回路65は、続いてCDブロツク70に制御
データを出力することにより、コンパクトデイスクのT
OCデータを再生する。すなわち制御回路65は、CD
ブロツク70を形成するスピンドルモータを回転駆動
し、これによりコンパクトデイスクを所定の回転速度で
回転駆動する。
【0072】続いて制御回路65は、同様にCDブロツ
ク70を形成するスレツドモータを駆動することによ
り、コンパクトデイスクの内周側に形成されたリードイ
ンエリアに光ピツクアツプを移動させた後、フオーカス
サーチの処理を開始する。ここで光ピツクアツプは、レ
ーザダイオードから射出する光ビームを所定の対物レン
ズを介してコンパクトデイスクに照射すると共に、この
対物レンズを介して光ビームの反射光を所定の受光素子
で受光するようになされ、これによりCDブロツク70
は、この受光素子の受光結果に基づいて再生信号、フオ
ーカスエラー信号、トラツキングエラー信号を生成する
ようになされている。
【0073】これによりCDブロツク70は、この再生
信号を信号処理してオーデイオ信号を再生し得るように
なされ、さらにフオーカスエラー信号及びトラツキング
エラー信号を基準にして対物レンズを上下左右に可動し
てフオーカス制御及びトラツキング制御し得るようにな
されている。制御回路65は、フオーカスサーチの処理
において、このフオーカスエラー信号をモニタしなが
ら、光ピツクアツプの対物レンズを初期設定位置から除
々にコンパクトデイスクに接近させ、これによりフオー
カスエラー信号の信号レベルが一旦立ち上がり又は立ち
下がつた後、0レベルを横切るタイミングでフオーカス
制御を開始する。
【0074】これにより制御回路65は、レーザダイオ
ードから射出した光ビームをコンパクトデイスクに正し
く集光し得る対物レンズの位置を検出し、この位置をフ
オーカス制御の制御中心に設定する。このようにしてフ
オーカスサーチの処理が完了すると、制御回路65は、
続いてトラツキング制御を開始し、これによりリードイ
ンエリアの再生を開始する。
【0075】これにより制御回路65は、CDブロツク
70から順次出力される再生データを取り込んでリード
インエリアに記録したTOCデータを所定のメモリに格
納し、このTOCデータを基準にしてコンパクトデイス
クに記録したオーデイオ信号の演奏時間、演奏曲数、記
録位置等を検出し得るようになされている。
【0076】これにより制御回路65は、続く操作子
5、7〜10、13〜20の操作に応動してCDブロツ
ク70に制御データを出力することにより、オーデイオ
信号の再生処理等を開始し、このときメモリに格納した
TOCデータを基準にしてプログラム再生、シヤツフル
再生等の処理を実行し、これによりユーザの所望する演
奏を自由に再生し得るようになされている。
【0077】このとき制御回路65は、通常の動作モー
ドにおいては、基本動作の操作子5、7〜10に加えて
付加機能の操作子13〜20の操作を受け付け、これに
よりプログラム再生、シヤツフル再生等の処理を実行し
得るようになされ、簡易操作モードにおいては、基本動
作の操作子5、7〜10の操作のみ選択的に受け付け、
これにより操作に不慣れなユーザでも、簡易操作モード
においては、コンパクトデイスクプレイヤ部2を簡易に
操作し得るようになされている。
【0078】すなわちこの種の付加機能は、オーデイオ
マニア等の操作に慣れたユーザにとつては使い勝手を向
上し得る反面、操作に不慣れなユーザにとつては、操作
子の数が増加する分却つて使い勝手が劣化する特徴があ
る。これによりこの実施例において制御回路65は、制
御回路67で制御されて全体の動作モードが簡易操作モ
ードに切り換わると、この付加機能の操作子13〜20
については操作を受け付けないようになされ、これによ
り操作に不慣れなユーザの使い勝手を向上し得るように
なされている。
【0079】かくして制御回路65においては、TOC
データをメモリに格納した後、再生の操作子7が押圧操
作されると、CDブロツク70を駆動してコンパクトデ
イスクの再生を開始し、この状態で操作子7、8が操作
されると、再生動作を一時中止し、さらに再生動作を停
止する。この操作子7が押圧操作されて再生動作を開始
する際、制御回路65においては、フオーカスサーチの
処理結果に基づいてコンパクトデイスクが装填されてい
るか否か判断し、ここでコンパクトデイスクが装填され
ていないと判断すると、再生動作を開始することなく、
トレイ開閉の操作子5が押圧操作され場合と同様にトレ
イ6を可動する。
【0080】すなわちコンパクトデイスクが装填されて
いない場合、光ピツクアツプにおいて反射光を受光し得
ないことにより、フオーカスエラー信号を検出し得ない
特徴があり、これにより制御回路65においては、予め
フオーカスサーチの処理を実行してコンパクトデイスク
の有無を検出することができる。これによりコンパクト
デイスクプレイヤ部2は、コンパクトデイスクが装填さ
れていないにも係わらずユーザが再生開始の操作子7を
操作した場合、コンパクトデイスクの装填を促すように
トレイ6を可動するようになされ、これにより使い勝手
を向上し得るようになされている。
【0081】これに対して簡易操作モードに保持された
状態で操作子7の押圧操作に応動して再生動作を開始す
ると、制御回路65は、操作子7の表示を橙色から緑色
の点灯表示に切り換える。すなわちこの実施例におい
て、操作子7は、左上隅に発光ダイオードL1を配置す
るようになされ、この発光ダイオードL1は、発光色が
橙色及び緑色のダイオードチツプ71及び72をケース
内に収納して形成されるようになされている。
【0082】これにより簡易操作モードにおいて、制御
回路65は、操作子7を操作してコンパクトデイスクを
再生可能なとき、この橙色のダイオードチツプ71を駆
動して操作子7を橙色で点灯表示するのに対し、操作子
7が操作されてコンパクトデイスクを再生しているとき
(すなわち操作子7を操作して再生動作を一時停止し得
る場合)、この橙色のダイオードチツプ71に代えて緑
色のダイオードチツプ72を駆動することにより、操作
子7を緑色で点灯表示する。これによりコンパクトデイ
スクプレイヤ部2においては、操作に不慣れなユーザで
も、簡易操作モードを選択することにより、簡易に操作
子7を選択操作し得るようになされ、これにより使い勝
手を向上し得るようになされている。
【0083】この操作子7を点灯表示する際、制御回路
65は、簡易操作モードに立ち上がつた後、所定期間の
間、この橙色の表示を点滅表示するようにダイオードチ
ツプ71を駆動する。これによりユーザにおいては、動
作モードを簡易操作モードに立ち上げた後、続いて操作
し得る基本動作の操作子7を簡易に識別し得、これによ
りコンパクトデイスクプレイヤ部2は、使い勝手を向上
し得るようになされている。
【0084】さらにこのとき簡易操作モードにおいて
は、付加機能の操作子13〜20については、操作を受
け付けないことにより、操作に不慣れなユーザでも、簡
易に操作し得、その分使い勝手を向上することができ
る。
【0085】さらに制御回路65は、通常の動作モード
において、付加機能の操作子13〜20についてユーザ
が設定した動作状況を所定のメモリに保持するようにな
され、これによりコンパクトデイスクプレイヤ部2が続
いて通常の動作モードで動作状態に立ち上がつた場合、
元の動作状況を再現し得るようになされている。これに
よりコンパクトデイスクプレイヤ部2は、例えばユーザ
が操作子16を操作して再生中の演奏の残り時間を液晶
表示部45に表示していた場合、この状態をメモリに記
録して保持するようになされ、続いて通常の動作モード
で電源が投入された場合、液晶表示部45に再生中の演
