JPH0748560A - コーティング用組成物 - Google Patents
コーティング用組成物Info
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- JPH0748560A JPH0748560A JP5196008A JP19600893A JPH0748560A JP H0748560 A JPH0748560 A JP H0748560A JP 5196008 A JP5196008 A JP 5196008A JP 19600893 A JP19600893 A JP 19600893A JP H0748560 A JPH0748560 A JP H0748560A
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Abstract
(B)疎水化無機粉末またはポリメチルシルセスキオキ
サン粉末ならびに(C)炭素官能性アルコキシシラン、
その相互の反応生成物、および/またはその部分加水分
解縮合物を含むコーティング用組成物。 【効果】 撥水性が優れて水との接触角が大きく、水の
転落角が小さく、しかも撥水性の持続性および基材への
密着性が優れ、温度変化や熱応力を受ける場所で長期間
の使用に耐える被膜が得られる。
Description
関し、さらに詳しくは、基材に塗布しやすく、容易に硬
化して撥水性に優れた被膜を形成するコーティング用組
成物に関する。
に優れ、そのうえ優れた耐熱性および耐寒性を有するの
で、各種の条件で使用される物体表面に撥水性を付与す
るのに用いられている。
ンの室外機用熱交換器は、暖房運転の際に、低い外気温
のために着霜が起こる。この霜は、暖房運転を連続する
と成長して、熱交換器のフィンの間に目詰まりを起こ
し、熱交換を不能にする。そのため、暖房運転を中断し
て除霜運転に入る必要があり、快適性が損なわれる。こ
れを防止するために、熱交換器のフィン表面から凝縮水
を除くように、該フィン表面を撥水性コーティング剤で
処理することが行われている。現在使用されている撥水
性コーティング剤は、水との接触角が110°程度であ
り、凝縮水のフィン表面への接触面積を狭めて、着氷を
遅くする効果はあるが、除霜後、フィン表面に多数の水
滴が残存するので、フィン間の通風抵抗が高く、暖房効
率が低下するという問題がある。
大きくし、フィン表面の水滴を自重でフィン表面から落
下させて、通風抵抗を下げる試みがなされている。
には、シリコーン系またはフッ素系の樹脂状化合物と、
表面を疎水化処理した無機粉体とを含み、水との接触角
が150°を越える撥水層を形成する撥水性コーティン
グ用組成物、ならびに該組成物を用いてフィン表面に撥
水層を形成した熱交換器が開示されている。
体を樹脂に添加して硬化させて得られる被膜は、樹脂の
みからなる被膜に比べて脆く、とくに熱交換器のように
温湿度変化や熱応力の大きい場所で長時間使用するとク
ラックが入りやすい傾向があり、また、基材への密着性
が低下し、長期にわたる撥水性の維持が難しいという欠
点があった。さらに、上記の公報に記載された発明によ
って得られた被膜は、水との接触角は非常に高いが、水
の転落角も非常に大きいために、熱交換器のフィン表面
に適用した場合、水滴が流れ落ちにくいという欠点もあ
った。
のような問題点を解決して、水との接触角が大きく、し
かも水の転落角が小さく、さらに温湿度変化や熱応力を
受ける場所における長期間の使用に耐える撥水性被膜を
形成しうるコーティング用組成物を提供することであ
る。
的を達成するために検討を重ねた結果、硬化性ポリオル
ガノシロキサンに、疎水化無機粉末またはポリメチルシ
ルセスキオキサンを配合し、さらに炭素官能性アルコキ
シシラン、その炭素官能性基相互の反応によって得られ
る多官能性アルコキシケイ素化合物および/またはその
部分加水分解縮合物を配合して得られるコーティング用
組成物が、この目的に適合することを見出して、本発明
を完成するに至った。
