JP2802161B2 - 樹脂モールドモータの固定子 - Google Patents

樹脂モールドモータの固定子

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JP2802161B2
JP2802161B2 JP2317383A JP31738390A JP2802161B2 JP 2802161 B2 JP2802161 B2 JP 2802161B2 JP 2317383 A JP2317383 A JP 2317383A JP 31738390 A JP31738390 A JP 31738390A JP 2802161 B2 JP2802161 B2 JP 2802161B2
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昌享 ▲高▼田
勘治 井崎
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松下精工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ファンなどを駆動する樹脂モールドモータ
の固定子の構造に関するものである。
従来の技術 近年、樹脂モールドモータは、小型化,機械化,コス
ト低減を追求する一方で、より一層の安全性および品質
の向上を図ることが求められている。
従来、この種の樹脂モールドモータの固定子は、実開
昭64−2547号公報に示すような構成が一般的であった。
以下、その構成について第4図および第5図を参照しな
がら説明する。図に示すように、インシュレータ53a,53
bは固定子鉄心52の内側に形成された歯58およびスロッ
ト51と嵌合する櫛状係合部59a,59bが形成されており、
この櫛状係合部59a,59bは一端側に外環状部60a,60bが形
成され、この外環状部60a,60bの内側でかつ固定子鉄心5
2の歯58の内側上部に相当する箇所には内環状部61a,61b
が形成されている。そして一方のインシュレータ53aの
外環状部60aの外側には、巻線結線端部54aとコネクタ用
ターミナル部54bよりなるターミナル54を装着するため
の孔55を備えたブロック状突起56が軸方向に突出するよ
うに一体形成されている。
上記構成において、インシュレータ53a,53bを固定子
鉄心52の両側から嵌合させて、固定子鉄心52を保持する
と共に絶縁し、巻線57を外環状部60a,60bと内環状部61
a,61bの間に巻装したのち、ブロック状突起56に形成さ
れた孔55に、コネクタ用ターミナル部54bをブロック状
突起56に対して垂直に突出し、巻線結線端部54aが外環
状部60a,60bと内環状部61a,61bとの間に配設するように
挿着し、巻線結線端部54aと巻線端57aを半田付けにより
接続してから、樹脂でモールドしていた。
発明が解決しようとする課題 このような従来の樹脂モールドモータの固定子では、
ブロック状突起56が軸方向に突出するため、モータ全高
が高くなるという課題があった。また、巻線結線端部54
aが外環状部60a,60bと内環状部61a,61bとの間に位置す
るため、巻線端57aと巻線結線端部54aの半田付け作業を
容易に行うことができないという課題があった。また、
巻線上部上方にて半田付けを行うため、半田付け時の熱
および半田くずの落下などにより巻線の絶縁被覆が破壊
されてレアショートを起こしてしまうという危険性を有
していた。さらに、モールド成形時に、樹脂の流動圧に
より、相の異なる巻線端が接触し、レアショートを起こ
してしまうという危険性を有していた。
本発明は上記課題を解決するもので、モータ全高が高
くならない薄型で、巻線端末の接続が容易に行え、断線
およびレアショートのない高品質の樹脂モールドモータ
の固定子を提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、スロットを有す
る固定子鉄心と、巻線端末接続部とコネクタ用ターミナ
ル部とを有し、巻線端末接続部よりコネクタ用ターミナ
ル部を長くした略コ字状の端子ピンと、前記固定子鉄心
の端面と略同一面に前記巻線端膜接続部と前記コネクタ
用ターミナル部を前記固定子鉄心外周側に突出させて狭
持する狭持手段を一体的に構成するインシュレータと、
このインシュレータを介して前記固定子鉄心に直接巻装
される巻線と、前記インシュレータの狭持手段近傍に前
記巻線の巻線部と巻線端末の間の巻線を支持する支持手
段を設け、前記端子ピンのコネクタ用ターミナル部を露
出して樹脂で前記固定子鉄心,巻線,インシュレータ,
端子ピンの巻線端末接続部を一体的に成形固化してなる