奏の残り時間を表示し得るようになされている。
【0086】これによりコンパクトデイスクプレイヤ部
2は、電源を投入する毎にいちいち操作子13〜20を
操作しなくても、ユーザの所望する動作状況を再現し得
るようになされ、これにより使い勝手を一段と向上し得
るようになされている。
【0087】これに対して制御回路65は、簡易操作モ
ードに立ち上がる際、このメモリに格納したデータを第
1のメモリ73に記録し、続いて選択回路75の接点を
メモリ74側に切り換えることにより、メモリ74に予
め設定された動作状況にコンパクトデイスクプレイヤ部
2を設定する。ここでメモリ74には、付加機能の操作
子13〜20に関するデータが格納されるようになさ
れ、これによりコンパクトデイスクプレイヤ部2の操作
子7が押圧操作されると、コンパクトデイスクに記録さ
れた演奏順にコンパクトデイスクを再生し、さらに液晶
表示部45に再生中の演奏の経過時間を表示する。
【0088】これによりコンパクトデイスクプレイヤ部
2は、この種のオーデイオ機器の操作に不慣れなユーザ
が操作する場合でも、簡易操作モードにおいては、演奏
に関して必要最小限の時間情報を提供し得るようになさ
れ、またコンパクトデイスクのケースに表示された演奏
曲順にコンパクトデイスクを再生することにより、いた
ずらにユーザに不安感を抱かせることなく、安心してコ
ンパクトデイスクプレイヤ部2を操作させることができ
る。
【0089】これに対して制御回路65は、一旦簡易操
作モードに全体の動作モードが切り換わつた後、再び通
常の動作モードに切り換わると、選択回路75の接点を
第1のメモリ73側に切り換えることにより、このメモ
リ73に記録された動作状況に立ち上がるようになさ
れ、これにより通常の動作モードで設定した動作状況を
再現し得るようになされている。これによりコンパクト
デイスクプレイヤ部2においては、例えばオーデイオ装
置1を操作に不慣れな母親とオーデイオマニアの子供と
で共用する場合でも、子供が設定した動作状況を何ら乱
すことなく母親が操作し得るようになされ、これにより
オーデイオ装置1の使い勝手を向上し得るようになされ
ている。
【0090】さらに母親においては、何ら複雑な操作を
実行することなく予め設定された動作状況でコンパクト
デイスクを試聴し得ることにより、その分簡易な操作で
コンパクトデイスクを試聴することができる。
【0091】なおオーデイオ装置1は、チユーナ及びア
ンプ部4の受信部86でリモートコマンダから送出され
る遠隔制御信号を受信し得るようになされ、コンパクト
デイスクプレイヤ部2は、制御回路67を介してこの受
信結果を入力し、この受信結果に応動して動作を切り換
えるようになされている。
【0092】このときリモートコマンダは、このコンパ
クトデイスクプレイヤ部2と同様の操作子が配置される
ようになされ、また制御回路67から送信される表示切
り換えの制御信号に応動して、操作子7に対応する操作
子の発光ダイオードを駆動する。これに対してコンパク
トデイスクプレイヤ部2は、このリモートコマンダの操
作に応動して動作を切り換える際に、コンパクトデイス
クプレイヤ部2の操作子が操作された場合と同様に通常
の動作モードと簡易操作モードとで全体の動作を切り換
え、さらに制御回路67を介して発光ダイオードL1に
対応するリモートコマンダ側の発光ダイオードを駆動
し、これによりリモートコマンダを介して遠隔制御する
場合でも、操作に熟知したユーザと操作に不慣れなユー
ザの双方にとつて使い勝手を向上し得るようになされて
いる。
【0093】(2−2)テープレコーダ部 これに対してテープレコーダ部3の制御回路66は、通
常の動作モードにおいて、制御回路67から出力される
制御データに基づいて、さらに基本動作の操作子25〜
30、35及び付加機能の操作子31〜34、36〜4
2の操作に応動してテープレコーダ部3の動作を制御す
る。
【0094】すなわち制御回路66は、イジエクトの操
作子30又は42が押圧操作されると、ローデイング駆
動回路76に制御データを出力してローデイングモータ
77を駆動することにより、それぞれ操作子30又は4
2の操作に対応して前面パネル24又は43を可動し
(図3)、これにより前面パネル24又は43を閉じて
テープカセツトを再生可能な状態に保持し、また前面パ
ネル24又は43を開いて再生可能な状態に保持したテ
ープカセツトを交換可能な状態に保持し得るようになさ
れている。
【0095】このようにして前面パネル24又は43を
閉じた場合、制御回路66は、続いてテープ検出機構7
8に制御データを出力することにより、テープカセツト
が装填されたか否か判断する。ここでこの実施例におい
て、テープレコーダ部3は、前面パネル24及び43の
内側に所定のスイツチを配置するようになされ、前面パ
ネル24又は43にテープカセツトを装填した状態でこ
の前面パネル24又は43を閉じると、このスイツチが
オン状態に切り換わるようになされている。
【0096】これによりテープレコーダ部3は、このス
イツチでテープ検出機構78を形成すると共に、このス
イツチの出力信号に基づいて制御回路66でテープカセ
ツトが装填されたか否か判断し得るようになされてい
る。
【0097】このようにしてテープカセツトの検出処理
が完了すると、制御回路66は、続く操作子25〜42
の操作に応動してそれぞれデツキブロツク79又は80
に制御データを出力することにより、記録再生処理等を
開始する。
【0098】このとき制御回路66は、通常の動作モー
ドにおいては、テープレコーダ部23の基本動作の操作
子25〜30、35に加えて付加機能の操作子31〜3
4及びテープレコーダ部22に関する操作子36〜42
の操作を受け付け、これにより高速ダビング等の処理を
実行し得るようになされている。これに対して簡易操作
モードにおいては、テープレコーダ部23の基本動作の
操作子25〜30、35の操作のみ選択的に受け付ける
ようになされ、これによりテープレコーダ部23のみ操
作し得るようになされ、さらにこのテープレコーダ部2
3についても記録モードには切り換え得ないようになさ
れている。
【0099】すなわち高速ダビング等の付加機能は、オ
ーデイオマニア等の操作に慣れたユーザにとつてはテー
プレコーダ部3の使い勝手を向上し得る反面、操作に不
慣れなユーザにとつては、操作子の数が増加する分却つ
てテープレコーダ部3の使い勝手が劣化する特徴があ
る。またこのような操作に不慣れなユーザにとつては、
テープレコーダ部22及び23についても、1台だけ使
用し得れば充分と考えられ、却つて2系統を使用し得る
ようにすると、操作が煩雑になり、簡易に操作し得なく
なる欠点がある。
【0100】これによりこの実施例において制御回路6
6は、制御回路67で制御されて全体の動作モードが簡
易操作モードに切り換わると、この付加機能の操作子3
1〜34、テープレコーダ部22の操作に関する操作子
36〜42については操作を受け付けないようになさ
れ、これにより操作に不慣れなユーザでも簡易に操作し
得るようになされている。
【0101】すなわち制御回路66においては、再生の
操作子25、26、38又は37が押圧操作されると、
対応するデツキブロツク79又は80を駆動してテープ
カセツトの記録再生を開始し、この状態で操作子27、
39が操作されると、再生動作を停止する。この操作子
25、26、37又は38が押圧操作されて再生動作を
開始する際、制御回路66は、テープ検出機構78の検
出結果に基づいてテープカセツトが装填されているか否
か判断し、ここでテープカセツトが装填されていない方
のテープレコーダ部22又は23について、操作子2
5、26又は37、38が操作された場合、再生動作を
