JPH073809Y2 - 回転電機ステ−タの口出線接続装置 - Google Patents

回転電機ステ−タの口出線接続装置

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JPH073809Y2
JPH073809Y2 JP1984136314U JP13631484U JPH073809Y2 JP H073809 Y2 JPH073809 Y2 JP H073809Y2 JP 1984136314 U JP1984136314 U JP 1984136314U JP 13631484 U JP13631484 U JP 13631484U JP H073809 Y2 JPH073809 Y2 JP H073809Y2
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JP
Japan
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coil
lead wire
connection
coil end
electric machine
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JP1984136314U
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JPS6152454U (ja
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修 上田
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は回転電機ステータにあってそのコイル端部と口
出線とを接続する回転電機ステータの口出線接続装置に
関する。
〔考案の技術的背景〕
従来より、回転電機ステータとしては、第5図に示す様
にコア1をヨーク部2とティース部3とに分け構成し
て、そのティース部3に、合成樹脂など電気絶縁材から
成るボビン4に巻装したコイル5をそのボビン4ごと装
着し、その後ヨーク部2にティース部3を嵌着すること
によって、コア1にコイル5を装設せしめる様にしたも
のが供されている。而してこのものに於いては、コイル
5の一方の端部(巻終端部)5aがボビン4に立設した金
属ピン6に巻付けられて該金属ピン6同志を夫々接続線
7により接続することによって互いに接続され、そして
他方の端部(巻始端部)5bが第6図に示す様に口出線8
の外皮8aを除去して裸にした芯線8bの先端部に巻付けら
れて半田付けすることにより接続され、更にその接続部
を保護チューブ9により覆って該保護チューブ9をテー
プ10によりコイル5の外周部に止めることにより固定さ
れる様になっていた。
〔背景技術の問題点〕
然しながら上記従来のものの場合、コイル5の他方の端
部5bと口出線8との接続部を保護するのに保護チューブ
9という別部品が殊更必要で、更にその保護チューブ9
をコイル5の外周部に固定するのにテープ10という部品
まで必要であることから、コスト高となる問題点があっ
た。又、その保護チューブ9の一つ一つの装着並びに一
つ一つのテープ10止めという作業にも手間がかかるとい
う問題点があり、加えて保護チューブ9の装着の折りに
はそのエッジ部分で前記コイル端部5bと口出線8との接
続部分を傷付けたり或いは断線させたりするという問題
点まであった。
〔考案の目的〕
本考案は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従っ
てその目的は、コイル端部と口出線との接続部の保護と
固定について、コストの低廉化と作業の簡略化とを達成
できると共に、傷付きや断線の防止等も図り得、併せて
その接続部のコイルとの絶縁距離も簡単な構造で確保で
きる優れた回転電機ステータの口出線接続装置を提供す
るにある。
〔考案の概要〕
本考案は、ボビンに下方から上方へ開通する口出線挿通
孔及びこの口出線挿通孔の上方で二つが対峙する保護壁
並びにこの保護壁間に前記コイルの巻装部から延びて連
通するコイル端部挿通溝を有すると共にそのコイル端部
挿通溝中に高さがコイル外周より高く、保護壁よりも低
い突起を有する接続台部を設け、その口出線挿通孔に口
出線を、コイル端部挿通溝にコイル端部を夫々通して、
これら口出線及びコイル端部を接続台部の上方で接続
し、その接続部を前記突起の上面に当たって止められる
までの範囲折曲して前記保護壁間に前記接続部が保護壁
上端より上に出ない位置で収容位置せしめたものであ
り、以てコイル端部と口出線との接続部を保護チューブ
