JP3045762B2 - 樹脂モールドモータの固定子 - Google Patents

樹脂モールドモータの固定子

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JP3045762B2
JP3045762B2 JP2317373A JP31737390A JP3045762B2 JP 3045762 B2 JP3045762 B2 JP 3045762B2 JP 2317373 A JP2317373 A JP 2317373A JP 31737390 A JP31737390 A JP 31737390A JP 3045762 B2 JP3045762 B2 JP 3045762B2
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stator core
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勘治 井崎
昌享 高田
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松下精工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ファンなどを駆動する樹脂モールドモータ
の固定子に関する。
従来の技術 近年、モータの固定子の巻線端末およびリード処理に
おいては、プリント基板を利用するものが主流になって
きている。
従来この種のモータの固定子の巻線端末の処理は第7
図〜第11図に示すような構成であった。第7図〜第9図
は樹脂モールドモータの例であり、図において24は固定
子鉄心12に装着された絶縁端板で、固定子鉄心12の外径
より外側に突出した部分に、接続ピン25を絶縁端板24に
貫通させて立設させている。20は絶縁端板24を介して固
定子鉄心12に巻かれた巻線であり、その巻線端末21は接
続ピン25に半田付けにて接続されている。23は固定子鉄
心12、絶縁端板24、巻線20を一体的に成形するモールド
樹脂である。
上記構成において、絶縁端板12を装着した固定子鉄心
12に巻線20を巻装したのち、巻線端末21を接続ピン25に
巻き付け、半田付けにて電気的接続をおこない、その半
田付け側をモールド樹脂23でおおっていた。
(実願昭53−149334号(実開昭55−67656号)のマイク
ロフィルム) また、第10図〜第11図は鋼板製モータの例であり、図
において26はベース28の中央部に設けられたボス29に取
り付けられたプリント基板で、その一部に巻線端末21を
巻き付けるための突起27が設けられている。
上記構成において、巻線端末21はプリント基板26に設
けられた突起27に直接巻き付けられ、半田付けにて導電
パターンと電気的に接続されていた。(実願昭61−9596
0号(実開昭63−4175号)のマイクロフィルム) 発明が解決しようとする課題 このような従来のモータの固定子では、巻線を巻装し
たのちに、巻線端末の先端部が、直接接続ピンやプリン
ト基板の突起部に巻き付けられる為、巻線端末部を保護
する部分が無く、モールド成形の為に固定子を金型内に
セットするときや鋼板モータを組み立てる時などに、巻
線端末が金型の角部や鋼板外被等に接触して、絶縁被膜
が剥がれたり、あるいは断線したりするという課題があ
った。
又、巻線端末を巻き付けるピンや突起部分の周囲に、
固定子巻線やベースが形成されており、巻線端末を巻き
付ける際に、巻線端末が巻線やベースに接触しないよう
に作業をする必要があり、非常にやりにくく、またとき
によっては接触によって巻線端末が巻き付け途中で断線
してしまうという課題があった。
本発明は上記問題を解決するもので、巻線端末のプリ
ント基板への半田付け作業が容易にかつ確実に行える高
品質の樹脂モールドモータの固定子を提供することを目
的とするものである。
課題を解決するための手段 本発明における樹脂モールドモータの固定子は上記目
的を達成するために、スロットを有する固定子鉄心と、
この固定子鉄心と接する面と略同一面上で固定子外径側
に突出するとともに前記固定子鉄心に接する端面とプリ
ント基板間に巻線端末をプリント基板の外径側に導くた
めの空間を確保するための台座を設けたプリント基板保
持部を有するインシュレータと、前記固定子鉄心に前記
インシュレータを介して巻装される巻線と、この巻線の
端末部とリード線を接続するための配線パターンと前記
固定子鉄心外径より外側に突出し前記巻線の端末部を巻
き付け、半田付けにて前記配線パターンと接続される突
起部を有するプリント基板を備え、前記インシュレータ
のプリント基板保持部およびプリント基板のリード線半
田付け部を露出させて、前記固定子鉄心とインシュレー
タとプリント基板と巻線を一体的に成形した樹脂モール
ドモータの固定子の構成としたものである。
作用 本発明の樹脂モールドモータの固定子は上記した構成
により、固定子鉄心に接するインシュレータ端面とプリ
ント基板間に巻線端末をプリント基板の外径側に導くた
めの空間を確保し、その空間内をプリント基板に沿うよ
うにして巻付けを行う突起部に導いているため、巻線端
末が固定子外径より外側に飛び出したり、あるいは巻線
の上端方向に飛び出したりしないため、モールド成形の
為に固定子を金型内にセットするときなどに、巻線端末
が金型の角部等に接触し、絶縁被膜が剥がれたり、ある
いは断線したりすることがない。また、プリント基板と