開始することなく、対応するイジエクトの操作子30又
は42が押圧操作された場合と同様にローデイング駆動
回路76を駆動して前面パネル24又は43を開く。
【0102】これによりテープレコーダ部3は、テープ
カセツトが装填されていないにも係わらずユーザが操作
子25、26等を操作した場合、テープカセツトの装填
を促すように前面パネル24又は43を可動するように
なされ、これにより使い勝手を向上し得るようになされ
ている。
【0103】これに対して簡易操作モードにおいて、テ
ープレコーダ部23側の操作子25の押圧操作に応動し
て再生動作を開始すると、制御回路66は、操作子25
の表示を橙色から緑色の点灯表示に切り換える。すなわ
ちこの実施例において、操作子25は、左上隅に発光ダ
イオードL2を配置するようになされ、この発光ダイオ
ードL2は、発光色が橙色及び緑色のダイオードチツプ
81及び82をケース内に収納して形成されるようにな
されている。
【0104】これにより制御回路66は、簡易操作モー
ドにおいて、操作子25を操作してテープレコーダ部2
3側でテープカセツトを再生することができるとき、こ
の橙色のダイオードチツプ81を駆動して操作子25を
橙色で点灯表示するのに対し、操作子25が操作されて
テープカセツトを再生しているとき、この橙色のダイオ
ードチツプ81に代えて緑色のダイオードチツプ82を
駆動することにより、操作子25を緑色で点灯表示す
る。これによりテープレコーダ部3においては、操作に
不慣れなユーザでも、簡易操作モードに設定するだけで
簡易に操作子25を選択操作し得るようになされ、これ
により使い勝手を向上し得るようになされている。
【0105】さらにテープレコーダ部3においては、再
生の操作子25及び26のうち、一方の操作子25だけ
発光ダイオードL2を配置して橙色に点灯表示すること
により、操作に不慣れなユーザの無用の混乱を有効に回
避し得るようになされ、これにより使い勝手を向上する
ようになされている。すなわちこの実施例においてテー
プレコーダ部23は、簡易操作モードに選定された場合
でも、操作子25及び26については、何れの操作も受
け付け得るようになされ、押圧操作された操作子25又
は26に対応する再生方向で磁気テープを再生する。
【0106】従つてある程度この種のオーデイオ機器の
操作を熟知したユーザにおいては、簡易操作モードにお
いても、操作子25又は26を選択操作して磁気テープ
を再生し得るのに対し、操作に不慣れなユーザにおいて
は、操作子25を操作して所望の演奏を再生し得ない場
合、再生動作を中止してテープカセツトを逆向きに入れ
換えた後、改めて操作子25を押圧操作するこにより所
望の演奏を再生することができ、これにより無用の混乱
を有効に回避して所望の演奏を確実に再生することがで
きる。
【0107】さらにこの操作子25を点灯表示する際、
制御回路66は、簡易操作モードに立ち上がつた直後、
所定期間の間、この橙色の表示を点滅表示するようにダ
イオードチツプ81を駆動する。これによりユーザにお
いては、簡易操作モードに立ち上げた後、続いて操作し
得る基本動作の操作子25を簡易に識別し得、これによ
りテープレコーダ部3は、使い勝手を向上し得るように
なされている。
【0108】さらにこのとき簡易操作モードにおいて
は、付加機能の操作子31〜34とテープレコーダ部2
2に関する操作子36〜42については、操作を受け付
けないことにより、操作に不慣れなユーザでも、簡易に
操作し得、その分使い勝手を向上することができる。
【0109】さらに制御回路66は、通常の動作モード
においては、再生中に操作子28又は29が押圧操作さ
れた場合、早送り再生又は巻き戻し再生するのに対し、
簡易操作モードにおいては、再生動作を中止して単に磁
気テープを早送り又は巻き戻しするようにデツキブロツ
ク79を制御し、これにより余り重要でない機能より操
作に不慣れなユーザの使い勝手を優先し、全体の使い勝
手を向上し得るようになされている。
【0110】さらに制御回路66は、通常の動作モード
において、付加機能の操作子35、36についてユーザ
が設定した動作状況を所定のメモリに保持するようにな
され、これによりテープレコーダ部3が続いて通常の動
作モードで動作状態に立ち上がつた場合、元の動作状況
を再現し得るようになされている。これによりテープレ
コーダ部3は、例えばユーザが操作子35を操作してイ
コライジング特性を所定の値に設定した場合、さらには
操作子36を操作して再生方向を片面だけに設定した場
合、この状態をこのメモリに記録して保持するようにな
され、続く電源を投入時、いちいち操作子35、36を
操作しなくても、この動作状況を再現し得るようになさ
れ、これにより使い勝手を向上し得るようになされてい
る。
【0111】これに対して制御回路66は、簡易操作モ
ードに立ち上がる際、このメモリに格納したデータを第
1のメモリ83に記録し、続いて選択回路85の接点を
メモリ84側に切り換えることにより、メモリ84に予
め設定された動作状況にテープレコーダ部3を設定す
る。ここでメモリ84には、付加機能の操作子35、3
6に関する初期値のデータが格納されるようになされ、
これにより制御回路66は、操作子25が押圧操作され
ると、予め設定されたイコライジング特性でテープカセ
ツトを再生し、さらにテープカセツトの両面を連続して
再生するようにデツキブロツク80を制御する。
【0112】これによりテープレコーダ部3は、この種
のオーデイオ機器の操作に不慣れなユーザにおいても、
簡易操作モードにおいては、簡易に操作し得るようにな
されている。
【0113】これに対して制御回路66は、一旦簡易操
作モードに全体の動作モードが切り換わつた後、再び通
常の動作モードに切り換わると、選択回路85の接点を
メモリ83側に切り換えることにより、このメモリ83
に記録された動作状況に立ち上がるようになされ、これ
により通常の動作モードで設定した動作状況を再現し得
るようになされている。
【0114】これによりテープレコーダ部3において
は、例えば操作に不慣れな母親とオーデイオマニアの子
供とでオーデイオ装置1を共用する場合でも、子供が設
定した動作状況を何ら乱すことなく母親が操作し得るよ
うになされ、これによりオーデイオ機器の使い勝手を向
上し得るようになされ、さらに母親においては、何ら複
雑な操作を実行することなく予め設定された動作状況で
テープカセツトを試聴し得ることにより、その分使い勝
手を向上することができる。
【0115】なおテープレコーダ部3は、コンパクトデ
イスクプレイヤ部2と同様に、制御回路67を介してリ
モートコマンダから送出される遠隔制御信号を受信し得
るようになされ、これによりこの受信結果に応動して動
作を切り換えるようになされている。
【0116】このときリモートコマンダは、このテープ
レコーダ部3と同様の操作子が配置されるようになさ
れ、また制御回路67から送信される表示切り換えの制
御信号に応動して、操作子25に対応する操作子の発光
ダイオードを駆動する。これに対してテープレコーダ部
3は、このリモートコマンダの操作に応動して動作を切
り換える際、テープレコーダ部3の操作子が操作された
場合と同様に通常の動作モードと簡易操作モードとで全
体の動作を切り換え、さらに制御回路67を介して操作
子25に対応するリモートコマンダ側の操作子の表示を
切り換え、これによりリモートコマンダを介して遠隔制
御する場合でも、操作に熟知したユーザと操作に不慣れ
なユーザの双方にとつて使い勝手を向上し得るようにな
されている。
【0117】(2−3)チユーナ及びアンプ部 これに対してチユーナ及びアンプ部4の制御回路67
