JP2657438B2 - プライマー組成物 - Google Patents

プライマー組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、縮合反応型シリコーン
ゴムに接着性を付与するのに有効なプライマー組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、シリコーンゴムの用途の拡大に伴
い、シリコーンゴムを金属または合成樹脂等の各種の基
体に接着することが要求されている。従来、縮合反応型
シリコーンゴムに接着性を付与するために、接着助材と
してアミノシラン等のカーボンファンクショナルシラン
(シランカップリング剤)を添加して自己接着性を持た
せる方法が知られている。この方法は、接着性は向上す
るが、表面の離型性低下あるいは加熱時のゴム硬度の上
昇等の不都合が生じる。
【0003】また、カーボンファンクショナルシランと
チタン有機酸塩等を混合してなるプライマー組成物等を
用いて接着する方法も知られている。しかし、従来のプ
ライマー組成物は、例えば、複写機のロールのロール芯
金と表層シリコーンゴムとの間のように基体とシリコー
ンゴムとの間に歪みが大きく加わる部位等に対して接着
耐久性が不十分である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、縮合反応型シリコーンゴムを金属または合成樹脂等
の各種の基体に接着する際に用いる、耐久性に優れたプ
ライマー組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、 (A)一分子中にアルケニル基を少なくとも2個有する
オルガノポリシロキサン、 (B)一分子中にケイ素原子に結合した水素原子を少な
くとも2個有するオルガノハイドロジェンポリシロキサ
前記(A)成分
であるオルガノポリシロキサンに含まれるアルケニル基
の合計量に対し、(B)成分に含まれるケイ素原子に結
合した水素原子が1.0〜20.0モル倍となる量、 (C)白金系触媒(A)成分及び(B)成分の合計量に
対し0.1〜500ppmとなる量、及び、 (D)平均単位式: R SiO(4−a−b)/2 (式中、Rは置換もしくは非置換の一価の炭化水素基
及びアクリロキシル基、メタクリロキシル基又はエポキ
シ基含有基から選ばれる基;Xは加水分解性基;aは0
≦a≦,bは2≦b≦4かつ2≦a+b≦4で表され
る数である)で表され、一分子中にケイ素原子に結合し
た加水分解性基を少なくとも2個有する有機ケイ素化合
(A)成分100重量部に対し
5〜50重量部、を含んで成るプライマー組成物を提供
することにある。
【0006】(A) オルガノポリシロキサン 本発明のプライマー組成物の (A)成分であるオルガノポ
リシロキサンは一分子中にアルケニル基を少なくとも2
個有し、25℃における粘度が好ましくは50〜200,000 cS
t 、さらに好ましくは 100〜100,000 cSt の範囲にある
ものである。アルケニル基としては、例えばビニル基、
アリル基、 1−メチル−2−プロペニル基、ヘキセニル
基、γ−アクリロキシプロピル基及びγ−メタクリロキ
シプロピル基等の炭素原子数2〜8のアルケニル基、好
適にはビニル基を挙げることができる。またアルケニル
基以外の有機基として、例えば、メチル基、エチル基、
プロピル基及びブチル基等のアルキル基;フェニル基及
びトリル基等のアリール基;ベンジル基及びβ−フェニ
ルエチル基等のアラルキル基;これらの基の水素原子の
一部もしくは全部をハロゲン原子等で置換したクロロメ
チル基及び 3,3,3−トリフルオロプロピル基などの置換
又は非置換の、炭素原子数1〜10、好ましくは炭素原子
数1〜8の1価の炭化水素基を含んでもよい。
【0007】この様なオルガノポリシロキサンとして、
具体的には下記の化学式:
【化1】 (上記式中において、pは2または3、s, u及びwは
正の整数、t,v及びxは0又は正の整数を表し、s+