は、 (A)組成式:
ッ素置換アルキル基を表し、Xはヒドロキシル基または
加水分解性基を表し、aおよびbは下記の関係を満たす
数である: 0.8≦a<2 0.01≦b<2) で示される硬化性ポリオルガノシロキサン100重量
部; (B)疎水化無機粉末またはポリメチルシルセスキオキ
サン粉末1〜100重量部;ならびに (C)炭素官能性アルコキシシラン、その炭素官能性基
相互の反応によって得られる多官能性アルコキシケイ素
化合物、および/またはそれらの部分加水分解縮合物
0.1〜50重量部を含むことを特徴とする。
ィング用組成物のベースポリマーであって、ケイ素原子
あたりに換算した組成式が、
おり)で示される硬化性ポリオルガノシロキサンであ
る。このものは、有機溶媒に可溶な液体または固体のシ
ロキサン重合体であり、基材表面で、Si−X結合相互
の縮合反応により、巨大分子を形成して硬化するに至
る。
ル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、デシル、
ドデシルなどのアルキル基;シクロヘキシルなどのシク
ロアルキル基;フェニルなどのアリール基;2−フェニ
ルエチル、2−フェニルプロピルなどのアラルキル基;
ビニルなどのアルケニル基;および3,3,3−トリフ
ルオロプロピル、3−(ペルフルオロプロピル)プロピ
ル、3−(ペルフルオロペンチル)プロピル、3−(ペ
ルフルオロオクチル)プロピルなどのフルオロアルキル
基が例示され、互に同一でも異なっていてもよい。これ
らのうち、硬化して優れた撥水性を有する被膜を与える
ことから、メチル基および3,3,3−トリフルオロプ
ロピル基が好ましく、被膜の硬さ、原料の入手の容易
さ、硬化速度、取扱いやすさなどから、メチル基がとく
に好ましい。硬化被膜が耐熱性や耐久性を必要とすると
きはフェニル基を、また耐溶媒性や撥油性を必要とする
ときは3,3,3−トリフルオロプロピル基のようなフ
ルオロアルキル基を、一部のメチル基の代わりに導入す
ることが好ましい。
り容易に加水分解しうるケイ素官能性基でもよく、この
ような加水分解性基としては、メトキシ、エトキシ、プ
ロポキシ、ブトキシなどのアルコキシ基;2−メトキシ
エトキシ、2−エトキシエトキシのようなアルコキシア
ルコキシ基;イソプロペニルオキシなどのアルケニルオ
キシ基;アセトキシなどのアシロキシ基;ジメチルアミ
ノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、シクロヘキシ
ルアミノなどのオルガノアミノ基;ジエチルアミノキシ
などのアミノキシ基、アセトンオキシム、ブタノンオキ
シムなどのケトオキシム基;N−メチルアセトアミドな
どのオルガノアミド基;および塩素原子などのハロゲン
原子が例示される。これらのうち、硬化性および硬化し
て得られた被膜の特性が優れていること、加水分解また
は縮合によって生ずる副生成物が、基材の腐食や臭気な
どの問題を起こさないことから、ヒドロキシル基、低級
アルコキシ基、低級アルコキシアルコキシ基およびアル
ケニルオキシ基が好ましく、ヒドロキシル基、メトキシ
基およびエトキシ基がとくに好ましい。
1.5の範囲である。aが0.8未満では硬化被膜が脆
く、2またはそれ以上では、架橋剤など、他の手段を用
いないかぎり被膜を形成できず、得られた被膜も本発明
の目的には適さない。bは0.01≦b<2、好ましく
は0.5〜1.5の範囲である。bが0.01未満では
硬化速度が遅すぎて実用的ではなく、2以上では硬化被
膜が脆くなって、本発明の目的には適さない。
は、たとえば、相当するR1 を有し、ケイ素官能性基を
有する1種または2種以上の既知のオルガノシラン類、
たとえばオルガノクロロシランやオルガノアルコキシシ
ランを、必要に応じて、触媒および/または該シラン類
および得られる硬化性ポリオルガノシロキサンを溶解す
る有機溶媒の存在下に、分子を任意の大きさに保ちうる
条件で、加水分解反応、必要に応じて原料のケイ素官能