は、操作子46〜62の操作に応動して、さらに受信部
86を介して受信したリモートコマンダの操作に応動し
て全体の動作を制御すると共に、チユーナ及びアンプ部
4の動作を制御する。
【0118】これにより制御回路67は、電源をオフ状
態に設定した状態で電源スイツチ61又はリモートコマ
ンダ側の電源スイツチが押圧操作されると、図6に示す
処理手順を実行して全体の電源を立ち上げる。すなわち
制御回路67は、ステツプSP1からステツプSP2に
移り、ここで操作された操作子が簡易操作の操作子62
又はリモートコマンダ側の簡易操作の操作子か否か判断
し、この場合否定結果が得られることにより、ステツプ
SP3に移る。
【0119】ここで制御回路67は、操作された操作子
が電源スイツチ61又はリモートコマンダ側の電源スイ
ツチか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ステ
ツプSP2に戻り、これによりステツプSP2−SP3
−SP2の処理手順を繰り返すのに対し、ステツプSP
3において肯定結果が得られると、ステツプSP4に移
る。このステツプSP4において、制御回路67は、全
体の動作モードを通常の動作モードに設定した後、ステ
ツプSP5に移つて電源を立ち上げ、続くステツプSP
6に移つてこの処理手順を終了する。
【0120】これによりオーデイオ装置1は、通常の動
作モードで電源を立ち上げ得るようになされ、所望の操
作子を操作してオーデイオマニアでも充分に満足する使
い勝手が得られるようになされている。この通常の動作
モードで立ち上がる際、制御回路67は、制御回路65
及び66と同様に所定のメモリに格納した動作状況のデ
ータに基づいてチユーナブロツク89及びデイジタルシ
グナルプロセツサ(DSP)90の動作を設定し、これ
によりコンパクトデイスクプレイヤ部2及びテープレコ
ーダ部3と同様に、ユーザが通常の動作モードで設定し
た動作状況を再現し得るようになされている。
【0121】これに対して一旦簡易操作モードに立ち上
がつた後、通常の動作モードで電源を立ち上げるとき、
制御回路67は、このメモリに格納したデータとメモリ
93及び96に格納したデータに基づいて、チユーナブ
ロツク89及びデイジタルシグナルプロセツサ90の動
作を設定し、これによりコンパクトデイスクプレイヤ部
2及びテープレコーダ部3と同様に、ユーザが通常の動
作モードで設定した動作状況を再現する。すなわち制御
回路67は、簡易操作モードに立ち上がる際、通常の動
作モードにおいて設定した動作状況のデータのうち、所
定のデータをメモリ93及び96に格納に記録して保持
するようになされている。
【0122】このうちメモリ93は、ユーザが操作子4
8を操作して選択した受信バンドのデータ、操作子49
又は50を操作して選択した受信チヤンネルのデータ、
操作子51を操作して受信チヤンネルがプリセツトされ
たか否かのデータ、さらにはモノラルのモードで受信し
ていたか否かのデータを格納するようになされ、これに
よりチユーナブロツク89について動作状況のデータを
格納する。これに対してメモリ97は、ユーザが操作子
52、57〜59を操作して設定した音場、音質のデー
タ、低音を強調するレベルのデータ、さらには音量の操
作子46の操作量のデータ、操作子47の操作量のデー
タを格納するようになされ、これによりデイジタルシグ
ナルプロセツサ90及び音量の操作子46について動作
状況のデータを格納する。
【0123】これにより制御回路67は、一旦簡易操作
モードに立ち上がつた後、通常の動作モードで電源を立
ち上げるとき、選択回路95及び98の接点を切り換え
てこのメモリ93及び96のデータをチユーナブロツク
89、デイジタルシグナルプロセツサ90に出力するこ
とにより動作状況を再現し、さらにこのデータをボリユ
ーム駆動回路87に出力してモータ88を回転駆動する
ことにより、音量の操作子46を回転させて、元の動作
状況を再現する。
【0124】これによりオーデイオ装置1においては、
オーデイオ装置1全体として電源を投入する毎にいちい
ち種々の操作子を操作しなくても、通常の動作モードに
ついてユーザが直前まで使用した動作状況を再現し得る
ようになされ、これにより煩雑な操作を簡略化して全体
の使い勝手を向上し得るようになされている。
【0125】さらにこの実施例において、制御回路67
は、電源をオフ状態に設定した状態で、簡易操作の操作
子62又はリモートコマンダ側の簡易操作の操作子が押
圧操作されると、電源スイツチ61又はリモートコマン
ダ側の電源スイツチが押圧操作された場合と同様に電源
を立ち上げる。すなわち制御回路67は、電源スイツチ
61又はリモートコマンダ側の電源スイツチが押圧操作
された場合と同様にステツプSP1からステツプSP2
に移り、この場合肯定結果が得られることにより、ステ
ツプSP7に移る。ここで制御回路67は、全体の動作
モードを簡易操作の動作モードに切り換えた後、ステツ
プSP5に移つて電源を立ち上げる。
【0126】これによりオーデイオ装置1は、電源スイ
ツチ61等に代えて、この電源スイツチ61に隣接して
配置した簡易操作の操作子62を押圧操作するだけの簡
易な操作で、簡易操作のモードで電源を立ち上げること
ができ、これによりこの種のオーデイオ機器を使い慣れ
ていないユーザでも簡易に簡易操作モードで電源を立ち
上げ得るようになされている。
【0127】この簡易操作モードで電源を立ち上げる
際、制御回路67は、メモリに保持される動作状況のデ
ータをメモリ93及び96に記録することにより、通常
の動作モードにおける動作状態をメモリ93及び96に
記録した後、選択回路95及び98の接点をメモリ94
及び97側に切り換える。これにより制御回路67は、
メモリ94及び97に格納した簡易操作モード用の動作
状況のデータを参考にして簡易操作モードで設定した動
作状況を再現する。ここでメモリ94及び96は、それ
ぞれメモリ93及び95に対応する動作状況のデータを
格納するようになされ、制御回路67は、メモリ96に
ついては動作状況のデータのうち操作子46の操作量の
データのみ記録するようになされ、これにより残りの音
場、音質等の効果のデータについては、予め設定された
初期値のデータで動作状況を設定するようになされてい
る。
【0128】これにより制御回路67は、簡易操作モー
ド及び通常の動作モードに立ち上がる際、それぞれ簡易
操作モード及び通常の動作モードで設定した動作状況を
再現するようになされ、これにより例えば母親と子供が
このオーデイオ装置1を共用する場合でも、チユーナ及
びアンプ部4についても、それぞれ母親及び子供が設定
した動作状況に何ら変更を加えることなく、元の状況を
再現して操作し得るようになされている。
【0129】さらに簡易操作モードにおいて、音場、音
質等の効果については、予め設定された初期値のデータ
で動作状況を設定することにより、煩雑な操作子の操作
を簡略化して標準的な音場、音質でオーデイオ信号を試
聴し得るようになされ、これにより使い勝手を向上し得
るようになされている。
【0130】さらにこの簡易操作モードで電源を立ち上
げる際、制御回路67は、ユーザがタイマ起動の動作モ
ードを選択している場合、この選択をキヤンセルする。
ここでタイマ起動は、ユーザが設定した時間になると、
ユーザの設定した動作モードでオーデイオ装置1が起動
する動作モードでなることにより、このように簡易操作
の操作子62を操作して電源を立ち上げた場合、敢えて
ユーザの設定した時間でオーデイオ装置1を起動する必
要がないと判断することができる。これにより制御回路
67は、無駄な処理を省略してユーザの操作を受け付け
るようになされている。