を要することなく保護できると共に、テープを要するこ
となく固定でき、そしてその接続部とコイルとの絶縁距
離を単なる突起により確保できる様にしたことを特徴と
するものである。
〔考案の実施例〕
以下本考案は一実施例につき第1図乃至第4図を参照し
て説明するに、先ず第2図には先の第5図と同一の部分
に同一の符号を付して示しており、従って同図中、1は
ヨーク部2とこれに嵌着したティース部3とから成るコ
ア、4は合成樹脂など電気絶縁材から成るボビン、5は
ボビン4に巻装して該ボビン4ごとコア1のティース部
3に装着したコイル、6はボビン4に立設されコイル5
の一方の端部5aを接続すると共に接続線7を接続した金
属ピン、8は口出線である。而して上記ボビン4には第
1図,第3図及び第4図に示す様に、下方から上方へ開
通する口出線挿通孔11を有すると共にこの口出線挿通孔
11の上方で二つが対峙する保護壁12を有し且つこの保護
壁12間にコイル5の巻装部から延びて連通するコイル端
部挿通溝13を有する接続台部14を突設しており、その中
で特に口出線挿通孔11は口出線8の外皮8aの外径に合っ
た下部の径大孔11aと芯線8bの外径に合った上部の径小
孔11bとの二段状に形成し、又、コイル端部挿通溝13中
にはその中央部に高さがコイル5の外周より高く、保護
壁12よりも低い突起15を設けている。尚、突起15によっ
て分けられたコイル端部挿通溝13の両側部分はいずれも
口出線8の芯線8bの径より小なる幅寸法を有する様に定
めている。そしてその他、ボビン4の上記接続台部14近
くの下方部には突起16を設けており、更にボビン4の各
角部には切欠き状の凹部17を設けていて、この凹部17に
口出線8を掛け、更に該口出線8は突起16と接続台部14
との間に挟み込んで口出線挿通孔11に下方から通し外皮
8aの端面部を該口出線挿通孔11内部の段部11cに止めて
裸状の芯線8b先端部を上方に突出させている。これに対
して一方、コイル5の他方の端部5bはコイル端部挿通溝
13を通して上方に導出させ、その導出端部と上記口出線
8の突出端部とを、該突出端部にコイル端部5bの導出端
部を巻付けて半田付けすることにより、接続している。
そしてその後、その接続部Aは折曲特に本実施例の場合
コイル端部5bにテンションがかからぬようコイル端部挿
通溝13側へ倒す様にして突起15の上面に当たって止めら
れるまでの範囲折曲しており、それにより二つの保護壁
12間に接続部Aが保護壁12上端より上に出ない位置で、
かつコイル5とは一定の距離を置いて収容位置せしめて
いる。
さて、上述の如く構成したものの場合、コイル端部5bと
口出線8との接続部Aは接続後折曲して保護壁12間に接
続部Aが保護壁12上端より上に出ない位置で収容位置せ
られているのであるから、その保護壁12により保護され
るもので、即ち外部の当接物はその保護壁12に当接して
止められることによりそれ以上の進入が阻止され上記接
続部Aとの接触が避けられるものであり、而して斯様に
保護壁12により接続部Aを保護し得ることによって従来
の保護チューブ9はもはや必要なく不要ならしめ得る。
そして一方、接続部Aの固定も、口出線8が口出線挿通
孔11に通されていて動かない様になっていることを基準
に、コイル端部5bがコイル端部挿通溝13に通され、更に
接続部A自体保護壁12間に収容位置されていて、夫々動
きが規制される様になっているのであるから、確実にで
き、よって従来のテープ10も不要ならしめ得るものであ
り、先の保護チューブ9を不要ならしめ得たことと併せ
てコストの低廉化を達成できる。又この場合、保護チュ
ーブ9の一つ一つの装着並びにテープ10止めといった煩
しい作業も一切不要ならしめ得るものであり、作業の簡
略化を達成できる。加えて、保護チューブ9を不要なら
しめ得るのであるから、その装着時のエッジ部分による
傷付き或いは断線といったことも防止でき、不良品の発
生率を少なくできる。併せて接続部Aをコイル5側へ折
曲しながらも、その折曲はコイル5の外周より高く位置
する突起15の上面に当たるまでの範囲で止められ、過度
に折曲されることがないので、結局、該接続部Aをコイ
ル5に接触させてしまうこともなく、該コイル5との絶
縁距離を確保でき、よってレアショートと同じ状態の発
生等も防止できて該コイル5を正常に機能させ得、ひい
ては回転電機全体としても所期の性能を充分に得ること
ができる。又この場合、複雑な構造等は必要とせずコイ
ル挿通溝13中に突起15を設けるだけで良く、更にそれに
よって組立後の検査等も必要ない確実な絶縁距離の確保
ができるので、コストも安く抑えることができる。
尚、特に突起15をコイル端部挿通溝13中の中央部に設け