樹脂モールドモータの固定子の構成。
作用 本発明は上記した構成により、巻線端末と端子ピンを
固定子鉄心との接触面と略同一面上の固定子鉄心外周側
へ突出した位置で接続するため、固定子全高を低くする
ことができるとともに、巻線端末を絡げた巻線端末接続
部を直接半田漕に漬けることが可能となる。また、半田
付け時の熱の影響および半田くずの巻線への落下も防止
できるうえに、巻線端末を一旦インシュレータの支持手
段に支持してから端子ピンに接続し、樹脂モールドする
ので、樹脂の流動圧により相の異なる巻線端が接触する
ことを防止することもできるものである。
実 施 例 以下、本発明の一実施例について第1図〜第3図を参
照しながら説明する。図に示すように、固定子鉄心2に
一体成形されたインシュレータ1の固定子鉄心2との接
触面と略同一面上に、略コ字状の端子ピン4を挟持する
ための挟持手段3と、この挟持手段3の近傍に巻線6の
巻線端末7を支持するための支持手段5であるV溝8を
有するガイド突起9を設けている。
上記構成において、端子ピン4をインシュレータ1の
上持手段3に、コネクタ用ターミナル部4aと巻線端末接
続部4bを固定子鉄心2の外径方向に突出させて上持し、
巻線6を巻装する。巻線6の巻終わりである巻線端末7
をガイド突起9のV溝8に支持してから、端子ピン4の
巻線端末接続部4bに絡げた後、半田付けにて接続され巻
線加工が終了する。この状態で端子ピン4のコネクタ用
ターミナル部4aを外部に露出するようにモールド樹脂10
を注入し、固定子鉄心2とインシュレータ1と巻線6と
巻線端末接続部4bとを一体的に成形する。
なお、上記実施例ではV溝8を有するガイド突起9を
支持手段5としたが、他の手段として、巻線端末7を絡
げるガイド突起としてもよく、要するに相の異なる巻線
端末が接触することなく支持される構造であれが、初期
の目的を達成できるものである。
発明の効果 以上の実施例の説明からも明らかなように、本発明に
よれば、インシュレータの固定子鉄心との接触面と略同
一面上に巻線端末を接続する略コ字状の端子ピンを挟持
し、この端子ピンを挟持する挟持手段の近傍に巻線端末
を支持する支持手段を設ける構成とすることにより、巻
線端末と端子ピンを固定子鉄心との接触面と略同一面上
の固定子鉄心外へ突出した位置で接続するため、巻線端
末を絡げた端子ピンの巻線端末接続部を直接半田漕に漬
けることが可能な構造となるので、半田付け作業に要す
る時間を短縮することができ、レアショートの原因であ
る相の異なる巻線の接触および半田付け時の熱の影響、
半田くずの巻線への落下がない高品質で、固定子軸方向
長さが長くならない薄型のモータの製造が可能となる効
果のある樹脂モールドモータの固定子を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の樹脂モールドモータの固定
子の巻線作業前の斜視図、第2図は同樹脂モールドモー
タの固定子の巻線作業後の斜視図、第3図は同樹脂モー
ルドモータの断面図、第4図は従来の樹脂モールドモー
タの固定子部分の分解斜視図、第5図は同樹脂モールド
モータの固定子の巻線作業後の斜視図である。 1……インシュレータ、2……固定子鉄心、3……挟持
手段、4……端子ピン、4a……コネクタ用ターミナル
部、4b……巻線端末接続部、5……支持手段、6……巻
線、7……巻線端末、10……モールド樹脂。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 3/00 - 3/52 H02K 5/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スロットを有する固定子鉄心と、巻線端末
    接続部とコネクタ用ターミナル部とを有し、巻線端末接
    続部よりコネクタ用ターミナル部を長くした略コ字状の
    端子ピンと、前記固定子鉄心の端面と略同一面に前記巻
    線端末接続部と前記コネクタ用ターミナル部を前記固定
    子鉄心外周側に突出させて狭持する狭持手段を一体的に
    構成するインシュレータと、このインシュレータを介し
    て前記固定子鉄心に直接巻装される巻線と、前記インシ
    ュレータの狭持手段近傍に前記巻線の巻装部と巻線端末
    の間の巻線を支持する支持手段を設け、前記端子ピンの
    コネクタ用ターミナル部を露出して樹脂で前記固定子鉄
    心,巻線,インシュレータ,端子ピンの巻線端末接続部
    を一体的に成形固定してなる樹脂モールドモータの固定
    子。
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