JPH0747897Y2 - プリント基板 - Google Patents

プリント基板

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JPH0747897Y2
JPH0747897Y2 JP1992083238U JP8323892U JPH0747897Y2 JP H0747897 Y2 JPH0747897 Y2 JP H0747897Y2 JP 1992083238 U JP1992083238 U JP 1992083238U JP 8323892 U JP8323892 U JP 8323892U JP H0747897 Y2 JPH0747897 Y2 JP H0747897Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
wiring pattern
printed circuit
circuit board
hole
main body
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1992083238U
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English (en)
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JPH0650376U (ja
Inventor
和彦 加藤
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Kojima Industries Corp
Original Assignee
Kojima Industries Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電子機器の配線に用い
られるプリント基板に係り、特にリレー等のスイッチン
グ素子が実装された自動車用パワーウィンドウスイッチ
等のプリント基板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、リレー等のスイッチング素子を実
装してパワーラインの一部としてプリント基板の配線パ
ターンを使用する自動車用パワーウィンドウスイッチの
プリント基板が知られているが、パワーウィンドウモー
タはトルクを上げるために約30Aの電流を流さなけれ
ばならず、この大電流と配線パターンを構成する銅箔自
体の抵抗により配線の断面積が小さいと発熱し、それに
ともない配線の基板からの剥離、断線等が生じることが
ある。
【0003】そこで、この問題点を解消するために、以
下の方法が採られている。
【0004】(1)配線パターンの幅を広げて配線の断
面積を増加する。
【0005】(2)図11から図13までに示すよう
に、基板本体1上に形成された配線パターン2のランド
3間のレジスト被膜5を除去した部分4にはんだ6をフ
ローはんだ付により溶着する。
【0006】(3)配線パターンの厚さが一般に用いら
れている銅箔(35μm)より厚い銅箔(70μm)を
用いる。
【0007】(4)図14に示すように、配線パターン
2と平行にジャンパー線7等の導体を実装する。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た配線パターンの幅を広げて配線の断面積を増加するプ
リント基板では、配線パターンの占有面積が大きくな
り、素子の実装密度が低下するという問題点があった。
また、レジスト被膜5を除去した部分4にはんだ6をフ
ローはんだ付により溶着したプリント基板では、はんだ
6の量の制御が素子のはんだ付け性に影響を与えるとい
う問題点があった。更に、厚い銅箔により配線パターン
を形成したプリント基板では、コストが上昇するという
問題点があった。そして、配線パターン2と平行にジャ
ンパー線7等の導体を実装したプリント基板では、コス
トアップになるという問題点があった。
【0009】この考案は、上記のような課題を解消する
ためになされたものであって、実装面積を低下すること
なくかつコストアップとならずに大電流を流せるプリン
ト基板を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は、上述事情に鑑
みなされたものであって、この考案に係るプリント基板
は、絶縁材により構成された基板本体と、基板本体に穿
設された貫通孔と、基板本体上に形成された前記貫通孔
とほぼ同じ大きさの穴が穿設された配線パターンと、貫
通孔の壁面にメッキされた導通部と、導通部に溶着され
たはんだとを備えることを特徴とするものである。
【0011】また、この考案に係るプリント基板は、絶
縁材により構成された基板本体と、基板本体に刻設され
た溝と、基板本体に刻設された溝に嵌合する内側に凹部
が形成された配線パターンと、配線パターンの凹部に溶
着されたはんだとを備えることを特徴とするものであ
る。
【0012】
【作用】上述構成に基づきこの考案に係るプリント基板
は、基板本体に貫通孔を穿設し、基板本体上に形成され
た貫通孔とほぼ同じ大きさの穴を配線パターンに穿設
し、貫通孔の壁面に配線パターンの穴に隣接する部分に
接続する導通部をメッキし、導通部にはんだを溶着し、
占有面積を増加せずに配線の断面積を増加し、素子の実
装面積を低下することなくかつコストの上昇を伴わずに
大電流を流せる。
【0013】また、この考案に係るプリント基板は、基
板本体に溝を刻設し、基板本体に刻設された溝に嵌合す
る配線パターンの内側に凹部を形成し、配線パターンの
凹部にはんだを溶着し、配線の断面積を増加し、実装面
積を低下することなくかつコストの上昇を伴わずに大電
流を流せる。
【0014】
【実施例】以下、この考案の実施例を図を用いて説明す
る。
【0015】(1)請求項1記載の考案にかかる実施例 図1は、請求項1記載の考案に係るプリント基板を示す
斜視図であり、図2は、配線パターン2を示す平面図で
あり、図3はそのA−A断面図である。
【0016】プリント基板は、絶縁材により構成された
基板本体1を有しており、基板本体1上には配線パター
ン2が形成されている。そして、配線パターン2は、両
端に素子を挿入してはんだ付けするための穴8が穿設さ
れているランド部3を有しており、ランド部3の穴8に
隣接する部分3aはレジスト被膜が除去されている。更
に、配線パターン2のランド部3の間を連結する連結部
9には、一方のランド部3から他方のランド部3にかけ
