JPH0750421Y2 - 鋼管杭頭部と上部工との結合構造 - Google Patents

鋼管杭頭部と上部工との結合構造

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JPH0750421Y2
JPH0750421Y2 JP14121789U JP14121789U JPH0750421Y2 JP H0750421 Y2 JPH0750421 Y2 JP H0750421Y2 JP 14121789 U JP14121789 U JP 14121789U JP 14121789 U JP14121789 U JP 14121789U JP H0750421 Y2 JPH0750421 Y2 JP H0750421Y2
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JP
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steel pipe
superstructure
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pile
striped
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隆 森
規彦 鈴木
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、鋼管杭の頭部と建造物の柱、梁等上部工との
結合構造に関するものである。
(従来の技術) 鋼管杭は、高耐力、高耐性のもので施工も容易なことか
ら、基礎杭しての使用が増大しつつある。しかしなが
ら、鋼管杭は、建造物の柱や梁等のいわゆる上部工と接
続するための杭頭処理が困難であり、特に、最近望まれ
ている、上部工との剛結合化に対して苦慮しているのが
実状である。
それで、鋼管杭の頭部と上部工との結合は、従来一般的
には、鋼管杭の頭部外面に多数の鉄筋を溶接したり、杭
体内に鉄筋カゴを入れたりして、上部工との一体化を図
るようにしている。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来の構造では、鋼管杭に取付けた多数の鉄筋が主
体となって結合がなされるので、鉄筋への負担が非常に
大きなものになるばかりでなく、上部工の配筋も複雑化
し、また、その配筋と鋼管杭の鉄筋との結合も面倒であ
る等、多くの欠点が指摘されてきた。
本考案は、上記の従来の問題点を解決し、鋼管杭自体と
上部工との剛結合を図ると共に、上部工内に入れた鋼管
杭の鉄筋にかかる力を低減し、経済的な設計を可能とす
る、鋼管杭の頭部と上部工との結合構造を提供しようと
するものである。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するための本考案の構成について、実
施例に対応する図面を参照して説明すると、構造杭1の
上端に、外面に螺旋突条3を隔設した縞鋼管2を固着す
ると共に、該縞鋼管2の外側に、内面に螺旋突条5を隔
設し、外面に多数の鉄筋8,8を上方に突出して設けた大
径の縞鋼管4を配設し、両縞鋼管2,4の上部及び上記鉄
筋8,8を上部工10のコンクリート11中に埋設すると共
に、上記両縞鋼管2,4の間に形成された環状空間6内と
縞鋼管2内とに、上部工10に打設のコンクリート11を充
填して一体的に結合したことを特徴とするものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図、第2図において、1は地中に沈設された鋼管杭
で、その上端には外面に多数の螺旋条3を隔設した短尺
の縞鋼管2が溶接により固着されている。また、その縞
鋼管2の外側には、内面に多数の螺旋条5を隔設した大
径の縞鋼管4が配設され、この大径の縞鋼管4と上記縞
鋼管2との間には、環状空間6が形成されている。上記
大径の縞鋼管4は、配設にあたって、例えば図示のよう
に、ブラケット7を介して縞鋼管2に固着してやれば好
適であるが、他の手段として、単に地盤中に環状空間6
を存するようにして設けることもできる。そして、大径
の縞鋼管4の上部外周面には、間隔をおいて多数の鉄筋
8,8が長く突出するように固着されている。また、10は
建造物の柱や梁等を構成する上部工で、縦主筋やフープ
筋等の配筋9が埋設されている。
上記鋼管杭1はその頭部、即ち縞鋼管2,4の上部が上部
工10中に突入するように、地盤上に突出するよう沈設さ
れ、その鋼管杭1の直上に上部工10が構築される。鋼管
杭1の鉄筋8,8は上部工10の中に突入し、できれば図示
のように全体に先広がりとなるように突出させるのが好
ましい。そして、上部工10のコンクリートは、その打設
にあたって、二重となった縞鋼管2,4間の環状空間6内
及び鋼管杭1の頭部にあたる縞鋼管2の内部にも充填さ
れる。それによって、鋼管杭1の頭部を形成する縞鋼管
2,4は上部工10のコンクリート11と一体化した剛結合の
ものとすることができる。
第3図は本考案の他の実施例を示したもので、さきの実
施例のものに加え、鋼管杭1に固着した縞鋼管2の内部
に、その上方に突出する鉄筋カゴ12を配設したものであ
る。それによって、鉄筋カゴ12の下部は縞鋼管12中に、
また上部は上部工10中にコンクリート11により埋設され
ることになり、鋼管杭1と上部工10との一体的な結合が
一層強化されることになる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案は構造杭の上端に、外面に
螺旋突条を隔設した縞鋼管を固着すると共に、該縞鋼管
の外側に、内面に螺旋突条を隔設し、外面に多数の鉄筋
を上方に突出して設けた大径の縞鋼管を配設し、両縞鋼
管の上部及び上記鉄筋を上部工のコンクリート中に埋設
すると共に、上記両縞鋼管の間に形成された環状空間内
と縞鋼管内とに、上部工に打設のコンクリートを充填し
て一体的に結合した構造としたので、次のように優れた
効果を奏するものである。
(1)鋼管杭の頭部は二重とした縞鋼管とコンクリート
とによる一体化構造であるから、大きな水平対抗力が得
られる。
(2)縞鋼管の二重構造とした杭の頭部は直接上部工と
結合されると共に、その杭の頭部と上部工とのコンクリ
ートとが一体のものであるから、杭と上部工とは剛性の
高い結合構造となる。
(3)したがって、杭頭に水平力による曲げモーメント
がかかった場合、杭より突出させた鉄筋の他に杭頭に充
填のコンクリートが杭することになり、大きな抵抗力を
発揮することになる。
(4)二重の縞鋼管の間に充填されたコンクリートは、
多数の螺旋突条によって、物理的な結合度が大となり、
剛結合が助長される。
(5)剛結合が得られるので、杭頭に設けた鉄筋は、上
部工の配筋に結着しないでもすみ、施工が簡易化され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第2図は同
平断面図、第3図は他の実施例を示す縦断面図である。 1…鋼管杭、2,4…縞鋼管 3,5…螺旋突条、6……環状空間 8…鉄筋、9…配筋、10……上部工 11…コンクリート、12…鉄筋カゴ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】構造杭の上端に、外面に螺旋突条を隔設し
    た縞鋼管を固着すると共に、該縞鋼管の外側に、内面に
    螺旋突条を隔設し、外面に多数の鉄筋を上方に突出して
    設けた大径の縞鋼管を配設し、両縞鋼管の上部及び上記
    鉄筋を上部工のコンクリート中に埋設すると共に、上記
    両縞鋼管の間に形成された環状空間内と縞鋼管内とに、
    上部工に打設のコンクリートを充填して一体的に結合し
    たことを特徴とする、鋼管杭頭部と上部工との結合構
    造。
JP14121789U 1989-12-06 1989-12-06 鋼管杭頭部と上部工との結合構造 Expired - Lifetime JPH0750421Y2 (ja)

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JP2008214981A (ja) * 2007-03-05 2008-09-18 Sumitomo Metal Ind Ltd 基礎杭

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