固定子間に巻線端末が位置しているため、モールド成形
時の樹脂の流動圧が直接巻線端末部に加わる可能性が少
なく、モールド成形による断線の可能性を極めて少な
い。
さらに、突起部が固定子外径より外側に突出している
ので、巻線の端末部をプリント基板の突起部に巻き付け
るときに、巻線端末が固定子に接触することがなく、巻
き付け作業が容易で、かつ巻線端末の固定子への接触に
よる断線がない。
実施例 以下、本発明の一実施例について第1図〜第6図を参
照しながら説明する。なお従来例と同一部分には同一番
号を付けて詳細な説明は省略する。図において、1は固
定子鉄心12に装着されたインシュレータで、プリント基
板2を位置決め固定して保持するための台座3および壁
4と突起5を設けたプリント基板保持部6を有してい
る。そして台座3の端面は固定子鉄心12との接触面より
離れた位置にあり、プリント基板2が保持されたとき、
インシュレータ端面とプリント基板2間に間隙が形成さ
れるようになっている。
またプリント基板2の外径側には、固定子鉄心12の外
径より外側に突出した、巻線端末21を巻き付けるための
突起7が設けられている。
上記構成において、固定子鉄心12にインシュレータ1
を装着し、巻線20を巻装した後プリント基板2をプリン
ト基板保持部6に保持させる。次に巻線端末21をインシ
ュレータ1とプリント基板2間の間隙を通してプリント
基板2の外径側に導き、突起7に巻き付けた後に半田付
け固定子巻線加工が終了する。この状態でプリント基板
2のリード線接続部およびインシュレータ1のリード孔
19部が、外部に露出するようにモールド樹脂23を注入
し、固定子鉄心12とインシュレータ1と巻線20とプリン
ト基板2とを一体的に成形する。そしてリード孔19を通
して、リード線17をプリント基板2のリード線接続部に
半田付けにて接続する。
このように本発明の実施例によれば、インシュレータ
端面とプリント基板間に設けた空間に巻線端末を通し、
その空間内をプリント基板に沿うようにして巻付けを行
う突起部に導いているため、巻線端末が固定子外径より
外側に飛び出したり、あるいは巻線の上端方向に飛び出
したりすることはない。また、巻線端末21を巻き付ける
プリント基板2の突起部が、固定子鉄心12の外径より外
側に設けられているので、巻き付けるときに巻線端末21
が固定子鉄心12に接触しない状態での、巻付けが容易に
できる。
発明の効果 以上の実施例の説明から明らかなように、本発明によ
れば、巻線端末がインシュレータのプリント基板保持部
に設けられた台座によって確保された間隙を通して、固
定子鉄心の外径より外側に設けられたプリント基板の突
起に巻き付けられるので、巻線端末のプリント基板の突
起部への巻付けが容易で、かつ巻き付け時の固定子への
接触による断線がなく、又巻付け後も巻線端末の金型等
の角部への接触による断線の可能性もなく、さらにはモ
ールド成形時の樹脂の流動圧による断線の可能性も少な
い、高品質で安価な樹脂モールドモータの固定子を供給
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における樹脂モールドモータ
の固定子のプリント基板保持部分を示す断面図、第2図
は同プリント基板の突起部分を示す断面図、第3図は同
プリント基板保持部の斜視図、第4図は同樹脂モールド
モータの断面図、第5図は同巻線およびプリント基板装
着時の平面図、第6図は同樹脂モールドモータの固定子
の斜視図、第7図は従来の樹脂レールドモータの断面
図、第8図は同従来の樹脂モールドモータの固定子の絶
縁端板の接続ピン部を示す斜視図、第9図は同従来の樹
脂モールドモータの要部断面図、第10図は従来の鋼板モ
ータのプリント基板の突起部を示す斜視図、第11図は同
従来の鋼板モータの断面図である。 1……インシュレータ、2……プリント基板、3……台
座、6……プリント基板保持部、7……突起、12……固
定子鉄心、17……リード線、18……配線パターン、20…
…巻線、21……巻線端末。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭55−67656(JP,U) 実開 平2−49351(JP,U) 実開 昭63−4175(JP,U) 実開 昭60−156708(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スロットを有する固定子鉄心と、この固定
    子鉄心と接する面と略同一面上で固定子外径側に突出す
    るとともに前記固定子鉄心に接する端面とプリント基板
    間に巻線端末をプリント基板の外径側に導くための空間
    を確保するための台座を設けたプリント基板保持部を有
    するインシュレータと、前記固定子鉄心に前記インシュ
    レータを介して巻装される巻線と、この巻線の端末部と
    リード線を接続するための配線パターンと前記固定子鉄
    心外径より外側に突出し前記巻線の端末部を巻き付け、
    半田付けにて前記配線パターンと接続される突起部を有
    するプリント基板を備え、前記インシュレータのプリン
    ト基板保持部およびプリント基板のリード線半田付け部
    を露出させて、前記固定子鉄心とインシュレータとプリ
    ント基板と巻線を一体的に成形した樹脂モールドモータ
    の固定子。
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