JP2563944Y2 - プリント配線基板 - Google Patents

プリント配線基板

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JP2563944Y2
JP2563944Y2 JP1992008152U JP815292U JP2563944Y2 JP 2563944 Y2 JP2563944 Y2 JP 2563944Y2 JP 1992008152 U JP1992008152 U JP 1992008152U JP 815292 U JP815292 U JP 815292U JP 2563944 Y2 JP2563944 Y2 JP 2563944Y2
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solder
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睦朗 新井
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株式会社ユニシアジェックス
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  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、絶縁基板上に搭載され
た抵抗等の回路素子をプリント配線によって接続するプ
リント配線基板に関し、特に、大電流を流す電気回路に
用いて好適なプリント配線基板に関する。
【0002】
【従来の技術】図9および図10に従来技術によるプリ
ント配線基板として、絶縁基板の両面側にそれぞれプリ
ント配線が設けられた両面実装型のプリント配線基板を
例に挙げて示す。
【0003】図において、1はエポキシ樹脂等の絶縁材
料から平板状に形成された絶縁基板、2,2,…は該絶
縁基板1に穿設され、絶縁基板1の両面側を電気的に接
続する複数のスルーホールをそれぞれ示し、該各スルー
ホール2は、絶縁基板1に穿設された貫通穴2Aと、該
貫通穴2Aの内周面に銅メッキ等の手段を用いて形成さ
れた導通部2Bとから大略構成され、該導通部2Bの両
端には、図10にも示す如く環状のフランジ部2C,2
Cが一体形成されている。3,3,…は絶縁基板1の両
面側に配設された抵抗、コンデンサ等の回路素子を示
し、該各回路素子3の各リード部3Aは前記各スルーホ
ール2内に挿通され、半田4により固着されている。
【0004】5,5,…は各スルーホール2間に位置し
て絶縁基板1の両面に設けられ、幅寸法Wを有する平板
状に形成されたプリント配線を示し、該各プリント配線
は2つのスルーホール2間を電気的に接続して電気回
路を形成するものである。ここで、図10に示す如く、
該各プリント配線5のうち、広い幅寸法W1で形成され
たプリント配線は大電流用プリント配線5Aとなり、該
大電流用プリント配線5A上には、図9に示す如く、そ
の両端側の2つのスルーホール2間を接続するように、
半田4が設けられている。
【0005】6は絶縁基板1の両面側に設けられたレジ
ストを示し、該レジスト6は半田4が必要箇所以外に付
着するのを防止するものである。
【0006】従来技術によるプリント配線基板は上述の
如き構成を有するもので、外部から入力された電源電
圧、信号等は各プリント配線5,スルーホール2を介し
て各回路素子3に伝達され、これにより信号処理等の所
定の電気的動作が行われるようになっている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術によるプリント配線基板では、多数の回路素子
3,3,…を絶縁基板1上に実装し、該各回路素子3を
プリント配線5等で接続することにより、電気回路を小
型化している。しかし、各プリント配線5は、実装密度
を高めるためにその幅寸法W(パターン幅)が狭くなっ
ているから、その電流容量が小さい。従って、大電流を
流すことができず、大電流を流す回路は別個に設けなけ
ればならないという問題がある。
【0008】そして、プリント配線基板に大電流を流す
場合には、各プリント配線5のうち、大電流を流すプリ
ント配線の幅寸法W1を他のプリント配線5よりも広く
して大電流用プリント配線5Aを形成し、該大電流用プ
リント配線5A上に半田4を設けることにより、大電流
用プリント配線5Aの電流容量を高くすることが知られ
ている。しかし、大電流用プリント配線5Aは、単に、
広い幅寸法W1をもって平板状に形成されているにすぎ
ないから、絶縁基板1に占める面積が大きくなり、実装
面積が低下して実装密度が大幅に低下するという問題が
ある。
【0009】本考案は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、プリント配線の電流容量を効果的に高め
ることができ、プリント配線基板の実装密度を向上でき
るようにしたプリント配線基板を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本考案が採用する構成は、絶縁材料からなる絶縁
基板と、該絶縁基板に穿設された複数のスルーホール
と、該各スルーホールのうち2つのスルーホール間を連
通する状態で前記絶縁基板上に形成された切欠溝と、該