【0131】ところでこのオーデイオ装置1において
は、受信チヤンネルがプリセツトされていない場合も考
えられ、この場合受信チヤンネルについては動作状況を
再現することが困難になる。
【0132】すなわち制御回路67は、操作子48が操
作されると、チユーナブロツク89を動作状態に立ち上
げ、又チユーナブロツク89が動作状態に立ち上つてい
る場合は、受信バンドを切り換える。さらに制御回路6
7は、操作子49又は50の操作に応動して予めプリセ
ツトされた受信チヤンネルの範囲でチユーナブロツク8
9の受信チヤンネルを順次循環的に切り換えるのに対
し、操作子51を操作して操作子49又は50を操作す
ると、チユーナブロツク89の受信周波数を順次可変す
るようになされている。
【0133】この状態でメモリの操作子60が押圧操作
されると、制御回路67は、チユーナブロツク89の受
信周波数を所定のメモリに記録することにより、受信チ
ヤンネルをプリセツトし得るようになされている。
【0134】これにより制御回路67は、受信チヤンネ
ルをプリセツトした状態で簡易操作モードに立ち上がる
と、メモリ94に格納した動作状況のデータに従つてプ
リセツトしたチヤンネルから直前の簡易操作モードで受
信していた受信チヤンネルを選局する。これに対して受
信チヤンネルをプリセツトしていない状態で簡易操作モ
ードに立ち上がる場合、制御回路67は、操作子49又
は50を操作して受信周波数を可変し得るようにする。
【0135】すなわち上述したように受信チヤンネルを
プリセツトする作業は、操作子49、50、51、60
を所定順序で操作することにより、操作が煩雑な特徴が
あり、この種のオーデイオ装置の操作に慣れたユーザに
おいては、比較的簡易にプリセツトし得るのに対し、操
作に不慣れなユーザにおいては、極めて操作しずらい特
徴がある。これに対して受信チヤンネルをプリセツトし
ていない状態で簡易操作モードに立ち上がつた場合に何
らチユーナブロツク89を動作させないとすると、操作
に不慣れなユーザにおいては、却つて混乱する恐れもあ
る。
【0136】従つてこの実施例のようにプリセツトされ
ていない場合に操作子49又は50を操作して受信周波
数を可変し得るようにすれば、操作に不慣れなユーザに
おいても、操作子49及び50に付されたシンボルを目
視確認してこの操作子49又は50を操作することが考
えられ、この場合液晶表示部45に表示した受信周波数
が変化することにより、この操作子49又は50を操作
して所望の受信周波数を選定し得ると考えられる。これ
によりオーデイオ装置1においては、選局操作について
も、操作に不慣れなユーザの使い勝手を向上し得るよう
になされている。
【0137】さらにこの簡易操作モードにおける電源投
入時、制御回路67は、チユーナセレクト及び受信バン
ドの操作子48と簡易操作の操作子62を橙色に点灯表
示する。すなわちこの実施例において、操作子48は、
操作子7及び25と同様に左上隅に発光ダイオードL3
を配置するようになされ、この発光ダイオードL3は、
発光色が橙色及び緑色のダイオードチツプ91及び92
をケース内に収納して形成されるようになされている。
これに対して簡易操作の操作子62は、細長く窓が形成
され、この窓の内側に橙色の発光ダイオードL4を配置
するようになされている(図4)。
【0138】これにより制御回路67は、操作子48を
操作してチユーナの動作を立ち上げ得るとき、この橙色
のダイオードチツプ91を駆動して操作子48を橙色で
点灯表示するのに対し、操作子48が操作されてチユー
ナブロツク89が動作を開始すると、この橙色のダイオ
ードチツプ91に代えて緑色のダイオードチツプ92を
駆動することにより、操作子48を緑色で点灯表示す
る。これによりチユーナ及びアンプ部4においては、操
作に不慣れなユーザでも、簡易に操作子48を選択操作
し得るようになされ、これにより使い勝手を向上し得る
ようになされている。
【0139】さらにオーデイオ装置1においては、この
発光ダイオードL3の表示を操作子7及び25の場合と
同様に切り換えることにより、簡易操作の操作子62を
操作して電源を立ち上げると、直ちに操作し得る基本動
作の操作子7、25、48を統一的に表示するようにな
され、これによりこの種の操作子を簡易に認識し得るよ
うになされている。従つて操作に不慣れなユーザにおい
ても、簡易に操作し得、その分オーデイオ装置1全体の
使い勝手を向上することができる。
【0140】これに対して簡易操作の操作子62におい
ては、電源スイツチ61に隣接して配置し、さらに細長
い窓を形成して発光ダイオードL4を点灯することによ
り、ユーザに操作子7、25、48との相違を明確に意
識させることができ、これにより取扱説明書等をいちい
ち参照しなくても、簡易に簡易操作モードに設定して使
い勝手を向上することができる。
【0141】さらに制御回路67は、この簡易操作モー
ドにおける電源投入直後、所定期間の間、この橙色の表
示を点滅表示するようにダイオードチツプ91を駆動
し、これによりオーデイオ装置1全体として電源投入直
後、直ちに操作し得る基本動作の操作子7、25、48
を統一的に点滅表示して簡易に認識し得るようになさ
れ、操作に不慣れなユーザにおいても、全体の使い勝手
を向上し得るようになされている。
【0142】この電源立ち上げの処理において、制御回
路67は、ユーザがタイマ録音をセツトしている場合、
操作子61、62が操作されると、タイマ録音がセツト
されている旨のメツセージを液晶表示部45に表示した
後、電源を立ち上げることなくこの処理手順を終了す
る。すなわちタイマ録音をセツトしているにも係わら
ず、電源を立ち上げ得るようにすると、録音時間を重複
するようにユーザがタイマ録音をセツトする場合もあ
り、また一旦セツトした録音の条件を切り換え、さらに
はセツトしたテープカセツトを交換する場合も考えられ
る。
【0143】これにより制御回路67は、ユーザがタイ
マ録音をセツトしている場合だけ、電源スイツチ61及
び操作子62の操作を受け付けないようにし、これによ
り貴重な録音の機会を失わないようになされている。
【0144】かくして制御回路67は、このようにして
電源を立ち上げると、図7に示す処理手順を実行して全
体の動作を切り換える。すなわち制御回路67は、ステ
ツプSP10からステツプSP11に移り、ここで何れ
かの操作子が押圧操作されたか否か判断し、否定結果が
得られるとステツプSP11を繰り返す。
【0145】これに対して何れかの操作子が操作された
場合、ステツプSP11において肯定結果が得られるこ
とにより、ステツプSP12に移り、ここで操作された
操作子が簡易操作の操作子62又はリモートコマンダ側
の簡易操作の操作子か否か判断する。ここで肯定結果が
得られると、システム制御回路67は、ステツプSP1
3に移り、ここで既に簡易操作モードに設定されている
か否か判断する。
【0146】ここでオーデイオ装置1が通常の動作モー
ドに設定されている場合、否定結果が得られることによ
り、制御回路67は、ステツプSP14に移り、全体の
動作モードを簡易操作モードに切り換える。このとき制
御回路67は、簡易操作の操作子62が押圧操作されて
電源を立ち上げた場合と同様に、メモリ93、96に動
作状況のデータを格納し、制御回路65及び66におい
ても同様にメモリ73及び83に動作状況のデータを格
納し、これによりメモリ74、84、94、97に記録
された簡易操作モードの動作状況を再現する。
【0147】さらに制御回路67は、発光ダイオードL
1〜L3を橙色の点滅表示に切り換え、所定期間経過し
てこの橙色の点滅表示を継続的な表示に切り換え、さら
に操作子62の発光ダイオードL4を点灯する。これに
