JP3052538B2 - ブラシレスモータ - Google Patents

ブラシレスモータ

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JP3052538B2
JP3052538B2 JP4253992A JP4253992A JP3052538B2 JP 3052538 B2 JP3052538 B2 JP 3052538B2 JP 4253992 A JP4253992 A JP 4253992A JP 4253992 A JP4253992 A JP 4253992A JP 3052538 B2 JP3052538 B2 JP 3052538B2
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winding
circuit board
printed circuit
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stator core
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稔 黒田
憲重 森反
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超小型化・超薄型化のブ
ラシレスモータを自動組立化する構成に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、モータは自動化組立が行えるよう
に設計され、なおかつセットの軽量化・小型化・薄型化
の傾向に伴い超小型化・超薄型化が要求されている。
【0003】以下に従来のブラシレスモータについて説
明する。図4は従来のブラシレスモータのステータの構
成を示すものである。図4に示すように、1はステータ
コア、2は上側インシュレータでステータコア1に嵌挿
され固定されている。3は下側インシュレータでステー
タコア1に嵌挿され固定されている。4はステータコア
1に巻装された巻線である。6はプリント基板である。
5は巻線4の巻始めと巻終わりをプリント基板6に取り
付ける半田である。さらに、図5は他の従来のブラシレ
スモータのステータの構成を示すもので図4と同一の構
成部分は省略し異なる構成についてのみ説明する。2a
は上側インシュレータでステータコア1に嵌挿され固定
されている。3aは下側インシュレータでステータコア
1に嵌挿され固定されている。7は下側インシュレータ
3aに圧入された巻線処理用ピンであり、プリント基板
6に挿入されステータコア1の取り付け面の反対側の面
で半田5によりプリント基板6に取り付けられている。
さらに、図6は他の従来のブラシレスモータのステータ
の構成を示すもので図4と同一の構成部分は省略し異な
る構成についてのみ説明する。3bは下側インシュレー
タで取り付け面が平面の端子8が一体に固定されてい
る。下側インシュレータ3bはステータコア1に嵌挿さ
れ固定されている。上側インシュレータ2bはステータ
コア1に嵌挿され固定されている。取り付け面が平面の
端子8に巻線4の巻始めと巻終わりを巻きつけ、プリン
ト基板6に半田5で電気接続し取り付けられている。
【0004】以上のように構成されたブラシレスモータ
について、以下その動作について説明する。図4におい
て、巻線4の巻始めと巻終わりをプリント基板6に取り
付けた半田5部より巻線4に通電される。また、図5に
おいて、下側インシュレータ3aに圧入され、巻線4の
巻始めと巻終わりを取り付けた巻線処理用ピン7をプリ
ント基板6に取り付けた半田5部より巻線4に通電され
る。また、図6において、下側インシュレータ3bに一
体に固定された端子8に巻線4の巻始めと巻終わりを取
り付け、プリント基板6に取り付けた半田5部より巻線
4に通電されることにより、ブラシレスモータが回転す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図4に示
すように、巻線4の巻始めと巻終わりをプリント基板6
に直接半田付けして取り付ける方法を取っており、巻線
4の巻始めと巻終わりの位置が定まらないために自動化
が不可能であり、手作業によって行わなくてはならない
ので手間がかかる問題点を有していた。また、図5に示
すように、下側インシュレータ3aに巻線処理用ピン7
を挿入し巻線処理を行っていて、自動化は可能であるが
半田付け面がステータコア1の反対側の面になるため、
高さ寸法的にスペースを要し、薄型化には適さないとい
う問題点を有していた。さらに、図6に示すように、下
側インシュレータ3bに一体に固定された取り付け面が
平面の端子8に巻線4の巻始めと巻終わりを巻回して半
田5で電気接合し固定するため、巻線4を巻回する端子
8の平面部分のスペースを長くする必要があり、小型化
には適さないという問題点を有していた。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、簡単な構成で巻線処理の自動化、さらにステータコ
アとプリント基板を同一面で固定できる構成となってお
り超小型化・超薄型化のブラシレスモータを提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のブラシレスモータは、プリント基板側ステー
タコアの突状歯部の外周側両端部からストレートに突出
する少なくとも2本以上の絶縁処理された巻線処理用端
子を有し、前記巻線処理用端子間に巻線を渡し、前記ス
テータコアの最外周部より内側に渡り線部を設け、渡り
線部でプリント基板と半田で電気接合した構成にしたも
のである。
【0008】
【作用】この構成によって、第1の手段では、プリント
基板側ステータコア、第2の手段では、プリント基板側
インシュレータの突状歯部から突出する巻線処理用端子
間に巻線の巻始めを接結したのち、もう一方の前記巻線
処理用端子を介してから巻回する。つぎに、巻回した前