t、u+v及びw+xはそれぞれ2000以下の正の整数を
表す。)で表される直鎖状のジオルガノポリシロキサン
が例示される。 (A)成分であるオルガノポリシロキサンの構造は、直鎖
状でも一部分岐した構造でもよい。また、このオルガノ
ポリシロキサンは、1種単独または2種以上の混合物で
もよい。
【0008】(B) オルガノハイドロジェンポリシロキサン 本発明のプライマー組成物の (B)成分であるオルガノハ
イドロジェンポリシロキサンは、一分子中にケイ素原子
に結合した水素原子を少なくとも2個有し、前記 (A)成
分であるオルガノポリシロキサンの架橋剤として作用す
る。 (B)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサン
は、ケイ素原子に結合する有機基を有していてもよく、
(A)成分のオルガノポリシロキサンにおけるアルケニル
基以外の有機基と同様のものを挙げることができる。
(B)成分のオルガノハイドロジェンシロキサンとして
は、例えば、下記の一般式:
【化2】 (上記式中、b, c, d, e, f, g及びiは0又は正
の整数を表し、hは2以上の整数を表し、分子中のケイ
素原子数は、通常、 400以下である。)
【化3】 (上記式中、R2 は水素原子、メチル基、プロピル基、
又はトリメチルシロキシ基を表す。)で表されるものな
どが挙げられる。
【0009】(B)成分であるオルガノハイドロジェン
ポリシロキサンの構造は直鎖状、分岐状、環状及び三次
元網状構造の何れであってもよく、これらの混合物であ
ってもよい。(B)成分であるオルガノハイドロジェン
ポリシロキサンの使用量は、前記(A)成分であるオル
ガノポリシロキサンに含まれるアルケニル基の合計量に
対し、(B)成分に含まれるケイ素原子に結合した水素
原子が1.0〜20.0モル倍となる量であり、より好
ましくは1.2〜10.0モル倍となる量である。
【0010】(C) 白金系触媒 本発明のプライマー組成物の (C)成分である白金系触媒
は付加反応用触媒であり、硬化促進剤として作用する。
かかる触媒としては、これに限定されるものではない
が、例えば白金黒、アルミナ、シリカなどの担体に固体
白金を担持させたもの、塩化白金酸、アルコール変性塩
化白金酸、塩化白金酸とオレフィンとの錯体及び白金と
ビニルシロキサンとの錯体等が例示される。
【0011】触媒が固体の場合には、分散性をよくする
ために細かく砕いたもの又は担体の粒径が小さく且つ比
表面積が大きいものを使用することが好ましい。また塩
化白金酸あるいは塩化白金酸とオレフィンとの錯体は、
これらをアルコール、ケトン、エーテルもしくは炭化水
素系などの溶剤に溶解して使用することが望ましい。こ
れら触媒の使用量は、所謂触媒量で所望とする硬化速度
を得ることができるが、経済的見地あるいは良好な硬化
物を得るためには、(A)成分及び(B)成分の合計量
に対し0.1〜500ppmの範囲である。さらに具体
的にはアルコール変性あるいはシロキサン変性塩化白金
酸などのようにシロキサン成分と相溶するものは、前記
(A)成分および(B)成分の合計量に対して0.1−
100ppm(白金換算)、また白金黒等の固体触媒
は、20〜500ppm(白金換算)の範囲が好まし
い。
【0012】(D) 有機ケイ素化合物 本発明のプライマー組成物の (D)成分である有機けい素
化合物は、前述の平均単位式で表わされ、一分子中にケ
イ素原子に結合した加水分解性基を少なくとも2個有す
る。この (D)成分は本発明のプライマー組成物と縮合反
応型シリコーンゴムとの結合、接着に作用する。
【0013】式中のR1 としては、例ば、メチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基及びヘキシル基等のアル
キル基;シクロヘキシル基;ビニル基及びアリル基等の
アルケニル基;フェニル基及びトリル基等のアリール
基;ベンジル基及びフェニルエチル基等のアラルキル
基;これらの基の水素原子をハロゲン原子等で置換した