よりオーデイオ装置1においては、一旦電源スイツチ6
1を操作して電源を立ち上げた後においても、全体の動
作モードを簡易操作モードに切り換え得るようになされ
ている。
【0148】すなわちこの種のオーデイオ機器の操作に
不慣れなユーザにおいても、電源スイツチ61において
は、簡易に識別し得る特徴があり、この電源スイツチ6
1に隣接して簡易操作の操作子62を配置することによ
り、直接操作子62を操作して、さらに電源スイツチ6
1を操作した後操作子62を操作することが考えられ
る。従つてこの実施例のように、何れの条件で操作子6
2が操作された場合でも、同様に簡易操作モードに切り
換わることにより、この操作に不慣れなユーザが勘を便
りに操作したような場合でも、全体の動作モードを確実
に簡易操作モードに切り換えることができ、これにより
オーデイオ装置1の使い勝手を向上することができる。
【0149】さらに制御回路67は、このようにして動
作モードを簡易操作モードに切り換える際、ユーザがス
リープモードを選択している場合、この選択を無効にす
る。ここでスリープモードは、例えば就寝前にセツトし
て所定期間経過して電源が立ち下がる動作モードでなる
ことにより、このようなスリープモードに設定された状
態で改めて簡易操作の操作子62が操作された場合、ス
リープモードに選定したユーザと別人のユーザが改めて
操作子62を操作した場合等と考えられる。
【0150】この場合、スリープモードに保持したまま
簡易操作モードに動作モードを切り換えるとすると、所
定期間経過して電源が立ち下がることにより、簡易操作
モードを選択した操作に不慣れなユーザにおいては、却
つて混乱することが考えられる。これにより制御回路6
7は、このようにスリープモードの選択を無効にするこ
とにより、操作に不慣れなユーザでも安心して操作し得
るようになされている。
【0151】かくしてこのように簡易操作モードに動作
モードを切り換えると、制御回路67は、ステツプSP
11に戻り、続く操作子の操作を待ち受ける。これに対
して簡易操作モードに設定された状態で再び簡易操作の
操作子62が押圧操作された場合、ステツプSP13に
おいて肯定結果が得られることにより、制御回路67
は、ステツプSP16に移り、ここで電源スイツチ61
が押圧操作された場合と同様に電源を立ち下げた後、ス
テツプSP17に移り、この処理手順を終了する。
【0152】すなわち簡易操作の操作子62を操作して
電源を立ち上げた場合、ユーザが電源を立ち下げる意図
で同様に操作子62を操作する場合も考えられる。これ
によりオーデイオ装置1は、簡易操作モードに設定され
た状態で簡易操作の操作子62が再び押圧操作された場
合電源を立ち下げるようになされ、これにより操作に不
慣れなユーザでも簡易に電源を立ち下げ得るようになさ
れている。
【0153】このとき制御回路67においては、通常の
動作モードに一旦動作モードを切り換えた状態で電源を
立ち下げるようになされ、これにより続いて電源スイツ
チ61を操作して電源を立ち上げたとき、通常の動作モ
ードで電源を立ち上げ得るようになされている。
【0154】これに対して操作子62以外の操作子が操
作された場合、制御回路67は、ステツプSP12にお
いて否定結果が得られることにより、ステツプSP15
に移る。ここで制御回路67は、操作された操作子が電
源スイツチ61か否か判断し、ここで肯定結果が得られ
ると、動作モードとは無関係にステツプSP16に移つ
て電源を立ち下げる。
【0155】すなわち電源スイツチ61を操作して電源
を立ち上げた後、操作子62を操作して簡易操作モード
に切り換えた場合、操作子62を直接操作して簡易操作
モードで電源を立ち上げた場合の何れの場合でも、ユー
ザが電源を立ち下げる意図で操作子61を操作する場合
が考えられる。これによりオーデイオ装置1は、電源の
立ち上げ時とは逆に何ら動作モードとは無関係に電源ス
イツチ61の操作に応動して電源を立ち下げるようにな
され、これにより簡易に電源を立ち下げてオーデイオ装
置1の使い勝手を向上し得るようになされている。なお
この場合において、簡易操作モードに保持されている場
合、制御回路においては、上述の操作子62が操作され
て電源を立ち下げる場合と同様に一旦全体の動作モード
を通常の動作モードに切り換えた状態で電源を立ち下げ
るようになされている。
【0156】これに対してユーザの操作した操作子が電
源スイツチ61及び操作子62以外の操作子の場合、ス
テツプSP15において否定結果が得られることによ
り、制御回路67は、ステツプSP18に移る。ここで
制御回路67は、操作された操作子が基本動作の操作子
か否か判断し、ここで肯定結果が得らると、ステツプS
P19に移り、操作された操作子に対応してオーデイオ
装置1全体の動作を切り換える。
【0157】このとき制御回路67は、簡易操作モード
に設定された状態で操作子7、25、48が操作された
場合、操作された操作子について発光ダイオードL1〜
L3の点灯を緑色の点灯に切り換え、残りの発光ダイオ
ードL1〜L3については橙色の点灯に切り換える。こ
れによりオーデイオ装置1は、操作可能な基本動作の操
作子を大型に形成することにより、付加機能の操作子と
基本動作の操作子を簡易に識別し得るようにし、さらに
この操作可能な基本動作の操作子についても、操作され
た操作子とそれ以外の操作子と明確に識別し得るように
なされ、これにより操作に不慣れなユーザでも簡易に操
作し得るようになされている。
【0158】かくして制御回路67は、ユーザの操作に
応動して動作を切り換えると、ステツプSP11に戻
り、続く操作子の操作を待ち受ける。これに対してユー
ザが付加機能の操作子を操作した場合、制御回路67
は、ステツプSP18において否定結果が得られること
により、ステツプSP20に移り、ここで簡易操作モー
ドに設定されているか否か判断する。
【0159】ここでユーザが簡易操作モードを選択して
いる場合、肯定結果が得られることにより、制御回路6
7は、何ら操作子の操作に応動することなくステツプS
P11に戻り、続く操作子の操作を待ち受ける。これに
よりオーデイオ装置1においては、一旦簡易操作モード
に設定された場合、基本動作の操作子のみ操作を受け付
けるようになされ、これにより操作に不慣れなユーザに
とつて却つて操作を混乱させるような付加機能の操作を
受けつけいないようになされている。
【0160】これに対して通常の動作モードでユーザが
付加機能の操作子を操作した場合、制御回路67は、ス
テツプSP20において否定結果が得られることによ
り、ステツプSP19に移り、操作された操作子に応じ
て全体の動作を制御する。これによりオーデイオ装置1
においては、オーデイオマニア等の操作に熟知したユー
ザが操作する場合、種々の付加機能を自由に使用し得る
ようになされ、これによりこの種のユーザでも充分満足
することができる使い勝手を確保し得るようになされて
いる。
【0161】従つてオーデイオ装置1においては、操作
に不慣れなユーザ及び操作を熟知したユーザの双方に満
足する使い勝手を確保し得、これにより例えば1台のオ
ーデイオ装置を母親と子供で共用して満足する使い勝手
を得ることができる。
【0162】(3)実施例の効果 以上の構成によれば、簡易操作の操作子62の操作に応
動して簡易操作モードに切り換わり、基本動作の操作子
の操作のみ受け付けるようにしたことにより、簡易操作
モードに設定して操作に不慣れなユーザでも簡易に操作
し得、さらに通常の動作モードで使用してオーデイオマ
ニアでも満足する使い勝手を得ることができる。
【0163】さらにこの簡易操作モード及び通常の動作
モードにおいて、それぞれ動作状況のデータをメモリに