た上記実施例の場合には、その両側に分けて二本の異な
るコイル端部を通し得る利点を有する。但し、このこと
は必ずしも必要な事柄ではなく、従って突起15はコイル
端部挿通溝13の一方側に寄せて設けられていても良い。
その他、本考案は上記し且つ図面に示した実施例にのみ
限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適
宜変更して実施し得る。
〔考案の効果〕
以上の記述にて明らかな様に本考案の回転電機ステータ
の口出線接続装置は、コイルをボビンに巻装してコアに
装設して成る回転電機ステータにあって、前記ボビン
に、下方から上方へ開通する口出線挿通孔及びこの口出
線挿通孔の上方で二つが対峙する保護壁並びにこの保護
壁間に前記コイルの巻装部から延びて連通するコイル端
部挿通溝を有すると共にそのコイル端部挿通溝中に高さ
がコイル外周より高く、保護壁よりも低い突起を有する
接続台部を設け、その口出線挿通孔に口出線を、コイル
端部挿通溝にコイル端部を夫々通して、これら口出線及
びコイル端部を接続台部の上方で接続し、その接続部を
前記突起の上面に当たって止められるまでの範囲コイル
側へ折曲して前記保護壁間にその接続部が保護壁上端よ
り上に出ない位置で収容位置せしめたことを特徴とする
ものであり、以てコイル端部と口出線との接続部を保護
チューブを要することなく保護でき、又、テープを要す
ることなく固定できると共に、該接続部とコイルとの絶
縁距離も単なる突起により確保できるというものである
から、コイル端部と口出線との接続部の保護と固定につ
いて、コストの低廉化と作業の簡略化とを達成でき、
又、傷付きや断線の防止等も図り得る上、更には該接続
部のコイルとの絶縁距離も簡単な構造で確保し得、回転
電機の所期の性能を充分に得ることができると共にコス
トも安く抑え得るなど、種々の優れた効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の一実施例を示し、第1図は
主要部の縦断面図、第2図は全体の平面図、第3図は口
出線接続前のボビンの平面図、第4図は口出線接続後の
ボビンの斜視図であり、そして第5図は従来構造を示し
た第2図相当図、第6図は同従来構造の主要部の縦断面
図である。 図中、1はコア、4はボビン、5はコイル、5bはコイル
の他方の端部(コイル端部)、8は口出線、11は口出線
挿通孔、11aは径大孔、11bは径小孔、11cは段部、12は
保護壁、13はコイル端部挿通溝、14は接続台部、15は突
起、Aは接続部である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルをボビンに巻装してコアに装設して
    成る回転電機ステータにあって、前記ボビンに、下方か
    ら上方へ開通する口出線挿通孔及びこの口出線挿通孔の
    上方で二つが対峙する保護壁並びにこの保護壁間に前記
    コイルの巻装部から延びて連通するコイル端部挿通溝を
    有すると共にそのコイル端部挿通溝中に高さがコイル外
    周より高く、保護壁よりも低い突起を有する接続台部を
    設け、その口出線挿通孔に口出線を、コイル端部挿通溝
    にコイル端部を夫々通して、これら口出線及びコイル端
    部を接続台部の上方で接続し、その接続部を前記突起の
    上面に当たって止められるまでの範囲コイル側へ折曲し
    て前記保護壁間に前記接続部が保護壁上端より上に出な
    い位置で収容位置せしめたことを特徴とする回転電機ス
    テータの口出線接続装置。
  2. 【請求項2】接続台部はコイル端部挿通溝中の中央部に
    突起を有することを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項に記載の回転電機ステータの口出線接続装置。
JP1984136314U 1984-09-08 1984-09-08 回転電機ステ−タの口出線接続装置 Expired - Lifetime JPH073809Y2 (ja)

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JPS6152454U JPS6152454U (ja) 1986-04-09
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WO2017163411A1 (ja) * 2016-03-25 2017-09-28 三菱電機株式会社 操作装置

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