性基を所望のXに交換するためのアルコリシスその他の
交換反応、および部分縮合反応を行うことによって得ら
れる。
クエン酸、安息香酸、ギ酸、酢酸、無水酢酸、シュウ酸
などの有機酸;アルミニウムアルキルアセトアセテート
などのアルミニウムキレート化合物;テトラブチルチタ
ネートなどのチタン酸エステル;オクタン酸亜鉛、オク
タン酸スズ、ナフテン酸亜鉛などの有機酸金属塩;メチ
ルトリクロロシラン、ジメチルジクロロシランなどのク
ロロシラン類;アンモニア水などの無機塩基;エチレン
ジアミン、トリエタノールアミンなどの有機塩基;およ
びN−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチ
ルジメトキシシランなどのアミノアルキル基含有シラン
などが例示される。これらの反応は、同時に、ないし一
連の反応として行ってもよく、段階的に行ってもよい。
て得られた、それぞれ特性の異なる硬化性ポリオルガノ
シロキサンを複数ブレンドして、使用しても差支えな
い。
膜に撥水性を与えるとともに、細かい凹凸をつけて、該
硬化被膜と水との接触角を大きくする目的で配合するも
のであり、被膜に良好な撥水性を与えるように、無機粉
末の表面を疎水化したもの、またはポリメチルシルセス
キオキサンの粉末が用いられる。無機粉末の疎水化は、
その表面に存在するヒドロキシル基を、オルガノシリル
基で置換することによって、効果的に行うことができ
る。いずれの粉末の場合も、その形状は球状でも不定形
でもよく、とくに限定されないが、ポリメチルシルセス
キオキサン粉末の場合、水の落下角を下げるのに、とく
に真球状のものが効果的である。
タニア、ジルコニアなどが例示される。これらの中で
も、微細なものを含めて任意の平均粒径のものが得やす
いこと、疎水化処理が比較的容易に行えることから、シ
リカ粉末が特に好ましい。
カエアロゲル、アークシリカ、沈殿シリカなどの微粉末
シリカ;および粉砕石英、けいそう土などの粒度の比較
的大きいシリカ粉末が例示される。
般に5nm〜20μm の範囲で、使用目的や硬化後の被膜
の厚さにより任意に選択できるが、薄い被膜にも適用が
可能で、保存中に沈降などを生じないことから、平均粒
径が5〜100nmのものが好ましい。
i)cZ(式中、R2 は1価の炭化水素基を表し、Zはケ
イ素官能性基を表し、cは1または2である)で示され
るシリル化剤が好適に用いられる。R2 としては、メチ
ル、エチル、tert−ブチルなどのアルキル基、3,3,
3−トリフルオロプロピル基およびフェニル基が例示さ
れるが、合成および疎水化が容易で、優れた疎水性を与
えることから、メチル基が好ましい。cが1のとき、Z
としては水素原子;メトキシ、エトキシ、プロポキシ、
ブトキシなどのアルコキシ基;2−メトキシエトキシ、
2−エトキシエトキシのようなアルコキシアルコキシ
基;イソプロペニルオキシなどのアルケルオキシ基;ア
セトキシなどのアシロキシ基;ジメチルアミノ、ジエチ
ルアミノ、ジプロピルアミノ、シクロヘキシルアミノな
どのオルガノアミノ基;ジエチルアミノキシなどのアミ
ノキシ基、アセトンオキシム、ブタノンオキシムなどの
ケトオキシム基;N−メチルアセトアミドなどのオルガ
ノアミド基;および塩素原子のようなハロゲン原子が例
示される。これらのうち、原料の入手、反応の制御およ
び生成物の除去が容易なことから、アルコキシ基および
塩素原子が好ましく、メトキシ基およびエトキシ基がと
くに好ましい。一方、cが2のとき、Zとしては−NH
−基およびその誘導体が例示され、−NH−基がとくに
好ましい。このようなシリル化剤としては、トリメチル
メトキシシラン、トリメチルエトキシシラン、トリメチ
ルイソプロポキシシラン、トリメチルクロロシラン、te
rt−ブチルジメチルクロロシラン、ヘキサメチルジシラ
ザン、1,3−ジ−tert−ブチル−1,1,3,3−テ
トラメチルジシラザン、(3,3,3−トリフルオロプ
ロピル)ジメチルメトキシシランおよび1,3−ビス