クロロメチル基、 3,3,3−トリフルオロプロピル基等の
炭素原子数1〜10、好ましくは1〜8のもので例示され
る一価炭化水素基及びアクリロキシル基、メタクリロキ
シ基又はエポキシ基含有の基である式:
【化4】 で表わされる基等が挙げられる。
【0014】また、Xは、加水分解性基を表わし、例え
ばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、メトキシエ
トキシ基及びエトキシエトキシ基等のアルコキシ基、ア
セトキシ基、プロピオノキシ基及びブチロイロキシ基等
のアシルオキシ基、イソプロペニルオキシ基、イソブテ
ニルオキシ基、1−エチル−2−メチルビニルオキシ基
及び1−メチルビニルオキシ基等のアルケニルオキシ基
等が挙げられる。
【0015】この様な有機ケイ素化合物として具体的に
は、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシ
ラン、ビニルトリメトキシシラン、テトラエトキシシラ
ン、テトラプロポキシシラン、メチルトリアセトキシシ
ラン、ビニルトリス(1−メチルビニルオキシ)シラ
ン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、γ
−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−ア
クリロキシプロピルトリエトキシシラン、アリルトリメ
トキシシラン、アリルトリエトキシシラン、γ−グリシ
ドキシプロピルトリメトキシシラン、β−(3,4−エ
ポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン等及
びこれらの1種または2種以上の部分加水分解縮合物が
例示される。(D)成分の使用量は、(A)成分100
重量部に対し5〜50重量部であり、より好ましくは1
0〜30重量部である。
【0016】その他の添加剤 本発明のプライマー組成物は上記(A), (B), (C) 及び
(D)成分を均一に混合することによって得られる。本発
明のプライマー組成物は、必要に応じて、例えばプライ
マー組成物の塗布作業を容易にするために、有機溶剤で
希釈して使用することができる。この有機溶剤として
は、例えばトルエン、キシレン、ベンゼン、ヘプタン、
ヘキサン、トリクロロエチレン、パーフロロエチレン、
酢酸エチル、エタノール、イソプロパノール、ブタノー
ル、アセトン、メチルエチルケトン、テトラヒドロフラ
ン、リグロイン及びゴム揮発油等が挙げられ、塗布作業
時の揮発性を考慮して適宜選択される。
【0017】また本発明プライマー組成物には、硬化時
の皮膜強度向上のためにシリカ充填剤及びRSiO3/2 (式
中、Rは炭素原子数1 〜10、好ましくは炭素原子数1〜
6の非置換又は置換の1価炭化水素基), SiO4/2 単位
等からなるシリコーンレジン;耐熱性向上のためにベン
ガラ、酸化セリウム、水酸化セリウム、セリウムの脂肪
酸塩、鉄の脂肪酸塩、酸化チタン、及びカーボンブラッ
ク等;着色のために各種顔料等の公知の添加剤を添加す
ることができる。これらの添加剤は、本発明の組成物の
目的とする特性が損なわれない限り任意に添加すること
ができる。
【0018】さらに、本発明の組成物には接着補助剤を
添加することが好ましく、これにより特に剪断接着力が
さらに向上する。接着補助剤としては、例えば、特公昭
53−21026 号公報に開示のアルコキシシロキシ基を有す
る化合物、特公昭53−13508号公報に開示のエポキシ含
有炭化水素基を有する化合物、特公昭59−5219号公報に
開示のアルコキシシロキシ基及びエポキシ含有炭化水素
基を有する化合物等が好適に使用される。更に具体的に
は、これに限定されるものではないが、下記の化学式:
【化5】 で表される有機ケイ素化合物が例示される。また、これ
らは、用途に応じて適宜重合度を増大させて使用するこ
とも可能である。この接着補助剤の使用量は、(A)成分
であるオルガノポリシロキサン 100重量部当り通常 0.5
