JP2746743B2 - 樹脂モールドモータの固定子 - Google Patents
樹脂モールドモータの固定子Info
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- JP2746743B2 JP2746743B2 JP28217290A JP28217290A JP2746743B2 JP 2746743 B2 JP2746743 B2 JP 2746743B2 JP 28217290 A JP28217290 A JP 28217290A JP 28217290 A JP28217290 A JP 28217290A JP 2746743 B2 JP2746743 B2 JP 2746743B2
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- circuit board
- printed circuit
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ファンなどを駆動する樹脂モールドモータ
の固定子の構造に関するものである。
の固定子の構造に関するものである。
従来の技術 近年、樹脂モールドモータの固定子の巻線端末および
リード処理においては、プリント基板を利用するものが
主流になってきている。
リード処理においては、プリント基板を利用するものが
主流になってきている。
従来、この種の樹脂モールドモータの固定子は、特開
昭61−214740号公報に示すような構成が一般的であっ
た。以下、その構成について第6図および第7図を参照
しながら説明する。図に示すように、21はスロットを有
する固定子鉄心でインシュレータ22を介して巻線23を巻
装し、前記巻線23の端末部とリード線24を接続する配線
パターン25を有するプリント基板26を設け、インシュレ
ータ22の上端部に装着され、モールド樹脂27で固定子の
外被を形成している。
昭61−214740号公報に示すような構成が一般的であっ
た。以下、その構成について第6図および第7図を参照
しながら説明する。図に示すように、21はスロットを有
する固定子鉄心でインシュレータ22を介して巻線23を巻
装し、前記巻線23の端末部とリード線24を接続する配線
パターン25を有するプリント基板26を設け、インシュレ
ータ22の上端部に装着され、モールド樹脂27で固定子の
外被を形成している。
上記構成において、巻線23をインシュレータ22を介し
て固定子鉄心21に巻装し、その端末部をプリント基板26
の配線ターン25に半田付けしたのち、プリント基板26の
リード線24を半田付けする部分が露出するようにして、
モールド樹脂27で固定子鉄心21,インシュレータ22,巻装
23,プリント基板26を一体的に成形している。そののち
露出した配線パターン25にリード線24を半田付け接続し
ていた。
て固定子鉄心21に巻装し、その端末部をプリント基板26
の配線ターン25に半田付けしたのち、プリント基板26の
リード線24を半田付けする部分が露出するようにして、
モールド樹脂27で固定子鉄心21,インシュレータ22,巻装
23,プリント基板26を一体的に成形している。そののち
露出した配線パターン25にリード線24を半田付け接続し
ていた。
発明が解決しようとする課題 このような従来の樹脂モールドモータの固定子では、
プリント基板26がインシュレータ22の上端部に装着され
ているため、固定子の軸方向長さをプリント基板26およ
び半田付け高さだけ長くしなければならず、モータ全高
が高くなるという課題があった。また、モールド成形時
に、プリント基板26の両面に樹脂の注入あるいは流動圧
が加わり、プリント基板26が変形して配線パターン25が
断線したり、装着位置がずれたりすることにより、巻線
23の端末部がプリント基板26の半田付け部から剥がれて
しまうという課題もあった。
プリント基板26がインシュレータ22の上端部に装着され
ているため、固定子の軸方向長さをプリント基板26およ
び半田付け高さだけ長くしなければならず、モータ全高
が高くなるという課題があった。また、モールド成形時
に、プリント基板26の両面に樹脂の注入あるいは流動圧
が加わり、プリント基板26が変形して配線パターン25が
断線したり、装着位置がずれたりすることにより、巻線
23の端末部がプリント基板26の半田付け部から剥がれて
しまうという課題もあった。
本発明は上記課題を解決するもので、プリント基板を
使用してもモータ全高が高くならない薄型の、断線のな
い高品質の樹脂モールドモータの固定子を提供すること
を目的としている。
使用してもモータ全高が高くならない薄型の、断線のな
い高品質の樹脂モールドモータの固定子を提供すること
を目的としている。
課題を解決するための手段 本発明の樹脂モールドモータの固定子は、上記目的を
達成するために、スロットを有する固定子鉄心と、この
固定子鉄心と接する面と略同一面上で固定子外径側に突
き出たプリント基板保持部を有するインシュレータと、
前記固定子鉄心に前記インシュレータを介して巻装され
た巻線と、この巻線の端末部とリード線を接続するため