記録し、簡易操作モード及び通常の動作モードで動作状
況を再現することにより、操作に不慣れなユーザと操作
に熟知したユーザとがオーデイオ装置1を共用する場合
でも、お互いが設定した動作状況を乱すことなく使用す
ることができ、その分使い勝手を向上することができ
る。
【0164】さらに簡易操作モードにおいて、効果等の
調整事項については、予め設定された初期値に設定する
ことにより、また操作し得る操作子を点灯表示すること
により、操作に不慣れなユーザでも簡易に操作すること
ができる。
【0165】(4)他の実施例 なお上述の実施例においては、リモートコマンダにもオ
ーデイオ装置1と同様に操作子を配置し、さらに操作子
7、25、48、62に対応する操作子については発光
ダイオードを配置して点灯表示する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、必要に応じてリモートコマ
ンダ側の発光ダイオードを省略するようにしてもよい。
【0166】さらに簡易操作モードにおいては、リモー
トコマンダからの操作を受け付けないようにしてもよ
い。
【0167】さらに上述の実施例においては、操作子
7、25、48、62を点灯表示する場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、必要に応じてこの操作子
以外の操作子についても、点灯表示し得るように発光ダ
イオード等を配置し、ユーザが操作可能な操作子を目視
確認し得るようにしてもよい。
【0168】さらに上述の実施例においては、フオーカ
スサーチ処理の結果に基づいて、コンパクトデイスクの
有無を検出する場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、管理情報でなるTOCデータを再生し得たか否
か検出してコンパクトデイスクの有無を検出するように
しても良く、さらには他の種々の検出手段を広く適用し
てコンパクトデイスクの有無を検出するようにしても良
い。
【0169】さらに上述の実施例においては、前面パネ
ルの中に配置したスイツチでテープカセツトの有無を検
出する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
リールモータを駆動してその駆動結果に基づいてテープ
カセツトの有無を検出する場合等、種々のテープカセツ
ト検出方法を広く適用することができる。
【0170】さらに上述の実施例においては、コンパク
トデイスク部、テープレコーダ部、チユーナ及びアンプ
部で形成されたコンポーネント型のオーデイオ装置に本
発明を適用する場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、この構成に加えてデイジタルオーデイオテープ
レコーダ、さらには光磁気デイスク装置を一体化したオ
ーデイオ装置に適用しても良く、さらにはコンパクトデ
イスクプレイヤ、カセツトデツキ等の単機能のオーデイ
オ装置に適用することもできる。
【0171】さらにオーデイオ装置に限らず、例えばビ
デオテープレコーダ等の映像機器等に広く適用すること
ができる。
【0172】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、通常の動
作モードにおいて、電子機器の基本的な動作を切り換え
る基本動作の操作子と、付加的な動作を切り換える付加
機能の操作子との操作に応動して全体の動作を切り換
え、簡易操作モードおいて基本動作の操作子の操作にの
み応動して全体の動作を切り換えることより、通常の動
作モードで使用して操作に熟知したユーザでも充分に満
足する使い勝手を得ることができ、かつ簡易操作モード
で使用して操作に不慣れなユーザでも簡易に操作するこ
とができる電子機器を得ることができる。
【0173】このとき簡易操作モードにおいて、操作可
能な基本動作の操作子と、操作された基本動作の操作子
と、操作を受け付けない付加機能の操作子とを識別可能
な状態に保持することにより、使い勝手を向上し得、さ
らに電源をオフ状態に保持した状態で簡易操作の操作子
が操作されると、電源を立ち上げると共に、全体の動作
モードを簡易操作モードに切り換えることにより、操作
に不慣れなユーザでも、簡易に電源を立ち上げて簡易操
作モードに設定し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるオーデイオ装置を示す
斜視図である。
【図2】そのコンパクトデイスクプレイヤ部の操作子の
配置を示す平面図である。
【図3】そのテープレコーダ部の操作子の配置を示す平
面図である。
【図4】そのチユーナ及びアンプ部の操作子の配置を示
す平面図である。
【図5】その全体の制御の説明に供するブロツク図であ
る。
【図6】電源の立ち上げの説明に供するフローチヤート
である。
【図7】その動作モードの切り換えの説明に供するフロ
ーチヤートである。
【符号の説明】
1……オーデイオ装置、2……コンパクトデイスクプレ
イヤ部、3……テープレコーダ部、4……チユーナ及び
アンプ部、5、7〜10、25〜30、35、46〜5
0……基本動作の操作子、13〜20、31〜34、3
6〜42、51〜60……付加機能の操作子、61……
電源スイツチ、62……簡易操作の操作子、65〜67
……制御回路、73、74、83、84、93、94、
96、97……メモリ。
フロントページの続き (72)発明者 久松 伸明 長野県南安曇郡豊科町大字豊科5432番地ソ ニーデジタルプロダクツ株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の操作子の操作に応動して動作を切り
    換える電子機器において、 上記操作子は、 上記電子機器の基本的な動作を切り換える基本動作の操
    作子と、上記基本的な動作に付随する付加的な動作を切
    り換える付加機能の操作子と、簡易操作の操作子とで形
    成され、 上記電子機器は、 通常の動作モードにおいて、上記基本動作の操作子及び
    上記付加機能の操作子の操作に応動して全体の動作を切
    り換える制御回路を有し、 上記制御回路は、 上記簡易操作の操作子が操作されると、全体の動作モー
    ドを簡易操作モードに切り換え、上記基本動作の操作子
    の操作に応動して全体の動作を切り換えると共に、上記
    付加機能の操作子の操作を受け付けないようにすること
    を特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】上記制御回路は、 上記簡易操作モードにおいて、操作可能な上記基本動作
    の操作子と、操作された上記基本動作の操作子と、操作
    を受け付けない上記付加機能の操作子とを識別可能な状
    態に保持することを特徴とする請求項1に記載の電子機
    器。
  3. 【請求項3】上記制御回路は、 電源をオフ状態に保持した状態で上記簡易操作の操作子
    が操作されると、電源を立ち上げると共に、全体の動作
    モードを上記簡易操作モードに切り換えることを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
  4. 【請求項4】上記制御回路は、 上記通常の動作モードにおいて、上記付加機能の操作子
    を操作して設定された動作を第1のメモリに記録し、 電源が投入されると、上記第1のメモリに記録された内
    容に従つて全体の動作を設定し、 上記簡易操作モードに全体の動作モードを切り換える
    と、上記第1のメモリに代えて第2のメモリに記録され
    た内容に従つて全体の動作を設定することにより、上記