〜20重量部でよく、特に1〜10重量部が好ましい。
【0019】さらに本発明の組成物には、接着性をより
向上させるために、例えばトリアリルイソシアヌレー
ト、トリメリット酸トリアリルやこれらをシロキサンで
変性した化合物などを添加することができる。より具体
的には、例えば下記の化学式:
【化6】
【化7】
【化8】
【化9】 で表されるものが挙げられる。この化合物の使用量は特
に制限されないが、(A)成分であるオルガノポリシロ
キサン100重量部に対して、通常、約0.5〜3重量
部である。
【0020】用途 本発明のプライマー組成物を使用してシリコーンゴムを
基体に接着する場合には、基体に本発明のプライマー組
成物を塗布後、例えば15分以上、好ましくは30〜120 分
風乾して溶剤を揮散させた後、本発明のプライマー組成
物を例えば 100〜180 ℃で10〜120 分焼付けすることに
より加熱硬化して可撓性のあるプライマー組成物を基体
の上に形成させた後、縮合反応型シリコーンゴムを接着
させるのが良い。
【0021】本発明の組成物が適用できる基体の材料は
特に限定されず、例えば鉄、アルミニウム、ニッケル、
クロム、亜鉛または銅等の金属あるいはこれらの合金、
フェノール樹脂又はエポキシ樹脂等の合成樹脂等が挙げ
られる。
【0022】本発明のプライマー組成物はシリコーンゴ
ムを多種多様な基体に接着する場合に有効であり、多方
面の用途に利用することができる。特に長期間にわたっ
て高温にさらされるプラスチックフィルム成形用の工業
ロールまたは高温の他剪断応力が接着界面にかかるよう
なポリエチレンフィルム等の表面をコロナ放電処理する
工業ロール等の接着等に際して非常に有効である。
【0023】
【実施例】実施例1 ステンレス製の容器に、一般式:
【化10】 で表され、粘度が 100,000cSt (25℃)であり、両末端
がトリビニルシリル基であるジメチルポリシロキサン 1
00重量部、塩化白金酸のオクタノール溶液(Pt:2重量
%)0.05重量部および3−メチル−3−ヒドロキシ−1
−ブチン0.05重量部を入れて均一に混合した後、式:
【化11】 で表される10個のケイ素原子に結合した水素原子を有す
るオルガノハイドロジェンポリシロキサン 3.5重量部を
添加して均一に混合し、さらにトルエン 100重量部およ
びテトラエトキシシランを部分加水分解することにより
得られた1分子中にエトキシ基を平均12個含有するエチ
ルポリシリケート( SiO2 分が40%のもの)15重量部を
添加・混合して組成物を得た。この組成物をプライマー
Aと称する。
【0024】プライマーAを、アルミ板に塗布し、 120
℃で30分間加熱反応した後、縮合反応型 RTVシリコーン
ゴムKE21(信越化学工業(株)製、硬さ70)を間に挟ん
で、25℃で3日間硬化して図1に示すような試験体を作
成し、図1の6の方向に荷重をかけて剪断接着力の測定
試験を行った。その結果を表1に示す。また、プライマ
ーAを直径30mmのアルミ芯および鉄芯の表面に焼き付け
た後、前記 RTVシリコーンゴムKE21を厚さ10mmに室温硬
化させてロール状試験体を作成した。この2本のロール
を、図2に示すようにそれぞれの中心の距離が47mmにな
るように圧縮して平行に並べて、50rpm で回転させてロ
ール耐久試験を行った。その結果を表1に示す。
【0025】実施例2 実施例1のプライマーAの製造において、トリメチルシ
リル基で表面処理をしたフュームドシリカ(比表面積 3
00m2 /g)15重量部をオルガノハイドロジェンポリシロ
キサンを加える前に添加・混合すること以外は実施例1
と同様にして組成物を得た。この組成物をプライマーB
とする。プライマーBについて、実施例1と同様に、試
験体を作成して剪断接着力測定及びロール耐久試験を行
なった。その結果を表1に示す。
【0026】比較例1 実施例2のプライマーBにおいて、テトラエトキシシラ
ンを部分加水分解することにより得られた1分子中にエ