記巻線を前記巻線処理用端子に介したのち、もう一方の
前記巻線処理用端子に前記巻線の巻終わりを接結し巻線
組立を自動化することができる。さらに、プリント基板
との電気接合も前記巻線処理用端子間を渡る渡り線部で
行えるのでスペースも少なくてすむ。また、ブラシレス
モータ組立時においても前記巻線処理用端子が前記突状
歯部と一体にしてあるので、位置が正確に定まりプリン
ト基板との電気接合の自動化も可能となる。
【0009】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の一実施例につい
て、図面を参照しながら説明する。なお、従来の構成と
同一部分には同じ符号を付し説明を省略する。
【0010】図1,図2に示すように、プリント基板側
ステータコア1aは突状歯部13に2本以上の絶縁処理
された巻線処理用端子9を有する構成となっており、巻
線4の巻始めを一方の巻線処理用端子9に自動巻つけ処
理したのち、もう一方の巻線処理用端子9を介してから
巻回する。つぎに、巻回した巻線4を巻線処理用端子9
を介したのち、もう一方の巻線処理用端子9に巻線4の
巻終わりを自動巻きつけ処理する。さらに、プリント基
板6との電気接合の半田5も巻線処理用端子9の間を渡
る渡り線部12で行う構成となっている。
【0011】以上のように構成されたブラシレスモータ
について、図1を用いてその動作を説明する。巻線処理
用端子9の間を渡る渡り線部12をプリント基板6に電
気接合した半田5部より巻線4に通電され、ブラシレス
モータが回転する。
【0012】以上のように本実施例によれば、プリント
基板側ステータコア1aの突状歯部13に巻線処理用端
子9を設け、渡り線部12でプリント基板6に電気接合
しているので、巻線処理の自動化と、ステータコア1の
プリント基板6への取り付けの自動化が可能となる。ま
た、ステータコア1をプリント基板6に取り付けた高さ
寸法が小さくなるので、ブラシレスモータを小型・薄型
化することができる。
【0013】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。なお、従来の構成
と同一部分には同じ符号を付し説明を省略する。
【0014】図3に示すように、プリント基板側インシ
ュレータ3cは突状歯部14に2本以上の絶縁処理され
た巻線処理用端子10を有する構成となっており、巻線
4の巻始めを一方の巻線処理用端子10に自動巻つけ処
理したのち、もう一方の巻線処理用端子10を介してか
ら巻回する。つぎに、巻回した巻線4を巻線処理用端子
10を介したのち、もう一方の巻線処理用端子10に巻
線4の巻終わりを自動巻つけ処理する。さらに、プリン
ト基板6との電気接合も巻線処理用端子10の間を渡る
渡り線部12で行う構成となっている。
【0015】なお、実施例1において巻線処理用端子9
は突状歯部13からストレートに取り出す構成にしてい
るが、突状歯部13内側からストレートにして構成して
もよいことは言うまでもない。また、実施例2において
巻線処理用端子10に巻線4を巻回するとしたが、巻線
4を引っ掛ける構成にしてもよいことは言うまでもな
い。
【0016】以上のように構成されたブラシレスモータ
について、図3を用いてその動作を説明する。実施例1
と同じように、渡り線部12をプリント基板6に電気接
合した半田5部より巻線4に通電され、ブラシレスモー
タが回転する。
【0017】以上のように本実施例によれば、プリント
基板側インシュレータ3cの突状歯部14に巻線処理用
端子10を設け、渡り線部12でプリント基板6に電気
接合しているので、実施例1で記載した同じ効果を得る
ことができる。
【0018】
【発明の効果】以上の実施例の説明より明らかなように
本発明は、第1の手段では、プリント基板側ステータコ
ア、第2の手段では、プリント基板側インシュレータの
突状歯部と一体の巻線処理用端子を設けることにより、
巻線処理を自動化することが可能となり、前記巻線処理
用端子間を渡る渡り線部でプリント基板と半田付けし電
気接合してステータコアを取り付けることができるので
高さ寸法を低くすることができ、ブラシレスモータを小
型化・薄型化できる。さらに、ステータコアのプリント
基板への取り付けも自動化できるので、組立工数の低減
もできる優れたブラシレスモータを実現できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施例におけるブラシ
レスモータのステータ組立の正面図 (b)は同ステータ組立の底面図
【図2】(a)は同プリント基板側ステータコアの正面
図 (b)は同プリント基板側ステータコアの底面図
【図3】本発明の第2の実施例におけるブラシレスモー
タのステータ組立の正面図
【図4】従来例のブラシレスモータのステータ組立の正
面図
【図5】従来例のブラシレスモータのステータ組立の正
面図
【図6】従来例のブラシレスモータのステータ組立の正
面図
【符号の説明】
1a プリント基板側ステータコア 3c プリント基板側インシュレータ 4 巻線 5 半田 6 プリント基板 9,10 巻線処理用端子 12 渡り線部 13,14 突状歯部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 29/00,21/00 H02K 3/04 H02K 3/50

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板側ステータコアの突状歯部
    の外周側両端部からストレートに突出する少なくとも2
    本以上の絶縁処理された巻線処理用端子を有し、前記巻
    線処理用端子間に巻線を渡し、前記ステータコアの最外
    周部より内側に渡り線部を設け、渡り線部でプリント基
    板と半田で電気接合してなるブラシレスモータ。
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