    付加機能の操作子を操作して設定される動作を予め設定
    された初期値に設定することを特徴とする請求項1、請
    求項2又は請求項3に記載の電子機器。
  5. 【請求項5】上記電子機器は、 デイスク状記録媒体に記録したオーデイオ信号を再生す
    る再生部を有し、 上記基本動作の操作子は、 上記デイスク状記録媒体の再生を開始し、又は再生動作
    を一時停止する再生動作の操作子、上記デイスク状記録
    媒体の再生動作を中止する中止の操作子、上記デイスク
    状記録媒体の排出、又は装填の操作子でなることを特徴
    とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記
    載の電子機器。
  6. 【請求項6】上記電子機器は、 所定のテープカセツトに収納した磁気テープに所望のオ
    ーデイオ信号を記録すると共に、上記磁気テープに記録
    したオーデイオ信号を再生する磁気記録再生部を有し、 上記基本動作の操作子は、 上記磁気テープの再生を開始し、又は再生動作を中止す
    る再生動作の操作子、上記テープカセツトの排出、又は
    装填の操作子、上記磁気テープの早送り又は巻き戻しの
    操作子でなることを特徴とする請求項1、請求項2、請
    求項3、請求項4又は請求項5に記載の電子機器。
  7. 【請求項7】上記電子機器は、 ラジオ放送を受信する受信部を有し、 上記基本動作の操作子は、 上記ラジオ放送の選局の操作子でなることを特徴とする
    請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5又
    は請求項6に記載の電子機器。
  8. 【請求項8】上記電子機器は、 所定のオーデイオ信号でスピーカを駆動して上記オーデ
    イオ信号の再生音を出力する増幅部を有し、 上記基本動作の操作子は、 上記再生音の音量の操作子でなることを特徴とする請求
    項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求
    項6又は請求項7に記載の電子機器。
  9. 【請求項9】上記再生部は、 上記デイスク状記録媒体の有無を検出するデイスク検出
    手段を有し、 上記制御回路は、 上記排出の操作子が操作されると、トレイに搭載して所
    定の再生位置に保持した上記デイスク状記録媒体を、上
    記トレイを可動して交換可能な位置に移動させ、 上記デイスク検出手段の検出結果に基づいて、上記デイ
    スク状記録媒体が装填された状態で上記再生動作の操作
    子が操作された場合、該デイスク状記録媒体の再生を開
    始し、 上記デイスク検出手段の検出結果に基づいて、上記デイ
    スク状記録媒体が装填されていない状態で上記再生動作
    の操作子が操作された場合、上記排出の操作子が操作さ
    れた場合と同様に上記トレイを可動することを特徴とす
    る請求項5、請求項6、請求項7又は請求項8に記載の
    電子機器。
  10. 【請求項10】上記再生部は、 所定の対物レンズを介して上記デイスク状記録媒体に光
    ビームを照射し、上記対物レンズを介して上記光ビーム
    の反射光を受光して再生信号を出力する光ピツクアツプ
    と、 上記再生信号を復調して上記デイスク状記録媒体に記録
    した上記オーデイオ信号を再生する信号処理回路と、 上記デイスク状記録媒体が装填されると、上記反射光を
    モニタしながら上記対物レンズを順次可動して、上記デ
    イスク状記録媒体の情報記録面に上記光ビームを正しく
    集光し得る位置に上記対物レンズを保持するフオーカス
    サーチ回路とを有し、 上記デイスク検出手段は、 上記フオーカスサーチ回路において、上記デイスク状記
    録媒体の情報記録面に上記光ビームを正しく集光し得る
    位置に上記対物レンズを保持し得ないとき、上記デイス
    ク状記録媒体が装填されていないと判断することを特徴
    とする請求項9に記載の電子機器。
  11. 【請求項11】上記デイスク状記録媒体は、 記録領域を内周側の領域と外周側の領域に分割し、上記
    外周側の領域に上記オーデイオ信号を記録すると共に、
    上記内周側の領域に上記外周側に記録した上記オーデイ
    オ信号の管理情報を記録し、 上記再生部は、 上記オーデイオ信号を再生する前に、予め上記管理情報
    を再生し、該管理情報の再生結果に基づいて上記オーデ
    イオ信号を再生し、 上記デイスク検出手段は、 上記管理情報を再生し得なかつたとき、上記デイスク状
    記録媒体が装填されていないと判断することを特徴とす
    る請求項9に記載の電子機器。
  12. 【請求項12】上記磁気記録再生部は、 上記テープカセツトの有無を検出するカセツト検出手段
    を有し、 上記制御回路は、 上記排出の操作子が操作されると、所定の再生位置に保
    持した上記テープカセツトを交換可能な位置まで移動さ
    せ、 上記カセツト検出手段の検出結果に基づいて、上記テー
    プカセツトが装填された状態で上記再生動作の操作子が
    操作された場合、該テープカセツトの再生を開始し、 上記カセツト検出手段の検出結果に基づいて、上記テー
    プカセツトが装填されていない状態で上記再生動作の操
    作子が操作された場合、上記排出の操作子が操作された
    場合と同様に全体の動作を制御することを特徴とする請
    求項6、請求項7、請求項8、請求項9、請求項10又
    は請求項11に記載の電子機器。
  13. 【請求項13】上記選局の操作子は、 第1及び第2の操作子で形成され、 上記制御回路は、 上記通常の動作モードにおいて、上記第1又は第2の操
    作子が押圧操作されると、該押圧操作に応動して予めセ
    ツトされた受信チヤンネルを順次循環的に切り換えてラ
    ジオ放送を選局し、付加機能の操作子の1つでなるモー
    ド切り換えの操作子が押圧操作された後、上記第1又は
    第2の操作子が押圧操作されると、該押圧操作に応動し
    て受信周波数を順次可変し、 上記簡易操作モードにおいて、上記第1又は第2の操作
    子が押圧操作されると、該押圧操作に応動して予めセツ
    トされた受信チヤンネルを順次循環的に切り換えてラジ
    オ放送を選局し、上記受信チヤンネルが予めセツトされ
    ていないとき、上記第1又は第2の操作子が押圧操作さ
    れると、該押圧操作に応動して受信周波数を順次可変す
    ることを特徴とする請求項7、請求項8、請求項9、請
    求項10、請求項11又は請求項12に記載の電子機
    器。
  14. 【請求項14】上記制御回路は、 上記音量の操作子の操作に応動して上記再生音の音量を
    設定し、 上記通常の動作モードにおいて、上記第1のメモリに上
    記音量の操作子の操作量を記録し、 上記簡易操作モードにおいて、上記第2のメモリに上記
    音量の操作子の操作量を記録し、 続く通常の動作モードにおける電源投入時、上記第1の
    メモリに記録された上記操作量に応じて上記再生音の音
    量を設定し、 続く簡易操作モードにおける電源投入時、上記第2のメ
    モリに記録された上記操作量に応じて上記再生音の音量
    を設定することを特徴とする請求項8、請求項9、請求
    項10、請求項11、請求項12又は請求項13に記載
    の電子機器。
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