の配線パターンを有するプリント基板を備え、前記イン
シュレータのプリント基板保持部および前記プリント基
板の一部を露出させて、前記固定子鉄心とインシュレー
タとプリント基板と巻線を一体的に成形した樹脂モール
ドモータの固定子の構成としたものである。
達成するために、スロットを有する固定子鉄心と、この
固定子鉄心と接する面と略同一面上で固定子外径側に突
き出たプリント基板保持部を有するインシュレータと、
前記固定子鉄心に前記インシュレータを介して巻装され
た巻線と、この巻線の端末部とリード線を接続するため
の配線パターンを有するプリント基板を備え、前記イン
シュレータのプリント基板保持部および前記プリント基
板の一部を露出させて、前記固定子鉄心とインシュレー
タとプリント基板と巻線を一体的に成形した樹脂モール
ドモータの固定子の構成としたものである。
作用 本発明の樹脂モールドモータの固定子は、上記した構
成により、プリント基板が固定子鉄心の近傍で保持され
るため、固定子全高を低くすることができるとともに、
プリント基板に樹脂の注入あるいは流動圧力が直接加わ
ることがないので、配線パターンの断線や巻線端末部の
半田付け部からの剥がれを防止することもできるもので
ある。
成により、プリント基板が固定子鉄心の近傍で保持され
るため、固定子全高を低くすることができるとともに、
プリント基板に樹脂の注入あるいは流動圧力が直接加わ
ることがないので、配線パターンの断線や巻線端末部の
半田付け部からの剥がれを防止することもできるもので
ある。
実 施 例 以下、本発明の一実施例について第1図〜第5図を参
照しながら説明する。なお従来例と同一部分には同一番
号を付けて詳細な説明は省略する。図に示すように1は
固定子鉄心2に装着されたインシュレータで、外径側の
一部を固定鉄心2との接触面と略同一面上で外径方向に
突出させ、プリント基板3を突起4と壁5で位置決め固
定して保持するプリント基板保持部6を有している。そ
して、リード線7をプリント基板3の配線パターン8に
半田付けするためのリード孔9を設け、巻線10の端末部
11をプリント基板3の配線パターン8に導くためのガイ
ド突起12を設けている。
照しながら説明する。なお従来例と同一部分には同一番
号を付けて詳細な説明は省略する。図に示すように1は
固定子鉄心2に装着されたインシュレータで、外径側の
一部を固定鉄心2との接触面と略同一面上で外径方向に
突出させ、プリント基板3を突起4と壁5で位置決め固
定して保持するプリント基板保持部6を有している。そ
して、リード線7をプリント基板3の配線パターン8に
半田付けするためのリード孔9を設け、巻線10の端末部
11をプリント基板3の配線パターン8に導くためのガイ
ド突起12を設けている。
上記構成において、固定子鉄心2にインシュレータ1
を装着したのち、プリント基板3をプリント基板保持部
6に保持させ、巻線10を巻装する。そして、巻線10の巻
始めもしくは巻終わりである巻線端末11は、ガイド突起
12に巻き付けられてから、プリント基板3の配線パター
ン8に導かれ半田付けにて接続され巻線加工が終了す
る。この状態でプリント基板3のリード線接続部および
インシュレータ1のリード孔9部が、外部に露出するよ
うにモールド樹脂13を注入し、固定子鉄心2とインシュ
レータ1と巻線10とプリント基板3とを一体的に成形す
る。そしてリード孔9を通して、リード線7をプリント
基板3の露出部に半田付けにて接続する。
を装着したのち、プリント基板3をプリント基板保持部
6に保持させ、巻線10を巻装する。そして、巻線10の巻
始めもしくは巻終わりである巻線端末11は、ガイド突起
12に巻き付けられてから、プリント基板3の配線パター
ン8に導かれ半田付けにて接続され巻線加工が終了す
る。この状態でプリント基板3のリード線接続部および
インシュレータ1のリード孔9部が、外部に露出するよ
うにモールド樹脂13を注入し、固定子鉄心2とインシュ
レータ1と巻線10とプリント基板3とを一体的に成形す
る。そしてリード孔9を通して、リード線7をプリント
基板3の露出部に半田付けにて接続する。
このように本発明の実施例によれば、プリント基板3
が固定子鉄心2の近傍でインシュレータ1と一体的に構
成されるので、プリント基板3を使用しても固定子の軸
方向寸法が長くならず、また、モールド樹脂13の注入あ
るいは流動圧力をインシュレータ1で受けとることがで
き、プリント基板7の変形や位置ずれを防止できるとい
う効果が得られることになる。
が固定子鉄心2の近傍でインシュレータ1と一体的に構
成されるので、プリント基板3を使用しても固定子の軸
方向寸法が長くならず、また、モールド樹脂13の注入あ
るいは流動圧力をインシュレータ1で受けとることがで
き、プリント基板7の変形や位置ずれを防止できるとい
う効果が得られることになる。
発明の効果 以上の実施例の説明からも明らかなように、本発明に
よれば、固定子鉄心と接する面と略同一面上でプリント
基板とインシュレータを一体的に構成するので、プリン
ト基板の変形や位置ずれによる断線や半田剥がれのない
高品質で、固定子軸方向長さが長くならない薄型のモー
タの製造が可能となる効果のある樹脂モールドモータの
固定子を提供できる。