切欠溝の内面に沿って設けられ、該各スルーホール間を
電気的に接続する凹溝状プリント配線と、該プリント
配線による凹溝内の空間として形成され、前記各スルー
ホール間を接続するための半田を注入することのできる
半田注入部とからなる。
【0011】
【作用】上記構成により、2つのスルーホール間を連通
する状態で切欠溝を設け、この切欠溝の内面に沿って
溝状プリント配線を設けているが、この凹溝状プリント
配線は、同一のパターン幅であっても平板状に形成した
場合に比してその通電面積が広くなり、電流容量が増大
する。しかも、凹溝状プリント配線の凹溝内、スルー
ホール間を接続する半田が注入できる凹溝状の半田注入
部として形成、該半田注入部内に半田を注入している
から、半田の注入量を増加させ、この注入半田により凹
溝状プリント配線の電流容量をさらに増大させることが
できる。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1ないし図8に基
づいて説明する。なお、実施例では前述した図9および
図10に示す従来技術と同一の構成要素に同一の符号を
付し、その説明を省略するものとする。
【0013】図中、11は本実施例による絶縁基板を示
し、該絶縁基板11は、従来技術で述べた絶縁基板1と
ほぼ同様に、エポキシ樹脂等の絶縁材料から平板状に形
成され、複数のスルーホール2が穿設されている。しか
し、本実施例による絶縁基板11には、大電流の流れる
2つのスルーホール2間に位置して、断面コ字状の切欠
溝12が一体形成されている点で異なる。
【0014】13は切欠溝12に沿って設けられた大電
流用プリント配線を示し、該電流用プリント配線13
は、平板状をした他のプリント配線5の幅寸法Wとほぼ
等しい幅寸法W2を有している。即ち、大電流用プリン
ト配線13は、従来技術による大電流用プリント配線5
Aの幅寸法W1と比較すると、W2<W1となる幅寸法
W2を有する凹溝状に形成された凹溝状プリント配線と
なっている。
【0015】ここで、大電流用プリント配線13は、図
2,図3にも示す如く、切欠溝12の底部に位置し、幅
寸法W3をもって平板状に形成された底板部13Aと、
該底板部13Aの両側から切欠溝12に沿って上方に延
設され、高さ寸法hを有する一対の側壁部13B,13
Bと、該各側壁部13Bの上端側に一体形成されたフラ
ンジ部13C,13Cとから構成されている。また、大
電流用プリント配線13の両端側は、スルーホール2の
導通部2Bと電気的に接続されている。
【0016】14は大電流用プリント配線13底板部
13Aと各側壁部13Bとによって凹溝状に形成された
半田注入部で、該半田注入部14は半田4が注入される
ことによって、大電流用プリント配線13と共に2つの
スルーホール2間で大電流の流れるのを可能としてい
る。
【0017】本実施例によるプリント配線基板は上述の
如き構成を有するもので、次に、その製造方法について
図4ないし図7を参照しつつ説明する。
【0018】まず、図4に示す切欠溝形成工程では、両
面側に銅箔15,15が形成された絶縁基板11に各ス
ルーホール2の貫通穴2Aを穿設した後、大電流の流れ
2つのスルーホール2間に位置して断面コ字状の切欠
溝12を一体形成する。
【0019】そして、図5に示すメッキ工程では、切欠
溝12が形成された絶縁基板11に銅メッキを施し、切
欠溝12の内面側と貫通穴2Aの内周側に導電性の膜を
形成する。これにより、大電流用プリント配線13の底
板部13A,各側壁部13Bが形成されると共に、スル
ーホール2の導通部2Bが形成される。
【0020】次に、図6に示すエッチング工程では、絶
縁基板11の両面から不要な銅箔15,15をフォトエ
ッチングによって除去することにより、大電流用プリン
ト配線13の各フランジ部13Cとスルーホール2の各
フランジ部2Cを形成し、図3に示す如く、大電流用プ
リント配線13,各スルーホール2を形成する。
【0021】そして、図7に示すレジスト形成工程で
は、不要な銅箔15が除去された絶縁基板11の両面
に、半田4が付着するのを防止するレジスト6を設け、
プリント配線基板を完成させる。ここで、該レジスト6
は大電流用プリント配線13の表面に形成されない。
【0022】最後に、このプリント配線基板は、図示し
ない実装工程において各回路素子3が取付けられた後、
半田付け工程(図示せず)で、レジスト6が設けられて
いない部分に半田4が設けられ、各回路素子3とプリン
ト配線5,13とが接続される。ここで、半田注入部1
4にも半田4が注入されることにより、図1に示す状態
に形成される。
【0023】このようにして製造されたプリント配線基
板に、外部からの大電流信号等を大電流用プリント配線
13に流すことにより、信号処理等の所定の電気的動作
が行われる。
【0024】かくして、本実施例によれば、絶縁基板1
1上に大電流が流れる2つのスルーホール2間に位置し
て切欠溝12を形成し、該切欠溝12に沿って各スルー
ホール2を電気的に接続する凹溝状の大電流用プリン
ト配線13を設ける構成としたから、幅寸法Wをもって
平板状に形成された他のプリント配線5に比して、各側
壁部13Bの面積分だけ確実に大電流用プリント配線1
3の通電面積を大きくすることができる。
【0025】の結果、従来技術で述べた大電流用プリ
ント配線5Aの如く、その幅寸法W1を大きくすること