(トリフルオロプロピル)−1,1,3,3−テトラメ
チルジシラザンが例示される。
ジメチルジクロロシラン、ジメチルジメトキシシランの
ような二官能性シランを用いてもよく、またヘキサメチ
ルジシロキサン、ヘキサメチルシクロトリシロキサン、
オクタメチルシクロテトラシロキサン、ポリジメチルシ
ロキサンなどのシロキサンを、230℃以上、好ましく
は280℃以上の高温で、必要に応じて高圧下に、シリ
カ粉末に焼付けてもよい。
された表面を容易に与え、また副生成物を容易に除去で
きることから、ヘキサメチルジシラザン、トリメチルク
ロロシラン、トリメチルメトキシシラン、トリメチルエ
トキシシラン、ヘキサメチルシクロトリシロキサンまた
はオクタメチルシクロテトラシロキサンを用いる方法が
好ましく、これらの2種以上を併用しても差支えない。
成式CH3 SiO1.5 で示される単位で構成される三次
元網状構造の、通常、0.5〜20μm の平均粒径を有
する真球状ないし不定形の粉末である。その製造方法
は、特開昭54−72300号公報および特開昭60−
13813号公報に記載されている。とくに、真球状
で、狭い粒径分布の制御されたポリメチルシルセスキオ
キサンは、特開昭63−77940号公報に記載された
方法によって得られる。
粉末は、表面に若干のシラノール基が存在しても、ケイ
素原子に結合したメチル基が存在するため、それ自体が
優れた撥水性を示すので、無機粉末のように疎水化を行
わなくても、本発明の組成物の(B)成分として使用で
きる。また目的によっては、表面のシラノール基を完全
に除去するために、無機粉末の場合と同様にオルガノシ
リル化してもよい。シリル化剤としては、ヘキサメチル
ジシラザンがとくに好ましい。
重量部に対して1〜100重量部であり、10〜50重
量部が好ましい。1重量部未満では、組成物を硬化して
得られる被膜の水との接触角を高める効果がなく、10
0重量部を越えると被膜の強度が低下し、熱応力による
クラックを生じやすい。
基材への密着性を改善し、長期間の使用中、とくに温度
変化や熱応力の大きい場所で長期間使用しても、クラッ
クや剥離を生ずることなく、撥水性を長期にわたって維
持するという効果を与える成分である。しかも、(C)
成分を配合することによって、予期しなかったことに、
被膜の撥水性そのものの著しい向上も認められる。
(C)成分としては、炭素官能性アルコキシシラン、そ
の炭素官能性基相互の反応によって得られる多官能性ア
ルコキシケイ素化合物、および/またはその部分加水分
解縮合物が用いられ、1種でも、2種以上を併用しても
差支えない。
は、アミノ基、エポキシ基、メタクリルオキシ基、アク
リルオキシ基、メルカプト基などが例示され、優れた密
着性が得られることからエポキシ基がとくに好ましい。
このような(C)成分として用いられるケイ素化合物と
しては、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−
アミノプロピルトリエトキシシラン、N−(2−アミノ
エチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N
−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジ
メトキシシランなどのアミノ基含有アルコキシシラン;
3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グ
リシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、2−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エ
チルメチルジメトキシシランなどのエポキシ基含有アル
コキシシラン;3−アクリロキシプロピルトリメトキシ
シラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン、3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラ
ンなどの(メタ)アクリロキシ基含有アルコキシシラ
ン;および3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン
などのメルカプト基含有アルコキシシラン;前記のエポ
キシ基含有アルコキシシランとアミノ基含有アルコキシ
シランおよび/またはメルカプト基含有アルコキシシラ
ンとの反応によって得られる多官能性アルコキシケイ素
化合物;ならびにそれらの(共)部分加水分解縮合物が
例示される。
重量部に対して0.1〜50重量部であり、1〜20重
量部が好ましい。0.1重量部未満では基材への密着性
向上の効果が見られず、50重量部を越えても、その増
加に見合う密着性の向上がない。
(A)、(B)および(C)成分を必須成分とするもの
で、基材へのコーティングを容易にするため、一般に、
(B)成分を分散させ、(A)成分および(C)成分を
溶解させる有機溶媒の溶液にするか、乳化剤の存在下に
水中に懸濁させてエマルジョンにして用いられる。
ル、イソプロパノール、ブタノールのようなアルコール
類;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレン
グリコールモノエチルエーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキサンのようなエーテルアルコール類およびエーテ
ル類;アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン
のようなケトン類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸n−
ブチルのようなエステル類;ベンゼン、トルエン、キシ
レン、n−ヘキサン、ガソリン、ゴム揮発油、ミネラル
スピリット、灯油のような炭化水素類;ならびに下記の
一般式(I)または(II)で示される、常温ないし比較
的低温の加熱によって揮発する低分子量のメチルシロキ
サンオリゴマーが例示される。
整数を表す。)
乾燥することが求められる場合には、メタノール、エタ
ノール、イソプロパノールなどの低級アルコールを含有
させることが好ましく、エタノールがとくに好ましい。
を併用しても差支えない。有機溶媒の使用量は、(A)
成分100重量部に対して、一般に50〜2,000重
量部の範囲が好ましい。50重量部未満では、系の粘度
が高くて塗布しにくかったり、被膜表面のレベリング性
や硬化性が悪くなり、ゆず肌や被膜表面のべとつきの原
因となることがある。また、1,000重量部を越える
と、1回の塗布で十分な撥水効果が得られないことがあ
る。
濁させるのに用いられる乳化剤は、通常この種のシリコ
ーン樹脂の乳化に用いられるものでよく、オクタデシル
トリメチルアンモニウムクロリドのようなカチオン界面
活性剤、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムのよう
なアニオン界面活性剤、およびポリオキシエチレンノニ
ルフェニルエーテルのようなノニオン界面活性剤が例示
される。
触媒を用いてもよい。なお、(C)成分としてアミノ基
含有アルコキシシランまたはその部分加水分解縮合物を
用いる場合には、該アミノ基含有ケイ素化合物が硬化触
媒としても働き、それ以外の硬化触媒を用いなくてもよ
い。硬化触媒としては、前記のアミノ基含有ケイ素化合
物、たとえばN−(2−アミノエチル)−3−アミノプ
ロピルメチルジメトキシシランのほかに、トリエタノー
ルアミンなどの有機アミン;オクタン酸鉄、オクタン酸
亜鉛、オクタン酸スズのようなオクタン酸塩および対応
するヘキサン酸塩、ナフテン酸塩などのカルボン酸金属
塩;ジブチルスズジラウレート、ジブチルスズジオクト
エート、ジブチルスズジアセテート、ジオクチルスズジ
ラウレートなどの有機スズ化合物;テトライソプロピル
チタネート、テトラブチルチタネートなどのチタン酸エ
