JP2878910B2 - 電動機のステータ - Google Patents

電動機のステータ

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JP2878910B2
JP2878910B2 JP24289992A JP24289992A JP2878910B2 JP 2878910 B2 JP2878910 B2 JP 2878910B2 JP 24289992 A JP24289992 A JP 24289992A JP 24289992 A JP24289992 A JP 24289992A JP 2878910 B2 JP2878910 B2 JP 2878910B2
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  • Motor Or Generator Frames (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、巻枠と該巻枠に巻装さ
れたコイルとを覆うように、モールド樹脂層が形成され
た電動機のステータに関する。
【0002】
【従来の技術】この種電動機のステータの従来構成につ
いて、図5および図6を参照して説明する。まず、図5
において、巻枠1の胴部1aには、コイル2が巻装され
ており、巻枠1およびコイル2の外表面はモールド樹脂
層3により被覆され、巻枠1にはヨークコア4が挿設さ
れている。そして、コイル2には、ブッシュ5が圧入さ
れたリード線6の一端が接続されており、リード線6の
他端はモールド樹脂層3を貫通して外部に導出されてい
る。この場合、リード線6の一端は、被覆が剥がされて
素線が露出しており、この露出したリード線6の素線部
分に、コイル2の一端を巻付けることにより、コイル2
にリード線6を接続している。
【0003】ところで、リード線6をモールド樹脂層3
から導出するには、図6に示すように、モールド樹脂層
3を形成するにあたって、リード線6をモールド成形型
(下型7のみ図示する)のキャビティ7aから導出する
必要がある。これには、まず、巻枠1に巻枠保持部材7
bを挿着し、この状態で、巻枠1をキャビティ7aに収
容する。次に、下型7の型合わせ面7cに刻設された凹
部7dにブッシュ5部分を装着して、リード線6を型合
わせ面7cから外部に導出する。そして、下型7と上型
(図示せず)とを型締めした後、キャビティ7a内に溶
融樹脂を注入する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成において、例
えばリード線6にブッシュ5を設けず、凹部7dにリー
ド線6を直接装着すると、下型7と上型とを型締めする
際に、リード線6が切断されてしまう虞れがある。従っ
て、凹部7dにリード線6を直接装着するには、リード
線6と凹部7dとの間に所定の隙間を設ける必要がある
が、すると、その隙間から樹脂が漏れ出てリード線6に
「ばり」が付着してしまうことになる。
【0005】そこで、従来では、リード線6に上述した
ブッシュ5を圧入して、そのブッシュ5部分をモールド
成形型によって挾持することにより、リード線6の切断
という危惧を解消し、しかも、リード線6に「ばり」が
付着してしまうことを防止している。しかしながら、ブ
ッシュ5を設けると、その分部品数が多くなってしまう
上、巻枠1をキャビティ7aに収容するにあたって、凹
部7dにブッシュ5を装着する必要が有り、作業性が低
下する。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、モールド成形型へのセットが容易
で、しかも、ブッシュを使用しない部品数の少ない構成
でありながら、リード線に「ばり」が付着することを防
止できる電動機のステータを提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、筒状をなす巻
枠と、この巻枠の胴部に巻装されたコイルと、前記巻枠
に挿設されたヨークコアとを備えた電動機のステータに
おいて、前記巻枠の一端面に凸部を設け、前記巻枠の他
端面から前記胴部および前記凸部を貫通して外部に連通
する貫通孔を形成し、この貫通孔にリード線を挿通し
て、このリード線の一端を該貫通孔における前記他端面
側から突出させて前記コイルに接続すると共に前記リー
ド線の他端を該貫通孔における前記凸部側から外部に導
出し、前記巻枠および前記コイルのうち前記凸部の先端
部を除いた部分をモールド樹脂層により被覆したところ
に特徴を有する。
【0008】
【作用】上記手段によれば、まず、貫通孔にリード線を
挿通して、このリード線の一端を該貫通孔における前記
他端面側から突出させてコイルに接続し、リード線の他
端を該貫通孔における前記凸部側から外部に導出する。
次に、これを、モールド成形型のキャビティに収容して
溶融樹脂を注入することによりモールド樹脂層を形成し
た後、巻枠にヨークコアを挿設する。
【0009】この場合、リード線が導出される凸部の先
端部には、モールド樹脂層を形成しないようにしたの
で、モールド樹脂層を形成するにあたっては、モールド
成形型により、巻枠の一部である凸部の先端部が保持さ
れて、その凸部が従来のブッシュに相当する機能を果た
すようになる。しかも、モールド樹脂層を形成するにあ
たっては、成形型にブッシュを装着する必要がないの
で、作業性が向上する。
【0010】尚、成形型のキャビティと外部とは、貫通
孔を通して連通している。しかしながら、貫通孔は、巻
枠の胴部および凸部を貫通しており、経路が長く、しか
も、貫通孔全域にわたってリード線が挿通されているた
め、キャビティ内の溶融樹脂が貫通孔に侵入したとして
も、溶融樹脂の流動抵抗が大となるため、その樹脂が、
貫通孔から外部に漏れ出すことはない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき、図1ないし
図4を参照して説明する。まず、図1および図2におい
て、角筒状をなす巻枠11の胴部11aには、コイル1
2が巻装されており、巻枠11の一端面には、短柱状を
なす凸部11bが形成されている。また、巻枠11に
は、その他端面側から胴部11aおよび凸部11bを貫
通して外部に連通する貫通孔11c,11cが形成され
ており、貫通孔11c,11cには、リード線13,1
3が挿通されている(図1には一方のリード線13のみ
を示す)。これらリード線13,13の一端は、夫々被
覆が剥がされて素線が露出した状態になっており、他端
は、夫々貫通孔11cの凸部11b側から外部に導出さ
れた後、一本に結束されてコネクタ14に接続されてい
る。
【0012】巻枠11の図示左側の端板11dには、切
欠部11eが設けられており、コイル12を構成する素
線のうち、巻回開始部分および巻回終了部分に位置する
ものは、夫々切欠部11eから端板11dの外側に導出
されている。そして、これらの素線を、夫々リード線1
3の素線部分に巻付けることにより、リード線13の一
端が、貫通孔11cにおける他端面側からコイル12に
接続されている。
【0013】巻枠11およびコイル12のうち、凸部1
1bの先端部を除く部分は、図4にも示すように、モー
ルド樹脂層15により被覆されている。モールド樹脂層
15は、後述するように、モールド成形により形成され
たものであり、コイル12を湿気等から保護する機能を
有している。また、図1に示すように、巻枠11のヨー
クコア挿通孔11fには、ヨークコア16が挿設されて
いる。ヨークコア16は、第1のヨークコア16aとコ
字状をなす第2のヨークコア16bとに分割可能に構成
されており、両ヨークコア16a,16bにより形成さ
れた空間部17にロータ(図示せず)が挿入配置され
る。
【0014】また、図3において、モールド樹脂層15
を形成するモールド成形型の一部である下型18は、図
示しない上型と対をなすものである。そして、下型18
の型合わせ面18aには、凸部11bの先端部が装着さ
れる凹部18b,リード線13,13が装着される凹部
18cが形成され、上型の型合わせ面(図示せず)に
は、凹部18b,18cに対応する凹部(図示せず)が
夫々形成されている。尚、巻枠保持部材19は、後述す
るように、巻枠11のヨークコア挿通孔11fに挿着さ
れるものであり、モールド成形型の一部として機能す
る。
【0015】次に、上記電動機のステータを製作する手
順について説明する。まず、図1および図2において、
貫通孔11c,11cにリード線13,13を挿通し
て、リード線13,13の素線部分に、コイル12の素
線を巻付ける。次に、図3に示すように、巻枠11のヨ
ークコア挿通孔11fに巻枠保持部材19を挿着し、凸