なく、通常のプリント配線5の幅寸法Wとほぼ等しい幅
寸法W2で大電流用プリント配線13を形成でき、その
電流容量を効果的に高めて、断線等を生じることなく確
実に大電流を流すことができる。従って、本実施例によ
れば、絶縁基板11の厚みを利用して立体的に大電流用
プリント配線13を形成でき、絶縁基板11の表面積を
有効利用して、実装密度を大幅に向上することができ、
別個の大電流用回路を不要にして電気回路の全体をコン
パクトに形成することができる。
【0026】また、大電流用プリント配線13は、底板
部13Aと各側壁部13Bとにより、凹溝状の半田注入
部14としても形成する構成としたから、該半田注入部
14内に大容量の半田4を効果的に注入することがで
き、大電流用プリント配線13と電気的に合体する該半
田注入部14内の半田4によって、2つのスルーホール
2間を流れる電流の電流容量をより一層確実に増大させ
ることができる。
【0027】なお、前記実施例では、大電流用プリント
配線13は、断面コ字状に形成するものとして述べた
が、本考案はこれに限らず、例えば図8に示す変形例の
如く、断面U字状ないし半円状の大電流用プリント配線
13′を設ける構成としてもよく、あるいはV字状等の
他の形状に形成してもよい。
【0028】また、前記実施例では、凹溝状プリント配
線として大電流用プリント配線13を例に挙げて説明し
たが、本考案はこれに限らず、小さな電流の流れる他の
プリント配線にも適用することができる。
【0029】さらに、前記実施例では、絶縁基板11の
両面側に各プリント配線5,13を設ける両面実装型の
プリント配線基板を例に挙げて説明したが、片面実装型
のプリント配線基板等にも適用することができる。
【0030】
【考案の効果】以上詳述した通り、本考案によれば、絶
縁材料からなる絶縁基板と、該絶縁基板に穿設された複
数のスルーホールと、該各スルーホールのうち2つのス
ルーホールを連通する状態で前記絶縁基板上に形成さ
れた切欠溝と、該切欠溝の内面に沿って設けられ、該各
スルーホール間を電気的に接続する凹溝状プリント配線
とから構成したから、絶縁基板の厚みを利用して凹溝状
プリント配線を立体的に形成することができ、平板状の
プリント配線に比して幅寸法を大きくすることなく確実
に通電面積を大きくでき、電流容量を効果的に増大させ
ることができる。この結果、絶縁基板の表面積を有効利
用して、実装密度を向上させることができる。
【0031】また、前記凹溝状プリント配線は、該プリ
ント配線による凹溝内の空間として形成され、2つの
ルーホール間を接続するための半田を注入することので
きる半田注入部として形成する構成としたから、該半田
注入部内に大容量の半田を効果的に注入でき、凹溝状プ
リント配線と半田と相まって、2つのスルーホール間
を流れる電流の電流容量をより一層確実に増大させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例によるプリント配線基板を拡大
して示す縦断面図である。
【図2】図1中のプリント配線基板を上面側からみた平
面図である。
【図3】絶縁基板上の大電流用プリント配線を拡大して
示す斜視図である。
【図4】切欠溝形成工程により切欠溝が形成された絶縁
基板を示す縦断面図である。
【図5】メッキ工程によりメッキが施された状態を示す
縦断面図である。
【図6】エッチング工程によってプリント配線等が形成
された状態を示す縦断面図である。
【図7】レジスト形成工程によりレジストが形成された
状態を示す縦断面図である。
【図8】本実施例の変形例を示す図3と同様の斜視図で
ある。
【図9】従来技術によるプリント配線基板を示す縦断面
図である。
【図10】図9中のプリント配線基板を上面側からみた
平面図である。
【符号の説明】
2 スルーホール 4 半田 11 絶縁基板 12 切欠溝 13 大電流用プリント配線(凹溝状プリント配線) 14 半田注入部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁材料からなる絶縁基板と、該絶縁基
    板に穿設された複数のスルーホールと、該各スルーホー
    のうち2つのスルーホール間を連通する状態で前記絶
    縁基板上に形成された切欠溝と、該切欠溝の内面に沿っ
    て設けられ、該各スルーホール間を電気的に接続する凹
    溝状プリント配線と、該プリント配線による凹溝内の
    空間として形成され、前記各スルーホール間を接続する
    ための半田を注入することのできる半田注入部とから構
    成してなるプリント配線基板。
JP1992008152U 1992-01-28 1992-01-28 プリント配線基板 Expired - Lifetime JP2563944Y2 (ja)

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JPS58105589A (ja) * 1981-12-17 1983-06-23 三菱電機株式会社 印刷配線基板
JPH0286189A (ja) * 1988-09-22 1990-03-27 Mitsubishi Electric Corp 大電流基板の製造方法

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