ステル;および酢酸テトラメチルアンモニウム、酢酸ベ
ンジルトリメチルアンモニウム、酢酸コリンなどの第四
級アンモニウム化合物などが例示される。これらのう
ち、硬化性からジブチルスズジラウレート、テトライソ
プロピルチタネートおよびテトラブチルチタネートが好
ましく、さらに安全衛生上の観点をも考慮して、テトラ
イソプロピルチタネートおよびテトラブチルチタネート
がとくに好ましい。
シロキサンおよび触媒の種類によっても異なるが、通
常、(A)成分100重量部に対して0.01〜10重
量部が好ましく、0.02〜5重量部がより好ましい。
0.01重量部未満では被膜の硬化を促進する効果が十
分でなく、10重量部を越えても添加量に見合う硬化促
進効果が期待されないばかりでなく、コーティング用組
成物の保存安定性が悪くなる。これらの硬化触媒は、組
成物の保存安定性への影響の如何に応じて、最初から組
成物中に配合するか、使用直前に添加、混合される。
に、目的や使用条件に応じて、被膜の硬さを調節するた
めに、界面活性を有する物質などの可塑剤を添加しても
よい。また、顔料や染料などの着色剤のほか;紫外線吸
収剤、酸化防止剤、レベリング剤、増粘剤などの添加剤
を配合してもよい。
ような、溶媒中の溶液〔(B)成分は分散〕、または水
性エマルジョンとして塗布に供される。その見掛粘度は
とくに限定されず、所望の被膜厚さと塗布方法によって
選択されるが、一般に25℃において1〜1,000,
000cSt 、好ましくは2〜10,000cSt の範囲で
ある。25℃における見掛粘度が1cSt 未満では、基材
表面への付着量が少なく、1回の処理では十分な撥水効
果が得られないので、繰返し塗布する必要がある。また
(B)成分の沈降・分離を生じやすい。一方、1,00
0,000cStを越えると被膜が厚くなり、レベリング
性が悪くなることがある。
材に塗布する方法としては、スプレーコーティング、刷
毛塗り、パフ塗り、浸漬法、フローコーター法など、通
常行われている手法を用いることができる。
の材質や表面状態に応じて任意に選択されるが、撥水効
果および適度の被膜強度を得るためには、0.1〜50
μm程度が好ましく、0.1〜20μm の範囲がとくに
好ましい。
硬化の際にとくに加熱は必要でなく、塗布後、室温で
0.5〜48時間程度放置すれば撥水性の高い被膜が容
易に得られるが、硬化時間の短縮などのために、必要に
応じて35〜150℃程度に加熱しても差支えない。
形成される被膜は、撥水性が優れて水との接触角が大き
く、水の転落角が小さく、しかも、撥水性の持続性およ
び基材への密着性が優れていて、温湿度変化や熱応力を
受ける場所で長時間の使用に耐える。したがって、本発
明のコーティング材は、熱交換器のフィンに塗布して、
水滴の付着防止に長期間有効に機能する被膜を形成する
のに用いられる。
本発明をさらに詳しく説明する。本発明の範囲は、以下
の実施例によって限定されるものではない。なお、合成
例、実施例および比較例中の配合量は、とくに断らない
限り重量部を示し、粘度は25℃における値を示す。
ケットを備えたフラスコに、メチルトリメトキシシラン
136.0部、メタノール20.0部および塩酸分が5
0ppm となる量のメチルトリクロロシランを仕込み、攪
拌しながら水17.1部を、滴下漏斗から徐々に滴下し
た。液温(約68〜72℃)に4時間保持して、加水分
解および縮合反応を行った。常圧、液温100℃で揮発
成分を留去した後、徐々に減圧にし、40Torr、150
℃でさらに揮発成分を減圧留去した後、常圧に戻して、
表1に示す外観・性状および粘度の硬化性ポリオルガノ
シロキサン(A−1)63.0部を得た。
合量のシラン化合物および加水分解触媒を仕込み、攪拌
しながら徐々に加熱した。液温が80℃になった時点
で、表1に示す量の水を徐々に滴下して加え、さらに液
温80℃に6時間保持して、加水分解および縮合反応を
行った。ついで、常圧、液温130℃で揮発成分を留去
し、徐々に減圧状態とし、30Torr、液温130℃でさ
らに揮発成分を留去した後、常圧に戻して、表1に示す
外観・性状および粘度の硬化性ポリオルガノシロキサン
(A−2、A−3およびA−4)を得た。
キサンに、表2に示す組成で、疎水性シリカ微粉末、炭
素官能性アルコキシシランまたはその炭素官能性基相互
の反応によって得られた反応生成物、触媒および溶媒を
配合して、コーティング用組成物を調製した。ただし、
疎水性シリカの微粉末としては、粒径35nmの煙霧質シ
リカの表面を、温度250℃でオクタメチルシクロテト
ラシロキサンによって処理したものを用いた。また、比
較のために、(B)成分の代りに疎水化処理をしないシ
リカ粉末を用いた組成、または(C)成分を配合しない
組成の比較例1〜6を、表3のように調製した。
成物より、下記のようにして基材の表面に被膜を形成し
た試験片をそれぞれ作製し、被膜の外観を観察した。ま
た、水との接触角、水の転落角、密着性、およびそれら
の耐久性を、下記の方法で評価した。実施例1〜6の結
果を表2に、比較例1〜6の結果を表3に示す。
mmのアルミ板を、前述のコーティング用組成物に浸漬す
ることにより、該アルミ板の表面にコーティング用組成
物を塗布した。これを40℃、50%RHの環境に3時間
静置して組成物を硬化させ、表面に撥水性被膜を有する
アルミ板試験片を作製した。
価した。 ○:被膜の平坦性良好 □:被膜に少しムラが見られるが、比較的良好 △:被膜にムラ、クラックなどがあり、やや不良 ×:被膜にクラックが入り、不良
化学社製コンタクトアングルメータCA−A型を用い
て、液滴法により、試験片表面と水との接触角および水
の転落角を測定した。ただし、液滴の直径は、接触角の
場合2.3mm、転落角の場合4.6mmとした。
バン目のうち、セロハンテープで剥離しなかった数をカ
ウントした。
する乾湿加速試験機にセットして、この乾湿の条件を交
互に150サイクル繰返した。このようなエージングの
後に、水との接触角、水の転落角および密着性について
測定し、初期値と比較した。
よって本発明のコーティング用組成物から得られた被膜
は、表3に示す比較例組成物から得られた被膜に比べ
て、撥水性が優れて水との接触角が大きく、水の転落角
が小さい。そのうえ、撥水性の持続性および基材への密
着性が優れている。
ナをヘキサメチルジシラザンでシリル化したもの30部
を用いたほかは、実施例1と同様にして、コーティング
用組成物を調製した。この組成物から前述のようにして
得た被膜は、実施例1で得られた被膜と同様の耐久性を
示した。
ポリメチルシルセスキオキサン粉末25部を用いたほか
は、実施例1と同様にして、コーティング用組成物を調
製した。この組成物から前述のようにして得た被膜は、
実施例1と同様に良好な耐久性を示した。
に、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメ
チルジメトキシシラン10部を用い、テトラブチルチタ
ネートを用いなかった以外は実施例2と同様にして、コ
ーティング用組成物を調製した。この組成物から前述の
ようにして得た被膜は、実施例2で得られた被膜と同様
の耐久性を示した。
Claims (1)
- 【請求項1】 (A)組成式: 【化1】 (式中、R1 は1価の炭化水素基またはフッ素置換アル
キル基を表し、Xはヒドロキシル基または加水分解性基
を表し、aおよびbは下記の関係を満たす数である: 0.8≦a<2 0.01≦b<2)で示される硬化性ポリオルガノシロ
キサン100重量部; (B)疎水化無機粉末またはポリメチルシルセスキオキ
サン粉末1〜100重量部;ならびに (C)炭素官能性アルコキシシラン、その炭素官能性基
相互の反応によって得られる多官能性アルコキシケイ素
化合物、および/またはそれらの部分加水分解縮合物
0.1〜50重量部を含むことを特徴とするコーティン
グ用組成物。
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