トキシ基を平均12個含有するエチルポリシリケート15重
量部が未添加である組成物をプライマーCとする。プラ
イマーCについて、実施例1と同様に、試験体を作成し
て剪断接着力測定及びロール耐久試験を行った。その結
果を表1に示す。
【表1】
【0027】実施例3 粘度が30000cSt(25℃)の両末端がトリビニ
ルシリル基であるジメチルポリシロキサン100重量
部、トリメチルシリル基で表面処理したフュームドシリ
カ(比表面積300m/g)17重量部、塩化白金酸
のオクタノール溶液(Pt:2重量%)0.07重量
部、エチレンシクロヘキサノール0.08重量部および
トリメリット酸トリアリル1.0重量部を入れて均一に
混合した後、 式:
【化12】 で表される5個のケイ素原子に結合した水素原子を有す
るハイドロジェンポリシロキサン2.5重量部および
式:
【化13】 で表される化合物3.0重量部を添加・混合し、さらに
トルエン100重量部およびアリルトリメトキシシラン
2.0重量部およびビニルトリメトキシシラン5.0重
量部を添加して均一に混合して、プライマー組成物を得
た。この組成物をプライマーDとする。
【0028】プライマーDを各種基体に塗布し、 120℃
で30分間加熱して焼き付けた後、縮合反応型 RTVシリコ
ーンゴムKE20(信越化学工業(株)製、硬さ55)を3日
間室温硬化させて試験体を作成して、剪断接着力の測定
試験を行った。その結果を表2に示す。またこの剪断接
着試験体を図1の長手方向に±2mmで変位を50回ほどか
けた。その結果を表2に示す。
【0029】比較例2 従来の一般的な縮合反応型シリコーンゴム用のプライマ
ー組成物(信越化学工業製、カーボンファンクショナル
シラン−チタン有機酸塩系)を用いて実施例3と同様に
剪断接着力及び耐久試験を行った。その結果を表2に示
す。
【表2】
【0030】
【発明の効果】本発明のプライマー組成物は、各種基体
と縮合反応型シリコーンゴムとを接着させるのに有効で
あり、しかも過酷な条件、例えば、高温や高剪断応力に
対しても十分な接着力を維持することができる。特に、
縮合反応型シリコーンゴムの中でもゴムの硬さがJIS-A
で40以上のものに対して高剪断応力に対する耐久性を示
す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプライマー組成物を用いた剪断接着力
測定試験を行ったときに使用した試験片の斜視図。
【図2】本発明のプライマー組成物を用いたロール耐久
試験に使用した試験体の断面図である。
【符号の説明】
1 鉄芯 2 アルミ芯 3 KE21 4 プライマー組成物 5 アルミ板 6 荷重をかけた方向

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)一分子中にアルケニル基を少なく
    とも2個有するオルガノポリシロキサン、 (B)一分子中にケイ素原子に結合した水素原子を少な
    くとも2個有するオルガノハイドロジェンポリシロキサ
    前記(A)成分
    であるオルガノポリシロキサンに含まれるアルケニル基
    の合計量に対し、(B)成分に含まれるケイ素原子に結
    合した水素原子が1.0〜20.0モル倍となる量、 (C)白金系触媒(A)成分及び(B)成分の合計量に
    対し0.1〜500ppmとなる量、及び、 (D)平均単位式: R SiO(4−a−b)/2 (式中、Rは置換もしくは非置換の一価の炭化水素基
    及びアクリロキシル基、メタクリロキシル基又はエポキ
    シ基含有基から選ぱれる基;Xは加水分解性基;aは0
    ≦a≦,bは2≦b≦4かつ2≦a+b≦4で表され
    る数である)で表され、一分子中にケイ素原子に結合し
    た加水分解性基を少なくとも2個有する有機ケイ素化合
    (A)成分100重量部に対し
    5〜50重量部、を含んで成るプライマー組成物。
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