よれば、固定子鉄心と接する面と略同一面上でプリント
基板とインシュレータを一体的に構成するので、プリン
ト基板の変形や位置ずれによる断線や半田剥がれのない
高品質で、固定子軸方向長さが長くならない薄型のモー
タの製造が可能となる効果のある樹脂モールドモータの
固定子を提供できる。
第1図は本発明の一実施例の樹脂モールドモータの固定
子の要部断面図、第2図は同樹脂モールドモータの断面
図、第3図は同インシュレータ装着時の平面図、第4図
は同巻線およびプリント基板装着時の平面図、第5図は
同樹脂モールドモータの固定子の斜視図、第6図は従来
の樹脂モールドモータの斜視図、第7図は同モールド前
の固定子の斜視図である。 1……インシュレータ、2……固定子鉄心、3……プリ
ント基板、6……プリント基板保持部、7……リード
線、8……配線パターン、10……巻線。
子の要部断面図、第2図は同樹脂モールドモータの断面
図、第3図は同インシュレータ装着時の平面図、第4図
は同巻線およびプリント基板装着時の平面図、第5図は
同樹脂モールドモータの固定子の斜視図、第6図は従来
の樹脂モールドモータの斜視図、第7図は同モールド前
の固定子の斜視図である。 1……インシュレータ、2……固定子鉄心、3……プリ
ント基板、6……プリント基板保持部、7……リード
線、8……配線パターン、10……巻線。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−107630(JP,A) 特開 昭55−147939(JP,A) 特開 昭62−64243(JP,A) 実開 昭62−74473(JP,U) 実開 昭55−67656(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】スロットを有する固定子鉄心と、この固定
子鉄心と接する面と略同一面上で固定子外径側に突き出
たプリント基板保持部を有するインシュレータと、前記
固定子鉄心に前記インシュレータを介して巻装された巻
線と、この巻線の端末部とリード線を接続するための配
線パターンを有するプリント基板を備え、前記インシュ
レータのプリント基板保持部および前記プリント基板の
一部を露出させて、前記固定子鉄心とインシュレータと
プリント基板と巻線を一体的に成形した樹脂モールドモ
ータの固定子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28217290A JP2746743B2 (ja) | 1990-10-19 | 1990-10-19 | 樹脂モールドモータの固定子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28217290A JP2746743B2 (ja) | 1990-10-19 | 1990-10-19 | 樹脂モールドモータの固定子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04161032A JPH04161032A (ja) | 1992-06-04 |
JP2746743B2 true JP2746743B2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=17649031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28217290A Expired - Fee Related JP2746743B2 (ja) | 1990-10-19 | 1990-10-19 | 樹脂モールドモータの固定子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2746743B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002186212A (ja) * | 2000-12-11 | 2002-06-28 | Tamagawa Seiki Co Ltd | プリント基板を有するステータ構造 |
JP4834823B2 (ja) * | 2001-07-30 | 2011-12-14 | 多摩川精機株式会社 | プリント基板を有するステータ構造 |
DE102005044309B4 (de) * | 2005-09-16 | 2009-04-09 | Minebea Co., Ltd., Miyota | Halterung für Wicklungsdrähte für Statoren von Elektromotoren |
JP2020124003A (ja) * | 2019-01-29 | 2020-08-13 | 日本電産サンキョー株式会社 | ポンプ装置 |
-
1990
- 1990-10-19 JP JP28217290A patent/JP2746743B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04161032A (ja) | 1992-06-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |