JP2912735B2 - 樹脂モールドモータの固定子 - Google Patents

樹脂モールドモータの固定子

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昌亨 高田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファンなどを駆動する
樹脂モールドモータの固定子の構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、樹脂モールドモータは、小型化・
機械化・コスト低減を追求する一方で、より一層の安全
性および品質の向上を図ることが求められている。
【0003】従来、この種の樹脂モールドモータの固定
子は、実開昭64−2547号公報に示すような構成が
一般的であった。しかしながらそのような構成ではモー
タ全高が高くなるという課題があったため、我々はすで
に図7〜図9に示すような方法を提案している。図にお
いて27は、固定子鉄心12に一体成形されたインシュ
レータで、外径側の一部を固定子鉄心12との接触面と
略同一面上で外径方向に突出する突出部21を有し、突
出部21には固定用の突起を設けた端子ピン26を圧入
するための貫通穴25を開口している。22および23
はインシュレータ27を成形するための金型で、金型2
2には貫通穴25を形成するための突起部24がある。
【0004】上記構成において、インシュレータ27を
固定子鉄心12に一体成形した後、端子ピン26を突出
部21の貫通穴25に貫通させて圧入し、巻線11を巻
装する。次に巻線11の巻線端末8を端子ピン26の片
側にからませ、半田付けにて接続する。この状態で端子
ピン26の半田付けされていない側が露出するようにモ
ールド樹脂9を注入し、固定子鉄心12とインシュレー
タ27と巻線11と突出部21の巻線端末8の接続側を
一体的に成形していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の樹脂
モールドモータの固定子では、図7に示すように貫通穴
25を形成するための金型22の突起部24が長いの
で、図に矢印で示すインシュレータ27の成形時の樹脂
の流動圧に対して弱くなり、突起部24の径を太くする
必要があり、そのため貫通穴25も大きくなるので、端
子ピン26と貫通穴25の間に隙間ができ、モールド樹
脂9を注入する際に、巻線端末接続側より隙間をとうし
て、反対側にモールド樹脂9が漏れて、端子ピン26に
コネクターなどが接続できなくなるという課題があっ
た。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、樹脂
漏れのない高品質の樹脂モールドモータの固定子を提供
することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明上記目的を達成
するための第1の手段は、スロットを有する固定子鉄心
と、この固定子鉄心と接する面と略同一面上で固定子鉄
心外周側に突出する突出部を有するインシュレータと、
このインシュレータを介して前記固定子鉄心に直接巻装
される巻線と、前記インシュレータの突出部に穴の両端
面から中心に向かって径が小となる貫通穴を設け、この
貫通穴に貫通させて設けられ前記巻線の端末を接続する
端子ピンを具備し、前記突出部の片面を露出して樹脂で
前記固定子鉄心、巻線、端子ピンを一体的に成形固化し
て成る樹脂モールドモータの固定子の構成としたもので
ある。また、第2の手段は前記貫通穴の中心部近傍に樹
脂の薄膜を形成した樹脂モールドモータの固定子の構成
としたものである。
【0008】
【作用】本発明は上記した第1の手段の構成により、貫
通穴を形成するための金型の突起部を両側の金型から突
出させる構造となり、突起部の長さが短くなるので突起
部強度増加し、突起先端部径を端子ピン幅より細くす
ることが可能となる。そのため、端子ピンを貫通穴に対
して隙間なく圧入することができ、モールド樹脂の貫通
穴を通じての漏れを防止することができる。
【0009】また、第2手段の構成は貫通穴の中心部に
樹脂の薄膜を形成したもので、端子ピンがその薄膜を突
き破って圧入されるので、さらに端子ピンと貫通穴の隙
間がなくなり、樹脂漏れの防止がより確実になるもので
ある。
【0010】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について図1〜
図5を参照しながら説明する。図に示すように10は固
定子鉄心12に一体成形されたインシュレータで、外径
側の一部を固定子鉄心12との接触面と略同一面上で外
径方向に突出する突出部1を有し、突出部1には端子ピ
ン7を圧入するための貫通穴2を開口している。貫通穴
2は、中心部の径(図におけるφD)が両端部の径(図
におけるφD)より小さくなっており、中心部の径は端
子ピン7の幅より細く形成されている。2および3は、
インシュレータ10を成形するための金型で、突出部1
の近傍を示しており、それぞれに貫通穴2を形成するた
めの突起部5と6が形成されている。
【0011】上記構成において、インシュレータ10を
固定子鉄心12に一体成形した後、端子ピン7を突出部
1の貫通穴2に貫通させて圧入し、巻線11を巻装す
る。次に巻線11の巻線端末8を端子ピン7の片側にか
らませ、半田付けにて接続する。この状態で端子ピン7
の半田付けされていない側が露出するようにモールド樹
脂9を注入し、固定子鉄心12とインシュレータ10と
巻線11と突出部1の巻線端末8の接続側を一体的に成
形する。
【0012】このように、本発明の第1の実施例の樹脂
モールドモータの固定子によれば貫通穴2を形成するた
めの金型3、4の突起部5、6の長さが突出部1の幅
(図におけるL)の1/2の長さでよく、短いためイン
シュレータ10を成形するための樹脂の流動圧(図にお
ける矢印)に対する突起部5、6の強度が増加するの
で、先端部の径を端子ピン7の幅より細くすることが可
能になり、端子ピン7を貫通穴2に圧入しても、端子ピ
ン7と貫通穴2間に隙間が発生しないという効果が得ら
れることになる。
【0013】つぎに、本発明の第2の実施例について図
6を参照しながら説明する。なお、第1の実施例と同一
部分には同一番号を付けて詳細な説明は省略する。図に
示すように、突出部13の貫通穴14の中心部に、イン
シュレータの樹脂の薄膜15を形成したものである。
【0014】上記構成により端子ピン7の貫通穴14へ
の圧入が薄膜15を突き破りながらなされるこのよう
に本発明の第2の実施例の樹脂モールドモータの固定子
によれば第1の実施例よりさらに端子ピン7と貫通穴2
間に隙間が発生しないことになる。
【0015】
【発明の効果】以上の実施例の説明からも明らかなよう
に、本発明によれば、インシュレータの突出部に穴の両
端面から中心に向かって径が小となる貫通穴を設け、こ
の貫通穴に端子ピンを圧入するようにしたので、端子ピ
ン7と貫通穴2間に隙間が発生せず、モールド樹脂を注
入しても樹脂漏れの発生しない高品質のモータの製造が
できる効果のある樹脂モールドモータの固定子を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の樹脂モールドモータの固
定子のインシュレータ突出部の貫通穴部の断面図
【図2】同貫通穴を形成する成形金型の断面図
【図3】同樹脂モールドモータの固定子のインシュレー
タ突出部の断面図
【図4】同樹脂モールドモータの固定子の巻線作業後の
斜視図
【図5】同樹脂モールドモータの断面図
【図6】同第2実施例の樹脂モールドモータの固定子の
インシュレータ突出部の貫通穴部の断面図
【図7】従来の樹脂モールドモータの固定子のインシュ
レータ突出部の貫通穴を形成する成形金型の断面図
【図8】同樹脂モールドモータの固定子のインシュレー
タ突出部の断面図
【図9】同樹脂モードモータの断面図
【符号の説明】
1 突出部 2 貫通穴 7 端子ピン 8 巻線端末 9 モールド樹脂 10 インシュレータ 11 巻線 12 固定子鉄心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−200251(JP,A) 実開 昭61−51720(JP,U) 実開 昭50−33704(JP,U) 実開 昭64−2547(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 3/38 H02K 1/18 H02K 5/22 H02K 15/12 H01R 9/22 - 9/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロットを有する固定子鉄心と、この固
    定子鉄心と接する面と略同一面上で固定子鉄心外周側に
    突出する突出部を有するインシュレータと、このインシ
    ュレータを介して前記固定子鉄心に直接巻装される巻線
    と、前記インシュレータの突出部に穴の両端面から中心
    に向かって径が小となる貫通穴を設け、この貫通穴に貫
    通させて設けられ前記巻線の端末を接続する端子ピンを
    具備し、前記突出部の片面を露出して樹脂で前記固定子
    鉄心、巻線、端子ピンを一体的に成形固化して成る樹脂
    モールドモータの固定子。
  2. 【請求項2】 貫通穴の中心部近傍に樹脂の薄膜を形成
    した請求項1記載の樹脂モールドモータの固定子。
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