部11bの先端部が凹部18bに装着されるように、こ
れをキャビティ18dに収容する。
【0016】すると、凸部11bから導出されたリード
線13,13が、自ずと凹部18cに装着され、成形型
から外部に導出される。そして、下型18と上型とを型
締めして、両型相互間で凸部11bの先端部を保持し、
キャビティ18dに溶融樹脂を注入してモールド樹脂層
15を形成する。この後、成形型から成形品を取出し
て、その成形品から巻枠保持部材19を取外す。そし
て、ヨークコア挿通孔11fに、分割された第1ヨーク
コア16aを挿設し、この第1のヨークコア16aに第
2のヨークコア16bを接合する。
【0017】上記実施例によれば次の効果を奏する。即
ち、リード線13が導出される凸部11bの先端部に
は、モールド樹脂層15を形成しないようにしたので、
モールド樹脂層15を形成するにあたっては、モールド
成形型により、巻枠11の一部である凸部11bの先端
部が保持されて、従来のブッシュに相当する機能を果た
すようになる。従って、ブッシュを設けなくとも、リー
ド線13部分からの溶融樹脂の漏れはなくなり、リード
線13に「ばり」が付着することを防止できる。また、
巻枠11をモールド成形型にセットするにあたっては、
ブッシュを装着する必要がなく、しかも、図3に示すよ
うに、キャビティ19a内に巻枠11を収容すれば、リ
ード線13が自ずと凹部18cに装着されるので、作業
性が向上する。
【0018】尚、キャビティ18dと外部とは、貫通孔
11cを通して連通している。しかしながら、貫通孔1
1cは、胴部11a,凸部11bを貫通しており、経路
が長く、しかも、貫通孔11c全域にわたってリード線
13が挿通されているため、キャビティ18d内の溶融
樹脂が貫通孔11c内に侵入したとしても、溶融樹脂の
流動抵抗が大となるため、その樹脂が、貫通孔11cか
ら外部に漏れ出すことはない。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の電動機のステータによれば、モールド樹脂層を形成す
るにあたっては、モールド成形型により、巻枠の一部で
ある凸部の先端部が保持されてブッシュとして機能する
ようになる。その結果、ブッシュを設けなくとも、リー
ド線部分からの溶融樹脂の漏れがなくなって、リード線
に「ばり」が付着することを防止でき、しかも、巻枠を
モールド成形型にセットするにあたっては、モールド成
形型にブッシュを装着する必要がないので、作業性が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す横断面図
【図2】図4のイ−イ線に沿う断面図
【図3】下型に巻枠をセットした状態を示す上面図
【図4】上面図
【図5】従来例を示す図1相当図
【図6】図3相当図
【符号の説明】
11は巻枠、11aは胴部、11bは凸部、11cは貫
通孔、12はコイル、13はリード線、15はモールド
樹脂層、16はヨークコアを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 3/44 H02K 5/08 H02K 15/04 - 15/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状をなす巻枠と、この巻枠の胴部に巻
    装されたコイルと、前記巻枠に挿設されたヨークコアと
    を備えたものにおいて、前記巻枠の一端面に凸部を設
    け、前記巻枠の他端面から前記胴部および前記凸部を貫
    通して外部に連通する貫通孔を形成し、この貫通孔にリ
    ード線を挿通して、このリード線の一端を該貫通孔にお
    ける前記他端面側から前記コイルに接続すると共に前記
    リード線の他端を該貫通孔における前記凸部側から外部
    に導出し、前記巻枠および前記コイルのうち前記凸部の
    先端部を除いた部分をモールド樹脂層により被覆したこ
    とを特徴とする電動機のステータ。
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CN110945749B (zh) * 2017-07-28 2023-01-24 松下知识产权经营株式会社 电动机、风机以及冰箱

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