て長孔10が穿設されており、長孔10と同形状の貫通
孔11が基板本体1に穿設されている。そして、貫通孔
11の壁面はメッキされ配設パターン2と接続するよう
に導通部12を構成している。
【0017】また、導通部12には、図4に示すよう
に、フローはんだ工程によりはんだ13が溶着されてお
り、これにより配線パターン2の占有面積を増加せずに
配線の断面積を増加し、素子の実装面積を低下すること
なくかつコストの上昇を伴わずに大電流を流せるように
なっている。
【0018】なお、上述実施例においては、配線パター
ン2の連結部9には、一方のランド部3から他方のラン
ド部3にかけて1本の長孔10が穿設されているが、こ
れに限らず、図5に示すように、2本の長孔10を穿設
してもよい。
【0019】また、上述実施例においては、配線パター
ン2の連結部9には、一方のランド部3から他方のラン
ド部3にかけて1本の長孔10が穿設されているが、こ
れに限らず、図6に示すように、円形状の貫通孔14を
直線状に複数個穿設してもよい。このようにした場合、
銅箔の抵抗率をρ、導体厚さをt、導体幅をW、導体長
さをlとすると、配線パターンの抵抗Rは、次式により
求められる。
【0020】R=ρ・l/tW これにより、導体幅Wと導体長さlが同一でも導体厚さ
tが大きくなれば配線パターンの抵抗値が小さくなり、
大電流を流し得る。なお、貫通孔14を円形状とした
が、これに限らず、図7に示すように、楕円形状でもよ
く、その形状に限定されるものではない。
【0021】(2)請求項2記載の考案にかかる実施例 図8は、請求項2記載の考案に係るプリント基板を示す
斜視図であり、図9は、配線パターン2を示す平面図で
あり、図10は図8の断面図である。
【0022】プリント基板は、基板本体1を有してお
り、基板本体1上には配線パターン2が形成されてい
る。そして、配線パターン2は、両端に素子を挿入して
はんだ付けするための穴8が穿設されているランド部3
を有している。
【0023】更に、配線パターン2のランド部3の間を
連結する連結部9には、一方のランド部3から他方のラ
ンド部3にかけて内側に凹部15が設けられており、配
線パターン2の凹部15が嵌入する溝16が基板本体1
に刻設されている。そして、凹部15には、フローはん
だ工程によりはんだ13が溶着されており、配線パター
ン2の占有面積を増加せずに配線の断面積を増加し、素
子の実装面積を低下することなくかつコストの上昇を伴
わずに大電流を流せるようになっている。
【0024】
【考案の効果】以上説明したように、請求項1記載の考
案によれば、基板本体に貫通孔を穿設し、基板本体上に
形成された貫通孔とほぼ同じ大きさの穴を配線パターン
に穿設し、貫通孔の壁面に配線パターンの穴に隣接する
部分に接続する導通部をメッキし、導通部にはんだを溶
着したので、占有面積を増加せずに配線の断面積を増加
でき、素子の実装面積を低下することなくかつコストア
ップとならずに大電流を流すことができる。
【0025】また、請求項2記載の考案によれば、基板
本体に溝を刻設し、基板本体に刻設された溝に嵌合する
凹部を配線パターンの内側に形成し、配線パターンの凹
部にはんだを溶着したので、占有面積を増加せずに配線
の断面積を増加でき、素子の実装面積を低下することな
くかつコストアップとならずに大電流を流すことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の考案に係るプリント基板を示す
斜視図である。
【図2】請求項1記載の考案に係るプリント基板の配線
パターンを示す平面図である。
【図3】請求項1記載の考案に係るプリント基板を示す
図2のA−A断面図である。
【図4】請求項1記載の考案に係るプリント基板のフロ
ーはんだ付後の状態を示す断面図である。
【図5】請求項1記載の考案に係るプリント基板の他の
実施例を示す平面図である。
【図6】請求項1記載の考案に係るプリント基板の他の
実施例を示す平面図である。
【図7】請求項1記載の考案に係るプリント基板の他の
実施例を示す平面図である。
【図8】請求項2記載の考案に係るプリント基板を示す
斜視図である。
【図9】請求項2記載の考案に係るプリント基板の配線
パターンを示す平面図である。
【図10】請求項2記載の考案に係るプリント基板を示
す断面図である。
【図11】従来のプリント基板の配線パターンを示す平
面図である。
【図12】従来のプリント基板を示す断面図である。
【図13】従来のプリント基板のフローはんだ付後の状
態を示す断面図である。
【図14】従来のプリント基板の配線パターンを示す図
であり、(a)は平面図、(b)はそのC−C断面図で
ある。
【符号の説明】
1 基板本体 2 配線パターン 10 長孔 11 貫通孔 12 導通部 13 はんだ 15 凹部 16 溝

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁材により構成された基板本体と、 基板本体に穿設された貫通孔と、 基板本体上に形成された前記貫通孔とほぼ同じ大きさの
    穴が穿設された配線パターンと、 貫通孔の壁面にメッキされた導通部と、 導通部に溶着されたはんだと、 を備えることを特徴とするプリント基板。
  2. 【請求項2】 絶縁材により構成された基板本体と、 基板本体に刻設された溝と、 基板本体に刻設された溝に嵌合する内側に凹部が形成さ
    れた配線パターンと、 配線パターンの凹部に溶着されたはんだと、 を備えることを特徴とするプリント基板。
JP1992083238U 1992-12-02 1992-12-02 プリント基板 Expired - Lifetime JPH0747897Y2 (ja)

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JPH0650376U JPH0650376U (ja) 1994-07-08
JPH0747897Y2 true JPH0747897Y2 (ja) 1995-11-01

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ID=13796749

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WO2013190604A1 (ja) 2012-06-18 2013-12-27 三洋電機株式会社 配線基板

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